【名前】:堀川雷鼓
【種族】:付喪神
【二つ名】:夢幻のパーカッショニスト、始原の音源を持つ付喪神
【能力】:何でもリズムに乗らせる程度の能力
【テーマ曲】:始原のビート ~ Pristine Beat
■ 概要
堀川雷鼓とは――『東方輝針城』の物語をさらに先へ進める付喪神
『東方Project』に登場する堀川雷鼓は、Windows向け作品『東方輝針城 ~ Double Dealing Character.』のEXTRAステージで初登場したキャラクターである。種族は付喪神で、もともとは和太鼓を母体としていた存在。能力は「何でもリズムに乗らせる程度の能力」とされ、外見、戦闘、テーマ曲、スペルカードの名称に至るまで、キャラクター全体が「太鼓」「ドラム」「拍子」「鼓動」といった音楽的な要素で統一されている。 東方Projectには、人間、妖怪、神、亡霊、妖精、仙人など多種多様な存在が登場する。その中で雷鼓が担っているのは「道具から生まれた妖怪」という付喪神の立場である。長く使われた道具が意思を持ち、やがて人の形を取って活動するという付喪神のイメージは日本の伝承にも古くから見られるが、雷鼓の場合はそこへ現代的なドラムやバンド文化を大胆に組み合わせている。古い和太鼓に由来しながら、外の世界の新しい打楽器や音楽へ順応していくという構成が、彼女最大の個性になっている。 『東方輝針城』の物語では、少名針妙丸が打ち出の小槌を使用したことによって幻想郷の各地に特殊な魔力が広がり、それまで力を持たなかった道具までもが活動を始める。九十九弁々や九十九八橋をはじめとした楽器の付喪神も、この影響で大きな力を手に入れた存在である。雷鼓も同様に小槌の魔力によって力を得たが、彼女が特別だったのは、その力へ依存し続ける道を選ばなかったことだった。
与えられた力に疑問を持った聡明な付喪神
雷鼓は自分の内部へ突然流れ込んできた強大な魔力と、それによって生まれた激しい感情を冷静に観察した。そして、それが本来の自分自身から自然に生まれたものではなく、打ち出の小槌による外部の力であることを察知する。 道具として扱われてきた存在が力を持てば、人間へ反発したり、自分たちが上に立ちたいと考えたりしても不思議ではない。しかし雷鼓は、その感情さえ小槌の魔力に影響されているのではないかと考えた。つまり「自分は本当にそう思っているのか」と、自分自身の心へ疑問を持てるほど冷静だったのである。 さらに雷鼓は、小槌から供給される魔力が永遠ではないことも理解していた。仮に小槌の力が弱まれば、付喪神として得た力を維持できなくなる可能性がある。そこで彼女が選んだのが、魔力の供給源そのものを交換するという大胆な方法である。
和太鼓から現代的なドラムへ――自分自身を作り替えた存在
雷鼓は外の世界から流れ着いた新しい打楽器へ目を向ける。従来の和太鼓とそれを演奏する人間から得ていた力のあり方を捨て、外の世界に存在するドラマーの魔力を利用することで、新しい付喪神として生き続けられる状態を作り上げた。 この設定は雷鼓を非常に特徴的なキャラクターへしている。一般的に付喪神というと「古い道具へ強く執着した存在」という印象を持ちやすい。しかし雷鼓は自分の出自へ固執しない。必要なら道具そのものを変え、魔力の流れも変え、それでも「音を鳴らし、リズムを刻む存在」という自分の本質だけは残す。 つまり雷鼓にとって重要なのは、和太鼓という物体を永遠に守り続けることではなく、「自分が自分自身の意思で音を鳴らせること」なのである。形が変わっても本質は失われないという、非常に柔軟で現代的な価値観を持った付喪神といえる。
『東方輝針城』EXTRAボスとしての意味
雷鼓は『東方輝針城』本編のラスボスではなく、異変解決後のEXTRAステージに登場する。ここには大きな意味がある。本編で針妙丸や鬼人正邪を中心とする騒動が終わったとしても、一度小槌の魔力によって変化した道具たちが、簡単に元通りになるとは限らない。雷鼓は「異変が終わった後に残った変化」を象徴する存在でもある。 主人公たちが出会う頃には、雷鼓はすでに新しい力の獲得へ成功しており、単に小槌の余波で暴れている妖怪ではなくなっている。そのため彼女との戦闘は、危険な異変を止める決戦というより、新しい自分を確立した雷鼓による腕試し、あるいは一種のライブパフォーマンスのような空気を持っている。 この位置づけが、彼女を単純な敵役とは異なる存在にしている。雷鼓は人間を滅ぼそうとしているわけでも、幻想郷を支配しようとしているわけでもない。自分の意思で生きる方法を手に入れ、それを確かめるように弾幕勝負を行う。その自由さこそが彼女らしさである。
仲間へ方法を伝える面倒見のよさ
雷鼓の行動は、自分一人だけが助かればよいというものでもなかった。彼女は小槌に頼らず力を維持する方法を、同じ楽器の付喪神である九十九弁々や九十九八橋にも伝えている。 この点から、雷鼓には知恵だけでなく仲間への思いやりもあることが分かる。自分だけが新しい力を独占すれば優位に立つこともできたはずだが、そうはしなかった。同じ境遇にある存在が生き続けられるよう、解決策を共有したのである。 この姿勢は後の二次創作で、雷鼓が弁々や八橋の頼れる先輩、姉御肌、まとめ役として描かれやすくなる理由にもなっている。
古いものと新しいものの間に立つ象徴的キャラクター
幻想郷は「外の世界で忘れ去られたものが流れ着く場所」という側面を持っている。雷鼓はその世界の中で、忘れられた古い存在が新しい文化を取り込み、生き残るという珍しい道を選んだ。 これは幻想郷のあり方そのものを考えるうえでも興味深い。忘れられた存在がただ古い姿のまま残るのではなく、新しいものを学び、取り込み、変化することもできる。雷鼓は「伝統を守る」だけではなく「伝統を土台として進化する」という可能性を示している。 だからこそ、彼女には和太鼓とドラム、幻想郷と外の世界、古い妖怪文化と現代的な音楽文化という二つの世界が同時に存在している。
堀川雷鼓の最大の特徴
雷鼓を一言で表現すれば、「自分のビートを自分で選んだ付喪神」である。 偶然与えられた力へ酔うのではなく、その力を分析する。依存の危険性に気づけば新しい方法を探す。必要なら過去の姿さえ変える。そして新たに得た知識を仲間にも共有する。 この一連の行動には、単なる豪快なドラマーという外見からは想像しにくい知性と自立心が表れている。雷鼓の格好よさは、強力な弾幕を使うことだけにあるのではない。自分の未来を誰かに決めてもらうのではなく、自分自身で選び取ったところにある。
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■ 容姿・性格
赤を中心に構成されたエネルギッシュなデザイン
堀川雷鼓の外見で最初に目へ入るのは、鮮やかな赤い髪と周囲に並ぶドラムである。短めの赤髪は活動的な印象を与え、静かな妖怪というよりステージ上で激しく演奏するミュージシャンの雰囲気を強く感じさせる。 衣装は白、黒、赤を中心に組み立てられ、そこへ紫系のアクセントが加えられている。上半身は比較的現代的な服装に見え、伝統的な和太鼓の付喪神という出自から想像される古典的な和装とは大きく異なる。 この違いこそが重要である。雷鼓は和太鼓だった過去を持ちながら、外の世界のドラムへ新しい力を求めた存在であり、外見にも「昔ながらの妖怪」と「現代的なミュージシャン」の融合が反映されている。
短い赤髪が生む身軽さと勢い
雷鼓の短い髪型は、ドラムを演奏する身体的な動きとも相性がよい。長い髪を優雅になびかせる人物とは異なり、激しいビートへ合わせて身体全体を動かす姿が自然に想像できる。 赤という色も、炎、情熱、雷、興奮、ライブ照明など力強い要素と結びつきやすい。名前にも「雷」が含まれるため、赤髪は雷鼓のエネルギーを視覚的に表現しているようにも見える。 ただし、性格まで短気で激しいわけではない。むしろ判断力は高く冷静であり、赤髪が示しているのは怒りではなく行動力や生命力に近い。
最大の象徴となるドラムセット
雷鼓の周囲には複数のドラムが配置され、キャラクター本人だけを見るよりも「少女とドラムセット全体」で一つのシルエットを作っている。 これは非常に優れたキャラクターデザインで、名前を知らない状態で見ても「音楽に関係したキャラクター」であることが分かる。しかも単なる楽器好きではなく、楽器そのものが彼女の身体や存在と結びついていることまで想像できる。 二次創作ではドラムスティックを両手に持たせたり、巨大なドラムセットの中央へ座らせたり、本格的なライブステージへ配置したりする表現も多い。
白い衣装による爽やかさ
雷鼓は攻撃的なモチーフを持ちながら、黒や赤だけで全身が構成されているわけではない。白い部分が多いため、見た目には意外なほど爽やかさがある。 この配色によって「危険な妖怪」という印象だけに寄らず、「明るいステージミュージシャン」という側面も生まれている。激しいビートを刻みながらも陰気ではなく、楽しそうに演奏する姿が似合う理由の一つである。
聡明で状況判断が早い性格
雷鼓の性格で最も重要なのは、公式設定から読み取れる高い判断力である。小槌の魔力によって力を得た時、多くの道具がその高揚へ流される中、雷鼓は「この力は本当に自分自身のものなのか」と疑った。 そして、魔力の供給元が失われれば自分の存在まで危うくなる可能性に気づき、新しい方法を探し始める。 つまり雷鼓は、勢いで行動するだけの人物ではない。問題を発見し、原因を理解し、対策を考え、実際に行動へ移す。分析と決断を連続して行えるタイプである。
変化を恐れない大胆さ
古い和太鼓だった自分を捨て、新しいドラムへ力を移すという行動は非常に大胆である。普通なら自分の本体ともいえる道具を変えることには強い恐怖があるだろう。しかし雷鼓は、生き残るために必要と判断すれば大きな変化を受け入れる。 この柔軟さは彼女の魅力を支える重要な部分である。雷鼓は「昔からこうだったから」という理由だけで同じ方法を続けない。より良い方法があるなら試し、それが自分に合えば取り入れる。 その姿勢は現代的で、幻想郷の古い存在の中でも特に進歩的な人物に見える。
自由を求めるが、人間嫌いではない
『東方輝針城』の背景には「道具の反逆」という要素がある。しかし雷鼓は単純に人間を嫌っているわけではない。 もともと楽器である以上、人間に演奏されることそのものには意味がある。彼女が拒否したのは「誰かの力によって自分の心まで変えられる状態」である。 そのため自立後も人間から離れて孤独になるのではなく、音楽家として人前で演奏できる。これは雷鼓の自由観をよく表している。 彼女の自由とは「誰とも関わらないこと」ではなく、「自分の意思で誰と関わるかを決められること」なのである。
仲間思いで面倒見がよい
弁々と八橋へ新しい魔力の利用方法を教えたことから、雷鼓には同じ境遇の仲間を放っておけない性格も感じられる。 自分が一歩先へ進んだからといって、他人を見下すのではない。むしろ自分の経験を役立て、仲間も助かる方法を共有する。 この行動から二次創作では、雷鼓が「頼れるお姉さん」「バンドのまとめ役」「付喪神たちの相談役」として描かれることが多い。
音楽を楽しむエンターテイナー
後の作品では、雷鼓がプリズムリバー三姉妹と演奏するようになったことが示される。これは彼女が戦闘だけを好む妖怪ではなく、音楽そのものを楽しむ存在であることを強く印象づける。 ステージに立ち、人間や妖怪の観客を楽しませる。かつて人間に演奏される道具だった存在が、今では自分の意思で演奏する側になっている。 この立場の逆転は、彼女の物語を象徴する非常に美しい変化といえる。
「かわいい」だけでなく「格好いい」が成立する人物
東方Projectには少女らしいかわいらしさを強く持つキャラクターが多いが、雷鼓の場合は「格好いい」という評価が非常に似合う。 短い赤髪、白い衣装、ドラム、スティック、ライブパフォーマンスという要素がそろい、ロックミュージシャンのような雰囲気を持つ。 一方、笑顔やデフォルメ姿ではかわいらしさも成立するため、二次創作では「格好いい雷鼓」と「かわいい雷鼓」の両方を楽しめる。
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■ 二つ名・能力・スペルカード
「夢幻のパーカッショニスト」という二つ名
堀川雷鼓の代表的な二つ名は「夢幻のパーカッショニスト」である。パーカッショニストとは打楽器奏者を意味する言葉で、和太鼓だけでなくドラムを含む幅広い打楽器を扱う人物を指す。 この呼び方は、和太鼓から生まれた付喪神だった雷鼓が、より広い意味で「打楽器そのものを操る存在」へ進化したことを示している。 「夢幻」という言葉には幻想的な音楽家という印象だけでなく、一時的な小槌の魔力から始まった存在が、自分の力を本物へ変えたという背景まで重ねて考えることができる。
「何でもリズムに乗らせる程度の能力」
雷鼓の能力は「何でもリズムに乗らせる程度の能力」である。 一見すると音楽に関係した単純な能力に思えるが、「何でも」という表現まで含めると非常に応用範囲が広い。 音楽だけでなく、歩く動作、呼吸、鼓動、会話、弾幕の周期など、一定の間隔で繰り返されるものはすべてリズムを持つ。そのため雷鼓の能力には、対象の動きや感覚を拍子へ引き込むようなイメージを重ねることができる。 ただし原作では能力の物理的限界まで細かく説明されているわけではないため、他人の身体を完全に操れるなどと断定するのは適切ではない。確実なのは、彼女の戦闘、音楽、演出のすべてが「リズム」を中心に構成されていることである。
プレイヤーまでリズムへ乗せる弾幕
雷鼓戦の面白さは、弾幕の形だけでなく攻撃の周期を覚える必要があるところにある。 一定のテンポで攻撃が繰り返されるため、慣れてくるとプレイヤー側も「次の拍でここへ動く」と身体で覚えるようになる。 つまり画面内の主人公だけでなく、ゲームを操作するプレイヤー自身まで雷鼓のリズムへ引き込まれるのである。 能力を文章で説明するだけでなく、実際のゲームプレイによって体験させる構成になっている点が非常に完成度が高い。
一鼓「暴れ宮太鼓」
『東方輝針城』EXTRAで最初に使用されるスペルカード。一鼓という名称が示す通り、ここから一連の太鼓演奏が始まる。 「暴れ」という言葉が示すように、穏やかな導入ではなく最初から雷鼓らしい激しい攻撃が展開される。EXTRAボスとしての存在感をプレイヤーへ強く印象づける一枚である。
二鼓「怨霊アヤノツヅミ」
古い日本の楽器や伝承を思わせる名称が使われたスペルカードで、現代的なドラマーとしての雷鼓だけではなく、古い和太鼓に由来する付喪神としての過去も感じさせる。 雷鼓の攻撃名には、古風な日本語と現代的なカタカナ語が頻繁に混在する。この組み合わせそのものが、伝統と現代を同時に持つ彼女を象徴している。
三鼓「午前零時のスリーストライク」
「三鼓」と「スリー」という数字を重ねた言葉遊びが特徴的なスペルカード。 和風の「鼓」と現代的な英語表現が一つの名称に同居し、雷鼓らしい新旧混合の感覚を生み出している。
死鼓「ランドパーカス」
一鼓、二鼓、三鼓と続いた後、「四鼓」ではなく同音の「死鼓」へ変化する東方Projectらしい言葉遊びが入ったスペルカード。 連続する演奏の中へ突然不穏な「死」の文字を入れることで、EXTRAボスとしての危険さも演出している。
五鼓「デンデン太鼓」
素朴な玩具としても知られるでんでん太鼓を題材にしたスペルカード。 巨大なドラムセットを操る雷鼓が、非常に単純で原始的な太鼓を技名へ採用しているところが面白い。打楽器の根本である「叩けば音が鳴る」という要素へ戻ったようにも感じられる。
六鼓「オルタネイトスティッキング」
一転して現代的なドラム演奏を思わせる名称。「スティッキング」はスティックを使った手順や奏法を連想させる。 五鼓の素朴な太鼓から六鼓の現代的なドラミングへ移る流れには、和太鼓からドラムへ適応した雷鼓の経歴がそのまま表れている。
七鼓「高速和太鼓ロケット」
「和太鼓」と「ロケット」という、伝統と近代を強引なほど大胆に組み合わせた名称が魅力的なスペルカード。 雷鼓は古いものと新しいものを混ぜることにためらいがないため、この奇妙な組み合わせすら自然に感じられる。
八鼓「雷神の怒り」
雷鼓の名前に含まれる「雷」を前面へ押し出した技。 雷鳴と太鼓は古くから結びつけて想像されることが多く、巨大な音を生み出す自然現象と打楽器が重なることで、連続する太鼓スペルの終盤にふさわしい迫力を作っている。
「ブルーレディショー」
それまで続いていた「○鼓」という形式から離れ、「ショー」という言葉を使ったスペルカード。 ここまでの戦闘全体が一つのライブだったかのように感じさせる名称で、雷鼓が単なる攻撃者ではなくステージ上の演奏者であることを強く印象づける。
「プリスティンビート」
雷鼓戦を象徴する最終スペル。テーマ曲「始原のビート ~ Pristine Beat」と同じ言葉が用いられ、キャラクター、楽曲、弾幕が一体となる。 和太鼓からドラムへ変化しても、最後に残るものは「ビート」である。雷鼓の本質を最も分かりやすく示したスペルカードといえる。
後続作品で増える太鼓系スペル
『弾幕アマノジャク』では雷符「怒りのデンデン太鼓」、太鼓「ファンタジックウーファー」などを使用する。 さらに『秘封ナイトメアダイアリー』では他キャラクターとの合同弾幕も登場し、永江衣玖、二ッ岩マミゾウ、封獣ぬえなどの特徴と雷鼓の太鼓が組み合わされる。 雷、正体不明、妖怪らしい不可思議さなど、相手側の能力へ「ドンドコ太鼓」という雷鼓らしい要素が重なることで、彼女のリズムが他者の能力とも融合できることを見せている。
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■ 人間関係・交友関係
九十九弁々――同じ楽器付喪神としての信頼関係
九十九弁々は琵琶の付喪神で、雷鼓と同じく『東方輝針城』に登場した楽器系のキャラクターである。 雷鼓は自分が発見した「小槌以外の魔力で存在を維持する方法」を弁々へ伝えており、二人には単なる同族以上の関係がある。 二次創作では、冷静な性格同士として落ち着いた会話を交わす友人、あるいは音楽について真剣に話す仲間として描かれることが多い。
九十九八橋――勢いのある仲間を支える雷鼓
琴の付喪神である九十九八橋も、雷鼓と深い関連を持つ。 八橋は弁々よりも行動的な印象があり、雷鼓とは「勢いのある後輩と頼れる先輩」のような関係として描きやすい。 ただし公式で上下関係や年齢差が明言されているわけではなく、これは原作で雷鼓が先に解決策を見つけたことから自然に生まれたファン解釈である。
三人で成立する楽器付喪神ユニット
弁々の琵琶、八橋の琴、雷鼓のドラムという組み合わせは音楽的にも視覚的にも魅力的である。 伝統的な弦楽器二つと現代的なドラムという異色の編成だが、むしろその違いが三人の個性になる。 二次創作では三人でライブをしたり、共同生活をしたり、幻想郷各地を演奏して回ったりする作品が数多く作られている。
プリズムリバー三姉妹との音楽活動
ルナサ、メルラン、リリカのプリズムリバー三姉妹は、雷鼓のその後を考えるうえで非常に重要な存在である。 雷鼓は後に彼女たちと演奏するようになり、打楽器担当として楽団へ加わる。 弦楽器、管楽器、鍵盤楽器を中心としたプリズムリバーへ本格的なドラムが加わることで、より現代的なバンド編成に近づく。
ルナサとの関係
落ち着いた性格のルナサと、判断力の高い雷鼓は比較的相性のよい組み合わせとして想像できる。 ルナサが旋律をまとめ、雷鼓がリズムを支えるという音楽的な役割分担も自然で、二次創作ではバンドのまとめ役同士として描かれることもある。
メルランとの関係
陽気で派手なメルランと雷鼓が組むと、ライブ全体の高揚感が一気に増す。 強烈な管楽器とドラムのビートが組み合わされば、幻想郷の祭りを盛り上げる非常に賑やかな演奏になる。 二次創作では二人が盛り上がりすぎ、ルナサなどから注意されるコミカルな場面も作りやすい。
リリカとの関係
リリカは鍵盤楽器だけでなく幅広い楽器へ対応できる人物であり、雷鼓と組み合わせることで現代的なバンドアレンジがしやすくなる。 外の世界の新しい楽器を取り入れる雷鼓と、多彩な楽器を扱えるリリカは「新しい音を追求する二人」としても描きやすい。
少名針妙丸――人生を変えるきっかけを作った人物
針妙丸と雷鼓は親友というわけではないが、雷鼓の誕生と変化を考えるなら外せない人物である。 打ち出の小槌を使ったことで雷鼓が大きな力を得るきっかけが生まれた。しかし雷鼓は針妙丸の配下になることも、小槌へ依存することも選ばなかった。 つまり針妙丸は「人生を変えた存在」ではあるが「主人」ではない。その距離感が雷鼓らしい。
鬼人正邪との距離
正邪の起こした下克上の流れも雷鼓の覚醒に間接的な影響を与えている。しかし雷鼓は正邪の思想へ忠誠を誓っていたわけではない。 後の『弾幕アマノジャク』では正邪を追う側として登場することからも、雷鼓が独立した価値観で動いていることが分かる。
博麗霊夢との関係
霊夢とは『東方輝針城』EXTRAで戦う。しかし東方Projectでは、一度弾幕勝負をしたからといって永遠の敵になるとは限らない。 雷鼓の音楽活動を考えれば、博麗神社の祭りなどで演奏する未来も自然に想像できる。 異変時には退治する側とされる側だった関係が、後には祭りの主催者と演奏者へ変化し得るのが幻想郷らしい。
霧雨魔理沙との関係
魔理沙は魔法や珍しい道具に強い好奇心を持つ人物である。 外の世界のドラマーから魔力を得ている雷鼓は、魔理沙にとって非常に興味深い存在と考えられる。 二人とも「面白そうなら試してみる」という柔軟さを持っているため、意外に価値観が近い部分もある。
十六夜咲夜との関係
咲夜とも『東方輝針城』で戦うことができる。 原作で親しい関係が細かく描かれているわけではないが、紅魔館のパーティーや音楽イベントなどを二次創作で描く場合、雷鼓は非常に使いやすい人物である。
人間関係に共通する「支配ではなく共演」
雷鼓の交友関係をまとめると、他者を支配するより、横へ並んで一緒に何かをする関係が似合う。 弁々や八橋には知識を共有し、プリズムリバーとは演奏仲間になる。人間に対しても、道具として使われる立場ではなく、自分で演奏する音楽家として向き合う。 雷鼓が求めた自由は孤独ではない。自分の意思で仲間を選び、自分の意思で一緒に音を鳴らせる自由なのである。
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■ 登場作品
『東方輝針城 ~ Double Dealing Character.』
堀川雷鼓の初登場作品であり、彼女の設定を理解するうえで最重要となる作品。 EXTRAステージのボスとして登場し、付喪神としての出自、外の世界のドラムへ魔力を切り替えた経緯、能力、スペルカード、テーマ曲などが示される。 本編で描かれた「道具たちの下克上」が終わった後、その力を得た道具がどう生きるのかという後日談的な役割も担う。
『弾幕アマノジャク ~ Impossible Spell Card.』
鬼人正邪が主人公となる作品で、雷鼓は正邪へ弾幕を仕掛ける側として登場する。 『東方輝針城』では異変の余波によって力を得た存在だった雷鼓が、今度は幻想郷の住人として正邪を追う立場へ移ったことが興味深い。 雷鼓が特定の勢力へ忠誠を誓ったキャラクターではなく、自分自身の判断で動いていることがよく分かる。
『東方憑依華 ~ Antinomy of Common Flowers.』
戦闘キャラクターとしてではなく、背景の演奏者として雷鼓の姿を見ることができる。 プリズムリバー三姉妹と音楽活動をしていることが視覚的に示され、「EXTRAボスの雷鼓」から「幻想郷のミュージシャン雷鼓」へイメージが大きく広がった。
『秘封ナイトメアダイアリー ~ Violet Detector.』
雷鼓は他のキャラクターと組んだ合同弾幕を披露する。 単独のドラム攻撃だけではなく、相手の能力と太鼓を組み合わせたスペルが登場し、他者の特徴へリズムを重ねる雷鼓の応用力を感じさせる。
公式漫画・書籍作品
雷鼓はゲームだけでなく、公式漫画や関連書籍にも姿を見せている。 『東方茨歌仙』『東方鈴奈庵』『東方三月精』系列などで幻想郷の日常側の人物として描かれることで、異変時のボスとは異なる姿を楽しめる。 資料系の書籍ではキャラクター設定を整理するうえでも重要な存在である。
公認二次創作ゲームでの展開
雷鼓は公認二次創作ゲームにも登場する。 『東方キャノンボール』ではボイスやイラストを伴ったキャラクターとして登場し、原作とは異なる表現で雷鼓の音楽的な個性が描かれた。 『東方LostWord』では通常版だけでなく世界観の異なるアレンジ姿も登場し、原作の設定を土台にした独自技や演出が加えられている。 『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』のような音楽ゲームでは、「リズム」を操る雷鼓という設定がゲームジャンルそのものと非常に高い相性を示す。
二次創作アニメ・動画作品
東方Projectにはファン制作のアニメ、MMD、手描き動画、ボイスドラマなど非常に多くの映像作品が存在する。 雷鼓もそうした作品へ登場し、原作では描かれていないライブ、日常、ギャグ、戦闘などさまざまな場面で活躍する。 ただし、これらの設定や声優は作品ごとの二次創作であり、公式原作の設定とは区別して楽しむ必要がある。
『東方M-1ぐらんぷり』系列での印象的な活躍
二次創作映像作品では、風見幽香と雷鼓を組ませた「フラワービート」のような異色コンビも存在する。 原作でほとんど接点のない二人を、キャラクターのモチーフや性格から新しい組み合わせへ発展させるのは東方二次創作文化ならではの魅力である。
登場作品を通して変化した立ち位置
雷鼓は初登場時にはEXTRAボスだったが、後には幻想郷の音楽家として描かれるようになった。 強敵、付喪神、仲間、ドラマー、ステージミュージシャンと役割が少しずつ広がり、登場するたびに音楽という核を保ちながら新しい立場へ適応している。 この「作品が変わっても自然に姿を変えられる」という特徴も、雷鼓の設定と非常によく一致している。
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■ テーマ曲・関連曲
「始原のビート ~ Pristine Beat」
堀川雷鼓を象徴するテーマ曲であり、『東方輝針城』EXTRAボス戦で使用される。 高速感のある旋律と力強いビートを持ち、キャラクター自身がドラマーであることを強く意識した曲となっている。 単なる強敵用BGMではなく、戦闘全体をライブパフォーマンスのように感じさせる重要な要素である。
タイトルが表す「根源的なリズム」
「始原」は物事の始まりや根源、「Beat」は拍や鼓動を示す。 雷鼓は和太鼓からドラムへ姿を変えたが、その根本にある「叩いてリズムを生み出す」という本質は変わらない。 そのため「始原のビート」という題名は、形が変わっても変化しない雷鼓の核を象徴しているように感じられる。
弾幕との一体感
雷鼓戦ではテーマ曲を聴きながら弾幕の周期を覚えることになり、曲と戦闘が非常に強く結びついている。 最終スペルの「プリスティンビート」がテーマ曲の副題と重なることで、戦闘の最後にキャラクター、スペル、音楽が一体になる。
「魔力の雷雲」
『東方輝針城』EXTRAステージ道中曲。 雷鼓専用曲ではないものの、彼女の直前まで流れる曲として非常に関係が深い。 雷雲の中を進み、その先で「雷鼓」が登場する構成は、ステージ全体の演出として非常に印象的である。
「幻想浄瑠璃」
九十九弁々・九十九八橋のテーマ曲。 雷鼓と同じ楽器付喪神の曲として比較すると、弦楽器を思わせる音楽と打楽器中心の「始原のビート」という違いが面白い。 二次創作では三人を一つのユニットとして扱う場合も多く、二曲を組み合わせたアレンジやメドレーにも発展しやすい。
同人アレンジで広がる雷鼓の音楽世界
「始原のビート」は東方アレンジ界隈でも人気の高い原曲の一つで、ロック、メタル、EDM、クラブミュージック、ピアノ、ヴァイオリンなど非常に幅広いアレンジが存在する。 雷鼓自身が外の世界の新しい音楽へ適応したキャラクターなので、原曲を大胆に別ジャンルへ変えても違和感が少ない。
「Raison d’être」
「始原のビート」をベースにした代表的なアレンジの一つで、電子音楽やクラブサウンド寄りの方向へ発展させた楽曲。 現代的な音楽へ積極的に適応する雷鼓の設定と非常に相性がよく、公認二次創作ゲームなどを通して知ったファンも多い。
SOUND HOLIC系のロック・ボーカルアレンジ
雷鼓のテーマ曲は、ロック系ボーカルアレンジでも非常に映える。 「雷鳴」「鼓動」「ビート」といった雷鼓のモチーフはギターやドラムを中心とした激しい音楽と相性がよく、ライブ感をさらに強めることができる。
ピアノ・ヴァイオリンアレンジ
激しいドラム曲という印象が強い一方、旋律そのものも美しいため、ピアノやヴァイオリンへ置き換えても魅力が失われない。 打楽器の存在感を抑えることで、原曲に含まれるメロディーの美しさや細かなフレーズへ改めて気づくことができる。
雷鼓というキャラクターとアレンジ文化の相性
雷鼓は「新しい音を受け入れる」という設定を持っているため、同人アレンジ文化そのものと非常に相性がよい。 ロックになっても、ジャズになっても、EDMになっても、和楽器中心になっても、雷鼓ならそれを楽しみそうだと想像できる。 アレンジによって姿を変えても中心のビートは残る。この構造は、形を変えても自分自身を失わない雷鼓の生き方とよく似ている。
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■ 人気度・感想
超上位常連とは違う根強い支持
堀川雷鼓は東方Project全体の最上位人気キャラクターとは異なる立ち位置にいるが、登場から年月が経過しても安定した支持を持つキャラクターである。 人気投票では中位圏を維持する時期が長く、一時的な話題だけで消えた人物ではない。 テーマ曲、デザイン、付喪神としての設定、音楽仲間との関係など複数の入口からファンになれるため、知れば知るほど好きになりやすいタイプである。
テーマ曲からファンになる人が多い
雷鼓の人気を支えている最大の要素の一つが「始原のビート ~ Pristine Beat」である。 東方Projectでは「曲からキャラクターへ入る」ファンも多いが、雷鼓はその代表例になりやすい。 曲を先に聞き、「この格好いいテーマは誰の曲なのか」と調べて雷鼓を知る。その後、ドラムを操る付喪神という設定まで知り、キャラクターも好きになるという流れが成立しやすい。
見た瞬間に分かるデザインの強さ
赤髪、白い衣装、巨大なドラムという組み合わせは非常に分かりやすい。 東方Projectには多数のキャラクターがいるが、雷鼓はシルエットだけでも個性を出しやすい。 特にライブ風のイラストでは圧倒的に映え、ステージ照明やスピーカーなどを加えるだけで一枚の音楽ポスターとして成立する。
「かわいい」より先に「格好いい」が来る魅力
雷鼓は少女キャラクターでありながら、かわいらしさだけでなく格好よさが前面へ出ている。 スティックを構えた姿、激しくドラムを叩く姿、自信に満ちた笑顔などが非常に似合う。 そのため、東方キャラクターの中でも大人っぽい、頼れる、クール、格好いいという方向の人気を集めやすい。
設定を読むほど評価が上がるキャラクター
雷鼓は見た目だけなら豪快なドラマーだが、設定を読むと非常に知的である。 力の正体を分析し、依存の危険性へ気づき、代替手段を見つけ、仲間へ共有する。 この一連の行動は、東方Projectでもかなり実務能力の高い人物という印象を与える。 「勢いのあるミュージシャンだと思っていたら、実は相当頭が切れる」というギャップが魅力である。
自立しても孤独にならないところが魅力
雷鼓の設定で特に好感を持ちやすいのは、自立を求めながら孤独には向かわないことである。 誰かに支配されたくない。しかし仲間は必要ない、という考えではない。 自分で選んだ仲間と一緒に演奏し、自分の意思で観客を楽しませる。 この前向きな自由の形が、彼女を単なる反抗的な妖怪ではなく魅力的な人物にしている。
弁々・八橋との組み合わせ人気
楽器付喪神三人組はファンからも非常に扱いやすい。 見た目、楽器、性格の違いを生かしながら、一つの音楽ユニットとしてまとめられる。 雷鼓単体を好きになった後、弁々や八橋にも興味が広がることもあれば、逆に九十九姉妹から雷鼓へ興味を持つこともある。
プリズムリバーとの共演による魅力の拡張
プリズムリバー三姉妹との演奏関係が生まれたことで、雷鼓は戦闘キャラクターから「幻想郷のバンドマン」へ大きく印象を広げた。 ライブ、練習、祭り、打ち上げ、音合わせなど、戦わなくても物語を作れるようになった。 この広がりが二次創作の幅をさらに増やしている。
もっと公式で見たいと思わせる余白
雷鼓は非常に完成された設定を持つ一方、主人公級ほど公式で日常が細かく描かれているわけではない。 そのため、普段どこで暮らしているのか、どのような音楽を好むのか、プリズムリバーとどんな練習をするのかなど、知りたい部分が多く残っている。 この「もっと見たい」という感覚そのものが、長期的な人気を支える要素でもある。
総合的な感想――「変わることを恐れない」格好よさ
堀川雷鼓の最大の魅力は、変化することを恐れないところにある。 昔の自分を捨てるのではなく、必要なものは残し、新しいものを取り入れる。和太鼓だった過去も否定せず、現在のドラムも自分の一部にする。 その姿勢は、音楽という常に変化し続ける文化とも非常によく合っている。 強いから格好いいのではない。自分の未来を自分で決めたから格好いい。そこが堀川雷鼓というキャラクターの本質的な魅力である。
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■ 二次創作作品・二次設定
音楽キャラクターだからこそ二次創作との相性が抜群
雷鼓は二次創作へ非常に落とし込みやすいキャラクターである。 ドラム、ライブ、音楽、付喪神、外の世界といったテーマが明確で、イラスト、小説、漫画、MMD、アニメ、アレンジ音楽のすべてへ発展させられる。 特に音楽ジャンルを変更しても違和感がないため、ロック、ジャズ、メタル、EDM、和楽器、アイドルバンドなどあらゆる方向へ自由に広げることができる。
楽器付喪神三人組
二次創作では弁々・八橋・雷鼓を一つのグループとして扱う作品が定番となっている。 三人で共同生活をしていたり、演奏旅行をしていたり、ライブを開いたりする。 雷鼓は三人の中で頼れる先輩やまとめ役に置かれることが多い。 ただしこれは年齢差が公式設定されているという意味ではなく、原作で雷鼓が二人へ新しい力の利用方法を教えたことから広がった解釈である。
「ホリズムリバー」的なバンド描写
プリズムリバー三姉妹と雷鼓を組ませたバンド風の二次創作も人気が高い。 ルナサが弦、メルランが管、リリカが鍵盤、雷鼓がドラムという分かりやすい編成になり、幻想郷の本格バンドとして描きやすい。 練習、ライブ、音楽性の違いによる喧嘩、仲直り、ツアーなど多彩な物語へ展開できる。
頼れる「雷鼓姉さん」
原作で見せた聡明さと面倒見のよさから、二次創作では姉御肌として描かれることが多い。 付喪神仲間から相談され、新しい道具について助言し、音楽仲間をまとめる。 口調や態度まで豪快なお姉さん風にされることもあるが、これは作者ごとの解釈である。
ライブになると豹変する熱血ドラマー
普段は冷静なのに、ドラムを叩き始めると急激にテンションが上がるというギャップも人気の二次設定。 演奏が激しくなるほど笑顔になり、周囲まで巻き込んで踊らせる。 「何でもリズムに乗らせる程度の能力」を視覚的に分かりやすく膨らませた解釈である。
外の世界の音楽マニア
外の世界のドラマーから魔力を得ていることから、雷鼓が現代音楽に非常に詳しいという二次設定も多い。 ロック、ジャズ、ファンク、メタル、テクノなど幅広いジャンルへ詳しく、CDや音響機器を集めている。 アンプ、ミキサー、スピーカー、電子ドラムなどの機材へ詳しい人物として描かれることもある。
河城にとりとの機材開発
公式で深い関係が設定されているわけではないが、新しい機械を好むにとりと、新しい楽器を好む雷鼓は二次創作で非常に組ませやすい。 にとりが電子ドラムや音響装置を作り、雷鼓がテストする。失敗して大爆音になる。そうしたギャグにも発展しやすい。
激しすぎる演奏によるギャグ
「雷」「太鼓」「ロック」というイメージから、雷鼓の演奏音量が異常に大きいというネタも定番。 神社の窓が震える、スティックが折れる、ドラムヘッドが破れる、観客が吹き飛ばされそうになるなど、音量を誇張した作品が作られる。 原作の雷鼓が乱暴という意味ではなく、音楽キャラクターとしての豪快さを強調した二次設定である。
現代服・バンド衣装へのアレンジ
雷鼓は衣装アレンジが非常に映える。 革ジャン、バンドTシャツ、ブーツ、ヘッドホン、キャップ、ライブ衣装などへ変更してもキャラクター性が失われにくい。 反対に和太鼓時代を想像し、法被や和服姿にする作品もある。
背が高い、大人っぽいという解釈
公式で身長の数値が定められているわけではないが、二次創作では比較的長身で大人びた体格として描かれることがある。 弁々や八橋より少し背を高く描くことで「頼れる姉御」というイメージを視覚的に表現する作品もある。
同人誌・合同誌での豊かな解釈
雷鼓単独や雷鼓中心の合同誌も制作されており、一人のキャラクターだけでも長くファン活動が続いている。 ギャグ、音楽、日常、シリアスなど内容は幅広く、作者ごとにまったく異なる雷鼓像を楽しめる。 同じ設定から「豪快なドラマー」と「静かに自分の存在を考える付喪神」の両方を成立させられるところが強みである。
付喪神としてのアイデンティティを扱うシリアス作品
雷鼓の設定を深く掘り下げると、非常に哲学的な物語も作れる。 元の和太鼓を捨てても同じ自分なのか。身体を変えた時、付喪神としての魂はどこにあるのか。演奏される道具から、自分で演奏する存在へ変わったことをどう感じているのか。 これらは原作で細部まで決められていないため、二次創作者が自由に考えられるテーマである。
二次創作最大の魅力は「原作の余白」
雷鼓は基本設定が明確でありながら、日常生活の多くが描かれていない。 だからこそ、好きな音楽、暮らす場所、楽器の手入れ、バンド練習、外の世界への興味など、作者が自由に膨らませることができる。 原作を壊さず、さまざまな方向へ拡張できる。それが堀川雷鼓の二次創作における最大の強みである。
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■ 関連商品のまとめ
堀川雷鼓グッズ全体の特徴
堀川雷鼓は東方Projectの最上位人気キャラクターほど大量の商品が常時流通するタイプではないが、長年にわたってさまざまな同人・商業グッズが作られている。 特に音楽キャラクターであることから、通常のキャラクターグッズに加えて音楽CD、ライブ風グッズ、付喪神セット商品などへ展開しやすい。 単独商品だけでなく、『東方輝針城』キャラクター集合、九十九姉妹とのセット、プリズムリバーとの音楽グループ商品などから見つかることも多い。
アクリルスタンド
現在のキャラクターグッズで定番となっているのがアクリルスタンド。 雷鼓は赤髪、白い衣装、ドラムというシルエットが明確で、立体的に飾ったときの見栄えがよい。 弁々・八橋と並べたり、プリズムリバーと並べたりすると、小さなライブステージのようなディスプレイを作ることができる。
アクリルキーホルダー・ストラップ
比較的購入しやすく、種類も見つけやすい。 原作衣装、デフォルメ、ライブ風、季節衣装などデザインの幅が広い。 過去の同人イベント限定品では再版されないものもあり、販売終了後は中古市場で探す必要が出てくる。
缶バッジ
東方Projectでは全キャラクターをまとめたシリーズ商品が多いため、缶バッジも雷鼓を入手しやすいジャンルの一つ。 表情を大きく描いたデザインが多く、全身より顔や髪型を楽しむ商品として向いている。 ランダム商品では雷鼓単品を中古で買う方法も便利である。
タペストリー・ポスター
雷鼓のライブ感を最も大きく楽しめるグッズ。 ドラムセット、ステージライト、雷、音符などを描いた大型イラストは非常に映える。 九十九姉妹やプリズムリバーとの集合絵なら、幻想郷の音楽イベントを描いた一枚として楽しめる。
同人誌
雷鼓関連商品で非常に重要なジャンル。 原作では描かれていない生活、ライブ、付喪神同士の交流などを深く楽しめる。 雷鼓単独本だけでなく、合同誌や九十九姉妹中心本、音楽キャラクター集合本なども存在する。
音楽CD
雷鼓グッズの中でも特にキャラクター性と相性がよい。 「始原のビート ~ Pristine Beat」を原曲とする東方アレンジCDは数多く、ロック、メタル、EDM、ピアノ、ヴァイオリンなど幅広い。 ジャケットに雷鼓が描かれている作品なら、音楽とキャラクターグッズの両方として楽しめる。
カード類
過去の東方系カードゲームやコレクションカードでも雷鼓の商品が存在する。 サイズが小さく保管しやすいため、古い雷鼓グッズを集めたい人にも向いている。
クリアファイル・ポストカード・色紙
イラストを中心に楽しめる商品。 イベント限定特典などでは一般販売されないものもあり、中古市場で思わぬ商品を見つけることがある。
Tシャツ・パーカー
音楽キャラクターなので、バンドグッズ風デザインとの相性が非常によい。 雷鼓本人を大きく描くタイプだけでなく、「始原のビート」やドラムをロゴ化したデザインも成立する。
フィギュア・ガレージキット
大型の一般流通フィギュアが豊富なキャラクターではないため、立体物は希少性が高くなりやすい。 ドラムセットまで再現すると造形難度や展示スペースが増えるが、その分完成した時の迫力は大きい。
ぬいぐるみ・デフォルメ商品
格好いい雷鼓をかわいらしく楽しめるジャンル。 赤髪、白い衣装、スティックという特徴がはっきりしているため、デフォルメしても誰なのか分かりやすい。
コスプレ衣装
赤いショートヘアと白・赤・黒の衣装を中心に再現できる。 ドラムスティックを持つだけでも雷鼓らしさが強く出る。 ロック風のアレンジ衣装へ変更しても違和感が少ないため、コスプレでも表現の自由度が高い。
雷鼓グッズを集めるポイント
「堀川雷鼓」だけで検索するのではなく、「東方輝針城」「九十九姉妹」「付喪神」「プリズムリバー」「始原のビート」など関連語も使うと見つけやすい。 特に音楽CDはキャラクター名より原曲名で登録されていることが多いため、検索方法を変えることで収集対象が大きく広がる。
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■ オークション・フリマなどの中古市場
堀川雷鼓の中古市場全体の特徴
堀川雷鼓の商品は、メルカリ、Yahoo!オークション、中古ホビーショップ、同人専門店などで流通している。 ただし霊夢や魔理沙のように常時大量の商品が出るタイプではないため、「欲しい商品を見つけた時に少しずつ集める」収集方法が向いている。 イベント限定品や販売終了品では、同じ商品が数か月から数年出てこないこともある。
缶バッジの中古価格
比較的安価なジャンルで、一般的な中古品なら数百円程度から見つかることが多い。 目安として300円前後から600円程度、限定品や複数個セットでは1,000円前後以上になることもある。 ただしイベント限定、絵柄の人気、未開封かどうかなどによって差が出る。 中古で購入する場合は表面だけでなく、裏面の錆やピンの変形も確認したい。
アクリルキーホルダーの中古価格
一般的には数百円から1,500円程度の範囲で見つかることが多い。 元々の頒布価格が高い大型商品や、販売終了した限定品ではさらに高くなる場合もある。 出品価格と実際の成立価格は異なるため、販売中の商品だけでなく売却済み商品を比較した方が相場を判断しやすい。
アクリルスタンド・アクリルフィギュア
小型商品なら数百円、大型や特殊仕様では1,000~2,000円以上になることがある。 新品時から数千円するアクリルブロックや大型商品もあるため、「アクスタ」という名称だけで一律に価格を比較しないことが大切。 ドラムセットまで含む大型デザインは製造コストも高く、価格も上がりやすい。
同人誌の中古相場
中古同人誌は非常に幅が広く、一般的な本なら100円台から数百円で見つかることもある。 一方、ページ数の多い合同誌、絶版、イベント限定、人気作家の作品などでは1,000円を超える場合がある。 雷鼓単独を扱った本は発行部数が比較的小さいケースもあり、一度完売すると再入手まで時間がかかることもある。
東方アレンジCDの中古市場
雷鼓関連CDを探す場合は「堀川雷鼓」より「始原のビート ~ Pristine Beat」で検索すると見つけやすい。 一般的な中古CDは数百円から2,000円前後で見つかることが多く、廃盤、イベント限定、初回版、特典付きなどではさらに高額になる場合がある。 帯、ブックレット、ケースの状態も価格へ影響しやすい。
カード類
過去のトレーディングカードゲームに収録された雷鼓カードは、一般カードなら比較的安く入手できる場合がある。 数百円以下で買える商品もあり、低予算で昔の雷鼓グッズを集めたい場合には向いている。 ただしレアカードや配布限定カードでは別の相場になる。
コスプレ衣装
中古の雷鼓衣装はサイズ、使用回数、付属品によって価格差が大きい。 衣装のみ、ウィッグ付き、靴付き、オーダーメイドなど条件によって数千円単位で変動する。 白い衣装部分は汚れや黄ばみが目立ちやすいため、写真で状態を確認することが重要である。
直筆色紙・一点物
一般的な量産グッズとは別市場として考えた方がよい。 同人作家による直筆色紙や一点物イラストは数千円以上になることがあり、作家人気やサインの有無によってさらに変動する。 「色紙」と書かれていても印刷色紙と直筆色紙では価値が大きく違うため、商品説明をよく確認したい。
まとめ売りは意外な穴場
東方Projectの大量まとめ売りの中に、雷鼓の商品が含まれていることがある。 出品タイトルへキャラクター名が書かれていない場合、「堀川雷鼓」で検索しても見つからない。 「東方 輝針城 まとめ」「東方 アクキー まとめ」「東方 缶バッジ セット」などから探すと、思わぬ商品に出会えることがある。
高額出品を相場だと思わないことが重要
フリマでは出品者が自由に価格を設定できるため、高額な出品が一件あるだけで「雷鼓グッズがプレミア化した」と判断するのは危険である。 相場を見る場合は、売却済み価格、専門ショップ価格、新品時の定価、同じ商品の複数出品を比較するとよい。 特に流通量が少ないキャラクターでは、一件だけ異常に高い商品が目立ちやすい。
おおまかな価格帯の目安
雷鼓関連商品の中古価格は、缶バッジや小型カードなら数百円、アクリルキーホルダーや小型アクスタなら数百円から1,500円程度、一般的なアクリルスタンドでは500円から2,000円程度が一つの目安となりやすい。 同人誌は数百円から1,500円前後、CDは数百円から2,000~3,000円程度まで幅を見て探すとよい。 大型アクリル、直筆色紙、ガレージキット、イベント限定品などは数千円以上になる場合がある。 ただし中古価格は時期、再販、状態、出品数によって変動するため、固定された相場表として考えるべきではない。
中古だからこそ見つかる初期の雷鼓グッズ
中古市場の最大の魅力は、現在新品で買えない過去の商品へ出会えることにある。 『東方輝針城』発売直後の同人誌、昔のイベント限定グッズ、古いカード、廃盤CDなど、当時の東方ファン文化を感じられる商品が残っている。 雷鼓は2013年以降長く二次創作され続けているため、年代によって絵柄や解釈が変化していることも面白い。 初期はEXTRAボスとしての格好よさを強調した商品が多く、後になるほどプリズムリバーとの音楽活動や日常的な姿を扱った作品が増えるなど、商品を通してキャラクター解釈の変化まで感じられる。
堀川雷鼓を集める楽しさ
堀川雷鼓のグッズ収集は、単に商品数を増やすことだけが目的ではない。 アクリルスタンドの横にテーマ曲のCDを置き、弁々や八橋を並べ、プリズムリバーのグッズまで加えれば、自分だけの幻想郷音楽ステージを作ることができる。 古い同人誌を読めば、その時代のファンが雷鼓をどう解釈していたのかも分かる。 音楽CDを集めれば、一つの「始原のビート」がロック、メタル、ジャズ、ピアノ、EDMへ姿を変えてきた歴史をたどれる。 和太鼓から現代ドラムへ姿を変えた雷鼓と同じように、彼女の二次創作や商品も時代ごとに姿を変えてきた。 その変化を一つずつ追いかけながら、自分の好きな「堀川雷鼓」を見つけていくことこそ、関連商品や中古市場を楽しむ最大の醍醐味なのである。
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