『アルプスの少女ハイジ』(1974年)(テレビアニメ)

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【原作】:ヨハンナ・スピリ
【アニメの放送期間】:1974年1月6日~1974年12月29日
【放送話数】:全52話
【放送局】:フジテレビ系列
【関連会社】:瑞鷹エンタープライズ、ズイヨー映像

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■ 概要

1974年1月6日から12月29日まで、フジテレビ系列にて全52話が放送された『アルプスの少女ハイジ』は、日本アニメーション史において特別な位置を占める作品です。放送時間は毎週日曜の19時30分から20時までという、家族そろってテレビを見るゴールデンタイム。制作はズイヨー映像で、当時のタイトルロゴには「カルピスまんが劇場」というシリーズ名が掲げられていました。本作はその第6作にあたり、シリーズの中でも突出した人気と評価を得ることになります。

原作はスイスの作家ヨハンナ・スピリが1880年に発表した児童文学『ハイジ』。自然豊かなアルプスの山々を舞台に、孤児の少女ハイジが祖父や友人との交流を通じて成長していく物語で、世界中で翻訳され読み継がれてきた作品です。アニメ化にあたっては、原作の持つ素朴で温かな雰囲気を大切にしながら、日本独自の丁寧な描写とキャラクター造形を加えることで、より多くの視聴者に親しみやすい形へと昇華させています。

制作スタッフには、後に日本アニメ界を代表する巨匠となる人物が名を連ねました。演出・監督を務めたのは高畑勲。彼はリアリズムを基盤に据えた物語作りと、人間の心理や生活感を丁寧に描く手法を徹底。本作でも、日常の何気ない一コマを情緒豊かに描き出す演出が光ります。場面設計・コンテには宮崎駿が参加。山の風景や動物のしぐさ、子どもたちの生き生きとした動きを緻密に描き込み、その後の『未来少年コナン』『となりのトトロ』などへと通じるアニメーションの原型を作り上げています。キャラクターデザインは小田部羊一が担当し、柔らかく温かみのある線で登場人物の性格を一目で伝える造形を確立しました。

特筆すべきは、制作前の徹底した現地取材です。主要スタッフがスイスやドイツへ赴き、アルム山の牧歌的な風景やチューリッヒの町並み、伝統的な民家の構造、衣服や生活道具に至るまで細かくスケッチと記録を行いました。この調査によって、作品中の背景や小道具は高いリアリティを持つこととなり、視聴者はまるでアルプスにいるかのような没入感を味わえます。例えば、山小屋の木組みや暖炉の位置、窓辺に置かれた花、牧草を干す小屋の構造まで正確に再現されており、当時のアニメとしては異例の緻密さでした。

また、放送当時の日本社会においても『ハイジ』は特別な存在でした。高度経済成長期を経て都市化が進む中、多くの家庭がコンクリートの街で暮らすようになり、自然と触れ合う機会は減少していました。そんな中で描かれた、緑あふれるアルプスの牧場や清らかな山の空気は、視聴者にとって強い憧れとなりました。特に子どもたちは、ヤギや犬と遊び、花畑を駆け回るハイジの姿に「こんなところで暮らしてみたい」と夢を抱いたのです。

本作は単なる児童向けアニメではなく、深いテーマ性も持ち合わせています。人と人との信頼、家族の絆、自然との共生、そして困難を乗り越える勇気。これらが巧みに物語の中に織り込まれ、大人も心を動かされる内容となっていました。祖父アルムおんじが抱える孤独と贖罪の念、クララの障害と向き合う葛藤、ペーターの自尊心と成長など、登場人物それぞれの心情が細やかに描かれます。

放送終了後も『アルプスの少女ハイジ』は繰り返し再放送され、世代を超えて親しまれました。1980年代以降はVHSやレーザーディスクとして映像ソフト化され、さらに2000年代には全話収録のDVDボックスが発売。2010年にはフィルムのデジタルリマスター版DVD-BOXが、2011年には高画質化を施したBlu-rayメモリアルボックスが登場し、現代の視聴環境に合わせて蘇りました。これらのパッケージには特典映像やブックレット、設定資料なども付属し、コレクターズアイテムとしての価値も高く評価されています。

さらに本作は国内だけでなく世界各国でも放送され、ヨーロッパ、アジア、南米など幅広い地域で愛されました。特にドイツ語圏やスペイン語圏では高視聴率を記録し、現地の文化にも溶け込んでいます。異なる文化背景を持つ国々でも共感を得られた理由は、物語の普遍性と人間描写の丁寧さにあります。

こうして『アルプスの少女ハイジ』は、日本のテレビアニメ史の中で特別な輝きを放ち続けています。その成功は、制作陣の情熱、現地取材に基づくリアルな世界観、そして視聴者の心に寄り添う温かな物語が三位一体となった結果であり、放送から半世紀近く経った今も、その魅力は色褪せることがありません。

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■ あらすじ・ストーリー

物語は、アルプスの山々に抱かれたスイスの小さな村と、遠く離れた都会・フランクフルトを舞台に展開します。主人公の少女ハイジは、生後間もなく両親を亡くし、母方の叔母デーテの手によって育てられてきました。デーテは若いながらも働き者で、姪を育てるために懸命に働きますが、やがて自分の生活を立て直すために、ハイジを父方の祖父、通称「アルムおんじ」の元へ預ける決心をします。

おんじはアルプスの高地で一人暮らしをしており、かつて村人たちとの間に軋轢があったため、長く孤立していました。彼は厳しい性格で知られ、村人たちからは近寄りがたい存在とされていました。しかし、デーテに連れられ山小屋を訪れたハイジを前に、彼は頑なな心を少しずつ解きほぐしていきます。ハイジは初めて見る広大な牧草地や透き通った空気に胸を躍らせ、そこで暮らすことを即座に受け入れます。

アルムの生活は、都会とは全く異なるものでした。朝になると、ヤギ飼いの少年ペーターが家まで迎えに来て、ハイジと共にヤギを連れて高原の牧場へ向かいます。途中で摘む野花や小川のせせらぎ、青空を横切る鳥の群れ——すべてが彼女にとって新鮮な驚きでした。ペーターの祖母は視力を失っていましたが、その優しい言葉や心配りはハイジにとって大切な心の支えとなります。祖母が「白いパンを食べたい」と話す場面は、ハイジの心に深く刻まれ、後の行動にも影響を与える重要なきっかけとなります。

おんじは無口ながらも、ハイジに必要な生活の知恵を教えてくれます。薪の割り方、山小屋の補修、ヤギの世話の仕方。厳しい冬に備えるための準備なども、日々の中で自然と学んでいきます。こうした生活を通じて、ハイジはたくましく成長していきました。

しかし、そんな平和な日々に変化が訪れます。ある春の日、デーテが再び山を訪れ、フランクフルトで裕福なゼーゼマン家に仕える話を持ちかけます。そこには足の不自由な少女クララが暮らしており、ハイジは彼女の遊び相手として招かれるのです。ハイジは当初、意味を理解しきれずに同行しますが、実はデーテがゼーゼマン家からの依頼と報酬を受けていたことを知る由もありませんでした。

フランクフルトに到着したハイジを待っていたのは、豪奢な屋敷と厳格な生活規律でした。クララは病弱で、外出することもままならず、日々家庭教師から勉強を受けています。屋敷の執事ロッテンマイヤーは、ハイジの田舎育ちゆえの礼儀知らずな行動を厳しく咎め、彼女に「アーデルハイド」という本名で呼びかけます。この新しい生活は、ハイジにとって息苦しいものでした。

クララとはすぐに打ち解け、互いに笑顔を見せるようになりますが、山やおんじ、ペーターの話をすると、ロッテンマイヤーは「クララが寂しがる」として話題を禁じます。この抑圧的な環境の中で、ハイジは次第に元気を失い、夜中に無意識で外に出てしまう夢遊病の症状が現れます。心配したクララの主治医は診察の末、「彼女をアルプスに帰すべきだ」と強く勧告します。

別れの日、クララは涙をこらえながら「来年の春、必ずあなたの山に行く」と約束します。ハイジもその言葉を胸に帰郷し、久しぶりにおんじやペーター、祖母と再会します。アルプスの澄んだ空気と懐かしい日々の中で、ハイジは急速に元気を取り戻していきます。

やがて、クララから「山へ行きたい」という手紙が届きますが、体の弱い彼女が険しい山道を耐えられるかが懸念されます。クララの主治医が下見を兼ねて訪れ、ハイジの必死の説得により、ついに訪問が許可されます。クララが山に到着した日、ハイジと彼女は喜びの再会を果たします。

アルプスでの生活は、クララにとって新しい挑戦でした。初めは坂道を登るだけでも息が切れ、転倒してしまうこともありました。しかし、ハイジやおんじ、ペーターの励ましのもとで、少しずつ歩く練習を続けます。ある日、放牧中に近づいてきた牛に驚いたクララは、とっさに立ち上がり、その瞬間に自分の足で立てることを悟ります。その姿を見たおばあさまは涙を流して喜び、クララ自身も新たな自信を手にします。

物語は、クララが再びフランクフルトに戻る場面で一区切りを迎えます。別れ際に交わされた「来年の春、また会おう」という約束は、二人の心を強く結びつけるものであり、視聴者の胸にも深く響くラストシーンとなっています。

この物語は、ただの子ども向け成長譚ではありません。孤独を抱える人々が互いに支え合い、自然の中で癒やされながら生きる姿を描くことで、人間関係の本質や心の回復力についても深く問いかけています。その普遍的なテーマは、放送から半世紀近く経った今もなお色あせず、多くの人の心に残り続けています。

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■ 登場キャラクターについて

『アルプスの少女ハイジ』に登場するキャラクターは、それぞれが物語において欠かせない役割を持ち、彼らの人間性や関係性の変化が作品全体の感動を支えています。単なる善悪や固定的な性格付けではなく、背景や心情の描写を通じて、多面的な人物像が浮かび上がります。ここでは主要キャラクターを中心に、その魅力と物語上の役割、視聴者からの印象について掘り下げて紹介します。

● ハイジ(声:杉山佳寿子)
本作の主人公であり、物語を通して最も大きく成長する少女。両親を亡くした後、叔母デーテに育てられ、5歳でアルム山の祖父・アルムおんじのもとに預けられます。好奇心旺盛で感受性が豊か、自然や動物たちとすぐに打ち解ける天真爛漫さを持っています。その純真さは周囲の人々の心を溶かし、閉ざされた人間関係を少しずつ開いていく原動力となります。

都会に移ってからは環境の変化に戸惑い、ホームシックや病気に苦しみますが、アルプスに戻ることで再び元気を取り戻します。ハイジの行動や言葉は常に真っ直ぐであり、相手の立場や年齢を問わず、人との距離を縮める力があります。視聴者からは「子どもらしい純粋さと芯の強さを兼ね備えた理想的な主人公」として愛されています。

● アルムおんじ(声:宮内幸平)
ハイジの父方の祖父。かつては村人と深刻なトラブルを起こし、人間関係を断って山小屋で一人暮らしをしていました。頑固で口数が少なく、初対面では冷たい印象を与えますが、内面には深い愛情と責任感を秘めています。ハイジを迎え入れることで、彼自身も孤独や過去の後悔から解き放たれていきます。

おんじは自然の中での暮らしに必要な知恵と技術を熟知しており、ハイジの成長に大きく貢献します。料理や大工仕事、ヤギの世話、冬の備えなど、多彩な生活スキルを持ち、アルプスの厳しい環境でも穏やかに暮らせる理由はその経験値の高さにあります。視聴者からは「厳しさと優しさを兼ね備えた理想の祖父像」として高く評価されています。

● ペーター(声:小原乃梨子)
アルムの村に住むヤギ飼いの少年で、ハイジの最初の友達。牧草地へヤギを連れて行く仕事をしており、自然の中でたくましく生きています。素朴で飾り気のない性格ですが、時には嫉妬や意地を見せることもあります。特に、クララがアルプスにやって来た際には、自分の役割を奪われるような感覚から意地悪な行動に出る場面も。しかし最終的には和解し、互いに良き友となります。

ペーターのキャラクターは、自然の厳しさや生活の現実を象徴する存在でもあります。ハイジに山のルールやヤギの世話の仕方を教える一方、ハイジの明るさによって自身も成長していきます。

● クララ・ゼーゼマン(声:吉田理保子)
フランクフルトの裕福な家庭に暮らす少女で、病弱なため車椅子で生活しています。礼儀正しく教養もありますが、外の世界を知らず、最初はアルプスの自然に対して不安を抱きます。ハイジとの出会いによって笑顔や行動力を取り戻し、アルプスでの生活を経て、自分の足で立つという奇跡を起こします。

クララの成長は本作の大きな感動ポイントであり、視聴者からも「希望と努力の象徴」として強く支持されています。彼女の努力する姿は、物語に現実味と深い感動を与えています。

● ロッテンマイヤー(声:麻生美代子)
ゼーゼマン家の厳格な家政婦で、クララの教育や屋敷の秩序を守る役割を担っています。規律を重んじるあまり、ハイジの自由奔放さに頭を悩ませ、衝突することもしばしば。表面的には冷たい印象ですが、根底にはクララを守ろうとする責任感があります。

視聴者の間では賛否が分かれるキャラクターですが、その厳しさがあったからこそ、都会生活の抑圧とアルプスの自由の対比が際立ったとも言えます。

● ペーターの祖母(声:島美弥子/二代目:沼波輝枝)
視力を失い、家の中で静かに暮らしている高齢女性。温かい人柄で、ハイジにとって心の支えとなる存在です。白いパンを食べたいというささやかな願いは、ハイジが都会での生活を経て叶えようと奮闘する重要なエピソードへと繋がります。彼女の穏やかな言葉や深い洞察は、物語の中で温かさと深みを加えています。

● デーテ(声:中西妙子)
ハイジの母方の叔母で、物語の発端となる人物。都会での生活基盤を築くために、ハイジをおんじに預ける決断をします。利己的に見える行動もありますが、経済的事情や将来への不安といった現実的な理由が背景にあり、一面的な悪役ではありません。

● セバスチャン(声:肝付兼太)
ゼーゼマン家の執事。ロッテンマイヤーの厳しさを和らげる存在で、ハイジにも比較的優しく接します。屋敷の中で唯一、ハイジの自由さを面白がり、時には彼女を陰から助ける場面もあります。

● ゼーゼマン氏(声:鈴木泰明)
クララの父で、仕事のため海外を飛び回る実業家。物語中盤でハイジの異変を知り、帰郷を許可します。忙しいながらも家族を思う姿は、父親像として視聴者に好印象を与えています。

● クララの祖母(声:川路夏子)
厳格でありながらも心優しく、ハイジやクララに大きな影響を与える人物。クララが歩けるようになった際には、誰よりも喜び、二人の努力を心から称えます。

これらのキャラクターたちは、舞台背景やテーマと密接に結びつきながら、それぞれの成長や変化を通じて物語に深みを与えています。視聴者は、誰かしらの視点や感情に共感しながら物語を追うことができ、それが本作の普遍的な人気を支える大きな要因となっています。

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■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

『アルプスの少女ハイジ』における音楽は、物語の情緒や世界観を形作る重要な要素であり、その印象的なメロディや歌詞は放送から半世紀近く経った今でも多くの人々の記憶に刻まれています。本作の楽曲は、物語のテーマや舞台となるアルプスの雄大な自然、そして登場人物たちの心情を反映させる形で制作されました。作詞は詩情あふれる言葉選びで知られる岸田衿子、作曲は数多くのアニメ音楽を手掛けた渡辺岳夫、編曲は松山祐士が担当。音楽面の完成度は非常に高く、作品全体の評価にも大きく寄与しています。

● オープニングテーマ「おしえて」
歌:伊集加代子&ネリー・シュワルツ(ヨーデル)
作詞:岸田衿子/作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士

「おしえて」は、作品の象徴ともいえる楽曲です。伸びやかなメロディラインと明るく透明感のある歌声が、アルプスの澄んだ空気や陽光をそのまま音に変えたかのような印象を与えます。歌詞はハイジの視点から描かれ、自然や動物、家族との触れ合いへの好奇心と感謝が素直に表現されています。

イントロのヨーデル部分は、スイスやアルプス地域の民謡を思わせる要素で、聴く人を一瞬で物語の舞台へと誘います。当時の子どもたちはもちろん、大人も口ずさむほどの人気で、レコードやカセットテープの売り上げも好調でした。後年にはカバーやアレンジも多数制作され、幼稚園や学校の合唱曲としても広く歌われています。

● エンディングテーマ「まっててごらん」
歌:大杉久美子&ネリー・シュワルツ(ヨーデル)
作詞:岸田衿子/作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士

エンディングテーマの「まっててごらん」は、オープニングの明るさとは対照的に、優しさと郷愁を感じさせる曲調です。ハイジが都会で暮らすクララやゼーゼマン家の人々に向けて、あるいはアルプスの仲間たちに向けて「また会える日を楽しみにしている」という気持ちを込めた歌詞が特徴的です。

夕焼けや星空を連想させる穏やかなメロディは、1日の終わりにぴったりで、視聴者の心を温かく包み込みます。ヨーデルの部分は山の静けさを表すように控えめで、物語の余韻を感じさせる構成になっています。

● 挿入歌の魅力

本作には、物語のシーンを彩るために多数の挿入歌が用意されています。これらは単なるBGM的存在ではなく、場面の感情を強調し、視聴者の記憶に強く残る効果を持っています。

「ユキとわたし」
 ハイジと子ヤギのユキちゃんとの日常を歌った可愛らしい楽曲。明るいテンポと牧歌的なアレンジが特徴で、アルプスでの平和な暮らしを象徴する一曲です。子どもたちが自然と一緒に口ずさむ姿が想像できるほど親しみやすいメロディです。

「夕方の歌」
 牧場での一日が終わり、夕暮れを迎えるシーンに流れる曲。穏やかな旋律が、山の一日を締めくくる時間の静けさを感じさせます。視聴者はこの曲とともに、アルプスの夜の訪れを味わうことができました。

「アルムの子守唄」
 ネリー・シュワルツによる優しい歌声が印象的な子守唄。おんじやペーターの祖母がハイジに語りかけるような温かさがあり、家庭的な愛情と安心感を与えます。

「ペーターとわたし」
 ハイジとペーターの友情をテーマにした曲。元気いっぱいのリズムと軽快なメロディが、二人の無邪気な関係をそのまま音楽にしています。

● キャラクターソングやイメージソング

放送当時は現在ほどキャラクターソングという概念は浸透していませんでしたが、ハイジやクララ、ペーターといった主要キャラクターをイメージした楽曲が制作されました。これらはLPアルバムやEP盤に収録され、ファンの間で人気を博しました。例えば、ハイジをテーマにした曲では、彼女の好奇心や明るさを前面に出し、クララの曲では静かで品のある旋律を用いるなど、キャラクター性を音楽で表現する工夫がなされています。

● 音楽の評価と影響

『アルプスの少女ハイジ』の楽曲は、放送当時から高い評価を受けました。オープニングとエンディングは多くの子どもたちの記憶に刻まれ、その世代が大人になった後も懐かしさとともに語り継がれています。教育現場やイベント、地域の合唱団などでも歌われ続け、世代を超えて共有される「共通の歌」となりました。

さらに、アルプスをテーマにした旅行会社のCMや観光プロモーションなどにも楽曲が使用されることがあり、作品外でもそのメロディが活用されています。海外版では現地語に翻訳されて歌われることも多く、ドイツ語版、スペイン語版、イタリア語版など、それぞれの国で親しまれています。

● まとめ

『アルプスの少女ハイジ』における音楽は、映像や物語と不可分の関係にあります。単なる背景音ではなく、登場人物の心情や場面の空気感を直接的に伝える役割を担っていました。その結果、視聴者は物語と音楽をセットで記憶し、何十年経ってもメロディを聴くだけで物語の情景が蘇る——そんな稀有な作品となっています。

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■ 声優について

『アルプスの少女ハイジ』は、映像の美しさや音楽の魅力だけでなく、キャラクターに命を吹き込んだ声優陣の存在によって、その完成度が一層高められた作品です。本作に参加した声優は、1970年代の日本アニメ界を支えた実力派揃いであり、彼らの表現力がキャラクターの感情や人間関係を細やかに伝えています。ここでは主要キャラクターを演じた声優について、その演技の特徴やエピソード、視聴者の印象を詳しく見ていきます。

● 杉山佳寿子(ハイジ役)
杉山佳寿子は、ハイジの無垢さと生命力を見事に表現しました。彼女の声は高く澄んでおり、喜びや驚き、悲しみなどの感情が瞬時に伝わります。特に印象的なのは、ハイジが都会でホームシックに苦しむ場面。声のトーンを抑え、元気を失っていく様子を繊細に演じ、視聴者の胸を締め付けました。一方でアルプスでの明るい日々では、屈託のない笑い声や弾むような声色で、自由な少女の姿を生き生きと表現しています。杉山は後年のインタビューで「ハイジを演じることで、自分自身も自然や人とのつながりの大切さを学んだ」と語っており、その真摯な姿勢が演技にも反映されていました。

● 宮内幸平(アルムおんじ役)
深みのある低音と落ち着いた語り口で知られる宮内幸平は、頑固ながらも優しいおんじの人格を完璧に体現しました。彼の演技は、無口な中に潜む愛情や、過去への後悔といった複雑な感情を感じさせます。ハイジに厳しく接しながらも、ふと見せる柔らかな声色が視聴者の心を温めました。宮内の演じるおんじは、単なる厳格な老人ではなく、過去の傷を癒やしていく一人の人間として描かれ、それが物語に深みを加えています。

● 小原乃梨子(ペーター役)
少年役に定評のある小原乃梨子は、ペーターの素朴さや少し不器用な優しさを見事に演じ分けました。時に嫉妬や拗ねた感情を表す場面でも、嫌味にならず、むしろ人間らしさを感じさせる演技が光ります。彼女の発する「ハイジ!」という呼びかけは、元気いっぱいで、まるで本当にアルプスの山中で響いているかのようでした。小原はインタビューで「ペーターは決して器用な少年ではないけれど、心は真っ直ぐ。そこを大事に演じた」と語っています。

● 吉田理保子(クララ役)
クララ役を務めた吉田理保子は、優雅で柔らかな声質を持ち、病弱ながらも知的で芯のある少女をリアルに表現しました。ハイジと出会ってから少しずつ変わっていく心情の変化を、声の微妙なトーンの上げ下げで丁寧に表現。特にクララが初めて立ち上がる場面では、震える声に感情が乗り、視聴者を感動の渦に巻き込みました。

● 麻生美代子(ロッテンマイヤー役)
麻生美代子は、厳格な家政婦ロッテンマイヤーを威厳とユーモアを交えて演じました。堅苦しい規律の中にも、クララやハイジを思う気持ちがにじみ出る場面では、声色が柔らかくなるなど、細やかな表現力が光ります。そのため、視聴者の中には「最初は嫌な人だと思ったけれど、後半は好きになった」という声も多く見られました。

● 島美弥子/沼波輝枝(ペーターの祖母役)
初代の島美弥子、二代目の沼波輝枝ともに、温かみと包容力を持つ声でペーターの祖母を演じました。視力を失った老女の静かな生活と、その中に宿る強い優しさを、落ち着いたトーンで表現。特に白いパンを食べたいと願う場面は、声だけでその切なさや温もりが伝わってきます。

● 中西妙子(デーテ役)
デーテの複雑な立場を表すため、時に強く、時に申し訳なさを滲ませる演技を見せました。利己的に見える行動も、声の端々から生活の苦しさや現実的な選択の背景が感じられ、キャラクターを単純な悪役にしない深みを持たせています。

● 肝付兼太(セバスチャン役)
独特のユーモアを持つ肝付兼太は、執事セバスチャンをコミカルかつ温かく演じました。ロッテンマイヤーの厳しさを和らげる存在として、視聴者に安心感を与えるキャラクターになっています。肝付の持つ軽妙な台詞回しが、セバスチャンを親しみやすい人物へと昇華させています。

● 鈴木泰明(ゼーゼマン氏役)
低く落ち着いた声が特徴の鈴木泰明は、忙しい実業家でありながら家族を思う優しい父親を端正に演じました。出番は多くありませんが、その存在感は大きく、物語に安心感を与えています。

● 川路夏子(クララの祖母役)
川路夏子は、厳しさと愛情を兼ね備えた祖母像を的確に表現しました。孫のクララが歩けるようになった際に見せる喜びの声は、作品中でも屈指の感動的な瞬間です。

このように、本作の声優陣はキャラクターの性格や背景を深く理解し、それを声だけで表現する高い技術を発揮しました。その結果、『アルプスの少女ハイジ』の登場人物は、単なるアニメキャラクターではなく、視聴者にとってまるで実在する人物のように感じられる存在となったのです。

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■ 視聴者の感想

『アルプスの少女ハイジ』は1974年の初回放送以来、数十年にわたり世代や国境を越えて愛され続けてきました。その理由は単に「名作アニメだから」というだけでなく、視聴者一人ひとりが自分の人生や感情と重ね合わせられる物語の普遍性にあります。ここでは、放送当時のリアルタイム世代から再放送で作品に触れた人、さらに海外視聴者まで、幅広い感想を整理してご紹介します。

● 放送当時の子どもたちの反応
1970年代当時、日本の家庭にはまだカラーテレビが普及し始めたばかりでした。その中で、鮮やかなアルプスの風景や色彩豊かな花畑、白い雪山の美しさは視覚的な衝撃を与えました。多くの子どもたちは「ハイジの家に行きたい」「ヤギと遊びたい」と口にし、アルプスの牧歌的な生活に強い憧れを抱きました。特にペーターとの牧場遊びや、ユキちゃん(子ヤギ)との触れ合いのシーンは人気が高く、放送翌日には学校でその話題が飛び交ったといいます。

また、当時の視聴者にとって「カルピスまんが劇場」のシリーズは毎週の楽しみであり、ハイジはその中でも特別な存在でした。都会育ちの子どもたちにとって、自然の中で自由に走り回るハイジの姿は、自分たちの閉ざされた生活と対比して輝いて見えたのです。

● 大人になってから再視聴した世代の感想
再放送やDVD・Blu-rayで大人になってから観た人々の多くは、子どもの頃には気付かなかったテーマ性や人物描写の深さに感動しています。例えば、アルムおんじの孤独や過去の後悔、デーテの経済的な事情といった背景は、社会経験を積んだ大人でなければ理解しにくい部分です。視聴者からは「子どもの頃はハイジとペーターばかり見ていたが、大人になってからはおんじの視点で物語を見られるようになった」という声が多く寄せられています。

また、クララがアルプスで自分の足で立つ場面は、努力と希望の象徴として改めて心を打ちます。このシーンを見て涙を流したという大人の視聴者も少なくありません。彼女の歩みは、自分や身近な人の困難と重なり、「あきらめなければ前に進める」という勇気を与えてくれるのです。

● 海外視聴者からの評価
『アルプスの少女ハイジ』は世界各国で放送され、特にドイツ、スペイン、イタリア、南米諸国で高い人気を誇ります。海外視聴者からは「日本のアニメがここまで忠実にヨーロッパの生活を描いていることに驚いた」「アニメなのに登場人物がとてもリアル」という声が寄せられています。スイスでは観光資源としても活用され、作中の舞台をモデルにした観光地や博物館が整備されるほどです。

また、海外ではハイジが「自然と人間の調和」を象徴する存在として親しまれ、環境教育や児童教育の教材としても採用された事例があります。

● 教育的・道徳的視点からの評価
教育関係者や保護者からは、本作の持つ道徳的メッセージに注目する意見が多く寄せられています。人を思いやる心、自然を大切にする姿勢、困難に立ち向かう勇気といった価値観が、押し付けがましくなく物語の中に織り込まれていることが評価されています。特に、ペーターがクララに対して意地悪をしてしまうエピソードは、子どもにとって「嫉妬心」や「後悔」を学ぶ良い教材になったという声もあります。

● 視聴者が選ぶ感動の瞬間
感想の中で最も多く挙げられるのは、やはりクララが立ち上がる場面です。この奇跡の瞬間は、視聴者にとって物語全体のクライマックスであり、何度見ても涙を誘うと評判です。他にも、ハイジが白いパンをペーターの祖母に届けるシーン、おんじが村人たちと和解するシーンなど、人間関係の温かさを感じる場面が多くの支持を集めています。

● ネガティブな意見や議論
もちろん、全ての視聴者が全編を好意的に受け止めたわけではありません。中には「都会編の展開が暗くてつらかった」「ロッテンマイヤーがあまりにも厳しすぎて嫌な気持ちになった」という声もあります。ただし、これらの意見も含めて議論が交わされること自体が、作品の奥行きとリアリティの証といえるでしょう。

● 総合的評価
視聴者の感想を総合すると、『アルプスの少女ハイジ』は「子どもの頃に夢を与え、大人になって人生の意味を考えさせてくれる」稀有な作品であることがわかります。その魅力は、単なる懐古ではなく、何度観ても新たな発見や感情の揺れを与えてくれる点にあります。この普遍性こそが、長年にわたり愛される理由なのです。

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■ 好きな場面

『アルプスの少女ハイジ』は、全52話の中に数え切れないほどの印象的なシーンが散りばめられており、視聴者によって「一番好きな場面」は実にさまざまです。どの場面も、映像、音楽、演技が絶妙に絡み合い、見る人の心に深く刻まれています。ここでは、放送当時のファンや再放送世代、海外の視聴者までが選んだ代表的な名場面を、背景や感情描写と共に詳しく掘り下げます。

● クララが初めて立ち上がる瞬間
多くの視聴者が「作品のクライマックス」と語るのが、クララが自らの足で立ち上がる場面です。それまで車椅子生活を送り、歩くことを諦めていたクララが、アルプスの新鮮な空気と仲間たちの励ましを受け、心の底から「立ちたい」と願い、その想いが体を動かします。

牛が近づいてきたことに驚き、反射的に立ち上がったその瞬間の映像は、緊張感と喜びが混ざった奇跡的な時間です。表情の変化、震える声、駆け寄るハイジとおんじ、おばあさまの涙——これらが一体となって、視聴者の感情を一気に揺さぶります。この場面は「努力と希望の象徴」として、世代を超えて語り継がれています。

● 白いパンを届けるハイジ
ペーターの祖母が「白いパンをもう一度食べたい」と呟くシーンは、ハイジの心に強く刻まれます。都会で生活する中、ゼーゼマン家で得た白いパンをこっそり集め、アルプスに戻った際に祖母へ届けるハイジ。この場面は物語の派手なクライマックスではありませんが、人を思いやる気持ちの温かさが静かに伝わってきます。

パンを受け取った祖母が涙を流しながら感謝する姿は、観る者の心をほっとさせ、日常の中の小さな幸福を大切にしたいと感じさせてくれます。

● アルプスの朝の風景
第1話から繰り返し描かれる、アルプスの朝の描写も多くのファンにとって忘れられない名場面です。山肌を染める朝焼け、牧草地に差し込む柔らかな光、ヤギの鳴き声や小鳥のさえずり——これらが丁寧に描かれ、視聴者はまるで山の中にいるかのような感覚を味わいます。BGMも牧歌的で、自然と深呼吸をしたくなるようなシーンです。

この描写は単なる背景紹介にとどまらず、ハイジの自由で健やかな生活を象徴する場面として機能しています。

● ペーターの嫉妬と成長
クララがアルプスに来た際、ペーターは自分の立場が脅かされるように感じ、クララの車椅子を壊してしまうという衝撃的な行動に出ます。この行為は一見、許されないものですが、その後の反省と和解のプロセスが非常に丁寧に描かれています。

ペーターが「自分の弱さ」を認め、クララを助ける側に回る場面は、子ども同士の成長物語としても感動的で、多くの視聴者の心に残っています。

● ハイジが初めて都会に行くシーン
アルプスを離れ、フランクフルトへ向かう道中、馬車や列車から見える景色は、ハイジの目を通して都会と自然の違いを鮮やかに描き出します。やがて大きな屋敷に到着し、見慣れない家具や服装、厳格なロッテンマイヤーとの出会いに戸惑う様子は、ハイジの不安と好奇心が入り混じった複雑な感情を見事に映し出しています。

この移動シーンは、物語の前半と後半を分ける重要な転換点であり、視聴者もハイジと共に「新しい世界」に踏み出す感覚を味わえます。

● おんじと村人の和解
物語の終盤、おんじは長年のわだかまりを乗り越え、村人たちと心を通わせます。この場面は派手ではないものの、静かな感動を呼びます。頑なだったおんじが、人との繋がりの大切さを再確認し、笑顔を見せる姿は、物語全体のテーマである「心の再生」を象徴しています。

● 視聴者が選んだ隠れた名場面

ハイジが草原に寝転び、雲を眺めるシーン。

ペーターの祖母がハイジの髪を優しく撫でるシーン。

クララが初めてヤギの乳を飲む場面。

ハイジとユキちゃんが雪の中ではしゃぐ冬のエピソード。

こうした日常の小さな描写も、視聴者の心に長く残り、何度も見返したくなる魅力を放っています。

● 総評
好きな場面は人によって異なりますが、共通しているのは「心の奥に温かい何かを残してくれる」ということです。『アルプスの少女ハイジ』の名場面は、単なるストーリーの山場ではなく、人間の心の動きや自然の美しさを丁寧に描くことで、長く愛される映像記憶となっています。

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■ 好きなキャラクター

『アルプスの少女ハイジ』には、主人公ハイジを中心に、個性的で魅力的な登場人物が数多く登場します。視聴者それぞれが物語を通じて誰かに感情移入し、「このキャラクターが一番好き」と感じる対象は世代や立場によって異なります。ここでは、国内外のファンや放送当時の子どもたち、再放送で作品に触れた大人世代から寄せられた声をもとに、人気キャラクターの魅力や支持される理由を詳しく掘り下げます。

● ハイジ
多くの視聴者から圧倒的な支持を受ける主人公。彼女の魅力は、何よりもその純粋さと生命力にあります。アルプスの自然の中で駆け回る姿は、見ているだけで元気をもらえるという声が多く寄せられています。加えて、困っている人や動物を見ると放っておけない優しさも人気の理由です。

「無邪気で何事にも一生懸命なハイジは、自分の子ども時代を思い出させる」「どんな状況でも笑顔を忘れない姿が好き」という感想が多く、特に海外の視聴者からは「自由の象徴」として語られることも少なくありません。

● アルムおんじ
子どもたちや大人世代から根強い人気を誇る人物。頑固で人付き合いを避ける一方、心の奥に深い愛情と誠実さを持つギャップが、多くの視聴者の心を掴みます。

特に大人になってから作品を見返した人の中には、「若い頃はおんじの厳しさを理解できなかったが、今は彼の孤独や責任感に共感できる」という声が多くあります。おんじが笑顔を見せる瞬間や、ハイジを守るために全力を尽くす姿は、安心感と包容力を与えてくれると高く評価されています。

● ペーター
少年キャラクターの中で人気が高いのがペーターです。彼は素朴で飾らない性格で、都会の価値観とは無縁の生活を送っています。ヤギ飼いとして日々自然と共に過ごす姿は、多くの子どもたちの憧れでした。

ただし、クララがアルプスにやって来た際には嫉妬心をあらわにし、車椅子を壊すという行動に出てしまう一面も。しかしその後の後悔と和解を通じて成長し、視聴者から「人間味のある少年」として好感を持たれています。彼の素朴な笑顔や、ハイジとの友情も人気の要因です。

● クララ・ゼーゼマン
クララは、身体の不自由さを抱えながらも穏やかで聡明な少女として描かれています。特に彼女がアルプスで少しずつ健康を取り戻し、自分の足で立つ奇跡の場面は、ファンの間で「全キャラクター中もっとも感動的な成長」と評されています。

クララを好きだという視聴者の多くは、「努力する姿が励みになる」「優しさと芯の強さを併せ持っている」といった理由を挙げています。都市生活しか知らなかった彼女が自然と触れ合い、価値観を広げていく過程は、物語のもう一つの成長物語として大きな支持を集めています。

● ロッテンマイヤー
初見では厳格すぎる態度から「嫌な人」という印象を持たれがちですが、物語を通してその真意や責任感が描かれることで、評価が変わるキャラクターです。クララを守ろうとする意志や、屋敷の秩序を保つための厳しさは、単なる意地悪ではないと理解できるようになります。

ファンの中には「最初は嫌いだったが、後半で人間味が見えてから好きになった」という人が多く、ある意味で作品中でもっとも意見が分かれる存在といえます。

● ペーターの祖母
年配層から特に人気の高いキャラクター。視力を失っているものの、穏やかな口調と深い思いやりで周囲を包み込みます。白いパンを食べたいというささやかな願いは、視聴者にとっても忘れられない印象的なエピソードです。

「祖母の存在が物語の優しさを支えている」「おばあちゃんのような人になりたい」という感想が多く寄せられています。

● セバスチャン
ゼーゼマン家の執事で、ロッテンマイヤーの厳しさを和らげる潤滑油的存在。ユーモアと誠実さを併せ持ち、ハイジにも優しく接します。「屋敷の中で唯一、ハイジの味方だった」として密かな人気を集めています。

● ゼーゼマン氏・クララの祖母
父としての責任感と、家族への愛情を持つゼーゼマン氏や、厳しさと優しさを併せ持つクララの祖母も根強い支持があります。特にクララの祖母が孫の奇跡を目の当たりにして涙する場面は、多くの人が「祖母を好きになった瞬間」と語ります。

● 総評
「好きなキャラクター」は視聴者の年齢や人生経験によって変化するのが、この作品の面白いところです。子どもの頃はハイジやペーターに憧れ、大人になるとおんじや祖母に共感する——そんなふうに何度見ても新たな魅力を発見できるのが『アルプスの少女ハイジ』の醍醐味です。

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■ 関連商品のまとめ

『アルプスの少女ハイジ』は、1974年の放送から半世紀近く経った現在まで、映像ソフト・書籍・音楽・玩具・日用品など、実に多岐にわたる関連商品が展開されてきました。その範囲の広さと持続力は、単なるアニメグッズの枠を超え、もはや「文化的資産」といっても過言ではありません。ここでは、それらをジャンルごとに詳しく整理して紹介します。

● 映像関連商品
放送終了後の1980年代後半、VHSテープとして初めて映像商品化されました。当時は録画機器を持つ家庭が限られており、公式VHSは熱心なファンにとって貴重な所有物でした。VHSは1巻に2〜3話収録の形で販売され、全巻そろえるにはかなりの投資が必要でしたが、それでも「自宅でハイジが見られる」という喜びから高い人気を博しました。

その後、LD(レーザーディスク)版が登場。高画質で保存性が高いLDは、アニメコレクターの間で特に人気が高く、ジャケットには描き下ろしのイラストや詳細なエピソード解説が付属することもありました。

21世紀に入ると、全話収録のDVD-BOXが発売され、より手軽に全編を楽しめるようになりました。2000年代後半には高画質リマスター版DVDが登場し、映像の色彩や解像度が大きく向上。2010年にはデジタルリマスター版DVD-BOX、2011年にはBlu-rayメモリアルボックスが発売され、フィルムの質感や細部の描写が現代的に蘇りました。限定版には特製ブックレット、複製原画、ノンクレジットOP/ED映像などの特典が付属し、コレクターズアイテムとしての価値も高まりました。

● 書籍関連
原作小説『ハイジ』は、アニメ放送をきっかけに日本国内でも新たな翻訳版や児童向け抄訳版が多数刊行されました。アニメ絵を使った「アニメコミック」や、放送カットを収録したフィルムストーリーブックは、子どもたちに大人気でした。

さらに、アニメ制作の舞台裏や設定資料を収録したムック本やファンブックも登場。背景美術やキャラクターデザインのラフスケッチ、現地取材の写真などが掲載され、アニメファンだけでなく美術愛好家にも注目されました。

近年では、復刻版の絵本や、キャラクターを使った知育絵本、スイス観光ガイドと連動した写真集なども出版され、作品世界をさまざまな形で体験できるようになっています。

● 音楽関連
オープニングテーマ「おしえて」、エンディングテーマ「まっててごらん」、そして数々の挿入歌は、放送当時からレコード(EP盤・LP盤)として販売されました。特にEP盤は、カラフルなジャケットと歌詞カードが付属し、子どもたちが繰り返し針を落として歌ったという思い出を持つファンも多くいます。

1980〜90年代にはカセットテープやCDとしても再発売され、サウンドトラックアルバムやドラマ編成のボイスアルバムも制作されました。2000年代以降はデジタル配信が開始され、SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスでも聴くことが可能になっています。

● ホビー・おもちゃ
放送当時から、ハイジやペーター、ユキちゃんなどのキャラクターをモチーフにしたぬいぐるみや人形が多数販売されました。特にサンアローやセキグチといったメーカー製のぬいぐるみは、今でも中古市場で高値が付くことがあります。

プラモデルやミニジオラマセットも登場し、アルプスの山小屋や牧場を再現できる玩具として人気を集めました。カプセルトイ(ガチャガチャ)としては、ミニフィギュアやマスコットキーホルダー、デフォルメされたキャラクターの根付けなどが展開されました。

● ゲーム・ボードゲーム
テレビゲーム機が一般化する前の時代には、すごろくやカードゲームといったアナログゲームが主流でした。『ハイジ』版のすごろくでは、マスごとにアニメの名場面が描かれ、プレイヤーがハイジやペーターになってゴールを目指す仕様でした。カードゲームでは、キャラクターの組み合わせやアイテム収集を競うものが人気を博しました。

近年では、スマートフォン向けのパズルゲームや牧場経営ゲームとのコラボイベントが行われ、若い世代にも作品が再認識される機会となっています。

● 食玩・文房具・日用品
文房具では、ノート、下敷き、鉛筆、消しゴム、筆箱などが販売され、特にハイジやクララのイラスト入りは女の子を中心に人気でした。食玩では、キャラクターシール付きお菓子や、フィギュア入りのカプセル菓子などが登場しました。

日用品分野では、マグカップ、ランチボックス、エプロン、タオル、食器セットなど、家庭で使える実用的なアイテムも多数展開。特にヨーロッパ調のデザインを活かした陶器製マグカップや木製食器は、今でも愛用しているファンが多いと言われます。

● 海外展開とコラボレーション
『アルプスの少女ハイジ』は海外でも高い人気を誇るため、現地仕様の商品展開も盛んです。特にドイツやスイスでは、観光土産としてハイジのキャラクターグッズが数多く販売されています。スイスのマイエンフェルトにはハイジの家を再現した観光施設があり、そこでしか購入できない限定グッズ(絵葉書、スノードーム、ぬいぐるみなど)も存在します。

近年では、アパレルブランドやカフェとのコラボ商品も登場し、若年層にもアプローチしています。Tシャツ、エコバッグ、マグカップ、スイーツなど、生活の中で自然に使えるアイテムが人気を集めています。

● 総評
『アルプスの少女ハイジ』関連商品の多様性は、作品の人気と影響力の大きさを物語っています。映像・書籍・音楽・玩具・日用品と、あらゆるカテゴリーに商品が展開され、それぞれが長年にわたって愛され続けてきました。これらの商品は単なる消費物ではなく、作品との思い出を日常に留めるための「記憶の媒体」として機能しているのです。

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■ オークション・フリマなどの中古市場

『アルプスの少女ハイジ』は1974年の放送開始以来、数十年にわたり多種多様な関連商品が販売されてきました。そのため、オークションサイトやフリマアプリ、中古ホビーショップなどでは、今なお豊富なアイテムが取引されています。近年は「昭和レトロ」ブームの影響もあり、特に当時物や初期の限定版は価格が高騰する傾向にあります。ここでは、ジャンルごとに中古市場での動向や価格帯、人気の背景を詳細に整理します。

● 映像関連商品の市場動向
VHS、LD、DVD、Blu-rayといった映像ソフトは、中古市場でも安定した需要があります。特に1980年代に販売されたセル版VHSは希少性が高く、保存状態が良ければ1本あたり2,000〜4,000円前後で落札されることもあります。全巻セットで揃っている場合や未開封品であれば、さらに高額化し1万円以上での取引も確認されています。

LD(レーザーディスク)は再生環境が限られるため一時は価格が低下しましたが、コレクター需要により再び価値が上昇。ジャケットの美麗イラストやブックレットなど付属品が完備されていると、1枚あたり3,000〜6,000円で落札されるケースもあります。

2000年代に発売されたDVD-BOXは特に人気が高く、初回限定版や特典付きは中古市場でも15,000〜25,000円で安定取引。2011年のBlu-rayメモリアルボックスは映像美と豪華特典が魅力で、新品同様品は3万円を超えることもあります。

● 書籍関連の市場価値
原作小説の初版、特に放送当時に発売されたアニメ絵の児童書やフィルムコミックは、古書市場で高値をつけます。帯付き・美品の初版は5,000〜10,000円で取引されることも珍しくありません。

設定資料集やムック本は、少部数発行だったものが多く、中古市場での希少価値が高いジャンルです。特に背景美術やキャラクターデザインの原画が掲載された資料集は人気があり、保存状態によっては1万円近くで落札されます。

● 音楽関連商品の取引状況
EPレコードやLP盤のサントラは、ジャケットのイラストやレトロ感からコレクション目的での購入が目立ちます。状態の良いEP盤は1,500〜3,000円、LP盤は2,000〜4,000円程度で落札されます。帯や歌詞カードが完備されていると価格はさらに上昇。

1980年代以降に発売されたカセットテープや初期CDは、流通数が少なかったため希少価値があります。特に初期のCDサントラは5,000円を超えるケースもあり、海外コレクターの入札が価格を押し上げることもあります。

● ホビー・おもちゃの中古市場
ハイジやペーター、ユキちゃんなどのぬいぐるみは、製造メーカーや年代によって価格差が大きくなります。1970〜80年代のサンアロー製やセキグチ製ぬいぐるみは人気が高く、美品は5,000〜15,000円で取引されることもあります。タグや箱付きの未使用品は特に高額です。

プラモデルやジオラマ系玩具は現存数が少なく、未組立品は1万円を超える高値が付くことがあります。ガチャガチャのミニフィギュアや根付けも、コンプリートセットだと数千円単位で取引されています。

● ゲーム・ボードゲーム
1970年代後半〜80年代に発売されたすごろくやカードゲームは、子ども向け商品だったため現存数が少なく、状態の良いものはコレクターズアイテム化しています。箱・駒・サイコロ・説明書が揃っている完品は3,000〜7,000円で落札され、未使用品はさらに高額。

テレビゲームとの直接的な関連商品は少ないものの、近年はコラボイベントやキャンペーン配布グッズなどが限定的に出回り、それらもフリマアプリで高値で取引されています。

● 食玩・文房具・日用品
昭和期に販売された下敷き、筆箱、鉛筆、ノートなどの文房具は、当時のデザイン性とキャラクター人気から需要があります。未使用品やパッケージ入りは1,000〜3,000円、シリーズ揃いで5,000円以上になることもあります。

マグカップやランチボックスなどの日用品は、使用済みであっても人気があり、希少なデザインや海外土産品は数千円で取引される場合があります。

● 海外市場の動向
海外でも『アルプスの少女ハイジ』グッズの需要は高く、特にヨーロッパでは観光地限定アイテムが高値で取引されます。スイス・マイエンフェルトの限定ぬいぐるみや絵葉書セットは、日本国内のオークションでも倍以上の価格が付くことがあります。

● 総括
中古市場における『アルプスの少女ハイジ』関連商品は、映像ソフトや設定資料のようなコレクター向けアイテムから、ぬいぐるみや文房具といった日常使いのグッズまで幅広く取引されています。特に当時物や限定品、状態の良いものは今後も価値が上がる可能性が高く、コレクターにとっては長期的な資産価値も見込めるジャンルと言えるでしょう。

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