『ペリーヌ物語』(1978年)(テレビアニメ)

ペリーヌ物語 COMPACT Blu-rayボックス【Blu-ray】 [ エクトル・マロ ]

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【原作】:エクトール・アンリ・マロ
【アニメの放送期間】:1978年1月1日~1978年12月31日
【放送話数】:全53話
【放送局】:フジテレビ系列
【関連会社】:日本アニメーション

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■ 概要

1978年1月1日から同年12月31日まで、フジテレビ系列で毎週日曜日19時30分から20時まで放送されたテレビアニメ『ペリーヌ物語』は、日本アニメーションが手掛けた「世界名作劇場」シリーズの第4作目として、多くの視聴者に深い感動を与えた作品です。全53話の構成で、放送当時のアニメ番組としては比較的長期間にわたる物語展開が組まれ、1年間を通じて主人公ペリーヌの成長と苦難、そして家族や人々との絆を丁寧に描き切りました。

物語の原作は、19世紀フランスの作家エクトール・アンリ・マロが1881年に発表した小説『アン・ファミーユ』(Un Famille)。この作品はヨーロッパ文学の中でも特に情緒豊かで、社会的背景や人間関係の機微を巧みに織り込んだ内容で知られています。アニメ版では、原作の持つ温かさと厳しさを保ちながらも、日本の視聴者により親しみやすい形で再構築されました。

制作を担当した日本アニメーションは、当時から背景美術や作画クオリティに定評があり、本作でもフランスやヨーロッパ各地の風景を細密に再現。放送当時の子どもたちが見ても、まるで異国を旅しているかのような感覚を味わえる映像美が魅力のひとつとなっています。また、1978年には文化庁が主催する「こども向けテレビ用優秀映画作品賞」を受賞しており、その芸術性や教育的価値が高く評価されました。

ペリーヌ物語の大きな特徴は、主人公ペリーヌが単なる「可愛らしい少女」ではなく、困難に直面しながらも知恵と努力で道を切り拓く、極めて芯の強いキャラクターとして描かれていることです。父の死、母との別れ、長く過酷な旅路、異国の土地での孤独な生活といった、少年少女向け作品としては重めのテーマを扱いながらも、視聴者に希望を持たせるストーリー構成が見事でした。特に「人に愛されるためには、まず人を愛しなさい」という母の遺言は、物語全体を貫くメッセージとして多くの視聴者の心に刻まれています。

本作の放送枠は、当時の家族団らんの時間帯である日曜夕方。子どもだけでなく大人も一緒に視聴することを前提にした丁寧な脚本づくりと、感情移入を促す演出が施されていました。主人公の旅を通して、異文化理解や労働、誠実さといったテーマが自然に視聴者へ伝わる構成となっており、「家族で安心して見られるアニメ」の代表格としても位置づけられます。

また、放送から数十年を経た現在でも、本作はDVD-BOXやコンパクトBlu-rayボックスとして再発売され、新たな世代のファンを獲得しています。映像商品には高画質リマスター版が採用され、当時の色彩や美術の魅力を現代の環境でも楽しめるようになっており、さらに制作秘話や設定資料を収めたブックレット、ノンクレジット版のオープニング・エンディング映像などの特典も収録されるケースが多く見られます。

こうした再評価の流れは、単なる懐古趣味にとどまらず、「世界名作劇場」が持つ普遍的な価値を再確認する機会にもなっています。ペリーヌ物語は、その中でもとりわけ社会性と感情の深みを兼ね備えた物語として、多くのアニメ史研究や文化論の中で取り上げられる存在です。主人公の旅路は物理的な距離を超えて、人と人との心の距離を縮める過程でもあり、その描写は現代にも通じるテーマ性を有しています。

さらに、この作品は声優陣の演技力や音楽の完成度の高さでも知られています。主人公ペリーヌ役の靏ひろみが見せた繊細な感情表現や、池田昌子演じる母マリの穏やかで深い慈愛は、物語の感動を支える大きな要因となりました。音楽面では渡辺岳夫による印象的なメロディと、大杉久美子の透明感ある歌声が作品世界をさらに鮮やかに彩っています。

総じて『ペリーヌ物語』は、アニメーションとしての美しさと文学作品としての奥深さを併せ持つ稀有なシリーズであり、放送から40年以上を経た今もなお、多くの人の記憶に残り続ける名作といえるでしょう。

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■ あらすじ・ストーリー

物語は、ヨーロッパの小国ボスニアの小さな村から始まります。少女ペリーヌ・パンダボアヌは、インドで暮らしていた両親とともに長い旅の途中にありました。しかし、父エドモンは病に倒れ、見知らぬ土地で命を落としてしまいます。母マリとペリーヌは深い悲しみに包まれながらも、父の眠る地に墓を築き、再び旅支度を整えます。目指すは、エドモンの生まれ故郷であり、祖父ビルフランが住むフランスのマロクール。彼のもとで新しい生活を始めることこそが、二人に残された唯一の希望でした。

彼女たちの旅は、単なる移動ではなく、生き延びるための必死の挑戦です。母マリは、かつて夫とともに手掛けていた写真師の仕事を引き継ぎ、旅先の村や街で写真を撮っては生活費を稼ぎます。クロアチアを抜け、イタリアのトリエステ、ベローナ、ミラノといった都市を転々としながらも、彼女たちは「一日でも早くフランスへ」という思いを胸に、険しいアルプス山脈を越える道を選びます。しかしその過酷な選択は、マリの体に大きな負担を与えました。

フランスに入国したころには、マリの健康状態はすでに悪化しており、やっとの思いでたどり着いたパリでも休養が必要となります。シモン荘という下宿先に落ち着き、ペリーヌは母を献身的に看病しますが、薬や治療にもかかわらず容態は回復しません。しかも生活費は尽き、やむなく馬車や写真道具、そして大切なロバのパリカールまでも手放すことになります。

そんな中、マリは「これ以上遅れれば、マロクールに行き着けなくなる」と悟り、病身を押して旅立とうとします。しかし出発の朝、力尽きて倒れ、ペリーヌの手を握りしめて「人から愛されるには、まず人を愛しなさい」という言葉を残して静かに息を引き取ります。ペリーヌは母の遺志を胸に、葬儀を終えると一人で旅を再開します。

夏の日差しの下、徒歩での長い道程に疲労困憊したペリーヌは、ついに道端で倒れてしまいます。そこで彼女を救ったのは、かつての旅の仲間であるロバのパリカールでした。今は古物商ルクリの所有となっていたパリカールですが、ペリーヌとの再会を喜び、ルクリもまた少女の旅を手助けします。アミアンを経て道が一本道になる地点で、ペリーヌはルクリと別れ、一人マロクールへ向かいます。

村の入り口で出会った食堂の娘ロザリーは、ペリーヌに村や屋敷のことを教えます。立派な屋敷の主ビルフラン・パンダボアヌは、かつて息子エドモンが家を飛び出したことを許していないかもしれない、と。偶然目にした厳しい顔つきの老人が祖父だと直感したペリーヌは、母の遺言を思い出し、名乗ることをためらいます。そして「オーレリィ」という偽名を使い、村に留まりながら祖父の様子を探ることにします。

ロザリーの紹介でパンダボアヌ工場の下働きとして雇われたペリーヌは、工場での重労働や質素な生活にも耐えながら、節約と工夫で日々を乗り切ります。その中で彼女の語学力が思わぬ形で役立つことになります。イギリス人技師との意思疎通に困っていた工場の現場で通訳を任され、問題を解決したことで、ビルフランの信頼を得るのです。この出来事を機に、彼女は祖父の秘書役に抜擢され、日々彼の手紙や新聞を読み聞かせる役割を担うようになります。

しかし、秘書として祖父に仕える中で、ペリーヌは彼がエドモンの妻マリを強く嫌っている事実を知ります。息子を「たぶらかされた」と信じて疑わず、孫にも無関心な祖父。その頑なな心を前に、ペリーヌは名乗ることができず、苦悩の日々を送ります。さらに、工場内では次期社長の座を狙うタルエルや甥のテオドールが暗躍し、彼女を陥れようと画策します。

物語の転機は、エドモンの死の事実が祖父の耳に届いたときに訪れます。ショックを受けたビルフランは病床に伏しますが、ある日、かつてエドモンを世話した乳母フランソワーズが訪れ、ペリーヌの顔が若き日のエドモンに瓜二つだと告げます。この言葉をきっかけに、ビルフランはペリーヌの正体を疑い、弁護士フィリップスに調査を命じます。

調査の結果、ついに「オーレリィ」が孫ペリーヌであることが証明されます。祖父と孫はようやく真実を共有し、長い旅路とすれ違いを経て抱き合い、互いの存在を確かめ合うのでした。この感動的な再会は、物語全体を貫くテーマ──人と人が理解し、心を通わせることの大切さ──を象徴する場面として、多くの視聴者の心に刻まれています。

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■ 登場キャラクターについて

『ペリーヌ物語』には、主人公ペリーヌを中心に、彼女の人生に深く関わる人々や動物たちが登場します。それぞれが物語の展開において重要な役割を担っており、その人物像は単なる脇役にとどまらず、ペリーヌの成長や心の変化を映し出す鏡にもなっています。ここでは主要な登場人物と動物たちの特徴や背景、視聴者からの印象などを詳しく見ていきます。

● ペリーヌ・パンダボアヌ(声:靏ひろみ)
本作の主人公であり、13歳の少女。幼いながらも芯の強さと聡明さを兼ね備え、困難な状況に直面しても諦めずに前へ進む姿が物語の核となっています。父の死、母との別れという大きな試練を乗り越え、一人で祖父の住むマロクールを目指すその姿は、多くの視聴者に「勇気」や「自立心」を感じさせました。
ペリーヌは社交的で明るい面と、慎重で用心深い一面の両方を持ち合わせています。祖父に名乗ることをためらい、「オーレリィ」という偽名を使って接近する決断は、彼女の賢さと同時に内面の葛藤の深さを示しています。また、語学力や観察眼、器用さを活かして生活の工夫を凝らす姿は、若い視聴者にとって憧れの的となりました。

● マリ・パンダボアヌ(声:池田昌子)
ペリーヌの母で、インド人とイギリス人のハーフ。穏やかで気品にあふれ、知性と優しさを併せ持つ女性です。夫エドモンとともに各地を旅し、写真師としての技術を身につけていました。
物語の前半で病に倒れ、娘の未来を案じながらも「人に愛されるためには、まず人を愛しなさい」という言葉を残して世を去ります。この言葉はペリーヌの行動指針となり、物語全体を貫くテーマへと昇華されます。視聴者の中には、マリの慈愛に満ちた表情や落ち着いた声色を忘れられないという人も多く、母と娘の絆の象徴的存在として記憶されています。

● ビルフラン・パンダボアヌ(声:巖金四郎)
ペリーヌの祖父であり、フランス有数の大規模製糸工場「パンダボアヌ工場」を築き上げた実業家。視力を失っているため、他者の言葉や態度に敏感で、時に頑固で厳しい一面を見せます。息子エドモンが家を出た経緯から、マリに対して偏見を抱き、孫の存在にも無関心でした。
しかし、物語を通して少しずつ心を開き、最終的には孫ペリーヌを抱きしめるまでに変わっていきます。視聴者の間では、冷徹に見えた老人が愛情を取り戻す過程が大きな感動を呼び、「本作最大の心の変化を遂げた人物」として語られることもあります。

● バロン
ペリーヌが旅の途中から飼い始めたユニークな犬。見た目が少々変わっており、村の人々からは「変な顔」とからかわれることも。しかしペリーヌにとっては大切な相棒であり、護衛隊長という役職(?)まで与えられています。
気まぐれな性格のため、期待したときに限って役に立たないこともありますが、時に機転を利かせてペリーヌを助ける場面もあり、愛すべき存在としてファンからも人気があります。

● パリカール
ペリーヌ一家の馬車を牽くロバで、ぶどう酒が大好物という愛嬌たっぷりのキャラクター。酔っぱらって迷子になるなど、少し困った一面もありますが、ペリーヌとの再会シーンは視聴者に強い印象を残しました。パリカールの存在は、ペリーヌにとって故郷と家族の記憶をつなぐ象徴でもあります。

● ロザリー(声:黒須薫)
村の食堂で働く快活な少女で、ペリーヌに最初に友人として接してくれる存在。地元の事情にも詳しく、ペリーヌにとって情報源であり心の支えでもあります。ロザリーの率直さと温かさは、異国で孤独だったペリーヌの心をほぐし、物語全体に明るさを添える役割を果たしています。

● その他の登場人物

マルセル(声:岡村悦明):ペリーヌの旅の途中で出会う人物で、時に助言を与える。

シモン(声:永井一郎):パリの下宿「シモン荘」の主人で、マリとペリーヌを温かく迎える。

ポール(声:小山渚):工場で働く仲間の一人で、ペリーヌに協力的。

セザール(声:石森達幸):工場長タルエルの側近的存在で、物語の緊張感を生む一因となる人物。

テオドール(声:田中崇):ビルフランの甥で、後継の座を狙う野心家。

セバスチャン(声:大山豊):ビルフラン邸の執事として、忠実に主人を支える。

これらのキャラクターたちは、単なる背景ではなく、ペリーヌの人生の転機や感情の揺れを映し出す重要な存在です。それぞれが持つ個性や役割は、視聴者の記憶に深く刻まれ、何十年経っても語り継がれる理由のひとつとなっています。

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■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

『ペリーヌ物語』の音楽は、物語世界の情緒を支える大きな柱となっていました。旅情や切なさ、希望や温もりといった感情の揺れを、歌とメロディで見事に描き出しており、映像と音楽の融合が本作の魅力をさらに引き立てています。ここでは、オープニング・エンディングテーマ、そして挿入歌や関連楽曲について、詳細に紹介していきます。

◆ オープニングテーマ「ペリーヌものがたり」

作詞:つかさ圭

作曲:渡辺岳夫

編曲:松山祐士

歌:大杉久美子

柔らかいギターとストリングスが絡む前奏から始まるこの曲は、ペリーヌの旅立ちを象徴するような、明るさと切なさを同時に含んだメロディラインが印象的です。歌詞は、長い道のりを歩む少女の不安と、それを乗り越えようとする前向きな心を優しく包み込むように描かれており、視聴者は第一話からその世界に引き込まれました。
大杉久美子の透き通った声質は、ペリーヌの純粋さや芯の強さと重なり、曲全体に生命力を吹き込んでいます。当時の子どもたちにとっては日曜の夕暮れを告げる合図であり、大人にとっても異国情緒を感じさせる心地よい時間を演出する楽曲でした。

◆ エンディングテーマ「きまぐれバロン」

作詞:つかさ圭

作曲:渡辺岳夫

編曲:松山祐士

歌:大杉久美子

コミカルで軽快なリズムが特徴のエンディングテーマ。主人公ペリーヌの相棒である犬・バロンをテーマにした歌で、物語のシリアスな空気を一旦和らげ、視聴後の余韻を優しく締めくくる役割を果たしています。
歌詞には、バロンのちょっと抜けた性格や愛嬌がユーモラスに描かれ、子どもたちが思わず口ずさみたくなるフレーズが多く盛り込まれています。この曲の存在は、作品全体のバランスを保つ上でも重要で、重いテーマの合間に挟まれる温かな笑いを象徴するものでした。

◆ 挿入歌

物語の特定のシーンで流れる挿入歌は、キャラクターの心情や場面の情感を深める効果を発揮しました。

「少女の夢」

穏やかなピアノ伴奏と優しい歌声が、ペリーヌの未来への小さな希望をそっと描く曲。旅の合間に見せる彼女の笑顔や、ふとした安らぎの瞬間に流れ、視聴者の心を温めました。

「ボンジュール!」

明るく軽快なメロディで、新しい土地や人との出会いを歓迎する気持ちを表現。歌詞の中にフランス語が取り入れられ、異国情緒を醸し出しています。ペリーヌの旅路に彩りを添える楽しい一曲でした。

「ロザリーは友だち」

ペリーヌとロザリーの友情を描いた、温かく親しみやすい曲調。互いに支え合う関係がそのまま音楽になったような雰囲気で、キャラクターソング的な人気もありました。

「太陽みたいな女の子」

こおろぎ’73が歌う元気いっぱいの楽曲。快活で明るい女の子像を描いており、ペリーヌやロザリーを連想させる内容です。

◆ 音楽の魅力と視聴者の受け止め方

これらの楽曲は、単にBGMとして存在するのではなく、物語と一体化して視聴者の感情を動かしました。放送当時、レコードやカセットで主題歌を繰り返し聴く子どもたちも多く、歌詞を暗記して友だち同士で歌い合う光景も珍しくありませんでした。
特にオープニングの「ペリーヌものがたり」は、日曜夕方の記憶と結びついているという声が多く、当時を懐かしむ人々の間では今も語り継がれています。

また、近年のDVD-BOXやBlu-ray BOXには、これらの主題歌・挿入歌のノンクレジット映像や高音質音源が収録され、ファンの間で再び注目を集めています。映像とともに聴くことで、40年以上前の放送当時の空気をそのまま体験できることが、世代を超えて評価される理由のひとつです。

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■ 声優について

『ペリーヌ物語』は、映像や脚本だけでなく、声優陣の演技力が物語の深みを支える重要な要素となっていました。本作の登場人物は多彩であり、感情表現の幅も非常に広いため、声優たちには繊細な演技力と確かな存在感が求められました。その結果、主役から脇役まで、声の芝居がキャラクターに命を吹き込み、視聴者に強い印象を残しました。

◆ 主人公と家族を演じた声優陣

● ペリーヌ・パンダボアヌ役:靏ひろみ
当時まだ若手でありながら、ペリーヌという難しい役柄を見事に演じ切った靏ひろみの力量は高く評価されました。物語序盤の無邪気さ、中盤以降の孤独と不安、そして終盤の精神的成長まで、感情の変化を細やかに表現しています。特に母との別れのシーンで見せた声の震えや呼吸の乱れは、視聴者の涙を誘った名演として語り継がれています。

● マリ・パンダボアヌ役:池田昌子
落ち着きと気品を備えた声で知られる池田昌子は、マリの内面にある強さと優しさを声で巧みに表現しました。優美で温かな声質は、娘ペリーヌに寄せる母の深い愛情を感じさせ、同時に病に蝕まれていく弱さや儚さも繊細に描き出しています。池田の演技によって、マリは単なる「美しい母親像」ではなく、信念を持ち、娘に人生の指針を託す人物として深く印象づけられました。

● ビルフラン・パンダボアヌ役:巖金四郎
重厚で威厳ある声を持つ巖金四郎は、視力を失いながらも製糸工場を経営するビルフランの威圧感と孤独感を巧みに両立させています。感情を露わにしない台詞回しが、彼の頑固さや冷徹さを際立たせつつ、孫への想いが芽生えた後半では声に柔らかさが加わり、心の変化が鮮明に伝わってきます。この「声色の変化」によって、ビルフランの人間的な魅力が倍増しました。

◆ 物語を彩る脇役の名演

● ロザリー役:黒須薫
明るく快活な声で、ペリーヌにとって初めての心を許せる友人となるロザリーを好演。感情の起伏が素直に表れた演技は、視聴者にも親しみやすく、彼女の存在が物語に温もりを与えました。

● シモン役:永井一郎
下宿先「シモン荘」の主人であるシモンを演じた永井一郎は、温厚で包容力ある声質が印象的です。ペリーヌとマリを見守る大人としての落ち着きと優しさが、視聴者の安心感につながりました。

● テオドール役:田中崇
野心家で少し狡猾なキャラクターであるテオドールを、やや冷たい響きを帯びた声で演じ、敵役としての存在感を際立たせました。

● セザール役:石森達幸
低く渋い声で、工場内の緊張感を漂わせる人物像を作り上げ、物語の人間関係に厚みを加えています。

● マルセル役:岡村悦明
ペリーヌの旅先で出会うキャラクターを、柔らかく親しみやすい声で演じ、主人公を励ます役割を担いました。

● セバスチャン役:大山豊
ビルフラン邸の執事として、厳格さと忠誠心を兼ね備えた人物像を描き、作品における「屋敷の空気感」を支える演技を披露しました。

◆ ナレーション:渋沢詩子

物語全体の情緒を紡ぎ出す語り手として、渋沢詩子のナレーションは非常に重要な役割を果たしました。淡々とした口調の中に温もりを宿し、視聴者を物語世界へ自然に引き込む技術は見事でした。物語の節目ごとに流れる彼女の声は、映像の余韻をさらに深め、作品の格調を高めています。

◆ 声優陣の総評と当時の反響

本作の声優陣は、いずれも実力派ぞろいで、当時のアニメファンからは「安心して見られる作品」の理由のひとつとして高く評価されていました。特に靏ひろみのペリーヌ役は、その成長過程を声で表現し切った点でキャリアを代表する役のひとつとなりました。
また、当時の雑誌やファンレターでも「声がキャラクターと完全に一致している」「ナレーションが物語を何倍も感動的にしている」などの意見が寄せられ、キャスト全員の総合力の高さが話題となりました。

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■ 視聴者の感想

『ペリーヌ物語』は、1978年の放送当時から現在に至るまで、多くの視聴者の心を揺さぶり続けています。感想は世代や視聴時期によって多様ですが、大きく分けると「感動」「学び」「映像美への驚き」という3つの柱が浮かび上がります。

◆ 放送当時の子どもたちの声

放送当時、小中学生だった視聴者の多くは、ペリーヌの健気さや勇敢さに強く心を打たれたといいます。「同い年くらいの女の子が、家族を失って一人で旅を続ける姿は胸が苦しくなった」「自分ももっと頑張らなくてはと思った」という感想は、当時のファンレターや雑誌投稿でも目立ちました。
また、バロンやパリカールなどの動物キャラクターに癒やされる一方、母マリとの別れのシーンは多くの子どもたちにとって衝撃的で、「泣いてしまって翌日学校で友達と話した」という体験談も珍しくありませんでした。

◆ 大人の視聴者の受け止め方

親世代の視聴者は、単に「少女の冒険譚」としてではなく、社会や家族関係のリアルな描写として作品を捉えていました。ビルフランとエドモンの確執や、工場内での人間関係の描き方は、当時のフランス社会や産業構造の一面を反映しており、「子ども向けでありながら大人が見ても深い」との評価が多く寄せられました。
特に、母の遺言「人から愛されるには、まず人を愛しなさい」という言葉は、子育ての教訓として受け止められ、家庭内で話題に上ることもあったそうです。

◆ 音楽と映像美への評価

視聴者の感想の中で目立つのは、主題歌や挿入歌、背景美術への賛辞です。「オープニング曲を聞くと今でも胸が熱くなる」「背景画が絵画のように美しい」といった声は、放送から40年以上経っても変わらず寄せられています。
特にヨーロッパの田園風景や街並みを再現した美術背景は、アニメファンだけでなく美術愛好家からも高い評価を得ており、「子ども時代に異国への憧れを抱かせてくれた」という感想も多く見られます。

◆ 再放送や映像ソフトでの再評価

1990年代以降、BSやCSでの再放送、さらにDVDやBlu-rayの発売によって、新しい世代の視聴者が『ペリーヌ物語』に触れる機会が増えました。
現代の視聴者からは「スマホやネットのない時代に、地図と馬車だけで旅をする大変さが想像を超えていた」「今の作品にはない丁寧な人間描写に感動した」という感想が寄せられています。また、親子で一緒に観て感動を共有したというエピソードも多く、「親が子どもに見せたいアニメ」としての評価も高まりました。

◆ 心に残る場面とメッセージ

視聴者の多くが挙げるのは、ビルフランとペリーヌが抱き合う最終話の再会シーンです。「あの瞬間のために一年間見続けた」「報われた気持ちで涙が止まらなかった」という声は非常に多く、シリーズ全体の感動のピークとして記憶されています。
また、母の教えやペリーヌの行動から、「誠実さ」「思いやり」「努力」の大切さを学んだと語る視聴者も少なくありません。

◆ 総評

感想を総合すると、『ペリーヌ物語』は単なる名作劇場シリーズの一作にとどまらず、「人生を支える一本の物語」として記憶されていることが分かります。年代を問わず、多くの人の心に生き続けるその理由は、普遍的なテーマと丁寧な描写、そしてそれを引き立てる演技と音楽の力にあります。

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■ 好きな場面

『ペリーヌ物語』は全53話という長い物語の中で、数え切れないほどの印象的なシーンを生み出しました。視聴者それぞれが思い出として語る場面は異なりますが、多くの人が共感したり涙したりした瞬間があります。ここでは、特に人気が高く、心に残る場面をいくつか取り上げます。

◆ 母との別れ

物語序盤のクライマックスともいえるのが、マリが病に倒れ、ペリーヌの手を握りながら「人から愛されるには、まず人を愛しなさい」と告げて息を引き取る場面です。
このシーンは、放送当時の子どもたちにとって衝撃的で、多くの視聴者が涙を流しました。母の温もりを失う瞬間の静けさと、ペリーヌの嗚咽が交差する演出は、感情を直撃するものであり、物語全体のテーマを強く印象づけています。

◆ パリカールとの再会

旅の途中で別れざるを得なかったロバのパリカールと、偶然のように再会するシーンも多くのファンが好きな場面として挙げます。疲労で倒れたペリーヌを、パリカールがそっと見守るように近づく姿は、言葉のない友情を感じさせます。この再会によってペリーヌの旅は再び温かさを取り戻し、視聴者にも希望を与える瞬間となりました。

◆ 工場での通訳成功

ペリーヌが工場でイギリス人技師との間に生じたトラブルを通訳として解決する場面は、彼女の能力と努力が認められる重要な転機です。
このシーンは、ペリーヌの聡明さと行動力がはっきりと示される場面であり、視聴者からも「見ていてスカッとした」「自分の力で道を切り拓く姿に勇気をもらった」という感想が多く寄せられています。

◆ 祖父との真実の対面

最終盤、ビルフランがペリーヌの正体を知り、二人が抱き合う再会の場面は、ほとんどの視聴者が「一番感動した」と語るシーンです。
一年間積み重ねた出来事や感情が一気に解き放たれ、厳格だった祖父の表情が優しさに変わる瞬間は、物語全体の集大成として強く記憶に残ります。

◆ ロザリーとの友情の場面

日常の小さなやり取りの中にも、視聴者が心温まると感じた場面があります。特に、ロザリーがペリーヌに食事や生活の知恵を教えたり、さりげなく励ますシーンは、過酷な旅の中に差し込まれる小さな光のように描かれています。

◆ バロンのコミカルな挿話

シリアスな物語の中で、バロンが見せるユーモラスな行動も多くの人にとっての癒やしでした。変な顔をからかわれたり、食べ物をねだる姿など、重い展開の合間に笑顔をもたらす存在として印象深いものがあります。

◆ 総評

『ペリーヌ物語』の好きな場面は、必ずしも派手なアクションや劇的な展開だけではありません。静かな会話、何気ない仕草、短い微笑みといった細やかな描写が、視聴者の心に深く残っているのです。それは本作が「感情の積み重ね」で成立している物語であることの証とも言えます。

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■ 好きなキャラクター

『ペリーヌ物語』の魅力は、主人公だけでなく、彼女を取り巻く多彩なキャラクターたちにもあります。視聴者が「好き」と感じる理由は、単なる性格の良し悪しではなく、その人物の持つ人間らしさや物語における役割、そして主人公との関係性に大きく左右されます。ここでは放送当時から今に至るまで、多くのファンに支持されてきたキャラクターを紹介し、なぜ彼らが心を掴むのかを探ります。

◆ ペリーヌ・パンダボアヌ

やはり最も多くの票を集めるのは主人公ペリーヌです。13歳という年齢ながら、大人顔負けの判断力と行動力を発揮し、苦境を切り抜ける姿は、特に同年代の視聴者に強い共感を与えました。
彼女の「ただの優等生」では終わらない魅力は、困難の中で悩み、葛藤しながらも前へ進む人間らしい弱さと強さの両立にあります。また、語学力や手先の器用さなど、自らの能力を活かして道を開く姿は、大人の視聴者からも「頼もしい」と高評価を得ています。

◆ マリ・パンダボアヌ

ペリーヌの母であるマリは、短い登場ながら多くの視聴者の心に残る存在です。病に倒れながらも娘の未来を案じ、「人から愛されるには、まず人を愛しなさい」という言葉を残して旅立つ姿は、放送当時の子どもだけでなく大人にも深い感動を与えました。
マリの上品で落ち着いた物腰や、時折見せる娘への厳しい指導は、単なる優しい母親像ではなく、強く賢い女性像として描かれており、視聴者に強い印象を残しています。

◆ ビルフラン・パンダボアヌ

物語前半では冷たく頑固な老人として描かれ、視聴者の中には当初好意的でなかった人も多い存在です。しかし、物語が進むにつれ心を開き、最後には孫と抱き合う姿が感動を呼びました。
この「嫌われ役から愛され役への変化」が、彼を好きなキャラクターに押し上げています。「人は変われる」というメッセージを体現した人物として、彼の存在は作品の大きな柱です。

◆ ロザリー

ペリーヌの最初の友人であり、明るく気さくな性格で人気を集めました。特に子どもの視聴者からは、「自分もこんな友達が欲しい」と憧れられる存在。生活の知恵を教えたり、時には軽口を叩いたりと、ペリーヌにとって家族以外で初めて心から信頼できる相手です。

◆ バロン

物語のシリアスさを和らげる存在として、バロンの人気は根強いです。奇妙な顔立ちと気まぐれな性格で笑いを誘いながらも、要所ではペリーヌを守る頼もしさを発揮します。動物好きの視聴者にとっては欠かせない癒しの存在であり、エンディングテーマ「きまぐれバロン」も彼の愛されキャラクターぶりを後押ししました。

◆ パリカール

ロバでありながら、視聴者から「登場人物」として扱われるほどの人気者。再会シーンでは多くの人が涙を流し、ぶどう酒好きというユーモラスな設定も愛されました。ペリーヌにとっては家族同然であり、その存在は旅の象徴ともいえます。

◆ その他の印象的なキャラクター

シモン:包容力のある下宿屋の主人として、大人の優しさを体現。

テオドール:野心家で一見嫌われ役ながら、その狡猾さが物語の緊張感を支えた。

セバスチャン:忠実な執事として屋敷の秩序を守る存在感。

◆ 総評

「好きなキャラクター」は視聴者によって異なりますが、共通しているのは「人間的な温かさ」や「変化する姿」に惹かれている点です。ペリーヌ物語の登場人物は、善悪の単純な二分法ではなく、欠点も含めて魅力を持っているため、長く記憶に残るのでしょう。

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■ 関連商品のまとめ

『ペリーヌ物語』は放送から40年以上が経った今もなお、様々な形で商品化されてきました。そのラインナップは映像ソフトや書籍、音楽CDから、玩具・文房具・食品とのタイアップまで多岐にわたります。ここではジャンル別に、これまで登場した関連商品の傾向と特徴を整理します。

◆ 映像関連商品

1980年代後半、本作はまずVHSビデオとして市場に登場しました。当時は全話セットではなく、物語の名場面や人気エピソードを集めた編集版が主流で、レンタル用とセル用の両方が存在しました。パッケージにはアニメの場面写真を使用し、家庭用ビデオデッキを持つ層に向けた高価格帯商品でした。

1990年代にはLD(レーザーディスク)版も一部リリースされ、全話を高画質で保存したいアニメコレクターに支持されました。LD特典として描き下ろしジャケットや設定資料小冊子が付属した限定版も存在し、現在ではオークションや中古市場で高値が付くアイテムとなっています。

21世紀に入るとDVD-BOXが登場。全53話を完全収録したコンプリートボックスや、数巻ごとの分売セットが発売され、特典としてブックレット、ノンクレジットOP/ED映像、制作スタッフインタビューなどが付属しました。さらに近年では高画質リマスター版のBlu-ray BOXも登場し、当時の色彩や背景美術が鮮明に蘇ることで再評価が高まりました。

◆ 書籍関連

原作小説『アン・ファミーユ』(エクトール・アンリ・マロ著)は、日本語訳版が放送前から出版されていましたが、放送時期に合わせて新装版や児童向け抄訳版も発売されました。また、アニメ版の設定画やストーリーダイジェストを収録した「アニメ絵本」や「フィルムコミック」も児童書コーナーで人気を博しました。

アニメ誌(『アニメディア』『OUT』『ロマンアルバム』など)でも特集記事が組まれ、キャラクター設定資料、背景美術紹介、声優インタビューなどを掲載したムック本も複数刊行。近年では「世界名作劇場」全作品を網羅する解説書の中で本作の特集ページが組まれることもあり、コレクション目的で購入するファンも少なくありません。

◆ 音楽関連

本作のオープニング「ペリーヌものがたり」とエンディング「きまぐれバロン」は、放送当時EPレコード(ドーナツ盤)として発売されました。ジャケットにはペリーヌやバロンの描き下ろしイラストが使用され、子どもたちの間で人気を集めました。

また、挿入歌やBGMを収録したサウンドトラックLPも存在し、ストリングスやアコースティックギターを多用した優しい音色が評価されました。2000年代にはCDとして再発売され、さらに近年ではデジタル配信でも聴くことができるようになっています。

◆ ホビー・おもちゃ

玩具展開は比較的控えめでしたが、世界名作劇場シリーズの一環としてペリーヌのミニドールや、パリカールのフィギュア、バロンのぬいぐるみが発売されました。これらは子ども向けだけでなく、コレクター向けの限定品としても人気が高く、特に未開封品は中古市場で高値取引されます。

ガチャガチャのミニフィギュアや、情景を再現したミニジオラマセットも存在し、旅の場面や屋敷の一角をミニチュアで楽しむことができました。

◆ ゲーム・ボードゲーム

家庭用ゲーム化はされませんでしたが、放送当時は「ペリーヌ物語すごろく」や「カードゲーム」が子ども向けに販売されました。マス目のイベントに「旅の途中で馬車が故障。3マス戻る」など、物語の要素が盛り込まれており、ファンには嬉しい仕様でした。

◆ 文房具・日用品

文房具類では、ペリーヌやバロンのイラストをあしらった下敷き、ノート、鉛筆、カンペンケース、消しゴムなどが販売されました。中でも、パリカールのコミカルな表情を描いた鉛筆や、エンディング曲「きまぐれバロン」の歌詞を印刷した下敷きなどは子どもたちに人気でした。

日用品では、キャラクターマグカップやランチボックス、タオル類も登場。これらは現在では昭和レトログッズとして懐かしむ声も多いです。

◆ 食品・タイアップ商品

放送期間中、ペリーヌ物語のキャラクターシール付きチューインガムや、ウエハースチョコといった食玩も登場しました。地方限定のキャンペーンとして、スーパーや駄菓子屋でキャラクターカードがもらえる企画もあり、当時の子どもたちにとってはちょっとした宝物でした。

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■ オークション・フリマなどの中古市場

『ペリーヌ物語』は放送から数十年を経て、関連グッズや映像ソフトが昭和アニメのコレクション市場で注目を集めています。ヤフオク、メルカリ、駿河屋といった中古流通の場では、ジャンルごとに価格や人気の傾向が異なります。ここでは代表的な商品カテゴリーごとに、その流通状況と価格帯を詳しく見ていきます。

◆ 映像関連商品の市場動向

VHS(セル・レンタル落ち)
1980年代後半に発売された公式VHSは数が少なく、特に初期巻や最終巻は人気が高く、1本2,000〜4,000円前後で取引されます。未開封品はプレミア価格となり、5,000円以上の落札例もあります。

LD(レーザーディスク)
1990年代に発売されたLDは、ジャケットイラストや特典小冊子付きの状態が好まれ、1枚3,000〜6,000円程度で落札されます。全巻セットや限定版は2万円超えも珍しくありません。

DVD-BOX
2000年代発売のDVD-BOXは特典付き完品が高額化傾向。状態が良ければ15,000〜25,000円で安定して取引されています。帯付き未開封品はさらに高値を呼びます。

Blu-ray BOX
高画質リマスター版は比較的流通が新しいものの、限定生産品は発売後すぐに市場価格が定価以上に上昇する傾向があります。特典ブックレットや設定資料の欠品は価格に大きく影響します。

◆ 書籍関連

原作小説(旧版・新装版)
初版帯付きの旧版は希少で、状態が良ければ5,000円前後。新装版は1,000円程度で手に入ることも多いですが、放送当時のカバーイラスト版はコレクター人気が高いです。

アニメ絵本・フィルムコミック
小学館や講談社などから発売されたフィルムコミックは全巻揃いで5,000〜8,000円ほど。単巻でも1,000〜2,000円で取引されます。

設定資料集・ムック本
発売部数が限られていたため市場にあまり出回らず、美品は5,000円以上になることもあります。

◆ 音楽関連

EPレコード(主題歌シングル)
「ペリーヌものがたり/きまぐれバロン」EPは状態の良いものが2,000〜3,500円程度で取引。帯や歌詞カード付きはさらに高値。

LPサウンドトラック
美品で3,000〜5,000円、帯付きは6,000円を超えるケースも。

CD再販版
2000年代のCDは比較的入手しやすく、2,000円前後が相場ですが、初回限定特典付きはやや高値になります。

◆ ホビー・おもちゃ

ぬいぐるみ(バロン・パリカール)
発売当時のタグ付き未使用品は希少で、バロンのぬいぐるみは8,000〜12,000円で取引されることもあります。

ミニフィギュア・ガチャ景品
単品で500〜1,500円、全種コンプで5,000円以上になるケースも。

ドール系商品
ペリーヌの着せ替え人形は中古市場で特に人気が高く、美品箱付きは15,000円を超えることがあります。

◆ ゲーム・ボードゲーム

すごろく
欠品なしの完品は3,000〜6,000円で取引。箱の状態や駒の有無が価格を大きく左右します。

カードゲーム
1,000〜2,500円程度で流通。未開封品はコレクターが狙うため価格上昇傾向。

◆ 文房具・日用品

下敷き・ノート・鉛筆
使用済みは数百円から、未使用は1,000〜3,000円前後。人気イラスト柄はさらに高騰します。

ランチボックス・マグカップ
昭和レトロブームで再評価され、状態が良ければ3,000〜5,000円以上の落札も珍しくありません。

◆ 食玩・キャンペーン品

キャラクターシールやカード付き食品は消耗品のため現存数が少なく、セットや未開封状態だと数千円単位で取引されます。地方限定の販促品は特にレアで、熱心なコレクター同士の競り合いで価格が跳ね上がることもあります。

◆ 総評

『ペリーヌ物語』関連商品は、映像ソフト・書籍・音楽から日用品までジャンルが幅広く、それぞれの市場で安定した需要があります。特に限定版や状態の良いものは高額取引される傾向が強く、「世界名作劇場コレクション」を揃えるファンにとっては外せないタイトルのひとつです。

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