『新メイプルタウン物語 パームタウン編』(1987年)(テレビアニメ)

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【制作】:朝日放送、旭通信社、東映
【アニメの放送期間】:1987年1月18日~1987年12月27日
【放送話数】:全50話
【放送局】:テレビ朝日系列
【関連会社】:東映動画

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■ 概要

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は、1987年1月18日から同年12月27日までテレビ朝日系列で放送された全50話のテレビアニメで、東映動画(現・東映アニメーション)が制作を担当しました。放送時間は毎週日曜日の午前8時30分から9時までの30分枠で、朝日放送が制作を担い、子どもから家族層まで幅広く支持を集めました。本作は前作『メイプルタウン物語』の直接の続編にあたり、主人公であるウサギの少女パティ・ホープラビットの新しい生活を中心に描かれています。

舞台は、前作の牧歌的なメイプルタウンから大きく変わり、アメリカ西海岸をモデルとした海辺の都市「パームタウン」。この街は白い砂浜や青い空、ヤシの木が並ぶ大通り、ヨットハーバーや洒落たブティックが立ち並ぶリゾート地のような雰囲気を持ち、観光地としての華やかさと都市の躍動感を兼ね備えた場所として描かれました。パティは母の妹である女医・ジェーン・パイカの家に身を寄せ、現地の小学校に通い始めることで新たな日常が始まります。

この作品の放送体制には途中で大きな変更がありました。当初は通常通り30分のアニメとして放送されていましたが、1987年10月11日放送の第39話からは「新メイプルタウン物語とビックリマン」という番組名に改められ、1枠30分を前半後半に分割し、前半15分が『新メイプルタウン物語』、後半15分が『ビックリマン』という二本立ての形式に変更されました。そのため、後期エピソードではエンディングがカットされ、物語は二話完結形式に構成されるなど、演出面でも新しい工夫が取り入れられています。

再放送やパッケージ化の際には、この分割放送を補完するため、二話分を連続で編集し直して30分番組として再構成し、さらにノンクレジットエンディングを挿入するなど、視聴者が違和感なく楽しめるような編集がなされました。この手法は、当時の放送事情と商品化を両立させるための柔軟な対応だったといえるでしょう。

後年のメディア展開としては、2013年に「想い出のアニメライブラリー」第14集として全2巻のDVD-BOXがベストフィールドから発売され、販売はTCエンタテインメントが担当しました。第1巻には放送前に制作された番組宣伝映像、第2巻には劇場版とその予告編といった特典が収録され、往年のファンにとって大きな記念碑的アイテムとなりました。このDVD化は、前作『メイプルタウン物語』に続く初の映像ソフト化であり、1980年代のアニメの中でも再評価の契機となった事例の一つとされています。

さらに、本作の特徴は「世界名作劇場」的な要素と「都市的・現代的な舞台演出」が融合している点にあります。前作のメイプルタウンが「森の仲間たちが暮らす温かな田舎町」だったのに対し、本作は「光り輝く海辺の街」を背景にした都会的なドラマ仕立て。そこで描かれるのは、友情や冒険、少し背伸びをしたおしゃれな生活であり、視聴者の子どもたちに「新しい世界への憧れ」を与えました。

アニメ史の中で『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は、1980年代後半のキャラクターアニメと名作風アニメの橋渡し的な存在といえます。特に「前作のキャラクターを受け継ぎつつ、新しい舞台でリブート的に展開する」という手法は、のちの多くのシリーズ作品に影響を与えたと考えられます。

このように、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は単なる子ども向けアニメにとどまらず、アニメ業界における番組編成の変化、作品の再編集・再商品化のあり方、そしてキャラクターを軸としたシリーズ展開の先駆けとなった意義深い作品といえるでしょう。

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■ あらすじ・ストーリー

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』の物語は、前作『メイプルタウン物語』の最終回から地続きで始まります。主人公のウサギの少女パティ・ホープラビットは、家族と別れを告げ、母の妹である女医・ジェーン・パイカの暮らす「パームタウン」へと引っ越すことになります。舞台は一気に牧歌的な田園の町から、アメリカ西海岸を思わせる海辺の街へと変わり、作品全体の雰囲気も大きく一新されました。

パームタウンは明るい太陽と南国の風が吹き抜ける活気ある街です。白い砂浜とヨットハーバーが広がり、通りにはレストランやブティック、花屋やカフェが立ち並んでいます。パティにとっては、それまでの「森と草原に囲まれた素朴な生活」とはまるで違う世界であり、最初はその都会的な雰囲気に少し戸惑いながらも、心のどこかで胸を躍らせていました。

■ 新たな出会いと友情

物語の中心となるのは、パティがパームタウンで出会う仲間たちとの交流です。特に重要な存在が、もう一人の主人公とも言えるコッカー家の長女・ローリィ。ローリィは裕福な家庭に育った犬の女の子で、お嬢様的な背景を持ちながらも、好奇心旺盛で行動力のある性格でした。二人は出会ったその日から強い友情で結ばれ、街でのさまざまな冒険や出来事を共に経験していきます。

ローリィだけでなく、ジョーイ・テリアやロジャー・ホワイト、スウ・シープなど、個性豊かな仲間たちが物語に彩りを加えます。それぞれが家庭の事情や夢を抱えており、そのエピソードを通して、子どもたちが直面する「友情」「家族」「挑戦」「失敗と成長」といった普遍的なテーマが描かれました。

■ コミカルな悪役コンビ

また、物語の軽快さを担う存在として欠かせないのが、猫のヨータとその相棒グータです。彼らは前作の「グレテル」に相当する立ち位置で、パティたちの活動にちょっかいを出したり、トラブルを引き起こしたりするお調子者コンビでした。彼らの行動はしばしば失敗に終わり、子どもたちに笑いを提供しながらも、物語を盛り上げる役割を果たしています。

■ 前半の物語の特徴

放送前半(第1話〜第38話)は、1話完結型のエピソードが中心です。パティが学校生活に慣れていく過程や、新しい仲間たちとの出会い、街で巻き起こる小さな事件を解決していく日々が描かれました。病院を経営するパイカ一家や、裕福なコッカー家の人々との関わりを通して、パティは「人と人とのつながり」の大切さを学んでいきます。

この時期の物語は、南国らしい明るく開放的な雰囲気に満ちており、視聴者にとっては「日曜の朝に心温まる物語を楽しむ時間」として親しまれました。

■ 番組構成変更後の展開

1987年10月以降、第39話からは番組枠の変更により『新メイプルタウン物語』が15分枠となり、物語の構成にも工夫が求められました。この時期のストーリーは、2話でひとつの事件が解決する二話完結形式が主流となります。物語のテンポは前半に比べて早くなり、事件やトラブルの発生と解決がより鮮明に描かれるようになりました。

この変更によって、エンディングがカットされるなどの影響はあったものの、物語の内容自体はむしろ「短時間で分かりやすく楽しめる」形に再構築され、子どもたちにとっては理解しやすく、テンポのよいドラマとして受け入れられました。

■ クライマックスと別れ

物語の最終盤では、パティと仲間たちに大きな転機が訪れます。街での生活にすっかり馴染み、友情を深めてきたパティですが、家族の都合により新たな街「ノースタウン」へと移り住むことが決まります。別れの場面では、ローリィをはじめとした仲間たちとの友情が胸に迫る形で描かれ、視聴者に大きな感動を与えました。

このラストは、前作同様「別れと新しい出発」を強調したもので、物語を通じて成長してきたパティの姿を象徴的に締めくくっています。

■ 全体を通したテーマ性

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は、単なる子ども向けの冒険物語ではなく、都会的で洗練された舞台設定を活かしながら、「新しい環境に飛び込み、仲間を見つけ、困難を乗り越えていく」という成長物語として描かれました。前作が「自然に囲まれた優しいコミュニティでの暮らし」を描いたのに対し、本作は「現代的な街での友情や挑戦」を表現しており、視聴者に「自分もこんな街で新しい出会いをしたい」という憧れを抱かせたのです。

パティの視点を通して描かれる街の風景や、登場人物たちが抱える小さな悩みや夢は、子どもたちに「共感」と「未来への希望」を与えるものでした。そのため、放送から数十年経った今でも、当時の視聴者にとって鮮明な記憶として残り続けています。

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■ 登場キャラクターについて

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』を語る上で欠かせないのが、舞台を彩る数多くのキャラクターたちです。本作は、主人公のパティとローリィを中心に据えつつ、街に暮らす家族や友人、そして時に物語を引っかき回す悪役コンビまで、多彩な顔ぶれを登場させています。各キャラクターは単なる「動物の擬人化」にとどまらず、それぞれの家庭環境や個性を丁寧に描き分けられ、視聴者に強い印象を残しました。ここでは主要キャラクターとその魅力を詳しく見ていきましょう。

■ パイカ家 ― パティを支える医師一家

まず、物語の出発点となるのがパティの叔母・ジェーンが暮らす「パイカ家」です。パイカ一家はパームタウンでクリニックを営んでおり、街の住民にとってなくてはならない存在でした。

パティ・ホープラビット
本作の主人公で、明るく元気いっぱいのウサギの女の子。前作から続投しており、シリーズの象徴的存在といえるでしょう。新しい街での暮らしに戸惑いながらも、持ち前の好奇心と優しさで仲間たちと絆を築いていきます。服装もエプロンドレスからチェック柄のワンピースへと変化し、都会的な雰囲気に合わせた成長が示されています。最終回では、家族と共にノースタウンへ引っ越す決意を固め、涙と希望に包まれた別れを迎えます。

ジェーン・パイカ
パティの母の妹であり、パームタウンの病院「パイカクリニック」を切り盛りする女医。落ち着いた知性と温かい包容力でパティを導きます。眼鏡をかけた姿は「しっかり者の女性医師」という印象を強め、当時の子どもたちに「頼れる大人像」を示しました。

ジョージ・パイカ
ジェーンの夫で、同じく医師。真面目な人柄ながら料理好きというユニークな一面もあり、家族や患者たちに美味しい料理を振る舞う場面はユーモラスかつ心温まるエピソードとして描かれました。

アリス
クリニックの看護婦。おどおどした性格で注射が苦手という弱点を持ち、しばしばコミカルな役回りを担いました。視聴者の子どもたちにとっては「ちょっとドジなお姉さん」という愛される存在でした。

■ コッカー家 ― パームタウンの名家

物語のもう一人の主人公・ローリィが属するのがコッカー家です。裕福な家庭でありながら、そこには温かい家族の絆があり、街の発展に大きく関わる一家として描かれました。

ローリィ・コッカー
パティと並ぶもう一人の主人公。犬の女の子で、積極的で少しおてんばな性格。裕福なお嬢様でありながら庶民的な感覚も持ち合わせており、パティと一緒に数々の冒険を繰り広げます。その気さくさと行動力は、多くの視聴者の共感を集めました。

パラブラ・コッカー
ローリィの父で実業家。パームストアやパームマンションを経営するなど、街の経済を支える存在。豪快さの中に家族思いな一面があり、娘のローリィを大切に見守っています。

ダリア・コッカー
ローリィの母で、少し心配性な性格。娘たちを気にかける姿は、家庭的で優しい母親像として描かれました。

ピータとリリア
ローリィの弟妹たち。兄のピータは勉強好きで真面目、妹のリリアはまだ幼さの残る可愛らしい存在として物語に彩りを添えています。

メリー・アンドリュース
コッカー家の秘書で、知的で落ち着いた雰囲気を漂わせるキャラクター。物語では家庭と外の世界をつなぐ役割を担いました。

■ テリア家 ― 友情に厚い家族

ジョーイ・テリアとその家族も、物語の重要な脇役です。

ジョーイ・テリア
ローリィの親友で、機転の利く少年犬。困っている仲間を放っておけず、時には勇気を振り絞って行動する姿が描かれました。

フローレンス・テリア
ジョーイの姉。落ち着きがあり、面倒見の良い性格で、妹分のような立場のパティたちを優しく支えます。

フィリップ・テリア
父親は自動車デザイナーで、都会的な職業を持つ大人キャラとして登場しました。

■ ホワイト家 ― 温厚な白クマ一家

ホワイト家は優しさと家庭的な温もりを象徴する一家です。

ロジャー・ホワイト
おっとりとした性格の少年。運動は苦手ですが、大事な場面では仲間を助ける頼れる存在になります。

シーラ・ホワイト
女優を夢見る少女で、憧れに向かって努力する姿が描かれました。視聴者に「夢を持つことの大切さ」を伝えた存在です。

マーク・ホワイト
弟として家族を和ませる存在。兄姉との関わりが微笑ましく描かれました。

両親(ラルフとメリーベス)
街でガソリンスタンドを営む父と、家庭を支える母。庶民的で親しみやすいキャラクター像が人気を集めました。

■ シープ家 ― 謙虚で優しい一家

スウとラム姉妹を中心に、温和な家族像を描き出しました。

スウ・シープ
恥ずかしがり屋ながらも心優しい少女。ダンスが得意で、物語の中では特技を活かすエピソードも描かれています。

ラム・シープ
妹で臆病な性格ながら、姉と同じく優しさを持ち合わせています。クモを怖がって転んでしまうエピソードなど、子どもらしい弱さが共感を呼びました。

■ ランダース家・ルナール家 ― 中盤から登場する新顔

物語の中盤では、クマの少年ラリーや銀ギツネの姉妹ジジとジョジョなど、新しいキャラクターも登場。彼らは物語に新たな刺激を与え、パティとローリィの関係性をさらに深める役割を果たしました。

■ コミカルな悪役 ― ヨータとグータ

本作の「悪役コンビ」である猫のヨータとグータは、毎回のように騒動を引き起こす存在です。前作のグレテルと同様に、完全な悪役ではなく、どこか憎めないコミカルさが魅力でした。失敗ばかりしてしまう姿は子どもたちに大きな笑いを提供し、物語のスパイスとなりました。

■ メイプルタウンの住民たち(ゲスト出演)

さらに、前作『メイプルタウン物語』の住民たちも一部エピソードにゲスト出演し、懐かしさと continuity(連続性)を持たせる工夫がされていました。こうした演出は、シリーズ全体を通して視聴していたファンにとって大きな喜びであり、作品の「広がり」を感じさせる要素でもありました。

このように、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は多彩なキャラクターたちが織り成す群像劇でもありました。パティとローリィという二人の少女を軸に、それぞれの家庭や夢、友情が交錯することで、作品は単なる子ども向けアニメを超え、「仲間と共に成長する物語」として多くの人の心に残る作品となったのです。

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■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』を彩った音楽は、物語の世界観をより鮮やかに引き立て、視聴者の心に強い印象を残しました。1980年代後半のテレビアニメは、主題歌や挿入歌が作品の人気を左右する重要な要素の一つであり、本作もその例外ではありません。ここではオープニング・エンディング曲を中心に、キャラクターソングやイメージソング、さらには音楽ソフト展開やファンの受け止め方について詳しく掘り下げます。

■ オープニングテーマ「南の国のパームタウン」

オープニング曲は山野さと子が歌う「南の国のパームタウン」。小坂明子が作詞・作曲、有澤孝紀が編曲を手掛けました。タイトルが示す通り、南国の明るい光と開放感をそのまま音楽で表現した楽曲で、軽快なメロディラインと爽やかな歌声が日曜の朝にふさわしい清涼感を漂わせました。

歌詞は、都会的でありながら夢や冒険が広がるパームタウンの情景を描き出しており、物語の冒頭でパティが抱いた憧れやワクワク感を視聴者に代弁しているようです。特に「新しい友だちに会えるかもしれない」「太陽の下で胸が弾む」というフレーズは、子どもたちの心を掴み、登校前の憧れを刺激しました。

また、後半クールから番組構成が変更され、エンディングがカットされた第39話以降は、スタッフ・キャストのクレジットもすべてこのオープニングに集約されました。そのため、映像もやや改編され、視聴者にとってはより完成度の高い一曲として記憶されています。

■ エンディングテーマ「もっとフレンド」

第1話から第38話まで使用されたエンディングテーマが「もっとフレンド」です。こちらも山野さと子の歌唱で、小坂明子が作詞・作曲を担当し、有澤孝紀が編曲を務めました。

この曲は「友情」を前面に押し出したメッセージソングで、パティとローリィの絆を象徴するような歌詞内容になっています。「友だちでいることの大切さ」「一緒にいるだけで元気になれる」といったフレーズが繰り返され、物語全体のテーマである「仲間とのつながり」を優しく包み込みました。

オープニングが「冒険と憧れ」を描いていたのに対し、エンディングは「友情と安心感」を表現するという構成で、視聴者の心を毎回温かく締めくくる役割を果たしました。

■ 挿入歌とイメージソング

本作では主題歌だけでなく、複数の挿入歌やイメージソングが制作されました。いずれも小坂明子が中心となって楽曲を提供し、当時のアニメソングらしいポップさとドラマ性を兼ね備えています。

代表的な楽曲には以下のものがあります:

「5月の旅」(唄:山野さと子)
爽やかな初夏の雰囲気を表現したナンバー。パティや仲間たちが新しい季節に胸を膨らませる心情を反映しており、劇中では遠足やピクニックのシーンで流れることが多かった。

「ハロー!ハロー!!」(唄:山野さと子、コーラス:森の木児童合唱団)
元気いっぱいの合唱風ソング。子どもらしいエネルギーと明るさが溢れ、友だちに出会った喜びを弾むリズムで描き出しました。

「オレンジ・ハイウェイ」(唄:山野さと子)
パームタウンの街並みを思わせる都会的で洗練された一曲。おしゃれなカフェやブティックのシーンなどにぴったりのムードを演出しました。

「マイ・スイート・ホーム」(唄:山野さと子)
家族や家の温かさをテーマにした楽曲。クリニックでの団らんや家庭的なシーンに重ねられ、作品の「人との絆」を強調しました。

「朝までダ・ダ・ダ」(唄:小坂明子)
ノリの良いユーモラスな曲調。ヨータやグータが登場するコミカルな回に挿入されることが多く、作品の笑いの要素を音楽でも盛り上げました。

「悪党ブルース」(唄:つかせのりこ・龍田直樹)
悪役コンビ・ヨータとグータのテーマソング的な存在。二人のコミカルで間抜けな悪事を歌い上げるブルース調で、視聴者に強烈な印象を残しました。

「サマービーチサンバ!!」(唄:山野さと子)
夏を舞台にしたエピソードで流れるサンバ調の楽曲。軽快なリズムと南国らしい明るさが作品の舞台背景と調和しました。

「恋人達のモナ島」(唄:山野さと子)
小坂明子と益子幸代の共作詞による、少し大人びたラブソング風の一曲。物語の中で憧れや夢を語るシーンに効果的に使用されました。

これらの挿入歌は単なるBGMではなく、登場人物たちの心情や場面の雰囲気を代弁する重要な役割を担い、物語を立体的に支えました。

■ 音楽ソフト展開

1987年4月21日には、日本コロムビアから「新メイプルタウン物語 – パームタウン編 – ヒット曲集」がカセットテープとして発売されました。この音楽集には主題歌や挿入歌のほとんどが収録され、ファンにとって貴重な一枚となりました。

ただし、このアルバムは当時カセットテープ限定でのリリースであり、CD化や復刻は長らく実現しませんでした。そのため、コレクターの間では入手困難なアイテムとなり、オークション市場でもプレミアがつく存在となっています。

一方で、主題歌「南の国のパームタウン」や「もっとフレンド」は後年、アニメソングのコンピレーションCD『続々々々・テレビまんが主題歌のあゆみ』や『懐かしのB面コレクション』に収録される形でCD化され、当時のファンや新しい世代にも再び聴かれる機会が生まれました。

■ ファンの受け止め方

音楽は単なる背景ではなく、作品の雰囲気や感情を直接視聴者に伝える力を持っています。本作においても、オープニングで「冒険と希望」を、エンディングで「友情と安心感」を、そして挿入歌で「季節感やキャラクターの心情」を表現することで、作品全体を豊かに支えました。

特に子どもたちは、日曜の朝に流れるオープニング曲を聴くことで「これから楽しい物語が始まる」という期待感を抱き、エンディングを聴きながら「友だちっていいな」と改めて感じる時間を過ごしていました。こうした体験は、音楽とアニメが一体となって記憶に残る大きな理由といえます。

このように、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』の楽曲群は、作品を単なる映像作品にとどめず、音楽とともに「日常に寄り添う物語」として多くの人々の記憶に刻み込んだのです。

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■ 声優について

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』を支えた大きな柱のひとつが、キャラクターに命を吹き込んだ声優陣です。本作は動物キャラクターを中心に描かれるファンタジー的な世界観でありながら、ドラマ性や人間的なリアリティを大切にした作品でした。そのため、声優たちには「かわいらしさ」と「真剣な感情表現」の両立が求められ、配役は非常に巧みに行われています。ここでは主要キャストを中心に、当時のアニメ業界における位置づけやファンの声、役柄との関係性を深く見ていきます。

■ 主人公を演じた岡本麻弥 ― パティ・ホープラビット

主人公パティを演じたのは岡本麻弥。前作『メイプルタウン物語』から続投しての出演であり、シリーズを通して作品の「声の顔」となった存在です。岡本は当時からフレッシュで明るい声質を持ち、パティの元気さや素直さを見事に表現しました。

特に『パームタウン編』では、都会にやって来た少女の戸惑いや憧れを描くシーンが多く、単純な明るさだけでなく、内面的な成長や寂しさを表現することが求められました。岡本の演技は、パティの「子どもらしさ」と「成長していく過程」の両方を自然に伝え、視聴者に深い共感を呼びました。

ファンの間では「岡本さんの声だからこそ、パティはただのキャラクターではなく本当に生きている少女に感じられた」という意見が多く、彼女の代表作のひとつとして今も語られています。

■ もう一人の主人公 ― 池本小百合(ローリィ・コッカー)

裕福なコッカー家の長女であり、もう一人の主人公的存在であるローリィを演じたのは池本小百合。彼女はお嬢様でありながら行動力に溢れる少女という、二面性を持ったキャラクターを担当しました。

池本の声は上品さを感じさせつつ、快活さも兼ね備えており、ローリィの「少し背伸びをした都会の女の子」というキャラクター性を絶妙に表現しました。おてんばでパティをリードする場面では溌剌とした明るさが光り、一方で家族や仲間を想って涙する場面では優しい感情を丁寧に響かせています。

ローリィというキャラクターは、当時の少女たちが「憧れの友だち」として感情移入する存在でした。その魅力を声で支えた池本の演技は、作品のもう一つの支柱と言えるでしょう。

■ ベテランの力 ― 杉山佳寿子、森功至ら

本作には当時すでに大ベテランとして知られていた声優陣も数多く参加しました。

杉山佳寿子(ジェーン・パイカ役)
「アルプスの少女ハイジ」のクララ役などで知られる杉山は、ジェーン役で落ち着いた大人の女性を熱演。知性と包容力を兼ね備えた声は、子どもキャラクター中心の世界において大人の安心感を与えました。

森功至(ジョージ・パイカ役)
『マッハGoGoGo』の主人公スピード・レーサーなどで知られる森は、ジェーンの夫ジョージを演じました。真面目で誠実な声に加え、料理好きというユーモラスな側面を表現することでキャラクターに奥行きを与えています。

このようなベテラン勢の参加は、作品全体に安定感を与え、親世代が一緒に視聴する際にも親しみを持てるように配慮されていました。

■ コミカル担当 ― 龍田直樹・つかせのりこ

作品に欠かせないのが、悪役コンビ・ヨータとグータです。二人を演じた龍田直樹とつかせのりこは、当時からコミカルな役に定評がありました。

龍田直樹(ヨータ役)
龍田の声は甲高くユーモラスで、計算高いがどこか抜けているヨータの性格をぴったり表現しました。のちに『ドラゴンボール』シリーズのウーロン役などで知られるように、愛嬌のある悪役を演じさせれば右に出る者はいません。

つかせのりこ(グータ役)
ヨータの相棒であるグータを演じたつかせは、コミカルで明るい演技を披露。二人の掛け合いは子どもたちに大人気で、「悪役なのに応援したくなる」という声も多く寄せられました。

■ 若手と中堅の融合

そのほか、江森浩子、荘真由美、富沢美智江、上村典子といった1980年代に活躍していた若手・中堅声優が数多く参加しています。彼女たちはホワイト家やシープ家などの多彩なキャラクターを担当し、それぞれの家庭を魅力的に描き出しました。

彼女たちの演技は単に「役をこなす」だけでなく、キャラクターに生活感を与え、街全体が本当に生きているかのようなリアリティを構築しました。特に、複数の役を掛け持ちするケースも多く、同じ声優が違うキャラクターを演じ分ける妙技も、アニメファンにとっては楽しみの一つでした。

■ 視聴者の受け止め方

視聴者からの声として多かったのは、「キャラクターが生き生きと感じられる」「誰もが身近にいる友だちのように思える」というものです。これは声優の演技が単なる吹き替えに留まらず、キャラクターの心を引き出すことに成功していた証拠といえるでしょう。

また、子ども時代に視聴したファンが大人になって振り返ると、「声が記憶の中で蘇る」と語ることも多く、声優の力がいかに作品の印象を強めていたかがわかります。

総じて、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』の声優陣は、ベテランの安定感と若手のフレッシュさを融合させた理想的な布陣でした。その演技力は物語に厚みを与え、今なおファンの記憶に残り続けています。

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■ 視聴者の感想

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は、1987年の放送当時から子どもたちを中心に幅広い支持を集めました。都会的な舞台設定や、前作から続投するパティの成長、そしてローリィとの新しい友情の物語は、視聴者に新鮮な驚きと共感をもたらしました。ここでは、放送当時に寄せられた感想や、その後の再放送・DVD化を通じて語られたファンの声を、多角的にまとめていきます。

■ 前作との違いに驚いた声

放送開始時、多くのファンがまず口にしたのは「舞台がガラリと変わった」という感想でした。前作『メイプルタウン物語』は、牧歌的な田園風景の中で動物たちが助け合って生きる物語でしたが、本作は海辺のリゾート都市・パームタウンが舞台。

子どもたちは「前よりおしゃれな街だ!」と目を輝かせ、大人の視聴者からは「背景が現代的になったことで、物語が一層リアルに感じられる」と評価する声が多く上がりました。特に、ショーウィンドウに並ぶ雑貨やレストランの雰囲気は、1980年代当時の都会的なライフスタイルを子ども番組に取り入れた点として新鮮に受け止められました。

■ パティの成長に共感

視聴者が最も注目したのは、主人公パティの成長でした。前作では無邪気で少し幼さが残る少女でしたが、新しい環境に身を置いた彼女は、戸惑いながらも積極的に挑戦し、仲間を作り、自分の意見をしっかりと持つ姿を見せていきます。

子ども視聴者からは「パティみたいに新しい学校でも友だちを作りたい」「転校したときに勇気をもらった」という感想が寄せられ、大人からは「子どもが成長していく過程を温かく描いていて、自分の子育てにも通じる」といった共感の声がありました。

特に最終回の別れのシーンでは「涙が止まらなかった」「パティと一緒に過ごした一年間が終わってしまうのが寂しい」という意見が多く、作品全体を通じてパティが「自分の友だちのように感じられるキャラクター」になっていたことがうかがえます。

■ ローリィという新しいヒロイン

もう一人の主人公・ローリィに対しても多くの感想が寄せられました。裕福なお嬢様でありながら気さくで度胸のある彼女は、当時の子どもたちにとって「ちょっと憧れる存在」でした。

女の子の視聴者からは「ローリィみたいにかわいくておしゃれなお友だちがほしい」「行動力があってかっこいい」といった憧れの声が多く、一方で男の子からは「一緒に冒険したら楽しそう」という親しみの声も上がりました。

また、大人の視聴者からは「ローリィのように社会的に恵まれている子が、パティと対等な友情を築くことに意味がある」といった分析的な感想も聞かれ、作品が単なる子ども向けアニメを超えた深みを持っていたことを示しています。

■ 悪役コンビへの愛着

ヨータとグータの悪役コンビに対しては、子どもたちから特に人気が集まりました。「毎回失敗するのがおもしろい」「本当はいい人そうで好き」といった声が多く、視聴者の中では「憎めないキャラクター」として定着しました。

ファンの中には「ヨータとグータが出てくる回は安心して笑える」「悪役だけど彼らがいないと寂しい」と語る人も多く、作品のバランスを保つ存在として親しまれました。

■ 家族で楽しめるアニメという評価

当時のテレビ欄や雑誌の投書欄には「親子で安心して見られる」「朝から心温まる気持ちになれる」という評価が数多く寄せられています。特に大人の視聴者からは「道徳的なメッセージがしっかりしていて、教育番組に近い良さがある」という感想もありました。

例えば、友情を大切にする話、困っている人を助ける話、夢に挑戦する話など、子どもが自然に学べるエピソードが多く、親にとっても安心感がありました。これが本作を「家族向けアニメ」として長く記憶に残る理由のひとつです。

■ 再放送・DVD化での再評価

2013年にDVD-BOXが発売された際、当時子どもだったファンが大人になって再び作品を見返し、インターネット上に多くの感想を書き込んでいます。

「子どもの頃はただ楽しいだけだったけど、大人になって見ると人間関係の描き方が丁寧で驚いた」
「今見ると、街の描写が80年代の空気をそのまま残していて懐かしい」
「エンディングが途中でカットされた経緯を知って、制作の大変さを感じた」

こうした感想からもわかるように、本作は単なる懐古作品ではなく、今なお新しい発見を与えてくれるアニメとして位置づけられています。

■ 視聴者の心に残ったもの

総合すると、視聴者の心に残ったのは「友情」「憧れ」「別れと旅立ち」という三つのテーマでした。パティとローリィの友情は、自分自身の学校生活や友人関係と重ねて感情移入できるもの。都会的でおしゃれなパームタウンの風景は、子どもたちに未来への憧れを抱かせるもの。そして最終回の別れは、人生において避けられない成長の一歩を象徴するものでした。

これらが一体となり、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は放送終了から数十年経った今でも、「あの頃の思い出のアニメ」として強く語り継がれているのです。

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■ 好きな場面

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』には数多くの印象的なシーンが存在し、視聴者それぞれが「心に残る一場面」を持っています。舞台が明るく都会的なパームタウンへと移ったことで、描かれる出来事は前作よりもバリエーション豊かになり、友情、冒険、ユーモア、そして感動が絶妙に織り交ぜられました。ここでは、多くのファンが語る「好きな場面」をテーマごとに掘り下げて紹介します。

■ パティが初めてパームタウンを見渡す場面

第1話でパティが初めてパームタウンに到着し、港や灯台、並木道、白い砂浜、ブティックが立ち並ぶ通りを目にするシーンは、作品全体の象徴ともいえる場面です。前作のメイプルタウンの田園風景とは対照的な都会の華やかさに、パティが目を輝かせる姿は、視聴者に「新しい物語が始まる」期待感を抱かせました。

当時の子どもたちはこの場面を見て「自分もこんな街に行ってみたい」と強く憧れを抱き、旅行先やショッピングモールで同じような景色を見かけると、アニメを思い出したという声もあります。

■ ローリィとパティの友情が芽生える瞬間

初対面のとき、育ちも性格も異なる二人が最初はすれ違いながらも、やがて互いを理解して友情を深める過程は、シリーズを通じて最も人気のある要素です。特に、ローリィがパティを仲間に紹介したり、一緒に冒険に出かけたりする場面は、「友だちって素敵だな」と感じさせてくれました。

「もっとフレンド」の歌詞とシンクロするように描かれた二人の絆の強まりは、視聴者にとって心温まる名シーンの連続でした。

■ ヨータとグータのドタバタ劇

好きな場面として必ず挙がるのが、悪役コンビ・ヨータとグータの失敗シーンです。彼らは毎回のように悪巧みを仕掛けるものの、どこか抜けていて失敗ばかり。その結末は視聴者の笑いを誘いました。

例えば、海辺で宝探しを企む回では、せっかく見つけた「宝箱」が実はただの空き箱で、肩を落とす二人の姿が印象的でした。子どもたちはその姿に大笑いし、大人は「憎めないキャラクター」として親近感を覚えました。

■ 季節感を描いたエピソード

本作は南国の街を舞台にしつつも、季節ごとのイベントが多く描かれました。春の遠足、夏のビーチでの出来事、秋の祭り、冬のクリスマスパーティーなど、それぞれに名場面があります。

特に人気なのは、夏の「サマービーチサンバ!!」が流れる回で、キャラクターたちが水着姿で海を楽しむ場面。明るい音楽と映像が一体となり、視聴者に夏のワクワク感を届けました。また、クリスマスのエピソードでは、ツリーを飾り仲間とプレゼントを交換するシーンが感動的で、家族や友人と過ごす時間の尊さを伝えました。

■ 家族との絆を描いたシーン

パティがパイカ家で暮らしながら、叔母や叔父との関係を深めていくエピソードも人気があります。特にジョージが作った料理をみんなで囲む場面や、アリスがドジをして笑い合う場面は、家庭的で温かな雰囲気を伝えました。

また、コッカー家での家族団らんも印象的で、裕福でありながらも家族愛にあふれる姿が描かれ、視聴者に「どんな家庭にも温かさがある」というメッセージを届けました。

■ 感動の最終回 ― 旅立ちの別れ

もっとも強く記憶に残っている場面として語られるのが、最終回でパティがノースタウンへ引っ越すために仲間と別れるシーンです。ローリィをはじめとした友人たちが涙ながらに別れを惜しみ、パティが「また会おうね」と笑顔で旅立つ場面は、視聴者の胸を強く打ちました。

当時の子どもたちは「本当に自分の友だちが遠くへ行ってしまうみたいで泣いた」と語り、大人になったファンも「別れの切なさと前向きな希望を同時に教えてくれた」と振り返ります。このラストは、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』が単なる娯楽にとどまらず、人生の一場面を象徴する物語であったことを証明しています。

■ ファン同士で語り継がれるシーン

インターネット上の掲示板やSNSでは、今でも「好きな場面」が語られています。「ローリィが初めて泣いたシーンに共感した」「スウのダンスシーンが美しくて忘れられない」「ヨータとグータの歌が頭から離れない」など、それぞれの記憶に刻まれた名場面が共有されています。

こうした「みんなが覚えている一場面」の積み重ねが、本作を長く語り継がれる作品にしているのです。

まとめると、視聴者の好きな場面は「友情の芽生え」「日常の温かさ」「コミカルな笑い」「別れの感動」といった要素に集約されます。これらの場面がバランス良く描かれたことで、『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は単なる子ども向けアニメを超えた、心に残る作品となったのです。

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■ 好きなキャラクター

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』に登場するキャラクターは、どれも個性豊かで視聴者の心を掴みました。そのため、「好きなキャラクター」に関する感想は非常に多様であり、主人公のパティやローリィだけでなく、脇役や悪役にまで熱い支持が寄せられています。ここでは、視聴者の声や人気の傾向を整理しながら、なぜそのキャラクターが愛されたのかを掘り下げていきます。

■ 主人公パティ ― 元気さと優しさの象徴

やはり最も多くの支持を集めたのは主人公の パティ・ホープラビット でした。前作から引き続き登場する存在でありながら、新しい街で奮闘する姿が視聴者にとって「自分と重ねられるキャラクター」だったのです。

子どもの視聴者は「パティみたいに新しい学校で友だちを作りたい」と共感し、大人の視聴者は「子どもが環境に適応して成長していく姿がリアルだ」と評価しました。
さらに、パティの明るさや素直さは物語の推進力であり、困難な状況でも前を向く姿は、見る者に「勇気」を与えました。

■ ローリィ ― 憧れの存在

もう一人の主人公である ローリィ・コッカー は、特に女の子のファンから絶大な人気を集めました。裕福なお嬢様でありながら、決して高慢ではなく、行動的で友だち思いな性格は「理想の親友像」として多くの視聴者に受け入れられました。

当時の感想には「ローリィの服がおしゃれで真似したかった」「強くて優しいところが大好き」という声が多く見られます。
また、ローリィは「お金持ちの家に生まれても、友情や思いやりを大切にする」という対比が際立っており、子どもたちに「本当に大切なのは心」というメッセージを伝える存在でした。

■ 悪役コンビ ― ヨータとグータ

「好きなキャラクター」として外せないのが、コミカルな悪役コンビ ヨータとグータ です。
彼らはパティや仲間たちを困らせる存在でありながら、毎回どこかでドジを踏み、最終的に自分たちが損をしてしまうというパターンがお約束でした。そのため、子どもたちは「嫌いになれない悪役」としてむしろ親しみを持っていました。

「ヨータの声が面白くて真似した」「グータの天然っぽさが可愛い」という感想も多く、悪役でありながらファンから愛される稀有なキャラクターとして語り継がれています。

■ スウ・シープ ― 恥ずかしがり屋な魅力

パームタウンの仲間の中で人気が高かったのが スウ・シープ です。恥ずかしがり屋で人前に出るのが苦手な彼女ですが、心根はとても優しく、仲間を大切にする姿が印象的でした。

とくに「ダンスが上手い」という特技を持つ点が視聴者に強い印象を残し、「おとなしい子にも隠れた才能がある」というメッセージを与えました。ファンの間では「自分と似ていて好きだった」「スウが出る回は落ち着いた雰囲気があって良かった」といった声が見られます。

■ ロジャー・ホワイトと家族

ホワイト家 のロジャーやシーラも人気の高いキャラクターでした。ロジャーは普段おっとりしているものの、大切な場面で勇気を出して仲間を助ける姿が「頼れる存在」として好感を集めました。
また、シーラが女優を夢見る姿は「夢に挑戦するキャラクター」として多くの視聴者に憧れを抱かせました。

「普段はドジでも、やるときはやる」というギャップがロジャーの人気を支え、「夢を持って頑張るシーラ」に共感する声は、特に女の子から多く寄せられました。

■ サブキャラクターの人気

意外なところでは、テリア家の ジョーイ や フローレンス、さらにシープ家の ラム など、サブキャラクターを推す声も多く聞かれました。ジョーイの機転やラムの臆病さと可愛らしさは、それぞれ子どもらしいリアリティを持っており、「自分の周りにいそう」という親近感が人気の理由でした。

また、大人の視聴者からは「ジェーン先生が好きだった」という声も少なくありません。彼女の落ち着いた態度や大人としての優しさは、物語の安定感を支えると同時に「頼れる大人像」として視聴者に印象を残しました。

■ 好きなキャラクターに対する世代間の違い

興味深いのは、子どもの頃に好きだったキャラクターと、大人になってから見直して好きになったキャラクターが違うという声です。

子どもの頃は「パティやローリィが好きだった」という人が多いですが、大人になってからは「ジェーンやジョージのような大人キャラに惹かれる」「ヨータとグータのドタバタが愛おしい」と評価が変わるケースが見られます。これは、作品が子ども向けでありながら、大人になっても楽しめる多層的な魅力を持っていたことを示しています。

■ 総括 ― キャラクターたちの魅力

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』のキャラクターは、それぞれが異なる立場や性格を持ちながらも、「友情」「家族」「夢」といった普遍的なテーマに結びついていました。視聴者は自分の性格や経験に重ねてお気に入りを見つけ、長く心に残してきたのです。

「元気に突き進むパティ」
「おしゃれで頼れるローリィ」
「憎めない悪役コンビ」
「恥ずかしがり屋だけど優しいスウ」

――これらのキャラクターが織りなす群像劇こそが、本作の魅力であり、放送から数十年経った今でも「好きなキャラクター」の話題が尽きない理由なのです。

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■ 関連商品のまとめ

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は、1987年当時のテレビ放送にとどまらず、多岐にわたる関連商品が展開されました。映像ソフト、音楽作品、書籍、ホビー、おもちゃ、食玩、文房具、日用品など、子どもたちの日常生活に寄り添うような形で商品化されており、アニメの人気がどれほど広がっていたかがよく分かります。ここでは、その商品展開をカテゴリーごとに整理し、当時の傾向やファンに与えた影響を詳しく見ていきましょう。

■ 映像関連商品

まず、最も注目されたのは映像ソフトです。1980年代後半は家庭用ビデオデッキが普及し始めた時期で、アニメ作品も次々とVHS化されていました。

VHSテープ
本作も例に漏れず、人気エピソードを収録したVHSが販売されました。セル用とレンタル用が存在し、レンタル店では子どもたちが何度も借りて視聴したと言われています。ジャケットにはパティやローリィが大きく描かれ、カラフルで可愛らしいデザインが特徴でした。

LD(レーザーディスク)
一部のコレクター層向けにはLDも展開されました。LDは高画質を売りにしていたため、アニメの色彩や背景美術を楽しむファンからは重宝されました。

DVD-BOX
21世紀に入ってからは、ベストフィールドより「想い出のアニメライブラリー」シリーズの一環として全話収録のDVD-BOXが発売されました。Vol.1には放送前の番宣映像、Vol.2には劇場版と予告編といった貴重な特典も収録され、往年のファンにとっては待望のコレクションアイテムとなりました。

映像商品の充実は、作品をリアルタイムで見られなかった世代にとっても鑑賞の機会を与え、再評価のきっかけとなりました。

■ 書籍関連

書籍としては、アニメ雑誌やファンブック、絵本などが中心に展開されました。

アニメ雑誌掲載
『アニメディア』『月刊OUT』『ニュータイプ』などのアニメ専門誌では、放送当時に特集記事やキャラクター人気投票が組まれました。ピンナップポスターや設定資料の掲載もあり、子どもだけでなくアニメファン層にもアピールしました。

絵本・アニメコミックス
小学生向けにはアニメ絵柄を用いた絵本シリーズやフィルムコミックスが発売されました。これにより、テレビを見られない時間でもパティたちの物語を楽しむことができ、子どもたちの身近な存在となりました。

ムック・設定資料集
後年には設定資料や美術背景を収録したファン向け書籍も刊行され、研究的な価値も持つ資料としてコレクターの関心を集めています。

■ 音楽関連

音楽は本作の魅力を大きく支えた要素であり、商品展開も活発でした。

シングルレコード・カセット
オープニング曲「南の国のパームタウン」とエンディング曲「もっとフレンド」はシングル盤として発売され、アニメファンや子どもたちに人気を博しました。

挿入歌集(カセットアルバム)
1987年4月21日には、日本コロムビアからカセットアルバム「パームタウン編ヒット曲集」が発売され、主題歌に加え「サマービーチサンバ!!」「悪党ブルース」などの挿入歌も収録。レコードやCDではなくカセット限定という点が時代を感じさせます。

コンピレーション収録
主題歌は後年、アニメソングのコンピレーションアルバムにも収録され、今も懐かしのアニソンとしてファンの間で聴かれています。

■ ホビー・おもちゃ関連

当時のアニメ作品に欠かせなかったのがキャラクターグッズ展開です。『新メイプルタウン物語』もぬいぐるみや人形、玩具などが数多く販売されました。

ぬいぐるみ
パティやローリィをはじめ、シープ家やホワイト家のキャラクターがぬいぐるみ化されました。手のひらサイズから大きめサイズまであり、女の子たちのベッドサイドを彩りました。

ミニフィギュア・食玩
ガチャガチャや食玩として小型フィギュアも登場しました。ヨータとグータのコミカルなポーズをしたものは特に人気で、「悪役なのに集めたくなる」と評判でした。

ドールハウス風玩具
パームタウンの街並みを模した小型のドールハウス玩具も一部発売され、キャラクター人形と組み合わせて遊ぶことができました。これにより、アニメの世界を家庭で再現する楽しみが広がりました。

■ ゲーム・ボードゲーム関連

1980年代当時のアニメ作品らしく、ボードゲームやカードゲームも展開されました。

すごろく形式のボードゲーム
パティやローリィたちがゴールを目指して進むすごろくが発売され、友だち同士で遊ぶアイテムとして人気を集めました。マス目ごとに「ヨータに邪魔されて一回休み」などのイベントがあり、作品世界をそのまま楽しめる内容でした。

カードゲーム
キャラクターカードを使った簡易的なゲームも雑誌付録や食玩として登場し、子どもたちのコレクション欲を刺激しました。

■ 文房具・日用品

子どもたちの学校生活に直結するグッズも多数展開されました。

文房具
下敷き、鉛筆、消しゴム、ノート、筆箱など、定番の文房具がキャラクター柄で発売されました。特にローリィやスウのイラストが描かれたアイテムは女の子に人気で、友だち同士で「どのキャラクターのグッズを持っているか」を自慢し合う文化も生まれました。

日用品
弁当箱、コップ、歯ブラシセットなども展開され、家庭や学校で使うことでアニメが常に生活の一部となるよう工夫されていました。

食玩・菓子コラボ
ガムやウエハースにシールやカードが付属する商品も登場。昭和の子ども文化らしい「食べて集める楽しみ」がファン層を広げました。

■ 総括

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』の関連商品は、映像ソフトや音楽といったコレクション性の高いアイテムから、日常的に使える文房具やお菓子にまで広がっていました。これにより、アニメは単なる放送作品ではなく「子どもたちの生活に溶け込む文化」として機能したのです。

こうしたグッズ展開は、作品の記憶を長く保たせる役割も担い、今日でもオークションやフリマアプリで「懐かしのアイテム」として人気を集め続けています。

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■ オークション・フリマなどの中古市場

『新メイプルタウン物語 パームタウン編』は1987年の放送から長い年月が経過していますが、関連グッズや映像ソフトは現在でも中古市場で取引が続いています。とりわけ、ヤフオクやメルカリなどのオンラインフリマアプリが普及して以降、1980年代アニメのグッズは「昭和レトロ」ジャンルとして再評価され、需要が高まっています。本作は前作『メイプルタウン物語』と並び、ぬいぐるみや文房具、映像ソフトなどのジャンルで安定した人気を持ち、熱心なコレクターが存在します。以下では、分野ごとに中古市場での取引傾向をまとめます。

■ 映像関連商品の中古市場

映像ソフトは最も取引が盛んな分野のひとつです。

VHS
放送当時に販売されたセル用VHSや、レンタル落ち品が市場に出回っています。状態が悪いものは数百円程度で落札される一方、外箱やラベルが綺麗に残っているものは1本2000〜4000円前後で取引されるケースもあります。特に第1巻や最終巻といった節目の巻は人気が高く、競り合いになることもしばしばです。

LD(レーザーディスク)
コレクターアイテムとして根強い人気を持ち、1枚3000〜6000円前後での落札例が多いです。状態が良ければ1万円近くになることもあります。LDはジャケットのイラストが大判で楽しめるため、ポスター代わりに飾るファンもいます。

DVD-BOX
2013年にベストフィールドから発売された「想い出のアニメライブラリー」シリーズ第14集のDVD-BOXは、現在プレミア価格で取引されています。新品未開封のものは2万円を超える落札も珍しくなく、中古でも1万5000円前後で安定しています。特典映像(番宣や劇場版予告)が付属しているため、ファンにとっては必携のアイテムです。

■ 書籍関連の中古市場

アニメ雑誌・記事切り抜き
当時の『アニメディア』『ニュータイプ』『OUT』などに掲載された記事やピンナップは、1冊1500〜3000円で取引されることが多いです。切り抜きだけをまとめた出品もあり、需要があります。

絵本・フィルムコミックス
幼児向けに出版された絵本は希少性が高く、状態の良いものは3000〜6000円前後。フィルムコミックスは2000円前後で落札されることが多いですが、帯付きや初版はさらに高騰します。

設定資料集・ムック本
後年発行された設定資料集やファンブックもコレクター人気が高く、1冊5000円を超えることもあります。とくにキャラクター設定や背景美術を収録した資料は研究的価値も高く、入手困難です。

■ 音楽関連の中古市場

シングルレコード(EP盤)
主題歌「南の国のパームタウン」やエンディング「もっとフレンド」のシングル盤は、状態次第で1500〜3000円程度。帯付き・美盤はさらに高値で取引されます。

カセットテープ「ヒット曲集」
1987年発売のカセットは流通数が少なく、5000円以上の落札例も見られます。カセット特有の経年劣化があるため、状態の良いものほど価値が高いです。

CD収録コンピレーション
後年のコンピCDに収録された主題歌は1000〜2000円前後で出回っていますが、オリジナル盤の希少性に比べると価格は安定しています。

■ ホビー・おもちゃ関連

ぬいぐるみ
パティやローリィのぬいぐるみは最も人気が高く、状態が良ければ1体3000〜6000円で取引されます。特にタグ付きや未使用品は1万円近くなることも。シープ家やホワイト家のぬいぐるみはさらに希少で、コレクターが探し続けるアイテムです。

ミニフィギュア・食玩
ガチャガチャや食玩で展開されたミニフィギュアは、数百円から取引が始まりますが、コンプリートセットだと5000円以上になる場合もあります。ヨータとグータのフィギュアはコミカルで人気が高いです。

ドールハウス玩具
パームタウンの街並みを再現できる玩具は希少で、1万円以上の値が付くこともあります。箱付き未使用は特に高騰しています。

■ ゲーム・ボードゲーム関連

すごろくボードゲーム
1980年代らしいキャラクターすごろくは、3000〜7000円前後で取引されることが多いです。駒やカード、サイコロなどが揃っているかどうかで価格は大きく変わります。

カードゲーム
食玩や雑誌付録で配布されたカードは単品だと数百円程度ですが、まとめ売りやコンプリート状態だと数千円になるケースもあります。

■ 文房具・日用品

文房具
下敷き、鉛筆、ノート、消しゴムなどは中古市場でも根強い人気です。未使用品は特に価値が高く、セット品は3000円以上で落札されることもあります。

日用品
弁当箱やコップ、歯ブラシセットなどの実用品も出回っています。未使用品は5000円を超える例もあり、「昭和レトロ雑貨」としてコレクターに注目されています。

お菓子関連ノベルティ
当時販売されたガムやウエハースの付属シールやカードも人気で、1枚数百円から高いものでは2000円以上で落札されています。

■ 総括

中古市場における『新メイプルタウン物語 パームタウン編』関連商品の特徴は、

入手困難なアイテムほど高騰する(特にぬいぐるみ、カセット、DVD-BOX)

文房具や日用品は実用性と懐かしさから安定した需要がある

悪役コンビ関連グッズも人気で、キャラクターの多様性が反映されている

という点です。

放送から数十年を経た今でも、中古市場で一定の価値を持ち続けているのは、この作品が単なる子ども向け番組ではなく、多くの人々に深く愛され、記憶に刻まれたからにほかなりません。

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