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あなたの思い出のゲームを振り返りませんか?
【ゲーム名】:ニンテンドー3DS
【メーカー】:任天堂
【発売日】:2011年2月26日
【発売時の価格】:25,000円
【ゲームのタイトル数】:約667タイトル
【国内累計販売台数】:約2,459万台(3DSシリーズ合計)
【最も売れたゲーム】:ポケットモンスター X・Y
- ■ 1位 マリオカート7
- ■ 2位 ポケットモンスター X・Y
- ■ 3位 とびだせ どうぶつの森
- ■ 4位 スーパーマリオ 3Dランド
- ■ 5位 ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア
- ■ 6位 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
- ■ 7位 ポケットモンスター サン・ムーン
- ■ 8位 モンスターハンター4G
- ■ 9位 ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
- ■ 10位 ファイアーエムブレム 覚醒
- ■ 11位 New スーパーマリオブラザーズ 2
- ■ 12位 モンスターハンター4
- ■ 13位 妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打
- ■ 14位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
- ■ 15位 トモダチコレクション 新生活
- ■ 16位 星のカービィ ロボボプラネット
- ■ 17位 新・光神話 パルテナの鏡
- ■ 18位 ルイージマンション2
- ■ 19位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- ■ 20位 ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン
- ■ 21位 モンスターハンター3(トライ)G
- ■ 22位 モンスターハンターXX
- ■ 23位 ファイアーエムブレムif
- ■ 24位 ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー
- ■ 25位 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D
- ■ 26位 リズム天国 ザ・ベスト+
- ■ 27位 ファンタジーライフ
- ■ 28位 ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
- ■ 29位 バイオハザード リベレーションズ
- ■ 30位 真・女神転生IV
- ■ まとめ
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■ 1位 マリオカート7
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『マリオカート7』は2011年12月1日に発売されたニンテンドー3DS専用レースゲームです。発売会社は任天堂、開発は任天堂を中心にRetro Studiosも協力して制作されました。発売当時のメーカー希望小売価格は4,800円でした。ニンテンドー3DSが発売された2011年の年末商戦を代表する一本であり、『スーパーマリオ 3Dランド』と並んで3DS本体の普及を強力に後押しした作品です。『マリオカート』シリーズの基本である、マリオたちを操作してアイテムを使いながら順位を競う分かりやすいゲーム性を維持しつつ、空中をグライダーで飛ぶ、水中を走行する、マシンパーツを組み替えるといった新しいシステムを導入しました。
爆発的な人気を獲得した詳しい理由
本作が長期間にわたって3DSを代表するゲームとなった理由は、誰にでも遊べる分かりやすさと、上級者が何百時間でも追求できる奥深さが高い水準で共存している点にあります。アクセルを押してハンドルを切り、アイテムを使うだけでもレースへ参加できるため、小さな子どもやゲーム初心者でもすぐに楽しめます。一方、ミニターボを最大限に利用するドリフト操作、コースごとの最短ライン、ジャンプアクション、アイテムを使用するタイミングなどを研究すれば、同じコースでも走り方は大きく変化します。特にオンライン対戦では、ただ速く走るだけでなく相手のアイテム状況を読み、あえて順位を調整する戦術も必要になり、シンプルな見た目以上に奥深い駆け引きが発生しました。
ゲームの魅力と3DSならではの遊び
『マリオカート7』で特に印象的だったのが空中と水中を加えた立体的なコース設計です。それまでのシリーズでもジャンプや高低差はありましたが、本作では大ジャンプ後にグライダーが開き、空中で進行方向を調整できるようになりました。また水中へ飛び込むとマシン後部にスクリューが現れ、水中専用の挙動へ変化します。一つのレース中に地上、水中、空中を連続して走ることで、コースそのものが従来よりダイナミックになりました。さらにフレーム、タイヤ、グライダーを自由に組み合わせるカスタマイズシステムによって、最高速重視、加速重視、操作性重視など、自分のプレイスタイルに合ったマシンを作れることも大きな魅力です。
他のレースゲームにはない良いところ
本作の最大の強さは、勝っている人だけが楽しいゲームにならないことです。後方のプレイヤーほど強力なアイテムを入手しやすい仕組みがあるため、最後まで逆転の可能性が残されます。実力差がある友人同士でも一緒に楽しみやすく、家族、友達、オンライン上の知らない相手まで幅広く盛り上がることができました。ミュージックパーク、ネオクッパシティ、ウーフーアイランド、レインボーロードなど新コースも個性が強く、過去作品から復活したクラシックコースとのバランスも良好です。一戦数分で終了するため短時間でも満足できる一方、グランプリ制覇、タイムアタック、パーツ収集、オンライン対戦を始めると際限なく遊び続けられます。「一本だけ3DSソフトを選ぶなら」という話題でも候補になりやすい普遍的な遊びやすさを備えており、総合的な完成度から第1位としました。
[game-rank-1]■ 2位 ポケットモンスター X・Y
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』は2013年10月12日に発売されました。発売元は株式会社ポケモン、販売は任天堂、開発はゲームフリークです。当時の希望小売価格は各4,571円(税別)。シリーズ本編として初めてニンテンドー3DSへ移行した完全新作であり、携帯機ポケモンの歴史において大きな転換点になった作品です。ゲームボーイ時代から長くドット絵を中心に表現されてきたポケモンたちが、本作から本格的な3Dモデルへ変更され、バトル中に立体的に動くようになりました。世界同時発売が行われたことも当時として大きな出来事であり、新ポケモンやストーリーを日本と海外のプレイヤーがほぼ同時に体験する時代が始まっています。
人気の理由と「メガシンカ」の衝撃
『X・Y』を象徴する最大の新要素は「メガシンカ」です。リザードン、フシギバナ、カメックス、ルカリオ、ミュウツーなど一部のポケモンが戦闘中のみ特別な姿へ変化し、能力や特性まで大きく変わるシステムは強烈なインパクトを与えました。単純に進化段階を一つ増やしたのではなく、一回の戦闘につき基本的に一匹しかメガシンカできないため、どのポケモンを切り札にするかという戦術が生まれています。また新タイプとしてフェアリータイプが追加され、ドラゴンタイプ中心だった対戦環境が大きく変化しました。既存ポケモンのタイプまで見直されたことで、過去作品を知っている人にも新しい発見がありました。
カロス地方を旅する楽しさ
舞台となるカロス地方はヨーロッパ、とりわけフランスを思わせる景観が特徴です。中央に巨大都市ミアレシティが存在し、カフェ、ブティック、施設などが集まる都会的な雰囲気は、それ以前のポケモン地方とは大きく異なりました。主人公の髪型や服装を変更できる着せ替えも導入され、「自分自身がポケモントレーナーになって旅をしている」という感覚が強まっています。ポケパルレではお気に入りのポケモンを撫でたり、お菓子を与えたりして交流でき、バトル能力だけではない愛着を育てられました。3D化によってピカチュウやイーブイなどの表情が以前より豊かになったことも、この交流要素との相性を高めています。
他のポケモン作品にはない歴史的な価値
現在の視点から見ると『X・Y』には後の作品ほど遊びやすくない部分もあります。しかし本作がシリーズにもたらした変化は非常に大きく、3Dモデル、フェアリータイプ、メガシンカ、主人公の着せ替え、世界同時発売など、その後のポケモン作品へ受け継がれた要素が数多くあります。またオンライン機能をまとめたPSSは使いやすく、交換や対戦をいつでも始められる環境を実現しました。ミラクル交換で見知らぬ相手とランダムにポケモンを交換する遊びも非常に人気があり、何が送られてくるか分からない楽しさがありました。シリーズが「世界規模で同時に盛り上がるゲーム」へ本格的に進化した記念碑的作品として、3DSランキングでも最上位に位置する一本です。
[game-rank-2]■ 3位 とびだせ どうぶつの森
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
『とびだせ どうぶつの森』は2012年11月8日に発売されました。発売・開発は任天堂、発売当時の希望小売価格は4,800円。ニンテンドー3DSで発売された『どうぶつの森』シリーズ作品であり、日本国内では社会現象と言ってよいほどの大ヒットを記録しました。従来作品ではプレイヤーは一人の住民として村へ引っ越してきましたが、本作では成り行きから村長に就任します。これにより、自宅を発展させたり住民と交流したりする従来の遊びに加え、村そのものを自分好みに整備する楽しみが大きく加わりました。
村長になれることが生んだ圧倒的な自由度
村長となったプレイヤーは「公共事業」によって橋、ベンチ、噴水、街灯、時計、遊具などを村へ設置できます。さらに条例を制定し、店の営業時間を遅くしたり、村を美しく保ちやすくしたりと、自分の生活時間や遊び方に合わせて村を調整できます。この仕組みによって同じソフトを買ったプレイヤーでも完成する村は大きく異なりました。自然を残した素朴な村、都会的な村、花を大量に植えた村、マイデザインで道路を整備した村など、プレイヤーの個性そのものが景観として現れます。
毎日少しずつ遊ぶ楽しさ
『どうぶつの森』最大の特徴は、一般的なゲームのような明確な「クリア」を必要としないことです。魚釣り、虫捕り、化石掘り、家具集め、服の購入、住民との会話、家の増築など、その日の気分で自由に行動できます。ゲーム内時計は現実と連動し、朝には朝の景色、夜には夜の雰囲気があり、季節によって捕れる魚や虫、行事まで変化します。夏祭り、ハロウィン、クリスマス、年越しなど、一年間を通して遊ぶことで村に思い出が蓄積されていきます。久しぶりに起動すると住民から「久しぶり」と言われるため、本当にもう一つの故郷へ帰ってきたような感覚を持てるところも独特です。
3DSだからこそ完成したコミュニケーション
すれちがい通信との相性も抜群でした。外へ3DSを持ち歩くだけで他プレイヤーの家が住宅展示場へ登録され、自分にはない家具の配置や部屋作りを眺めることができます。夢見の館を利用すれば他人の村を自由に見学でき、インターネット上では美しく作り込まれた村やユニークなマイデザインが大きな話題になりました。2016年には無料大型アップデート『amiibo+』も配信され、長期間にわたって遊べる内容へ成長しています。攻略するのではなく「暮らす」ことそのものをゲームにした作品として完成度が非常に高く、3DS世代を代表する生活ゲームとして第3位としました。
[game-rank-3]■ 4位 スーパーマリオ 3Dランド
発売日・基本情報
2011年11月3日発売。発売は任天堂、開発も任天堂を中心に行われ、当時の価格は4,800円。3DS発売初年度を代表するキラータイトルであり、裸眼立体視という新機能を「ゲームとしてどう利用すれば面白くなるか」を非常に分かりやすく示した作品です。『スーパーマリオ64』以降の自由な3Dアクションと、『スーパーマリオブラザーズ』系統のゴールを目指す分かりやすいコース制を融合しています。
初心者でも遊べる絶妙な設計
3Dマリオは奥行きの把握やカメラ操作が苦手なプレイヤーには難しく感じられることがあります。本作ではカメラを基本的にゲーム側で調整し、一つのコースを短くすることで、その難しさを大幅に軽減しています。コースの目的は旗のあるゴールへ到達することなので迷いにくく、ジャンプ、ダッシュ、しゃがみといった基本操作さえ覚えれば楽しめます。一方、スターコインをすべて集めたり、後半のスペシャルワールドを攻略したりしようとすると難度は大きく上昇し、マリオシリーズに慣れた人も十分に楽しめます。
タヌキマリオと立体視の相性
『スーパーマリオブラザーズ3』で人気を集めたタヌキマリオが復活したことも話題となりました。尻尾を振って敵を攻撃できるほか、ジャンプ後にゆっくり落下できるため、3D空間で足場を狙う難しさを自然に補助してくれます。裸眼立体視も単なる映像演出ではなく、上下や奥行きの距離を判断する補助として利用されています。上から見ると足場の高さが分かりにくい部屋でも3D表示を使うと位置関係が理解しやすくなるなど、ハード機能とステージ設計がきれいに結び付いていました。
携帯機用3Dアクションとしての完成度
一つ一つのコースは長すぎず、数分の空き時間でも遊べます。しかし仕掛けのアイデアは非常に豊富で、巨大なブロック、回転床、空中船、城、幽霊屋敷など、次のステージへ進むたびに新しい遊びが登場します。「短いから内容が薄い」のではなく、余分な部分を削り、面白いところだけを凝縮した設計です。3DSという携帯機で3Dマリオを成立させるための工夫が随所に見られ、発売から年月が経っても遊びやすさが失われていません。3DSの裸眼立体視を最も分かりやすく体験できる代表作として、現在でも価値の高い一本です。
[game-rank-4]■ 5位 ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア
発売日・基本情報
『ポケットモンスター オメガルビー』『ポケットモンスター アルファサファイア』は2014年11月21日に発売。発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂、開発はゲームフリークで、希望小売価格は各4,571円(税別)でした。2002年にゲームボーイアドバンスで発売された『ルビー・サファイア』を基礎とするリメイクですが、グラフィックを新しくしただけではなく、『X・Y』で確立された3D表現と新システムを利用してホウエン地方全体を再構築しています。
原作の思い出と新しい遊びの融合
原作を遊んだプレイヤーにとって、ミシロタウン、カイナシティ、ヒワマキシティなど懐かしい場所を立体的なグラフィックで歩けることは大きな魅力でした。同時に初めて遊ぶ人にも古さを感じさせにくいよう、操作、通信、育成などが現代的に整理されています。秘密基地やポケモンコンテストといった原作の人気要素も復活し、単に殿堂入りを目指すだけではない遊びが大量に用意されています。
ゲンシカイキと大空を飛ぶ爽快感
グラードンとカイオーには「ゲンシカイキ」という特別な変化が用意され、伝説ポケモン同士の対立が原作以上の迫力で描かれました。またメガラティオス、メガラティアスに乗ってホウエン地方上空を自由に飛び回れる「大空を飛ぶ」は、本作でも特に印象的な要素です。空から町や地形を眺めながら自由に移動し、条件を満たすと現れる「マボロシの場所」へ降りることもできます。通常の「そらをとぶ」とは違い、自分で空を移動するため、冒険世界を自分自身で飛び回っている感覚が強く感じられました。
長期間遊べるポケモンとしての完成度
本編クリア後にはレックウザやデオキシスを中心とした「エピソード デルタ」が用意され、原作にはなかった物語が追加されています。さらに過去シリーズの伝説ポケモンを多数捕獲できるため、図鑑集めを重視する人にも魅力的でした。育成環境も『X・Y』世代の使いやすさを継承しており、対戦用ポケモンを育てる楽しみもあります。単なる懐古向け作品ではなく、リメイクと完全新作の中間のような豪華さを持ち、現在でも「ポケモンのリメイクで特に好き」という声が多い作品です。
[game-rank-5]■ 6位 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
発売日・基本情報
2014年9月13日発売。発売は任天堂、開発にはバンダイナムコスタジオなどが参加し、シリーズディレクターの桜井政博氏が率いるソラが制作の中心を担いました。発売時の希望小売価格は5,200円(税別)。据置型ゲーム機を中心に展開していた『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズが、初めて携帯機で本格的に遊べるようになった作品です。
「スマブラを持ち歩ける」こと自体が最大の衝撃
マリオ、リンク、カービィ、ピカチュウ、ドンキーコングなど任天堂を代表するキャラクターが一堂に集まり戦う『スマブラ』を、携帯ゲーム機で遊べるというだけでも発売当時は大きなインパクトがありました。学校や友人宅へ3DSを持っていけばすぐに対戦でき、据置機のようにテレビやコントローラーを準備する必要がありません。さらにロックマン、パックマン、ソニックなど他社の人気キャラクターも参戦し、ゲーム会社の枠を越えたお祭り作品として規模が大きくなりました。
3DS版独自のフィールドスマッシュ
本作には「フィールドスマッシュ」という3DS版専用モードが用意されています。広いマップを探索し、敵を倒して能力強化アイテムを集め、制限時間終了後に強化されたキャラクター同士で最終戦を行うという内容です。通常対戦とは大きく異なるため、一人でも長く楽しめるモードになっています。キャラクター育成、装備アイテム、フィギュア収集など、対戦をしない時にも遊べる要素が多いことも携帯機向けとして優秀でした。
ゲーム文化の博物館としての魅力
『スマブラ』シリーズは格闘ゲームの枠に収まらず、ゲーム文化をまとめた巨大な資料集のような楽しさがあります。登場キャラクター、アシストフィギュア、アイテム、ステージ、音楽、フィギュアなどを通じ、知らなかったゲームシリーズに出会うことができます。好きなキャラクターを使って戦うだけでも楽しく、対戦を極めればフレームやコンボまで研究できる奥深さもあります。携帯機でありながら本格的な『スマブラ』を成立させた技術的価値も高く、3DSを代表する対戦ゲームとして外せません。
[game-rank-6]■ 7位 ポケットモンスター サン・ムーン
発売日・基本情報
2016年11月18日発売。発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂、開発はゲームフリーク。希望小売価格は各4,980円(税別)。シリーズ20周年を迎えた時期に登場した作品で、それまでのポケモン本編が守ってきた多くの定番を意図的に変化させた意欲作です。舞台のアローラ地方は南国の島々で構成され、それまでの地方とは大きく異なる明るく開放的な雰囲気を持っています。
ジムを廃止した大胆なストーリー構成
従来のシリーズでは各地のジムリーダーを倒してバッジを集め、ポケモンリーグへ挑む流れが基本でした。本作ではジムの代わりに「しまめぐり」を採用し、キャプテンが出す試練や強力なぬしポケモンとの戦いをクリアしていきます。これにより、いつものポケモンとは少し違った冒険を味わえるようになりました。島ごとに文化や風景が異なり、観光旅行のような感覚で旅が進んでいく点も魅力です。
リージョンフォームとZワザ
アローラ地方の環境へ適応したポケモンは「アローラのすがた」と呼ばれる別の姿を持ちます。特に首が非常に長くなったナッシーは発売前から大きな話題となり、地域によってポケモンの姿が変化するという発想は後のシリーズにも受け継がれました。Zワザは一戦につき一度だけ使用できる超強力な技で、専用ポーズを取るトレーナーとポケモンの演出が印象的です。メガシンカとは異なる新しい切り札を用意することで、対戦にも変化を与えました。
キャラクターと物語の強さ
本作はリーリエ、グラジオ、ハウ、ククイ博士、ルザミーネなど人間キャラクターの印象が非常に強い作品です。特にリーリエが旅を通して成長していく物語は高い人気を集め、彼女を中心とする家族の問題がストーリーの重要な柱となっています。コミカルなスカル団と、巨大組織エーテル財団の関係も単純な善悪に収まらず、従来の「悪の組織を倒す」という構造を変化させました。シリーズの慣例を大胆に崩したことで好みが分かれる部分もありますが、3DS後期を象徴する大型RPGであることは間違いありません。
[game-rank-7]■ 8位 モンスターハンター4G
発売日・基本情報
2014年10月11日発売。発売・開発はカプコン。パッケージ版の希望小売価格は5,800円(税別)。『モンスターハンター4』を基礎として、G級クエスト、新モンスター、復活モンスター、新装備、新フィールドなど膨大な要素を追加した作品です。3DS版モンスターハンターの中でも特にやり込み量が多く、何百時間、場合によっては千時間近く遊んだプレイヤーも珍しくありませんでした。
高低差と乗り攻撃が変えた狩猟
シリーズ従来作では比較的平面的な地形が中心でしたが、『4』系統では段差や崖が増え、モンスターへジャンプ攻撃を当てて背中へ乗るシステムが追加されました。成功すると大型モンスターを転倒させ、大きな攻撃機会を作ることができます。この変化によって地形を利用する意味が強まり、操虫棍のように自力で跳躍できる武器も人気を集めました。チャージアックスも剣と斧を使い分ける複雑な武器として登場し、武器ごとの個性がさらに広がっています。
G級の厳しさと達成感
『4G』最大の魅力は難しいクエストを仲間と突破した時の達成感です。G級になるとモンスターの体力や攻撃力だけでなく行動も激しくなり、装備を整えただけでは簡単に勝てません。攻撃する場所、回避する方向、回復するタイミング、仲間との役割分担を覚える必要があります。何度も敗北したモンスターを研究し、最終的に安定して討伐できるようになる過程は、アクションゲームとして非常に大きな満足感があります。
オンライン協力と終わらないやり込み
インターネット通信で遠く離れたプレイヤーと協力でき、友達と集まれない日でもマルチプレイを楽しめました。ギルドクエストでは同じ大型モンスターを繰り返し狩り、発掘装備を求める長期的なやり込みがあります。最高の性能を持つ武器を求め始めると終わりが見えないほどで、これが熱心なプレイヤーを長期間引きつけました。難度の高さから初心者には厳しい部分もありますが、本格的な狩猟を求める人には圧倒的なボリュームがあります。
[game-rank-8]■ 9位 ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
発売日・基本情報
2011年6月16日発売。発売は任天堂、開発はグレッゾ。発売時価格は4,800円。NINTENDO64で1998年に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を3DS向けに全面的に再構築した作品です。ゲーム史でも特に高く評価されてきた原作を、携帯機で遊びやすくすることに成功しました。
原作を尊重したグラフィック刷新
3DS版ではキャラクターモデル、背景、照明などが作り直されていますが、原作の雰囲気は大切に残されています。単純にリアルな映像へ変更するのではなく、「昔遊んだ時の記憶をそのまま美しくした」ような方向性になっているところが優れています。コキリの森、ハイラル平原、城下町、ハイリア湖、ゲルドの谷などが鮮やかになり、立体視を使用すると空間へ本当に奥行きがあるように感じられます。
現在でも通用するゲームデザイン
幼いリンクと青年リンクを行き来する時間構造、オカリナの演奏によって起こる出来事、多彩なダンジョン、Z注目による3D戦闘など、原作が確立した多くの仕組みは現在でも十分に楽しめます。特に森の神殿、水の神殿、闇の神殿といったダンジョンは、それぞれ全く異なる仕掛けと雰囲気を持ち、謎を解いた時の満足感があります。
3DS版で改善された遊びやすさ
下画面へアイテムを配置できるため、装備変更が原作よりスムーズです。ジャイロセンサーによる弓やパチンコの照準も直感的で、本体そのものを動かして狙う楽しさがあります。さらに高難度版である「裏ゼルダ」も収録され、原作経験者にも新しい挑戦が用意されています。「歴史的名作を現代向けにどうリメイクするか」という問いへの模範的な回答となっており、3DSでぜひ遊んでおきたい一本です。
[game-rank-9]■ 10位 ファイアーエムブレム 覚醒
発売日・基本情報
2012年4月19日発売。発売は任天堂、開発はインテリジェントシステムズを中心とするチーム。発売当時の価格は4,800円。長い歴史を持つシミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』シリーズに新たな人気層を呼び込んだ重要作品です。物語はイーリス聖王国の王子クロムと、プレイヤー自身が作成するマイユニットとの出会いから始まります。
初心者が入りやすくなった大きな改革
シリーズは従来、戦闘で倒された仲間が原則として復活しない「永久離脱」が特徴でした。本作では従来型のクラシックモードに加え、倒されても次の戦闘で復帰するカジュアルモードを選べるようになりました。この変更によって、「好きなキャラクターを失うのが怖くて遊べない」と感じていた人でも挑戦しやすくなっています。難易度自体も複数用意されているため、初心者からシリーズ熟練者まで自分に合った遊び方ができます。
支援会話と結婚が生んだキャラクター人気
仲間同士を近くで戦わせると関係が深まり、特別な支援会話が発生します。男女の組み合わせによっては結婚へ発展し、未来から二人の子どもが登場します。この次世代キャラクターには親の能力やスキルが引き継がれるため、「好きな組み合わせ」と「強い能力を作る組み合わせ」の両方を考える楽しさがあります。戦略ゲームでありながら恋愛や人間関係を楽しむ要素が強く、キャラクターへの愛着が長期的な人気へつながりました。
シリーズの将来を変えた一本
二人一組で戦う「ダブル」、クラスチェンジ、スキルの組み合わせなど、育成を追求すると非常に奥深い作品です。シナリオだけを楽しむなら比較的気軽に進められ、最高難度や理想の育成を求めれば膨大な時間を遊べます。本作の成功によって『ファイアーエムブレム』シリーズは世界的な知名度を大きく高め、その後の『if』『ヒーローズ』『風花雪月』などへ続く基盤を築きました。シリーズ史を大きく動かしたという意味でも、3DSを象徴する作品の一つです。
[game-rank-10]■ 11位 New スーパーマリオブラザーズ 2
発売日・基本情報
2012年7月28日発売。発売・開発は任天堂を中心とし、発売時価格は4,800円。横スクロール型『スーパーマリオ』の分かりやすい楽しさを3DS向けに展開した作品です。ゲームそのものは王道の2Dマリオですが、本作では「コインを大量に集める」という明確なテーマが追加されています。
100万枚のコインを目指す新しい遊び
通常のマリオではコインは100枚集めると残機が増える補助的な存在ですが、本作ではコインを集める行為そのものが目的になります。ゴールドリングを通過すると敵が金色に変化し、倒すたびにコインを落とします。ゴールドマリオになるとファイアボールの代わりに強力な攻撃を放ち、ブロックや敵から大量のコインを生み出せます。画面いっぱいにコインが飛び出す演出は単純ながら非常に爽快です。
コインラッシュの中毒性
コインラッシュでは連続したコースを限られた時間内で攻略し、できるだけ多くのコイン獲得を狙います。通常プレイでは安全に進めばよい場面でも、記録を伸ばすためには危険を冒して大量コインを取らなければならず、同じステージが別のゲームのように変化します。どのルートを通り、どの敵を倒すかを研究するスコアアタックとしての奥深さがあります。
携帯機に最適なマリオ
一コースが短いため、通勤・通学、休憩時間などでも気軽に遊べます。シリーズ初心者には分かりやすく、上級者にはスターコインや隠しゴール、コイン記録の追求があります。革新的なシステムを大量に投入した作品ではありませんが、マリオの基本的な楽しさを非常に高い品質でまとめています。何年後に遊んでも操作方法を思い出す必要がほとんどなく、誰にでも勧めやすい定番ソフトです。
[game-rank-11]■ 12位 モンスターハンター4
発売日・基本情報
2013年9月14日発売。発売・開発はカプコン。発売時の希望小売価格は5,990円。シリーズの正式なナンバリング第4作であり、『3G』に続いて3DSで展開されました。単に新しいモンスターを追加しただけではなく、ゲームの基本となるフィールド構造とアクションそのものへ大きな改革を行った作品です。
立体的なフィールドと乗りシステム
段差や高低差のあるフィールドが増え、崖から飛び降りながら攻撃できるようになりました。ジャンプ攻撃を大型モンスターへ当てると背中へ乗り、専用の攻防が発生します。成功すればモンスターを転倒させ、大きな攻撃機会を作れるため、仲間との協力プレイでも重要な戦術となりました。従来の地上中心だった狩りが上下方向へ広がったことで、モンスターとの戦いがより立体的になっています。
新武器がもたらした新しいプレイスタイル
操虫棍とチャージアックスが新武器として登場しました。操虫棍は猟虫を飛ばしてエキスを集め、自分の能力を強化しながら戦います。棒高跳びのように自力でジャンプできるため乗り攻撃との相性も抜群です。チャージアックスは剣と盾による機動性と、巨大な斧による高火力を切り替える変形武器で、扱いは複雑ですが使いこなした時の爽快感があります。
携帯機モンハンを変えたオンライン対応
3DS版でインターネットを使ったマルチプレイへ本格対応した意味も非常に大きい作品です。これまで携帯機版『モンハン』といえば友人が同じ場所へ集まって遊ぶイメージが強かったのですが、本作では自宅から全国のプレイヤーと狩りへ出かけられました。探索やギルドクエスト、発掘装備など長期的なやり込みも多く、『4G』へつながる基本システムを完成させた歴史的な作品です。
[game-rank-12]■ 13位 妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打
発売日・基本情報
『妖怪ウォッチ2 元祖』『妖怪ウォッチ2 本家』は2014年7月10日発売、『妖怪ウォッチ2 真打』は同年12月13日に発売されました。発売・開発はレベルファイブ。希望小売価格は各4,600円(税別)。ゲームだけでなくテレビアニメ、漫画、妖怪メダル、玩具などを巻き込み、日本中で大ブームを引き起こした時代を象徴するタイトルです。
前作から大幅に広がった世界
現代のさくらニュータウンだけでなく、過去の世界へ移動するストーリーが大きな特徴です。過去と現在を行き来しながら事件の謎を解いていく展開によって、前作以上に物語のスケールが広がりました。昭和を思わせる街並みや家族の歴史を扱ったエピソードには温かみがあり、子ども向けの明るいゲームでありながら、大人が遊んでも印象に残る場面が用意されています。
妖怪を集める楽しさ
ジバニャン、コマさん、ウィスパーなど人気キャラクターに加え、多数の新妖怪が登場します。戦闘で出会った妖怪と友達になり、6体でチームを組む収集・育成の楽しさがあります。妖怪にはプリチー族、イサマシ族など種族があり、組み合わせによって能力が変化します。単に強い妖怪を集めるだけでなく、好きな妖怪だけでチームを作る楽しさもありました。
ゲームを超えた社会現象としての価値
当時は妖怪メダルが入手困難になるほど人気があり、テレビアニメの楽曲やダンスも広く知られました。子どもたちはゲーム内だけでなく現実世界でも妖怪の話をし、メダルを集め、友達とゲーム通信を行いました。『真打』では追加ストーリーや新要素も導入され、作品世界がさらに広がっています。2014年前後の3DS市場を語るうえで欠かすことのできない一本であり、当時の子ども文化を象徴する存在です。
[game-rank-13]■ 14位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
発売日・基本情報
2013年12月26日発売。発売・開発は任天堂。希望小売価格は4,571円(税別)。スーパーファミコンの名作『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』と同じ世界を基礎としていますが、単なるリメイクではなく新しい物語、新しいダンジョン、新システムを持つ完全新作です。
壁画になるという革新的な能力
本作のリンクは壁へ張り付き、平面の「壁画」へ変化できます。通常なら行き止まりに見える場所でも、壁画状態になれば狭い隙間を移動し、崖の反対側へ回り込むことができます。この能力によって従来のゼルダとは異なる空間認識が必要となり、「壁そのものも道になる」という新しい発想がダンジョン全体へ組み込まれました。3DSの立体視とも相性がよく、壁から浮き出る場面や高低差を利用した仕掛けには独特の気持ちよさがあります。
攻略順を自由にした大胆なシステム
従来のゼルダではダンジョン内部で新しいアイテムを入手し、それを使ってボスまで進む構成が基本でした。本作ではラヴィオからアイテムを借りることで、比較的自由な順番で複数のダンジョンへ挑戦できます。どの地域から攻略するかを自分で選べるため、冒険の自由度が高くなりました。この設計思想は後の『ブレス オブ ザ ワイルド』へ続く「好きな順番で挑戦するゼルダ」を先取りしていたとも考えられます。
テンポの良さと謎解きの完成度
上から見下ろす操作は分かりやすく、携帯機なので少しずつ進めやすい一方、謎解きの密度は非常に高くなっています。壁画能力を利用するパズルも後半になるほど複雑になり、解法へ気付いた瞬間の気持ちよさがあります。懐かしい世界観を使いながら新しいゼルダへ進化させた点が高く評価され、現在でも3DSの名作を挙げる際には必ず名前が出る一本です。
[game-rank-14]■ 15位 トモダチコレクション 新生活
発売日・基本情報
2013年4月18日発売。発売・開発は任天堂。希望小売価格は4,800円。自分自身、家族、友達、好きな芸能人などをモデルにしたMiiを島へ住ませ、その生活を観察するコミュニケーションゲームです。一般的なゲームとは目的も構造も大きく異なり、「自分が作った人々が勝手に生活する様子を見る」ことが最大の遊びになっています。
予想できない人間関係が面白い
Miiたちはプレイヤーの指示だけで動くわけではありません。仲良くなったり、喧嘩したり、誰かを好きになったり、突然告白したりします。プレイヤーが現実では絶対に結び付かないと思っていた人物同士がゲーム内で結婚することもあり、この予測不能さが大きな笑いを生みます。「今日島で何が起きているのだろう」と毎日起動したくなる理由になっています。
任天堂らしいシュールなユーモア
夢の中で奇妙な出来事が起きたり、Miiが即興の歌を歌ったり、島のニュース番組でどうでもよい事件が大げさに報道されたりと、全体に独特のユーモアがあります。食べ物を渡した時の好みもMiiごとに異なり、大好物に出会うと派手なリアクションを見せます。この「少し変な日常」を眺める感覚は他作品で簡単に代替できません。
すれちがい通信が生んだ島同士の交流
結婚したMiiの間には子どもが生まれ、成長すると旅へ送り出すことができます。旅人はすれちがい通信を通じて別のプレイヤーの島を渡り歩くため、3DSを持ち歩く現実世界の行動がゲーム内の旅へつながっています。勝敗もゲームオーバーもほとんどなく、ただ生活を眺めるだけなのに長期間遊べるという珍しい作品です。現在でも続編を望む声が多く、3DSの個性を象徴する一本です。
[game-rank-15]■ 16位 星のカービィ ロボボプラネット
発売日・基本情報
2016年4月28日発売。発売は任天堂、開発はハル研究所。希望小売価格は4,700円(税別)。『星のカービィ』シリーズらしい横スクロールアクションを基本としつつ、機械文明をテーマにした世界観と「ロボボアーマー」という大胆な新要素を導入しています。
ロボボアーマーの爽快感
カービィが巨大ロボへ乗り込み、敵の能力をスキャンして機体を変形させます。通常のコピー能力とは違い、巨大な機械だからこそ障害物を豪快に破壊でき、ステージを進む感覚が大きく変わります。ソードモード、ジェットモード、ホイールモードなど姿と性能が大きく変化し、どの能力を使うか考える楽しさがあります。
機械世界とカービィの意外な相性
自然豊かなポップスターが企業によって機械化される物語は、シリーズの中でも異色です。しかしカラフルで可愛らしいカービィと、無機質な巨大機械という対比が印象的で、作品独自の雰囲気を作り出しています。BGMにも機械音を思わせるアレンジが多く、過去作品を知る人ほど気付ける仕掛けも多数あります。
初心者と上級者を両立した完成度
通常のストーリーモードはシリーズ初心者でも進めやすい難度ですが、ICキューブ集め、ステッカー収集、追加モード、ボスラッシュなどを遊び込むと難度が上がります。カービィ作品らしい「誰でも遊べる入口」と「本気で遊ぶ人向けの奥行き」が共存しています。3DSの立体視を利用した奥と手前の移動も多く、3DS時代のカービィを代表する完成度の高い一本です。
[game-rank-16]■ 17位 新・光神話 パルテナの鏡
発売日・基本情報
2012年3月22日発売。発売は任天堂、開発はプロジェクトソラ。発売時価格は5,800円。1986年に登場した『光神話 パルテナの鏡』シリーズを約26年ぶりに復活させた作品ですが、ゲーム内容は原作とは大きく異なり、高速3Dシューティングとアクションを組み合わせた完全新作として制作されました。
空中戦の圧倒的なスピード感
各章の前半ではピットが空を飛びながら敵を撃破する空中戦が展開されます。カメラが高速で移動し、森、海、宇宙、敵の本拠地など次々に景色が変わるため、遊園地のアトラクションに乗っているような爽快感があります。立体視を利用すると飛んでくる敵や弾の奥行きが分かりやすく、3DSの機能を強く生かした作品になっています。
会話が途切れない独特の物語演出
ピットと女神パルテナを中心とする登場人物たちは、戦闘中でも常に会話を続けます。真面目な世界の危機を扱っているのに冗談やメタ的なやり取りが多く、物語とゲームプレイが同時進行します。単にムービーを見てから戦闘するのではなく、アクションそのものの最中にキャラクターの個性が伝わるため、テンポを損ないません。
神器と悪魔の釜による圧倒的なやり込み
神器には撃剣、射爪、神弓、狙杖、豪腕など多くの種類があり、同じ武器でも性能や特殊効果が異なります。神器同士を融合して新しい武器を作ることもできるため、理想の能力を求め始めると長時間遊べます。「悪魔の釜」では自分で難易度を細かく上げられ、難しくするほど良い報酬を獲得できます。非常に個性的で代わりになるゲームが少なく、現在でも続編を望むファンが多い隠れた超大作です。
[game-rank-17]■ 18位 ルイージマンション2
発売日・基本情報
2013年3月20日発売。発売は任天堂、開発はNext Level Gamesを中心に制作されました。発売時価格は4,800円。ゲームキューブ版『ルイージマンション』から約11年を経て登場した続編で、怖がりなルイージがオバキュームを使ってオバケだらけの建物を探索します。
怖いのに笑える独特のホラー
暗い部屋、突然現れるオバケ、怪しい物音などホラーゲームらしい要素がありますが、ルイージの豊かなリアクションによって怖さが和らぎます。驚いて飛び上がる、恐る恐る扉を開ける、鼻歌を歌って気を紛らわせるなど、細かなアニメーションが非常に多く、見ているだけでも楽しい主人公です。
探索するほど発見があるマンション
家具を吸い込んだり、カーテンをめくったり、ダークライトで見えない物体を照らしたりすると隠されたアイテムが見つかります。部屋の一つ一つに仕掛けが多く、「何か怪しい」と感じた場所を調べる楽しさがあります。オバケも種類ごとに行動が異なり、弱点を見つけてライトで驚かせ、オバキュームで吸い込むという一連の捕獲アクションに爽快感があります。
マルチプレイまで充実した作品
複数人で巨大な塔を攻略する「テラータワー」も用意され、協力しながらオバケを捕獲できます。ストーリーを一人でじっくり遊ぶだけでなく、友達と賑やかに楽しむことも可能です。3DSの立体視によって部屋の奥行きや階段の高さが分かりやすくなるため、ハードとの相性も優秀でした。ルイージというキャラクターの魅力を大きく広げた代表作です。
[game-rank-18]■ 19位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
発売日・基本情報
2017年7月29日発売。発売はスクウェア・エニックス。3DS版の希望小売価格は5,980円(税別)。『ドラゴンクエスト』シリーズのナンバリング第11作であり、PlayStation 4版と同日に発売されました。単なる低性能版ではなく、3DSというハードに合わせて大幅に異なる表現方法を採用したことが大きな特徴です。
3Dと2Dの二つの世界
ゲーム序盤では上画面に3Dグラフィック、下画面に昔のドラクエを思わせる2Dドット画面が同時に表示されます。その後は教会などで3Dモードと2Dモードを切り替えられます。3Dならキャラクターや町を立体的に楽しめ、2Dなら昔ながらのテンポ良いRPGとして遊べます。一つの物語を二種類のゲーム表現で楽しめるという非常に珍しい設計です。
王道だからこそ心に残る物語
主人公は勇者の生まれ変わりとして旅立ちますが、王国から「悪魔の子」と呼ばれ追われる身となります。そこからカミュ、ベロニカ、セーニャ、シルビア、ロウ、マルティナら個性豊かな仲間と出会い、世界を巡っていきます。序盤は伝統的な勇者の物語に見えますが、中盤以降には大きな展開が待っており、シリーズ経験者にも強い印象を残しました。
3DS独自要素「時渡りの迷宮」
ヨッチ族を集めて挑む時渡りの迷宮では、歴代『ドラゴンクエスト』作品の世界を題材にした特別な冒険が楽しめます。過去作品へのオマージュが非常に多く、シリーズを長く遊んできた人ほど楽しめる内容です。大規模な長編RPGを持ち歩き、好きな場所で少しずつ進められることも3DS版の大きな魅力でした。
[game-rank-19]■ 20位 ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン
発売日・基本情報
2017年11月17日発売。発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂、開発はゲームフリーク。希望小売価格は各4,980円(税別)。『サン・ムーン』と同じアローラ地方を舞台にしながら、ネクロズマを中心に物語を大きく再構成した作品で、3DSで発売された最後のポケモン本編シリーズとなりました。
アローラ地方をさらに濃密にした内容
ストーリーにはウルトラ調査隊が加わり、ウルトラホールの向こう側に存在する世界へ実際に訪れられるようになりました。伝説のポケモンやウルトラビーストとの出会いが増え、『サン・ムーン』を遊んだ人にも新鮮な要素が用意されています。既存のイベントにも変更があり、同じ場所を旅していても展開が異なります。
レインボーロケット団の豪華さ
クリア後にはシリーズ歴代の悪の組織のボスが集結する「エピソードRR」が登場します。サカキを中心に、マグマ団、アクア団、ギンガ団、プラズマ団、フレア団などのボスが現れるため、長年シリーズを遊んできたファンには非常に豪華な内容です。各ボスが自分の世界では目的を達成した可能性を感じさせる設定も興味深く、いわばポケモン版の夢の共演となっています。
3DSポケモンの集大成
マンタインサーフ、アローラフォトクラブ、バトルエージェント、新Zワザ、新ポケモンなど追加要素は多く、一本だけで遊ぶなら非常に充実しています。『サン・ムーン』との共通部分が多いことから発売当時は評価が分かれましたが、収集、育成、対戦、伝説ポケモン捕獲を重視するプレイヤーには長期間遊べる内容です。3DS世代で積み上げたポケモンシステムの最終形として価値があります。
[game-rank-20]■ 21位 モンスターハンター3(トライ)G
発売日・基本情報
2011年12月10日発売。発売・開発はカプコン。発売時価格は5,800円。Wii『モンスターハンター3』を基礎として新モンスター、G級クエスト、武器、防具などを追加した作品で、3DSで初めて登場した本格的な『モンスターハンター』です。
3DSで巨大モンスターを狩れる衝撃
携帯ゲーム機の小さな本体で、大型モンスターとの迫力ある戦いをほぼそのまま楽しめることは大きな魅力でした。友人同士が3DSを持ち寄り、同じ場所で協力する遊びは『モンハン』と非常に相性が良く、学生を中心に長時間遊ばれました。拡張スライドパッドが登場したことでも知られ、3DSの操作環境へ影響を与えた作品でもあります。
水中戦というシリーズでも珍しい特徴
本作では大型モンスターと水中で戦うことができます。地上とは違い上下左右へ自由に移動する必要があるため、距離感をつかむまで難しい反面、水中ならではの独特な緊張感があります。ラギアクルスなどは水中で本領を発揮し、地上で戦う時とは印象が大きく変わります。後の作品では水中戦が採用されていないため、現在では本作を象徴する個性の一つとなっています。
携帯機モンハン時代を開いた一本
『3G』が3DSで成功したことで、後に『4』『4G』『クロス』『XX』とシリーズ作品が次々に登場します。その意味では3DS時代のモンハン人気を切り開いた作品と言えます。モガの村の落ち着いた雰囲気、チャチャとカヤンバ、海を題材にしたモンスターなど独自性も強く、後発作品とは違う魅力を持っています。
[game-rank-21]■ 22位 モンスターハンターXX
発売日・基本情報
2017年3月18日発売。発売・開発はカプコン。パッケージ版希望小売価格は5,800円(税別)。『モンスターハンタークロス』を拡張し、G級、新モンスター、復活モンスター、新狩猟スタイルなどを追加した3DS版モンハンの集大成ともいえる作品です。
14武器種×6狩猟スタイルの圧倒的自由度
大剣、太刀、片手剣、双剣、ハンマー、ランス、弓など14種類の武器に加え、ギルド、ストライカー、エリアル、ブシドー、ブレイヴ、レンキンという6種類の狩猟スタイルを組み合わせられます。同じ太刀でもスタイルが変われば立ち回りが大きく変化するため、一つの武器を覚えただけでも何通りもの遊び方があります。
シリーズのお祭り作品としての魅力
過去作品に登場した村、モンスター、フィールドが数多く復活し、シリーズファンにとっては懐かしい要素の集合体です。ディノバルド、ライゼクス、タマミツネ、ガムートなど『クロス』の四大メインモンスターに加え、新たな強敵も登場します。長年シリーズを遊んできた人ほど「あのモンスターとまた戦える」という喜びを感じられました。
最後まで遊び尽くせないほどの物量
G級、二つ名モンスター、超特殊許可クエスト、装備作成、狩技収集など、やり込みは圧倒的です。ニャンターとしてアイルーを直接操作することもでき、通常のハンターとは違うゲーム性を楽しめます。3DS一台へ可能な限り大量のモンスターハンター要素を詰め込んだような作品で、遊びの量を重視する人には特におすすめできます。
[game-rank-22]■ 23位 ファイアーエムブレムif
発売日・基本情報
2015年6月25日発売。発売は任天堂、開発はインテリジェントシステムズを中心とするチーム。『白夜王国』『暗夜王国』の希望小売価格は各4,700円(税別)。前作『覚醒』で拡大した人気を受け、より大胆なストーリー分岐と戦術システムを導入した作品です。
二つの家族から選択する物語
主人公は暗夜王国で育てられますが、実は白夜王国の王族として生まれた人物です。物語の途中で、育ててくれた家族と血のつながった家族のどちらを選ぶのか決断を迫られます。白夜王国を選ぶか暗夜王国を選ぶかによって、その後の仲間、戦場、ストーリーが大きく変化します。
白夜と暗夜で異なるゲームバランス
白夜王国編は育成しやすく、自由に経験値を稼ぎやすいため比較的初心者向けです。一方、暗夜王国編は経験値や資源が限られ、ステージごとの特殊条件も厳しいため、戦略ゲームとして高い難度を楽しめます。単に物語だけを分けるのではなく、ゲーム体験そのものを変えた点が特徴です。
戦術ゲームとして洗練されたシステム
前作のダブルを発展させた攻陣・防陣、武器の相性、豊富な兵種とスキルなど、戦闘システムは非常に奥深くなっています。マイキャッスルでは施設を配置し、仲間と交流したり他プレイヤーと対戦したりできます。物語については評価が分かれる作品ですが、マップ攻略の面白さ、とりわけ暗夜王国編の戦術性はシリーズファンから高く評価されています。
[game-rank-23]■ 24位 ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー
発売日・基本情報
2012年10月11日発売。発売はスクウェア・エニックス、開発にはシリコンスタジオなどが参加しました。発売時価格は6,090円。クリスタル、ジョブ、ターン制戦闘という昔ながらの日本製RPGらしい要素を持ちながら、新しいシステムによって現代的な戦略性を加えた完全新作です。
ブレイブとデフォルトによる独特の戦闘
「デフォルト」を選ぶと防御しながら行動ポイントを貯め、「ブレイブ」を選ぶと未来のターンを前借りして連続行動できます。雑魚敵なら最初から4回行動して一気に倒し、強敵相手ならデフォルトで耐えてから反撃するなど、ターンそのものを管理する戦略があります。この仕組みにより、昔ながらのコマンド選択式バトルでありながら新鮮なゲーム性を生み出しました。
ジョブ育成の奥深さ
ナイト、黒魔道士、白魔道士、モンクなど多数のジョブが登場し、それぞれを育てるとアビリティを取得できます。別ジョブで覚えた能力を組み合わせられるため、回復役を攻撃寄りにしたり、防御役へ補助能力を持たせたりできます。「どのジョブを育て、どのアビリティを組み合わせるか」を考えること自体が大きな楽しみです。
音楽と美術が作る幻想的な世界
絵本のような背景、美しいキャラクターデザイン、Revoによる壮大な楽曲など芸術面でも高く評価されました。3DSの立体視を使うと町が小さなジオラマのように見え、独特の世界観がさらに強く感じられます。「昔のJRPGが好きだが、新しい体験も欲しい」という層へ強く支持され、後にシリーズ化されたことからも影響の大きさが分かります。
[game-rank-24]■ 25位 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D
発売日・基本情報
2015年2月14日発売。発売は任天堂、開発はグレッゾと任天堂。希望小売価格は4,700円(税別)。NINTENDO64で2000年に発売された『ムジュラの仮面』を3DS向けにリメイクした作品です。シリーズの中でも特に独創的で、世界滅亡まで残り3日という状況を繰り返しながら進めます。
同じ3日間を繰り返す独特のゲーム構造
タルミナの世界では月が少しずつ落下しており、3日後には地上へ衝突します。リンクは「時の歌」を使って最初の日へ戻り、経験と一部のアイテムを残しながら再び行動します。最初は救えなかった人を次の周回で助けたり、特定の時間にしか発生しないイベントへ参加したりと、時間そのものが謎解きになります。
住民たちが本当に生活している感覚
登場人物にはそれぞれ行動予定があり、朝、昼、夜によって居場所や行動が変わります。例えばある人物は一日目に失踪し、別の人物がその行方を追い、最後の日には世界の終わりを覚悟します。このスケジュールを理解するほど、NPCが単なる背景ではなく本当に生活している存在に見えてきます。
ゼルダシリーズでも特に異質で深い作品
終末を前にした人々の恐怖、後悔、家族、恋愛などが描かれ、明るい冒険作品とは違う哀愁があります。3DS版ではボンバーズ団員手帳が改善され、複雑なイベントを追いやすくなりました。仮面を使った変身能力も個性的で、デクナッツ、ゴロン、ゾーラとして全く異なる操作ができます。癖は強いものの、忘れられない体験を与える作品として根強い人気があります。
[game-rank-25]■ 26位 リズム天国 ザ・ベスト+
発売日・基本情報
2015年6月11日発売。発売は任天堂、開発は任天堂とTNX。希望小売価格は4,700円(税別)。ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、Wiiで展開された『リズム天国』シリーズの人気ゲームに新作を加えた集大成的タイトルです。
操作は単純なのに奥深いリズムゲーム
基本操作はボタンを押す、長押しする、離すなど非常に簡単です。複雑な譜面を読む必要はなく、画面を見なくても音を聞けば遊べるよう設計されています。しかし高得点を狙う場合、ほんのわずかなタイミングのずれが評価へ影響するため、非常に奥深いゲームになります。
シュールな世界観と音楽
レスラーへインタビューする、野菜を抜く、猿と踊る、ロボットへ燃料を入れるなど、ゲーム内容は一見意味不明なものばかりです。しかしリズムと動きが完全に一致しているため、遊んでいると自然に気持ちよくなります。キャラクターや演出も独特で、一度遊んだだけでも記憶に残ります。
何度も遊びたくなる携帯機との相性
一つのリズムゲームは短時間で終わるため、空き時間へ気軽に遊べます。しかし高得点やパーフェクトを狙い始めると何度も挑戦したくなり、「あと一回」が止まらなくなります。過去シリーズの人気ゲームも多数収録されており、初めて遊ぶ人にも長年のファンにもおすすめできる非常に完成度の高い音楽ゲームです。
[game-rank-26]■ 27位 ファンタジーライフ
発売日・基本情報
2012年12月27日発売。発売はレベルファイブ。開発にはブラウニーブラウン、ハ・ン・ドなどが参加し、発売時価格は5,800円。ファンタジー世界で戦うだけでなく、採取、制作、生活そのものを楽しめる自由度の高いRPGです。
12種類のライフを自由に変更
王国兵士、傭兵、狩人、魔法使いといった戦闘職だけでなく、木こり、採掘師、釣り人、料理人、鍛冶屋、大工、裁縫師、錬金術師など多彩な職業があります。ゲーム途中でも自由にライフを変更できるため、一つの職業へ縛られる必要がありません。
採取と制作がつながる気持ちよさ
木こりで高級木材を集め、大工で家具や道具を作り、採掘師で鉱石を手に入れ、鍛冶屋で武器を作るというように、複数のライフが互いに関連しています。「あの武器を作りたいから、この素材を取りに行こう」という目的が自然に生まれ、寄り道を繰り返しているうちに何時間も経ってしまいます。
戦わなくても楽しい希少なRPG
一般的なRPGでは強敵を倒すことが中心ですが、本作では釣りだけで一日を過ごしても構いません。家を飾ったり、料理を極めたり、素材集めの旅へ出たりと、自分の好きな生活を作れます。『どうぶつの森』の自由な生活とアクションRPGの成長要素を組み合わせたような独特の魅力があり、現在でも3DSの隠れた名作として非常に高く評価されています。
[game-rank-27]■ 28位 ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
発売日・基本情報
2015年8月27日発売。発売はスクウェア・エニックス、開発はトーセ。希望小売価格は5,980円(税別)。PlayStation 2で発売されたシリーズ人気作を3DSへ移植した作品ですが、新しい仲間、シナリオ、ボイスなど多数の追加要素が含まれています。
広大な世界を持ち歩ける魅力
『ドラゴンクエストVIII』最大の特徴は、広いフィールドを自分の足で旅する冒険感です。遠くに見える塔や町へ向かって草原を進み、途中でモンスターと出会うことで、本当に旅をしているような感覚があります。その大規模なRPGを携帯機で好きな時に中断しながら遊べることは3DS版ならではの利点です。
ゲルダとモリーの加入
PS2版では仲間にならなかったゲルダとモリーが3DS版では正式なパーティメンバーになります。戦闘スタイルも個性的で、既存メンバーとは違うスキル構成を持つため、原作経験者でも新しい編成を楽しめます。ボイスの追加によってヤンガス、ゼシカ、ククールなどの個性もさらに強く感じられるようになりました。
王道RPGとしての安定した面白さ
錬金釜、スキルポイント、モンスターチーム、カジノなど寄り道要素が豊富で、ストーリーだけを進める以外にも多くの遊びがあります。シンボルエンカウントへ変更されたことで不要な戦闘を避けやすくなり、テンポも改善されています。原作の長所を維持しながら携帯機向けの快適さを加えた良移植作品として高く評価できます。
[game-rank-28]■ 29位 バイオハザード リベレーションズ
発売日・基本情報
2012年1月26日発売。発売・開発はカプコン。発売当時の価格は5,990円。豪華客船「クイーン・ゼノビア」を舞台とするサバイバルホラーで、3DS発売初期のソフトとは思えないグラフィックと本格的なゲーム内容が大きな話題となりました。
閉鎖された船内を探索する恐怖
薄暗い客室、狭い廊下、誰もいない食堂などを進み、どこから敵が現れるか分からない緊張感があります。アクション寄りだった当時のシリーズ作品と比べ、初期『バイオハザード』のような探索と恐怖を重視している点が特徴です。弾薬も無限ではないため、敵を倒すか避けるか判断する必要があります。
携帯機とは思えない映像表現
キャラクターモデル、光と影、水の表現などが非常に美しく、「3DSでもここまでできるのか」と驚かせた作品でした。イヤホンを使用して一人で遊ぶと、周囲から聞こえる物音によって恐怖がさらに増します。携帯ゲーム機の小さな画面へ集中することが、逆にホラーへの没入感を高めています。
レイドモードの中毒性
本編とは別に用意されたレイドモードでは、ステージを攻略して武器やカスタムパーツを集め、自分を強化してさらに難しいステージへ挑戦します。ハック&スラッシュ的な面白さがあり、本編をクリアした後も長期間遊べます。後に多くのハードへ移植されたことからも、作品自体の完成度が高かったことが分かります。
[game-rank-29]■ 30位 真・女神転生IV
発売日・基本情報
2013年5月23日発売。発売・開発はアトラス。発売当時の通常版価格は6,980円。『真・女神転生』シリーズの久しぶりの正式ナンバリング作品として登場し、重厚な世界観と高い戦略性を持つRPGとして注目されました。
悪魔と会話する独特のシステム
敵として現れた悪魔を倒すだけでなく、会話によって仲間へ誘うことができます。悪魔は金銭やアイテムを要求したり、突然怒り出したりするため、必ずしも交渉が成功するわけではありません。この予測不能な会話がシリーズ独自の魅力になっています。
悪魔合体とプレスターンの奥深さ
仲魔にした悪魔同士を合体させ、新しい悪魔を作ることができます。能力やスキルの継承を考えると育成の可能性は非常に広く、理想の悪魔を作るだけでも長く遊べます。戦闘では敵の弱点を突けば行動回数を増やせる一方、こちらが弱点を突かれると敵に連続攻撃されるため、簡単な雑魚戦でも油断できません。
3DSソフトの中でも異彩を放つ重厚な世界観
物語は中世ファンタジーを思わせる東のミカド国から始まりますが、進行すると世界の真実が徐々に明らかになります。秩序、自由、人間社会の在り方などを扱い、単純な善悪だけでは判断できない選択を迫られます。明るく親しみやすい作品が多い3DSライブラリーの中で、硬派で重いRPGを求める人に強く支持された一本です。販売本数だけでは測れない熱烈なファン人気を持つことから第30位に選びました。
[game-rank-30]■ まとめ
ニンテンドー3DSは携帯ゲーム機の歴史でも特にソフトが充実したハード
今回紹介した30作品を改めて眺めると、ニンテンドー3DSというゲーム機が非常に幅広いジャンルをカバーしていたことが分かります。『マリオカート7』『スーパーマリオ 3Dランド』のような誰でもすぐに遊べるアクションゲーム、『ポケットモンスター』『ドラゴンクエスト』『ブレイブリーデフォルト』『真・女神転生』のような長編RPG、『モンスターハンター』のような協力アクション、『どうぶつの森』『トモダチコレクション』『ファンタジーライフ』のような生活・交流型ゲームまで、一台の携帯ゲーム機で全く異なる遊びを楽しめました。
3DSならではの機能がゲームそのものへ組み込まれていた
ニンテンドー3DSの特徴は、単純に映像性能が向上しただけではありません。裸眼立体視は『スーパーマリオ 3Dランド』『新・光神話 パルテナの鏡』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』などで奥行きや距離感を表現するゲームデザインへ利用されました。すれちがい通信は『とびだせ どうぶつの森』『トモダチコレクション 新生活』などで、ゲームを起動していない時間まで遊びへ変える仕組みとして活用されています。ジャイロセンサーも『時のオカリナ 3D』の照準操作などに利用され、ハードとソフトが一体となった体験を作りました。
「短時間でも遊べる」「何百時間でも遊べる」を両立していた
3DSソフトの特徴として非常に興味深いのが、携帯ゲーム機らしい短時間プレイと、本格的な長期やり込みが共存していることです。『マリオカート7』なら一戦だけ、『リズム天国 ザ・ベスト+』なら一つのゲームだけ、『スーパーマリオ 3Dランド』なら一コースだけ遊んで終了できます。その一方、『モンスターハンター4G』『モンスターハンターXX』『ポケットモンスター』『ファイアーエムブレム』『ファンタジーライフ』などは、育成や収集を極めようとすれば数百時間単位で遊べます。忙しい日は少しだけ、休日にはじっくり遊ぶという使い分けがしやすかったことが、長期間愛された理由の一つでしょう。
シリーズ作品だけでなく新しい人気作品も誕生
マリオ、ポケモン、ゼルダ、ドラクエ、モンハンなど既に有名だったシリーズが多数登場する一方、3DS世代では新しい人気作品も生まれました。『ブレイブリーデフォルト』は古典的JRPGを現代風に再解釈し、『ファンタジーライフ』は生活とRPGを融合しました。『妖怪ウォッチ』はゲームからアニメ、玩具へ巨大なブームを生み出しています。また『ファイアーエムブレム 覚醒』のように、既存シリーズでありながら3DS作品をきっかけに世界規模の人気を獲得した例もありました。
リメイク作品にも非常に恵まれていた
『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』『ムジュラの仮面 3D』『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』『ドラゴンクエストVIII』など、過去の名作を3DS向けに再構築した作品も数多くあります。これらは単純に古いゲームを移植するのではなく、グラフィック、操作性、インターフェース、新キャラクター、新シナリオなどを追加し、新しい世代でも遊びやすい形へ作り直していました。そのため原作を知らない人には新作として、原作経験者には懐かしさと新鮮さを同時に味わえる作品となっています。
独自ランキング全体の総評
今回総合1位を『マリオカート7』としたのは、販売規模だけでなく、年齢やゲーム経験を問わず遊べる普遍性、一人でも多人数でも楽しめる幅広さ、3DS発売初期から長期間にわたって遊ばれ続けた寿命の長さなどを総合的に評価したためです。ただし、どのゲームが一番魅力的かはプレイヤーが何を求めるかによって大きく変わります。RPGを重視するなら『ポケットモンスター X・Y』『ドラゴンクエストXI』『ブレイブリーデフォルト』、戦略ゲームなら『ファイアーエムブレム 覚醒』、探索なら『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』、協力プレイなら『モンスターハンター4G』、のんびりした生活を楽しみたいなら『とびだせ どうぶつの森』『ファンタジーライフ』が有力候補になります。
現在でも3DSが愛される本当の理由
ニンテンドー3DSの魅力は、特定の一本だけが圧倒的に優れていたことではなく、「人によって忘れられない一本が違うほどソフトの種類が豊富だったこと」にあります。友達と『モンハン』を遊んだ人、『ポケモン』交換へ夢中になった人、『どうぶつの森』の村を毎日訪れた人、『マリオカート7』を何年も遊び続けた人、『ファンタジーライフ』でのんびり暮らした人など、それぞれのプレイヤーに異なる思い出があります。インターネットサービスや販売環境が変化した現在でも、パッケージソフトを本体へ差し込めば当時のゲーム体験へ戻れることは大きな魅力です。2011年から長い年月をかけて築かれたニンテンドー3DSのゲームライブラリーは、日本の携帯ゲーム機史の中でも屈指の充実度を持ち、これから先も「携帯ゲームが最も活気に満ちていた時代の一つ」を象徴する存在として語り継がれていくでしょう。
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