『ツタンカーム』(アーケードゲーム)

【新品】1週間以内発送 NEOGEO mini インターナショナル版 SNK ネオジオミニ 国際版 アーケード ゲーム機 「ザ・キング・オブ・ファイ..

【新品】1週間以内発送 NEOGEO mini インターナショナル版 SNK ネオジオミニ 国際版 アーケード ゲーム機 「ザ・キング・オブ・ファイ..
13,198 円 (税込)
厳選ネオジオ40タイトル収録。 海外版ですのでパッケージや説明書は英語表記になります。ゲーム内の言語選択に日本語は入っていません。 ---------------- 発売日: 2018年11月16日 状 態: 新品 ---------------- ※当商品は希少品につき、定価以上での販売となります。予め..
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【発売】:コナミ
【開発】:コナミ
【発売日】:1982年
【ジャンル】:アクションゲーム

[game-ue]

■ 概要

作品の立ち位置と“1982年コナミらしさ”

『ツタンカーム』は、1982年にコナミがアーケード向けに投入した迷路型アクションです。ルール自体は「鍵を取って扉を開け、奥の宝へ到達する」という分かりやすい目的型なのに、操作と攻撃の癖が強く、短いプレイ時間でも独特の緊張感が残るタイプの作品として語られがちです。舞台設定はピラミッド内部の探索で、通路の狭さや見通しの悪さが、そのままゲーム性(敵との距離感・退路確保・立ち回り)に直結する作りになっています。

ストーリーの骨格:宝を目指す“探索の手順”がゲームそのもの

物語としては、古代の巨大ピラミッドに眠る秘宝を探す探検行が主軸です。とはいえ本作は、派手な演出で物語を見せるというより、「迷路を読み、鍵を拾い、封印を解き、最奥に触れる」という一連の手続きが、そのまま“冒険の物語”として体験できる設計です。通路の先に何があるか分からない感覚、敵の気配だけが先に届く不安、鍵を持った瞬間に生まれる焦り――そうした感情の起伏を、ステージ進行の手順の中へ自然に埋め込んでいます。

基本ルール:鍵→鍵穴→扉→宝、という一本道に見せた迷路

ステージは迷路状の区画で構成され、探索の途中に置かれた鍵を確保し、扉の前まで運び、封印を解いて先へ進む(または宝を入手して区切りを越える)という流れで展開します。ここで重要なのは、鍵が“拾えば終わりのアイテム”ではなく、持ち運びの過程こそが勝負になる点です。敵は移動中を狙ってくるうえ、こちらの攻撃特性が特殊なので、通路の形と敵の動きが噛み合うほど、鍵を運ぶ数十秒がやたらと濃密になります。さらに進行に伴い鍵穴(=解くべきポイント)が増えるような構成もあり、単純な奥進みではなく、いったん戻って再度鍵を取り直すような“往復の手間”が緊張を長引かせます。

最大の特徴:2本レバーで「移動」と「攻撃」を別々に握らせる

本作が強烈に記憶される理由は、操作体系にあります。左レバーが移動、右レバーが攻撃の指示という分業で、右側は左右方向へのレーザー発射に加え、上入力で画面内の敵を一掃する“フラッシュ系の強力手段”を起動できます。つまり、プレイヤーは「歩きたい方向」と「撃ちたい方向」を常に同時に考えることになり、迷路の角を曲がる瞬間にも、撃つ向きの決断が遅れると即座に詰みやすい。慣れるまでは、手が勝手に動くというより“頭で手を管理する”感覚が強く、これが難易度と中毒性の両方を引き上げています。

攻撃のクセ:上下に撃てないことで“縦通路”が恐怖に変わる

レーザーは左右へは撃てても上下方向の攻撃が存在しません。この一点が、迷路の縦通路を“ただの通路”から“事故が起きる場所”へ変えます。縦に細い道では、左右へ逃げる余地が少なく、敵に上下から詰められると、攻撃で押し返せないまま選択肢が減っていきます。だからこそ、分岐点では「先に通路を掃除して安全を作る」「鍵を持っている時は引き返しやすいラインを意識する」「縦通路に入る前に敵の湧き方を見て間合いを作る」といった、慎重な“段取り”が強く求められます。単純な反射神経だけでなく、迷路の地形と危険地点を覚える記憶力が、攻略の土台になります。

フラッシュ・ボンバーの扱い:切り札が“計画性”を生む

敵一掃のフラッシュ系手段は非常に強力ですが、気軽に連打できる類のものではありません。ここが面白いところで、強いからこそ「いつ使うか」を決める必要があり、結果としてプレイヤーの行動が“計画”になります。縦通路で挟まれそうな瞬間、鍵を運ぶ最中に囲まれた瞬間、あるいは扉前で足止めされている瞬間――危険が見えてから使うのか、危険を見越して先に使うのかで、体感難易度が大きく変わる。強い手段を“最後の一枚”として握っているだけで、プレイヤーは自然と慎重になり、探索ゲームらしい緊張が維持されます。

“TIME”の意味:焦らせるが、即ミスにはしない絶妙な圧

ゲーム内にはTIMEの概念があり、これがプレイの圧力になります。ただし、TIMEが尽きたら即ゲームオーバーという単純な罰ではなく、プレイヤーに「急げ」と言い続けるための設計として機能します。迷路を丁寧に掃除しすぎると間に合わない気がする、でも雑に突っ込むと縦通路で詰む――この揺れが、毎回のルート選択を面白くします。さらに、レーザーの扱い(撃てる向き・撃ち続けることの安全確保)とも絡むため、TIMEは単なる制限ではなく、“立ち回りを短くまとめる”ための編集装置として効いてきます。

画面・音・空気感:遺跡探索の“冷たさ”をゲーム性へ落とす

『ツタンカーム』は、迷路の中を歩き回る体験そのものが主役です。したがって視覚も聴覚も「気持ちよく爽快に暴れる」より、「狭い場所で身構える」方向へ寄せられています。反響を連想させるような効果音や、一定の緊張を保つ音づくりは、敵の接近や混戦の気配を“音の層”で感じさせ、プレイヤーの判断を早めます。つまり雰囲気演出は飾りではなく、危険の察知や迷路攻略のテンポに関わる実用要素として働いています。

後年の触れられ方:移植・復刻で再評価されやすい“操作の個性”

本作は、操作が独特ゆえに「当時触った人の記憶に残り、後から触る人には新鮮に映る」タイプです。実際、後年には複数タイトルをまとめたコレクション作品に収録され、携帯機でも遊べる機会が用意されました(ニンテンドーDSの『コナミ アーケード コレクション』に収録)。 さらに近年では、ハムスターのアーケードアーカイブスとしてPlayStation 4 / Nintendo Switch向けに2024年5月9日に配信され、現行機でも当時の手触りを追体験できる状態になっています。 こうした復刻で改めて分かるのは、見た目の派手さよりも「2本レバーで迷路を切り抜ける」という設計が、今でも十分に独創的だという点です。遊び始めは戸惑うのに、慣れると“自分の手が迷路を理解していく”感覚が生まれ、短時間プレイでも濃い達成感が残る――『ツタンカーム』はその一点で、1982年作品の中でも強い輪郭を保ち続けています。

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■ ゲームの魅力とは?

ひと言で言うと「迷路アクション」なのに、手触りが唯一無二

『ツタンカーム』の面白さは、ジャンル名だけでは伝わりにくい“操作感そのものの個性”にあります。鍵を探して扉を開け、最奥の宝へ向かう――目的だけ見れば王道の迷路アクションですが、本作は移動と攻撃を別々のレバー(入力)で扱うため、同じ迷路でも体の使い方がまるで違います。歩きたい方向と撃ちたい方向が一致しない場面が頻発し、角を曲がる・袋小路に入る・縦通路を抜ける、といった日常的な迷路行動がすべて“戦術判断”に変換される。いわば、迷路が「地形」ではなく「操作パズル」にもなるところが、まず大きな魅力です。

左右しか撃てない不自由さが、逆にドラマを生む

本作は攻撃が左右方向に限られ、上下への直接攻撃がありません。ここが痛快で、プレイヤーは「撃って進む」より「進むために撃つ」感覚になります。横に撃てる強みは、通路の横幅がある場所では制圧力になって返ってくる一方、縦に細い通路へ入った途端に状況が一変します。上下に敵がいるだけで、撃って解決できない。だからこそ“入る前の準備”や“抜ける角度”が大事になり、迷路の分岐点が緊張のスイッチになります。爽快感は派手な連射ではなく、「危ない縦道を読み切って抜けた」「挟まれそうな瞬間に横へ滑り込めた」といった、紙一重の成功体験として積み重なっていきます。

2本レバー(分業操作)が、プレイヤーを“上達させる”タイプの快感

左は移動、右は攻撃方向と特殊手段という分業は、最初こそ戸惑いますが、慣れてくると脳の中で役割が分かれていきます。移動は迷路を読むための手、攻撃は空間を確保するための手――こうやって自分の中で整理が進むと、プレイが急に“滑らか”になります。ここが『ツタンカーム』の中毒性の核です。上達が目に見えるだけでなく、上達がそのまま生存率とステージ到達に直結するので、短いクレジットでも「次はこう動く」「この角は先に掃除する」と課題が残り、再挑戦の動機が自然に湧きます。難しさが理不尽というより、操作理解と段取り不足が原因になりやすいので、反省が次の成功へ繋がりやすい設計です。

鍵運びが“緊張の時間”を作り、探索ゲームらしい没入を強める

鍵を拾うこと自体より、鍵を持った状態で扉(鍵穴)まで運ぶ工程が熱い。鍵を持つと「戻る・進む・迂回する」というルート選択に重みが出て、迷路の覚え方が変わります。しかもステージが進むほど、鍵穴(開けるべき地点)が複数になっていくため、「まず一つ開けて安全地帯を作る」「開けたらいったん戻って次の鍵へ向かう」といった段階的な攻略が求められます。ここが、単なるアクションではなく“遺跡探索”っぽさを生みます。宝を取るまでに、道を開拓していく感覚がちゃんとある。

フラッシュ・ボンバーは“切り札”として、判断の面白さを引き上げる

画面内の敵を一掃できるフラッシュ・ボンバーは、強いからこそ使いどころが面白い要素です。縦通路で詰まれそうなとき、鍵運び中に背後を取られそうなとき、扉前で押し返されているとき――危険が見えた瞬間に使えば助かる一方で、早めに使ってしまうと“次の危険”に備えがなくなります。逆に温存しすぎると、使う前に落ちてしまう。こうした「強い手段を持っているのに、使うほど悩む」という構造が、プレイを単調にせず、毎回の展開にドラマを作ります。特に迷路の縦道は事故が起きやすいぶん、フラッシュの一回が“保険”になり、保険があるからこそ大胆なルート取りも試せるようになります。

サウンドと空気感が、当時のコナミらしい“遺跡の冷たさ”を支える

このゲームは、見た目の派手さより「雰囲気の浸透」で記憶に残るタイプです。通路を進む音、敵が近づく気配、空間の反響を想像させる効果音の作り方が、迷路の閉塞感とよく噛み合っています。結果として、画面の情報量以上に“奥へ奥へ入っていく怖さ”が立ち上がり、探索の没入が強まります。迷路ゲームは単調になりがちですが、『ツタンカーム』は音と緊張がセットで、同じ通路を戻っているだけでも落ち着かない。この落ち着かなさが、ゲーム体験としての密度を上げています。

難しいのに語られ続ける理由:短時間で濃い、そして記憶に刺さる

『ツタンカーム』は、いわゆる“簡単に長く遊べる親切設計”とは逆側にあります。2本レバーの癖、上下に撃てない制約、縦道の怖さ、鍵運びの事故りやすさ――どれも、ちょっとしたミスを致命傷に変えやすい。だから「難しい」という印象が先に立つのですが、その難しさが“ゲームの個性”そのものになっていて、他作品と混ざらない輪郭を保ち続けます。しかも負け方が毎回違い、負けた理由が地形・判断・操作のどれかに紐づくので、悔しさが次の工夫へ向かいやすい。短時間で濃い課題をくれるアーケードらしさが強く、語るときに「ここが怖かった」「この場面で詰んだ」「こうしたら抜けられた」と具体例が出やすいのも、長く記憶される理由です。

現代で触れる魅力:復刻版で“自分の上達”を見える化しやすい

近年の復刻(アーケードアーカイブス配信など)では、忠実な再現を土台に、遊びやすさの補助が入りやすいのも魅力です。難易度設定や各種オプション、オンラインランキングでのスコア競争といった仕掛けがあることで、「当時の難しさ」を味わいながらも、“少しずつ前へ進む遊び”に変換しやすくなります。『ツタンカーム』の面白さは上達曲線にあるので、現代の環境のほうがむしろ相性がいい面もあります。昔の作品をただ懐かしむだけでなく、初見でも「できなかったことができるようになる」喜びを素直に味わえる――これが、今遊ぶうえでの大きな魅力です。

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■ ゲームの攻略など

まず押さえるべき前提:このゲームは“撃ち合い”より“通路管理”

『ツタンカーム』は見た目こそ迷路シューターですが、感覚としては「安全な空間を作りながら鍵を運ぶ探索アクション」に近いです。敵を全部倒して進むというより、危険になりやすい地形(特に縦に細い通路)を避け、横に広い場所へ敵を誘導して処理し、扉へ向かうルートを整地する——この順番を守るだけで生存率が一気に上がります。攻略の第一歩は、敵そのものより“地形の相性”を理解することです。縦通路は事故の温床、横に逃げられる場所はあなたの支配領域、という認識を早めに体へ入れるのが重要です。

操作に慣れる練習法:2本レバーを“役割で分ける”

左レバー=移動、右レバー=攻撃方向(左右)+フラッシュ発動、という分業は、慣れないうちは両手がケンカしがちです。コツは「右手は空間を確保する係、左手は危険を回避して通路の形を維持する係」と割り切ること。たとえば、敵が正面から来たら右手で撃つのは当然として、同時に左手は“角を背負わない位置”へ半歩ずつ調整する。撃つことに集中して棒立ちになると、縦通路で詰んだり、背後から寄られたりして事故が増えます。逆に、移動が上手いだけでも勝てないので、撃つ向き(右か左か)を即決できるように、最初の数プレイは「撃つ方向の切り替えを最優先で早くする」練習に寄せるのが近道です。

縦通路を避ける理由:上下に撃てない“仕様”が致命傷を作る

本作は上下方向へ直接攻撃できません。そのため縦通路では、敵が上下から寄ってきた瞬間に“撃って解決”ができず、逃げ道も細くなりやすい。ここでの基本は2つです。(1) 縦通路に入る前に、入口付近の横道で敵を減らしてから入る。(2) 入ったら長居せず、最短で抜けて横に広い場所へ戻る。特に鍵を運んでいる時に縦通路へ入るのは、事故率が跳ね上がる行為だと割り切ってください。どうしても通る必要があるなら、入口でいったん敵の湧き方を見て、背後を空けてから突入するのが安定します。

敵のさばき方:倒す場所を選ぶだけで難易度が下がる

おすすめの基本戦術は“誘導して処理”です。狭い場所で敵と向き合うほど不利なので、敵を追わせながら、横に逃げられる場所まで引っ張ってから左右射撃で掃除します。横移動の逃げ幅がある地点なら、敵が近づいても左右どちらかへ滑り込めて立て直しが効くため、被弾(接触)を避けやすい。逆に、角の多い場所や縦に長い一本道で戦うと、避け方が限定されてミスに直結します。だから「戦う場所を自分で決める」意識が大切です。これは派手なテクニックではなく、ルート選択そのものが戦闘の一部になっている、ということです。

テレポーターを理解する:退避・時短・鍵運びの“保険”にする

ステージにはワープ(テレポート)できる仕掛けがあり、移動の近道や緊急回避に役立ちます。ポイントは「逃げるために使う」と「鍵運びを短縮するために使う」を分けて考えること。危険を感じた時の退避として使う場合は、飛び先が安全かどうかを普段から把握しておく必要があります。むしろ攻略的には、鍵を持った後の移動距離を短くするルートとしてワープを組み込むほうが安定しやすい。さらに、ワープに敵が乗って追ってこない仕様として整理されている資料もあり、これを“緊急脱出”として覚えておくと縦通路の事故が減ります。

鍵運びの段取り:拾う前に「帰り道」を作っておく

鍵は拾った瞬間から“護送ミッション”になります。ここで多い失敗は、鍵を拾ってから慌てて道を探し、縦通路に追い込まれて詰むパターンです。対策はシンプルで、鍵を取る前に、(1) 鍵の周辺の敵を減らす、(2) 鍵穴(扉側)へ向かうルート上の危険ポイントを把握する、(3) 可能なら横移動の逃げ場を確保しながら戻れる道を選ぶ、の3点を済ませておきます。鍵運び中は“戦うより逃げる”が基本なので、敵の密度が上がる前に、先手で道を整えるほど楽になります。

フラッシュ・ボンバーの使い方:切り札は「事故回避」と「通路解放」

画面内の敵を一掃するフラッシュは強力ですが、回数に限りがある扱いで語られています。だから、使いどころを“自分がミスりやすい状況”に寄せるのが実戦的です。具体的には、(1) 縦通路で上下から挟まれそうな時、(2) 鍵を持ったまま袋小路へ誘導されそうな時、(3) 扉前で押し返されて「一歩も動けない」形になった時。逆に、横に逃げ場がある場所で「敵が多いから」と雑に使うと、次の縦通路事故で泣きます。フラッシュは“敵を倒すため”より“通路を再び自分のものに戻すためのリセット”と捉えると、温存と使用の判断が安定します。

時間(TIME)と得点の考え方:焦るほど事故るので、速度は“安全が整ってから”

各ステージは時間管理の要素があり、早く終えるほどボーナスが増える設計として説明されています。 ただ、スコア狙いを意識するほど突っ込みが増え、縦通路での事故が増えるのが本作の罠です。安定して先へ進めない段階では、まずクリア率を優先し、鍵運びの段取りと縦通路回避を徹底したほうが結果的に総得点も伸びやすい。スコアは“速さ”より“ミスを減らすこと”で伸びる局面が多いので、慣れるまでは「危険ポイントを潰してから速度を上げる」という順番が正解です。

上級者っぽく見える小技:安全地帯・引きつけ・回転のリズム

慣れてくると、敵の追尾を利用して「ここなら左右で処理できる」という安全地帯を自分で作れるようになります。基本は、横に逃げられる位置で敵を引きつけ、左右射撃で間合いを保ちながら数を減らす。次に、敵が薄くなったタイミングで一気に目的地へ移動し、縦通路は“抜けるだけ”に徹する。これだけで体感難易度はかなり下がります。歩きと撃ちを同時に扱うゲームなので、操作は反射神経より“リズム”が重要で、撃つ→半歩ずらす→撃つ→角を背負わない、という反復が安定行動になります。

難易度の正体:慣れないと難しいが、慣れると“事故ポイント”が見える

『ツタンカーム』は、敵が理不尽というより、事故が起きる地形へ自分から入りやすいことで難しく感じる作品です。上下に撃てない以上、縦通路での選択ミスは致命傷になりやすい。逆に言えば、(1) 縦通路に入る前の掃除、(2) 鍵運び前の準備、(3) フラッシュの温存と事故回避、(4) ワープの逃げ先把握、の4点ができるだけで別ゲームのように安定します。攻略の気持ちよさは、派手な裏技より「危険ポイントを潰していく設計理解」にあります。

裏技・小ネタ的な楽しみ方:ルート研究と“自分だけの最適解”

本作は、同じステージでも「どの順番で鍵へ行くか」「どこで敵を減らすか」「ワープをどう使うか」で展開が変わりやすく、ルート研究がそのまま遊びになります。攻略サイトの手順をなぞるより、自分が事故りやすい場所をメモして、そこを避けるルートへ組み替えるほうが上達が早いです。特に縦通路の扱いは人によって相性が出やすいので、「この縦道だけはフラッシュ保険を残す」「ここは必ず横道から入る」など、自分専用のルールを作るとクリアが現実的になります。さらに、現行機の復刻版では設定や遊び方の幅が増えるケースもあり、反復プレイがしやすい環境で“研究して上達する”魅力を引き出しやすいのもポイントです。

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■ 感想や評判

当時のゲームセンターでの第一印象:「何これ、操作が難しい!」が入口になりやすい

『ツタンカーム』の評判を語るとき、まず出てくるのが「初見で戸惑う」という声です。迷路アクション自体は当時も珍しくないのに、本作は移動と攻撃を別々のレバーで扱うため、触った瞬間に体が思うように反応してくれません。プレイヤーの感想としては「思った方向に撃てない」「移動に集中すると撃ち遅れる」「撃つことに気を取られると位置取りが崩れる」など、“操作が原因のミス”が目立つ形で印象に残りがちです。つまり、最初の評価は爽快感よりも緊張感が先に立ちやすい。ここで離れる人もいますが、逆にこの戸惑いが「分かったら気持ちいい」に転じるため、刺さる人には強烈に刺さるタイプの作品として語られます。

慣れてきた人の評価:「上達がそのまま成果になる」ゲームとして記憶される

一方で、数回遊んだあとに評価が変わるケースも多いと言われます。理由はシンプルで、上達の手応えが分かりやすいからです。縦通路に入る前に敵を散らす、鍵を取る前に帰り道を整える、危険地帯では無理に戦わず横方向へ逃げる——こういった“段取り”ができるだけで生存率が目に見えて上がります。すると、「自分の判断がステージ進行に直結している」感覚が強まり、ただの反射神経勝負ではない攻略の面白さが見えてきます。この段階に入ると、難しさは理不尽ではなく「設計に対する理解不足」へ変わり、プレイヤー側の成長が気持ちよさに直結します。独特の操作を“体に馴染ませる”過程そのものが、評価点として語られやすいです。

難易度への意見:「厳しいけど、事故ポイントがハッキリしている」

本作への不満・不安として多いのは、やはり縦通路の怖さと上下攻撃がない点です。上下に撃てない以上、縦に細い道で上下から寄られると逃げ場が減り、初心者ほど“詰み方”が派手になります。そのため「難しい」「すぐ終わる」という感想が出やすい一方で、慣れた人は「だからこそ縦通路に入る前に準備する」「危険地帯を通る順番を変える」といった対策を組み立てられます。つまり、難しさの正体が見えやすい。ここが評価の分岐で、理不尽に感じる人もいれば、“設計が意図した緊張”として納得する人もいる、という形で語られます。

独自性への評価:「2本レバーの発想が記憶に残る」

80年代アーケードは名作が多く、見た目やルールが似通った作品も少なくありません。その中で『ツタンカーム』は「2本レバー」という一点で輪郭がはっきりしており、後から思い出すときも説明しやすいタイプです。プレイ経験者の感想では、「操作に慣れた瞬間に別ゲームになる」「手が勝手に分業してくれるようになると面白い」といった“身体感覚”ベースの語りが多くなりがちです。ルールやストーリーよりも、「あの手触り」「あの縦通路の怖さ」「左右射撃で空間を作る感じ」が記憶の中心になる。この“語りやすさ”自体が、評判を長く持続させる力になっています。

開発者に関する話題:「後年の著名クリエイターの初期関与」として触れられることも

作品史の文脈では、後にさまざまなタイトルで知られるクリエイターが初期に関わった作品として触れられることがあります。そうした背景は、当時のプレイヤーの評判というより“後から振り返ったときの注目点”ですが、レトロゲームが再評価される流れの中では、こうしたトピックが話題の入口になることもあります。ゲーム内容を知っている人ほど「なるほど、確かに発想が尖っている」と結びつけて語りやすく、歴史的な位置づけの一部として評判に厚みを与えています。

移植・復刻を通じた評価の変化:「当時は難しい、今は研究して楽しい」へ

『ツタンカーム』は家庭用や携帯機向けの形で触れられる機会があり、現代では復刻配信でも遊べるようになっています。 ここで評判が変わりやすいのが、“試行回数を確保できる環境”の影響です。ゲームセンターでは1クレジットで慣れる前に終わりがちですが、家庭用環境だと「操作の分業に慣れる」「危険な通路を暗記する」「鍵運びの段取りを固める」といった研究がしやすくなります。その結果、当時は「難しいから印象が怖い」で止まっていた人が、後年に触れて「実は段取りゲーで面白い」と再評価することも起きやすい。復刻によって“理解した人の声”が増えると、評判の印象も「玄人向けの変わり種」から「独自性が光る技巧派」へ寄りやすくなります。

総合的な世間の印象:万人受けではないが、ハマった人の熱量が強い

まとめると、『ツタンカーム』の感想・評判は「好き嫌いが分かれるが、刺さる人には強烈」という形に落ち着きやすいです。理由は、気持ちよさの種類が一般的なシューティングの爽快感と違うから。敵を派手に倒して進むより、“危険を管理して鍵を運び切る”達成感が中心で、しかも操作が特殊なので、気持ちよさに到達するまでの壁がある。その壁を越えた人ほど語りが具体的になり、縦通路の恐怖やフラッシュの使いどころ、ルートの工夫など、体験のディテールで盛り上がります。結果として、広く浅く愛されるというより、長く記憶に残り、復刻のたびに「また触ってみたくなる」タイプの評判を積み重ねている作品だと言えます。

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■ 良かったところ

操作が独特だからこそ「自分が上手くなった実感」が濃い

『ツタンカーム』を褒める意見で特に多いのは、上達体験の分かりやすさです。最初は2本レバー(移動と攻撃の分業)に振り回され、「逃げながら撃つ」「撃ちながら位置をずらす」といった当たり前の動きが思うようにできません。ところが数プレイ重ねると、右手は“空間を確保する係”、左手は“危険を背負わない係”として自然に役割が分かれていきます。この瞬間に、ゲームが急に手に馴染んで、同じ迷路でも視界が広がったように感じる。プレイヤーの成長が、単なるスコアではなく“手の動きそのもの”に現れるのが、本作の気持ちよさとして評価されています。

地形がそのまま難易度になる設計が、探索ゲームらしい緊張を生む

上下に撃てないという制約が、迷路の縦通路を一気に危険地帯へ変えます。これを欠点ではなく長所として捉える声も多く、理由は「地形を読むことが攻略の中心になる」からです。縦通路は基本的に長居してはいけない、入る前に周辺を掃除する、横に逃げられる場所で敵を処理してから進む——こうした“地形を軸にした段取り”が成立しており、単純な反射神経勝負では終わりません。迷路の形がプレイ体験を支配するので、探索している感じが強く、遺跡を歩いている雰囲気とも相性が良い。結果として、緊張と没入がセットで続く点が「良かった」と語られやすいです。

鍵運びが“ただのアイテム回収”で終わらず、ステージにドラマを作る

本作の鍵は、拾ったら終わりの収集物ではありません。鍵穴(扉側)まで運ぶ工程が本番で、ここに敵の圧力と地形の罠が全部乗ります。鍵を持つと焦る、焦ると縦通路に入りたくなる、縦通路に入ると詰みやすい——この連鎖が、毎回のプレイにドラマを生みます。しかも進行すると鍵穴が増える構成もあり、一度開けて終わりではなく「いったん戻って次の鍵を取る」という往復が発生します。つまり、迷路が“行き止まりの集合”ではなく“目的のために往復する空間”へ変わる。探索ゲームとしての密度が上がる点が、良いところとして挙げられます。

フラッシュ・ボンバーが「使うか迷う強さ」で、判断の面白さを加速する

画面内の敵を一掃できるフラッシュ系の手段は、強いからこそ“悩ましい”切り札になります。危険を見てから押すと助かるが、温存しすぎると押す前に落ちる。早めに使うと、その後の縦通路で保険がなくなる。こうした迷いが、単なる作業的な迷路処理を“判断ゲーム”へ引き上げます。「この状況で使って正解だった」「ここで温存したせいで事故った」という反省が、次のプレイの改善点として残りやすいのも良いところです。強い手段を持たせたうえで、使いどころをゲーム側が自然に悩ませてくる設計は、アーケードらしい上手さだと評価されます。

短時間で濃い体験ができ、思い出として残りやすい

アーケードの魅力は、短い時間でも“濃い山場”を作れることですが、『ツタンカーム』はその性質が強い作品です。縦通路のヒリつき、鍵運びの焦り、敵の群れに追われる圧、フラッシュを切るかどうかの逡巡——どれも数十秒の中にまとまって起きやすく、1クレジットでも印象的な場面が必ず生まれます。そのため、「あの場面で挟まれた」「あそこでフラッシュを使って助かった」など、プレイの具体的な思い出として語られやすい。ゲーム体験がストーリーのように記憶へ残る点が、良かったところとして挙がります。

世界観とゲーム性が噛み合っている:閉塞感が“遺跡探索”の手触りになる

ピラミッドの迷路を進むという題材は、閉所・闇・罠といったイメージと相性が良く、本作の「見通しの悪い通路」「逃げ道が限られる地形」「不意に詰む怖さ」と自然につながっています。つまり、世界観がただの飾りではなく、ゲーム性の緊張(縦通路の怖さ、戻り道の確保、鍵運びの護送感)と一体化している。だからプレイヤーは、単に点を取っているのではなく“遺跡の奥へ踏み込んでいる”感覚を持ちやすい。雰囲気が攻略の体験価値を上げている点は、良い評価に直結します。

復刻で触れやすくなり、今でも“腕試し”として成立している

近年、現行機向けの配信などで遊べる機会が増えたことで、当時の作品を“今の環境で”試せるのも良い点として語られます。遊び直すと、操作の癖や地形の怖さが逆に新鮮で、「昔のゲームは単純」という先入観を壊してくれるタイプです。とくに本作は、研究して上達するほど面白さが増えるので、現代のプレイ環境(繰り返し挑戦しやすい)と相性が良い。懐古だけでなく、初見でも腕試しとして成立することが、長所として再確認されています。

総括:尖った仕様を“魅力”へ変換できた、技巧派の迷路アクション

『ツタンカーム』の良かったところは、制約(上下に撃てない、縦通路が怖い、操作が独特)を欠点にせず、ゲームの芯に据えている点です。だからこそ、上達・段取り・判断が面白さの中心になり、短い時間でも濃い体験が生まれる。万人に優しい作りではない一方で、ハマった人には強烈な達成感と記憶を残す——その尖り方が、今なお良いところとして語られ続けています。

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■ 悪かったところ

とにかく最初の壁が高い:2本レバーが“面白さ”より“戸惑い”として先に来る

否定的な意見で一番多いのは、やはり操作の独特さがハードルになりすぎる点です。左で移動、右で攻撃方向という分業は、慣れてしまえば気持ちいいのですが、初見だと「逃げたいのに撃ちたい」「撃ちたいのに向きが合わない」という混乱が続きやすい。結果として、プレイヤーはゲームの面白さに触れる前に、操作の理解だけでクレジットが溶けていきます。アーケードは短時間勝負なので、この“理解する前に終わる”体験がそのまま印象として固定され、「難しい」「自分には合わない」という評価になりやすいところがあります。

上下に撃てない仕様が、爽快感を削ってストレスに変わる瞬間がある

本作は左右への攻撃が中心で、上下に直接攻撃できません。これ自体は作品の個性でもありますが、悪い意味で出る場面もあります。たとえば縦通路で上下から圧をかけられたとき、プレイヤー側は“撃って押し返す”選択肢を持てないため、回避や誘導の判断が遅れると、なすすべなく詰んだように感じることがあります。負けた理由が理解できる人にとっては納得の設計でも、初~中級者の段階では「理不尽にやられた」と受け取られがちで、爽快感よりストレスが勝つ瞬間が生まれやすいのが弱点です。

事故り方が派手で、学習前だと“納得感”が追いつかない

『ツタンカーム』は、危険地形(特に縦通路)での事故が一気に致命傷になりやすく、少しの判断遅れが即ミスに直結しがちです。これは緊張感の源でもありますが、プレイヤー心理としては「落ち着いて立て直す余裕がない」「いつの間にか追い詰められていた」という感覚にもなります。負け方が急だと、反省点を整理する前に次のクレジットへ移ることになり、結果として“上達の手応え”に辿り着く前に離脱してしまう人も出ます。ゲーム側がプレイヤーへ段階的に教えてくれるタイプではないため、上達の入口が不親切に感じられる、という声につながりやすいです。

“段取りゲー”ゆえに、気分が乗らないと作業感が出ることもある

慣れてくると、本作は「鍵を取る前に通路を整地する」「危険地点は短時間で抜ける」「横移動できる場所で処理する」といった段取りが安定行動になります。これは攻略としては正しいのですが、見方を変えると、毎回やるべき手順が似やすいとも言えます。派手な展開の変化を求める人には、序盤の掃除や往復が“作業”に感じられることがあり、テンポ面の不満として出る場合があります。特に「まず安全を作ってから進む」スタイルは、爽快に突っ込んで倒していく遊び方とは方向性が違うため、期待していたノリとズレるとマイナス評価になりやすいです。

フラッシュ・ボンバーの扱いが人を選ぶ:切り札があるのに息苦しい

画面内の敵を一掃できるフラッシュ系の手段は強力ですが、回数に限りがあるタイプとして語られています。 そのため、使いどころを間違えると「次の危険で詰むかもしれない」という不安がつきまとい、安心して遊べないと感じる人もいます。切り札があるのに、切り札を抱えたまま緊張が続く。こういうゲーム性が好きな人にはたまらない一方で、もっとカジュアルに暴れたい人には“息苦しさ”として映ることがあります。また、初心者ほどフラッシュを温存しがちで、結果として使う前に落ちてしまい、「結局助けにならなかった」という印象になりやすいのも不満点として挙がります。

TIMEの圧が“焦り”を生み、焦りが“事故”を呼ぶ悪循環に陥る

TIMEの概念があることで、プレイヤーはどうしても急ぎたくなります。しかし本作は、焦って縦通路へ突っ込んだり、敵処理を省いて鍵運びを始めたりすると、事故率が跳ね上がる設計です。結果として、TIMEがプレッシャー→焦り→事故→さらに焦り、という悪循環に入りやすい。慣れた人は「焦らないほうが結果的に早い」と理解して落ち着けますが、そこへ辿り着く前だと“急がされて失敗するゲーム”という印象が残りやすく、評価が下がる要因になります。

敵や状況の見え方に不満が出ることがある:狭い通路=情報が詰まる

迷路の通路が狭いほど緊張が上がる一方で、視界や状況把握がしづらいと感じる人もいます。敵が重なって見える、追い込まれた時に何が起きているか分かりづらい、という不満は、迷路ゲーム全般に起きやすい問題ですが、『ツタンカーム』は操作の癖も相まって“状況把握の遅れ”が致命傷になりやすい。つまり、見えづらさがそのままミスの原因になり、理不尽感に繋がってしまうことがあります。ここは好みの分かれる点で、閉塞感として楽しめる人もいれば、ストレスが勝つ人もいます。

ワープ(テレポート)などの要素が、使いこなす前提だと不親切に感じる

テレポートの仕組みは、分かれば救いになりますが、分からないうちは「飛んだ先が危険だった」「結局状況が悪化した」と受け止められることがあります。ワープ先の把握が必要という時点で、初見プレイヤーにとっては“学習コストの追加”です。さらに、鍵運びや危険地帯回避と組み合わせてこそ真価が出るため、慣れていない段階では「便利なはずなのに役に立たない」と感じられやすい。こうした“理解した人ほど楽になる”構造は、本作の魅力でもありますが、同時に不親切さとして挙がりやすいポイントでもあります。

復刻・移植環境での不満:操作再現や入力デバイスの相性問題

近年は現行機でも遊べる機会がありますが、アーケード特有の2レバー操作は、家庭用コントローラーに置き換えると相性が出やすいです。オプションで操作の割り当てや回転の有無などを調整できる仕組みが用意されている場合もありますが、 それでも「本来の筐体感覚と違う」「右レバーの操作が直感的じゃない」と感じる人はいます。つまり、内容以前に“触り心地”の差が評価へ影響することがある。アーケード作品の宿命ですが、本作は操作が個性の中心なので、その差がより目立ちやすいのが弱点になり得ます。

総括:尖った設計が長所にも短所にもなる、強烈に好みが分かれるタイプ

『ツタンカーム』の悪かったところとして挙がりやすいのは、ほぼすべてが“個性の裏返し”です。操作の癖、上下攻撃の不在、縦通路の事故、段取り前提の攻略、切り札の温存ストレス、TIMEの圧——これらはゲームの緊張と達成感を支える柱である一方、合わない人には壁として立ちはだかります。だから本作は、万人に優しい作品というより、「理解したら好きになるが、理解する前に離れやすい」タイプとして評価が割れやすい。その割れ方自体が、ある意味で作品の強烈さを物語っていると言えます。

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■ 好きなキャラクター

このゲームの“キャラクター像”は、物語より「役割」と「動き」で愛される

『ツタンカーム』はストーリー演出や会話劇でキャラを立てる作品ではなく、迷路の中で「何をしてくる存在か」「どう怖いか」「どう対処できるか」という“役割”によって印象が固まっていきます。だから好きなキャラクターの語られ方も、アニメ的な推しというより「この敵の動きが一番印象に残る」「この存在がいるから緊張が増す」といった、プレイ体験の記憶と直結したものになりやすいです。ここでは、当時の雰囲気を踏まえつつ、プレイヤー目線で“好きになりやすい存在”を具体的に整理します。

探検家(プレイヤーキャラ):無口なのに“自分の分身”として一番愛着が湧く

一番“好き”と言われやすいのは、結局プレイヤーが操作する探検家です。迷路を走り、鍵を運び、左右射撃で道を切り開き、縦通路で息を止める——この一連の経験がそのまま自分の身体感覚として蓄積されるため、キャラの外見や設定以上に「自分の上達=この探検家の成長」と感じられます。 特に2本レバーの操作に慣れてくると、探検家はただの点や人型ではなく、“危険地形を読み切って生き残る技術者”のように見えてきます。鍵を拾った瞬間に背筋が伸びるのも、縦通路で横道へ滑り込めた時に気持ちよくなるのも、全部この探検家の動きとして記憶される。台詞がなくても、最終的に一番キャラ性が濃いのは自分が操る存在——というタイプの好きになり方が生まれます。

守護者(敵キャラ全般):姿より“圧”で残る、遺跡の番人としての魅力

『ツタンカーム』の敵は、個別の名前やドラマで語られるよりも、「遺跡の中にいる=番人」「探索を邪魔する=圧力」という存在感で印象に残ります。プレイヤーの好き嫌いも、敵のデザインそのものより、追い込み方や通路の相性によって決まりがちです。 たとえば、縦通路で上下から詰めてくる瞬間に、敵は“キャラ”というより“罠”そのものになります。この怖さがあるから、横に逃げられる場所へ誘導して左右射撃で処理できた時に達成感が生まれる。敵は憎いのに、同時に「この存在がいるから面白い」と思える、アーケードらしい関係性が成立します。こういう“圧で愛される敵”は、レトロ迷路ゲームの美点として語られることが多いです。

フラッシュ・ボンバーを使わせる状況(=敵の群れ):嫌いだけど好き、という矛盾した存在

キャラクターというより状況ですが、「敵が群れて押し寄せてくる瞬間」が印象に残り、そこに“好き”が発生する人もいます。なぜなら、この瞬間がゲームのドラマの頂点になるからです。 普段は段取りで進めていても、鍵運び中に背後を塞がれたり、縦通路で上下に挟まれそうになったりすると、一気に局面が変わります。そこでフラッシュを切るか、切らずに抜けるかの判断が発生し、成功した時の快感が大きい。つまり、敵の群れはプレイヤーを苦しめる“悪役”でありながら、最高に気持ちいい勝ち方を生む“演出装置”でもあります。好き嫌いが混ざるけれど、記憶に残る存在として語られやすいポイントです。

ツタンカーム(秘宝・目的物):キャラというより“ゴールの象徴”として愛される

タイトルにもなっているツタンカームは、人格を持ったキャラクターではありませんが、プレイヤーにとっては“目的の象徴”として強烈です。鍵を拾い、扉を開け、迷路の圧を抜けた先に待っているもの——このゴールがあるから、迷路の往復や危険地形の突破が意味を持ちます。 レトロゲームでは、目的物がシンプルであるほど想像が膨らむことがあります。「どんな秘宝なんだろう」という妄想も含めて、ツタンカームは“物語を補完させる装置”として機能します。特に当時の雰囲気を知る人ほど、ピラミッド=呪い=秘宝というイメージが結びつき、ゴールの象徴に独特のロマンを感じやすい。キャラ性は薄いのに、印象は強い——そういう存在として“好き”に入ってくることがあります。

ワープ(テレポート)装置:無機物なのに“相棒”として語られがち

これもキャラではありませんが、ワープ装置を上手く使えるようになると、プレイヤーはそれを“相棒”のように感じます。追い詰められた時に逃がしてくれる、鍵運びの距離を縮めてくれる、危険地帯をショートカットできる——こうした機能が、攻略の中心に入ってくるからです。 特に本作は、事故りやすい縦通路や詰み状況があるので、ワープの存在が“生存の手段”として強く意識されます。使いこなせないうちはただのギミックですが、理解した瞬間に価値が跳ね上がり、印象が一気に変わる。無機物なのに好きになる、というレトロゲーム特有の愛着が生まれやすい要素です。

「好きなキャラクター」を語る楽しさ:ディテールがプレイヤーごとにズレる

『ツタンカーム』の面白いところは、好きな存在の語りがプレイヤーごとにズレる点です。縦通路が怖かった人は“あの追い込み方をする敵”を強く覚え、ワープで助かった人は“装置が相棒”になる。フラッシュで切り抜けた人は“敵の群れ”を物語として語る。 つまり、キャラが固定された人気投票ではなく、プレイヤーの体験がそのまま“好き”を形成するゲームです。これは、物語主体の作品とは別種の魅力で、アーケードの短時間体験が個人の記憶に刻まれ、そこで愛着が生まれる。『ツタンカーム』のキャラクター談義は、そういう“体験の共有”として盛り上がりやすいのが特徴です。

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■ プレイ料金・紹介・宣伝・人気・家庭用移植など

プレイ料金の空気感:100円玉を握って“1回勝負”になりやすい時代のゲーム

『ツタンカーム』が稼働していた1980年代前半のゲームセンターは、基本料金が「1プレイ100円」で運用される店が多く、場所によっては「1プレイ50円」で勝負する店もありました。つまり同じタイトルでも、財布事情と店の方針で“挑戦回数”が変わり、体験の印象も変わりやすい環境だったわけです。1回あたりのプレイ時間が短くなりがちなアーケードでは、100円でいきなり操作に慣れないゲームへ挑むのは、今よりずっと勇気がいる行為でした。そのぶん、2本レバーの癖を理解して先へ進めた時の達成感も濃く、「難しいけど、できたら気持ちいい」という評判が残りやすかったと考えられます。

店頭での“つかみ”:2本レバーの見た目が、そのまま宣伝になっていた

『ツタンカーム』は、筐体の前に立った瞬間から「レバーが2本ある」ことで目を引きます。多くのアクション/シューティングはレバー+ボタンの構成が主流だった時期に、左右のレバーで移動と攻撃を分業させる発想は、それだけでデモ画面以上の“呼び込み”になります。 ただし、ここが同時に弱点でもあります。見た目で興味を引く一方、触った直後に思いどおり動かせず、初見の100円が一瞬で消える可能性も高い。結果として、店内での立ち位置は「常連が少しずつ上達して粘る台」か「難しそうだけど気になって触りたくなる台」のどちらかに寄りやすく、短期的な派手さより“継続して腕を試す枠”として存在感を作ったタイプだと言えます。

ゲームの紹介文が刺さるポイント:エジプト秘宝×迷路探索×護送ミッション

当時の紹介で強かったのは、「ピラミッドの迷路に眠る秘宝を探す」という題材が、ルールと直結している点です。鍵を拾って扉へ向かう、危険地帯を抜ける、奥へ進むほど緊張が増す――この流れが、世界観の説明そのものになります。難しさの理由(縦通路の怖さ、上下に撃てない制約)も、遺跡探索の閉塞感として“それっぽく”感じられるので、見た目・題材・遊びの噛み合いが紹介しやすいタイトルでした。

宣伝・プロモーション:海外では“家庭用展開の熱量”が強めだった

日本国内の広告展開は媒体ごとに差がありつつ、記録としては新聞広告などで告知が行われていたことが参照されています(ゲーム業界紙・資料経由で触れられる形)。 一方、海外では北米でSternが流通に関わった形で知られ、さらに家庭用移植を担ったParker Brothersが販促企画を用意していた点が特徴です。たとえば、関連グッズや賞品が絡むキャンペーンが行われたという記録もあり、家庭用市場へ押し出す熱量が“評判の広がり方”に影響したタイプのタイトルと言えます。

当時の人気・立ち位置:派手なブーム型というより“クセのある実力枠”

『ツタンカーム』は、誰が触っても気持ちよく遊べるタイプというより、「独特の操作」「左右しか撃てない制約」「縦通路の圧」といった要素が強く、評価が割れやすい作品でした。その一方で、2本レバーを手に覚えさせたプレイヤーにとっては、ルート構築と危険管理がそのまま成果になり、スコアや進行が安定して伸びる“腕前の出るゲーム”になります。つまり人気の形としては、瞬間最大風速で大行列を作るというより、店に置かれていると気になる、触ると難しい、でも上手い人のプレイを見るとまた触りたくなる――そういう持続型の魅力で語られやすい立ち位置です。難度の高さが短所であると同時に「簡単に終わらないゲーム」として価値になっていた面もあります。

家庭用移植①:LSI(バンダイ)版は“遊びの芯”を小型にまとめたタイプ

家庭用・玩具系で印象的なのが、1983年にバンダイから出たLSI系の移植です。テーブル筐体風のモデルと携帯型の2種があったとされ、アーケードの雰囲気を“手元の玩具”へ落とし込む方向性が強い。仕様上の制約(弾数の制限など)も語られており、アーケードの「無制限に撃てるが立ち回りが難しい」感覚とは別に、“弾を管理する別ゲーム性”として楽しめた面があります。クリア演出が用意されている点も、当時の玩具らしいご褒美として記憶に残りやすいポイントです。

家庭用移植②:PV-1000版/PC-6001版は「当時の家庭環境で触れられる」意味が大きい

同じく1983年前後には、カシオのPV-1000向け、そしてPC-6001向けの展開が知られています。PC-6001版はROMカートリッジを用いたとされ、読み込み待ちの少ない“家庭用のすぐ遊べる形”で触れた人もいました。家庭用になると、ゲームセンターの1回勝負と違い、操作を身体に覚えさせるまで試しやすい。『ツタンカーム』の面白さは、理解してから伸びるタイプなので、「挑戦回数を確保できる」こと自体が移植の価値になったはずです。

家庭用移植③:海外家庭用(Parker Brothers)の広がりは“多機種展開”で加速した

海外では、Parker BrothersがAtari 2600版などをリリースしており、発売時期の情報も整理されています。こうした多機種展開は、アーケードからの知名度を家庭へ持ち込み、さらに家庭側での評判がアーケードの再注目へつながる、という循環を作りやすい。『ツタンカーム』の場合、操作の個性が強いので、家庭用コントローラーに合わせた遊び方の変化も起きますが、それでも「迷路で鍵を運ぶ」「左右射撃で空間を作る」という芯は移植でも語られやすく、タイトルの特徴が伝わりやすかったタイプです。

再収録・復刻:DS収録から現行機配信まで、“再評価される環境”が整っていった

後年にはニンテンドーDSの『コナミ アーケード コレクション』に収録され、アーケードの名作群として“まとめて触れられる”形で再登場しました。 そして近年の大きなトピックが、ハムスターの『アーケードアーカイブス』での配信です。2024年5月9日にNintendo Switch/PlayStation 4向けに配信され、価格も公表されました。 現行機で遊べる意義は大きく、難しいと言われがちな本作でも、繰り返し挑戦して“操作の分業”を身につけやすい。さらに設定面で遊びやすさに触れられる情報もあり、当時の1回勝負とは違う角度で実力型の面白さを引き出せます。

移植作品の出来栄えをどう見るか:再現度より「どこを残したか」で評価が変わる

『ツタンカーム』の移植は、完全再現を目指すほど難しい宿命があります。なぜなら、個性の中心が2本レバーという“筐体の手触り”にあるからです。LSIは玩具としての面白さへ寄せ、PCや家庭用は入力デバイスの違いを前提に“遊びの芯”を残す方向へ寄る。アーケードアーカイブスのような復刻は、当時の空気感を保ちつつ、現代の環境で反復プレイできる強みを持つ。結局のところ、どの移植が良いかは「ゲーセンの緊張感が欲しいのか」「研究して上達したいのか」「手軽に雰囲気を味わいたいのか」で評価が分かれます。

まとめ:宣伝は“異色の操作”が武器、人気は“刺さる人が伸びる”、移植は“挑戦回数を増やす装置”になった

『ツタンカーム』は、紹介の段階から個性が強く、宣伝では2本レバーと遺跡探索の題材がそのまま武器になります。一方で、遊びの芯は簡単な爽快感ではなく、地形管理と鍵運びの段取りにあり、当時の100円1回勝負だと“理解する前に終わる”怖さもあった。それでも、家庭用移植や再収録、そして現行機配信によって挑戦回数を確保できるようになるほど、本来の面白さ(理解→上達→安定)が出やすくなり、長い時間をかけて評価の厚みを増してきた作品だと言えます。

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