『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)(テレビアニメ)

コスモフリートスペシャル 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』 宇宙戦艦ヤマト2202 Re.(アステロイドリング付き) (塗装済み完成品..

コスモフリートスペシャル 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』 宇宙戦艦ヤマト2202 Re.(アステロイドリング付き) (塗装済み完成品..
8,551 円 (税込) 送料込
評価 4
メガハウス 玩具【グッズ】【キャラクターグッズ】メガハウスホビー メガホビ MEGAHOUSE コレクション ホビー フィギュア 人形 ドール figure アニメ キャラクター グッズ 2024年春アニメ うちゅうせんかんやまと ロボットフィギュア 宇宙船 コスモフリートスペシャル ウチ..
楽天ウェブサービスセンター CS Shop

【原作】:西崎義展
【アニメの放送期間】:1974年10月6日~1975年3月30日
【放送話数】:全26話
【放送局】:日本テレビ系列
【関連会社】:第一放映、オフィス・アカデミー、タイガープロ、スタジオぬえ

[anime-ue]

■ 概要

宇宙時代への夢を描いた、テレビアニメの金字塔

1974年10月6日から1975年3月30日まで日本テレビ系列で放送された『宇宙戦艦ヤマト』は、読売テレビの制作による全26話のSFアニメーション作品である。当時の日本アニメ界は、『マジンガーZ』や『デビルマン』といったヒーローアクションが主流を占めていたが、本作は「地球滅亡の危機」「宇宙航行」「人類再生」という壮大なテーマを掲げ、アニメの可能性を大きく拡張した革新的な作品として位置づけられている。物語は西暦2199年、異星人国家ガミラス帝国の侵略により放射能に汚染された地球を救うため、太平洋戦争で沈んだ旧日本海軍の戦艦「大和」を改造して建造された宇宙戦艦「ヤマト」が、遠く大マゼラン星雲のイスカンダル星を目指して旅立つ壮大な航海を描く。単なるスペースオペラに留まらず、戦争と平和、人間の信念、友情と愛、そして科学文明への警鐘といった深い主題が全編を貫いているのが特徴である。

製作の舞台裏と“リアルSF”への挑戦

企画・原作は西崎義展、監督はアニメ界の巨匠・松本零士(設定デザイン協力)によって構想された。制作は当時のアニメーションスタジオ・オフィス・アカデミーと、後にアニメ史に名を刻むグループ・タックが担当。従来の子ども向け娯楽作品とは異なり、戦争を現実の延長線上として描き、兵士たちの心理や戦場の犠牲をも真正面から表現した。背景美術では宇宙空間の奥行きを立体的に描き出し、戦艦ヤマト内部のメカニカルデザインも精緻を極めた。波動砲の発射シーンやワープ描写の迫力は、当時の視聴者に“アニメでもここまでできるのか”という驚きを与え、のちのリアル系SFアニメの礎となる。制作現場はタイトなスケジュールと低予算に苦しみながらも、スタッフの情熱と信念によって緻密な設定とドラマ性が築かれた。その完成度は放送当初よりも再放送を経て評価が高まったことが、その先進性を物語っている。

放送当時の反応と社会的背景

初回放送時の視聴率は決して高くなく、当時の子どもたちには難解すぎるテーマ性が敬遠されたといわれている。しかし、一部の中高生や大学生など、思春期から青年層にかけての世代に深く刺さった。彼らは作品を「大人のアニメ」として真剣に受け止め、哲学的なセリフや戦場での葛藤に共感を覚えたという。地球環境の破壊、核戦争への不安、冷戦構造の緊張感など、1970年代の社会情勢が作品の根底に流れており、それを「宇宙戦艦」という象徴を通じて描いた点が時代を先取りしていた。とくに主人公・古代進と艦長・沖田十三との師弟関係は、多くの若者に“信念とは何か”“命を懸けるとはどういうことか”を考えさせる契機となった。

再放送で巻き起こった“ヤマトブーム”

1977年の再放送をきっかけに本作は再評価され、全国的な人気を獲得する。テレビ再放送の深夜帯に学生たちが熱中し、当時のアニメ誌では「ヤマト研究号」が特集を組まれるほどであった。そして1977年8月に放映エピソードを再編集した劇場版『宇宙戦艦ヤマト』が公開されると、空前の社会現象を巻き起こした。劇場には若者の長蛇の列ができ、同作の上映はアニメーションを“子どもの娯楽”から“文化的表現”へと押し上げた転換点として記録されている。このブームは『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)へと続き、以後のアニメーション映画興行の成功モデルを確立した。

アニメ文化とファン層の拡大

『宇宙戦艦ヤマト』は、アニメファン文化の確立にも大きな影響を及ぼした。従来、アニメは小学生を中心とする玩具販売の補助メディアとして扱われていたが、本作は“作品を純粋に愛するファン層”を形成した最初の事例と言える。上映会やファンクラブ、同人誌活動が全国に広がり、後のアニメブームへと発展していった。さらに音楽面でも宮川泰が手掛けた壮大なオーケストラサウンドが注目され、「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲は今なお日本アニメ史を代表する名曲として語り継がれている。

後世のアニメへの影響

『宇宙戦艦ヤマト』が切り拓いた道は、その後のアニメ史に決定的な変化をもたらした。『銀河鉄道999』や『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』など、後に登場する作品群は皆、ヤマトから影響を受けたと明言している。戦闘と人間ドラマの融合、哲学的テーマの提示、そして音楽と映像の総合芸術としての完成度――これらはヤマトが築いたフォーマットであり、以後の日本アニメーションの進化の礎となった。ヤマト以降、「アニメは大人が観ても感動できる文化的作品である」という認識が社会に広まり、アニメ業界の地位そのものを押し上げたのである。

メディアミックスとビジネス面の成功

ヤマトの人気は映像作品の枠を超えて、音楽、書籍、ラジオドラマ、キャラクターグッズなど、多方面へと拡大していった。これがのちに“メディアミックス”と呼ばれるマーケティング手法の原点となる。劇場版の公開に合わせて発売されたサウンドトラックLPやノベライズ本、関連プラモデルなどは爆発的に売れ、アニメ関連市場の経済規模を一変させた。こうしたビジネスの成功は、後に『ガンダム』シリーズや『エヴァンゲリオン』の商業展開にも影響を及ぼしている。

文化遺産としてのヤマト

1970年代の終盤、日本の高度経済成長が終焉を迎え、社会全体に閉塞感が漂う中、ヤマトは“失われた理想への航海”として人々の心に刻まれた。作品に通底する「滅びの美学」と「再生への祈り」は、日本的感性と深く結びついており、その叙情的な物語性は文学的価値さえ帯びている。戦艦という象徴的存在に“希望を託す”という発想は、戦後日本が抱えたトラウマの昇華でもあった。今なおヤマトは、リメイク作品や新シリーズが制作されるたびに世代を超えて語り継がれている。 『宇宙戦艦ヤマト』とは、単なるアニメ作品ではなく、日本のアニメ文化を黎明期から牽引した“原点”であり、宇宙を舞台にした叙事詩として永遠に輝き続ける存在なのである。

[anime-1]

■ あらすじ・ストーリー

地球滅亡の危機 ― 絶望の星に差す一筋の光

西暦2199年。かつて青く輝いていた地球は、今や赤茶けた荒廃の惑星へと変わり果てていた。ガミラス帝国による無差別攻撃――それは「遊星爆弾」と呼ばれる放射能兵器の雨だった。地表は焼かれ、海は蒸発し、大気は汚染され、人類は地下都市へと逃げ延びるしかなかった。人類滅亡まで、残された時間はわずか一年。地球防衛軍は抵抗を試みるが、圧倒的なガミラスの戦力の前に為す術がない。希望を失いつつある人類に、ある日、外宇宙からの通信が届く。火星に不時着した謎の宇宙船の中には、イスカンダル星の女王スターシャからのメッセージと、波動エンジンの設計図が残されていた。――「放射能除去装置〈コスモクリーナーD〉を受け取りに来てください」。この一文が、人類最後の希望を灯すこととなる。

再生への挑戦 ― 戦艦「ヤマト」の復活

地球防衛軍はこのメッセージを信じ、太平洋戦争末期に沈んだ旧日本海軍の戦艦「大和」を模して、新たな宇宙戦艦を建造する計画を進める。九州・坊ノ岬沖の海底に眠る大和を隠れ蓑として、極秘裏に建造されたその船こそ、人類の未来を背負う「宇宙戦艦ヤマト」である。艦の中核にはイスカンダルの科学技術による「波動エンジン」が搭載され、亜光速航行や強力なエネルギー兵器「波動砲」を可能とした。この船を率いるのは老練の提督・沖田十三。彼のもとに集まる若き乗組員たち――熱血青年・古代進、冷静な操舵士・島大介、心優しい通信士・森雪、技術参謀・真田志郎らがそれぞれの使命を胸に刻み、地球を救うための過酷な航海へと旅立つ。

出発 ― イスカンダルへの29万6千光年の旅

地球時間で一年以内に帰還しなければ、人類は滅亡する。その絶望的な期限を背負いながら、ヤマトは大マゼラン星雲・イスカンダルを目指す。出発直後から、ガミラスの追撃艦隊が襲来。ヤマトは初陣でその波動砲を発射し、敵艦を一撃で消滅させる。その威力に驚嘆しながらも、沖田艦長は「無闇に使うな。あれは破壊の象徴だ」と戒める。――ここには戦争という行為に対する深い倫理観が込められている。艦内では若者たちの葛藤も生まれる。仲間を失う恐怖、故郷を離れる寂しさ、そして使命に対する迷い。それでも彼らは前を向き、イスカンダルを目指して未知の宇宙へと突き進む。

冥王星基地攻略 ― 人類初の勝利

旅の途中、ヤマトは冥王星にあるガミラス前線基地を発見する。地球を放射能で覆った「遊星爆弾」の発射拠点だ。沖田はこの基地を破壊しなければ、地球に平和は訪れないと判断し、ヤマトは激しい戦闘に突入する。古代進は兄・古代守をガミラスとの戦闘で失っており、その仇を討つかのように奮闘する。冥王星の氷原での死闘の末、ヤマトはついに敵基地を撃破。地球圏からガミラス勢力を一掃することに成功する。この勝利は、人類にとって初めての「反撃の希望」であり、ヤマトクルーにとっても一つの成長の節目であった。

宇宙の試練 ― 仲間との絆と犠牲

旅路は過酷だった。小惑星帯を抜けるたびに襲い来るガミラス艦隊。宇宙嵐やブラックホール、未知の惑星での遭難など、あらゆる困難がヤマトを襲う。その中でクルーたちは互いを信頼し、助け合いながら前へ進む。負傷した仲間をかばう者、任務のために犠牲となる者――彼らの姿は「人間とは何か」という問いを投げかける。特に、島大介と森雪、古代進との関係は物語の中で重要な人間ドラマを形成し、戦争の中でも失われない“愛”の象徴として描かれている。

ガミラス帝国との最終決戦

旅の終盤、ついにヤマトはガミラス帝国の本星に到達する。統治者デスラーは圧倒的な軍事力を誇るが、同時に誇り高き戦士でもあった。デスラーの策略によってヤマトは危機に陥るが、沖田の冷静な指揮とクルーたちの連携により逆転。波動砲の直撃によりガミラス星は壊滅する。しかし、その勝利の裏には深い哀しみが残る。デスラーは最後まで誇りを失わず、自らの星と運命を共にした。ヤマトの乗組員たちは敵であっても、その死に尊厳を感じ取るのだった。

イスカンダルとの邂逅 ― 人類再生の光

ガミラスを越え、ヤマトはついに目的地イスカンダルに到達する。そこにはスターシャが静かに彼らを待っていた。彼女は、地球を救うためにコスモクリーナーDを託すとともに、旅の意義を語る。「あなたたちは、滅びの中で希望を見出した。だからこそ人類には未来がある」と。イスカンダルの青い大地は、失われた地球の姿を想起させ、クルーたちは帰還への決意を新たにする。だがその直後、沖田艦長が病に倒れる。彼はイスカンダルを目にして安堵したかのように、艦橋で静かに息を引き取った。その死は、地球への帰還という新たな希望の象徴となった。

帰還 ― 蒼き地球へ

ヤマトは地球への帰路につく。放射能除去装置を手に入れたものの、道のりはなおも遠く、戦いの傷は深い。しかし古代進は艦長代理としてクルーを鼓舞し、「沖田艦長の志を継ぎ、必ず地球を救う」と誓う。旅立ちから一年。地球時間での期限ぎりぎりに、ヤマトはついに帰還を果たす。コスモクリーナーDが稼働し、放射能に覆われていた大地に再び青が戻る。森雪の涙と古代の祈りが重なり、沈黙の宇宙に一筋の光が射す――それは、滅びを超えて生きる人類の再生の証だった。

物語が伝えた“希望”のメッセージ

『宇宙戦艦ヤマト』の物語は、単なるSF冒険譚ではなく、戦争と人間、希望と絶望の間で揺れる心の物語である。敵を倒すことよりも、人としてどう生きるかを問う構成は、アニメ作品として異例の哲学性を持つ。沖田艦長の「人は何かを信じて進まねばならん」という言葉、スターシャの「あなたたちは愛を学んだ」という台詞、それらは視聴者の心に深く刻まれた。ヤマトの旅は終わっても、人類の旅は続く――。そのメッセージは、放送から半世紀を経た今なお、強い光を放ち続けている。

[anime-2]

■ 登場キャラクターについて

人間ドラマを支える多彩な登場人物たち

『宇宙戦艦ヤマト』の真の魅力は、戦闘のスリルやSF的なスケールだけでなく、艦内で繰り広げられる人間模様にある。ヤマトに乗り込む者たちは、誰一人として単なる「兵士」ではなく、恐怖や葛藤を抱えながらも使命を果たそうとする人間として描かれている。それぞれが過去に傷を抱え、未来への希望を求める姿は、戦艦そのものを“人類の縮図”として機能させている。以下に、主要キャラクターたちの人物像と、その心の軌跡を詳しく見ていこう。

沖田十三 ― 不屈の艦長と父性の象徴

宇宙戦艦ヤマトの艦長を務める沖田十三は、老練な戦士でありながら、戦いの中に人間の尊厳を見いだす哲学者でもある。白髪の下に刻まれた深い皺は、彼が長い軍歴で背負ってきた苦悩の証だ。地球防衛軍の中でも伝説的な指揮官として知られ、沈着冷静な判断と部下への厚い信頼で艦を導く。 特に印象的なのは、波動砲を初めて使用した際のセリフ「これは最後の手段だ。むやみに撃つものではない」。この言葉には、戦争の中でも“人間性を失わないこと”を信条とする沖田の信念が凝縮されている。彼は単なる上官ではなく、若きクルーたちにとって精神的支柱であり父親的存在であった。最終話で病に倒れ、イスカンダルを目前に息を引き取る場面は、ヤマト史上最も感動的な瞬間の一つとして語り継がれている。沖田の存在は、まさに人類の「良心」の象徴である。

古代進 ― 若き情熱と成長の物語

本作の主人公・古代進は、兄をガミラスとの戦いで失った青年である。兄・古代守の死は彼の心に深い影を落とし、「戦う意味」を模索し続ける原動力となる。当初は激情に駆られ、敵への憎しみに支配される場面も多かったが、沖田艦長との出会い、仲間たちとの絆を通じて、人間として大きく成長していく。 古代の成長は、『宇宙戦艦ヤマト』という物語そのものの変化を象徴している。少年から青年へ、戦いから理解へ――。イスカンダルへの旅を経て、彼は“命の尊さ”と“希望の重さ”を学び取る。森雪との淡い恋愛もまた、荒涼とした戦場の中に灯る人間味の象徴であり、彼が“守るべきもの”を見いだすきっかけとなった。視聴者からは「理想の主人公」「共感できる青年」として長年支持を集めている。

森雪 ― 愛と献身の象徴

通信士であり看護担当でもある森雪は、ヤマトの中で最も人間的な温もりを持つキャラクターだ。戦闘に明け暮れる艦内において、彼女の存在は癒やしであり希望そのもの。彼女は常に仲間を思いやり、ときには古代の無鉄砲さを諭し、沖田艦長を支える影の力となる。物語の終盤、雪が敵艦に捕らえられ、古代が命を懸けて救出に向かう場面は、愛と犠牲の象徴として多くの視聴者の涙を誘った。 また、雪は単なる“ヒロイン”ではなく、戦艦という男性的空間の中で自立した女性として描かれている。勇気と知性、優しさと強さを併せ持つ彼女の姿は、1970年代の女性像を新たに提示した存在でもある。後年のアニメヒロイン像に影響を与えたことは間違いない。

島大介 ― 理性の舵取り役

古代の親友であり、ヤマトの操舵士を務める島大介は、冷静な判断力と確かな技術で艦を支える存在だ。感情的になりやすい古代に対し、常にバランスを取るように立ち回る彼は、“理性と友情”の象徴である。彼の操艦シーンはヤマトの戦闘描写において欠かせない名場面のひとつ。緊張感の中で的確に指示を出す姿は、若くしてプロ意識に満ちている。 また、島はクルーたちの精神的緩衝材としても描かれ、艦内の雰囲気を和らげる役割を果たしていた。彼が見せる穏やかな笑顔や時折のユーモアは、戦場の中における“人間らしさ”を思い出させる。視聴者からも「冷静沈着で信頼できる男」として高い人気を誇った。

真田志郎 ― 科学者としての良心

機関長であり、技術参謀としてヤマトの頭脳を担う真田志郎は、冷静かつ合理的な科学者である。彼は過去に原子炉事故で仲間を失い、その経験から「感情よりも理性を優先する」性格になった。しかし、旅を通じて次第に人間らしい温かさを取り戻していく。 真田が印象的なのは、自らの命を賭して仲間を救う行動を何度も見せる点だ。彼の言葉「科学は人を救うためにある。破壊のためではない」は、ヤマトの根幹テーマを象徴している。視聴者からは“理性と人間愛を兼ね備えたキャラ”として尊敬を集めており、後のシリーズでも屈指の人気を誇る。

デスラー総統 ― 敵でありながら尊敬される男

ガミラス帝国を統べるデスラー総統は、『宇宙戦艦ヤマト』における最大の敵でありながら、視聴者から深い敬意をもって語られるキャラクターである。彼は冷酷でありながら高い誇りと理想を持つ支配者で、単なる悪役に留まらない人間的な魅力を放つ。自らの星を救うために他の惑星を犠牲にするという選択をした彼の行動は、戦争の本質を突く深いテーマ性を持っている。 ヤマトとの最終決戦での敗北後も、彼は潔く運命を受け入れる。その姿は“滅びの美学”を体現しており、日本人の感性に強く訴える要素を含んでいた。デスラーは“敵ながらあっぱれ”という言葉が最もふさわしい、アニメ史に残る名キャラクターである。

スターシャ ― 宇宙の母性と慈悲

イスカンダル星の女王スターシャは、物語の根幹を支える存在である。彼女は人類にコスモクリーナーDを託し、滅びゆく地球に再生の希望を与える。スターシャの慈愛に満ちた言葉と静かな微笑みは、戦争に疲れたクルーたちの心を癒やし、“救い”の象徴として描かれている。彼女の存在は宗教的、哲学的意味合いを帯びており、視聴者の中には「スターシャは人類の母そのもの」と評する声も多かった。

その他の乗組員たち ― 名脇役が支える艦の物語

アナライザー(声:緒方賢一)は、ヤマトのマスコット的存在でありながら、人工知能としての葛藤を見せる。単なるロボットではなく、感情を持つ“仲間”として描かれる点が魅力だ。医務長・佐渡酒造(声:永井一郎)は、酒好きで豪放な性格だが、誰よりもクルーを思う医者として信頼されている。機関長・徳川彦左衛門(同じく永井一郎)は、年長者として若いクルーを支え、艦の“家族的雰囲気”を作り出していた。 さらに、加藤三郎、山本明、太田健二郎など若いパイロットたちは、それぞれの思いを胸に戦い抜き、ヤマトの物語に“青春”という血を通わせている。彼らの姿は戦争を単なる戦闘ではなく“人間の生き方のドラマ”として見せてくれた。

キャラクターの総体が語る「人間の航海」

『宇宙戦艦ヤマト』のキャラクターたちは、それぞれ異なる価値観を持ちながらも、共通して“未来への希望”を信じて戦っている。沖田の信念、古代の情熱、森雪の優しさ、真田の理性、デスラーの誇り――これらが織り成す物語は、単なるSFの枠を超えた“人間讃歌”として成立している。視聴者はその中に、自分自身の理想像や葛藤を投影し、だからこそ何十年経ってもヤマトの登場人物たちは色褪せない。彼らの生き方こそ、宇宙の果てまで届く“人間の輝き”なのだ。

[anime-3]

■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

時代を超えて響く「宇宙戦艦ヤマト」

1974年の放送開始とともに流れたオープニングテーマ「宇宙戦艦ヤマト」は、日本アニメ史に燦然と輝く名曲である。作詞は阿久悠、作曲・編曲は宮川泰、そして歌唱を担当したのは若き日のささきいさおとミュージカル・アカデミー。雄壮なブラスの響きと行進曲のリズム、そして「さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト」という印象的な冒頭の歌詞は、放送当時の視聴者に強烈な衝撃を与えた。 アニメのオープニングで“行進曲”が採用されたのは極めて珍しく、それまでのアニメソングの枠を超えて“国歌的スケール”を持った音楽として認知された。この曲が流れるだけで、誰もが宇宙への冒険と希望、そして未知への高揚感を覚える。それはまさに『宇宙戦艦ヤマト』という作品の世界観そのものを体現していた。

阿久悠の詩が描いた「使命と祈り」

作詞を手がけた阿久悠は、当時すでに昭和歌謡界で名を馳せていた作詞家だったが、本作においては従来の“ヒーローアニメの主題歌”とは一線を画す詞を書き上げた。彼の詩には単なる勇ましさではなく、“滅びゆく地球を救うための祈り”が込められている。 「誰かがこれを やらねばならぬ」「地球を救う 使命を帯びて」――この一節には、人類の代表として旅立つ者たちの責任と覚悟が凝縮されている。阿久は後年、「ヤマトの歌詞は、戦後日本の再生を願う気持ちでもあった」と語っている。つまり、この歌はSF作品の主題歌であると同時に、1970年代という時代を生きる日本人の魂を映した“現代の叙事詩”でもあったのだ。

宮川泰による壮大な音楽構築

作曲・編曲を担当した宮川泰は、クラシック音楽とジャズ双方に精通した作曲家であり、その音楽的才能がヤマトを“単なるアニメ”ではなく“スペース・オペラ”へと昇華させた。彼が手がけたスコアはすべてフルオーケストラで構成され、当時のテレビアニメとしては異例の豪華さを誇った。 特に波動砲発射シーンの重低音、イスカンダル星登場時の荘厳な旋律、そして出撃時の「ヤマト発進」BGMなど、いずれも後のアニメ音楽に決定的な影響を与えた。宮川は後に「アニメだからといって音を軽くする必要はない。真剣に演奏すれば必ず心を動かす」と語っており、その姿勢はヤマト音楽全体に息づいている。彼の音楽は、アニメを“映像と音楽の総合芸術”として確立させた先駆けであった。

エンディングテーマ「真赤なスカーフ」― 哀しみと祈りの旋律

オープニングの勇壮さに対して、エンディングテーマ「真赤なスカーフ」は静かな哀愁に満ちている。作詞は阿久悠、作曲・編曲は宮川泰、歌唱は同じくささきいさお。この曲は、戦いの中で犠牲を払いながらも前へ進む人々の“別れ”と“再会”を象徴している。 「あなたがくれた あのスカーフ 赤い命のしるしよ」というフレーズは、森雪が古代進に贈ったスカーフを暗示しており、戦いに赴く者の心情を代弁している。壮大な物語の幕引きにふさわしい静かな旋律は、視聴者の涙を誘い、“歌で終わるアニメ”という新しいスタイルを確立した。このエンディングが流れる瞬間、視聴者は戦いの緊張から解き放たれ、同時に次回への期待と祈りを抱いた。

歌い手・ささきいさおの情熱と声の力

「宇宙戦艦ヤマト」と「真赤なスカーフ」を歌い上げたささきいさおは、本作をきっかけに“アニメソングの王者”として広く知られるようになった。彼の力強くも情感豊かな声は、まるで戦艦そのものの魂が歌っているかのような迫力を持つ。特に高音部での張り上げ方、ブレスの長さ、そして詞を“語る”ような歌い方が印象的で、アニメソングを単なる子供向けの楽曲から“表現芸術”の領域に押し上げた。 当時のレコーディングはわずか数回のテイクで行われたと伝えられ、スタジオにいたスタッフ全員が「これは新しい時代の歌だ」と確信したという。後年、ささきいさお本人も「ヤマトの歌は自分の人生そのもの」と語っており、その誇りは今も続いている。

劇中音楽と挿入歌のドラマ性

ヤマトでは、主題歌以外にも多くの挿入曲が用いられている。戦闘シーンを盛り上げる「出撃のテーマ」、沈痛な別れの場面で流れる「哀・しみのヤマト」、そしてスターシャ登場時の神秘的な「イスカンダル」など、それぞれが映像と完全に一体化している。とくに「イスカンダル」は女性コーラスを主体とした幻想的な楽曲であり、異星の神秘と慈悲を音で表現した名曲として知られている。 これらの音楽がなければ、『宇宙戦艦ヤマト』の感動は半減していたと言っても過言ではない。音楽が物語の“語り手”となり、視聴者の感情を導いていく――それがヤマトの音楽演出の真髄である。

ファンにとっての「心のアンセム」

再放送や劇場版公開を経て、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌は世代を超えて歌い継がれる“アニメ・アンセム”となった。1977年の劇場版では観客が主題歌を口ずさみながら入場する光景も見られ、まさに国民的な熱狂を生み出した。その後のアニメソングイベントでも必ずといっていいほど歌われる定番曲となり、アニソン文化の礎を築いたと言える。 また、ファンの中にはこの歌を“人生の応援歌”として聴き続ける人も多い。宇宙を越えて希望を求める姿勢は、どの時代にも通じる普遍的なテーマであり、ヤマトの音楽は単なるアニメの一部ではなく、“生き方の象徴”として心に残っている。

音楽が作り出した“宇宙戦艦ヤマト”の世界観

『宇宙戦艦ヤマト』の音楽は、物語とキャラクター、そして映像美を結びつける“心臓部”のような存在だった。阿久悠の詩が描く精神性、宮川泰の音楽が奏でる宇宙的スケール、ささきいさおの声が持つ生命力――それらが一体となり、ひとつの総合芸術として完成している。 この音楽があったからこそ、ヤマトは“ただの戦艦の物語”ではなく、“宇宙と人間のドラマ”として昇華されたのだ。放送から50年近く経った今でも、その旋律を聴けば多くの人が胸を熱くし、少年時代の情熱を思い出す。まさに『宇宙戦艦ヤマト』の音楽は、時間を超えて響き続ける永遠の名曲群である。

[anime-4]

■ 声優について

名優たちの共演が築いた“音の宇宙”

『宇宙戦艦ヤマト』のもう一つの大きな魅力は、声優陣による圧倒的な演技力である。1970年代当時、声優という職業はまだ一般に広く認知されていなかったが、本作は“声優が俳優である”という意識を世間に強く印象づけた。緻密な心理描写とドラマ性を重視する本作において、声の演技は単なるセリフの読み上げではなく、キャラクターの魂そのものを表現する手段であった。 ベテランから若手まで多彩な俳優が集い、それぞれの声がヤマトという一隻の船の鼓動を構成していた。彼らの声は戦いの緊張、仲間との絆、そして死と再生の瞬間に深みを与え、視聴者の心を震わせた。

沖田十三役・納谷悟朗 ― 威厳と慈悲の声

艦長・沖田十三を演じたのは、重厚な声質と確かな演技力で知られる納谷悟朗である。彼の低く落ち着いた声は、老練な提督の威厳と人間的な温かみを見事に両立させていた。戦いの中で部下を見守るまなざし、命を賭して人類を導く覚悟、そのすべてが声に宿っている。 特に最終話での「地球か……何もかも、みな懐かしい……」という名台詞は、納谷の絶妙な間と息づかいによって永遠の名シーンとなった。この一言に込められた“死の安らぎと希望の継承”は、後のアニメ作品でもたびたび引用されるほどの象徴的瞬間である。納谷の演技は、アニメにおける“声の演技”を文学的表現へと高めた先駆けと言える。

古代進役・富山敬 ― 青年の成長と情熱

主人公・古代進を演じた富山敬は、当時まだ30代前半。若さと情熱を併せ持つ声が、熱血漢でありながら繊細な内面を持つ古代像にぴたりと重なった。初期の怒りに満ちた叫び、仲間の死に打ちひしがれる呻き、そして終盤の決意に満ちた声――そのすべてがリアルな“人間の成長”として響く。 富山はインタビューで「古代は感情で突っ走るが、根はとても優しい青年」と語っており、その理解の深さが演技に反映されている。彼の声は熱血さだけでなく、沈黙の中に潜む悲しみや決意を伝えることができた稀有な存在だった。後に『銀河英雄伝説』のラインハルトなど知的で冷静な役もこなすが、その原点にはヤマトの古代進がある。

森雪役・麻上洋子 ― 女性らしさと強さの両立

森雪を演じた麻上洋子(現・一龍斎春水)は、透明感のある声で、艦内における“癒しと知性”を見事に体現した。戦場の中でも感情を押し殺しながら職務を全うする雪の強さ、そして古代への静かな愛情――それを支えるのは麻上の繊細な演技だった。 彼女の声は、単に可憐なヒロイン像ではなく、自立した女性像を表現していた点で画期的である。特に第24話「死の星! そして、誓い!!」での感情の爆発は、当時の視聴者に強烈な印象を残した。麻上は「森雪は戦う女」と語り、その芯の強さを演技で貫いた。彼女の存在が、以後の“知的で気丈なヒロイン像”の原型となったといえる。

デスラー総統役・伊武雅之 ― カリスマと孤独の声

ガミラス帝国の支配者デスラーを演じた伊武雅之(現・伊武雅刀)は、冷徹さと色気を兼ね備えた声で、アニメ史に残る悪役像を作り上げた。低く滑らかな声、抑えた口調の中に潜む狂気――その演技は圧倒的だった。 彼が発する「ヤマトよ、君は美しい」という台詞には、敵対者でありながらも相手を称える“武人の誇り”が感じられる。伊武の声には、単なる憎悪ではなく、滅びゆく者の悲哀と孤独がにじんでいた。彼の演技によって、デスラーは“悪ではなく、もう一人の主人公”としてファンに愛されるようになった。伊武の存在なくして、デスラーという伝説的キャラクターは生まれなかっただろう。

真田志郎役・青野武 ― 理性の中の温もり

技術参謀の真田志郎を演じた青野武は、理性的で知的な声質を生かしながらも、人間味を失わない絶妙なバランスでキャラクターを演じた。冷静な分析を行う一方、仲間の死には誰よりも心を痛める真田の二面性を声で表現している。 青野の演技は一貫して“抑えた情熱”を基調としており、彼の「科学は人を救うためにある」というセリフは静かな説得力を持つ。派手ではないが、作品全体を支える縁の下の力持ち的な存在感で、彼の演技がヤマトの“知的側面”を形づくったと言える。

島大介役・仲村秀生 ― 安定感と誠実さ

島大介役の仲村秀生は、穏やかでありながら芯の通った声を持つ俳優である。彼の演じる島は、常に冷静沈着で、古代とは対照的な理性の象徴として描かれる。仲村の落ち着いた語り口は、戦闘中の緊迫したシーンでも視聴者に安心感を与えた。 仲村はナレーションの名手でもあり、声のリズムや発音の明瞭さが際立っている。彼が演じる島は単なる副操縦士ではなく、ヤマト全体の“舵”を取る存在――すなわち精神的バランサーであった。

アナライザー役・緒方賢一 ― 温かみのある機械

コミカルなAIロボット・アナライザーを演じた緒方賢一は、作品にユーモアと優しさをもたらした。彼の特徴的な声と軽妙なテンポは、緊迫したドラマの中に一瞬の癒しを与え、視聴者の緊張をほぐした。 それでいて、アナライザーが仲間を守るために命を懸けるシーンでは、まるで人間のような温かみを感じさせる。緒方の演技は単なる“マスコットキャラ”の域を超え、AIに“心”を与えた pioneering performance(先駆的演技)として高く評価されている。

佐渡酒造・徳川彦左衛門役・永井一郎 ― アニメ界の重鎮

永井一郎は、ヤマトにおいて二役を担当している。一人は酒好きの医務長・佐渡酒造、もう一人は熟練の機関長・徳川彦左衛門だ。声色を巧みに使い分け、両者をまったく別人格として演じ切った。 佐渡はユーモラスだが情に厚く、徳川は職人気質で誇り高い――そのどちらも永井の演技力の幅を示している。彼の存在は艦内の空気を柔らかくし、戦闘と日常のバランスを取る重要な役割を果たした。

声優陣が築いた“リアルな戦艦の息吹”

『宇宙戦艦ヤマト』の声優たちは、単に台本を読むのではなく、現場で“呼吸を合わせる芝居”をしていたと言われる。戦闘中の指示や緊急通信のテンポ感、仲間を失う場面での沈黙の間――それらはすべて実際の感情のやりとりから生まれていた。まるで舞台劇のような生々しい空気感が、アニメの中に命を吹き込んだのだ。 後年、声優たちは再演や劇場版の収録で再び集まり、互いに「この作品が声優人生の原点だった」と語っている。ヤマトは、声優という職業を芸術へと押し上げた“革命的作品”であり、彼らの声は今もなお宇宙を航行し続けている。

[anime-5]

■ 視聴者の感想

放送当時 ― 子どもには難しく、大人が惹かれたアニメ

1974年当時、『宇宙戦艦ヤマト』は日曜夕方のテレビアニメとしてスタートした。しかしその内容は、従来のアニメとは明らかに異なっていた。宇宙戦争を題材にした重厚なストーリー、戦死や犠牲といったテーマ、そして“地球滅亡まであと○日”という緊迫感。子どもには理解が難しく、一部では「暗すぎるアニメ」と受け止められた。しかし、その一方で本作は中高生や大学生といった若年層の視聴者に強い衝撃を与えた。 彼らは戦闘の派手さではなく、登場人物の苦悩や決断に共感したのである。放送当時の感想としては、「子どものアニメじゃない」「戦争をここまで真剣に描くアニメは初めてだ」「登場人物が生きているように感じた」など、当時としては異例の“大人の感想”が寄せられていた。放送時の視聴率こそ振るわなかったが、静かに熱狂する層が確実に存在していたのである。

再放送による再評価 ― 若者文化の象徴へ

初回放送終了後、数年を経て行われた再放送がヤマトの運命を一変させる。1977年に関東圏で深夜再放送が始まると、口コミで人気が広まり、放送時間帯にも関わらず多くの若者がテレビの前に集まった。当時の高校生や大学生は、「勉強そっちのけでヤマトを観ていた」「テスト前でも録画して観た」と回想している。 特に男子学生の間では「沖田艦長の生き様に男の理想を見た」「古代進の迷いと決断に共感した」との声が多く、ヤマトは単なるアニメを超えた“青春の象徴”となっていった。一方で、女子学生の間でも「森雪の強さに憧れた」「雪の涙で泣いた」といった共感が生まれ、性別を問わず愛される作品として認知され始めた。 この時期から“ファン同士の交流”が活発になり、再放送をきっかけに同人誌やファンクラブが誕生する。いわば、現代のアニメファン文化の原点は、この再放送による熱狂から始まったと言える。

劇場版の公開 ― 社会現象と呼ばれた熱狂

1977年に放送エピソードを再編集した劇場版『宇宙戦艦ヤマト』が公開されると、その人気は爆発的な広がりを見せた。上映館には若者の長蛇の列ができ、公開初日にはチケットが即完売。マスコミはこの現象を「アニメーション映画の革命」と報じた。 観客の多くは10代後半から20代の学生で、彼らにとってヤマトは“自己投影の物語”であった。沖田艦長の決断、古代進の成長、森雪の優しさ――それらが自分たちの理想や葛藤と重なったのだ。劇場を出た後、涙を流しながら主題歌を口ずさむ観客も少なくなかったという。 当時の感想としては、「アニメでここまで感動するとは思わなかった」「映画館で泣いたのは初めてだ」「人生観が変わった」といった熱い声が相次ぎ、アニメが“子どもだけの娯楽”ではなく“感動を与える芸術”として受け止められる契機となった。

1970年代後半のファン層 ― 「ヤマト世代」の誕生

1978年の劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』が公開されると、ヤマトは社会的ブームの頂点に達した。いわゆる“ヤマト世代”と呼ばれるファン層が確立し、全国にファンイベントや上映会が開催されるようになる。 当時の雑誌『アニメージュ』や『OUT』にはファンレターが殺到し、「古代と雪の関係に涙した」「デスラーの生き様に共感した」「沖田艦長こそ理想の上司」といった声が溢れた。ファン同士の議論も活発で、「戦争を描くことの意味」「人間の尊厳とは何か」といった哲学的テーマにまで踏み込む読者投稿も多かった。 ヤマトは単なる人気作品ではなく、社会的・思想的議論を呼び起こす存在になっていったのだ。視聴者はアニメを通じて人生を語り合い、作品とともに成長していった。この文化的成熟こそ、ヤマトが「アニメの文芸化」を実現した証と言える。

女性ファンの拡大 ― ヒューマンドラマとしての魅力

ヤマトのもう一つの特徴は、女性ファンの多さである。当時のSF作品としては珍しく、恋愛・友情・献身といった人間的要素が丁寧に描かれていたため、「森雪の恋心に共感した」「古代の不器用な優しさが胸を打つ」といった感想が相次いだ。 特に女性視聴者の間では、古代と森雪の関係が“理想の愛”として憧れの的になった。二人の関係は決して派手ではなく、戦いの中で互いを思いやる静かな愛情として描かれている。その抑えた表現がかえって多くの視聴者に深い余韻を残した。また、女性ファンによる二次創作活動もこの頃から活発化し、アニメファン文化における“女性の創作層”が確立するきっかけとなった。

1980〜1990年代 ― 再放送世代の共感と郷愁

1980年代以降もヤマトは定期的に再放送され、そのたびに新たなファン層を獲得していった。特に90年代にかけては、親世代が子どもにヤマトを紹介する“継承”の形が生まれる。「父が好きだったアニメ」「母と一緒に見た」という世代を超えた感想が寄せられ、作品が“家族の記憶”として受け継がれていった。 当時のアニメ誌でも「何度見ても涙が出る」「今見てもセリフに重みがある」と再評価され、懐古ブームの中で“原点回帰”の象徴となった。ヤマトはノスタルジーの対象であると同時に、今なお新鮮なテーマ性を持つ作品として語られ続けた。

現代のファンからの視点 ― 永遠のクラシックとして

21世紀に入り、リメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2199』や『2202』が制作されたことで、新世代の視聴者が再びヤマトに触れる機会を得た。若いファンの多くは、「親の影響で見た」「古典だけど新しい」と語る。SNS上では、「沖田艦長の言葉が今の時代にも響く」「デスラーの孤独がリアルに感じる」といったコメントが相次ぎ、旧シリーズの価値が改めて再認識されている。 また、現代のアニメファンは、ヤマトの映像や音楽を“原点”としてリスペクトし、YouTubeや配信サービスで視聴することで新たな共感を生み出している。リメイク版を通して旧作を知った若者が、「1974年のアニメなのに、今の自分たちの悩みと同じ」と語るのは象徴的だ。

心に残る言葉と教訓 ― 視聴者が受け取ったメッセージ

長年にわたり多くの視聴者が語る共通の感想は、「ヤマトは人生の教科書だった」という言葉に集約される。沖田艦長の「命を賭ける覚悟」、古代の「信じる力」、森雪の「優しさと勇気」。それぞれのキャラクターの生き方が、現実の人生にも通じる指針となっていたのだ。 特に「誰かがやらねばならぬ」という主題歌のフレーズは、困難に直面したときに自らを奮い立たせる言葉として、多くのファンの胸に刻まれている。ヤマトはフィクションの枠を超え、人々の生き方や倫理観に影響を与えた作品であり続けている。

ヤマトが残した“世代を超える共感”

『宇宙戦艦ヤマト』は放送から半世紀近くを経た今もなお、新旧のファンを結びつける架け橋である。子どもだった頃に夢中で観た世代、青春時代に胸を焦がした世代、そして配信で初めて出会った現代の若者――彼らの感想には共通して“心の奥に響く何か”がある。 戦いの物語でありながら、そこにあるのは“愛”“友情”“信念”といった普遍のテーマ。ヤマトは世代を超えて共感される“人間の物語”であり、今もなお多くの人の人生に寄り添い続けている。視聴者の心に刻まれたその航跡は、まさに永遠に続く“魂の航海”である。

[anime-6]

■ 好きな場面

出発の瞬間 ― 地球に別れを告げる“祈りの発進”

シリーズ冒頭、地球防衛軍の基地で宇宙戦艦ヤマトが発進するシーンは、まさに“伝説の始まり”である。海底に眠っていた戦艦大和が、波を割って空へ浮上し、巨大な機体が宇宙へと飛び立つ――その瞬間、視聴者の胸に熱い感動が走った。 古代進、島大介、森雪、そして艦長・沖田十三。彼らの表情には決意と恐れが入り混じり、人類の希望を背負うという重責が感じられる。BGMに流れる「ヤマト発進」は宮川泰の音楽の中でも最も高揚感に満ちた一曲で、管弦楽の力強いリズムが観る者を“未来への祈り”へと導く。 この場面はただの発進ではない。戦いへ赴くというより、“滅びかけた地球への愛と再生の旅立ち”なのだ。ヤマトの発進シーンを観た世代は、「あの音楽を聴くと今でも涙が出る」と語る。それはアニメ史の中でも屈指の象徴的瞬間として語り継がれている。

波動砲初発射 ― 科学の力と倫理の狭間

ヤマトの象徴ともいえる“波動砲”の初発射シーンは、多くの視聴者に強烈な印象を残した。敵艦隊に包囲され、絶体絶命の状況の中で沖田艦長は冷静に命じる。「波動砲、発射準備!」。クルーたちが緊張に満ちた動作で手順を進める中、艦内の照明が赤く点滅し、音楽が重く響く。 放たれた波動エネルギーが一瞬で敵艦を消し飛ばすその光景は、まさに圧巻。だが、その直後に沖田が発する「この力を乱用してはならん」という言葉が、このシーンの核心をなしている。 それは単なる勝利の瞬間ではなく、“科学の力の重さ”を視聴者に問う場面だった。放送当時、小学生だった視聴者も「かっこいいだけではない」「怖い武器だと思った」と振り返る。ヤマトが描いたのは単なる戦闘ではなく、“力の意味を考える人間の物語”だったのだ。

冥王星基地攻略 ― 初めての勝利と喪失

冥王星前線基地との戦いは、ヤマトクルーが初めて掴む勝利の物語である。氷の惑星に建てられた敵基地を攻略するため、古代進が自ら志願して突入する。雪のように降り積もる氷の結晶、無線越しに響く仲間の声、そして爆炎に包まれる基地――そのすべてが緊張と悲壮感に包まれている。 勝利を収めた後、地球の放射能汚染を減らす第一歩が刻まれるが、そこに安堵はない。戦いで命を落とした仲間の姿が、クルーたちの心に重くのしかかる。視聴者からは「勝っても泣ける回だった」「戦争の悲しみが伝わる」との声が多く寄せられた。ヤマトは、勝利の裏にある犠牲を決して美化しなかった。それがリアリティと深い感動を生んでいたのだ。

アステロイドベルト脱出 ― 仲間の絆と機転

ガミラスの包囲網に囚われたヤマトが、小惑星帯を利用して脱出を試みるエピソードもファンの間で名場面として語られる。真田志郎の冷静な提案により、ヤマトが小惑星群をシールドとしてまとうという奇抜な作戦が展開される。 このシーンは単なる戦術的勝利ではなく、“科学と仲間の信頼”によって危機を打破する象徴だった。波動砲ではなく知恵と協力による解決――それがこの作品が他の戦争アニメと一線を画す所以である。ファンの感想でも「このシーンでヤマトの“科学的ロマン”を感じた」「真田の冷静さがかっこよかった」と高い評価を受けている。

森雪救出 ― 命を懸けた愛の証

森雪が敵に捕らえられた際、古代進が危険を顧みず救出に向かうシーンは、シリーズ屈指の感動的場面として知られている。荒涼とした宇宙の戦場で、古代が叫ぶ「雪ーっ!!」という声に、彼の全ての感情が凝縮されている。 救出後、雪が静かに「ありがとう、古代君」とつぶやく瞬間、二人の間には言葉を超えた絆が生まれる。視聴者からは「戦いの中でも愛は存在することを教えられた」「このシーンでヤマトが単なるSFではないと気づいた」との声が多く寄せられた。 この場面は愛情の象徴であり、また“命を懸けて誰かを守る”というテーマを最も端的に表したシーンとして、後のシリーズ作品にも受け継がれている。

デスラーとの最終決戦 ― 敵を超えた敬意

ガミラス本星で繰り広げられる最終決戦。敵将デスラーのカリスマと誇り、そして敗北を受け入れる姿は、多くの視聴者の胸を打った。デスラーが「ヤマトよ、君は美しい」とつぶやく場面には、敵味方を超えた“武人の魂”が宿っている。 この台詞は長年にわたりファンの間で引用され、SNSや同人誌などでも象徴的フレーズとして語り継がれている。敵であっても敬意を払う――それは戦争の悲惨さの中で人間の誇りを失わない姿を描いた、ヤマトならではの美学である。 視聴者の中には「この一言でデスラーが好きになった」「悪役にも涙した」と語る者も多く、アニメ史上もっとも感情的深みを持った敵役シーンとして高く評価されている。

イスカンダル到達 ― 希望と別れの涙

長い航海の果てに、ついにイスカンダル星に到着する場面。青い惑星を前に、クルーたちが静かに息を呑む。ここに至るまでの犠牲と試練を思えば、喜びというより“安堵と感謝”の涙が溢れる。スターシャが現れ、彼らにコスモクリーナーDを託すシーンは、母性的な愛と人類への赦しを象徴している。 沖田艦長が静かに「よくやったな……」と呟くその声には、命の限りを尽くした男の満足が宿っている。ファンからは「ここでいつも泣いてしまう」「この瞬間のためにすべてがあった」との声が絶えない。イスカンダルの光は、絶望の中で見出す希望の象徴なのだ。

沖田艦長の最期 ― 静寂の中の永遠

『宇宙戦艦ヤマト』を語るうえで欠かせないのが、最終話における沖田艦長の死である。イスカンダルを目前に病に倒れ、艦橋で地球の方向を見つめながら静かに息を引き取る――その演出は極めて静謐で、派手な演出は一切ない。 「地球か……何もかも、みな懐かしい……」という最後の台詞とともに、画面はゆっくりと白くフェードアウトしていく。BGMは流れず、ただ宇宙の静寂が残る。この沈黙こそが、彼の死の尊さを最も雄弁に物語っていた。 視聴者の多くがこのシーンを“人生で初めて泣いたアニメの瞬間”として挙げており、ファンの間では今もなお“ヤマト最大の名場面”として語り継がれている。沖田艦長は死してなお、ヤマトと人類を導く灯火となった。

帰還 ― 青い地球への帰路

ラスト、ヤマトが放射能に覆われた地球へ帰還するシーン。コスモクリーナーDが起動し、茶褐色の大地に再び青い海と緑が戻っていく光景は、人類の再生そのものを象徴している。 森雪の頬を伝う涙、古代進の安堵の表情、そして沖田艦長の不在――それらが静かに交錯し、画面いっぱいに希望が広がる。このラストは“終わり”ではなく、“新たな始まり”として描かれており、視聴者の心に深い余韻を残した。 「戦いの果てに人は何を得るのか」という問いに対し、このシーンは明確な答えを提示する――“愛と希望”こそが人類を救うのだと。何度見ても胸を打つこのラストこそ、ヤマトの魂の結晶である。

[anime-7]

■ 好きなキャラクター

沖田十三 ― 理想の上司であり、人間の尊厳の象徴

沖田艦長は『宇宙戦艦ヤマト』を語る上で欠かせない“精神的支柱”であり、ファンの間では今もなお「理想のリーダー」「男の中の男」として崇敬されている存在です。 彼の魅力は、決して強さだけではありません。常に冷静沈着でありながらも、人間としての温かさと深い思慮を併せ持っていた。クルーを叱るときは厳しく、だがその根底には「生きて帰ってほしい」という父のような愛情があった。 彼が放つ言葉の一つ一つ――「命を賭ける覚悟を持て」「この力を乱用してはならん」――は、戦場という極限状況の中で“人間としてどう生きるか”を問いかけている。 特に最終話での最期の場面、「地球か……何もかも、みな懐かしい……」という台詞は、老兵の死という悲しみを超えて、視聴者に“人としての美しい最期”とは何かを教えてくれた。彼の生き方は、単なるキャラクターではなく哲学そのものといえる。 ファンの声としても、「沖田艦長の生き様に人生を学んだ」「彼のような上司がいたら全てを託せる」といった敬意に満ちた意見が多く寄せられており、アニメ史における“究極の上司像”として今も語り継がれている。

古代進 ― 若き情熱と成長の象徴

主人公・古代進は、ヤマトの物語を通して成長し、苦悩し、そして人間として完成していく青年である。彼は最初、兄をガミラス軍に殺された復讐心に燃える青年として登場するが、沖田艦長との出会い、仲間との絆、森雪への愛を通して“戦いの意味”を学んでいく。 古代の魅力は、未熟さと真っ直ぐさが共存しているところにある。感情に走り、無鉄砲に見える行動の裏には、誰よりも仲間を思う熱い心があるのだ。視聴者の中には、「古代の成長を見守るのが自分の青春だった」と語る人も少なくない。 戦いの中で幾度も仲間を失い、それでも前へ進もうとする彼の姿は、当時の若者たちにとって“自分自身の分身”であった。多くのファンが彼に共感した理由は、ヒーローとしての強さではなく、“弱さを抱えながらも立ち上がる”という人間的な部分にあった。 最終話で艦長を亡くした後、地球に帰還する古代の姿には、かつての激情の面影はなく、静かな覚悟が宿っている。その成熟の過程こそが、ヤマトという物語の核心を象徴している。

森雪 ― 優しさと強さを併せ持つ女性像

森雪は、『宇宙戦艦ヤマト』が提示した“新しい女性像”の象徴である。彼女は単なるヒロインではなく、戦場で共に戦う仲間として描かれている。医療・通信・戦術補助と多岐にわたる任務をこなし、男性クルーと肩を並べて働く姿は、当時のアニメでは極めて珍しいものだった。 しかし、森雪の本当の魅力はその“強さの中の優しさ”にある。仲間を思いやる温かい心、古代を支える深い愛情、そしてどんな状況でも冷静に行動する勇気――彼女は戦場に咲く花のような存在であった。 ファンの中には、「森雪の涙でヤマトの物語の重さを知った」「彼女の強さに励まされた」と語る人も多い。彼女は“愛されるヒロイン”というより、“尊敬される女性”としての支持を集めた。 また、森雪のファッションや髪型も時代を先取りしており、1970年代後半の女性たちの憧れの的となった。凛とした姿勢でヤマトのブリッジに立つ彼女の姿は、まさに“女性の自立”を象徴していた。

デスラー総統 ― 敵でありながら最も愛された男

ガミラス帝国の支配者・デスラー総統は、『ヤマト』を代表する悪役にして、同時に最も多くのファンを持つキャラクターである。彼は単なる暴君ではなく、誇り高き武人であり、孤独な理想主義者だった。 その魅力を象徴するのが、あの名台詞――「ヤマトよ、君は美しい」。敵を憎むのではなく、認め、称える。そこには、滅びゆく者の悲哀と美学が凝縮されている。伊武雅刀の低く響く声と抑えた演技が、その知性と冷酷さ、そして底に潜む哀しみを完璧に表現した。 ファンの間では、「デスラーは敵であっても憎めない」「彼の生き方は一種の哲学」といった意見が多く、悪役でありながら“理解される存在”として人気を確立した。彼が単なる敵ではなく、古代たちの“もう一つの鏡像”として描かれたことが、ヤマトという物語を深みある人間ドラマに昇華させた。

真田志郎 ― 冷静な頭脳と人間的な情の両立

真田志郎は、ヤマトの頭脳であり、理性の象徴である。彼の魅力は、科学者としての冷静さの中に“人間的な温かさ”があることだ。どんな危機にも動じず、的確な判断でクルーを導く姿は、視聴者から「理想の参謀」「頼れる兄貴分」として高く評価されている。 真田のキャラクターは、戦争や科学技術に対するヤマトの哲学を体現している。彼は決して感情的ではないが、「科学は人を殺すためではなく、救うためにある」という信念を持ち続けている。 また、仲間を失ったときに見せる静かな悲しみや、危険な任務を自ら引き受ける勇気など、内面の強さが視聴者に深く響いた。ファンの間では「一番リアルな大人」「無口だけど一番優しい男」と評され、男性ファンからの人気も高い。

島大介 ― 理性と友情のバランスを取る副操縦士

島大介は、古代の親友であり、クルーの中でも特に人間味にあふれた人物である。冷静な操縦士としてヤマトの航行を支えつつも、時には古代を叱咤激励し、精神的な支柱となった。 彼の魅力は“優しさと現実主義”の両立にある。古代が感情で動くとき、島は理性でバランスを取る。その関係性が作品全体に厚みを与えていた。視聴者からも「島の存在があったからヤマトは壊れなかった」「あの冷静さに救われた」という声が多く寄せられている。 また、島は友情の象徴でもある。戦闘の中で仲間を思いやるまなざしや、古代を信じて操縦桿を握る姿には、無言の信頼が表れていた。

アナライザー ― 人間よりも人間らしいロボット

アナライザーは、コミカルな動きと明るい性格でヤマトの艦内に温もりをもたらした存在である。彼のユーモラスな台詞や独特のイントネーションは、戦闘や悲劇の中で唯一の癒しとなった。 だが、アナライザーは単なる“マスコット”ではない。仲間を救うために自らを犠牲にする場面では、誰よりも“人間らしい”感情を見せる。視聴者からは「ロボットなのに一番泣けるキャラ」「アナライザーの行動で人の心を学んだ」との声が多数寄せられた。 このキャラクターを通じて、ヤマトは“機械にも魂は宿る”というテーマを提示している。それが後のアニメにおけるAI・ロボット像に大きな影響を与えた。

デスラー、沖田、古代 ― ファンが選ぶ三大人気キャラ

長年にわたるファン投票でも、常に人気上位を占めるのがこの三人――デスラー、沖田、古代である。三者は立場こそ異なるが、共通して「信念に生きる男」であり、そこに視聴者は心を打たれている。 沖田は理想の父、古代は息子世代の象徴、デスラーはもう一人の“影の英雄”。この三者の関係性は、まるで人間の成長の三段階を表しているようでもある。 彼らの生き方が時代を超えて共感されるのは、派手な演出や超能力ではなく、“誇りを持って生きることの美しさ”を描いたからだ。彼らこそ、ヤマトが生んだ永遠のキャラクター群なのである。

[anime-8]

■ 関連商品のまとめ

映像関連商品 ― VHSからBlu-rayまでの進化

『宇宙戦艦ヤマト』の映像作品は、1980年代初頭に入るとアニメファン向けにVHSテープとして商品化されました。当時、録画機器が一般家庭に普及し始めたばかりの時代であり、アニメ作品が正式にパッケージとして発売されるのは非常に画期的なことでした。 最初期のVHS版は全話収録ではなく、人気エピソードを抜粋した「特選版」として販売され、限定生産だったため、後に中古市場で高値がつく貴重なコレクターアイテムとなりました。1980年代後半にはLD(レーザーディスク)版も登場し、ビデオよりも高画質な映像を求めるマニア層の支持を集めました。LD版には設定資料や解説ブックレットが付属しており、まさに“ヤマト愛好家向け”の仕様でした。 2000年代に入るとDVD-BOXが発売され、ついに全26話を完全収録したコンプリート版が登場。映像はデジタルリマスターされ、色調・音質ともに劇場公開時に近い品質にまで復元されました。また、限定生産のプレミアムBOXには、スタッフインタビュー映像、初期企画書の複製、描き下ろしパッケージなどが付属し、ファン垂涎の内容となっていました。 そして2010年代には、Blu-ray版『宇宙戦艦ヤマト 1974 TVシリーズ HDリマスターBOX』が登場。HDリマスターによる映像美と5.1ch音響で、当時の放送では聴こえなかった細部の音まで再現され、初放送世代のファンからは「まるで新作のようだ」と絶賛されました。こうしてヤマトは時代の変化に合わせ、常に“最高の形で蘇る”映像作品として進化し続けているのです。

書籍関連 ― 設定資料集・小説・ファンブックの充実

ヤマト関連の書籍は非常に多岐にわたります。まず代表的なのが、制作資料やキャラクター設定を収録した「宇宙戦艦ヤマト 公式設定資料集」。アニメ誌『アニメージュ』や『OUT』の別冊付録としても特集が組まれ、制作現場の裏側や監督・松本零士、総監督・西崎義展のインタビューなどが多数掲載されました。 さらに、ファンの間で人気を博したのが小説版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズです。特に豊田有恒や半村良などが手掛けたノベライズは、テレビ放送では描かれなかった内面描写や心理の揺れを深く掘り下げており、「アニメ以上に文学的」と評されました。 また、アニメ放送当時から発行されていた「ファンクラブ会報」も貴重な資料として人気があります。これには声優やスタッフへのインタビュー、ファン投稿のイラスト、考察記事などが掲載され、ファン文化を牽引しました。 2000年代以降は、設定資料のデジタル化とともに「ヤマトメカニクス」「ヤマトクロニクル」などのハードカバー資料集が刊行され、艦体構造、航法、波動砲の理論などを科学的観点から解説。ファン層の知的好奇心を刺激する“読むヤマト”として高い評価を得ました。

音楽関連 ― 永遠に残る宇宙の旋律

ヤマトといえば音楽。宮川泰による壮大なスコアは、放送当時から“クラシックのようなアニメ音楽”として話題になりました。主題歌「宇宙戦艦ヤマト」とエンディング「真赤なスカーフ」は、ささきいさおの力強い歌声と阿久悠の詩的な歌詞で多くの人々の心を打ちました。 EP盤(ドーナツ盤)は1974年に日本コロムビアから発売され、アニメソングとしては異例の大ヒットを記録。1977年にはサントラLP『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』が発売され、これは日本のアニメ史上初の“フルオーケストラ録音によるサウンドトラック”として記録に残っています。 1980年代にはカセット版・CD版として再販され、また1990年代には「宇宙戦艦ヤマト音楽全集」として全シリーズを網羅したBOXセットも登場。CDブックレットには当時のスコア解説や制作エピソードが収録され、まさに“聴く資料集”としてコレクターズアイテムとなりました。 近年ではリマスター盤やデジタル配信も行われ、Apple MusicやSpotifyなどで聴くことが可能です。音楽評論家からは「宮川泰の作曲がヤマトの哲学を支えている」「音楽そのものがもう一つのキャラクター」と評され、ヤマトのサウンドは半世紀を経てもなお人々の心に響き続けています。

ホビー・おもちゃ関連 ― 少年たちの夢を形に

1970年代後半、バンダイやイマイ科学、マルサンといったメーカーから、ヤマトのプラモデルやソフビ玩具が続々と登場しました。特に人気を博したのが「1/700スケール 宇宙戦艦ヤマト」で、波動砲の発射口が光るギミックや発射音を再現する電動仕掛けなど、当時の技術としては驚異的な完成度を誇りました。 また、ヤマトだけでなく、敵艦ガミラス艦やドメル艦隊、コスモゼロなどの戦闘機モデルも展開され、コレクションとしての奥行きを深めました。子どもたちは戦艦を手に取り、リビングで“自分だけの宇宙戦争”を再現したのです。 1980年代には超合金シリーズとしてダイキャスト製のヤマトも登場し、重量感と質感の高さからコレクターズアイテムとして定着しました。現在では「メタルビルド」シリーズなど、細密造形とLED内蔵を備えた高級モデルも販売されており、ファンの年齢層の上昇に合わせて“大人のヤマト玩具”へと進化しています。 プライズ景品や食玩としても展開され、2020年代に入っても「宇宙戦艦ヤマト プラモデルリバイバル」シリーズが再販されるなど、世代を超えた人気を維持しています。

ゲーム関連 ― デジタルでも航海は続く

ヤマトはゲームの世界にも早くから進出していました。1980年代にはボードゲーム「宇宙戦艦ヤマト 大航海ゲーム」が発売され、航行ルートを進めながら敵艦と戦うというアナログな形式が人気を博しました。 1985年にはパソコン(PC-88、MSX)向けの『宇宙戦艦ヤマト』ゲームが登場し、ストラテジー要素と戦闘シミュレーションを融合した本格的内容が話題に。1999年にはPlayStation用ソフト『宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル』が発売され、3Dポリゴンによる戦闘シーンで“自ら波動砲を撃てる”感動をファンに与えた。 さらに、2000年代のPS2版『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』では、アニメーションとゲームの融合が進み、声優陣の再集結が実現。BGMもオーケストラ録音され、まるで“自分がヤマトの一員になった”ような没入体験を提供した。 スマートフォンアプリでも「宇宙戦艦ヤマト2202 連合艦隊バトル」がリリースされ、オンライン対戦型戦略ゲームとして新世代のファンにも受け入れられている。

食玩・文房具・日用品 ― 日常に息づくヤマト

ヤマト関連グッズは、文房具や日用品にも幅広く展開されました。1970年代後半には、下敷き・鉛筆・ノート・カンペンケースなど、学校で使える文具が人気を博し、特に森雪が描かれたラメ入りノートやポスターは女子学生の間でも好評でした。 一方、男の子たちにはヤマト本体や波動砲のイラスト入りカンペンが定番で、「授業中もヤマトと一緒」と語るファンもいたほどです。食玩では「ヤマトガム」「波動チョコ」「デスラーウエハース」などが短期間ながら販売され、当たり券付き商品は瞬く間に売り切れとなりました。 また、コップ・弁当箱・歯ブラシなどの生活用品も販売され、家庭の中に“ヤマト文化”が浸透していったことを象徴していました。昭和の子どもたちは、ヤマトグッズに囲まれて日常を過ごしていたのです。

“永遠に航行するブランド”として

『宇宙戦艦ヤマト』の関連商品展開は、単なるグッズ販売を超えて“文化そのもの”を作り出しました。アニメ放送を核に、音楽・映画・出版・玩具・ゲーム・食品といった多岐にわたるメディアを巻き込み、現在の“アニメマーケティング”の礎を築いた存在と言えます。 50年近く経った今でも、リメイク版の放送や新たなグッズ展開が続き、ファン世代の親から子へとその魅力が受け継がれています。ヤマトは、もはや一つのアニメ作品ではなく“世代を超えて航行し続ける象徴”として、今も輝き続けているのです。

[anime-9]

■ オークション・フリマなどの中古市場

映像関連商品 ― VHSからBlu-rayまで根強い人気

ヤマト関連の映像ソフトは、オークション・フリマ市場でも特に人気が高いカテゴリーです。1970年代末に発売された初期VHSシリーズは、現在では非常に希少なコレクターズアイテムとなっており、状態が良いものだと1本あたり3,000円~8,000円前後で取引されています。 特に“第一話収録テープ”や“最終巻”はファンの収集対象としてプレミア化しており、未開封・外箱付きなら1万円を超えることも珍しくありません。 1980年代後半のレーザーディスク(LD)版は、ビジュアル的な美しさやジャケットアートの完成度から高く評価されており、1枚あたり5,000~10,000円台が相場。全巻揃いのコンプリートBOXは現在でも3~5万円前後で取引されています。 DVD時代に入ると、『宇宙戦艦ヤマト COMPLETE DVD-BOX』(2001年発売)が特に人気を博しました。定価35,000円前後だった本商品は、現在でも2万~4万円台で安定して取引されており、特典ブックレット・設定資料・ジャケット描き下ろしの有無が価格に大きく影響します。 また、Blu-ray BOX(2012年発売のHDリマスター版)は中古でもほとんど値崩れせず、状態が良ければ定価同等の2万円台で落札されることも多い。ファンの中には“再販しても必ず手に入れたい”という層が多く、映像商品はヤマト市場の中でも最も安定した需要を持つジャンルとなっています。

書籍関連 ― 資料的価値の高い初版・設定集が高騰

書籍関連では、特に1970~80年代に発行された「公式設定資料集」や「ストーリーブック」が高値で取引されています。 1977年に朝日ソノラマから発売された『宇宙戦艦ヤマト大百科』は、当時のイラストや企画段階のデザインを多数収録した貴重な一冊で、保存状態の良いものは1万円を超えることもあります。また、『ロマンアルバム 宇宙戦艦ヤマト』(徳間書店刊)はファン必携の定番資料で、初版帯付きだと5,000円前後が相場。 ファンクラブ会報誌『ヤマトファンクラブニュース』も市場では珍重されており、1冊2,000円前後、セット販売になると1万円を超える落札も確認されています。 さらに、松本零士サイン入りの書籍や絵コンテ複製本はプレミア扱いとなり、ヤフオクでは5万円以上で落札されることも。これらの資料は単なるファングッズではなく、アニメ史研究の観点からも価値があるとみなされています。 現代のムック本『ヤマトクロニクル』『宇宙戦艦ヤマト大全』なども中古市場では安定した人気を持ち、いずれも初回限定付録付きはプレミア化傾向です。書籍分野は“実用資料+コレクション”という二重の価値で成り立っている点が特徴といえるでしょう。

音楽関連 ― サウンドトラック盤・EPレコードが高値安定

『宇宙戦艦ヤマト』の音楽は、アニメソング市場でも常に高い人気を保っています。特に1974年当時に発売されたEPレコード「宇宙戦艦ヤマト/真赤なスカーフ」(日本コロムビア)は、初期プレス版で状態が良いものだと3,000~6,000円前後。帯付き・ジャケット美品の場合は1万円に達することもあります。 1977年に発売されたLP『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』は、宮川泰のフルオーケストラ録音盤として名高く、コレクターズアイテムとして常に需要が高い。良好な状態なら5,000円前後、未使用品なら倍額で取引されることもある。 CD時代に入ってからの『宇宙戦艦ヤマト 音楽全集』(1988年)や『交響組曲BOX』(1998年)は、すでに廃盤となっているため中古価格が上昇中で、状態良好品で2万~3万円の落札も見られます。 さらに、近年のBlu-ray特典CDや復刻サントラBOXはコレクター市場で堅調。音楽関連は、アナログ盤からデジタル盤まで幅広く流通しており、「ジャケット・帯・ライナーノーツ付き完品」であれば確実に価値が上がる傾向にあります。

ホビー・プラモデル関連 ― 往年の夢を再現するコレクターズ市場

バンダイ、イマイ、マルサンなどが発売した1970年代のプラモデルは、現在でも最も人気の高いカテゴリーの一つです。特に「1/700スケール 宇宙戦艦ヤマト」「コスモゼロ」「ブラックタイガー」などの初期モデルは未開封であれば1万円を軽く超える価格が付きます。 当時のパッケージデザインを重視するコレクターも多く、外箱の退色が少ないものは“展示用”として取引されることも。箱絵が松本零士タッチで描かれたバージョンは特に希少で、3万~5万円クラスの落札例もあります。 また、1980年代の超合金シリーズ(ポピー製)は現存数が限られており、状態が良いと2万~4万円前後で取引される。可動式の波動砲ギミック付きモデルや、後期再販版の「メタルビルド・ヤマト」シリーズも人気です。 近年は、2020年代の「バンダイスピリッツ 宇宙戦艦ヤマト2202版」プラモデル再販が影響し、旧版との比較を楽しむファンも増加。昭和と令和の“二つの時代のヤマト”を並べて飾るコレクターが多く、ホビー分野は今も活発な取引が続いています。

文房具・日用品関連 ― “昭和グッズ”として再評価

1970年代後半に発売された文房具類(下敷き・鉛筆・ノート・定規・カンペンケースなど)は、いまや昭和レトロコレクションの定番となっています。特に当時のバンダイ文具やショウワノート製のアイテムは人気が高く、未使用・未開封の下敷きは2,000~5,000円、カンペンケースは状態次第で8,000円に達することも。 森雪が描かれた文具は女性ファンに特に人気で、現在では“昭和アニメ女子文化”を象徴するコレクションとして再評価されています。 また、1978年ごろに販売された「ヤマト消しゴム」「波動鉛筆」「ヤマトステッカー」はコンプリートセットが珍しく、フルセットで1万円前後の取引例も確認されています。 こうした文房具・日用品は懐古ブームの中で“日常に戻りたい大人たち”の心をくすぐる存在となり、SNSでも「子どもの頃、これを持っていた」という投稿が後を絶ちません。

食玩・お菓子・コラボ商品 ― 消えゆく一瞬の記憶を求めて

食玩やお菓子関連グッズは、当時の“短命な商品”だったため現存数が極端に少なく、コレクター市場では非常に高値で取引されます。1978年に一部地域で販売された「ヤマトウエハースチョコ(キャラカード付き)」は、未開封パック1つで3,000~5,000円前後。 また、駄菓子屋流通の「ヤマトガム」「波動ポテチ」などはパッケージすら現存が稀で、外袋のみでも2,000円台で売買されています。ポスター付きキャンペーン告知用POPもコレクターズアイテムとして注目されており、広告ポスター1枚が5,000円以上で落札されるケースも確認されています。 現代ではコンビニコラボや一番くじ形式の限定グッズも展開されており、「宇宙戦艦ヤマト プレミアムグラス」や「波動砲マグカップ」などが中古市場で定価以上の人気を維持。食玩関連はまさに“儚さと希少性”が価値を生み出している分野といえます。

総評 ― ヤマト中古市場の特徴と今後の展望

『宇宙戦艦ヤマト』の中古市場は、他の昭和アニメシリーズに比べても極めて安定した需要を持っています。その理由は、単なる懐古ではなく“文化的遺産としての価値”が認められているからです。 1970年代から続く世代を超えたファン層が存在し、親子二代・三代でコレクションを受け継ぐ例も珍しくありません。市場としては映像・書籍・音楽の三分野が高値安定、ホビー・文具・食品系が希少価値によって価格変動が大きい構造となっています。 近年ではフリマアプリ(メルカリ・ラクマ)でも手軽に売買が行われており、ヤマト関連タグの出品数は常に高水準を維持。2020年代の再リメイク作品に伴う再評価もあり、「原点である1974年版をもう一度見直す」動きが加速しています。 今後も、ヤマトは単なる懐かしのアニメではなく、“日本アニメの精神的支柱”としてコレクター市場で航行を続けていくでしょう。

[anime-10]

■ 現在購入可能な人気売れ筋商品です♪

宇宙戦艦ヤマト 復活篇【Blu-ray】 [ 山寺宏一 ]

宇宙戦艦ヤマト 復活篇【Blu-ray】 [ 山寺宏一 ]
7,015 円 (税込) 送料込
評価 4.27
山寺宏一 青野武 置鮎龍太郎 西崎義展【VDCP_700】 ウチュウセンカンヤマト フッカツヘン ヤマデラコウイチ アオノタケシ オキアユリョウタロウ 発売日:2010年07月23日 予約締切日:2010年07月16日 セディックインターナショナル 【映像特典】 宣伝用映像集(特報2種・予告2..

劇場上映版「宇宙戦艦ヤマト2199」 Blu-ray BOX (特装限定版)【Blu-ray】 [ 菅生隆之 ]

劇場上映版「宇宙戦艦ヤマト2199」 Blu-ray BOX (特装限定版)【Blu-ray】 [ 菅生隆之 ]
14,256 円 (税込) 送料込
評価 4.5
菅生隆之 小野大輔 桑島法子ゲキジョウジョウエイバン ウチュウセンカンヤマト2199 ブルーレイ ボックス スゴウタカユキ オノダイスケ クワシマホウコ 発売日:2021年03月26日 (株)バンダイナムコアーツ 初回限定 BCXAー1559 JAN:4934569365590 【解説】 抜錨、ヤマト発進!..

宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 【Blu-ray】

宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 【Blu-ray】
6,160 円 (税込) 送料込
商品種別Blu-ray※こちらの商品はBlu-ray対応プレイヤーでお楽しみください。発売日2013/08/28ご注文前に、必ずお届け日詳細等をご確認下さい。関連ジャンルアニメ・ゲーム・特撮国内劇場版キャラクター名 宇宙戦艦ヤマト で絞り込む特典情報特 典特製クリアファ..

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 1【Blu-ray】 [ 小野大輔 ]

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 1【Blu-ray】 [ 小野大輔 ]
7,744 円 (税込) 送料込
評価 4.7
小野大輔 桑島法子 大塚芳忠ウチュウセンカンヤマト2205 アラタナルタビダチ 1 オノダイスケ クワシマホウコ オオツカホウチュウ 発売日:2021年11月26日 (株)バンダイナムコアーツ 【映像特典】 2205 TAKE OFFヤマトーク[出演:安田賢司・福井晴敏・岡秀樹]/これまでのあら..

「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択【Blu-ray】 [ 小野大輔 ]

「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択【Blu-ray】 [ 小野大輔 ]
6,256 円 (税込) 送料込
評価 3.67
小野大輔 桑島法子 鈴村健一ウチュウセンカンヤマト トイウジダイ セイレキ2202ネンノセンタク オノダイスケ クワシマホウコ スズムラケンイチ 発売日:2021年08月27日 予約締切日:2021年08月16日 (株)バンダイナムコアーツ 【映像特典】 特製記録集/特報/劇場予告編/CM..

【中古】 宇宙戦艦ヤマト 劇場版/松本零士(美術、設定デザイン),納谷悟朗(沖田十三),富山敬(古代進),中村秀生(島大介),舛田..

【中古】 宇宙戦艦ヤマト 劇場版/松本零士(美術、設定デザイン),納谷悟朗(沖田十三),富山敬(古代進),中村秀生(島大介),舛田..
1,331 円 (税込)
評価 4
松本零士(美術、設定デザイン),納谷悟朗(沖田十三),富山敬(古代進),中村秀生(島大介),舛田利雄(監督),西崎義展(企画、原案、製作、総指揮),宮川泰(音楽)販売会社/発売会社:バンダイビジュアル(株)(バンダイビジュアル(株))発売年月日:2009/11/25JAN:49..

コスモフリートスペシャル 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』 宇宙戦艦ヤマト2202 Re.(アステロイドリング付き) (塗装済み完成品..

コスモフリートスペシャル 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』 宇宙戦艦ヤマト2202 Re.(アステロイドリング付き) (塗装済み完成品..
8,551 円 (税込) 送料込
評価 4
メガハウス 玩具【グッズ】【キャラクターグッズ】メガハウスホビー メガホビ MEGAHOUSE コレクション ホビー フィギュア 人形 ドール figure アニメ キャラクター グッズ 2024年春アニメ うちゅうせんかんやまと ロボットフィギュア 宇宙船 コスモフリートスペシャル ウチ..

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 7<最終巻> [ 小野大輔 ]

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 7<最終巻> [ 小野大輔 ]
6,864 円 (税込) 送料込
評価 4.8
小野大輔 桑島法子 鈴村健一 羽原信義ウチュウセンカンヤマトニーニーゼロニー アイノセンシタチ 7 オノダイスケ クワシマホウコ スズムラケンイチ 発売日:2019年04月26日 (株)バンダイナムコアーツ 【映像特典】 第六章 回生篇 ダイジェスト/最終話ノンテロップエンディ..

YAMATO ICONICS -むらかわみちお 宇宙戦艦ヤマト画集ー [ むらかわ みちお ]

YAMATO ICONICS -むらかわみちお 宇宙戦艦ヤマト画集ー [ むらかわ みちお ]
5,940 円 (税込) 送料込
評価 5
むらかわ みちお KADOKAWAヤマトアイコニクス ームラカワミチオ ウチュウセンカンヤマトガシュウー ムラカワ ミチオ 発行年月:2025年03月24日 予約締切日:2025年03月23日 ページ数:248p サイズ:単行本 ISBN:9784041157787 1 2199 landscape/2 2199 comics/3 2..

宇宙戦艦ヤマト 劇場版【Blu-ray】 [ 松本零士 ]

宇宙戦艦ヤマト 劇場版【Blu-ray】 [ 松本零士 ]
5,544 円 (税込) 送料込
松本零士 納谷悟朗 富山敬【VDCP_838】【VDCP_814】 ウチュウセンカンヤマト ゲキジョウバン マツモトレイジ ナヤゴロウ トミヤマケイ 発売日:2013年06月21日 予約締切日:2013年06月14日 バンダイビジュアル(株) BCXAー714 JAN:4934569357144 【ストーリー】 西暦2199年..
楽天ウェブサービスセンター CS Shop
[anime-11]

[anime-sita]