アニメキャラクターの独自の人気ランキングです!
インターネット情報、SNS情報などを参考に独自の順位です。
人気の理由や関連商品の紹介もあります♪
- ■ 1位 サーバル【けものフレンズ】
- ■ 2位 オルガ・イツカ【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】
- ■ 3位 かばん【けものフレンズ】
- ■ 4位 フォスフォフィライト【宝石の国】
- ■ 5位 ナナチ【メイドインアビス】
- ■ 6位 和泉紗霧【エロマンガ先生】
- ■ 7位 めぐみん【この素晴らしい世界に祝福を!2】
- ■ 8位 羽鳥智世【魔法使いの嫁】
- ■ 9位 轟焦凍【僕のヒーローアカデミア 第2期】
- ■ 10位 キノ【キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series】
- ■ 11位 ターニャ・デグレチャフ【幼女戦記】
- ■ 12位 坂田銀時【銀魂.】
- ■ 13位 結城明日奈/アスナ【劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-】
- ■ 14位 カンナカムイ【小林さんちのメイドラゴン】
- ■ 15位 加藤恵【冴えない彼女の育てかた♭】
- ■ 16位 アストルフォ【Fate/Apocrypha】
- ■ 17位 鬼灯【鬼灯の冷徹 第弐期】
- ■ 18位 高海千歌【ラブライブ!サンシャイン!! 第2期】
- ■ 19位 キリト/桐ヶ谷和人【劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-】
- ■ 20位 アクア【この素晴らしい世界に祝福を!2】
- ■ 21位 トール【小林さんちのメイドラゴン】
- ■ 22位 土間うまる【干物妹!うまるちゃんR】
- ■ 23位 レオナルド・ウォッチ【血界戦線 & BEYOND】
- ■ 24位 和泉守兼定【活撃 刀剣乱舞】
- ■ 25位 鶴丸国永【活撃 刀剣乱舞】
- ■ 26位 緑谷出久【僕のヒーローアカデミア 第2期】
- ■ 27位 麗日お茶子【僕のヒーローアカデミア 第2期】
- ■ 28位 アツコ・カガリ/アッコ【リトルウィッチアカデミア】
- ■ 29位 ククリ【魔法陣グルグル】
- ■ 30位 アライグマ/アライさん【けものフレンズ】
- ■ まとめ
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■ 1位 サーバル【けものフレンズ】
2017年のアニメ文化そのものを象徴した圧倒的な存在
2017年を象徴するアニメキャラクターを一人だけ挙げる場合、サーバルは最も有力な候補の一人である。『けものフレンズ』は放送開始前から超大型作品として注目されていたわけではなかったが、物語が進むにつれて口コミやSNS、動画サイトを中心に評価が急速に広がり、その中心にいたのがサーバルだった。サーバル最大の魅力は、他者を否定せず、その相手にしかない能力を自然に褒める明るさにある。かばんが自分が何者なのか分からず不安を抱えていても、サーバルはそれを問題視して距離を置いたりしない。むしろ一緒に旅をし、「できること」を見つけたときには純粋に喜ぶ。相手を評価する際に優劣を持ち込まず、「それ面白いね」「それが得意なんだね」という感覚で接する姿勢は、作品の優しい世界観をそのまま体現していた。元気いっぱいで少し慌て者でもあり、身体能力は高いのに細かなことでは失敗するという親しみやすさも大きい。耳と尻尾、大きく動く表情、独特のイントネーションなど視覚・聴覚の両面で覚えやすく、短い動画や静止画だけでも「サーバルらしさ」が伝わるためSNSとの相性も抜群だった。放送中には台詞や言い回しがインターネット上で大量に共有され、作品を見ていない人にまで名前と姿が広く知られるようになった。サーバルが特別なのは、単なる美少女キャラクターとして消費されたのではなく、『けものフレンズ』という作品が持つ「違いを面白がる」「相手の得意なところを認める」という思想まで含めて支持された点である。
サーバルとかばんの友情が作品人気を爆発させた
サーバル人気を語るうえで、かばんとの関係は欠かせない。最初は偶然出会った二人だったが、旅を続けるうちに自然な友情が築かれていく。大げさな友情宣言を繰り返すわけではなく、一緒に歩き、一緒に危険へ立ち向かい、相手が困っていれば当たり前のように助ける。そうした積み重ねがあるからこそ終盤の展開は大きな感動につながった。サーバルは物語の謎を解くタイプではないが、かばんが考えたことを信じ、行動することで主人公を支えている。逆に、かばんもサーバルの明るさによって前へ進むことができる。どちらか一方がもう一方を一方的に助ける関係ではなく、それぞれの得意分野を補い合う関係として描かれたことが視聴者の共感につながった。また実際のサーバルキャットへ興味を持つ人が増えた点も非常に珍しい。アニメキャラクターを好きになることが、その元となった動物を知るきっかけになり、動物園へ足を運ぶ行動へつながった。こうした現実世界への広がりまで含めると、2017年にサーバルが残した影響は極めて大きい。
フィギュア・ぬいぐるみ・動物園コラボまで圧倒的に広い関連商品
関連商品も非常に幅広い。定番のアクリルキーホルダー、アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、クリアファイル、ポスター、タペストリー、ステッカー、スマートフォン用品、文房具、マグカップ、タオル、Tシャツなどはもちろん、サーバルは作品を代表するキャラクターであるため集合商品でも中心に描かれることが多い。フィギュアではデフォルメ系、可動系、スケール系などさまざまなタイプが存在し、大きな耳や尻尾、元気な表情を立体で楽しめる。特にかばんと並べて飾ることでアニメの旅を再現できる商品はファンからの満足度が高い。ぬいぐるみやマスコットとも非常に相性がよく、サーバルキャットの動物的なかわいらしさとアニメキャラクターとしての愛嬌を両方味わえる。映像ソフト、主題歌CD、サウンドトラック、公式ガイド、設定資料、コミック、ゲーム関連商品まで広げれば収集対象はさらに増える。また動物園や各種施設とのコラボでは限定パネル、限定イラスト、限定グッズなどが展開され、通常の商品とは異なる「その場所へ行った記念品」としての価値も生まれた。2017年という一年を最も象徴した存在感、ネット文化への浸透、作品を越えた社会的な広がり、そして現在まで続く知名度を総合し、本ランキングでは第1位とした。
[anime-rank-1]■ 2位 オルガ・イツカ【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】
熱血リーダーでありながら迷い続けた人間臭さ
オルガ・イツカは鉄華団を率いる団長として、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の物語を精神的な面から支えた人物である。幼少期から過酷な環境で生きてきた仲間たちに「もっとましな場所」を与えようとし、自分たちの力で居場所を作ろうとする姿勢は、作品初期から多くの視聴者を引きつけた。オルガ自身は何もかも見通している完璧なリーダーではない。むしろ団員たちから期待されればされるほど弱音を吐けず、自分が前へ進む方向を示さなければならないという重圧を背負う。三日月・オーガスとの関係もその象徴であり、オルガが目標を示し、三日月が圧倒的な力で道を切り開く。しかしこの強固な信頼関係は同時に、オルガが止まりたいときにも止まれなくなる危うさを含んでいた。鉄華団を家族のように思い、その全員を守りたいという気持ちがあるからこそ、判断を誤ったときの責任もすべて背負い込む。こうした若いリーダーとしての苦悩が、ただ格好いいだけではないオルガの魅力につながっている。
2017年にネット文化へ飛び出した異例のキャラクター
2017年にオルガの知名度が一気に拡大した背景には、物語終盤の展開とインターネット上での急速な拡散がある。印象的な場面、特徴的な台詞、動き、表情などが動画・静止画・パロディとして大量に二次利用され、作品本編を視聴していない層までオルガというキャラクターを知るようになった。もちろん、ネットミームとして扱われた部分だけでオルガを理解することはできない。実際の物語では、仲間の未来を背負いながら進む若者の悲劇性が重要であり、その背景を知っているファンにとっては笑いだけで消費できない複雑な感情を伴う存在だった。それでも、シリアス作品の中心人物がここまで広範囲なインターネット文化へ浸透した例は珍しい。結果的にオルガは、ガンダムシリーズのファン層を越えて2017年のネット文化を代表する男性アニメキャラクターの一人となった。
ガンダムシリーズならではの巨大な商品展開
関連商品はキャラクター商品とモビルスーツ関連商品の双方を楽しめる。オルガ本人を使用したアクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、キーホルダー、クリアファイル、ブロマイド、ポスター、タペストリー、カードなどに加え、鉄華団の団員を描いた集合商品も数多い。三日月とのペアデザインは特に人気が高く、二人の関係性を象徴する商品としてコレクターから支持されている。正装、制服、私服など衣装違いの描き下ろし商品もあり、戦場での姿とは違う魅力を楽しめる。さらに『鉄血のオルフェンズ』ではガンプラという巨大な商品ジャンルが存在する。ガンダム・バルバトス、グシオンリベイク、フラウロスなど鉄華団に関係する機体を組み立て、オルガのグッズと一緒に飾ることで作品世界を立体的に再現できる。Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌CD、設定資料、ムック、コミック、ゲーム関連商品まで広げれば収集対象は非常に豊富である。2017年における話題性とインターネット上での異例の広がりを重視し、第2位とした。
[anime-rank-2]■ 3位 かばん【けものフレンズ】
弱さと知恵を併せ持つ視聴者目線の主人公
かばんは『けものフレンズ』において視聴者がジャパリパークという世界を知るための案内役であり、その成長を一緒に体験する主人公である。物語開始時には自分が何の動物なのか分からず、身体能力もほかのフレンズと比べて低い。足が速いわけでも、空を飛べるわけでも、鋭い爪や牙を持つわけでもないため、本人も自分に何ができるのか自信を持てないでいる。しかし旅を続ける中で、道具を作る、情報を整理する、状況を観察する、複数のフレンズの能力を組み合わせるなど、他の誰にもできない役割を少しずつ見つけていく。この「身体能力ではなく考える力によって仲間を助ける」という構造が、かばんの大きな魅力である。また視聴者もジャパリパークの事情を知らないため、かばんが「これは何だろう」と疑問を抱くことがそのまま視聴者の疑問と一致する。主人公と視聴者の知識量が近いことで、世界の謎が少しずつ明らかになる展開へ自然に入り込める。
サーバルとの関係が成長をより感動的にした
かばんの人気を決定的にしたのはサーバルとの友情である。自分が何者なのか分からないかばんを、サーバルは最初から特別扱いせず一人の友達として受け入れる。その肯定があるからこそ、かばんは少しずつ自分の価値を知ることができる。旅の序盤ではサーバルに助けてもらう場面が多いが、後半になるにつれてかばんが知恵を使ってサーバルや他のフレンズを助けるようになり、互いに支え合う関係へ変化していく。控えめな性格でありながら、大切な仲間を守るためには大胆な行動を選ぶ終盤の姿は、序盤から見続けてきた視聴者に大きな感動を与えた。物語の伏線や世界設定とも深く結びついたキャラクターであるため、「かわいい主人公」というだけではなく、作品そのものを解読する鍵としての人気も高い。
帽子と羽根が象徴的なグッズ展開
関連商品では、かばん単独よりサーバルとのペアデザインが目立つ。アクリルスタンド、缶バッジ、アクリルキーホルダー、ラバーストラップ、クリアファイル、ポストカード、タペストリー、ポスターなどでは、二人が並んで旅をする構図が多く、作品の温かな雰囲気をそのまま味わえる。帽子と色違いの羽根はかばんを象徴するアイテムであり、コスプレ用品や帽子風商品との相性も高い。フィギュアやデフォルメ商品では、サーバルと組み合わせることで旅の一場面を再現できる。ぬいぐるみやマスコットでは、おとなしい表情や丸みを持ったデザインがかわいらしく再現される。映像ソフト、公式ガイドブック、設定資料、主題歌、サウンドトラック、関連書籍などをそろえると、かばんの正体や作品の伏線を確認しながら再視聴する楽しみも増える。サーバルが『けものフレンズ』の明るさを象徴する存在なら、かばんは物語の謎と成長を象徴する存在であり、2017年の主人公として第3位にふさわしい。
[anime-rank-3]■ 4位 フォスフォフィライト【宝石の国】
「強くなるほど失っていく」という異色の成長
フォスフォフィライト、通称フォスは、『宝石の国』を代表する主人公であり、2017年のアニメキャラクターの中でも特に物語上の変化が大きかった存在である。物語序盤では軽口が多く、仕事を与えられても飽きっぽく、戦闘に参加できないことへの不満を持つ未熟な宝石として描かれる。硬度が低く身体が壊れやすいため、自分にもできる役割を求めているが、周囲からは頼りない存在として扱われることも多い。しかしフォスは物語が進むにつれて身体の一部を失い、別の素材によって補われ、そのたびに能力だけでなく性格や考え方まで変化していく。一般的な成長物語であれば、経験を積むことで主人公は「以前の自分に何かを足して」強くなる。しかしフォスの場合は、強くなることが「何かを失うこと」と表裏一体になっている。無邪気さ、記憶、仲間との関係など、かつて持っていたものが少しずつ変化していくため、視聴者は成長を喜びながら同時に不安も感じる。この複雑さがフォス人気の核となっている。
CGアニメーションによって宝石の美しさを最大限に表現
アニメ版では3DCGを積極的に使用した映像表現が大きな話題となった。特にフォスの緑色の髪が光を反射する表現や、身体が砕けたときの透明感は、通常の2Dアニメとは異なる美しさを持っていた。宝石たちは性別という枠へ単純に当てはめにくいデザインで統一され、フォスもかわいらしさと中性的な美しさを併せ持つ。この独特なデザインは国内だけでなく海外ファンからも高く評価された。またシンシャとの約束、金剛先生への疑問、月人との戦いなど、物語上の重要な要素のほぼすべてがフォスの成長と結びついているため、作品そのものを好きになるほど主人公への印象も深くなる。
透明素材や宝石モチーフを生かした美しい関連商品
『宝石の国』の商品は、キャラクターグッズでありながら美術品やアクセサリーに近い雰囲気を持つものが多い。フォスの緑色を生かしたアクリルスタンド、アクリルキーホルダー、クリアファイル、透明カードなどは光を通して飾ると非常に美しい。フィギュアでは髪の透明感、黒を基調とした制服、細身の身体、義足や腕の変化など、立体ならではの見どころが多い。缶バッジ、タペストリー、ポスター、ブロマイド、カード類も宝石の輝きを意識したデザインが多く、単純なキャラクター商品とは違う高級感がある。アクセサリー系の商品では、フォスの色や宝石をイメージしたペンダントや小物なども作品世界と相性がよい。原作コミックスはアニメ以降の物語を知るうえで非常に重要で、アニメから入ったファンが原作を読み進めることでフォスへの印象がさらに変わるケースも多い。映像ソフト、サウンドトラック、設定資料、イラスト関連書籍も含め、美術性の高いコレクションを作れる点が大きな特徴である。2017年を代表する「忘れられない主人公」として第4位とした。
[anime-rank-4]■ 5位 ナナチ【メイドインアビス】
見た目のかわいらしさと悲劇的な過去の落差
ナナチは『メイドインアビス』中盤以降に本格登場するキャラクターであるにもかかわらず、作品全体を代表するほどの絶大な支持を集めた。大きな耳、ふわふわした体毛、独特の口調、丸みのある表情だけを見れば非常にかわいらしいマスコット的な存在に見える。しかし物語が進むと、ナナチがなぜ現在の姿になったのか、ミーティとどのような経験をしてきたのかが明らかになり、その印象は大きく変わる。ボンドルドの実験によってアビスの呪いを受けた過去、友人ミーティを救えないまま長い時間を過ごした苦しみは、作品の中でも特に重いエピソードの一つである。それでもナナチは完全に他者への信頼を失ったわけではなく、リコとレグに出会うことで再び他者と関わる道を選ぶ。冷静でアビスに関する知識が豊富、医療技術にも優れ、仲間として非常に頼れる一方、照れたり慌てたりすると途端にかわいらしくなる。この落差こそナナチ最大の魅力である。
「んなぁ」に象徴される圧倒的な覚えやすさ
特徴的な話し方や「んなぁ」といった口癖は非常に覚えやすく、SNS、ファンアート、スタンプ的な画像などへ広がりやすかった。単にかわいいだけなら似たポジションのキャラクターはほかにもいるが、ナナチはその裏に背負う物語が極端に重いため、一度エピソードを見た視聴者の記憶から離れにくい。ミーティとの関係を知った後に改めて日常的な場面を見ると、ナナチが普通に笑ったり仲間と話したりしているだけで感慨が生まれる。かわいさと悲しさが完全に分離しておらず、両方が同時に存在していることが人気の強さにつながった。
ぬいぐるみ適性は2017年キャラクターの中でも最高クラス
関連商品では特にぬいぐるみ、マスコット、クッションなど布製品の人気が高い。もともと毛並みを感じさせるデザインなので、立体的なぬいぐるみにしても違和感がなく、抱きしめたくなる造形に仕上がりやすい。フィギュアも非常に人気が高く、通常衣装だけでなくミーティとの関係性を表現したものや、表情差分を楽しめる商品などが存在する。アクリルスタンド、アクリルキーホルダー、缶バッジ、ラバーストラップ、タペストリー、クリアファイル、Tシャツ、バッグ、マグカップなど定番商品も豊富である。特徴的な口癖や表情を使ったコミカルなグッズは、シリアスな本編とはまた違った楽しさを持つ。原作コミック、Blu-ray・DVD、劇場版、サウンドトラック、設定資料、美術関連書籍などを合わせれば、『メイドインアビス』の世界そのものを深く楽しめる。後年のシリーズでも作品を代表する存在であり続けている継続的な人気を重視し、第5位とした。
[anime-rank-5]■ 6位 和泉紗霧【エロマンガ先生】
引きこもりの妹と人気イラストレーターという二面性
和泉紗霧は『エロマンガ先生』を象徴するヒロインであり、2017年の美少女キャラクター人気を語るうえで欠かせない存在である。銀髪、青い瞳、小柄な体格という視覚的に非常に分かりやすい魅力を持ちながら、人と直接会うことが苦手で自室へ引きこもって生活している。しかし兄・和泉正宗のライトノベルへ挿絵を描いている人気イラストレーター「エロマンガ先生」として活動していることが分かると、その人物像が一気に立体的になる。普段は会話するだけでも緊張するのに、絵を描くときには強いこだわりを持ち、仕事へ向き合う姿勢は本格的である。この「守ってあげたくなる妹」と「才能を持ったクリエイター」が同時に存在する点が紗霧の最大の魅力だ。
兄妹であり仕事仲間でもある独特の関係
正宗とは同じ家に暮らしながら、長期間まともに顔を合わせず生活していたという特殊な関係から物語が始まる。二人が少しずつ距離を縮めていく過程はラブコメとしての見どころである一方、作家とイラストレーターとして共同で作品を作る仕事仲間でもある。正宗の物語を紗霧の絵が支え、紗霧の創作活動を正宗が理解することで、単純な兄妹ラブコメとは異なる関係性が生まれる。部屋着姿、照れ顔、怒った表情、配信中の大胆な発言など、表情と場面によって印象が大きく変化するため、アニメーションやSNS上の画像との相性も非常によかった。放送当時は紗霧のかわいらしい場面が大量に共有され、作品を見ていない層にまで姿が広がった。
美少女フィギュア・タペストリー系商品が特に充実
関連商品ではスケールフィギュア、デフォルメフィギュア、可動系フィギュア、プライズなど立体物が非常に充実している。紗霧の場合、豪華な戦闘衣装などがなくても、普段の部屋着姿だけでキャラクター性が十分伝わるため、座りポーズやベッド周辺を再現したフィギュアも人気である。またイベント用の描き下ろしでは浴衣、水着、制服風衣装、ドレス、季節イベント衣装など普段とは異なる姿が多数制作され、アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、タペストリー、ポスター、抱き枕カバー、ブランケット、カードなどへ展開された。山田エルフや千寿ムラマサとのヒロイン集合商品も多く、キャラクター同士を並べて楽しむことができる。原作ライトノベル、コミカライズ、Blu-ray・DVD、主題歌、キャラクターソング、イベント商品など収集範囲も広い。2017年という一年を代表する美少女ヒロインとして第6位とした。
[anime-rank-6]■ 7位 めぐみん【この素晴らしい世界に祝福を!2】
効率を捨てて爆裂魔法だけを極める唯一無二の個性
めぐみんは『この素晴らしい世界に祝福を!』シリーズの中でも特に高い人気を誇るキャラクターで、第2期が放送された2017年にはその地位を完全に確立した。最大の特徴は、一日に一発しかまともに使えないほど大量の魔力を消費する爆裂魔法へすべてを注ぎ込んでいることだ。普通のRPGなら、状況へ対応できるよう複数の魔法を覚えるのが合理的である。しかしめぐみんは効率よりも「爆裂魔法が好きだから使う」という価値観を優先する。この極端なこだわりがギャグとして面白いだけでなく、「好きなものへ全力を注ぐ」という生き方として共感を集めている。爆裂魔法を撃った後は魔力切れで立てなくなるため、毎回カズマに運ばれることになるが、それでも翌日にはまた撃ちたがる。その懲りなさまで含めてキャラクター性が完成している。
中二病的な言動と意外な常識人ぶりの落差
黒いローブ、大きな魔法使い帽子、眼帯、杖というシルエットは非常に覚えやすく、派手な詠唱と芝居がかった話し方もめぐみんを象徴している。一方でカズマ、アクア、ダクネスと一緒にいると、意外とめぐみんが常識的な反応をする場面も多い。自分も十分変わっているのに、仲間のさらにひどい行動へツッコミを入れる。このバランスが長期シリーズで飽きられない理由の一つである。カズマとの関係も物語が進むほど変化し、ギャグ要員から明確なヒロインとしての魅力まで強くなっていった。第2期放送時点ですでに高い人気を持っていたが、その後のスピンオフや劇場作品などによってさらに知名度を伸ばしたことから、2017年組の中でも長期的な強さは特筆すべきものがある。
フィギュアの種類と衣装バリエーションはトップクラス
商品展開は非常に豊富で、通常衣装のスケールフィギュア、デフォルメフィギュア、可動フィギュア、プライズ系商品に加え、水着、制服風、和服、季節衣装など多数のバリエーションが存在する。爆裂魔法を放つ瞬間を再現したエフェクト付きフィギュアは特に人気で、杖を構えた大げさなポーズを立体で楽しめる。アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、キーホルダー、クリアファイル、タペストリー、ポスター、ぬいぐるみ、マグカップ、衣類、バッグなども充実している。帽子、マント、眼帯といった象徴的な装備があるためコスプレ人気も高い。原作ライトノベル、スピンオフ小説、コミック、映像ソフト、ゲーム、イベント、映画関連まで含めると膨大な商品が存在し、長期的にコレクションを楽しめる。2017年の人気だけでなく後年までの持続力も含め、第7位とした。
[anime-rank-7]■ 8位 羽鳥智世【魔法使いの嫁】
自分を大切にできなかった少女が居場所を見つける物語
羽鳥智世は、派手なギャグや戦闘能力ではなく、繊細な心の変化によって支持を集めた2017年の代表的ヒロインである。生まれつき普通の人には見えない存在を認識してしまうため、幼い頃から周囲へなじめず、家族との関係でも深い傷を負っている。物語序盤では自分の価値をほとんど信じておらず、自分自身を商品として売りに出すところから始まる。そこで異形の魔法使いエリアス・エインズワースと出会い、彼の弟子としてイギリスで暮らすようになる。智世の物語で重要なのは、魔法世界へ来たからといって突然すべてが幸せになるわけではない点だ。他人から大切にされた経験が少ないため、自分の身体を危険へさらして誰かを救おうとすることがあり、周囲から「自分自身も大切にするべきだ」と教えられる。この少しずつ自尊心を取り戻していく過程が、多くの視聴者の心をつかんだ。
赤髪と英国幻想世界の組み合わせが生む美しさ
智世の赤い髪と緑色の瞳は、森、妖精、雪景色、古い家、夜空といった『魔法使いの嫁』の幻想的な背景によく映える。エリアスの異形の姿との対比も美しく、人間と人外の距離感を一枚のビジュアルだけで表現できる。智世は強く感情を爆発させるタイプではないため、小さな表情の変化や言葉の選び方が重要になる。その静かな芝居も作品の落ち着いた雰囲気によく合っていた。痛みを知っているからこそ他者へ優しくできる主人公であり、物語を通して少しずつ「生きていたい」と思えるようになる変化が大きな感動を生んだ。
幻想的で上品なグッズが魅力
商品展開では、アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、ポストカード、タペストリー、ポスターなど定番グッズに、植物、魔法陣、星、花、英国風建築といったモチーフを組み合わせた美しいデザインが多い。エリアスとのペア商品は特に人気で、人間の少女と異形の魔法使いという対照的な二人を一つの画面へ収めたイラストは作品の雰囲気を強く感じさせる。フィギュアでは赤髪、衣装、杖、魔法表現などを細かく楽しめる。アクセサリー、ネックレス、指輪、バッグ、ポーチなど、キャラクターの顔を前面へ出さず作品世界を日常へ取り入れる商品とも相性がよい。原作コミック、映像ソフト、サウンドトラック、設定資料、イラスト集までそろえることで幻想世界をより深く味わえる。2017年のファンタジー作品を象徴するヒロインとして第8位である。
[anime-rank-8]■ 9位 轟焦凍【僕のヒーローアカデミア 第2期】
体育祭編によって一気にトップ人気へ
轟焦凍は『僕のヒーローアカデミア』第2期の体育祭編を通して、シリーズを代表する人気キャラクターへ成長した。右側で氷、左側で炎を操る「半冷半燃」という強力な個性を持ち、髪色も左右で異なるため、一目見ただけで覚えられる非常に完成度の高いデザインである。しかし轟が人気を集めた最大の理由は、単純な強さや見た目ではない。父エンデヴァーによる過酷な教育と家族の問題によって、自分の左側の炎を「父から与えられた力」として拒絶していた。体育祭で緑谷出久と対戦した際、緑谷から「それも君自身の力だ」と突きつけられ、自分の炎を解放する場面は第2期屈指の名シーンとなった。
クールな美形だけではない不器用さと天然さ
普段は無口で冷静、戦闘能力も高いため、第一印象は完璧なクールキャラクターに見える。しかし家族の問題へ触れると感情が揺れ、日常会話では少し天然な反応を見せることもある。この隙が親しみやすさにつながっている。爆豪のように感情を外へ出すタイプとも、緑谷のように考え続けるタイプとも異なり、自分の中で長い時間をかけて過去と向き合う人物として描かれた。戦闘では巨大な氷壁や炎を使うため映像映えし、少年漫画的な格好よさも十分である。国内だけでなく海外で非常に人気が高く、2017年以降もシリーズを代表する男性キャラクターの一人として定着した。
炎と氷を生かした立体物・アパレル商品が豊富
関連商品ではスケールフィギュア、可動フィギュア、デフォルメ、プライズなど多数の立体物が存在する。氷と炎のエフェクトを左右へ配置したフィギュアは轟ならではの特徴を最大限に表現でき、非常に見栄えがよい。ヒーローコスチューム、雄英高校制服、トレーニングウェアなど衣装差もあり、同じキャラクターを複数そろえても印象が異なる。アクリルスタンド、缶バッジ、カード、ラバーストラップ、ぬいぐるみ、ポスター、タペストリーなど定番商品に加え、赤と白、炎と氷をモチーフにしたTシャツ、パーカー、バッグ、腕時計、アクセサリーなどファッション系商品も豊富である。海外向けの商品数も多く、世界規模で商品展開されるキャラクターである点も強みだ。第2期で内面と能力の両方が大きく掘り下げられたことから第9位とした。
[anime-rank-9]■ 10位 キノ【キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series】
世界へ深入りしすぎない旅人という独自の主人公像
2017年版『キノの旅』のキノは、強く感情移入しながら世界を変えていくタイプの主人公ではない。相棒のモトラド・エルメスと旅をし、一つの国には原則三日間だけ滞在するという自分のルールを持つ。訪れた国で奇妙な制度や文化、人々の価値観に出会っても、簡単に善悪を決めて介入することはない。自分が外から来た旅人であることを理解し、必要なときだけ行動し、三日が過ぎれば次の国へ向かう。この距離感が『キノの旅』の哲学を支えている。無関心に見えるときもあるが、実際には状況を冷静に観察し、自分なりに判断している。危険に直面した際には高い射撃能力と判断力を見せ、生き残るために必要ならためらわず行動する厳しさも持つ。
中性的なデザインと落ち着いた雰囲気
帽子、コート、ゴーグル、銃器、モトラドという旅装は非常に完成度が高く、かわいい・格好いいの一方だけでは表現できない中性的な魅力がある。2000年代から知られるキャラクターであったが、2017年の新アニメ化によって新しい世代へ改めてキノという存在が紹介された。物語ごとに価値観を揺さぶられる構成であるため、視聴後にSNSで「自分ならどう考えるか」を語りたくなる作品でもあり、キノはその議論の中心となる。
エルメスとのセット商品に高い魅力
キノの商品は相棒エルメスと組み合わせることで作品らしさが大きく高まる。フィギュアではキノ単独の立ち姿だけでなく、エルメスへ乗る姿、旅の途中を再現した構成などが魅力的である。帽子、銃器、コート、バッグなど小物が多いため、立体物では装備品を見る楽しみもある。アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、タペストリー、ポスター、キーホルダーでは、美しい風景とキノのシルエットを組み合わせたデザインが非常によく似合う。原作ライトノベルは長期シリーズであり、アニメをきっかけに集め始めれば膨大な物語を楽しめる。旧アニメ版と2017年版でキャラクターデザインや雰囲気を比較するのも面白い。映像ソフト、主題歌、サウンドトラック、イベント商品、公式資料なども含め、「旅」というテーマそのものをコレクションできる独特な魅力を持つ。再アニメ化を成功させた主人公として第10位である。
[anime-rank-10]■ 11位 ターニャ・デグレチャフ【幼女戦記】
幼女と冷徹な軍人という強烈すぎるギャップ
ターニャ・デグレチャフは2017年の新作キャラクターの中でも、第一印象の強烈さでは突出している。金髪碧眼の幼い少女という外見を持ちながら、その精神には合理主義的な元会社員としての記憶があり、軍人として生き残るために極めて現実的な判断を繰り返す。本来の目的は危険な前線を避け、安全な後方勤務へ移ることだが、優秀な成果を上げれば上げるほど軍上層部から評価され、さらに危険な任務へ送られるという皮肉が物語の笑いと悲劇を同時に生み出している。本人は合理的に行動しているつもりでも、周囲からは勇猛果敢で忠誠心の高い軍人として誤解される。この認識のズレが非常に面白い。
存在Xとの対立がキャラクターへ哲学的な深みを与える
ターニャは「存在X」と呼ぶ超越的な存在から信仰を求められているが、徹底してそれへ反発する。神を信じない合理主義者でありながら、強力な魔法を使うためには祈りの言葉を求められる。この矛盾がターニャの苛立ちを強め、物語へ独特の宗教的・哲学的なテーマを与えている。空中戦では優れた指揮官として部隊を率い、敵へ容赦しない表情を見せるため、幼い少女という外見との落差はさらに大きい。軍事、戦略、架空戦記、ブラックコメディ、美少女キャラクターと複数の要素を一人で背負った非常に特殊な存在である。
軍服と装備品が映えるフィギュア・ミリタリー商品
スケールフィギュア、デフォルメフィギュア、可動商品では、軍服、軍帽、銃器、魔導具、飛行中のポーズなどターニャ特有の要素を楽しめる。不敵に笑う顔、怒りを露わにした顔など表情の造形も見どころである。アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、クリアファイル、タペストリー、ポスターでは、通常のかわいいイラストだけでなく軍事宣伝ポスターのようなデザインも似合う。Tシャツ、パーカー、バッグ、ワッペン風商品などミリタリー系のグッズもキャラクター性と相性がよい。原作小説、コミカライズ、Blu-ray・DVD、劇場版、サウンドトラック、ゲーム、コラボ商品までその後もシリーズ展開が続き、商品数も増加した。2017年を象徴する「見た目と中身のギャップが極端な主人公」として第11位とした。
[anime-rank-11]■ 12位 坂田銀時【銀魂.】
十年以上愛されても人気が落ちない異例の主人公
坂田銀時は2017年に新しく登場したキャラクターではないが、『銀魂.』でも非常に高い人気を維持し続けた。普段は甘い物が好きで、仕事にもだらしなく、家賃を滞納することもあるなど、少年漫画の主人公としては驚くほど生活感にあふれている。一方で仲間や依頼人が本当に危険な状況へ追い込まれた際には、普段からは想像できないほど真剣な表情を見せる。かつて「白夜叉」と呼ばれた戦争経験を持ち、剣を握れば非常に強い。この「ふざけた日常」と「命懸けのシリアス」の振れ幅こそ銀時が長期間愛される最大の理由である。
笑わせた直後に泣かせる銀魂らしさの中心人物
『銀魂』ではパロディ、下ネタ、メタ発言、時事ネタなど何でも笑いへ変える一方、長編になると友情、家族、過去、死といった重いテーマを真正面から描く。銀時はその両方を成立させる中心人物であり、どれほど情けない姿を見せても、いざというときの格好よさによって評価がひっくり返る。2017年には物語全体も大きな局面へ入り、銀時の過去と仲間との関係が改めて重要になった。新作キャラクターが大量に登場する年に、長寿作品の主人公が人気投票上位へ残ること自体、支持の厚さを証明している。
長期シリーズゆえに商品数は桁違い
フィギュア、デフォルメ、アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、キーホルダー、ぬいぐるみ、クリアファイル、タペストリー、ポスター、カード、ブロマイドなど基本的な商品だけでも膨大な種類がある。和服姿が基本であるため、浴衣、祭り、和柄をテーマにした描き下ろしと非常に相性がよく、一方でスーツ、学生服、現代ファッションなど別衣装の商品も多数ある。木刀、スクーター、甘味、万事屋などをモチーフにした雑貨は、銀時の顔を直接使用しなくても作品ファンであることが分かるデザインとして人気がある。土方十四郎、高杉晋助、桂小太郎、神楽など人気キャラクターとのペア商品も多い。原作漫画、映像ソフト、劇場版、主題歌、サウンドトラック、ゲーム、実写作品関連まで含めれば巨大なコレクションとなる。2017年でも変わらない人気を評価し第12位とした。
[anime-rank-12]■ 13位 結城明日奈/アスナ【劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-】
長期シリーズでも揺るがない王道ヒロインの魅力
アスナは『ソードアート・オンライン』シリーズを代表するヒロインであり、2017年公開の『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』によって再び大きな注目を集めた。戦闘では「閃光」の異名にふさわしい高速の剣技を使い、日常では料理や仲間への気遣いを見せる。強さと優しさを併せ持つ王道的なヒロインでありながら、キリトとの関係がシリーズ初期から明確に進展しているため、長期作品でも恋愛関係が停滞しにくい。二人が恋人として多くの経験を共有していること自体が、劇場版では重要な意味を持つ。
「記憶」が物語の中心になることで過去の積み重ねが生きる
『オーディナル・スケール』ではAR技術と記憶を巡る問題が物語へ深く関わる。長期シリーズだからこそ、アスナとキリトがこれまで共有してきた出来事が単なる過去のエピソードではなく、「失いたくないもの」として機能する。戦闘で活躍するだけでなく、二人の歴史そのものがドラマを成立させる点が、既存ファンにとって大きな魅力だった。新キャラクターが多い2017年でもアスナが高い人気を維持したことは、ヒロインとしてのブランド力の強さを示している。
歴代衣装が豊富でフィギュア収集の楽しさが大きい
アスナはSAO時代の騎士衣装、ALOの姿、制服、私服、劇場版衣装など非常に多くの衣装を持つ。そのためスケールフィギュア、可動フィギュア、デフォルメ、プライズなど同じキャラクターでも印象の異なる商品が多数存在する。水着、和服、ドレス、季節衣装など描き下ろし衣装も多く、コレクターにとって選択肢が非常に広い。アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、タペストリー、抱き枕カバー、ぬいぐるみ、カード、アクセサリー、腕時計、バッグ、衣類など商品ジャンルも豊富である。キリトとのペア商品も多く、二人をセットで集める楽しみがある。劇場版パンフレット、映像ソフト、サウンドトラック、来場者関連グッズなど2017年の映画公開時ならではの商品もコレクション価値が高い。劇場アニメを代表するヒロインとして第13位とした。
[anime-rank-13]■ 14位 カンナカムイ【小林さんちのメイドラゴン】
ドラゴンなのに小学生として暮らす圧倒的なかわいらしさ
カンナカムイは『小林さんちのメイドラゴン』の中でも特に人気が高いキャラクターである。白から薄紫へ変化する髪、大きな瞳、小柄な体格、大きな尻尾という特徴的なデザインを持ち、本来は強大なドラゴンでありながら人間社会では小学生として生活している。このギャップだけでも十分に強いが、カンナの魅力は過度に感情を表へ出さないところにもある。食べ物を見たとき、遊んでいるとき、小林やトールに甘えるときに見せる小さな表情の変化が非常にかわいらしく、大声で感情を示さないからこそ一つ一つの反応が印象に残る。
学校生活によって日常系キャラクターとしての魅力が増加
人間の学校へ通い始め、才川リコをはじめクラスメイトと交流するエピソードでは、ドラゴンが人間社会へ少しずつ溶け込む様子を日常コメディとして楽しめる。運動能力などは人間を遥かに超えているが、周囲へ合わせようと努力する姿がかわいらしい。また電気をエネルギーとして補給するなど、日常の中にドラゴン設定が自然に混ざっていることも面白い。必要になればドラゴンとして驚異的な力を見せるため、ただ守られる子供ではない。かわいさとファンタジーの強さが共存している。
ぬいぐるみ・フィギュアとの相性が抜群
カンナは立体化した際に非常に映える。スケールフィギュア、デフォルメ、プライズ、可動系など多くの商品があり、大きな髪飾りや尻尾、独特な衣装によって小さなサイズでも誰なのか分かりやすい。ぬいぐるみやマスコット、クッションでは丸みのあるデザインと小柄な体格が強調され、フィギュアとは違った愛らしさを楽しめる。アクリルスタンド、缶バッジ、キーホルダー、クリアファイル、タペストリー、ステッカー、マグカップ、タオル、文房具など日用品も豊富である。学校生活、季節イベント、トールや小林との家族的な場面をテーマにした描き下ろし商品も多い。放送後も「かわいい」という非常に分かりやすい魅力が色あせにくく、シリーズを代表する人気キャラクターとして第14位とした。
[anime-rank-14]■ 15位 加藤恵【冴えない彼女の育てかた♭】
「目立たない」を最大の個性へ変えたメインヒロイン
加藤恵は、派手な設定を持つヒロインが多いラブコメ作品の中で、「普通で目立たない」という特徴を逆に最大の武器へ変えたキャラクターである。強いツンデレでもなく、天才クリエイターでもなく、特殊能力を持つわけでもない。会話も比較的淡々としており、最初は主人公・安芸倫也から存在へ気づかれないほど影が薄い。しかし物語が進むほど、視聴者は恵のわずかな表情、声の調子、言葉の選び方へ注意するようになる。感情を大きく爆発させないからこそ、怒っているときの静かな距離感や、少しだけ見せる嫉妬、喜びが強く伝わってくる。
第2期で見えた主体性と感情の深さ
2017年の『冴えない彼女の育てかた♭』では、サークル活動と人間関係が大きく変化し、恵がただ倫也の隣にいるだけの受け身なヒロインではないことが明確になる。自分が傷ついたときには距離を取り、相手が何をしたのか理解するまで簡単には戻らない。こうした対応が非常に現実的で、「感情を激しく表現しない=感情が薄い」わけではないことを示した。倫也との関係も、作品内で作るゲームと現実の恋愛感情が重なりながら進むため、クリエイターを題材にした本作らしいヒロインとなっている。
衣装違いフィギュアと描き下ろし商品の魅力
加藤恵はスケールフィギュアの人気が非常に高く、制服、私服、和服、水着、ドレス、季節衣装など多くの姿で立体化されている。戦闘エフェクトや武器がない分、自然なポーズ、表情、髪、服の質感といったキャラクター本来の美しさをじっくり楽しめる商品が多い。アクリルスタンド、缶バッジ、タペストリー、クリアファイル、ポスター、抱き枕カバー、ブロマイドなど描き下ろしグッズも豊富である。劇中では普通の服装が多いからこそ、イベント限定の華やかな衣装が商品として大きな価値を持つ。霞ヶ丘詩羽、澤村・スペンサー・英梨々との集合商品も多く、作品のヒロインを並べて楽しめる。原作ライトノベル、映像ソフト、劇場版、音楽商品、画集などシリーズ全体の商品も充実しており、第2期でヒロインとしての評価を決定的にしたことから第15位とした。
[anime-rank-15]■ 16位 アストルフォ【Fate/Apocrypha】
自由奔放で明るい黒のライダー
アストルフォは『Fate/Apocrypha』に黒のライダーとして登場し、2017年に非常に大きな話題となったキャラクターである。長い髪、華やかな衣装、かわいらしい顔立ちから初見では女性キャラクターだと思う人も多いが、作中では男性として描かれる。しかし本人はそうした外部からの分類をほとんど気にせず、自分が好きな服を着て、困っている相手がいれば助け、自分が正しいと思うことを行う。この圧倒的な自由さと明るさが最大の魅力である。
殺伐とした聖杯大戦の中で救いとなる存在
聖杯大戦では多くの陣営が複雑な目的を持ち、裏切りや死が続く。その中でアストルフォは比較的感情に素直で、ジークを助けるために自分の利益を越えて行動する。理性的な作戦より勢いで動くことも多いが、その根底にある騎士としての優しさは本物である。明るいキャラクターだからこそ、シリアスな場面で見せる覚悟が強く印象へ残る。日本だけでなく海外のアニメファン、コスプレ文化でも非常に知名度が高く、『Fate』シリーズを詳しく知らない人へも姿が広がった。
フィギュア・コスプレ用品・FGO関連まで幅広い
華やかな衣装はフィギュア化した際の見栄えが非常によく、スケールフィギュア、デフォルメ、可動商品など多数の立体物が存在する。『Fate/Grand Order』などシリーズ他作品で追加された別衣装も多く、衣装違いを集める楽しみがある。アクリルスタンド、缶バッジ、キーホルダー、クリアファイル、タペストリー、カード、ぬいぐるみなど定番商品も豊富である。さらにコスプレ人気が非常に高いため、ウィッグ、衣装、靴、アクセサリーなども充実している。ジャンヌ・ダルク、ジーク、モードレッドなど『Apocrypha』キャラクターと並べる楽しみもある。アニメ放送終了後もゲーム展開によって人気が継続している点を評価し、第16位とした。
[anime-rank-16]■ 17位 鬼灯【鬼灯の冷徹 第弐期】
地獄で働く超有能な補佐官という唯一無二の設定
鬼灯は閻魔大王の第一補佐官として地獄の行政を実質的に取り仕切る人物である。ファンタジー作品のキャラクターでありながら、その魅力は「とにかく仕事ができる社会人」という妙に現実的な部分にある。トラブルが起きても冷静に処理し、閻魔大王へ容赦なくツッコミを入れ、地獄の業務を効率よく回していく。2017年の第弐期でもこの有能さは健在で、新しい地獄の住人や神話・昔話の人物が登場しても、鬼灯を中心に作品のテンポが保たれていた。
無表情な毒舌と奇妙な趣味のギャップ
基本的には冷静で表情の変化も少ないが、白澤とは子供のように張り合ったり、動物には優しかったり、金魚草の栽培に異様な情熱を持ったりする。完璧な仕事人だけではない変人ぶりが親しみやすさを生んでいる。和装、鬼の角、金棒という非常に分かりやすいビジュアルも強く、女性ファンを中心に長期間支持されてきた。恋愛要素へ頼らず、仕事ぶり、毒舌、趣味、人間関係など性格そのものによって人気を得ている点も特徴的である。
和風雑貨との相性が抜群
アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、クリアファイル、フィギュアなどに加え、『鬼灯の冷徹』では手ぬぐい、扇子、巾着、和柄小物、御朱印帳風商品など和風グッズとの相性が非常によい。鬼灯の金棒、着物、地獄の紋様を使った商品は日常使いしても作品らしさがある。白澤とのペア商品は特に人気で、犬猿の仲を楽しむファン向けに多くの描き下ろしが存在する。シロ、柿助、ルリオなど動物キャラクターのぬいぐるみやマスコットと合わせれば、作品のコミカルな世界観も再現できる。原作漫画、映像ソフト、音楽商品、イベントグッズまで含め長期的に楽しめるキャラクターであるため第17位とした。
[anime-rank-17]■ 18位 高海千歌【ラブライブ!サンシャイン!! 第2期】
「普通」だからこそ共感できるAqoursのリーダー
高海千歌はAqoursの発起人であり、『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語を前へ動かす中心人物である。特別な才能を持った完璧な主人公ではなく、自分を「普通怪獣」と表現するほど自分の平凡さを理解している。しかしμ’sへの憧れからスクールアイドルを始め、「自分たちだけの輝き」を見つけようとする。2017年の第2期では学校の状況も厳しくなり、努力すればすべてが理想通りになるわけではない現実へ直面する。それでも千歌は仲間とともに前を向き、何度でも目標を作り直す。失敗しないリーダーではなく、落ち込んでももう一度立ち上がれるリーダーとして支持された。
九人の中心にいるからこそ生きる人間関係
渡辺曜、桜内梨子との関係をはじめ、Aqours各メンバーとの距離感が千歌の魅力を作っている。自分一人が目立つのではなく、仲間を巻き込み、それぞれが活躍できる場所を作ることが主人公としての役割である。ライブではイメージカラーのオレンジが非常に映え、明るい笑顔と元気な歌声がグループの中心を象徴した。作品の舞台である沼津との結びつきも強く、アニメキャラクターが地域観光へ大きな影響を与えた代表例の一つとなった。
ライブ・CD・衣装・地域コラボまで圧倒的な商品数
アイドル作品であるため、千歌の商品展開は非常に幅広い。アニメ衣装だけでなく楽曲ごとのライブ衣装、ゲーム衣装、制服、私服、季節衣装など膨大な種類があり、それぞれでフィギュア、アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、カードなどが作られている。ライブ関連ではペンライト、Tシャツ、タオル、リストバンド、パンフレット、ブロマイドなど実際にイベントで使用する商品も豊富である。CDやライブBlu-rayは音楽活動そのものを保存する重要な商品であり、アニメキャラクターのグッズという枠を超えている。さらに沼津の店舗、交通機関、地域施設などとのコラボ商品も多数存在し、現地を訪れて集める楽しさまである。2017年のアイドルアニメを代表する主人公として第18位とした。
[anime-rank-18]■ 19位 キリト/桐ヶ谷和人【劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-】
VR世界の強者がARでは苦戦するところから始まる再成長
キリトは『ソードアート・オンライン』シリーズで数々の仮想世界を生き抜いてきた主人公だが、2017年の『オーディナル・スケール』では現実空間へARを重ねるゲームが物語の中心となる。仮想空間では高い反射速度と剣技で圧倒できても、現実の肉体を使うARでは同じようには動けない。序盤では運動不足が目立ち、これまでの「最強主人公」という印象が一度崩される。だからこそアスナや仲間のために再び身体を鍛え、装備を整え、戦えるようになっていく過程に新鮮さがあった。
アスナとの関係と「記憶」が物語を動かす
劇場版ではアスナとの恋人関係がすでに成立しており、二人がこれまで共有してきた記憶そのものが重要な意味を持つ。恋愛関係が始まるかどうかではなく、積み重ねてきたものを守るために行動する主人公として描かれる点がシリーズファンへ強く響いた。黒い衣装、剣、二刀流のイメージ、高速戦闘などキリトを象徴する要素も映画館の大画面で迫力ある映像として表現され、2017年の劇場アニメを代表する男性主人公となった。
シリーズを横断して集められる豊富な商品
キリトはSAO、ALO、GGO、劇場版など作品ごとに衣装と武器が変化するため、フィギュア収集の幅が非常に広い。スケールフィギュア、可動フィギュア、デフォルメ、プライズなどで各時代の姿を並べることができる。アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、タペストリー、カード、ラバーストラップ、ぬいぐるみなど定番商品に加え、黒を基調とした腕時計、財布、バッグ、アクセサリーなど男性でも日常的に使いやすいコラボ商品が多い。アスナとのペア商品、ゲーム独自衣装の商品、劇場版パンフレットや来場者グッズなども人気である。2017年でも高い知名度を維持したシリーズ主人公として第19位とした。
[anime-rank-19]■ 20位 アクア【この素晴らしい世界に祝福を!2】
女神なのに残念という設定が生んだ圧倒的な笑い
アクアは本来、カズマを異世界へ送り出す立場の女神である。それだけ聞けば、知識も能力も備えた万能キャラクターを想像するが、実際にはお金を使い込み、余計な問題を起こし、泣きわめき、最後はカズマへ助けを求めることが多い。この「女神なのに残念」という逆転設定がアクア最大の魅力である。ただし本当に能力がないわけではなく、回復、蘇生、浄化、アンデッドへの攻撃など特定の分野では非常に強力である。能力値は高いのに性格と判断力のせいで失敗するという絶妙なバランスが笑いを生んでいる。
顔芸と泣き顔まで愛される希少なヒロイン
アニメ版では大げさな表情変化や泣き顔が非常に印象的で、美少女ヒロインでありながら「崩れた表情」まで人気になる珍しいキャラクターである。第2期ではカズマ、めぐみん、ダクネスとの掛け合いが成熟し、誰かが問題を起こすたびに別の誰かがさらに状況を悪化させるという『このすば』独特のテンポが完成した。アクアはその中でも騒動の発生源になることが多く、作品の笑いを支える中心的存在だった。
美少女フィギュアとコミカル商品を両方楽しめる
青い長髪と青系統の衣装はフィギュアにした際に非常に華がある。美しい通常表情のスケールフィギュアだけでなく、泣き顔やコミカルな表情を再現したデフォルメ商品も人気で、同じキャラクターでありながら違った方向の魅力を楽しめる。水着、和服、季節衣装など別衣装の立体物も多い。アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、クリアファイル、タペストリー、抱き枕カバー、ぬいぐるみ、マグカップ、Tシャツなど商品ジャンルも豊富である。めぐみん、ダクネスと三人で並べた商品も多く、パーティー全体を集める楽しみがある。長期シリーズで新商品も生まれ続けており、第20位とした。
[anime-rank-20]■ 21位 トール【小林さんちのメイドラゴン】
強大なドラゴンと献身的なメイドのギャップ
トールは本来、人間から見れば圧倒的な力を持つドラゴンである。しかし小林との出会いをきっかけに、人間の姿となってメイドとして同居する。巨大なドラゴンへ変身でき、魔法も使え、戦闘能力も極めて高い。それなのに日常では小林のために料理、掃除、買い物へ全力を注ぐ。この極端なギャップがキャラクターの魅力である。小林への愛情表現は非常に激しく、ときには暴走気味だが、その根底には種族を越えて一緒に生きたいという切実な思いがある。
日常コメディの中に人外と人間のテーマを背負う
人間社会のルールを知らないトールは最初こそ失敗が多いが、商店街の人々や他のドラゴンとの交流を通して生活へなじんでいく。一方で、ドラゴンと人間では寿命も価値観も異なるため、小林との将来を考えると作品には切なさも生まれる。単なるメイド系萌えキャラクターではなく、人外と人間が共に生きることの難しさまで背負っている点が魅力である。
メイド服・尻尾・ドラゴン形態を生かした商品
フィギュアでは特徴的な角、尻尾、メイド服のフリルを細かく再現でき、非常に見栄えがよい。別衣装の商品では通常のメイド姿とは違うかわいらしさを楽しめる。アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、クリアファイル、ポスター、タペストリー、抱き枕カバー、ぬいぐるみなども豊富である。小林とのペア商品では二人の生活感を、カンナやエルマとの集合商品ではドラゴンたちの日常を楽しめる。角や尻尾をモチーフにしたアクセサリーやコスプレ商品もキャラクター性が分かりやすい。さらにドラゴン形態を使用したグッズでは人型とはまったく違う迫力があり、一人で二種類のデザインを楽しめる点も特徴である。作品の中心ヒロインとして第21位とした。
[anime-rank-21]■ 22位 土間うまる【干物妹!うまるちゃんR】
外では完璧、家では徹底的にだらける二重生活
土間うまるは学校や外出先では容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧な女子高生として振る舞う。しかし家へ帰るとフードをかぶり、ゲーム、漫画、アニメ、お菓子、コーラに囲まれて徹底的にだらける「干物妹」へ変貌する。この極端なギャップがシリーズ最大の魅力であり、「外では頑張っているけれど家ではだらけたい」という視聴者から強い共感を得た。
第2期で深まった友人たちとの関係
2017年の『干物妹!うまるちゃんR』では、兄タイヘイとの日常だけでなく、海老名菜々、本場切絵、橘・シルフィンフォードら友人との交流がさらに増えた。第1期では自分の快楽を優先する印象も強かったうまるが、少しずつ周囲の人を大切にするようになる変化が描かれ、単なるギャグキャラクター以上の魅力が生まれた。ゲームやお菓子へ全力で喜ぶ姿はオタク文化との親和性が非常に高く、SNSで画像やリアクション素材として使われやすかった。
デフォルメ姿が圧倒的に商品化しやすい
うまるは通常の等身姿と、フードをかぶった小さな干物妹姿の二種類を商品化できることが強みである。特にデフォルメ姿はぬいぐるみ、マスコット、クッション、ラバーストラップ、キーホルダーとの相性が抜群で、机やベッド周辺へ飾りやすい。フィギュアではゲーム機、ポテトチップス、コーラなど小物を組み合わせることで、うまるの日常をミニチュアのように再現できる。アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、タペストリー、ステッカー、Tシャツ、パーカーなども豊富で、象徴的なフードをイメージした商品は特に分かりやすい。第2期でも人気を維持したネット文化との相性の良さから第22位とした。
[anime-rank-22]■ 23位 レオナルド・ウォッチ【血界戦線 & BEYOND】
超人たちの中にいる普通の青年だからこそ感情移入できる
レオナルド・ウォッチは怪物や異能力者が普通に暮らすヘルサレムズ・ロットで、比較的普通の青年として物語の視点を担う主人公である。「神々の義眼」という特別な能力を持ってはいるが、クラウスやザップのような直接的な戦闘力はない。そのため危険な事件へ巻き込まれると毎回苦戦するが、それでも妹ミシェーラや仲間のために勇気を出して前へ進む。圧倒的な力ではなく「怖くても行動すること」がレオの強さである。
ツッコミ役と真剣な主人公の両面
ヘルサレムズ・ロットは常に異常な事件が起こる街であり、ライブラの仲間も個性の強い人物ばかりである。その中でレオは視聴者に近い常識的な反応を見せるため、コミカルなツッコミ役として非常に重要である。一方で妹のことや自分の能力の責任へ向き合う場面では、普段とは違う真剣さを見せる。第2期『& BEYOND』ではキャラクターそれぞれの日常も描かれ、レオ自身もこの街で生きる一人の住人として存在感を増した。
ライブラの仲間とまとめて集めたい関連商品
アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、ブロマイド、クリアファイル、ポスター、キーホルダーなどでは、レオ単独だけでなくクラウス、ザップ、スティーブンらライブラメンバーとの集合商品が多い。神々の義眼を強調したイラストは青い光が美しく、普段のレオとは違う神秘的な印象を楽しめる。フィギュアやデフォルメ商品ではカメラなど日常の持ち物を組み合わせることでキャラクターらしさが増す。原作コミック、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌関連も人気が高く、特に音楽面の評価が高いシリーズなのでCD商品もコレクション価値が高い。2017年の男性キャラクターとして安定した支持を得たことから第23位とした。
[anime-rank-23]■ 24位 和泉守兼定【活撃 刀剣乱舞】
歴史を守る使命と自分自身の過去が交差する刀剣男士
和泉守兼定は『刀剣乱舞-ONLINE-』でも高い人気を誇る刀剣男士であり、2017年の『活撃 刀剣乱舞』では物語の中心的役割を担った。新選組副長・土方歳三が使用した刀として知られる存在を基にしており、歴史を守る刀剣男士という使命と、自分自身が深く関係する過去への感情が衝突する。ゲームではプレイヤーの想像へ委ねられていた部分も多かったが、アニメでは仲間との会話、判断、戦闘、迷いなどが具体的に描かれ、キャラクター像がさらに広がった。
ufotableによる激しい剣戟で魅力が増加
長い髪、華やかな和装、刀という視覚要素はアニメーションとの相性がよく、戦場での高速剣戟は大きな見どころとなった。堀川国広との関係や部隊内での立場を通じて、格好よさだけではない人間味も描かれた。歴史そのものを守らなければならないという使命は、自分が知る人物を助けたいという感情と簡単には両立せず、刀剣男士という存在の葛藤を象徴するキャラクターでもある。
和風アクセサリー・舞台・ゲームまで横断する巨大商品展開
アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、キーホルダー、クリアファイル、ポスター、タペストリー、カード、ぬいぐるみなど基本商品は非常に豊富である。さらに刀や紋をモチーフにしたアクセサリー、腕時計、バッグ、財布、和雑貨など、キャラクターの顔を直接使用しなくても推しを表現できる商品が多い。フィギュアでは衣装の細かな装飾、長い髪、刀の造形が見どころとなる。ゲーム、テレビアニメ、舞台、ミュージカルと複数メディアで展開されているため、それぞれに独自の商品が存在する点も大きな特徴である。2017年のアニメ版によって新たな魅力が追加されたことを評価し第24位とした。
[anime-rank-24]■ 25位 鶴丸国永【活撃 刀剣乱舞】
白を基調とした圧倒的に美しいデザイン
鶴丸国永は『刀剣乱舞』の中でも特に人気が高い刀剣男士の一人であり、白を基調とした衣装と長い年月を生きた刀らしい落ち着き、そして「驚き」を好む軽快な性格の組み合わせが魅力である。一見すると冗談好きで自由な人物だが、戦場へ入ると経験豊かな刀らしい冷静さと強さを見せる。この日常と戦闘の落差が人気を支えている。
登場時間以上の存在感を持つキャラクター
『活撃 刀剣乱舞』でも鶴丸は登場すると画面の雰囲気を変えるほどの華を持つ。白い衣装は夜や炎の中で特に映え、アニメーションによる動きが加わることでさらに美しさが際立った。出番の量だけでは説明できないほどファンからの反響が大きく、ゲーム版から続く強い支持がアニメでもそのまま発揮された。実在する刀剣や日本史へ興味を持つ入口になったキャラクターでもある。
白・桜・雪・月を使ったグッズが非常に映える
アクリルスタンド、クリアファイル、タペストリーなどでは、白い衣装に桜、雪、月、夜空といった背景を組み合わせるだけで非常に美しい一枚になる。缶バッジ、キーホルダー、ラバーストラップ、ぬいぐるみ、ブロマイドなども豊富である。紋を使ったアクセサリー、バッグ、財布、腕時計、衣類、和雑貨など大人でも使いやすい商品も多い。フィギュアでは白い衣装の重なり、装飾、髪型、刀など細かな造形を楽しめる。舞台、ミュージカル、ゲーム、アニメごとに商品が存在するため、どのメディアを中心に集めるかでコレクションの方向性が大きく変わる点も面白い。2017年でも圧倒的な女性ファン人気を見せたことから第25位とした。
[anime-rank-25]■ 26位 緑谷出久【僕のヒーローアカデミア 第2期】
憧れから「自分のヒーロー像」を探し始めた主人公
緑谷出久、通称デクは『僕のヒーローアカデミア』の主人公である。生まれつき個性を持たない「無個性」として育ちながら、ヒーローへの憧れを捨てず、誰かを助けるためなら自分が傷つくことも恐れない。その姿勢をオールマイトに認められ、ワン・フォー・オールを受け継ぐところから物語が始まる。2017年の第2期では体育祭、ヒーロー殺しステイン事件、職場体験などを通じて、単にオールマイトへ憧れる少年から「自分はどんなヒーローになるのか」を考える人物へ成長した。
轟との戦いが主人公としての魅力を象徴
体育祭で轟焦凍と戦った際、デクは勝つことだけを考えず、相手が自分の炎を拒絶していることへ気づき、「君の力だ」と訴える。対戦相手を倒すより、その相手が自分自身を取り戻すことを優先するような行動は、デクが持つヒーロー精神を象徴する。分析好きで、ヒーローの能力や戦い方をノートへまとめるオタク的な一面も親しみやすい。圧倒的な才能だけで戦うのではなく、観察と努力によって戦術を作る成長型主人公として応援したくなる存在である。
世界規模で展開されるヒーローグッズ
ヒーローコスチューム、制服、トレーニングウェアなど複数の姿でフィギュア化され、スマッシュを放つ瞬間を再現したエフェクト付き商品は特に迫力がある。可動フィギュアでは爆豪、轟などと戦闘場面を再現できる。アクリルスタンド、缶バッジ、カード、ぬいぐるみ、ラバーストラップ、クリアファイル、タペストリー、Tシャツ、パーカー、バッグなど商品ジャンルは非常に広い。緑色を基調としたヒーロースーツ、赤い靴などモチーフも明確である。原作漫画、ゲーム、映画、映像ソフト、イベント商品までシリーズ全体へ広げれば膨大なコレクションが可能で、第2期によって世界的な知名度を大きく伸ばした主人公として第26位とした。
[anime-rank-26]■ 27位 麗日お茶子【僕のヒーローアカデミア 第2期】
明るいヒロインから一人のヒーロー志望者へ
麗日お茶子は丸みのあるデザインと親しみやすい性格からシリーズ初期から人気が高かったが、第2期体育祭でその評価をさらに高めた。触れた物体の重力を無効化する「無重力」という個性は、単純な攻撃力だけなら派手ではない。しかしお茶子は自分の能力を工夫し、格上の爆豪勝己へ真正面から勝とうとする。周囲が爆豪の攻撃を厳しすぎると非難する中、本人は対戦相手として最後まで本気で戦うことを望んでいた。この姿によって、主人公を応援するだけのヒロインではなく、独立したヒーロー志望者としての魅力が明確になった。
家族のためにヒーローを目指す現実的な動機
お茶子は家族の経済的な負担を減らしたいという理由も持っており、ヒーローを目指す動機が単なる憧れだけではない。明るく元気な性格の裏に現実的な責任感があることが人物像へ厚みを与えている。デクへの好意も描かれるが、恋愛だけで彼女の存在が決まっているわけではなく、自分自身の夢へ向かう姿がしっかり描かれている点が支持されている。
ヒーロースーツ・制服・私服で印象が変わる豊富な商品
ピンクと黒を基調とした丸みのあるヒーロースーツはフィギュア映えし、無重力状態を意識した浮遊感あるポーズの商品も多い。スケールフィギュア、可動商品、デフォルメ、プライズに加え、アクリルスタンド、缶バッジ、カード、ぬいぐるみ、クリアファイル、タペストリーなども豊富である。制服や私服姿の描き下ろしでは、ヒーロー活動中とは違う普通の高校生としてのかわいらしさを楽しめる。デクとのペア商品、1-A集合商品も多数ある。海外人気の高い作品であるため世界各地向けの商品が存在し、2017年に大きく知名度を伸ばしたヒロインとして第27位とした。
[anime-rank-27]■ 28位 アツコ・カガリ/アッコ【リトルウィッチアカデミア】
才能がなくても夢へ一直線に進む主人公
アツコ・カガリ、通称アッコは、魔女シャイニィシャリオに憧れて魔女学校ルーナノヴァへ入学した少女である。魔女の家系出身ではなく、魔法の基礎能力も高くない。それでも「シャリオのような魔女になりたい」という思いだけは誰にも負けず、失敗してもすぐ次へ挑戦する。この無鉄砲さが騒動を起こす一方、既存の常識へ縛られない発想によって状況を変えることもある。才能があるから主人公なのではなく、夢を諦めないから主人公であるという非常に分かりやすい魅力を持つ。
豊かな表情とアニメーションの躍動感
アッコは笑う、怒る、泣く、驚くといった感情が非常に大きく、TRIGGERらしい躍動感のあるアニメーションと相性がよい。優等生ダイアナへの対抗心、ロッテとスーシィとの友情、シャリオへの憧れを通して、夢だけでなく他人を理解することも学んでいく。海外でも評価が高く、魔女学校という分かりやすいファンタジー設定もあって国境を越えて人気を集めた。
魔女帽子・杖・学校エンブレムを生かした商品
フィギュアやアクリルスタンドではルーナノヴァの制服、魔女帽子、杖などが作品世界を分かりやすく再現してくれる。デフォルメ商品では大きな帽子と表情豊かな顔が非常にかわいらしく、ロッテやスーシィと三人で並べると作品の日常を再現できる。缶バッジ、キーホルダー、クリアファイル、ポスター、タペストリー、Tシャツ、ステッカーなども展開され、学校エンブレムや作品ロゴのみを使ったデザインは日常使いしやすい。Blu-ray、サウンドトラック、設定資料、アートブックなどはアニメーション制作そのものが好きな人にも魅力的である。2017年の国際的なアニメ人気を象徴する主人公として第28位とした。
[anime-rank-28]■ 29位 ククリ【魔法陣グルグル】
90年代の人気ヒロインが2017年に見事復活
ククリは1990年代から知られているキャラクターだが、2017年版『魔法陣グルグル』によって新しい世代のファンからも高い支持を得た。ミグミグ族の少女として不思議な魔法「グルグル」を使い、勇者ニケと旅をする。基本的には素直で優しいが、ニケへの恋心が非常に強く、嫉妬や妄想によって暴走する場面もあり、その反応が作品のギャグとラブコメ要素を支えている。
王道的なかわいらしさが時代を越えて通用
長い髪、大きな瞳、魔法使いらしい衣装というデザインは非常に王道で、数十年経っても古びにくい。2017年版ではテンポのよい展開と現代的な映像によって原作の魅力が再構成され、旧アニメを知るファンと初見の若い視聴者の双方へ受け入れられた。ギャグ作品のヒロインでありながら、ニケを信じて旅を続ける姿や終盤のドラマではしっかり感動を生み出す点もククリの強みである。
新旧グッズを比較して楽しめる長寿キャラクター
2017年版の商品ではアクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、ラバーストラップ、キーホルダー、タペストリーなど現代的な定番商品がそろっている。一方、過去の商品まで探せば古い文房具、カード、シール、雑誌付録などもあり、時代ごとのデザイン変化を比べられる。フィギュアやデフォルメ商品では魔法使い衣装、杖を再現し、ニケと並べることで冒険の雰囲気が完成する。原作コミック、旧アニメ、2017年版映像ソフト、音楽商品まで集めればシリーズの歴史そのものを楽しめる。リメイク作品のヒロインとして見事に再評価されたことから第29位とした。
[anime-rank-29]■ 30位 アライグマ/アライさん【けものフレンズ】
別ルートを進み続けたことで毎週の楽しみとなったキャラクター
アライさんことアライグマは、サーバルとかばんとは別のルートでジャパリパークを旅し、かばんが持つ帽子を追いかけ続ける。思い込みが激しく、自分が正しいと判断すると一直線に行動する性格で、その後ろをフェネックが冷静にフォローするという掛け合いが作品の名物となった。本筋とは少し離れた場所で毎回短く登場するため、「今週はどこまで追いついたのか」を楽しみにする視聴者が多かった。
短い登場時間でも覚えやすい話し方と性格
特徴的な語尾、自信満々な態度、失敗してもあまりめげない行動力が非常に分かりやすく、SNSやファンアートとの相性もよかった。最初は勘違いからかばんを追っているが、最終的には大きな危機へ関わり、仲間として活躍する。主役ではないキャラクターがこれほど高い人気を得たことは、『けものフレンズ』という作品のキャラクター層がどれほど厚かったかを示している。
フェネックとのペア商品が最大の魅力
アライさん単独ではアクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、キーホルダー、クリアファイル、ぬいぐるみなどが存在するが、最大の魅力はフェネックとのペア商品である。勢いよく進むアライさんと、落ち着いて付き添うフェネックという関係が一枚のイラストだけで伝わる。デフォルメフィギュアやマスコットでは耳や尻尾など動物要素が強調され、非常にかわいらしい。『けものフレンズ』の集合商品ではサーバルやかばんと一緒に登場する機会も多く、フレンズを一人ずつ集める楽しみがある。動物園コラボやゲームなどシリーズ全体の展開へ参加する機会も多く、実際のアライグマへ興味を持つ入口にもなる。2017年の『けものフレンズ』ブームが主役二人だけではなかったことを象徴する存在として第30位とした。
[anime-rank-30]■ まとめ
2017年はキャラクターの個性が非常に豊かな一年だった
2017年のベスト30を改めて並べてみると、人気キャラクターの方向性が極めて多彩であることが分かる。サーバルとかばんは他者を受け入れる優しい世界を象徴し、オルガ・イツカはリーダーとしての責任とネット文化での異例の広がりによって強烈な存在感を残した。フォスフォフィライトは成長と喪失を同時に描く主人公として記憶され、ナナチはかわいらしい外見の奥に深い悲劇を抱えるキャラクターとして大きな支持を得た。和泉紗霧、めぐみん、カンナ、アクアなどは美少女キャラクターとして分かりやすい魅力を持ちながら、それぞれ「クリエイター」「爆裂魔法への執着」「ドラゴン」「残念な女神」という強烈な個性があり、単なる外見だけの人気では終わっていない。
男性キャラクターも非常に強かった2017年
2017年は男性キャラクターの人気も非常に強い。オルガ、轟焦凍、坂田銀時、鬼灯、キリト、緑谷出久、レオナルド・ウォッチ、和泉守兼定、鶴丸国永など、作品ジャンルも性格もまったく異なる人物が上位へ入った。特に轟焦凍は『僕のヒーローアカデミア』第2期によって内面的な葛藤が大きく描かれ、国内外でシリーズ屈指の人気キャラクターへ成長した。坂田銀時のように長年支持され続けるキャラクターが、新作中心の年にも上位人気を保った点も重要である。『刀剣乱舞』の刀剣男士はゲーム、アニメ、舞台、ミュージカルという複数メディアを横断し、現在の大規模な「推し活」文化へつながる商品展開を行った。
アクリルスタンドや缶バッジが「推しを持ち歩く」文化を強めた
商品面を見ると、2017年前後はアニメファンのコレクション方法が大きく広がった時期でもある。フィギュア、ポスター、クリアファイル、CD、映像ソフトなど従来から存在する商品に加え、アクリルスタンド、アクリルキーホルダー、トレーディング缶バッジなどがより一般的になり、「推しキャラクターを机へ飾る」「外へ連れて行って写真を撮る」「同じキャラクターの商品を複数集める」という現在の推し活に近い楽しみ方が広がった。高海千歌のようなアイドルキャラクターではライブグッズが重要であり、刀剣男士では和風アクセサリーや紋モチーフ商品、轟やデクではヒーロー衣装を生かしたアパレル、ナナチやカンナではぬいぐるみ、フォスでは透明素材や宝石を意識した美術性の高い商品など、キャラクターによって「買いたくなる商品」の方向性まで大きく異なる。
2017年だけで終わらず現在まで人気が続くキャラクターが多い
さらに重要なのは、このランキングに登場するキャラクターの多くが2017年だけの一過性の人気では終わっていないことである。めぐみん、アクア、轟焦凍、デク、お茶子、アスナ、キリト、ナナチ、カンナ、トールなどは続編、劇場版、スピンオフ、ゲーム、イベントなどによってその後も新しいファンを獲得した。アストルフォは『Fate』シリーズ全体へ人気が広がり、加藤恵はアニメシリーズや劇場版を通してヒロインとしての評価をさらに高めた。フォスフォフィライトや羽鳥智世のように作品世界と物語の深さが人気へ直結しているキャラクターは、放送から年月が経って初めて作品を見る視聴者からも評価され続けている。
ベスト30外にも名キャラクターが大量に存在する
今回の30人へ入り切らなかったキャラクターの中にも、2017年を代表できる存在は非常に多い。『少女終末旅行』のチトとユーリ、『プリンセス・プリンシパル』のアンジェとプリンセス、『Re:CREATORS』のアルタイル、『メイドインアビス』のレグ、リコ、ボンドルド、『宝石の国』のシンシャ、ダイヤモンド、『Fate/Apocrypha』のジャンヌ・ダルク、モードレッド、『NEW GAME!!』の涼風青葉、滝本ひふみ、『ブレンド・S』の桜ノ宮苺香、『アホガール』の花畑よしこ、『ボールルームへようこそ』の富士田多々良など、評価基準を少し変えればベスト30へ入っても不思議ではないキャラクターが多数存在する。それほど2017年はキャラクターの当たり年だった。
総評――2017年は現在の「推し文化」を形作った重要な一年
2017年は、テレビアニメを放送時間に見て終わるだけではなく、放送直後にSNSへ感想を書き、動画サイトで盛り上がり、イラストを投稿・閲覧し、アクリルスタンドや缶バッジを集め、コラボカフェやイベントへ出掛けるという現在のアニメファン文化がより強く定着していった時期だった。サーバルのように作品外の社会へ言葉や価値観まで広がったキャラクター、オルガのように本編を越えてインターネット上で独自の生命を持つようになったキャラクター、ナナチやフォスのように物語の衝撃によって視聴後も長く記憶へ残るキャラクター、めぐみんや轟のように後年さらに巨大な人気へ成長したキャラクターが同じ一年にそろっている。しかも、それぞれがまったく異なる魅力を持つ。2017年が現在も「名作や名キャラクターが多かった年」として語られる理由は、一つの大ヒット作品だけが存在したからではない。日常、ファンタジー、異世界、SF、アイドル、ヒーロー、歴史、コメディ、シリアス、劇場作品まで幅広いジャンルから、それぞれの作品を代表する強力なキャラクターが生まれたからである。現在から2017年の作品を見返しても、当時だけの流行として古く感じるキャラクターは意外なほど少ない。むしろ後のシリーズ展開やファン文化を知ったうえで見返すことで、「この時点ですでに現在へつながる魅力が完成していた」と気づけるキャラクターが多い。そうした意味でも2017年は、2010年代後半のアニメ文化、そして現在まで続くキャラクターを中心とした推し文化を語るうえで極めて重要な一年だったといえる。
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