『OKAWARI-BOY スターザンS』(1984年)(テレビアニメ)

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9,050 円 (税込)
【ストーリー】行方不明の父を探す地球人の少女・八神ジュンは、辺境の惑星キラキラ星に不時着し、友好的なセノビ族に助けられる。しかし彼女を息子の嫁にしようと追って来た狩上一家が、好戦的な機械種族ロボット族を従えて迫る。その時、ジャングルの奥から現れジュンを救..
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【原作】:笹川ひろし
【アニメの放送期間】:1984年1月7日~1984年8月25日
【放送話数】:全34話
【放送局】:フジテレビ系列
【関連会社】:タツノコプロ

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■ 概要

タツノコプロによる“スターウォーズ+ターザン”SFギャグアニメとしての基本情報

1980年代半ば、まだ家庭用ビデオデッキがようやく普及し始めた頃、タツノコプロはフジテレビと組んで毎週土曜18時30分という家族向けのゴールデンな夕方枠に、少し風変わりなSFコメディを送り込んだ。それが『OKAWARI-BOY スターザンS』である。1984年1月7日から8月25日までの約8か月間、全34話が放送され、当時の子どもたちにとっては「晩ごはん前の時間にやっていた、ちょっとおかしな宇宙もの」というイメージで記憶されている作品だ。原案は『タイムボカン』シリーズなどで知られる笹川ひろし、アニメーション制作はタツノコプロが担当し、監督にうえだひでひと、シリーズ構成に小山高男という布陣。ジャンルとしてはSFアニメに分類されるが、作り手側が狙ったのはハードSFではなく、「スター・ウォーズの宇宙冒険」と「ターザンの密林ヒーロー」を悪ノリ気味に掛け合わせたギャグ主体のスペースラブコメだった。緑豊かな惑星キラキラ星を舞台に、自然と共存するセノビ族と、砂漠地帯に暮らすロボット族の対立という設定を敷きながら、その上に“行方不明の父を捜す美少女・八神ジュン”と“顔が三枚目から二枚目に変わる謎の青年スターザンS”のロマンスとドタバタを乗せるという構造になっており、タツノコらしいツヤのあるキャラクターデザインとテンポの良いギャグが特徴的な一本である。

放送枠と視聴状況――土曜18時台タツノコ枠のラストラン

本作が放送されたフジテレビ土曜夕方18時30分枠は、『タイムボカン』から続くタツノコオリジナル作品の系譜が約9年にわたって続いてきた、いわば「お家芸」の時間帯だった。家族がテレビの前に集まりやすい時間なので一般層にも届きやすい半面、裏番組との競争も激しく、視聴率次第では容赦なくテコ入れや打ち切りが行われるシビアな枠でもある。『OKAWARI-BOY スターザンS』は、そうした流れの中で送り出された新機軸のSFギャグアニメだったが、結果的には期待するほど視聴率が伸びず、1年持たずに全34話で終了することになった。その後、この時間帯のタツノコオリジナルアニメは一旦途絶えることになり、土曜夕方6時台後半の“タツノコ枠”の締めくくりを飾った作品として、放送史の中で特異な位置付けを持つことになる。視聴率的には成功作とは言い難いものの、逆に言えば「大ヒットにはならなかったが、作家性の強い試みが詰まっていたため、後年になってから再発見されるタイプの作品」として語られやすい、通好みのタイトルだとも言えるだろう。

タイトルに込められた“OKAWARI”の意味

作品名の頭に付けられた「OKAWARI-BOY」というフレーズは、単に食事のお代わりを指しているわけではない。本編を見ているとすぐに分かるが、主人公スターザンSはふだんは等身の低い三枚目顔の少年として振る舞い、ヒロインのジュンがピンチに陥った瞬間に、ぐっと身長が伸びたようなスタイルと精悍な二枚目フェイスに“チェンジ”して颯爽と現れる。この、シリアスモードとギャグモードをスイッチするような「おかわり」感覚のビジュアルギャグを、タイトルレベルで強調しているのが「OKAWARI-BOY」であり、スタッフはそれをシリーズのアイコンとして大いに遊んでいる。次回予告でスターザンSが「君もOKAWARIする?」と視聴者に語りかけるノリなども含めて、当時の子どもたちには「意味はよく分からないけれど、何となく面白い響き」として刷り込まれた。後年になってから改めて見直した視聴者の中には、「二枚目と三枚目を行き来する主人公像そのものを“おかわり”と呼んでいたのか、とようやく腑に落ちた」という感想を抱く人も多く、作品タイトル自体が本作のギャグセンスを象徴するキーワードになっている。

物語世界とテーマの概略――理想郷“パラトピア”をめぐる冒険譚

『OKAWARI-BOY スターザンS』の大枠の物語は、「伝説の楽園パラトピアの行方を追う旅」として整理できる。行方不明となった父親を追って宇宙へ飛び出した地球人の少女・八神ジュンが、途中で宇宙嵐に巻き込まれてキラキラ星に不時着し、そこでセノビ族とロボット族の対立に巻き込まれていく……という導入は、SF冒険作品として王道の形だ。しかし本作が面白いのは、そこでシリアスな異星紛争劇に振り切るのではなく、成金一族の狩上ファミリーやヘンテコなロボットたちを投入し、あくまで「ギャグとロマンスが前面に出たライトな冒険もの」として描き切っている点にある。キラキラ星の自然豊かな森と、メカがゴロゴロ転がるロボット族の領域という対照的なビジュアルは、『スター・ウォーズ』の銀河規模の世界観を、1つの惑星の中でうまく縮小再現したようなポップさがあり、その中でスターザンSとジュン、エビルス、狩上一家といった濃いキャラクターたちが絶えず騒動を起こしていく。物語の根底には、種族間対立の解消や家族の絆の再確認といったテーマも流れているが、それらはあくまで骨格として控えめに置かれており、視聴体験としては「毎週、キラキラ星でお祭り騒ぎを見物する」感覚に近い。

タツノコ作品史における位置付けと後年の再評価

タツノコプロのテレビシリーズは、『ガッチャマン』や『タイムボカン』など、誰もが知る看板タイトルがいくつもある一方で、放送期間の短さや再放送の少なさから“知る人ぞ知る名(迷)作”として扱われる作品群も少なくない。本作『OKAWARI-BOY スターザンS』はまさにその代表格で、同スタジオの『未来警察ウラシマン』などと比べても、長らくソフト化や配信の機会に恵まれず、タイトルだけ知っている、あるいは一部のエピソードをうろ覚えで記憶しているというファンが多い“幻のアニメ”のようなポジションにあった。状況が大きく変わったのは2010年代後半で、2017年にTCエンタテインメントからBlu-rayボックスが発売されると、当時リアルタイムで見ていた世代が懐かしさから手に取っただけでなく、「タツノコのマイナー作品を掘りたい」という若いアニメファンにも再評価の機会が広がった。改めて通して視聴すると、スターザンSの変身ギャグ、セノビ族とロボット族のデザインセンス、狩上ファミリーのブラックな笑いなど、80年代タツノコならではのエッジの効いた味わいが随所に見られ、決して“打ち切り作品”の一言では片付けられない実験精神に満ちたシリーズであることが分かる。タツノコ史の文脈で見れば、『ウラシマン』の後に控えていた“もう一つのSFチャレンジ”であり、視聴率的な成功こそ収められなかったものの、スタジオの遊び心と挑戦的な姿勢を体現した、ファンにとっては愛すべき一本なのである。

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■ あらすじ・ストーリー

伝説の理想郷「パラトピア」を追って――物語の幕開け

物語は、宇宙のどこかに存在すると噂される理想郷「パラトピア」に魅せられた人々のドラマから始まる。パラトピア探索隊の一員として旅立った父の行方を追うため、地球の少女・八神ジュンは16歳の若さで宇宙船のライセンスを取得し、一人きりで深宇宙へと漕ぎ出していく。彼女が目指しているのは、父が消息を絶ったという辺境宙域。ジュンは父の残したレーザーガンをお守り代わりに抱え、危険な流星帯や宇宙嵐をものともせず航行を続けるが、やがて巨大な宇宙嵐に巻き込まれ、機体の制御を失ってしまう。船体は閃光と共に未知の星へと落ちていき、ジュンは半ば気を失った状態で不時着する。目を覚ました彼女の目の前に広がっていたのは、高い木々が空を覆い、巨大なツタや花が入り乱れる、ジャングルそのものの光景。そこが後に彼女の運命を大きく変えることになる惑星「キラキラ星」であり、同時に伝説のパラトピアと深いつながりを持つ世界であることを、ジュンはまだ知らない。森の奥から姿を現したのは、奇妙な衣装をまとった原住民・セノビ族。彼らはジュンを侵入者として排除するどころか、古い言い伝えに登場する「空から降りてきて幸せをもたらす少女」に重ね合わせ、手厚く歓待する。言葉の壁こそあれ、身振り手振りで意思疎通を図るジュンとセノビ族の交流が、ここから始まっていく。

セノビ族とロボット族、そして謎の青年スターザンSの登場

一方その頃、ジュンに惚れ込んで「ぜひ花嫁にしたい」と願っている大企業・狩上コンツェルンの御曹司エビルスと、その祖母であり企業トップの狩上マネコもまた、ジュンを追って宇宙へ発進していた。マネコはエビルスのわがままを叶えるついでに、パラトピアに眠るとされる不老長寿の秘密や莫大な財宝を手に入れようと目論み、一家総出で宇宙旅行に乗り出したのである。だが彼らもまた宇宙嵐に飲み込まれ、結果的にジュンと同じキラキラ星へと流れ着いてしまう。ただし彼らが辿り着いたのは、セノビ族の暮らす緑豊かな森ではなく、鉄と油の匂いに満ちたロボット族の領域だった。ロボット族を率いる総統ダース・ベーローは、ひょっこり現れた狩上ファミリーを高度な宇宙的存在と勘違いし、「神さま」として崇めてしまう。マネコはその勘違いを利用してロボット族を半ば支配下に置き、自らの欲望のためにキラキラ星全体を巻き込んだ騒動を起こしていく。こうして「セノビ族 VS ロボット族+狩上ファミリー」という図式が形成され、のどかなキラキラ星のバランスは一気に崩れてしまう。やがてロボット族はマネコの命令に従い、「空から降りてきた少女」を手に入れようとセノビ族の村へ襲撃を仕掛ける。森が炎に包まれ、ジュンも危機にさらされるその瞬間、ジャングルを疾走する一人の青年が現れる。ツタを自在に操り、身軽な動きで敵ロボットを翻弄するその青年こそ、セノビ族が「守り神」と呼んで慕う存在――スターザンSである。普段は三枚目で、どこか抜けた表情の彼だが、ジュンの前に飛び出した瞬間、顔立ちと体型がスラリとした二枚目のヒーローモードに“おかわり”され、一気に物語の空気をヒーローアクションへと塗り替えていく。

日常のドタバタと宇宙冒険が交差する中盤エピソード

中盤のエピソード群では、キラキラ星の森とロボット族の街を舞台にした日常的な騒動が描かれつつ、徐々にパラトピアやスターザンSの素性についての伏線が張られていく。セノビ族の長老ノビテン・セノビは、幼いころ熱病に倒れたスターザンS(本名・夢野星夫)を救った恩人であり、家族同然の関係で彼を見守っている。長老の孫であるオジン坊は泣き声一つで大地を揺らすほどのパワーを持つ赤ん坊で、ジュンやスターザンSといつも一緒に行動し、しばしば事件の引き金にもなる。彼らの周りには、家族想いのエビテン・セノビやカカサン・セノビといった村人たちも登場し、キラキラ星での日常がコメディタッチで描かれていくが、その裏側では常に狩上ファミリーとロボット族の陰謀が進行している。ロボット族側では、巨大ロボ・鉄人ウルトラZが毎回のようにスターザンSの前に立ちふさがるものの、どこか抜けていて肝心なところで失敗ばかりする。総統ダース・ベーローは、口では狩上ファミリーを崇めつつも、胸中では「本当に神なのか?」と疑い続けており、その葛藤が原因で奇妙なトラブルが生まれることも多い。さらに、金に目がくらんだ銭屋金之助が登場し、ジュン側と狩上側のどちらにもいい顔をしながら、自分だけが儲かるように立ち回る姿が、物語にもう一段階ひねくれた笑いを加えてくれる。こうした群像劇的なやり取りの中で、視聴者はキラキラ星での生活に慣れ、各キャラクターの関係性を理解していく。エピソードによっては地球に一時的に戻る展開もあり、スターザンSが地球の文化に戸惑ったり、ジュンの母・陽子や、パラトピア探索隊に関わる人物たちが顔を出したりと、物語のスケールが「森の中のドタバタ」から「宇宙と地球をまたぐ家族ドラマ」へと広がっていくのも見どころである。

スターザンSの出自とパラトピアの秘密に迫る終盤

物語が後半に差し掛かると、これまではギャグとして描かれていた要素一つ一つが、少しずつ大きな真実へつながっていく。スターザンSはもともとキラキラ星の住人ではなく、かつてパラトピア探索隊に同行していた地球人の赤ん坊であったことが明らかになり、彼の父・夢野邦男博士や母・園代の存在が本格的にクローズアップされる。彼らはパラトピアの研究に没頭する中で星夫をキラキラ星に託さざるを得なくなり、その後所在不明になっていたという背景が語られ、スターザンSの「なぜ自分はここにいるのか」という根源的な問いが物語のテーマとして浮上してくる。同時に、ジュンの父・八神守の行方も徐々に明らかになり、二人の父親の運命とパラトピアの謎が一本の線で結びついていく。さらに大きな転機となるのが、ロボット族総統ダース・ベーローの正体が、実は消息を絶っていた狩上マネコの夫であると判明するくだりだ。これまでコミカルに描かれていた「神さん」と「ロボットたち」の関係が、一気に家族の再会という重いドラマへと反転し、キャラクターたちはそれぞれ、自分たちが本当に守りたいものは何なのかを問われることになる。マネコは永遠の若さや財宝への執着と、家族との絆の間で揺れ動き、エビルスはジュンへの一途な想いと、スターザンSとの男同士のライバル心の中で成長していく。終盤のエピソードでは、パラトピアの正体が単なる物質的な楽園ではなく、「人と人との関係性の中にこそ理想郷は生まれる」というメッセージとして描かれ、キラキラ星という舞台もまた、誰かにとってのパラトピアたり得る場所であることが示唆される。

クライマックスとエンディングの余韻

最終回に向けて、セノビ族とロボット族の対立はクライマックスを迎え、狩上ファミリーの野望も一度は破綻しかける。しかし、ここでも本作は単純な勧善懲悪には落とし込まず、ドタバタの延長線上でキャラクターたちの心情が自然と変化していく流れを重視している。たとえば、何度もスターザンSと戦ってきた鉄人ウルトラZが、植物を大事にする優しい一面を見せたり、マザーコンピュータがコンセント一つで動けなくなるおかしさの裏側で、「エネルギーを分け合うこと」の象徴として機能していたりと、一見ギャグに見える設定がクライマックスで感情的な意味を持ち始めるのだ。最終話では、すべての謎が完全に解決されるというより、登場人物たちがそれぞれの居場所を再確認し、ここから先の未来に向けて歩き出す姿が描かれる。スターザンSとジュンの関係も、ロマンスとしてはあまり露骨に描かれないが、互いにとってかけがえのない存在であることが分かる形で締めくくられ、視聴者に想像の余地を残した終わり方になっている。打ち切りという制作上の事情があるにもかかわらず、作品全体としては「賑やかに始まり、賑やかに終わる」という一貫したトーンが守られているため、視聴者は最後まで軽やかな気持ちで見届けることができる。エンディングを飾る楽曲や、最終回だけの特別な演出なども相まって、放送当時を知るファンの間では、「決して長くはなかったけれど、独特の後味を残してくれたシリーズ」として今も語り継がれている。

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■ 登場キャラクターについて

スターザンS(夢野星夫)――三枚目と二枚目を行き来する不思議な“森のヒーロー”

物語の顔とも言えるスターザンSは、キラキラ星の森でセノビ族から“守り神”として崇められている青年であり、その正体は地球人・夢野星夫というバックボーンを持つキャラクターである。普段の彼は、どこか力の抜けた四頭身寄りの体型に、ぽってりとした頬が印象的な三枚目フェイスで、ジャングルを木から木へ飛び回りながらも、セノビ族の子どもたちと一緒に遊んだり、少しズレた冗談を言って場を和ませる「隣の兄ちゃん」的なポジションにいる。しかし、ヒロインのジュンが危機に陥った瞬間、あるいはセノビ族が大ピンチに立たされた時、彼は雄叫びと共に身体を伸ばし、輪郭のくっきりした六頭身のイケメンへと“おかわり”変身する。このギャップこそがスターザンS最大の魅力であり、視聴者は毎回、「今週はどんなきっかけで二枚目モードになるのか」を楽しみにすることになる。二枚目モードの時は、口調や仕草まで急にクールになり、木々を駆け抜けるアクションもキレ味が増すが、それを維持するには本人なりにかなりの集中力と体力が必要らしく、変身時間が長くなるほど額に汗がにじみ、顔面に疲労の影が差してくるという細かいギャグも仕込まれている。本人は必死でカッコよく振る舞っているのに、視聴者から見ると「がんばってイケメンを演じている感」がにじみ出ていて、そこがまた愛おしいポイントだ。物語が進むと、幼い頃にパラトピア探索隊の一行と共に宇宙へ出た地球人の赤ん坊だったこと、両親の夢野博士夫妻と生き別れた結果、キラキラ星でセノビ族に拾われて育てられたことが明かされ、彼の「自分が何者なのか」という葛藤がストーリーの縦軸として浮上する。ヒーローでありながら、どこか等身大の青年としての弱さや迷いも併せ持つ存在であり、その揺らぎが作品全体の雰囲気を柔らかくしている。

八神ジュン――父を追って宇宙へ飛び出した行動派ヒロイン

ジュンは地球出身の16歳の少女で、行方不明となった父・八神守を探し出すために、自ら宇宙船のライセンスを取得して一人で旅立ってしまうほどの行動力と芯の強さを備えたヒロインである。容姿としてはいわゆる“80年代アニメらしい美少女”デザインで、ふわりと揺れる髪と大きな瞳が印象的だが、単なるお嬢様タイプではなく、宇宙船の操縦もこなすし、危険な状況で怯えながらも前に出る度胸も持っている。キラキラ星に不時着した直後は不安や戸惑いを隠し切れないものの、セノビ族の温かいもてなしを受けるうちに、異星の文化を積極的に受け入れ、自らも村の一員として行事に参加していく。その柔軟さと素直さが、彼女の最大の魅力だと言えるだろう。ジュンは父の形見であるレーザーガンをお守りのように常に携帯しており、いざという時にはそれを構えてロボット族に立ち向かうこともあるが、作品全体としては「武装したヒロイン」というより、「危険に飛び込んでしまいがちな普通の女の子」であり、その無茶ぶりをスターザンSが全力でフォローする構図が定番化している。スターザンSに対しては、初対面の段階からほとんど“ヒーローへの憧れ”に近い好意を抱いており、ピンチのたびに颯爽と現れては自分を助けてくれる存在に、徐々に特別な想いを重ねていく。一方で、三枚目モードの星夫(スターザンS)には最初あまりときめいておらず、「なんだか頼りないけど憎めない人」といった距離感で接しているのも面白い。視聴者は、「ジュンがどのタイミングで二つの姿が同一人物だと確信しているのか」を考えながら、二人の関係性の変化を見守ることになる。

セノビ族とミュータン――森を彩るサブキャラクターたち

スターザンSとジュンを取り巻く森側の住人たちも、作品世界に厚みを与える重要な存在だ。セノビ族の長老ノビテン・セノビは、どこかとぼけた雰囲気を漂わせながらも、星夫の過去を知る数少ない人物であり、村人たちをまとめ上げる人格者として描かれる。幼い頃に熱病で倒れた星夫を家族ぐるみで支えた恩人でもあり、ヒーローとしてのスターザンSではなく、一人の少年としての彼をよく理解している“森の父親”のような立ち位置だ。ノビテンの孫であるオジン坊は、いつも風船にぶら下がって空をふわふわ漂っている赤ん坊で、その無邪気さと突拍子もない行動がしばしばエピソードの引き金になる。泣き出すと地面が揺れるほどの怪力ボイスを発揮するため、ロボット族にとってはある意味スターザンS以上に厄介な存在とも言える。オジン坊を支える両親、エビテン・セノビとカカサン・セノビは、スターザンSにとっては「第二の家族」とも呼べる存在で、傷だらけで帰ってきた彼の服を洗ってやったり、食事を振る舞ったりと、舞台裏でヒーローを支える温かい存在として描かれている。もう一人、忘れてはならないのが、スターザンSの肩にちょこんと乗っている小さな相棒・ミュータンだ。ミュータンは見た目こそ小動物のようだが、実際には他の星から家出してきた存在という設定で、ジュンの悲鳴や危機を遠く離れた場所からキャッチし、スターザンSに伝える“非常ベル”のような役割を果たす。単なるマスコットに留まらず、時にはジュンの悩みを聞いてやったり、ロボット族の作戦をこっそり偵察してきたりと、物語をさりげなく前に進めるキーマンでもあり、画面に出ている時間は短くても、いなくては困る存在感を放っている。

狩上ファミリー――愛と欲望が渦巻く“成金一族”の面々

物語のコメディ色をいっきに押し上げているのが、巨大企業・狩上コンツェルンを率いる狩上ファミリーである。家長として君臨する狩上マネコは、行方不明になった夫の代わりに財閥を切り盛りしている“肝っ玉バアさん”で、豪快な笑い声と容赦ない決断力で周囲を振り回す。孫のエビルスを溺愛しており、彼の「ジュンをお嫁さんにしたい」という願望を叶えるためなら、宇宙旅行だろうがロボット族の支配だろうが、手段を選ばない。その一方で、パラトピアにあると噂される不老長寿の秘薬や、大量の宝石に対しても強い執着を見せ、「家族の願い」と「自分の欲望」のどちらを優先するのかで揺れ動く姿が、後半のドラマ部分でクローズアップされる。エビルスは、18歳にしては妙に幼児的な言動が多い肥満体の少年で、ジュンに対して完全に一方通行の恋心を抱いており、ことあるごとに「ジュンちゃん、ボクのお嫁さんになって~!」と駄々をこねる。その様子はコミカルではあるものの、根っこには「自分に自信が持てない青年の不安」も見え隠れしており、スターザンSというライバルの存在が、彼にささやかな成長をもたらしていく。とあるエピソードでは、特殊な方法でスリムなハンサム体型に変身し、スターザンSと似たような“イケメンおかわり”をやってのけるが、それでも中身はあまり変わっていないというオチがつき、視聴者に苦笑いと同情を同時に抱かせる。エビルスの母・リーズは、金銀財宝に目がない妖艶な美女で、18歳の息子がいるとは思えないほどの若々しさを誇るキャラクターだ。夫のハチローを尻に敷きつつも、ときどき見せる愛情深さのおかげで、単なる悪役一家に堕ちず、どこか憎めない魅力を持ち続けている。ハチローは元フライ級世界チャンピオンという過去を持つ元ボクサーだが、現在は婿養子として狩上家で肩身の狭い生活を送っており、普段は小さくなって家族の機嫌を伺っている。しかし、一度リングに上がったり、真剣勝負の場に立つと、別人のように精悍な表情と強烈なパンチを見せつけ、スターザンSすら圧倒してしまうほどの実力を発揮する。このギャップが視聴者に強いインパクトを残し、狩上家の中で最も“男前”なキャラは誰かと問われれば、ハチローの名前を挙げるファンも少なくない。

ロボット族とその周辺――ダース・ベーロー、鉄人ウルトラZ、マザー

キラキラ星のもう一つの顔であるロボット族は、砂漠地帯に広がる無機質な世界を拠点とし、セノビ族の森を征服しようと画策している戦闘民族である。その頂点に立つのが総統ダース・ベーローで、舌を出した間抜けな仮面と、怒りの感情を表す凶悪なマスクを使い分けるという、ビジュアルからしてギャグ満載のキャラクターだ。狩上ファミリーを「神さん」と呼び、全面的に協力する姿勢を見せているが、心のどこかで「本当に神なのか?」という疑念を捨てきれず、時々ポロッと本音を漏らしてしまう。そのため、部下たちとの間にも微妙な温度差が生じ、組織としてはどこか締まりのない印象を与えている。鉄人ウルトラZは、そのダース・ベーロー配下の巨大ロボで、歴代の特撮ヒーローを思わせるシルエットと、豪快なパワーを兼ね備えたキャラだが、肝心の頭脳はあまりよろしくなく、作戦を理解しないまま突撃してはスターザンSに返り討ちに遭うという役回りが定番化している。とはいえ、植物に水をやったり、小さな生き物をいたわったりと、心優しい一面もあり、「本当は森でのんびり暮らしたいのではないか」と想像したくなるような描写も盛り込まれている。マザーはロボット族のマザーコンピュータであり、手のひらサイズの人形のようなボディに意識を投射して会話を行う。普段は可愛らしい口調で話しているが、感情が高ぶると荒っぽい言葉遣いに変わり、コンセントでエネルギーを供給されているという設定も含めて、ギャグと風刺が絶妙に混ざった存在だ。巨大な機械文明を支える“頭脳”が、実はコンセント一つ抜かれただけで無力化されるという皮肉は、子ども向けアニメでありながら、文明批評的なニュアンスも感じさせる。

家族と脇役たち――物語に温度とリアリティを与える人々

スターザンSとジュンの父母も、物語の背景を支える重要なキャラクターだ。星夫の父・夢野邦男博士は、パラトピアの研究に人生を捧げてきた科学者で、眼鏡を外すと三枚目モードのスターザンSそっくりの顔になるという遊び心ある設定がなされている。母・園代は、二枚目モードのスターザンSをそのまま女性化したような長身の美女で、夫と共にパラトピア探索に出た結果、息子と離ればなれになってしまった経緯が描かれる。ジュンの父・八神守は、パラトピア探索隊のパイロットとして任務に就いたまま消息を絶っており、彼の足跡を追うことがジュンの旅の動機となっている。ジュンの母・陽子は地球で娘の帰りを待ちながら、物語終盤でスターザンSと出会うことで、星夫のルーツが地球にあることを視聴者に実感させる役割を担う。さらに、29話には『未来警察ウラシマン』の主人公・ウラシマ・リュウやスティンガー・ウルフらが“友情出演”として登場し、スターザンSを取り囲むゲストキャラクターとして作品の世界観を一時的に地球側へ引き寄せるサービス回も用意されている。こうしたクロスオーバー要素は、タツノコ作品を追いかけてきたファンへのプレゼントであると同時に、「スターザンSの世界も他のタツノコ作品とどこかでつながっているのでは」という想像をかき立てる仕掛けにもなっている。メインキャラクターだけでなく、村人やロボットたち、モブとして登場する宇宙人たちも含めて、一人ひとりに“ちょっとした変なクセ”が与えられており、その積み重ねが『OKAWARI-BOY スターザンS』という作品を、単なるパロディやギャグにとどまらない、独自の温度を持った群像劇へと押し上げているのである。

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■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

オープニングテーマ「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~」が描く80年代SFロマン

『OKAWARI-BOY スターザンS』の映像世界に最初に視聴者を誘い込む入口が、オープニングテーマ「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~」である。歌うのはポプラ、作詞・作曲は古田喜昭、編曲は石田かつのりという布陣で、当時のポップスらしい明快なメロディと、やや跳ねるリズムが印象的な楽曲だ。80年代らしいシンセサイザーの音色を前面に押し出しながらも、ロック的なギターとタイトなドラムが土台を支えているため、子ども向けアニメの主題歌でありながら、一般のJ-POPとして聴いても違和感のない作りになっているのが特徴的だ。歌詞のテーマは、“自分の宇宙を見せてほしい”というメッセージを軸に、未知の世界への憧れや、相手の心の中を知りたいというロマンティックな想いが織り込まれており、作品の根幹にある「パラトピアを目指す旅」「自分が何者なのかを探すスターザンSとジュンの心の動き」と共鳴している。宇宙を舞台にした冒険アニメでありつつも、ラブコメ的な要素や軽妙なギャグが作品の顔になっている本作にとって、この曲は“かっこよさ”と“親しみやすさ”を同時に打ち出す看板であり、視聴者はオープニング映像とセットで「今日はどんな騒動が待っているのか」と胸を高鳴らせていた。テンポとしては走りすぎないミドル寄りで、サビで一気にスケール感が広がる構成になっているため、キラキラ星の広がる宇宙空間を背景に、スターザンSがツタを伝って飛び回る映像との相性も抜群だった。放送当時をリアルタイムで体験したファンの中には、「番組本編より先にこの曲が頭の中で再生されてしまう」という人も多く、主題歌としての“刷り込み力”はかなり強かったと言えるだろう。

エンディングテーマ「恋する気持ちはドーナツの中」と最終回限定「サルサ パラトピア」

エンディングテーマ「恋する気持ちはドーナツの中」は、アイ高野が歌う少し不思議で甘酸っぱいポップソングで、作詞は佐藤ありす、作曲は古田喜昭、編曲は石田かつのりが担当している。タイトルからしてユーモラスだが、恋する心の“真ん中”にぽっかり穴が開いたような不安と期待を、ドーナツという身近なモチーフになぞらえる遊び心が、本作ならではのギャグセンスと見事に噛み合っている。軽快なビートの上で、どこか切なさを帯びたメロディが流れることで、ドタバタの本編を見終えた視聴者の気分を、ほんの少しだけしんみりさせながらも、最後は明るく締めくくる役割を果たしている。ジュンの揺れる恋心や、エビルスの一方通行な想い、スターザンSの照れくささなど、作中のキャラクターたちが見せる感情の揺らぎが、この曲を通して優しく包み込まれるような印象もあり、「スターザンS=ギャグアニメ」という先入観に、ほんの少しだけロマンティックなスパイスを加えていると言えるだろう。さらに本作では、最終回のエンディングとしてだけ使用された特別な楽曲「サルサ パラトピア」も存在する。歌うのはアイ高野とかおりくみこのコンビで、コーラスにはShinesが参加しており、タイトル通りラテン風のサルサリズムを取り入れた陽気なナンバーだ。全34話分の旅路の締めくくりとして、理想郷パラトピアをテーマにしたこの曲が流れることで、視聴者は“すべてが丸く収まった祝祭のあと”のような高揚感を味わうことになる。通常のエンディングとは雰囲気ががらりと変わるため、「最終回だけ空気が違って聞こえた」「派手なサルサのノリが、打ち切りという現実を明るく包み込んでくれているように感じた」と語るファンもおり、楽曲自体の珍しさも相まって、隠れた人気曲として挙げられることが多い。

挿入歌「ハートをノック」が切り取る、日常と恋心のワンシーン

本編中に流れる挿入歌としては、「ハートをノック」が特に印象深い一曲として知られている。歌唱を担当するのは山野さと子で、こちらも作詞は佐藤ありす、作曲は古田喜昭、編曲は石田かつのりという、主題歌と同系統のクリエイターチームが手掛けている。サウンドとしては、明るくポップでありながら、ややソフトなテンポ感で、ジュンやスターザンSの日常的なシーン、あるいは二人の距離が少しだけ近づくような場面をそっと彩る役割を担っている。例えば、戦闘の後のひとときに星空を見上げて語り合う場面や、セノビ族の村の穏やかな日常風景などでこの曲が流れると、視聴者は「ここは少しだけ特別な時間なのだ」と自然に感じ取ることができる。歌詞の中では、胸の奥をそっとノックするように、相手の心に近づいていく心情が描かれており、激しいバトルやドタバタ騒ぎの合間に、登場人物たちの繊細な感情の変化を感じさせてくれる。結果として、「ハートをノック」は、作品全体のトーンを柔らかく整えるクッションのような存在となっており、視聴者の記憶の中では、主題歌やエンディングほど派手な印象ではないものの、「ふとした瞬間にメロディを思い出してしまうタイプの曲」として静かな人気を保っている。特に山野さと子の、子ども向けアニメソングの歌い手としての透明感あるボーカルは、星のきらめきや森のささやきをそのまま声に変えたかのようで、キラキラ星の世界観と非常によくマッチしている。

キャラクターソング的な楽しみ方と、イメージソングとしての機能

1984年放送当時はいわゆる「キャラクターソング」という概念が現在ほど一般的ではなく、専用のキャラソンアルバムが多数リリースされる時代より少し前にあたる。そのため、『OKAWARI-BOY スターザンS』にも、明確に“誰々が歌うキャラクターソング”という名義の楽曲は多くないが、楽曲の歌詞や雰囲気を踏まえて視聴すると、「これはジュンの心情を代弁している」「これはスターザンS側の視点で聴くとしっくりくる」といった、キャラソン的な楽しみ方ができる構造になっていることに気づく。たとえば、「恋する気持ちはドーナツの中」は、ジュンの恋心を投影しながら聴くと、ピンチのたびに助けに来てくれるスターザンSへの憧れや、「彼が本当は何者なのかを知りたい」という揺れる感情が、甘くコミカルに描かれているようにも感じられる。また、「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~」は、スターザンSとジュン双方の視点から、「互いの心の奥にある宇宙を覗きたい」という願望を歌っているイメージソングとして解釈することも可能だ。さらに挿入歌「ハートをノック」は、セノビ族の村での生活や、エビルスの不器用な恋心、狩上ファミリーのどこか憎めない一面など、複数のキャラクターの感情を包み込む“モブ的キャラソン”として機能しており、聴き手によって「自分は誰の気持ちと重ねて聴くか」が変わる余地を持っている。こうした構造は、後年のアニメ作品に見られる、キャラクターごとに歌声と人格を強く紐づけたキャラソン展開とはまた違った、80年代ならではの“ゆるやかなキャラクターソングの在り方”といえるだろう。視聴者が自分なりに歌とキャラクターを結び付けて楽しむという余白が用意されている点も、本作の音楽面の魅力の一つである。

サウンド全体が作品にもたらした空気感と、後年の評価

『OKAWARI-BOY スターザンS』の音楽は、単にオープニングとエンディングを飾るだけにとどまらず、作品全体のテンションと世界観を支える重要な柱として機能している。古田喜昭によるメロディラインは、どれも覚えやすく口ずさみやすい一方で、単純な子ども向けソングにはおさまらない、どこか大人びた哀愁や都会的な香りをまとっており、そこに石田かつのりのアレンジが加わることで、シンセとバンドサウンドがバランスよく融合した“80年代アニメソング黄金期”らしい音像が完成している。アイ高野やポプラ、山野さと子といった歌い手たちも、それぞれの曲の方向性をきちんと理解しながら、キャラクターたちの感情や物語の空気を声に乗せており、単なるタイアップ曲ではなく、「この作品のために作られた歌」であることを強く印象づけている。放送終了後しばらくは、作品自体の再放送がほとんどなかったこともあり、曲を耳にする機会も限られていたが、後年のソフト化やアニメソングのコンピレーション企画などを通じて再び注目されるようになった。特にBlu-rayボックス発売前後には、ネット上で「子どものころに聴いたあの主題歌が忘れられない」「タイトルを覚えていなかったけれど、曲を聴いた瞬間に記憶が蘇った」といった声が見られ、音楽が記憶のフックとして強い役割を果たしていることがうかがえる。作品そのものは“マイナー寄り”とされることが多いが、その音楽面は、同時期のタツノコ作品と並べても遜色のないクオリティを持っており、むしろ「知っていると少し誇らしい隠れ名曲」という位置づけで語られることさえある。ギャグとSFロマンが入り混じった不思議な味わいを持つ本編を、音楽が横から、時に前面から支えていたからこそ、『OKAWARI-BOY スターザンS』は今もなお、特定のファン層にとって忘れがたい一本であり続けているのである。

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■ 声優について

スターザンS/夢野星夫役・井上和彦という“二枚目も三枚目もこなすエース”

『OKAWARI-BOY スターザンS』のキャスティングの中で、最も印象に残るのが主人公スターザンS/夢野星夫を演じた井上和彦の存在だろう。普段の星夫は、ちょっと気の抜けたジャングル育ちの青年で、表情も声も柔らかく、ボケに回ることも多い三枚目キャラだが、ジュンの前で“おかわり”変身を果たすと、一気に声のトーンが低くなり、落ち着いた二枚目ヒーローへと切り替わる。その振れ幅を支えているのが、井上の器用な演じ分けである。視聴者は同じ人物だと分かっていながらも、声の抑揚や間合いの取り方が変化することで、別人級のギャップを感じさせられ、「あ、今は完全にスターザンモードだ」と即座に認識できる。アクションシーンでは、キリッとした掛け声や決め台詞で画面を引き締め、一方でセノビ族の村に戻れば、どこか抜けた笑い声や情けない悲鳴でギャグパートを盛り上げる。その両立ができるのは、当時すでに多くの作品で主役級を務め、“爽やかな二枚目”だけではなく“味のあるコミカルキャラ”もこなしてきた井上ならではであり、スターザンSというキャラクターそのものが、彼の声質と演技を前提に設計されたのではないかと感じさせるほどだ。地球人としての過去が明かされるエピソードでは、一瞬だけ少年のような不安や寂しさを滲ませる芝居も見せ、それまでの軽快なイメージに、ほんの少しだけ陰影を与えている点も印象的である。

八神ジュン役・高田由美が体現する、芯の強い“80年代ヒロイン像”

ジュンを演じる高田由美の声は、一聞すると明るくかわいらしいトーンだが、そこに「自分の足で立とうとする強さ」がしっかり含まれている。父を探すために一人で宇宙へ飛び出すという大胆な行動力、異星の文化に戸惑いながらも柔軟に受け入れていくしなやかさ――それらが、セリフの端々に自然とにじみ出ている。ピンチに陥った時の悲鳴や驚きの声も、ただのか弱い叫びではなく、状況を打開しようと足掻くニュアンスが浮かび上がるため、視聴者は「守られるだけの存在」ではなく「スターザンSと肩を並べて物語を動かすヒロイン」としてジュンを認識できる。コミカルなシーンでのリアクションも、過度に騒がしくなりすぎず、あくまで“普通の女の子が宇宙のど真ん中に放り込まれたらこうなるだろう”というリアリティが保たれているため、ギャグとシリアスの行き来が多い本作において、感情のバランスを取る重要な役割を担っていると言える。スターザンSに対する憧れを含んだ柔らかな声色、エビルスに対して見せる少し困ったような響き、セノビ族の人々と触れ合うときの朗らかな笑い声――そのどれもが、ジュンの多面的な魅力を丁寧に伝えており、高田の演技があってこそ、作品のロマンス要素が嘘くさくならずに成立していると感じられる。

狩上ファミリーを彩るベテラン勢――香椎くに子・玄田哲章・小宮和枝・青森伸

作品のコメディ面を強烈に印象づける狩上ファミリーには、声優陣も個性派が揃っている。会長の狩上マネコを演じる香椎くに子は、甲高いがよく通る声で、豪快な笑いと怒号を自在に操り、成金的な貫禄と“おばあちゃんらしさ”を同時に表現している。エビルスを溺愛しつつ、パラトピアや宝石への欲望も隠さない二面性を、時にコミカルに、時に少し怖く感じるほどの迫力で演じ分けており、登場するだけで画面が賑やかになる“嵐のような存在感”を放っている。孫の狩上エビルス役には玄田哲章が起用されており、現在では渋い悪役や筋骨隆々のキャラを演じる印象が強い彼だが、本作では肥満体のわがまま少年という、かなり振り切ったコメディ寄りの役どころに挑んでいる。甘えた声でジュンに迫る幼児的な一面と、スターザンSに対抗心を燃やす時の妙に熱いテンションが入り混じり、視聴者に「面倒くさいけど嫌いになれないキャラ」として強く刻み込まれる。マネコの娘でエビルスの母・リーズを演じる小宮和枝は、艶やかな美女キャラにふさわしい色気ある声でありながら、お金の話になるとテンションが上がる俗っぽさも巧みに織り込み、グラマラスな見た目と俗物的な内面のギャップを楽しませてくれる。婿養子のハチロー役・青森伸は、普段の小さくまとまった情けない声と、ボクサーとしてリングに上がった瞬間の鋭く低いトーンの落差が見事で、スターザンSとは別ベクトルの“二面性キャラ”を声で作り上げている。控えめなときには空気のような存在感なのに、いざという時には場をさらってしまう――そんなキャラクター性を、演技でしっかり支えている点が印象深い。

セノビ族とロボット族――脇役たちに命を吹き込む多彩なキャスティング

セノビ族の長老ノビテン・セノビを演じる槐柳二は、その落ち着いた声と独特のテンポで、星夫を見守る“森の父”としての包容力を表現している。時にコミカルに、時に含蓄のある言葉を投げかける長老の存在は、物語の浮つきすぎないバランスを保つ上で欠かせないものであり、声から滲み出る人生経験の重みがキャラクターに深みを与えている。オジン坊役の篠原さなえは、赤ん坊ならではの舌足らずな発声と、泣き声で大地が揺れるほどのパワーを持つという設定を、オーバーになりすぎない範囲でコミカルに表現しており、画面に映るだけで賑やかな空気を生み出す。エビテン・セノビ役の田口昂と、カカサン・セノビ役の友近恵子は、スターザンSを自分の息子同然に世話を焼く優しい親として描かれ、穏やかな声色がキラキラ星の日常パートをほっとさせる時間へと変えている。ロボット族側では、総統ダース・ベーローを演じる大平透が圧倒的な存在感を放つ。間の抜けた舌出しマスクと怒りのマスクを使い分けるキャラクターに対し、声の芝居もまた“とぼけた口調”と“ドスの利いた低音”の二段構えになっており、その落差がギャグと威圧感を同時に生み出している。鉄人ウルトラZ役の郷里大輔は、太く力強い声で筋肉バカ的ロボットの豪快さを表現しつつ、どこか抜けた間合いで視聴者を笑わせる。シリアスな役も数多くこなす郷里だが、本作では“憎めないやられ役”としての魅力を全開にしており、スターザンSとの対決シーンは毎回“今日はどんな負け方をするのか”という期待感さえ伴っていた。マザーコンピュータを担当する滝沢久美子は、一見可愛らしいが時折荒っぽくなる二面性を、声のトーンの変化とテンポで見事に表現し、機械でありながら感情豊かなキャラクターとして画面に存在させている。

ゲスト出演や脇役陣が生む“タツノコ作品らしいにぎやかさ”

『OKAWARI-BOY スターザンS』の声優面で見逃せないのが、タツノコ作品間の“横のつながり”だ。特に話題になるのが、29話でのゲストとして登場する『未来警察ウラシマン』のウラシマ・リュウとスティンガー・ウルフの存在で、ウラシマ・リュウ役の小林通孝、スティンガー・ウルフ役の玄田哲章(兼役)が、そのまま同じキャラクターの声で出演している。これによって、スターザンSの世界が一瞬だけ別作品と交差し、タツノコ作品のファンにとっては思わずニヤリとしてしまう“夢の共演”が実現している形だ。本編でも、銭屋金之助のような拝金主義の青年、美形なのにどこか胡散臭さを隠せないキャラクターを速水奨が涼やかな声で演じることで、“美形=正義”とは限らない世界観を補強している。彼のクールさと計算高さが混じったトーンは、スターザンSやエビルスとはまた違うタイプのライバル性を物語に与え、視聴者に“誰を信用していいのか分からない”心地よい不安感をもたらす。さらに、ジュンの母・陽子や、夢野夫妻、パラトピア探索隊の面々などを支える脇役陣にも、当時の実力派声優たちが起用されており、短い出番の中でも印象に残る芝居を見せている。全体として、レギュラー・ゲストを問わず“声に耳を傾ける楽しさ”が非常に高い作品であり、今改めて見直すと、「この役者がこんな役をやっていたのか」と驚かされる瞬間も多い。

視聴者が感じた“声”の魅力と、キャラクター像への影響

放送当時から本作を視聴していたファンの多くは、物語そのものよりも先に「キャラの声」が記憶に残っていると語ることが少なくない。スターザンSの頼りなさと格好良さを行き来する声、ジュンの芯の強さがにじむヒロインボイス、エビルスのわがまま全開の叫び、マネコの豪快な怒号、ダース・ベーローの間抜けな威圧、ウルトラZの豪快な雄叫び……それらが混ざり合うことで、キラキラ星の世界は単なる絵の集合ではなく、“音と声が渦巻く生きた空間”として立ち上がってくる。もし違うキャストがあてがわれていたら、キャラクターの印象はまったく違ったものになっていたかもしれないが、実際にはどの役も「この人以外は考えにくい」と感じさせるほどハマっており、結果として作品全体の“濃さ”に大きく貢献している。後年、Blu-ray化や配信などで久しぶりに本作を見返した視聴者からは、「絵は思ったより古く感じるのに、声の芝居は驚くほど今でも通用する」「キャラクターのテンションや掛け合いのテンポが、現代のアニメにも通じる勢いを持っている」といった感想も多く聞かれ、声優陣の力量が作品の古びなさを大きく軽減していることが分かる。派手な宣伝展開こそなかったものの、『OKAWARI-BOY スターザンS』が“知る人ぞ知る一本”として愛され続けている背景には、この強力なキャスト陣の存在があると言っても過言ではない。

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■ 視聴者の感想

放送当時の子どもたちが受け取った「わちゃわちゃした宇宙コメディ」

リアルタイムで本作に触れた視聴者の多くは、『OKAWARI-BOY スターザンS』を「晩ごはん前にやっていた、不思議でうるさくて楽しいアニメ」として記憶している。番組のジャンルとしてはSF作品なのだが、巨大ロボやレーザー砲の撃ち合い以上に、セノビ族とロボット族のドタバタ劇、狩上ファミリーの騒がしさ、スターザンSの変身ギャグといった“笑いの要素”が前面に出ていたため、当時の子どもたちは難しい設定を深く理解していなくても、とにかくテンションの高さとキャラクターの濃さに引き込まれていた。後年、当時を振り返るファンの書き込みを見てみると、「ギャグアニメとしての記憶がまず蘇る」「細かいストーリーは忘れているのに、スターザンSが顔を変えるところだけははっきり覚えている」といった声が多く、本作の第一印象がいかに強烈だったかが分かる。一方で、当時からSFとしての側面に注目していた視聴者もおり、パラトピアという理想郷の存在や、ジュンとスターザンSの出生の謎など、「じつはきちんと伏線が張られた作品だった」という見方も後になって語られている。放送枠が子ども向けの夕方帯であったこともあり、リアルタイム勢の多くは単純に“毎週の楽しみのひとつ”として消費していたが、そうした層が大人になってから見直すと、「あの頃は気付かなかった仕掛けがたくさんあった」と驚かされるケースも少なくないようだ。

打ち切りと再放送の少なさが生んだ「知る人ぞ知る」特別感

全34話で終了し、その後の再放送も決して多くなかったことから、『OKAWARI-BOY スターザンS』は長らく“マイナー作品”として扱われてきた。80年代の人気アニメが次々とビデオソフト化・DVD化される中で、本作だけはなかなかソフト化が実現せず、「もしかしてフィルム自体が失われてしまったのでは」と心配するファンさえいたという。結果として、リアルタイムで見ていた世代にとっては「子どものころに確かに存在したのに、誰も話題にしてくれない幻のアニメ」という特別な位置づけになり、レンタル店や深夜再放送を偶然見かけると、まるで宝物を見つけたかのような喜びを覚えたというエピソードも語られている。インターネット上でも長らく情報が少なく、ファン同士が断片的な記憶を持ち寄って語り合うような状態が続いたため、「知る人ぞ知る傑作」「マイナーだからこそ愛着がわく」といった言葉が自然と付いて回るようになった。一方で、知名度の低さゆえに、周囲に語り合える相手がいないもどかしさもあり、「子どものころ好きだったこのアニメを分かってくれる人が身近にいなかった」という寂しさを吐露するファンも見られる。ある意味、そうした“孤独な推し歴”を共有できる場がネット上に生まれたことで、ようやく『スターザンS』のファンたちが互いの存在を認識し合えるようになったとも言えるだろう。

Blu-ray化と配信解禁で一気に広がった再評価の声

状況が大きく変わったのは、2010年代後半に行われたBlu-ray化と、その前後に始まった配信サービスでの展開だ。2017年、放送開始33周年企画として高画質なHDネガテレシネによるBlu-rayソフトが発売されると、長年ソフト化を待ち望んでいたファンが「ついに手元で全話見られる日が来た」と歓喜のレビューを多数寄せた。中には「この機会を逃したら一生手に入らないと思って慌てて注文した」という声や、フィルム消失を心配していた人が「また観られて本当にうれしい」と語るコメントも見られ、本作への根強い愛着がうかがえる。さらに、dアニメストアなどの配信サービスで突如ラインナップに加わったことで、「名前は聞いたことがあるけれど見たことがなかった」という若い世代が一気に視聴するようになり、Twitterやブログ上で「あのタツノコの変なSFギャグアニメ、めちゃくちゃ面白い」「今になってハマった」という感想が相次いだ。配信開始をきっかけに本作を語る記事では、「有名スタジオの作品でありながら長年“激レア枠”扱いだった作品が、ようやく誰でも観られるようになった」という点が繰り返し言及されており、その解放感とともに、作品そのものの評価も一段階引き上げられた。Blu-rayの商品レビューでは総合評価が高く、「子どものころに観ていた親世代が、自分の子どもと一緒に楽しんでいる」といったエピソードも報告されており、世代を超えた再発見が進んでいることがわかる。

80年代ギャグノリへの賛否と、それでも愛される理由

視聴者の感想を読み解いていくと、本作の「徹底したギャグノリ」にはっきりと好みが分かれる部分があることも見えてくる。当時の子ども向けアニメらしく、テンションの高いギャグや、顔芸・崩し絵といった演出が頻繁に使われるため、「自分には少しコメディ色が強すぎた」と感じる視聴者もいる一方で、「そこがまさに80年代アニメらしくて良い」「今見るとむしろ新鮮」と肯定的に受け止める声も多い。スターザンSが状況に応じて容姿や声質をコロコロ変えるギミックは、単純ながら視覚的・聴覚的インパクトが強く、「何度見ても笑ってしまう」「子どものころ理解できなかった“おかわりボーイ”というタイトルの意味が、大人になってようやく分かった」といった感想がネット上に並んでいる。また、ジュンや狩上ファミリーといったキャラクター造形についても、「ジュンは今見ても素直にかわいい」「悪役サイドなのに狩上一家が憎めない」「ダース・ベーローが一番のお気に入り」という声が挙がっており、登場人物たちの人間味や、単純な善悪に収まらない関係性が作品の魅力として評価されている。一部のファンは、「物語が進むにつれて、単発ギャグ回から連続性のあるドラマへと移行していく構成が、見返してみると非常にうまく作られている」と指摘しており、パラトピアをめぐる終盤の展開を含めて、「80年代タツノコギャグアニメの中で一番好き」「知名度は低いが隠れた名作」と高く評価するレビューもある。

世代を超えて共有される“スターザンS体験”

近年のBlu-ray化と配信によって、かつて子どもの頃にリアルタイムで見ていた世代と、新しく作品に触れた若い世代が同じテーブルで語り合えるようになったのも、『OKAWARI-BOY スターザンS』を語るうえで興味深い現象だ。親世代が「久しぶりにあの主題歌を一緒に口ずさんだ」「子どもがスターザンの変身に大笑いしてくれてうれしかった」と感想を残す一方で、若いアニメファンからは「配信で初めて見たが、80年代作品とは思えない勢いがある」「今の作品にはあまりないタイプのギャグとキャラの濃さがクセになる」といった評価が寄せられている。また、80年代アニメを掘り下げるブログやレビューサイトでは、「長年配信されなかったことが、むしろファンの熱量を高めた」「解禁された途端、一部で祭りのような盛り上がりになった」といった記述も見られ、本作が“忘れられた作品”から“発掘されたカルト的人気作”へと立ち位置を変えていった過程がうかがえる。総じて言えば、『OKAWARI-BOY スターザンS』に対する視聴者の感想は、「大ヒットではなかったけれど、一度ハマった人には忘れがたい一本」という点で一致している。スターザンSの極端な二面性、個性の塊のようなキャラクターたち、80年代ならではの勢いあるギャグと、SFロマンの香り――それらが混ざり合った独特の味わいは、情報が溢れる現代のアニメシーンにおいても、なお新鮮さを失っていない。だからこそ、Blu-rayを手に取った人々は「もっと評価されるべき作品だ」と口をそろえ、配信で初めて見た若い視聴者もまた、「こういうタイプのアニメがあったんだ」と驚きをもって受け止めているのである。

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■ 好きな場面

スターザンS初登場の“おかわりヒーロー”誕生シーン

多くの視聴者が真っ先に思い出すのが、セノビ族の村がロボット族に襲われ、八神ジュンが追い詰められたその瞬間に、森の奥からスターザンSが初めて姿を現すシーンだろう。鬱蒼としたキラキラ星の森の中、ツタにぶら下がりながら自由自在に飛び回る小柄でコミカルな青年が、敵ロボットに向かって果敢に飛び蹴りを放つ――ここまでは、どこにでもいそうな“調子のいいジャングルボーイ”という印象なのだが、ジュンと正面から向き合った瞬間、彼の体型と顔つきがぐぐっと伸びて二枚目モードに“おかわり”される演出が入る。視聴者は「えっ、さっきまでと顔が違う!」と戸惑いながらも、その唐突さとシュールさに思わず笑ってしまう。この場面は単にヒーロー登場のカッコいい瞬間としてだけでなく、「同一人物が状況に応じて見た目を使い分ける」という本作の根幹ギャグを一気に提示する重要なシーンであり、以降のエピソードでも、ジュンの前では必死に二枚目を維持しようとするスターザンSの姿が視聴者の笑いと愛着を誘う。特に、変身した直後はキリッとしているのに、戦闘が長引くと顔にじわじわ疲れが滲み出てくる描写は、「イケメンを演じ続けるのってしんどいんだな」という妙なリアリティを感じさせ、多くのファンにとって忘れられない名シーンとなっている。

狩上ファミリー大暴走回――ロボット族を巻き込んだドタバタ劇

本作の“好きな場面”として頻繁に挙げられるのが、狩上マネコ率いる狩上ファミリーがロボット族を完全に振り回してしまうエピソード群だ。中でも印象的なのは、マネコが「神さん」としてロボット族の前に君臨し、ダース・ベーローや鉄人ウルトラZを部下のように扱いながら、キラキラ星の支配やパラトピア探索を自分の都合のいいように指示しまくる場面である。ロボットたちは「神さんの命令なら」と真面目に従うのだが、マネコの指示があまりに場当たり的で欲望に忠実なため、現場はいつも大混乱。セノビ族の村を占領しようとして逆に返り討ちに遭ったり、ジュン誘拐作戦がマネコのわがままで台無しになったりと、結果だけ見るとマネコ自身も損をしていることが多いのだが、その様子が妙に豪快で、視聴者は「この人、本気で悪いことをしようとしているのにどこか憎めない」と複雑な笑いを覚える。特に、マネコが宝石や若返りの秘薬の話を聞いた瞬間に目の色を変え、ロボット族の戦力を惜しみなくつぎ込もうとするカットは、欲深さと行動力が極端な形で結びついたキャラクター像を象徴しており、「スターザンSのライバルはロボットではなく、このおばあちゃんでは?」とすら思わせる迫力がある。こうしたファミリーによる大暴走劇は、一見ストーリーの本筋から外れたギャグ回のようでありながら、後半に向けて「彼らもまた家族を求めている存在なのだ」というドラマへと橋渡ししていく点でも重要で、笑いと人間味が同居した名場面として記憶されている。

エビルス“イケメン化”エピソード――切なくて笑える変身劇

スターザンSとジュンの関係に割って入ろうとする狩上エビルスが、ある方法を使ってスリムで長身のハンサムに変身するエピソードも、ファンの間で「忘れられない回」として語られる。普段のエビルスは、わがままで泣き虫な肥満体の少年として描かれ、ジュンに求婚してはあっさりかわされ、スターザンSに子ども扱いされるのが常だ。しかしこの回では、何らかの機械や薬を使って理想の自分になろうと試み、結果的に見た目だけならスターザンSにも負けないレベルのイケメンへと変貌を遂げる。鏡を見てうっとりするエビルス、そんな彼に一瞬だけ戸惑うジュン、そして「ちょっと待て、俺の立場は?」と言いたげなスターザンS――画面のテンションは終始コメディ色が強いのだが、視聴者はその裏に、「好きな人に振り向いてもらいたい一心で無茶をしてしまう」というエビルスの切ない気持ちを感じ取ることになる。結局、変身の効果は一時的なもので、ラストには元の彼へと戻ってしまうのだが、「見た目だけを取り繕っても、自分の中身が変わらなければ意味がない」というメッセージが、直接的な説教にならない形で伝わってくるのがこの回の妙味だ。視聴者の中には、「あのときのエビルスはちょっとだけかっこよかった」「頑張り方を間違えているけれど、嫌いになれない」といった感想を抱く人も多く、ギャグとほろ苦さが同居した名場面として語り継がれている。

夢野家と八神家の真実が交錯する、終盤の家族ドラマ

シリーズ後半に訪れる、スターザンSの出自とパラトピアの真相に迫るエピソード群には、感動的なシーンがいくつも散りばめられている。中でも印象深いのは、スターザンSが自分の本名・夢野星夫であること、そして地球から旅立ったパラトピア探索隊の一員だった両親と再会する流れだ。幼い頃にキラキラ星へ託され、セノビ族に育てられてきた星夫にとって、夢野博士夫妻は“記憶の中の存在”でしかなかったが、彼らと再会する場面では、ずっと封じ込めてきた感情が一気に噴き出す。ヒーローとしてのスターザンSではなく、一人の息子として親の胸に飛び込む瞬間の表情や声には、普段のギャグテイストからは想像できないほどの生々しさがあり、視聴者の胸を強く打つ。同時に、ジュンの父・八神守の行方が明らかになり、彼女自身もまた“父を追い続けた少女”から、“自分の足で未来を選ぶ若者”へと一歩踏み出していく。キラキラ星の森で育ての家族と過ごした日々と、地球で待っていた本当の家族――二つの世界をどう折り合いをつけていくかという問いは、子ども向けアニメにしては意外なほど重いテーマだが、作品はそれを過度にシリアスにせず、温かいユーモアを交えながら描き切る。そのバランス感覚が、終盤の家族ドラマを「泣けるのに重すぎない、ちょうどいい感動」として視聴者の記憶に刻んでいる。

ダース・ベーローの正体が明かされる衝撃の種明かし

もう一つ、終盤の“好きな場面”として必ず挙げられるのが、ロボット族総統ダース・ベーローの正体が、行方不明だった狩上マネコの夫であると判明する衝撃の種明かしだ。舌を出した間抜けなマスクと、怒りのマスクを使い分けるコミカルな悪役として描かれてきたベーローが、実は狩上ファミリーと深い因縁を持つ人物だったという事実は、それまで続いてきたギャグモードを一瞬でドラマへと切り替える力を持っている。マネコが“神さん”としてふるまい続けてきた背景に、長年連れ添った夫の不在があったこと、そしてその夫が機械文明の頂点に立つ総統として生きていたことが分かったとき、視聴者は彼女の欲望や暴走を、単なる強欲キャラとして笑い飛ばすだけではいられなくなる。再会の瞬間、二人がどのような言葉を交わすのかは、決して劇的なメロドラマのように描かれてはいないが、積み重ねられてきたギャグと衝突の歴史があるからこそ、その肩の力が抜けたやり取りが逆に胸に迫る。ロボット族とセノビ族の対立も、結局は“家族を取り戻したい”“自分の居場所を守りたい”という感情から生まれたものであり、その根っこにある人間くささを象徴するシーンとして、この種明かしは視聴者に強い印象を残している。

『未来警察ウラシマン』とのクロスオーバー回のサプライズ感

29話における『未来警察ウラシマン』とのクロスオーバー回も、多くのタツノコファンにとって忘れられない“お楽しみ回”となっている。地球にやってきたスターザンSの前に、ウラシマ・リュウやスティンガー・ウルフといった『ウラシマン』のキャラクターが“友情出演”という形で登場し、短いながらも掛け合いを展開するこのエピソードは、当時から「まさかのコラボ」として話題を呼んだ。作品世界としては別々でありながら、同じタツノコプロのキャラクター同士が一つの画面に収まることで、「このスタジオの作品たちは、どこかで繋がっているのではないか」という想像を視聴者に抱かせる。特に、スターザンSが地球の警察に包囲されるというシチュエーションの中で、ウラシマ・リュウがどう関わってくるのかをニヤニヤしながら見守ったファンも多く、「スターザンSを通じてウラシマンを知り、その後本編をレンタルして追いかけた」という逆流的な視聴体験を語る人もいる。こうしたクロスオーバーは、単なる販促や話題作りに留まらず、「タツノコ作品全体を一つの大きな宇宙として捉える視点」を視聴者に提供しており、その意味でも29話はシリーズの中で特別な輝きを放つ一話となっている。

サルサのリズムが鳴り響く最終回エンディングの高揚感

最終回で流れる特別エンディング「サルサ パラトピア」に乗せて、キャラクターたちが賑やかに画面を彩るラストシーンもまた、多くのファンが「スターザンSと言えばここ」と語るクライマックスだ。通常のエンディング「恋する気持ちはドーナツの中」とは全く違うラテン調のノリの良い楽曲に合わせて、セノビ族もロボット族も狩上ファミリーも入り乱れ、ダンスをしたり、ふざけ合ったり、とにかく全員が楽しそうにしている映像が流れることで、パラトピアをめぐる一連の騒動が“お祭り騒ぎとして円満に収束した”ような印象を与える。視聴者は、物語の細かな決着よりも先に、「ああ、この世界はこれからも賑やかに続いていくのだろう」という感覚を受け取り、少しさびしさを感じつつも前向きな気持ちでテレビを消すことができる。打ち切りという制作側の事情を知ってから改めて見ると、「ここまで明るくやり切ってくれたのがうれしい」「寂しい終わり方ではなく、賑やかなラストで本当に良かった」という感想を抱くファンも多く、このエンディングは“作品全体を象徴するハッピーエンドの象徴”として今なお語り継がれている。サルサのリズムが鳴り響く中、スターザンSとジュンの姿を追いながら、視聴者それぞれが自分だけの“その後”を想像できる――そんな余韻の豊かさこそが、この最終回の場面を多くの人の「好きな場面」に押し上げているのである。

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■ 好きなキャラクター

主人公スターザンS──ギャップが生み出す“二枚目と三枚目”両得の存在

好きなキャラクターの話題になると、まず名前が挙がるのはやはりスターザンSだろう。普段は頭身の低い三枚目顔でジャングルを駆け回るお調子者として描かれ、セノビ族の子どもたちやオジン坊と一緒になってはしゃいでいる姿がとても人間くさい。ところがジュンの前に立つと、体がスッと伸びて精悍な顔立ちになる“おかわり変身”が発動し、一気に頼れるヒーローの表情に切り替わる。この極端なギャップが、視聴者の心を掴んで離さないポイントだ。決め台詞やアクションシーンではきっちり格好良くキメる一方で、変身を維持し続けるのがしんどくて徐々に顔に疲労がにじんでくる様子や、ジュンに格好悪いところを見られないようにコソコソと取り繕う姿は、どこか共感を誘う情けなさも含んでいる。ヒーローでありながら完璧ではなく、むしろ欠点やズルさを抱えたまま頑張っているところが支持される理由であり、「二枚目としての憧れ」と「三枚目としての親しみ」が同時に味わえる、ありそうでなかったタイプの主人公と言える。終盤で地球人としての出自が明かされ、両親との再会を経て一歩大人になる姿も、スターザンSを“ただのギャグヒーロー”以上の存在へと押し上げており、視聴者は彼の成長物語を通して作品そのものへの愛着を深めていく。

八神ジュン──自分で動くヒロイン像への共感

八神ジュンは、「父を探す」という強い目的意識を持って単身宇宙へ旅立つ、行動力あふれるヒロインだ。外見的には16歳の美少女として描かれながらも、単に守られるだけの存在ではなく、ときには自分から情報を集め、ときにはレーザーガンを手に取って状況を切り開こうとする。そうした“自分で動くヒロイン像”は、視聴者、とくに当時の女の子たちにとって新鮮に映り、今でも「ジュンが一番好き」という声は根強い。スターザンSに対して見せる憧れと、エビルスへ向けるちょっと困ったような視線とのコントラストも魅力的で、恋愛感情だけに振り回されるのではなく、あくまで父親とパラトピアの行方という大きな目的を見失わない芯の強さが一貫して描かれている。キラキラ星でセノビ族に“幸せをもたらす少女”として迎えられたときの戸惑いと喜び、地球に戻ったときに感じる郷愁と新しい一歩への期待――そうした複雑な感情を、表情や台詞の端々から感じ取ることができるため、ジュンを推すファンの多くは「かわいいだけじゃなくて、人として尊敬できるところがある」と語る。視聴者自身が年齢を重ねて見返したときにも、単なるヒロインではなく“1人の若者としての成長”が味わえるキャラクターであり、そこが長く愛される理由になっている。

狩上エビルスと狩上ファミリー──憎めないトラブルメーカー

物語上は主人公たちの敵に位置づけられる狩上ファミリーだが、視聴者からの人気は非常に高い。中でもエビルスは、「わがままで甘えん坊で、でもどこか放っておけないキャラ」の代表格として愛されている。ジュンに一方的に恋をして「お嫁さんにしたい」と駄々をこねる姿はギャグ的に描かれながらも、その根っこには“自分の居場所を求める寂しさ”が透けて見え、視聴者は彼の空回りする頑張りに同情混じりの笑いを向けることになる。イケメンに変身して一時的に“本命ライバル”としてスターザンSと張り合うエピソードは、彼を推すファンにとって外せない名シーンだ。祖母のマネコ、母のリーズ、父のハチローという家族もまた強烈な個性を持っており、マネコの豪快な強欲ぶり、リーズの宝石に目がくらむ俗っぽさ、ハチローの情けなさと時折垣間見える男気といった特徴が、視聴者の記憶に深く刻まれている。彼らはジュンを追い回し、パラトピアを横取りしようと画策する“敵側”でありながら、根っこにあるのは「家族のために何とかしたい」という思いであり、その人間くささが「嫌いになりきれない」「むしろ一番印象に残る」という評価を集めている。彼らを推すファンの中には、「スターザンSの世界を賑やかにしているのは、この一家の存在あってこそ」と語る人も多く、愛すべきトラブルメーカーとして作品の顔の一つになっている。

セノビ族──故郷とやさしさを象徴する癒やし枠

キラキラ星の森に暮らすセノビ族は、作品全体の“癒やし成分”を担う存在であり、彼らの素朴さに惹かれて推しに挙げる視聴者も少なくない。長老ノビテン・セノビは、スターザンSを幼い頃から見守ってきた恩人であり、穏やかな笑顔と時折鋭くなる目つきのギャップが印象的だ。物語の節目で彼が語る一言一言には重みがあり、ギャグと騒動だらけの展開の中で、視聴者に「キラキラ星という故郷」を実感させてくれる役割を果たしている。オジン坊の存在もまた大きい。風船にぶら下がってふわふわと飛び回り、泣き声一つで大地を揺らす赤ん坊という設定は、見た目の可愛らしさと破壊力のギャップが強烈で、サブキャラながら根強いファンを持つ。エビテンとカカサンの夫婦は、病に倒れた幼いスターザンSを看病し、自分たちの息子同然に接してきた過去が示されることで、“血は繋がっていなくても家族になれる”というテーマを体現している。視聴者の中には、「もし自分がキラキラ星に行くなら、セノビ族の家に居候したい」と語る人もいるほどで、彼らの暮らしぶりや素朴な優しさは、派手な戦闘や陰謀とは別の方向から作品への愛着を育ててくれる。セノビ族を推すファンにとって、『スターザンS』はSFギャグアニメであると同時に、“第二の故郷を与えてくれた作品”でもあるのだ。

ロボット族・ダース・ベーロー・鉄人ウルトラZ──敵でありながら人気者

好戦的なロボット族、そしてその頂点に立つ総統ダース・ベーローや、怪力ロボットの鉄人ウルトラZも、敵側でありながら多くの視聴者に愛されているキャラクターたちだ。ダース・ベーローは舌を出した間抜け顔と怒りのマスクを使い分ける造形に加え、言動もどこか抜けていて、威厳と情けなさが同居している。そのため、単なる悪の親玉としてではなく、「ちょっと頼りない上司」「利用されやすいリーダー」といった身近なイメージで受け止められ、コメディ的な人気を集めている。鉄人ウルトラZは、毎回のようにスターザンSに挑んでは派手にやられてしまう典型的な“やられ役”だが、巨大な体で意外と細やかな行動(植物に水をやるなど)を見せるギャップが微笑ましく、「粗大ゴミ」と呼ばれつつも視聴者からは「一生懸命働いてるのにかわいそう」「実は良い奴」といった声が寄せられる存在だ。ロボット族全体も、最初こそセノビ族を脅かす侵略者として描かれるが、物語が進むにつれて彼らの事情や不満もほのめかされ、単純な勧善懲悪構図では割り切れない関係性が見えてくる。こうした“敵側にも事情がある”という描き方が、ロボット族を推す層を生み出しており、「ダース・ベーロー様が一番好き」「ウルトラZが出てくる回は期待値が上がる」といった感想が今でも語られている。

ミュータンや銭屋金之助など、作品世界を深めるサブキャラクターたち

メインキャラクター以外にも、『OKAWARI-BOY スターザンS』には個性的なサブキャラが数多く登場し、それぞれに根強いファンを持っている。スターザンSの肩に乗る小さな相棒ミュータンは、遠く離れた場所からでもジュンの悲鳴をキャッチして彼に知らせる頼もしい存在でありながら、実は家出中の少年(?)という背景を持ち、故郷に帰れない者同士としてスターザンSと重なる部分もある。無口なようでいて、さりげない行動に友情や優しさがにじむミュータンを“真の相棒”として推すファンは多い。また、金髪の美青年・銭屋金之助は、キザで打算的、拝金主義者という分かりやすい性格ながら、その徹底した“自分本位さ”が逆に爽快で、「彼が出てくると話が一気にかき回される」と喜ぶ視聴者も少なくない。彼の乗る宝船型や銭形の宇宙船も印象的で、世界観にちょっとしたシュールさを加えている。そのほか、夢野博士夫妻やジュンの母・陽子、パラトピア探索隊の面々など、一見地味に見えるキャラクターたちも、物語の要所要所で重要な役割を担っており、特定のエピソードをきっかけに彼らのファンになるケースもある。こうしたサブキャラたちの存在が、作品世界に厚みと奥行きを与え、「誰を推すか」を語り合う楽しみを何倍にも広げているのだ。

“推しが決めにくい”こと自体が魅力になっている作品

『OKAWARI-BOY スターザンS』のキャラクター人気を総括すると、「誰か一人だけを推しに決めるのが難しい」という声に行き着く。主人公のスターザンSはもちろん、ジュンやエビルス、狩上ファミリー、セノビ族やロボット族、ミュータンに至るまで、それぞれが強烈な個性と物語を持っており、視聴者の数だけ“推しランキング”が存在すると言っても過言ではない。ある人は「ヒーローとしてもコメディキャラとしても最高なスターザンS」を一番に挙げ、別の人は「当時の自分に勇気をくれたジュン」を推し続ける。また、「どうしようもない連中だけど家族として魅力的な狩上ファミリー」や、「敵だけど愛嬌たっぷりのダース・ベーロー&ウルトラZ」を最推しに据えるファンも多く、推しの分布がいい意味でバラけている。これは裏を返せば、“誰か一人だけを主役にした物語”ではなく、“複数のキャラクターがそれぞれのドラマを抱えて同じ世界に生きている作品”であることの証でもある。視聴者は成長するにつれて推しが変わることもあり、子どもの頃はスターザンS一択だった人が、大人になってから見返すとマネコやハチローの人間味に惹かれるようになった、というケースも珍しくない。こうした“推し変”が自然に起こる懐の深さこそ、『OKAWARI-BOY スターザンS』のキャラクターたちが今なお語り継がれる最大の理由と言えるだろう。

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■ 関連商品のまとめ

映像関連商品 ― 長らく“幻”だった作品を救い出したBlu-ray

『OKAWARI-BOY スターザンS』の映像商品は、80年代当時には意外なほど少なく、長らく「録画していた人だけが全話を見返せる作品」というポジションに置かれていた。近年まで商業ソフト化の代表格として挙げられていたのは、主題歌やBGM映像を抜粋したレーザーディスク「音楽集」などに限られており、本編を通して楽しめるパッケージは存在しなかった。この状況が大きく変わったのが、放送開始から33年後にあたる2017年。TCエンタテインメント/ベストフィールドの「想い出のアニメライブラリー」シリーズ第72集として、全34話を2巻構成で収録したBlu-rayが登場したことである。Vol.1は第1話〜第17話、Vol.2は第18話〜第34話をそれぞれ2枚組で収録し、放送前番宣やノンテロップOPといった映像特典、小冊子形式の解説書も付属するという、当時のファンにとっては夢のような仕様になっている。全話HDネガテレシネによる高画質マスターからBlu-ray化されており、「古い作品だから画質は期待できないだろう」と構えていた視聴者を良い意味で裏切るクオリティだというレビューも多い。また、近年は通販サイトや一部量販店を通じてセット販売やキャンペーン価格も見られ、リアルタイム世代だけでなく「配信で知って、手元に置いておきたくなった」新規ファンが購入するケースも増えている。Blu-ray以前は、携帯向け公式サイトでの有料配信や、dアニメストアなどVODサービスでの配信が主な鑑賞手段となっており、パッケージと配信が揃ったことで“いつでも好きな方法でスターザンSを見直せる時代”がようやく実現したと言える。

音楽関連商品 ― レコード/LD「音楽集」と主題歌シングルの世界

主題歌・劇伴の人気に支えられた音楽関連商品も、『スターザンS』を語るうえで外せない。まず挙げられるのが、日本コロムビアからリリースされた「OKAWARI-BOY スターザンS 音楽集」と題されたレコード/LD作品だ。作曲を手掛けた古田喜昭とアレンジャー石田かつのりのタッグによる楽曲群をたっぷり収録したサウンドトラックで、オープニング「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~」やエンディング「恋する気持ちはドーナツの中」など、番組を象徴するナンバーに加え、劇中BGMもまとめて楽しめる内容になっている。現在は中古市場での流通が中心だが、帯付き・ジャケット美品のレコードやLDはコレクターからの人気も高い。一方、主題歌シングルは当時のドーナツ盤や8cmCDなど複数フォーマットで存在し、アニメソングと80年代ポップスの中間のような軽快なサウンドが、今改めて“シティポップ的”な観点から再評価されている。動画サイトではOP・ED映像やサントラ曲の一部が紹介されることもあり、パッケージを持っていないファンや若いリスナーが、まずはオンラインで楽曲に触れ、気に入った人が中古レコードを探し始めるという流れも見られる。サントラそのもののラインナップは決して多くないが、その分1枚1枚の存在感が大きく、「このアルバム1枚でスターザンSの世界観が一気によみがえる」と語るファンも少なくない。

書籍・紙媒体 ― 雑誌記事と資料性の高いムックが中心

書籍関連では、『スターザンS』単独の大判ムックや原作漫画のような大型展開は限られているものの、放送当時のアニメ誌や子ども向けテレビ情報誌などで特集・紹介記事が組まれており、これらが現在では事実上の「資料本」として機能している。放送枠がタツノコ作品の“土曜夕方ライン”の終盤に位置していたこともあり、特にタツノコ特集号では、設定画やメカニック解説、キャラクター紹介とともに扱われることが多かったとされる。こうした雑誌は、当時の番宣スチルや版権イラストが多数掲載されているため、Blu-rayや配信で作品にハマったファンが「もっと当時の空気を感じたい」とバックナンバーを探すケースもある。近年では、一部の出版社が“昭和アニメ資料集”の形でタツノコ作品全体を扱うムックを刊行し、その中の1章として『スターザンS』の特集を組むこともあり、作品単独ではなく“タツノコ史の一部”として位置づけられることが増えてきた。こうした紙媒体は部数が少なく重版も多くないため、時間が経つほどに入手難度が上がりがちだが、その分手に入れたときの喜びも大きく、「当時のアニメ誌の表紙にスターザンSを見つけて思わず購入した」といったエピソードが、ファンの間で語られることもある。

ホビー・おもちゃ ― DXオカワリメカを中心としたメカ玩具展開

玩具分野で特に有名なのが、バンダイ(ポピー事業部)から発売された「DXオカワリメカ」だ。これはスターザンSが搭乗するメカをコアユニットとして、その周囲に複数のパーツを“おかわり”するように装着していく玩具で、ロボットやビークルへの拡張を楽しむことができる仕様になっている。21種類ものパーツを組み替えて遊ぶ構造は、まさに80年代中盤のバンダイらしい“合体&拡張ギミック”の結晶であり、当時の子どもたちにとっては、アニメ本編の「おかわり」をリアルに体感できるアイテムだったと言える。現在では箱付きの完品はすっかり希少品となり、コレクショントイとして高く評価されている。また、スターザンSやロボット族などを立体化したソフビ人形も国内外で複数パターンが存在し、特に海外向けと思われるヴィンテージ品が逆輸入的に国内コレクターの間で話題になることもある。劇中メカを忠実に再現したハイエイジ向けアイテムが多数出た作品ではないものの、少数精鋭の玩具が今なお強い印象を残しており、「子どもの頃遊んだオカワリメカをまた手に入れたい」という“リバイバル需要”が静かに続いているのが特徴だ。

グッズ・文房具・日用品 ― 当時物ならではの素朴なキャラクター商品

『スターザンS』は国民的メガヒット作品ではなかったため、キャラクターグッズの点数自体は他の人気作ほど多くはないが、それでも80年代中盤のキャラ市場らしく、文房具や小物を中心にいくつかの商品が展開されたと考えられている。特に、子ども向けアニメの定番であるノート、下敷き、鉛筆、消しゴムといった学童文具は、放送当時の販促物と合わせて一定数が制作されており、現在は中古市場やフリマアプリ、オークションサイトに散発的に出てくる状態だ。パッケージデザインは、スターザンSとジュン、狩上ファミリー、ロボット族などメインキャラクターを大胆に配置したものが多く、時代特有のカラフルな色使いが逆に“昭和レトロ雑貨”として再評価されている。ソフビ人形やメカ玩具ほどの情報量は残っていないが、現存品の写真を見ると、イラストのタッチやロゴの入り方から、そのまま放送当時の空気感が伝わってくるのが面白いところだ。また、お弁当箱やコップ、歯ブラシケースといった生活雑貨も一部存在が確認されており、こちらは実際に使用された痕跡が残る分、“当時スターザンSが日常に溶け込んでいた証拠”として、コレクターの心をくすぐっている。

デジタル配信・オンデマンド ― 21世紀の“関連商品”としての位置づけ

少し視野を広げると、近年のデジタル配信そのものも、広い意味では「関連商品」の一種として扱える。2000年代後半には、NTTドコモ向けの公式携帯サイトで本編の有料配信や着うた、待受画像の提供が始まり、フィルムソフトが存在しなかった時代のファンにとっては、携帯電話の小さな画面が“スターザンSと再会できる唯一の窓”になっていた。その後、スマートフォンとブロードバンドが普及すると、dアニメストアなどのストリーミングサービスに全34話一挙配信という形でラインナップされ、Blu-rayと並んで新たな視聴の入り口として機能するようになる。物理メディアと違って在庫切れの心配がなく、月額料金の範囲内で何度でも見返せることから、「まずは配信で作品を知り、気に入ったらBlu-rayを買う」という流れを生み出した点でも重要だ。さらに、配信プラットフォーム側が作成する紹介ページやサムネイル画像、解説テキストも、今や一種のプロモーション素材・デジタルパンフレットのような役割を果たしており、作品の知名度向上に貢献している。こうした意味で、『OKAWARI-BOY スターザンS』の関連商品は、昭和当時のアナログな玩具や文具から、平成のサウンドトラック、そして令和のBlu-ray・配信まで、時代ごとのメディア環境に応じて細く長く姿を変えながら続いてきたと言えるだろう。

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■ オークション・フリマなどの中古市場

全体的な流通量と「知る人ぞ知る」タイトルならではの特徴

『OKAWARI-BOY スターザンS』関連グッズの中古市場は、いわゆる国民的アニメと比べると出品点数自体は多くありませんが、ヤフオクやフリマアプリを定期的に覗いていると、映像ソフト・レコード・玩具・各種グッズがじわじわと姿を見せる、“細く長く続くマーケット”になっているのが分かる。ヤフオクの検索結果を例にすると、「okawari-boy スターザンs」や「スターザンs」で絞り込んだ場合、常時20〜30件前後の出品が確認でき、その内訳はBlu-rayやレコードなどのメディア類に加え、バンダイ(旧ポピー)製のオカワリメカ関連玩具、ソフビ人形、プラモデルなど、おもちゃカテゴリーが大きな割合を占めている。過去180日間の落札履歴を見ると、おもちゃ・ゲームカテゴリーだけでも最安198円から最高3万3,000円超までと価格帯の振れ幅が非常に大きく、平均落札価格は7,000〜1万円前後というデータも出ており、安価な小物グッズからコレクター垂涎の高額アイテムまで幅広く取引されていることがうかがえる。知名度がそこまで高くない作品であるがゆえに、「出物が少ない分、良品が出たときに一気に競り上がる」「逆に説明文があっさりし過ぎていて、相場より安く落札されてしまう掘り出し物が紛れ込む」といった、マイナー作品特有のダイナミックさもこのタイトルの中古市場の面白さである。

映像ソフトの中古相場 ― Blu-rayと配信の二本立て時代

映像系では、やはり2017年に発売されたBlu-ray Vol.1/Vol.2が中古市場の主役になっている。定価は各巻2万円クラスと高額設定だが、量販店や通販サイトの実売では1万4,000円前後まで値引きされて販売された実績があり、最近では中古品としてそれよりやや安い価格帯で流通している例も見られる。ヤフオクの落札履歴を覗くと、状態の良い中古Vol.2が4,000円台前半で落札されているケースもあり、コンディションやタイミングによってはかなり手頃な価格で入手できることが分かる。一方で、出回る本数自体はそう多くないため、箱や帯・封入ブックレットまで完品にこだわるコレクター同士が競り合うと、1巻あたり1万円近くまで上昇することもあり、「欲しいときにすぐ買う」のか「相場が落ち着くまで粘る」のか、戦略を立ててウォッチリストに入れておくのが重要になってくる。また、Blu-ray以前の世代のアイテムとしては、セルビデオとしての本編ソフトよりも、タツノコ作品音楽企画の一環として出たLDや映像付き音楽集のほうが存在感が大きく、これらはコレクターショップやオークションでスポット的に見かける程度で、価格も内容や状態に応じて大きく変動する。「物理メディアで全話を揃えたい」「高画質で楽しみたい」という純粋な視聴目的ならBlu-ray、あくまで当時のメディア文化ごと味わいたいならLDや旧ビデオ、といった具合に、目的に応じて狙うべきフォーマットが変わってくるのがスターザンSの映像中古市場の特徴だ。

レコード・音楽ソフト ― 手に取りやすい価格帯の“入口アイテム”

音楽関連では、日本コロムビアから発売されたLP「スターザンS 音楽集」やEPシングル「SHOW ME YOUR SPACE〜君の宇宙を見せて〜/恋する気持ちはドーナツの中」などのレコードが定番アイテムとなっている。ヤフオクの落札相場を見ると、「okawari-boyスターザンs」名義のレコードは過去180日で数件ほどの取引ながら、平均落札価格は1,200円前後と比較的手が届きやすい水準に収まっており、最安1,000円・最高1,430円と大きなプレミアにはなっていない。一方、現在進行形の出品では、帯付きLP「音楽集」やOP/EDシングルEPが2,000〜3,000円台で出品されている例もあり、ジャケットや帯のコンディション次第ではやや高めに設定される傾向もある。CD化・配信で音源そのものは比較的アクセスしやすくなっているとはいえ、「ジャケットアートを部屋に飾りたい」「レコード特有の音の雰囲気ごと楽しみたい」といった動機で探しているファンにとって、これらのレコードはスターザンS関連グッズの“入口”になりやすい。価格帯もBlu-rayや大型玩具ほどは高騰していないため、「まずは何か現物を集めてみたい」というビギナーにも勧めやすいカテゴリだと言える。

ホビー・おもちゃ ― DXオカワリメカとソフビが牽引するコレクターズマーケット

中古市場で最も値動きが激しいのが、バンダイ(ポピー)製のホビー・おもちゃ類である。代表格は「DXオカワリメカ」をはじめとするメカ玩具で、複数のパーツを組み替えて遊べるギミックの豊富さから、当時の子どもたちにとっても憧れのアイテムだった。現在の落札統計を見てみると、「スターザンS」名義のおもちゃ・ゲームカテゴリー全体の過去180日間の落札価格は、最安198円・最高3万3,550円・平均約7,500〜1万円とかなり幅広いが、この最高値・高額帯を叩き出しているのがまさにDXオカワリメカやビンテージソフビといった大型アイテムであることが分かる。実際の例としては、DXオカワリメカがパーツ欠品ありの状態で1万円前後、説明書欠品や動作未確認の個体でも9,000円台で落札されているケースがあり、箱付き完品・動作良好となると3万円台まで競り上がった事例も確認されている。スターザンS本体やエビルス、ロボット族などを立体化したソフビ人形も根強い人気があり、ビンテージ品が4万円超で落札されたケースもあるなど、コンディションとレアリティによっては本編Blu-rayより高額になることさえある。逆に、簡易的なプラモデルや小サイズのフィギュア、カード類などは数百〜数千円程度で落札されることが多く、「スターザンS関連の立体物が1つ欲しい」というライト層のニーズを満たすアイテムとして機能している。玩具系を狙う場合は、必ず写真でパーツの欠品状況・シールの有無・箱やブリスターの痛み具合をチェックし、相場と照らし合わせながら「遊び用」「観賞用」「完全コレクション用」と自分の目的に合わせた個体を選ぶのがポイントだ。

文房具・雑貨・その他グッズ ― 情報量は少ないが“昭和レトロ枠”として再評価

文房具や日用品などの小物グッズは、残存数が少ないうえに、出品タイトルや説明文が大雑把なことも多く、検索でピンポイントに引っかけるのが難しいカテゴリーだ。実際、「スターザンS」とだけ書かれた出品ページを開いてみると、ノートや下敷き、シール、消しゴムなどがまとめて出品されていて、その中にスターザンS柄のアイテムが紛れ込んでいる――といったケースが散見される。この種のグッズは、当時の小学生が日常的に使っていた消耗品であるがゆえに、未使用・美品のまま残っている個体は希少で、出品されればデザインの良さや保存状態によって数千円クラスまで値が伸びることもある。一方、使用感のある中古であれば数百円程度での落札も多く、「実際に使われていた形跡がある方が、かえって味わい深い」と感じるコレクターもいる。お弁当箱やコップ、歯ブラシケースといった生活雑貨も、ごく少数ながらオークションやフリマで見かけることがあり、こちらは“昭和の子ども部屋”を再現するようなディスプレイ需要と結びついている。グッズの絶対数が少ない分、スターザンSだけを狙うのではなく、「80年代アニメ雑貨」全般をウォッチし、その中から関連アイテムを見つけ出す“宝探し”感覚を楽しむコレクターが多いのも、この作品ならではの中古市場の楽しみ方と言えるだろう。

フリマアプリ・実店舗・今後の相場動向

近年は、ヤフオクに加えてメルカリやラクマといったフリマアプリでもスターザンS関連アイテムが出品されるようになっており、特にBlu-rayやレコード、レトロ玩具などは「実家の片付けで出てきた」「コレクション整理」という個人出品が目立つ。そのため、相場を知らない出品者が安値で出すケースもあれば、過去の高額落札例だけを見て強気の価格設定をしているケースもあり、価格帯はかなりバラつく傾向にある。実店舗では、中古DVD/Blu-rayショップやレコード店、ヴィンテージトイ専門店、ホビー系リサイクルショップなどでスポット的に取り扱われることがあり、とくにタツノコ作品コーナーや80年代アニメ特集棚を設けている店では、スターザンS関連の何かが紛れ込んでいる可能性も高い。相場の長期的な傾向としては、作品そのものが配信やBlu-rayで再評価された2010年代後半以降、DXオカワリメカやビンテージソフビといった“象徴的アイテム”の価格が一段階上がり、そのまま高値安定に移行している印象が強い。一方で、レコードや小物グッズは作品再評価の波を受けつつも、まだ極端なプレミア化までは至っておらず、「状態の良いものを今のうちに押さえておく」というコレクターも少なくない。総じて、『OKAWARI-BOY スターザンS』の中古市場は、“数は少ないが動きは活発”“代表的な数アイテムが相場を牽引している”という構図になっており、こまめな情報チェックと、欲しいジャンルを絞った計画的な収集が、満足度の高いコレクションへの近道となっている。

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