様々なゲーム関連の独自の人気ランキングです!
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あなたの思い出のゲームを振り返りませんか?
【ゲーム名】:ゲームボーイアドバンス
【メーカー】:任天堂
【発売日】:2001年3月21日
【発売時の価格】:9,800円
【ゲームのタイトル数】:約790タイトル
【国内累計販売台数】:約1,696万台(GBAシリーズ合計)
【最も売れたゲーム】:ポケットモンスター ルビー・サファイア
- ■ 1位 ポケットモンスター エメラルド
- ■ 2位 ポケットモンスター ルビー・サファイア
- ■ 3位 バトルネットワーク ロックマンエグゼ3
- ■ 4位 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
- ■ 5位 逆転裁判
- ■ 6位 星のカービィ 夢の泉デラックス
- ■ 7位 MOTHER3
- ■ 8位 ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊
- ■ 9位 リズム天国
- ■ 10位 マリオカートアドバンス
- ■ 11位 ファイアーエムブレム 烈火の剣
- ■ 12位 ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
- ■ 13位 マリオ&ルイージRPG
- ■ 14位 メトロイド フュージョン
- ■ 15位 キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲
- ■ 16位 黄金の太陽 開かれし封印
- ■ 17位 ファイナルファンタジータクティクス アドバンス
- ■ 18位 ロックマン ゼロ
- ■ 19位 星のカービィ 鏡の大迷宮
- ■ 20位 MOTHER1+2
- ■ 21位 スーパーマリオアドバンス3
- ■ 22位 ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝
- ■ 23位 ボクらの太陽
- ■ 24位 ファイアーエムブレム 聖魔の光石
- ■ 25位 メトロイド ゼロミッション
- ■ 26位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣
- ■ 27位 キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ
- ■ 28位 メイド イン ワリオ
- ■ 29位 くるくるくるりん
- ■ 30位 ゲームボーイウォーズアドバンス1+2
- ■ まとめ
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■ 1位 ポケットモンスター エメラルド
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ポケットモンスター エメラルド』は2004年9月16日に発売されたゲームボーイアドバンス用RPGです。開発はゲームフリーク、発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂が担当し、発売時の希望小売価格は3,619円(税別)でした。『ポケットモンスター ルビー・サファイア』を基礎として制作された第3世代の集大成にあたる作品であり、単なる追加バージョンという枠を超え、ストーリー、マップ、バトル、ポケモンの出現内容、クリア後の遊びまで幅広く作り直されています。
『ルビー・サファイア』を発展させたホウエン地方の完成形
『ルビー』ではマグマ団、『サファイア』ではアクア団を中心に物語が進みましたが、『エメラルド』では両方の組織が登場します。グラードンとカイオーガの対立にレックウザが深く関わることで、伝説のポケモン三体が一つの大きな物語の中で結びつきました。この変更によって、すでに『ルビー・サファイア』を遊んだプレイヤーでも「同じホウエン地方をもう一度回るだけ」という感覚になりにくく、別の展開を楽しめます。ジムリーダーの構成や戦闘内容にも変化があり、各所で細かな調整が行われているため、第3世代を一本で遊びたい人にとって非常に充実した内容になっています。
最大の魅力となったバトルフロンティア
本作を歴代ポケモンシリーズの中でも特に人気の高い作品に押し上げた最大の要素が、殿堂入り後に挑戦できる巨大施設「バトルフロンティア」です。普通の対戦ルールだけでなく、特殊な条件が設定された複数の施設が用意されており、単に高レベルのポケモンを用意すれば勝てるわけではありません。使用するポケモンの組み合わせ、技構成、性格、特性、持たせる道具、交換のタイミングなど、対戦に関する知識が総合的に問われます。ストーリーを終えた後に初めて「本当のやり込みが始まる」と感じるほど内容が濃く、一つのカートリッジだけで数十時間から数百時間遊んだプレイヤーも珍しくありませんでした。
育成・収集・交換・対戦のすべてを高い水準で楽しめる
第3世代では性格や特性といったシステムが定着し、同じ種類のポケモンでも育成方法によって役割を変えられるようになりました。図鑑を完成させるためにポケモンを集める遊び、好きなポケモンを育てる遊び、友達と交換する遊び、通信対戦で腕を競う遊び、そしてバトルフロンティアへ挑む遊びが一本の中で自然につながっています。GBAは持ち運びが簡単だったため、学校から帰って少し育成する、外出先でタマゴを孵化させる、友達の家へ持って行って交換するなど、生活の中へ入り込みやすいゲームでもありました。
他のゲームにはない「自分だけの冒険」が残る作品
ポケモンシリーズの魅力は、同じ物語を遊んでもプレイヤーごとに旅の仲間が異なることです。最初に選んだポケモン、偶然捕まえたポケモン、苦戦したジムリーダー、友達から交換してもらった一匹などが一人一人の思い出になります。『エメラルド』ではホウエン地方の冒険に加え、膨大なクリア後コンテンツが用意されているため、この「自分だけの記録」が特に濃く残ります。ゲームボーイアドバンスというハードの普及力、ポケモンブランドの強さ、RPGとしての完成度、対戦ゲームとしての奥深さ、現在まで続く人気を総合的に考え、本ランキングでは第1位としました。
[game-rank-1]■ 2位 ポケットモンスター ルビー・サファイア
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ポケットモンスター ルビー』『ポケットモンスター サファイア』は2002年11月21日に発売されたシリーズ第3世代の完全新作です。開発はゲームフリーク、発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂が担当し、当時の希望小売価格は各4,800円(税別)でした。ゲームボーイカラー時代の『金・銀・クリスタル』からハードをゲームボーイアドバンスへ移し、グラフィック、音楽、育成、戦闘システムなど多くの要素を大きく作り直しています。
新しい地方へ踏み出したときの強烈な世代交代感
本作の舞台となるホウエン地方は、それまでのカントー地方やジョウト地方とはかなり雰囲気が違います。火山、砂漠、雨の多い地域、広大な海、南国風の町など自然環境が非常に豊富で、場所を移動するたびに景観が大きく変化します。特に海を「なみのり」で移動する区域が多く、水中へ潜る仕掛けまで用意されている点はシリーズの中でも独特です。GBAのカラー表現向上もあり、草木、水面、建物、天候などが以前より鮮やかに描かれ、新しいハードへ移行した実感を強く味わえました。
現在まで続くポケモン対戦の基礎を大きく進化
『ルビー・サファイア』で特に重要だったのが「特性」と「性格」の追加です。特性によって戦闘中の能力が変化し、同じ種類のポケモンでも戦い方が違ってきます。また性格によって能力値の伸び方が変化するため、対戦用ポケモンを本格的に育てる楽しさがさらに深まりました。さらに二匹ずつ同時に戦うダブルバトルも追加され、一匹の強さだけではなく味方同士の組み合わせが重要になります。この仕組みは後のシリーズでも発展し続け、現在の公式大会などにもつながっています。
秘密基地やコンテストなど戦闘以外の遊びも拡充
ポケモンコンテストではバトルとは違う基準でポケモンの魅力を競い、秘密基地では自分の好みに合わせた空間を作れます。きのみを植えて育てる要素もあり、ジムを順番に攻略するだけでは終わらない生活感のある遊びが増えました。友達同士で秘密基地のデータを交換すれば、相手の育てたポケモンとゲーム内で戦うことも可能で、通信要素が冒険そのものへ自然に組み込まれています。
GBA時代のポケモンブームを決定づけた重要作
後の『エメラルド』には追加要素が多いため、完成度だけを比べれば『エメラルド』が上と考える人も少なくありません。しかし2002年当時、『ルビー・サファイア』で初めて新しいホウエン地方へ入ったときのインパクトは非常に大きなものでした。多数の新ポケモン、新しい育成システム、新しい町、新しい敵組織、新しい伝説のポケモンがまとめて登場し、シリーズが新しい時代へ進んだことをはっきり感じさせました。ゲームボーイアドバンスというハードの販売を大きく後押しした代表的作品という歴史的意味も含め、第2位に選びました。
[game-rank-2]■ 3位 バトルネットワーク ロックマンエグゼ3
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『バトルネットワーク ロックマンエグゼ3』は2002年12月6日にカプコンから発売されたデータアクションRPGです。開発もカプコンが担当し、希望小売価格は4,800円(税別)でした。後に内容の一部が異なる『ロックマンエグゼ3 BLACK』も登場しています。シリーズ第3作としてシステム、ストーリー、収集、対戦、隠し要素が大幅に充実し、現在でも『ロックマンエグゼ』シリーズの最高傑作候補として名前が挙がることが多い作品です。
アクションとカードゲームを融合させた唯一無二のバトル
『ロックマンエグゼ』シリーズでは、ロックマン.EXEを3×3の自陣パネルでリアルタイム操作しながら、バトルチップと呼ばれるカードのような武器を使って敵を倒します。敵の攻撃を避けるアクション能力だけでなく、どのチップをフォルダへ入れるか、どのコードを揃えるか、いつ攻撃するかという戦略も重要です。カードゲームのデッキ構築、RPGの成長、リアルタイムアクションという三種類のゲーム性を一つへまとめた仕組みは、他シリーズにはほとんど見られません。
ナビカスタマイザーがロックマン育成をさらに面白くした
本作から導入されたナビカスタマイザーでは、プログラムパーツをパズルのように配置してロックマンの性能を変更できます。最大HPを増やす、チャージ性能を変える、特殊能力を加えるなど、自分のプレイスタイルに合わせた調整が可能です。配置ルールを守らないと「バグ」が発生することもあり、あえてバグを利用するような遊び方まで存在します。「コンピュータプログラムを書き換えてネットナビを強化する」という世界観とシステムが一致している点も秀逸でした。
シリーズを代表する濃密なストーリー
主人公・光熱斗とロックマン.EXEの関係、WWWとの因縁、友人たちとの交流など、それまで積み重ねられてきた物語が大きく動きます。子ども向けアニメのような明るさを持ちながら、ネット社会の危険性や人間とプログラムの関係など意外に重いテーマも扱われています。現実世界で事件の原因を探し、電子機器へプラグインして電脳世界を攻略し、再び現実へ戻るという二つの世界を行き来する構成もシリーズならではです。
収集・対戦・隠しエリアまで膨大なやり込み要素
バトルチップを集めてフォルダを改良し、スタイルチェンジで能力を変化させ、プログラムアドバンスを研究し、隠された強敵へ挑戦するなど、クリア後までやれることが大量にあります。通信対戦では相手のフォルダ構成や戦い方によって展開が毎回変わるため、一人プレイだけでは味わえない深い駆け引きが生まれます。ゲームボーイアドバンス発の完全新規シリーズという点も評価が高く、「GBAならではのゲーム」を一本だけ挙げるなら有力候補となる作品です。
[game-rank-3]■ 4位 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ポケットモンスター ファイアレッド』『ポケットモンスター リーフグリーン』は2004年1月29日に発売された初代『赤・緑』のリメイク作品です。開発はゲームフリーク、発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂。当時はワイヤレスアダプタを同梱した形で販売されたことでも話題となりました。1996年に誕生したカントー地方を、第3世代のシステムとGBAの表現力を使って全面的に作り直しています。
初代ポケモンの冒険を現代的に再構築
マサラタウンから旅立ち、ニビシティ、ハナダシティ、クチバシティ、タマムシシティなどを巡り、ロケット団と戦いながらポケモンリーグを目指すという大きな流れは原作を踏襲しています。しかしグラフィックは完全カラー化され、ポケモンの特性や性格、持ち物といった第3世代の要素にも対応しています。原作経験者には懐かしさがあり、新規プレイヤーには古さを感じさせにくい、非常にバランスのよいリメイクでした。
ナナシマ追加で「思い出の再現」だけでは終わらない
後半には「ナナシマ」と呼ばれる新エリアが登場します。ここには初代には存在しなかった施設、人物、イベント、ポケモンが用意され、ジョウト地方とのつながりを感じさせる内容もあります。そのため初代の攻略手順を知っているプレイヤーでも新しい発見があり、「昔のゲームをそのままもう一度遊ぶだけ」というリメイクにはなっていません。
ワイヤレスアダプタによる通信体験の変化
それまでポケモン交換や通信対戦を行うには、本体同士を通信ケーブルで物理的につなぐ必要がありました。本作ではワイヤレスアダプタによる無線通信が採用され、友人同士で集まったときの使い勝手が向上しました。交換や対戦そのものがポケモンの大きな魅力であるため、新しい通信方法との相性は非常によいものでした。
シリーズ史におけるリメイクのお手本
原作の雰囲気を守りながら、操作性、育成、通信、クリア後要素を時代に合わせて拡張しているため、「名作をどうリメイクするか」という点でも高く評価されています。初代世代とGBA世代が同じカントー地方を共有するきっかけになった作品でもあり、長いポケモンシリーズの歴史をつないだ一本として大きな価値があります。
[game-rank-4]■ 5位 逆転裁判
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『逆転裁判』は2001年10月12日にカプコンから発売された法廷バトルアドベンチャーゲームです。開発もカプコンが担当し、希望小売価格は4,800円(税別)。現在ではゲーム、アニメ、舞台など多方面へ広がる人気シリーズとなっていますが、その出発点となったのがゲームボーイアドバンス版の本作です。
「裁判」をゲームにした斬新な発想
プレイヤーは新人弁護士・成歩堂龍一となり、無実の依頼人を救うため事件を調査します。探偵パートでは現場を調べ、関係者へ話を聞き、証拠品を集めます。そして法廷パートでは証人の証言を聞き、その内容と証拠品を比較して矛盾を見抜いていきます。派手なアクション操作を必要とせず、「文章を正しく読み、違和感を見つける」という思考そのものがゲームになっています。
「異議あり!」へつながる爽快感
証人の嘘や思い込みを見抜き、決定的な証拠を突きつけた瞬間、状況が一気にひっくり返ります。これまで不利だった裁判が逆転する構成が非常に気持ちよく、タイトル通り「逆転」を繰り返すことが作品最大の娯楽になっています。難しい推理を解くことだけが目的ではなく、その正解を dramatic に見せる演出まで含めて楽しめる点が優れています。
成歩堂・真宵・御剣など忘れにくいキャラクター
主人公の成歩堂龍一、助手となる綾里真宵、ライバル検事の御剣怜侍、刑事の糸鋸圭介など、それぞれに強烈な個性があります。殺人事件を扱う物語でありながら会話にはユーモアが多く、登場人物の大げさなリアクションや表情変化も印象的です。文章中心のゲームでありながらキャラクターが生き生きとしているため、推理ゲームが苦手な人でも物語を追う楽しさがあります。
携帯機との相性が非常によかったアドベンチャー
反射神経が必要ないため、電車や休憩時間などでも落ち着いて遊べます。短い会話や証言単位で区切りがあり、一度中断しても再開しやすい構成です。現在では多数の続編と移植が存在しますが、根本となる「証言の矛盾を証拠で崩す」というルールは初代の時点でほぼ完成しています。法廷をゲームの舞台に変えた独創性と、その後のシリーズへの影響を評価して第5位としました。
[game-rank-5]■ 6位 星のカービィ 夢の泉デラックス
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『星のカービィ 夢の泉デラックス』は2002年10月25日に任天堂から発売された横スクロールアクションゲームです。HAL研究所が開発に携わり、希望小売価格は4,800円(税別)でした。ファミリーコンピュータ版『星のカービィ 夢の泉の物語』を基礎に、グラフィック、演出、通信要素などをGBA向けに再構成した作品です。
コピー能力を使う楽しさが分かりやすく凝縮
カービィシリーズ最大の特徴であるコピー能力は、敵を吸い込んでその力を使える仕組みです。剣で戦うソード、炎を放つバーニング系能力、ビームを撃つ能力など、同じステージでもどのコピー能力を選ぶかによって攻略感覚が変化します。特定の能力で仕掛けを壊すと隠された部屋へ入れることもあり、単純に敵を倒すだけではない探索の楽しさがあります。
初心者にも上級者にも対応する絶妙な難易度
普通にゴールするだけなら比較的遊びやすく、失敗しても再挑戦しやすい構成です。一方で、ステージ内のスイッチをすべて押す、隠された場所を探す、クリア率100%を目指すとなると注意深い探索が必要になります。見た目はかわいらしいものの、やり込みまで考えると十分な歯ごたえがあるため、年齢を問わず楽しめるゲームです。
メタナイトを操作できる追加モード
条件を満たすことで、カービィではなくメタナイトを操作する特別なモードを楽しめます。コピー能力を次々入れ替えるカービィとは違い、剣を中心とした高速アクションになるため、同じステージを遊んでも感覚が大きく変化します。リメイク作品でありながら原作経験者に新しい遊びを与える要素として効果的でした。
GBAという携帯機に非常によく合うテンポ
一つ一つのステージが長すぎず、短時間でも少しずつ進められます。カービィは操作方法が直感的で、久しぶりに起動してもすぐ遊び方を思い出せます。色鮮やかなドット絵、軽快な音楽、コピー能力の楽しさ、追加要素を高い水準でまとめたことで、GBAにおけるカービィの代表作として長く支持されています。
[game-rank-6]■ 7位 MOTHER3
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『MOTHER3』は2006年4月20日に任天堂から発売されたRPGで、希望小売価格は4,571円(税別)でした。開発にはブラウニーブラウンやHAL研究所などが携わっています。長い開発期間と企画変更を経て発売されたシリーズ第3作であり、ゲームボーイアドバンス末期を代表する大作の一つです。
家族の物語から始まる強烈なストーリー
物語序盤はタツマイリ村という穏やかな場所から始まります。しかし事件をきっかけに一家の運命が大きく変化し、その後は村そのものも少しずつ別の姿へ変わっていきます。ゲームの進行に合わせて貨幣、娯楽、消費文化など新しい価値観が村へ持ち込まれ、住民たちの考え方まで変わっていく描写が印象的です。
章ごとに主人公を切り替える独特の物語構成
序盤では一人の主人公だけを操作するのではなく、章ごとに異なる人物の視点から世界を見ることになります。それぞれ別々に見えた出来事が次第につながり、やがて一つの大きな物語へ集約されます。ゲームを進めるほど人物同士の関係が分かり、それまで何気なく見ていた場面の意味が変化する構成は非常に完成度が高いものです。
音楽と戦闘を融合させたサウンドバトル
基本はコマンド選択式RPGですが、敵との戦闘では流れている音楽のリズムに合わせて攻撃ボタンを入力すると連続攻撃が可能になります。敵ごとに曲やリズムが異なるため、ただ強いコマンドを選ぶだけでなく音楽を聞くことも重要です。音楽性の強い『MOTHER』シリーズらしい個性的なシステムです。
小さなドット絵で大きな感情を表現
映画のようなCG演出はありません。しかしキャラクターの小さな動き、沈黙、音楽、短い台詞を組み合わせることで、大きな悲しみや喜びを表現しています。かわいらしい世界観とシリアスな出来事の落差が強く、エンディングまで遊んだ後も長く印象に残る作品です。物語性を重視したGBA作品としては最高峰の一つといえます。
[game-rank-7]■ 8位 ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊』は2005年11月17日に発売されたダンジョンRPGです。開発はチュンソフト、発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂。当時の価格は4,800円(税込)でした。ニンテンドーDSの『青の救助隊』と同時期に登場し、ポケモンシリーズと『不思議のダンジョン』シリーズを融合させた新しい試みとして話題になりました。
主人公自身がポケモンになるという新鮮な設定
これまでの本編では人間のトレーナーとしてポケモンを捕まえ、育て、戦わせていました。しかし本作では主人公が突然ポケモンとなり、ポケモンだけが暮らす世界へ迷い込みます。言葉を話すポケモン同士が生活し、店を開き、救助隊として働く姿が描かれるため、本編では見られない「ポケモン社会」を直接体験できます。
毎回形が変わるダンジョン攻略
ダンジョンへ入るたびに地形やアイテム、敵の配置が変わります。プレイヤーが一歩動くと敵も一歩動くターン方式なので、見た目はアクションゲームのようでも、実際には将棋のように次の状況を考えながら行動します。食料、技の使用回数、アイテムなどを管理する必要もあり、奥へ進むほど緊張感が高まります。
パートナーとの友情が生み出す感動
主人公は最初に仲間となるパートナーポケモンと救助隊を結成します。小さな依頼をこなすところから始まり、やがて世界規模の異変や主人公自身の正体へ物語が発展します。冒険を通じてパートナーとの信頼関係が深まっていくため、終盤の展開では強い感情移入が生まれます。
ポケモンを「仲間」ではなく「住人」として描いた価値
本作の最大の魅力は、ポケモン一匹一匹を戦闘用キャラクターではなく、それぞれ意思を持つ世界の住人として描いたことです。ポケモン同士が会話し、助け合い、悩みを抱えることで、それまでとは違う方向からポケモンの魅力を見せました。その後長く続く『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズの原点としても重要です。
[game-rank-8]■ 9位 リズム天国
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『リズム天国』は2006年8月3日に任天堂から発売されたリズムゲームで、希望小売価格は3,619円(税別)でした。ゲームボーイアドバンス市場の末期に登場した完全新規作品でしたが、口コミによって徐々に知名度を伸ばし、その後ニンテンドーDS、Wii、ニンテンドー3DSへシリーズ展開される人気作となりました。
複雑な操作を排除して「音を感じる」ことへ集中
多くの音楽ゲームが画面上のマークを見てタイミングよくボタンを押す方式を採用する中、『リズム天国』は画面を見ること以上に「音楽を聞くこと」を重視しています。操作自体はAボタンや十字キーなど非常に単純ですが、音楽の拍子、間、裏拍を体で覚える必要があります。
一つ一つのゲームが短くて強烈
空手家が物を殴る、野菜を引き抜く、忍者が飛んでくる物を切るなど、各ステージは発想が非常に自由です。説明を長々と読む必要がなく、短い練習ですぐ本番へ入れます。一つのゲームが数分程度で終わるため、失敗しても「もう一回」と挑戦しやすく、携帯ゲーム機との相性は抜群でした。
奇妙な世界観と高品質な音楽
画面で起きていることは不思議で、時には意味不明に見えます。しかしゲームプレイと音楽のタイミングが完全に合った瞬間は非常に気持ちよく、見た目の面白さだけでなくゲームとしても本格的です。キャラクターの動きが音楽と細かく同期しているため、プレイヤー自身が音楽の中へ入った感覚を味わえます。
誰でも始められて上級者ほど深くなる
基本操作が簡単なのでゲーム初心者でも始められますが、高評価を取ろうとすると非常に繊細なリズム感が必要です。「簡単に始められるが、極めるのは難しい」というゲームデザインの理想的な形の一つです。GBA末期に登場した作品でありながら、新しいシリーズを生み出した功績を評価して第9位としました。
[game-rank-9]■ 10位 マリオカートアドバンス
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『マリオカートアドバンス』は2001年7月21日に任天堂から発売されたレースゲームです。開発はインテリジェントシステムズ、希望小売価格は4,800円(税別)。GBA発売から間もない時期に登場し、「携帯機で本格的なマリオカートが遊べる」という分かりやすい魅力によって人気を集めました。
小さな画面でも失われなかったマリオカートらしさ
ドリフトを使ってコーナーを抜け、アイテムを利用して相手を妨害し、一発逆転を狙うというシリーズの基本的な面白さはしっかり残されています。コースには急カーブ、ジャンプ台、障害物、ショートカットなどがあり、単純にアクセルを押し続けるだけでは勝てません。
豊富なコース数と隠し要素
新規コースだけでなく、スーパーファミコン版『スーパーマリオカート』のコースも収録されており、携帯ソフトとして非常に大きなボリュームを持っています。条件を満たすことで新しいコースを解放していく楽しさもあり、一人でも長く遊べました。
通信対戦がGBAの魅力を最大限に引き出した
ゲームボーイアドバンスを友達同士で持ち寄り、通信ケーブルを使って対戦する遊びは当時非常に盛り上がりました。一本のカートリッジを使った通信にも対応しており、人数分のソフトがなくても対戦を体験できる仕組みが用意されていました。
GBA初期を象徴する完成度の高い一本
ゲームボーイカラーまでの携帯機レースゲームとは一段違う速度感と画面表現を見せ、新ハードの性能を分かりやすく感じさせました。後の『マリオカート』シリーズと比較すればシンプルですが、タイムアタックやライン取りを研究する奥深さは現在でも通用します。
[game-rank-10]■ 11位 ファイアーエムブレム 烈火の剣
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ファイアーエムブレム 烈火の剣』は2003年4月25日に任天堂から発売され、開発はインテリジェントシステムズ、希望小売価格は4,800円(税別)でした。GBA版『ファイアーエムブレム』の第2作で、前作『封印の剣』より以前の時代を舞台としています。
シリーズ初心者でもルールを覚えやすい構成
序盤のリン編では、ユニットの移動、攻撃、武器の相性、仲間の救出など、ゲームに必要な基本を物語の進行と合わせて段階的に教えてくれます。それまでシリーズに「難しいシミュレーションRPG」という印象を持っていた人でも入りやすい設計です。
仲間を失う緊張感が生む戦略性
シリーズ伝統として、仲間が戦闘不能になると基本的にその後の戦いへ戻ってきません。そのため一人のユニットを無理に前へ出すことが大きなリスクになり、敵の攻撃範囲、地形、武器相性、回復手段などを慎重に確認する必要があります。一手一手の重みが非常に大きいゲームです。
リン・エリウッド・ヘクトル三人の主人公
複数の主人公が物語の中心となり、それぞれ異なる立場から戦乱へ関わっていきます。支援会話によって仲間同士の関係を深掘りできるため、戦闘で能力が高いかどうかだけでなく、人物としてお気に入りのキャラクターができやすい点もシリーズの魅力です。
戦略と物語を携帯機でじっくり楽しめる
アクションゲームのような素早い操作が不要で、一マップずつ時間をかけて考えられます。携帯機で少しずつ進める遊び方にも向いており、初心者向けの親切さとシリーズらしい奥深さを高い水準で両立しています。
[game-rank-11]■ 12位 ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』は2004年11月4日に任天堂から発売されたアクションアドベンチャーです。カプコンやフラグシップが開発に携わり、希望小売価格は4,571円(税別)でした。2Dゼルダの伝統を守りながら「体を小さくする」という新しい発想を中心に作られています。
小さくなることで世界そのものの見え方が変化
リンクはエゼロの力によって小人サイズへ変身できます。通常サイズではただの水たまりだった場所が、小人になると巨大な湖になり、小さな穴が大きな洞窟の入口になります。同じマップを二種類の縮尺で使うことで、限られた画面の中に広い探索感を作り出しています。
GBA屈指の美しいドットグラフィック
キャラクターの表情や動き、草木、水面、町並み、ダンジョンなどが細かく描き込まれています。ゲームボーイアドバンス末期の作品らしく、ドット絵表現が非常に成熟しており、現在見ても古さを感じにくい作品です。
カケラあわせによって町の住人と探索がつながる
各地で手に入る「しあわせのカケラ」を住民と組み合わせると、どこかに新しい宝箱や道が出現することがあります。この仕組みによって町の人へ積極的に話しかける理由が生まれ、冒険世界全体が一つにつながります。
2Dゼルダの魅力をコンパクトに凝縮
剣で敵と戦い、新しいアイテムを入手し、それを使って仕掛けを解き、ダンジョンの最深部へ進むというシリーズの魅力が非常に分かりやすくまとまっています。大規模な3Dゼルダとは違う、テンポのよい冒険を携帯機で楽しめる名作です。
[game-rank-12]■ 13位 マリオ&ルイージRPG
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『マリオ&ルイージRPG』は2003年11月21日に任天堂から発売され、開発はアルファドリームが担当しました。希望小売価格は4,800円(税別)です。マリオとルイージの兄弟を同時に操作する独特のゲームシステムを採用し、後にシリーズ化される「マリオ&ルイージRPG」の原点となりました。
AボタンとBボタンで兄弟を個別操作
基本的にAボタンがマリオ、Bボタンがルイージに割り当てられています。ジャンプするときも攻撃するときも二人を別々に操作する必要があり、単独主人公のRPGとは違う感覚があります。フィールドでは兄弟の連携技を使って高い場所へ移動したり、狭い場所へ入ったりすることもできます。
コマンドRPGなのにプレイヤーの腕が重要
攻撃時にタイミングよくボタンを押すことでダメージを増やせるほか、敵の攻撃もジャンプやハンマーを使って回避できます。そのためレベルを上げれば自動的に勝てるゲームではなく、プレイヤー自身が敵の動きを覚えることも重要になります。
マリオ世界を大胆に使ったコメディ
舞台の中心はキノコ王国ではなくマメーリア王国で、シリーズの定番キャラクター以外にも多数の新キャラクターが登場します。クッパも単純な悪役として扱われず、物語の中で予想外の立場になっていきます。台詞や演出には笑える場面が多く、長編RPGでありながら軽快な雰囲気を保っています。
RPG・アクション・パズルを融合した完成度
装備を集め、能力を成長させるRPGの楽しさだけでなく、タイミング入力による戦闘、兄弟を使ったフィールドパズルまで一体化しています。マリオらしい操作感を失わずに本格RPGとして成立させたことが最大の魅力です。
[game-rank-13]■ 14位 メトロイド フュージョン
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『メトロイド フュージョン』は日本では2003年2月14日に任天堂から発売された探索型アクションゲームです。開発は任天堂、希望小売価格は4,800円(税別)。『スーパーメトロイド』から長い期間を経て登場した2Dメトロイドの続編で、サムスの物語を大きく進めた作品です。
SA-Xに追われる恐怖が生み出す新しいメトロイド
本作では、サムスの姿と能力をコピーした敵「SA-X」が登場します。序盤のサムスではまともに戦っても勝てないため、遭遇した場合は逃げたり隠れたりしなければなりません。探索アクションの中へサバイバルホラーに近い緊張感を取り入れたことで、シリーズの中でも独特の雰囲気を持っています。
新能力を得るたびに行ける場所が増える喜び
最初は多くの能力を失っているサムスですが、ゲームを進めることでミサイル、ボム、ジャンプ能力などを少しずつ取り戻します。以前は通れなかった壁を壊せるようになり、遠くの足場へ届くようになるため、能力獲得そのものが探索範囲の拡大へ直結します。
ストーリー性を強化した構成
ナビゲーションAIとの会話によって目的地が示されることが多く、従来のメトロイドより物語を追いやすくなっています。その一方で隠されたアイテムや秘密ルートは大量に存在するため、探索好きのプレイヤー向け要素も失われていません。
何度も遊ぶほど面白くなるスピード攻略
一度クリアしてマップ構造を覚えると、より効率的なルートを探したり、アイテム回収率を上げたり、短時間クリアへ挑戦したりできます。初心者向けの分かりやすさと上級者向けのやり込みを両立した、GBA屈指の2Dアクション作品です。
[game-rank-14]■ 15位 キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』は2003年5月8日にコナミから発売された探索型アクションRPGです。舞台は2035年というシリーズとしては珍しい未来で、主人公・来須蒼真がドラキュラ城を探索します。GBAで発売された『キャッスルヴァニア』作品の中でも特に完成度が高いと評価されています。
敵の能力を奪うタクティカルソウル
倒した敵から一定確率で「魂」を入手でき、その魂を装備することで敵の能力を使えるようになります。火を飛ばす、武器を投げる、移動能力を変える、能力値を上げるなど種類は非常に多く、敵を倒すこと自体が収集ゲームへ変化しています。
巨大な城を探索する中毒性
城の中は複数のエリアが複雑につながっており、新しい能力を獲得すると過去に通れなかった場所へ進めるようになります。「以前見つけた高い足場へ今なら行けるかもしれない」という気付きが次の探索へつながり、マップを埋める行為そのものが面白さになります。
武器と魂を組み合わせる自由な戦闘
剣、大剣、槍など多数の武器が用意され、さらにソウル能力を組み合わせることで戦い方を大きく変えられます。接近戦中心で進むことも、飛び道具を多用することもでき、プレイヤーごとの攻略スタイルが生まれます。
探索型2Dアクションの完成形に近い一本
操作性、ドット絵、音楽、育成、収集、隠し要素のバランスが非常によく、短時間プレイにも長時間のやり込みにも対応しています。いわゆる「メトロイドヴァニア」を代表する作品の一つとして、現在でも高い人気を維持しています。
[game-rank-15]■ 16位 黄金の太陽 開かれし封印
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『黄金の太陽 開かれし封印』は2001年8月1日に任天堂から発売されたRPGです。開発はキャメロット、希望小売価格は4,800円(税別)。GBA発売初期に登場した完全新作RPGであり、携帯ゲーム機でも壮大な王道ファンタジーRPGを作れることを証明した作品として高く評価されました。
エナジーを使った戦闘と謎解き
本作の魔法にあたる「エナジー」は、敵への攻撃だけでなくフィールドの仕掛けを解くためにも利用します。岩を動かす、植物を成長させる、物体を凍らせるなど、戦闘能力とパズル攻略能力が一つのシステムにまとめられています。
ジンによって変化するキャラクター育成
各地に存在する精霊「ジン」を仲間へ装備すると、能力値や使用可能なエナジー、クラスが変化します。戦闘中にジンを解放すると特殊な効果が発生し、待機状態のジンを使って巨大な召喚攻撃を行うこともできます。育成、収集、戦略が一つのシステムにまとまっている点が秀逸です。
GBA初期とは思えない派手な演出
召喚攻撃では画面全体を使った派手な演出が入り、当時の携帯ゲームとして非常に豪華な印象を与えました。重厚な音楽も世界観を盛り上げ、据置型RPGに近い冒険感を味わえます。
王道RPGを携帯機で楽しめる喜び
町を訪れ、仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、世界の危機へ立ち向かうという王道の構成ながら、エナジーとジンという独自要素によって他作品との差別化に成功しています。続編『失われし時代』へ物語がつながることもあり、シリーズを通して遊ぶとさらに壮大な物語を体験できます。
[game-rank-16]■ 17位 ファイナルファンタジータクティクス アドバンス
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』は2003年2月14日にスクウェアから発売されたシミュレーションRPGです。希望小売価格は5,800円(税別)。PlayStation版『ファイナルファンタジータクティクス』の名前を受け継ぎながら、世界観、人物、ルールを大きく変更し、携帯機向けに新しい作品として作られています。
豊富なジョブを育てる楽しさ
戦士、魔法使い、弓使いなど多数のジョブが存在し、装備品からアビリティを習得していきます。一つの職業だけを育てるのではなく、複数のジョブを経験して能力を組み合わせることで、それぞれ異なるユニットを作れます。
種族によってジョブが変化
人間、モーグリ、ヴィエラ、バンガ、ン・モゥなど複数の種族が存在し、それぞれ選択できるジョブが異なります。そのため単純に強い職業だけを集めることができず、種族ごとの長所を生かしたパーティー構成が重要です。
戦場のルールを変える「ロウ」
戦闘ごとに禁止行動を設定するロウという仕組みがあります。特定の武器や魔法を禁止される場合があり、いつも同じ戦術だけでは攻略できません。時には面倒にも感じますが、その制約が新しい戦い方を考えるきっかけになります。
圧倒的なボリュームと携帯機との相性
クエスト、ジョブ、装備品、仲間育成など遊びの量が非常に多く、数十時間以上楽しめます。一戦ずつ少しずつ進められるため、長時間型シミュレーションRPGでありながら携帯ゲーム機との相性は良好でした。
[game-rank-17]■ 18位 ロックマン ゼロ
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ロックマン ゼロ』は2002年4月26日にカプコンから発売された横スクロールアクションゲームです。開発はインティ・クリエイツ。『ロックマンX』シリーズで人気の高かったゼロを主人公に据え、新たな世界観とシステムを構築しました。
接近戦を中心とした高速アクション
ゼロはバスターだけでなくゼットセイバーを使って戦うため、敵へ近づき一気に斬り込む爽快感があります。ダッシュ、ジャンプ、壁蹴りを組み合わせれば高速でステージを進むことができ、上達するほど動きが滑らかになります。
難しいからこそ上達を実感できる
敵の攻撃は激しく、ボスも簡単には倒せません。しかし攻撃パターンを覚え、動きを練習すれば少しずつ被弾を減らせます。キャラクターの能力以上にプレイヤー自身が上達するタイプのゲームで、難所を突破したときの達成感が大きな魅力です。
シリアスな物語とゼロの存在感
人間とレプリロイドの関係が厳しい時代を舞台に、反乱者として戦うレジスタンスとゼロの物語が描かれます。『ロックマンX』時代とは大きく変化した世界が提示され、シリーズ経験者に強い衝撃を与えました。
後のシリーズへつながる基礎を確立
第1作には荒削りな部分もありますが、ゼロを操作する高速アクション、武器成長、サイバーエルフなど独自の仕組みを確立しました。その後『ゼロ2』『ゼロ3』『ゼロ4』へ続き、GBAを代表するアクションシリーズへ成長しています。
[game-rank-18]■ 19位 星のカービィ 鏡の大迷宮
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『星のカービィ 鏡の大迷宮』は2004年4月15日に任天堂から発売された探索型アクションゲームです。フラグシップ、ディンプス、HAL研究所などが開発に携わり、希望小売価格は4,571円(税別)でした。従来のステージ選択型カービィとは大きく異なり、巨大な迷宮を自由に探索する形式を採用しています。
一本道ではない自由な探索
広大な鏡の世界には複数のエリアが存在し、それぞれがさまざまな通路でつながっています。決まった順番でステージをクリアするのではなく、自分で道を探しながら鏡のかけらを集めます。迷路を探索する楽しさが強く、同じカービィでも従来作品とはかなり違う感覚があります。
コピー能力が探索にも役立つ
コピー能力は敵を倒すだけでなく、特定のブロックを破壊したり遠くへ移動したりするためにも使います。そのため「この能力を持っていれば先へ行けるのではないか」と考えながら進む楽しさがあります。
複数のカービィで冒険するにぎやかさ
ゲーム中には複数のカービィが存在し、携帯電話を使って仲間を呼ぶことができます。通信プレイでは実際のプレイヤー同士で同じ世界を探索でき、離れた場所を別々に進むこともできます。
シリーズの中でも独自性が高い一本
かわいらしいキャラクター、コピー能力、遊びやすい操作はそのままに、メトロイド型の自由探索を大胆に取り入れています。この独特の構成によって、現在でも「もう一度同じ形式のカービィを遊びたい」と語られることが多い作品です。
[game-rank-19]■ 20位 MOTHER1+2
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『MOTHER1+2』は2003年6月20日に任天堂から発売されたRPGです。希望小売価格は4,800円(税別)。ファミリーコンピュータの『MOTHER』とスーパーファミコンの『MOTHER2 ギーグの逆襲』という二つの作品を一本へ収録しています。
二つの名作RPGを携帯機で遊べる価値
それまで別々の据置ゲーム機が必要だった二作品を、ゲームボーイアドバンス一台で遊べるようになったことが最大の魅力です。『MOTHER3』発売前にシリーズの歴史を振り返る作品としても重要でした。
普通の町を舞台にした独特のRPG
剣と魔法の世界ではなく、住宅街、デパート、道路、レストラン、病院など日常的な場所が冒険の舞台になります。武器としてバットやフライパンが登場するなど、一般的なファンタジーRPGとは大きく異なる世界観です。
住人との会話まで面白い文章
町の人へ話しかけると、攻略情報だけでなく妙な冗談や哲学的な言葉を返されることがあります。一見すると無意味な会話が世界観を作り、笑い、寂しさ、不安などさまざまな感情を生み出します。
シリーズの進化を一度に体験
初代『MOTHER』から『MOTHER2』を続けて遊ぶことで、システム、物語、グラフィック、音楽がどのように発展したのかを直接比較できます。二作品分の物量とシリーズの資料的価値を兼ね備えた非常にお得なソフトでした。
[game-rank-20]■ 21位 スーパーマリオアドバンス3
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『スーパーマリオアドバンス3』は2002年9月20日に任天堂から発売された横スクロールアクションです。スーパーファミコンの『ヨッシーアイランド』を基礎として、GBA向けの追加要素を導入しています。希望小売価格は4,800円(税別)でした。
タマゴ投げを中心とした独自アクション
ヨッシーは敵を食べてタマゴへ変化させ、そのタマゴを好きな方向へ投げることができます。壁へ反射させたり遠くのスイッチを押したりする場面もあり、単純なジャンプアクションとは違うパズル性があります。
絵本のようなグラフィック
背景やキャラクターはクレヨン、色鉛筆、水彩画のようなタッチで描かれています。写実的な美しさを追求するのではなく、手描き風のデザインそのものを個性にしたことで、現在見ても魅力が失われにくい作品です。
普通にクリアする場合と100点を目指す場合の差
ステージを最後まで進むだけなら比較的遊びやすいものの、赤コイン、スペシャルフラワー、スターをすべて集め100点を取ろうとすると一気に難しくなります。初心者と上級者が同じステージを異なる目標で楽しめる優れた設計です。
追加ステージによって原作経験者にも価値
ただの移植ではなく追加コースが収録されているため、スーパーファミコン版を遊び尽くした人にも新鮮な挑戦があります。携帯機で名作『ヨッシーアイランド』を遊べるというだけでも大きな価値を持っていました。
[game-rank-21]■ 22位 ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝』は2001年8月21日に任天堂から発売された2Dアクションゲームです。海外では『Wario Land 4』として知られ、GBA初期を代表する高品質なアクション作品となりました。
行きと帰りで意味が変わるステージ
ステージ奥にあるスイッチを押すと制限時間が始まり、入口まで急いで戻らなければなりません。行きは宝物や道を探しながら慎重に進み、帰りは覚えたルートを高速で逆走する構成になります。一つのステージを二回違う感覚で遊べる仕組みです。
ダメージ状態を利用して進む面白さ
ワリオは敵の攻撃によって炎に包まれたり、つぶされたり、太ったりします。普通のアクションゲームなら不利な状態ですが、本作ではその変化を利用しなければ通れない場所があります。「攻撃を避けることが正解」とは限らない点が非常にユニークです。
探索とお宝集め
ステージ内には複数のお宝や隠し部屋が存在します。ゴールへ向かうだけなら見逃してしまう場所が多く、壁を壊したり能力状態を利用したりしながら探索する必要があります。
豪快なキャラクターと緻密なゲームデザイン
ワリオは豪快で乱暴なキャラクターですが、ステージそのものは非常に計算されています。力任せに進むアクションと、頭を使うパズル要素が融合した、他のマリオ系作品とは異なる魅力を持っています。
[game-rank-22]■ 23位 ボクらの太陽
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ボクらの太陽』は2003年7月17日にコナミから発売されたアクションRPGです。小島秀夫がプロデュースを手掛けた作品としても知られ、カートリッジ本体へ太陽光センサーを搭載するという非常に大胆な試みが行われました。
現実世界の太陽をゲームへ取り込む仕組み
カートリッジへ搭載されたセンサーが現実の太陽光を検知し、その強さがゲーム内のエネルギーへ反映されます。晴れた日に屋外へGBAを持ち出すことが攻略につながるため、テレビゲームでありながら現実の天候や時間と関係する作品になっています。
ステルス要素を取り入れた戦闘
敵へ真正面から攻撃するだけでなく、壁や物陰を使いながら進みます。太陽銃のエネルギーには限りがあるため、何も考えず撃ち続けるだけでは攻略できません。
ボスを太陽光で浄化する独自の演出
強敵を倒した後、その存在を完全に浄化するため実際の太陽光を利用する仕組みがあります。ゲーム内の物語とプレイヤーがいる現実世界が直接つながる感覚は、本作でしか味わえないものです。
不便さすら個性になった挑戦的作品
曇りの日や夜では遊びにくいという特殊な問題もありました。しかし、その制約を含めて「太陽を使うゲーム」という強烈な記憶を残しています。GBA特殊カートリッジ作品の代表例として、現在でも語られることの多い一本です。
[game-rank-23]■ 24位 ファイアーエムブレム 聖魔の光石
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』は2004年10月7日に任天堂から発売され、開発はインテリジェントシステムズが担当しました。希望小売価格は4,571円(税別)。日本で発売されたGBA版『ファイアーエムブレム』三作品の最後にあたります。
ワールドマップによって遊び方が自由になった
従来作品では基本的に章を順番に進めましたが、本作ではワールドマップを移動し、自由戦闘へ挑むことができます。そのため経験値を稼いで仲間を十分に育ててから本編へ進むこともでき、シリーズ初心者には遊びやすくなっています。
クラスチェンジの選択肢
キャラクターを上級職へ成長させる際、複数の候補から進路を選べるようになりました。同じ人物でもどのクラスへ進ませるかで能力や役割が変わり、周回プレイの楽しさも増しています。
エイリークとエフラムの二つの物語
物語中盤ではエイリークとエフラムのどちらを中心に進むか選択できます。それぞれ異なる地域へ進み、別の戦闘や出来事を経験するため、複数回遊ぶことで物語の全体像が見えてきます。
シリーズ入門作としても優秀
自由に経験値を稼げるため、仲間を失いたくない人でも比較的安心して遊べます。一方で高難度や育成を突き詰めれば十分な奥深さがあります。シリーズらしい戦略性を残しつつ、遊び方の自由度を高めた作品です。
[game-rank-24]■ 25位 メトロイド ゼロミッション
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『メトロイド ゼロミッション』は2004年5月27日に任天堂から発売された探索アクションです。初代『メトロイド』の物語を基礎としながら、グラフィック、操作、マップ、演出を大幅に作り直したリメイク作品です。
初代を現在の操作感で再構築
基本となる惑星ゼーベスでの冒険は初代を踏襲していますが、壁蹴りやぶら下がりなど後年のシリーズで発展した操作が導入されています。そのため歴史的な初代の内容を体験しながら、古いゲーム特有の操作しにくさを感じにくくなっています。
新能力を得るたびにマップの意味が変わる
ミサイルやボム、ジャンプ能力などを獲得すると、それまで通過できなかった場所へ進めます。一度訪れた場所へ戻り、新しい能力で秘密を発見することが探索型メトロイド最大の面白さです。
ゼロスーツサムスによる潜入パート
ゲーム後半には装備を失ったサムスを操作する場面があり、敵へ正面から戦いを挑めません。それまで強力な武器で進んできたプレイヤーが一転して敵から逃げる立場になるため、大きな緊張感があります。
リメイク作品として理想的な再構築
原作を忠実にそのまま再現するのではなく、初代が持っていた探索の魅力を現代的なゲームデザインで作り直しています。短時間クリアにも向いており、何度も繰り返し遊べる完成度を持っています。
[game-rank-25]■ 26位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』は2003年3月14日に任天堂から発売されました。スーパーファミコンの名作『神々のトライフォース』と、通信プレイを中心にした新作『4つの剣』を一本へ収録しています。
名作『神々のトライフォース』を携帯機で遊べる
表世界と闇の世界を行き来し、アイテムを集めながら多数のダンジョンを攻略する名作をGBAで楽しめます。据置機のテレビ画面から解放され、好きな場所で大規模なゼルダの冒険を進められることは大きな魅力でした。
4つの剣による協力と競争
『4つの剣』では複数のリンクをプレイヤーが操作します。仕掛けを解くためには協力が必要ですが、同時にルピーの獲得数などを競う場面もあります。味方でありライバルでもある絶妙な関係が、一般的な協力ゲームとは違う面白さを生み出しました。
一人用と多人数用を一本で楽しめる
じっくり一人で遊ぶ大冒険と、友達同士でにぎやかに遊ぶ短時間ゲームが同じカートリッジに収録されています。GBAの通信機能を生かしたゼルダとして非常に個性的です。
後のマルチプレイゼルダへつながる作品
『4つの剣』で試されたアイデアは、その後の『4つの剣+』などへ発展しました。過去の名作を保存するだけでなく、新しいゼルダの可能性を実験した作品でもあります。
[game-rank-26]■ 27位 キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』は2004年11月11日にスクウェア・エニックスから発売されたアクションRPGです。開発にはジュピターなどが携わり、PlayStation 2で展開していた『キングダム ハーツ』シリーズの物語をGBAへつないだ重要作です。
カードを使った独特のアクションバトル
攻撃、魔法、アイテムなどあらゆる行動がカードとして表現され、それぞれに数字が設定されています。敵が使用したカードより強い数字を出せば攻撃を打ち消せるため、単純にボタンを連打するだけでは勝てません。
デッキ構築とリアルタイム操作の融合
強いカードを集めるだけでなく、使いやすい順番でデッキへ配置することが重要です。戦闘中はソラを直接操作して敵の攻撃を避けながらカードも管理するため、カードゲームとアクションゲームの両方を同時に楽しめます。
「記憶」をテーマにした物語
舞台となる忘却の城では、主人公たちが進むほど記憶に異変が起こります。何を信じるべきなのか、思い出とは何なのかというテーマが描かれ、『キングダム ハーツII』へ直接つながる重要な出来事も登場します。
PS2作品をGBAへ落とし込んだ技術的挑戦
元々3Dアクションとして作られたシリーズを単純に縮小移植せず、カードシステムを使った新しいゲームへ再構築しました。携帯ゲーム機の性能と操作方法へ合わせて別の遊びへ変換した点が高く評価できます。
[game-rank-27]■ 28位 メイド イン ワリオ
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『メイド イン ワリオ』は2003年3月21日に任天堂から発売された瞬間アクションゲームです。200種類以上の短い「プチゲーム」を高速で連続プレイするという、それまでにないゲーム構造が大きな話題となりました。
数秒でルールを理解して即座に行動
一つ一つのプチゲームは非常に短く、「よけろ!」「押せ!」「飛べ!」など短い指示だけが表示されます。プレイヤーは数秒以内に画面の状況を理解し、正しい操作を行わなければなりません。
失敗してもテンポが止まらない
一つ失敗してもすぐ次のゲームへ移るため、長いロードややり直しがありません。成功と失敗が高速で切り替わり、「次は何が来るのだろう」という期待によって遊び続けたくなります。
何でもありの自由なビジュアル
ドット絵、手描きイラスト、実写風画像、昔の任天堂ゲームなど、統一感より面白さを優先した内容です。この雑多さがワリオらしい世界観と非常によく合っています。
短時間ゲーム時代を先取り
スマートフォン向けの短時間ゲームが一般化するより前に、「数秒でルールを理解し、すぐ遊び、何度も挑戦する」という構造を完成させました。後のシリーズだけでなく、ゲームデザイン全体へ与えた影響も大きい作品です。
[game-rank-28]■ 29位 くるくるくるりん
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『くるくるくるりん』はゲームボーイアドバンス本体と同日の2001年3月21日に任天堂から発売されたアクションゲームです。開発はエイティング、希望小売価格は4,800円(税別)。棒状のプロペラが常に回転し続けるという一つのルールからゲーム全体を作り上げています。
単純だからこそ難しい操作
プレイヤーが操作する「ヘリリン」は左右に長い棒を回転させながら進みます。棒の回転を止めることはできないため、壁へぶつからない角度になる瞬間を待ちながら移動する必要があります。
失敗の原因が分かりやすい
壁へぶつかったとき、「少し待てばよかった」「もう少し早く進めば通れた」と原因を理解しやすいため、すぐに再挑戦したくなります。理不尽な難しさではなく、自分の操作を改善することで上達できます。
タイムアタックでは別のゲームへ変化
慎重に進めば安全にクリアできますが、記録を狙うと狭い隙間へぎりぎりの角度で飛び込む必要があります。同じステージでも初心者と上級者では全く違う攻略になります。
有名キャラクターに頼らない純粋なゲーム性
マリオやポケモンのような人気キャラクターを使わず、「回転する棒をぶつけず運ぶ」というゲームルールだけで面白さを成立させています。GBA発売初期に新しいハードらしいアイデアを見せた隠れた名作です。
[game-rank-29]■ 30位 ゲームボーイウォーズアドバンス1+2
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ゲームボーイウォーズアドバンス1+2』は2004年11月25日に任天堂から発売された戦略シミュレーションゲームです。開発はインテリジェントシステムズ、希望小売価格は4,571円(税別)。海外で先に発売され高い評価を受けていた『Advance Wars』と続編を一本にまとめた作品です。
分かりやすいルールと深い戦術
歩兵、戦車、砲台、航空機、艦船などをマップ上で動かし、敵軍を倒したり拠点を占領したりします。それぞれの兵器には得意不得意があり、地形、防御力、移動範囲、燃料、弾薬、資金など多くの要素を考える必要があります。
ショーグン能力で戦況が変化
指揮官ごとに得意分野があり、戦車を強化する人物、遠距離攻撃が得意な人物、天候を利用する人物など特徴が大きく異なります。同じマップでも使用する指揮官によって戦術が変わります。
二作品分の圧倒的なボリューム
一本のソフトに二作品分が収録されているため、キャンペーンだけでもかなり長く遊べます。フリーマップや対戦まで含めればさらにボリュームが増え、価格以上の内容を持つタイトルでした。
派手さより「考える楽しさ」に特化した名作
アクションゲームのような反射神経は必要ありませんが、一手の判断ミスが数ターン後に大きな損害へつながります。敵の動きを予測し、資金を管理し、最小限の被害で勝利したときの達成感は非常に大きなものです。海外では特に知名度が高く、GBAの戦略ゲームを代表する一本としてベスト30最後の作品に選びました。
[game-rank-30]■ まとめ
ゲームボーイアドバンスは単なる「ゲームボーイの高性能版」ではなかった
ゲームボーイアドバンスのラインナップを振り返ると、このハードが過去の携帯ゲーム機を単純に高性能化しただけの存在ではなかったことが分かります。スーパーファミコン級の2D表現を持ち歩けるようになった一方で、ゲームボーイアドバンスという環境だからこそ成立した新しいゲームデザインも次々と登場しました。『ロックマンエグゼ』はネット社会とアクションカードバトルを融合し、『逆転裁判』は裁判そのものを娯楽へ変え、『メイド イン ワリオ』は数秒で終わる超短時間ゲームという考え方を広め、『ボクらの太陽』は現実世界の太陽光までゲームへ取り込みました。
特に強かったRPGというジャンル
今回のランキングを見ると、『ポケットモンスター エメラルド』『ルビー・サファイア』『ロックマンエグゼ3』『MOTHER3』『黄金の太陽』『マリオ&ルイージRPG』『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』などRPG系作品が多数上位へ入っています。携帯ゲーム機は短時間向けという印象もありますが、好きな場所で少しずつレベルを上げたり、アイテムを集めたり、育成を進めたりできるため、実際には長時間RPGとも非常に相性がよいハードでした。
2Dゲーム文化を次の時代へつないだ役割
2001年以降の据置ゲーム機では3Dゲームが主流となり、PlayStation 2、ゲームキューブ、Xboxなどでは立体的な表現が進化していました。その一方、GBAではドット絵を中心とした2Dゲームが大量に発売されました。『メトロイド フュージョン』『メトロイド ゼロミッション』『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』『ロックマン ゼロ』『ワリオランドアドバンス』などを見ると、2Dゲームが決して過去の形式ではなく、まだ大きな進化の余地を持っていたことが分かります。
過去の名作を新しい世代へ届けたハード
『スーパーマリオアドバンス3』『MOTHER1+2』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』など、過去の名作をGBA向けに移植・リメイクした作品も充実していました。単純移植だけでなく、新規ステージ、通信要素、現代的な操作、追加ストーリーを加える作品が多く、昔のゲームを新しい世代へ伝える役割も果たしています。
第1位を『ポケットモンスター エメラルド』とした総合的な理由
今回の30作品には、ゲームシステムだけを見れば1位になっても不思議ではないタイトルが多数存在します。しかし『ポケットモンスター エメラルド』は、発売当時の知名度、ユーザー人口、育成、収集、交換、通信対戦、ストーリー、クリア後のバトルフロンティアまで非常に幅広い楽しみを持っています。一本のゲームを数十時間遊ぶ人もいれば数百時間育成を続ける人もおり、プレイヤーによって遊び方そのものが変わります。また現在でもホウエン地方やバトルフロンティアを懐かしむ声が多く、単なる販売本数以上に強い記憶を残した作品です。その総合力を評価し、本ランキングでは第1位としました。
30位までに入りきらなかった名作も非常に多い
ゲームボーイアドバンスには今回紹介した30作品以外にも、『ファイアーエムブレム 封印の剣』『ロックマンエグゼ2』『ロックマンエグゼ6』『黄金の太陽 失われし時代』『ロックマン ゼロ3』『伝説のスタフィー』『スライムもりもりドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団』『タクティクスオウガ外伝』『まわるメイド イン ワリオ』『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』『F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE』『マリオvs.ドンキーコング』『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』『パワプロクンポケット』シリーズなど、別の評価方法なら十分ベスト30へ入る作品が存在します。これはランキングから漏れた作品の評価が低いという意味ではなく、それだけGBAのソフトラインナップが充実していた証拠です。
現在遊んでも面白さが失われにくい理由
GBA作品の多くは写実的な映像表現ではなく、ドット絵、操作性、ゲームルール、音楽、ステージ構成といった部分に魅力があります。そのため現代の高精細3Dゲームと単純に比較する必要がなく、「ゲームそのものの面白さ」で評価しやすい作品が多く残っています。短い時間で遊べるステージ、何度も挑戦できるボス、少しずつ育てられるRPG、収集したくなるアイテムなど、現在のインディーゲームやスマートフォンゲームにも通じる考え方が数多く見られます。
ゲームボーイアドバンスという時代を振り返って
ゲームボーイアドバンスは、古き良き2Dゲームの魅力と2000年代前半の新しいゲームデザインが交差した非常に興味深いハードでした。ポケモン、マリオ、ゼルダ、カービィ、ファイアーエムブレムといった任天堂の大型シリーズが安定した人気を支える一方で、ロックマンエグゼ、逆転裁判、黄金の太陽、リズム天国、メイド イン ワリオ、ボクらの太陽など、その時代だからこそ生まれた新しい作品も強い存在感を放っていました。大作と実験作、RPGと短時間ゲーム、一人用と通信対戦、完全新作と名作リメイクが同じハード上で共存していたことこそ、ゲームボーイアドバンス最大の魅力です。発売から長い年月が経った現在でも多くの作品が語り継がれている事実は、このハードが単なる携帯ゲーム機の一世代ではなく、日本のゲーム史において非常に重要な時代を作った存在であったことを示しています。
[game-11]





























