『新ビックリマン』(1989年)(テレビアニメ)

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【シリーズ構成】:富田祐弘
【アニメの放送期間】:1989年4月9日~1990年8月26日
【放送話数】:全72話
【放送局】:テレビ朝日系列
【関連会社】:ASATSU、東映動画、東映化学

■ 概要・あらすじ

『新ビックリマン』とは――前作の世界を受け継ぎながら新世代へ進んだシリーズ第2弾

『新ビックリマン』は、ロッテの菓子「ビックリマンチョコ」に封入されていた「悪魔VS天使シール」の世界観をもとに制作されたテレビアニメで、1989年4月9日から1990年8月26日まで、朝日放送を制作局とするテレビ朝日系列で毎週日曜日の朝に放送された。全72話という長期シリーズであり、アニメーション制作を担当したのは前作『ビックリマン』に引き続き東映動画である。単純にキャラクターを入れ替えた続編ではなく、前作で繰り広げられた天使と悪魔の壮大な戦いが終わった「その後の世界」を舞台に、新しい主人公、新しい旅、新しい敵、そして新しい時代を描いた作品となっている。前作では天使・悪魔・お守りという三つの勢力が対立しながら次界を目指す戦いが物語の中心だった。しかし『新ビックリマン』が始まる時代には、かつて歴史を揺るがした天使と悪魔の大戦はすでに遠い過去となっている。長く続いた争いは「聖魔和合」によって終わり、天使、悪魔、お守りたちは次界で共に生活するようになっていた。かつて敵同士だった存在が同じ社会で暮らしているという設定は、本作の大きな特徴である。その一方で、平和になったからこそ新しい問題も生まれている。本作では天使か悪魔かという単純な善悪の構図だけでは説明できない「次代」という新しい存在が重要になり、前シリーズ以上に「異なる者同士が一緒に未来を作れるのか」というテーマが強調されていく。明るいギャグアニメのように見える序盤から、物語が進むにつれて出生の秘密、文明の滅亡、母と子、歴史の因縁、世界そのものの再生といった大きなテーマへ広がっていくところが『新ビックリマン』ならではの面白さである。

すべての始まりは「次界が滅びる未来」――平和な世界に突然告げられた破滅

物語の主人公となるピア・マルコは、英雄らしい威厳を最初から備えた少年ではない。食べることが大好きで、少々怠け者、お調子者で失敗することも多いという、親しみやすい性格の少年である。そんなマルコがある出来事をきっかけに、時間に関係する重要な場所へ入り込んでしまうところから壮大な物語が動き始める。そこでマルコと関わることになるのが、規則や正義を重んじる天使ベリー・オズである。オズはマルコとは対照的な性格で、真面目で融通が利かず、自分が正しいと思ったことには一直線に突き進むタイプだった。そしてさらに、一行には悪魔のディオ・コッキーが加わる。ディオ・コッキーは財宝への執着が強く、何かにつけて利益を求める現実的な人物であり、マルコともオズとも異なる価値観を持っている。普通であれば仲間になりそうにない三人が偶然同じ事件に巻き込まれ、そこで目撃するのが次界に待ち受けている恐ろしい未来だった。現在は平穏そのものに見える次界が、近い将来、崩壊してしまうというのである。過去の時代から姿を現したスーパーゼウスは、世界を救うためには「セント・ジュエル」と呼ばれる聖なる宝石を探さなければならないことを告げる。こうして、昨日まで世界を救う使命など考えたこともなかったマルコが、一転して次界の運命を背負う旅へ出ることになる。

マルコ、オズ、コッキー、プッチー・オリン――正反対の仲間たちによるセント・ジュエル探索

世界を救うために旅立つマルコたちの移動手段となるのが、万能メカ「ワープスライダーP」、通称ワッPである。そしてワッPと共に現れるのが、言葉を話さない不思議な少女プッチー・オリンだった。彼女は単なる旅の同行者ではなく、物語が進むにつれて作品全体の根幹へ深く関係する存在となっていく。序盤の大きな目的は「各地を冒険し、次界を救うために必要なセント・ジュエルを見つける」こと。しかし、その道中は単なる宝探しでは終わらない。マルコたちが訪れる場所には独自の文化や住民がおり、毎回さまざまな事件が起こる。そのため一話ごとに違った土地を訪れるロードムービー的な楽しさがあり、ギャグ、アクション、友情、謎解きが組み合わされている。とりわけ面白いのはパーティーの性格がまったく統一されていないことである。マルコは食欲と直感で動き、オズは規則と正義を優先し、コッキーは金や宝を基準に行動する。そこへ自ら多くを語らないプッチー・オリンが加わるため、一行は最初から理想的なチームとは言い難い。ところが旅を続けるうちに、このバラバラさが大きな強みへ変わっていく。

宝探しから「自分は何者なのか」という物語へ

物語中盤になると、セント・ジュエルを集めるという当初の目的だけでは説明できない謎が次々と表面化する。とりわけ重要になるのが、ピア・マルコ自身の出生とプッチー・オリンの正体である。一見するとお気楽な少年にしか見えなかったマルコには、世界の歴史に関係する重大な秘密が隠されていた。なぜ彼が次界を救う旅へ導かれたのか、なぜセント・ジュエルと深く関係することになるのかという疑問が少しずつ解き明かされることで、単なる偶然から始まった冒険が「マルコ自身の運命を知る旅」へ変化していく。同時にプッチー・オリンをめぐる物語も急速に重くなっていく。無口で神秘的な少女として登場した彼女の背後には、異聖メディアや曼聖羅をはじめとする巨大な勢力と因縁が存在している。敵と思われていた人物にも戦う理由があり、味方と思っていた世界にも隠された歴史がある。このあたりから物語は「正義対悪」という単純な構図を離れ、それぞれの立場にそれぞれの事情がある群像劇へ発展する。

異聖メディアと曼聖羅――物語を大きく変えるもう一つの世界

冒険が続くにつれて重要度を増していくのが、異聖メディアを中心とする曼聖羅の存在である。ここから『新ビックリマン』は単純なセント・ジュエル争奪戦から、世界の成り立ちそのものへ踏み込む物語になっていく。異聖メディアは単なる「倒せば終わる悪役」として描かれる人物ではない。彼女自身にも強い思いと過去があり、プッチー・オリンとの関係が明らかになるにつれて、一人の母親としての感情も表面に出てくる。親子の情、失われた時間、世界への執着といった感情が絡み合うことで、子ども向け作品でありながら意外なほどドラマ性の高い展開が続く。

第52話以降の学園編――長編の途中で大胆に雰囲気を変えた後半戦

『新ビックリマン』でも特に特徴的なのが、第52話以降に展開される学園編である。世界を股に掛けて旅していたロードムービー型の展開から雰囲気を変え、学園を舞台としたエピソードを取り入れたことで、シリーズ後半には前半とは違った面白さが生まれている。ただし、学園が登場したからといって本筋が消えてしまうわけではない。むしろ明るく日常的な舞台を挟むことで、それまで積み上げてきたマルコたちの関係や成長が改めて見えやすくなる。

最終的なテーマは「新しい世界を自分たちの手で作ること」

『新ビックリマン』のストーリーを最後まで追うと、タイトルに付けられた「新」という文字の意味が次第に大きく感じられるようになる。これは単に『ビックリマン』の新シリーズという意味だけではない。旧世代が作った世界をそのまま守るのではなく、マルコたち新しい世代が自分たちの価値観で未来を作ろうとする物語だからである。かつて天使と悪魔は激しく争った。しかしマルコの時代では、天使のオズと悪魔のコッキーがお守り出身のマルコと共に旅をしている。三人はケンカばかりしているものの、最後には種族の違いを超えて協力する。この構図そのものが「聖魔和合」の先にある新しい時代を象徴している。そして長い冒険の先で目指されるのが、誰か一つの勢力だけが支配する世界ではなく、異なる存在が共存できる新たな世界「新河系」である。

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■ 登場キャラクターについて

ピア・マルコ(声:藤田淑子)――食いしん坊の少年から世界の未来を背負う主人公へ

『新ビックリマン』の主人公であるピア・マルコは、本作の明るくにぎやかな雰囲気を象徴するキャラクターである。物語開始時には「世界を救う勇者」と呼ぶにはほど遠く、食べることが何より大好きで、楽しいことには飛びつく一方、面倒なことにはあまり積極的ではないという親しみやすい少年として描かれている。第1話でも壮大な使命を求めて時の城へ向かったわけではなく、食べ物への興味から騒動に入り込み、その結果として次界が滅びる未来を知ることになる。この偶然性がマルコらしく、最初から完成されたヒーローではないところが大きな魅力となっている。マルコには、理屈よりも自分の感覚で相手を見る柔軟さがある。天使だから正しい、悪魔だから悪いという昔ながらの価値観に縛られず、その場で接した相手の行動によって判断しようとする。この性格が、聖魔和合後の新しい世界を生きる主人公として非常に重要である。物語が進むにつれ、マルコ自身にも単なるお気楽なお守りという言葉だけでは説明できない秘密や宿命が存在することが分かってくる。序盤では「事件に巻き込まれた少年」だったマルコが、仲間との旅を経験し、自分の意志で世界の未来を選ぼうとする存在へ成長していくことが、本作の大きな見どころである。

ベリー・オズ(声:塩沢兼人)――生真面目すぎる正義漢が見せる友情と人間味

ベリー・オズは天使であり、物語開始時には時の城を守るガード天使として登場する。マルコとは対照的に規則、使命、正義を非常に重く考える性格で、自分の判断に絶対的な自信を持つことも多い。真面目であること自体は長所なのだが、その真面目さが度を越して融通の利かなさにつながり、結果としてマルコやコッキーとの口論を生み出すことも珍しくない。マルコとの関係は特に面白い。何事も大ざっぱなマルコに対して、オズは細かい部分まで気にする。そのため二人の会話は自然に漫才のようなリズムになり、真剣な状況でも笑いを生み出す。しかし本当に危険な場面になると互いを信頼しており、普段の言い争いとは裏腹に深い友情で結ばれていることが分かる。塩沢兼人の端正で知的な声は、生真面目なオズとの相性が非常に良く、格好良さとコミカルさの両方を成立させている。

ディオ・コッキー(声:千葉繁)――欲深い悪魔なのに憎めない最大級のムードメーカー

ディオ・コッキーは悪魔であり、セント・ジュエルを探すマルコ一行の主要メンバーである。最大の特徴は、何よりも金銀財宝を愛していること。珍しい物や高価そうな物を目にすると普段以上の行動力を発揮し、場合によっては仲間を振り回してしまう。しかしその欲深さが徹底的に明るく描かれているため、悪役的な嫌らしさよりも「またコッキーが何か始めた」という楽しさにつながっている。マルコが感覚派、オズが規則派だとすれば、コッキーは現実派である。世界の危機より目の前の宝物に心を奪われることもあるが、最後には友情や仲間への思いが勝る。この「欲深いけれど情は厚い」という二面性がコッキーの大きな魅力である。千葉繁による勢いのある演技も非常に印象的で、コッキーが登場すると画面全体のテンションが一気に上がる。

プッチー・オリン(声:久川綾)――無口な謎の少女から物語の核心へ

プッチー・オリンは、ワープスライダーPと共にマルコたちの旅へ加わる少女である。序盤では言葉をほとんど話さず、その素性も目的も分からないため、本作でもっとも謎の多い主要人物として扱われる。ところが物語が進むにつれ、プッチーが単なる旅の案内役ではないことが明らかになっていく。彼女はセント・ジュエルやワッPと強く結びついており、世界の成り立ちや曼聖羅をめぐる物語にも深く関係している。そして、彼女のもう一つの姿が「オリン姫」であることが判明すると、ストーリーは大きな転換点を迎える。母である異聖メディアとの関係まで含め、後半の感情的なドラマを支える中心人物である。

異聖メディア(声:中西妙子)――単純な悪役では終わらない巨大な存在

異聖メディアは『新ビックリマン』中盤以降の世界観を理解するうえで欠かせないキャラクターである。初めて見る段階では主人公たちと対立する巨大勢力の中心人物という印象が強いが、物語を追えば追うほど善悪の一言で分類することが難しくなっていく。メディアにはメディアなりの歴史、感情、目的があり、とりわけプッチー・オリンとの関係が明らかになってからは一人の母親としての側面も強く描かれるようになる。世界規模の対立と親子の感情を同時に背負うことで、単純な悪の女王とは異なる立体的な人物になっている。

スーパー・デビル(声:青野武)――旧シリーズから続く「悪」の象徴

スーパー・デビルは前作『ビックリマン』から引き続き登場する重要人物であり、新しい主人公たちが中心となった『新ビックリマン』において、過去の時代から続く悪の象徴として機能する。策略を巡らせ、自分に有利な状況を作り、他者の秘密や弱点さえ利用しようとする狡猾な人物である。勢いで行動するコッキーとは同じ悪魔でも正反対であり、「悪魔にもさまざまな人物がいる」ことを示す存在でもある。

スーパー・ゼウス(声:八奈見乗児)――新世代へ使命を託す大長老

スーパー・ゼウスも前作から継続して登場するシリーズを代表する人物である。『新ビックリマン』では、次界に待っている破滅の未来をマルコたちへ知らせ、世界を救うためにセント・ジュエルを探すよう導く役割を果たす。自ら再び主人公になるのではなく、新世代であるマルコたちへ未来を託しているところに続編らしさがある。八奈見乗児による特徴的な声と芝居も含め、旧作と新作を結ぶ象徴的なキャラクターである。

マルコ・オズ・コッキーの「三すくみ」が生み出す面白さ

お守り、天使、悪魔という異なる属性の三人が同じ乗り物で旅をしていること自体が、本作の世界観を象徴している。マルコは自由、オズは規律、コッキーは欲望。この三者が同じ問題に遭遇すれば当然意見はまとまらない。しかし、オズだけでは堅苦しくなり過ぎ、コッキーだけでは欲望の方向へ暴走し、マルコだけでは無計画になりやすい。三人が集まることで互いの欠点を打ち消し合い、一つのチームとして機能する。そしてそこへプッチーが加わることで、物語には神秘性と感情面の深みが加わるのである。

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■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

オープニングテーマ「セント・ジュエルを探せ!」――冒険そのものを歌にした出発のテーマ

『新ビックリマン』を音楽面から語る時、まず外すことができないのがオープニングテーマ「セント・ジュエルを探せ!」である。歌を担当しているのは、ピア・マルコ役の藤田淑子、プッチー・オリン役の久川綾、ベリー・オズ役の塩沢兼人、ディオ・コッキー役の千葉繁によるユニット「ワッPズ」。作詞は森由里子、作曲はタケカワユキヒデ、編曲は山本健司が担当している。タイトルに作品最大の目的である「セント・ジュエル」がそのまま入っており、初めて本作を見る子どもにも「聖なる宝石を探す冒険なのだ」と伝わる分かりやすい主題歌となっている。歌詞全体から感じられるのは、未知の場所へ飛び出していく期待感と、何が起こるか分からない旅への高揚感である。複数の主要キャラクターの声が重なることによって、マルコたち自身が冒険の始まりを告げているような楽しさがある。

エンディングテーマ「やっぱビックリマン!!」――一日の冒険を笑顔で締めくくる一曲

エンディングテーマは「やっぱビックリマン!!」。歌はニッチモ、SHINES、作詞は谷穂ちろる、作曲は本間勇輔、編曲は山本健司が担当している。オープニングが「これから冒険へ向かうぞ」という前向きな勢いを持っているのに対して、こちらは一話を見終えた視聴者を明るい気分で送り出す役割を担う。作品がシリアスな展開へ入っても、最後にはビックリマンらしい陽気さへ戻してくれる安心感がある。

「夢飛行 -Fly me to the Dream-」――プッチーを思わせる幻想的な挿入歌

第22話で使用された「夢飛行 -Fly me to the Dream-」は、プッチー&ワープスライダーズ名義による楽曲で、作詞は森由里子、作曲は池毅、編曲は山本健司。プッチー役の久川綾がセリフ部分を担当し、歌唱部分ではKUKOが参加している。大空を飛びながら未知の世界へ向かっていくような広がりがあり、ワープスライダーPで各地を巡る本作との相性が良い。プッチーが抱える神秘性を音楽面から補強した曲とも言える。

「天使の誓い」――ベリー・オズの生真面目さと格好良さを凝縮

「天使の誓い」はベリー・オズ役の塩沢兼人が歌うキャラクターソングで、作詞は森由里子、作曲はタケカワユキヒデ、編曲はKAZZ TOYAMA。普段はマルコやコッキーに振り回されるオズだが、この曲では「正義を信じて進む天使」としての格好良さが前面に出る。塩沢兼人の端正な声質も相まって、オズというキャラクターの真っすぐさを音楽で表した一曲となっている。

「スーパーゼウスのテーマ」――旧シリーズから受け継がれた大物感

「スーパーゼウスのテーマ」は第26話と最終第72話で使用された楽曲で、歌はJ.M.F、作詞は谷穂ちろる、作曲はタケカワユキヒデ、編曲はKAZZ TOYAMA。シリーズそのものを象徴するスーパーゼウスにふさわしい楽曲で、新世代の物語と旧時代の歴史を音楽でも結び付けている。

「悲劇のクィーン」――曼聖羅編の空気を決定づけるドラマ曲

第29話で使用された「悲劇のクィーン」は、マンセーラ・クワイヤが歌う楽曲で、作詞は反後四郎と補作詞の森由里子、作曲はタケカワユキヒデ、編曲はKAZZ TOYAMA。明るい冒険ソングとはかなり異なり、曼聖羅という新たな世界と、その背後に存在する悲しい歴史を強く印象づける。作品が単なる宝探しから壮大な世界観へ踏み込む転換期を象徴する一曲である。

「どーなってんだ!?」――ディオ・コッキーの勢いをそのまま歌に

第38話で使用された「どーなってんだ!?」は、ディオ・コッキー役の千葉繁自身が歌唱を担当するキャラクターソングである。タイトルからしてコッキーらしく、歌唱そのものにも芝居が入り込み、本人が目の前で騒いでいるような勢いがある。シリアスな展開が増える中でも、作品本来の賑やかさを保つ役割を果たしている。

「HA-RA-PE-CO超男児」――ピア・マルコらしさ100%のキャラソン

ピア・マルコ役の藤田淑子が歌う「HA-RA-PE-CO超男児」は、マルコの食いしん坊という特徴を真正面から音楽にした楽曲である。しかしマルコは単なる食いしん坊ではなく、いざという時には仲間のために立ち上がる。そのため曲にも、能天気な少年らしさと元気いっぱいの主人公らしさが共存している。

「フレンドだったりしちゃって!」――友情という本作の核心を明るく表現

アイソトープが歌い、ワッPズもコーラスに参加した「フレンドだったりしちゃって!」は、天使、悪魔、お守りという立場を越えて仲間になったマルコ一行を象徴するような曲である。大げさに友情を語るのではなく、ケンカしながらも気付けば一緒にいるという本作らしい関係を思わせる。

菊池俊輔による劇伴――ギャグと冒険と神話を行き来するBGM

テレビシリーズの音楽を担当した菊池俊輔によるBGMも重要である。コミカルな場面、敵との戦闘、未知の世界への冒険、歴史や世界の秘密が明らかになる神秘的な場面など、作品の振れ幅を音楽が支えている。特に後半になるほど異聖メディア、オリン姫、新河系といった物語の神話性が強くなるため、BGMによる重厚感が重要になっていく。

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■ 魅力・好きなところ

「前作の続き」でありながら、新しい冒険として楽しめる

『新ビックリマン』の大きな魅力は、前作の世界観を受け継ぎながら、主人公も目的も物語の雰囲気も大きく変え、新しいシリーズとして成立させているところにある。前作を知っている視聴者であればスーパーゼウスやスーパー・デビルといった存在を懐かしく感じられ、前作を知らない視聴者でも「次界を救うためセント・ジュエルを探す」という分かりやすい冒険として楽しめる。旧世代が築いた世界を新しい世代が受け継ぎ、それを守るだけでなく自分たちの価値観で作り直していく構造が、続編らしい魅力となっている。

マルコ・オズ・コッキーの会話がとにかく楽しい

作品を何話も続けて見たくなる最大の理由の一つが三人の掛け合いである。マルコは自由奔放で食欲第一、オズは規則を大切にする生真面目な天使、コッキーは金銀財宝が大好きな悪魔。これほど意見の合わない三人が同じ旅をしていること自体が面白い。普段は口論ばかりでも、本当に危険な状況では互いを助ける。この「口では文句を言うが最後には絶対に見捨てない」という関係が長いシリーズを通じて育っていく。

プッチー・オリンの秘密が明らかになるほど物語が面白くなる

序盤では言葉も少なく、ワッPと行動する不思議な少女でしかなかったプッチー。しかし物語が進むにつれてオリン姫としての立場、異聖メディアとの関係、曼聖羅につながる背景が明らかになり、それまでの物語の見え方が大きく変わる。最初から説明し過ぎず、何十話も一緒に旅した後で秘密を明かすことで、視聴者は設定上の重要人物ではなく「ずっと一緒だったプッチー」として彼女を見られる。ここが感情移入を強くしている。

「悪魔だから悪」「天使だから善」ではない世界観

ディオ・コッキーは悪魔でありながら主人公の仲間であり、逆に天使側だからといってすべてが完璧な正義として描かれるわけでもない。この善悪の境界が単純ではないところが面白い。所属ではなく、その人物が何を考え、どのように行動するかを見るという価値観が自然に組み込まれている。

ワープスライダーPで各地を巡る冒険感

マルコたちは一つの町に留まるのではなく、ワープスライダーPで次々と異なる土地を巡る。新しい場所へ行けば見たことのないキャラクターや文化、事件が待っているため、「次はどんな世界へ行くのだろう」という期待感が毎回生まれる。ビックリマンシールの一枚絵だったキャラクターが、アニメでは生活し、会話し、社会を形成していることも大きな楽しさである。

子ども向けと思っていると驚かされるシリアス展開

序盤は明るいギャグが多いが、物語が進むと世界の滅亡、親子の別離、出生の秘密、過去から続く争いなどかなり重い題材が登場する。この明るさとシリアスさの落差が大きな魅力である。普段楽しそうにケンカしている仲間たちだからこそ、離ればなれになりそうな時の寂しさが強く感じられる。

第26話「むかし昔の天聖界」に感じるシリーズものならではの楽しさ

新しい主人公を中心に進んできた物語が、ここで過去のビックリマン世界と強く結びつく。前作から見ていた人には懐かしく、新規視聴者には「マルコたちの世界にもこんな歴史があったのか」と理解できる。旧作へのサービスと新主人公の物語を両立させている点が魅力である。

プッチーと異聖メディアの親子ドラマ

シリーズ中盤から後半にかけて印象に残るのが、プッチーが曼聖羅へ向かい、異聖メディアとの関係が大きく動き出す部分である。血縁だから母に従うべきなのか、それとも旅の中で築いた仲間との関係を選ぶのか。世界規模の戦いの中に、一人の少女がどこへ帰りたいのかという個人的な感情が存在する。その切なさが本作のシリアス面を支えている。

最終回まで見ると「新河系」という言葉が胸に残る

終盤で特に感動するのは、マルコたちの旅が単純に元の世界へ戻すだけで終わらないことだ。過去へ戻るのではなく、自分たちの世代による新しい世界を作ろうとする。その象徴が「新河系」である。第1話では食べ物のことで騒いでいたマルコが、最終的には世界の未来を選ぶ立場へ成長する。しかし立派になったからといってマルコらしさを失わない。その成長のさせ方も魅力である。

バラバラだった四人がいつの間にか家族のようになっている

世界観は壮大だが、最後にもっとも心へ残るのはマルコ、オズ、コッキー、プッチーの関係である。最初は偶然集まっただけだった四人が、一緒に食事をし、ケンカし、逃げ、戦い、誰かがいなくなれば寂しがる。はっきり「家族」と言わなくても、長く見ているうちに家族のように感じられてくる。この温かな関係こそ、本作最大の魅力と言える。

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■ 感想・評判・口コミ

「日曜朝に見ていた作品」として記憶に残るアニメ

『新ビックリマン』について語られる感想では、細かなストーリー以上に「子どもの頃に毎週見ていた」という記憶と結び付いていることが多い。ビックリマンチョコや悪魔VS天使シールのブームと重なっていたため、アニメだけを見るのではなく、シールを集めながらテレビも楽しんでいた世代にとって特別な作品となった。大人になって見返すと、子どもの頃には理解しきれなかった聖魔和合、次代、曼聖羅、異聖メディア、新河系といった複雑な設定にも気付かされる。

主人公交代は評価が分かれた最大のポイント

前作のヤマト王子などに強い思い入れを持っていた視聴者にとって、ピア・マルコたちへの世代交代は大きな変化だった。前作キャラクターをもっと見たかったという思いから、新シリーズへ入り込みづらかった人がいたのも理解できる。一方、マルコたちを独立した新しい主人公として見れば、前作とはまったく異なる魅力がある。「前作と違うから苦手」という評価と、「前作と違うから面白い」という評価の両方が成立する作品である。

ピア・マルコは見続けるほど好きになる主人公

マルコは最初から完璧なヒーローではない。そのため第一印象では頼りなく見えることもある。しかしシリーズを追うほど、食いしん坊でお調子者という性格を残しながら、仲間を守る責任感を身につけていく。序盤と最終回付近を比較すると成長の大きさが分かり、「最初より最後の方がずっと好きになっている」タイプの主人公と言える。

オズとコッキーの存在がシリーズを支えている

ベリー・オズの真面目さと、ディオ・コッキーの強烈な欲深さは、マルコの魅力をさらに引き出している。オズは格好良いのに真面目すぎるために笑いを生み、コッキーは悪魔で金に目がないのにどこか人情に厚い。三人がそろっているだけで会話が成立し、事件がなくても楽しい。この掛け合いを作品最大の魅力と感じる視聴者も多いだろう。

声優陣の個性は現在見ても非常に強い

藤田淑子、塩沢兼人、千葉繁、久川綾、八奈見乗児、青野武、中西妙子など、現在振り返ると声優陣の個性は非常に強い。特に藤田淑子、塩沢兼人、千葉繁による掛け合いは文字では再現しにくいテンポがあり、実際に映像で見ることでキャラクターの面白さが何倍にもなる。

シール世界を巨大な物語へ発展させた設定の面白さ

もともとは小さなシール一枚に描かれたキャラクター群を、天使、悪魔、お守り、次代、曼聖羅、セント・ジュエル、新河系などへ広げ、一つの壮大な世界として成立させている。この「ふざけた名前なのに設定は非常に壮大」というビックリマン独特の感覚が、本作でも存分に生かされている。

序盤の冒険と中盤以降のシリアス化で好みが分かれる

序盤は各地を巡ってセント・ジュエルを探す分かりやすい冒険が中心だが、中盤以降はプッチーの秘密、曼聖羅、異聖メディア、マルコ自身の運命などがつながり、複雑な長編物語へ変化する。初期のシンプルな冒険を好む人もいれば、後半の壮大な展開を高く評価する人もいる。この変化の大きさが『新ビックリマン』らしさでもある。

第52話からの学園編は大胆な方向転換

それまでのロードムービー型の冒険から学園を舞台にする展開へ変化するため、視聴者によっては違和感もある。しかし一方で、長編シリーズの途中でこれほど大胆に作品の表情を変えたこと自体が印象的である。世界を救う旅の最中だけでは見えなかったキャラクターたちの日常的な表情を楽しめる。

今見ると意外に深い「違う者同士が一緒に生きる」というテーマ

マルコ、オズ、コッキーは、お守り、天使、悪魔という異なる属性を持っている。それでも一緒に旅をし、食事をし、ケンカをし、最後には助け合う。前作の長い天使と悪魔の対立を知っていれば、この構図の意味は非常に大きい。違いをなくすのではなく、違うままで一緒に生きられる未来を探すというテーマは、大人になって見直すほど印象深く感じられる。

惜しいところは設定の多さと複雑さ

次界、聖魔和合、次代、曼聖羅、異聖、セント・ジュエルなど、物語が進むにつれて専門用語が増えていくため、初見では人間関係や勢力図が分かりづらいこともある。ただし、この複雑さもシール一枚一枚の設定をつなげて巨大な物語へ発展させるビックリマンならではの面白さである。

総合的な感想――「前作とは違う」ことこそ価値

『新ビックリマン』は前作と同じ主人公、同じ構造、同じ天使対悪魔の戦いを繰り返した作品ではない。天使と悪魔が共に旅をし、「次代」が登場し、プッチー・オリンが世界規模の運命を背負い、最後には昔の世界を戻すのではなく新しい世界を作る。この方向性にこそ作品の価値がある。最初の数話だけで判断するより、中盤以降まで追いかけることで、マルコたちが本当の仲間へ変わっていく過程や、世界観の広がりを味わえる作品である。

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■ 関連商品のまとめ

シール菓子からアニメ、音楽、書籍へ広がった一大コンテンツ

『新ビックリマン』の関連商品を振り返る場合、一般的なテレビアニメとは少し違った見方が必要になる。この作品はアニメから商品展開が始まったのではなく、ロッテの「ビックリマンチョコ」と、そのおまけだった「悪魔VS天使シール」という大ブームを背景に誕生した。そのため商品世界の中心には常にシールが存在し、その周囲にテレビアニメ、音楽、書籍、映像ソフト、玩具、文房具などが広がっていった。『新ビックリマン』の時代はシール側とアニメ側の展開が近い時期に進んだため、テレビで好きになったキャラクターをシールで集める楽しみと、シールで知っていたキャラクターがアニメで動く楽しみの両方が存在した。

映像商品――全72話をまとめて楽しめるDVD

映像商品では「新ビックリマン コンプリートDVD」の「ピア・マルコの章」「アレキサンマルコの章」といったBOX商品が知られている。また単巻DVDも全12巻が展開され、後には「新ビックリマン DVD-COLLECTION VOL.1」「VOL.2<完>」も発売された。VOL.1には第1話から第36話、VOL.2には第37話から第72話が収録されており、現在アニメ本編をまとめて所有したい人にとって分かりやすい選択肢となっている。旧版BOXはパッケージそのものの希少性や付属品を含めたコレクション性が魅力で、中古市場では箱、解説書、ディスク状態などによって価格差が生まれる。

中古DVD市場――完品のBOXはコレクター需要が高い

旧コンプリートDVD全2BOXセットは、中古市場でまとまった価格になりやすい商品である。重要なのは単純にディスクが揃っているかだけではなく、BOX、ケース、ブックレットなどの付属物が残っているかどうか。アニメDVDのコレクションでは「全巻完品」が大きな価値を持ち、ディスクのみや付属品欠品品は比較的価格が下がりやすい。

1989年発売「新・ビックリマン ヒット曲集」

音楽関連商品で特に重要なのが1989年に発売された「新・ビックリマン ヒット曲集」である。「セント・ジュエルを探せ!」「ユメ・狩人」「ベイ・ベイ・ベイビー・ベイギャルズ」「悲劇のクィーン」「どーなってんだ!?」「夢飛行 -Fly me to the Dream-」「天使の誓い」「フレンドだったりしちゃって!」「HA-RA-PE-CO超男児」「やっぱビックリマン!!」などが収録され、主題歌だけでなくキャラクターソングまでまとめて楽しめる内容となっている。現在ではオリジナル盤そのものにコレクション性があり、帯や歌詞カード、盤面状態によって評価が変化する。

「ビックリマン大全集」も音楽資料として便利

後年にはシリーズ各作品の楽曲をまとめた「ビックリマン大全集」も発売されており、『新ビックリマン』からも主題歌、挿入歌、キャラクターソング、関連曲が多数収録されている。1989年版のオリジナルCDをコレクションとして持つ楽しみと、後発のベスト盤で純粋に音楽を楽しむ方法を分けて考えることができる。

テレビ絵本・関連書籍――当時の児童向け出版物も貴重

放送当時には小学館のテレビ絵本版『新ビックリマン』など、子ども向けの出版物も展開された。こうしたテレビ絵本は実際に子どもが何度も読む商品だったため、現在では表紙の折れ、日焼け、ページ外れ、書き込みなどのない美品ほど残りにくい。当時は安価な児童向け商品でも、現在では放送当時のイラストやロゴ、商品デザインを残した資料として価値がある。

何といっても中心は悪魔VS天使シール

『新ビックリマン』の商品を語るうえで中心となるのは、やはりビックリマンシールである。アニメで扱われる時代は悪魔VS天使シールの第20弾以降と深く関係しており、アニメで好きになったピア・マルコ世代の人物をシールで集める楽しみがある。中古価値ではヘッドか通常キャラクターか、表面傷、角折れ、裏面汚れ、プリズムやホログラムの状態などが大きく影響する。また「当時物」であるか、後年の復刻商品なのかも重要で、同じキャラクター名でも市場価値は大きく異なることがある。

玩具・ホビー・文房具――消耗品だったからこそ現存品が面白い

放送当時はキャラクターを使用した文房具、玩具、カード、雑貨なども展開された。こうした商品はDVDやCD以上に現存数が少ない場合がある。ノートや鉛筆などは実際に使用され、紙製品は日焼けやシミが発生しやすいため、未使用品や状態の良い品は当時の子ども文化をそのまま残したコレクションになる。

ゲーム関連――ビックリマンシリーズ全体へ広げて楽しめる

ゲームについては『新ビックリマン』だけを完全にゲーム化した作品が多数存在するわけではなく、「ビックリマン」シリーズ全体の商品として見るのが分かりやすい。『ビックリマンワールド』『ビックリマン大事界』『ビックリマンワールド 激闘聖戦士』などがあり、その後もシリーズを題材とするゲームが登場した。レトロゲーム市場ではカセットやディスク単品より、箱・説明書・付属品まで残っている完品の方が高く評価されやすい。

ボードゲームや後年の商品――世代を越えて続くブランド

テレビ放送終了後も「悪魔VS天使」シリーズそのものは周年企画、復刻シール、コラボレーション、ボードゲームなどさまざまな形で展開されてきた。これらは必ずしも『新ビックリマン』単独の商品ではないが、マルコ世代を含むシリーズ全体を集めたい人には関連性の高い商品である。

お菓子・食品――ビックリマンチョコこそすべての原点

忘れてはいけないのがロッテのビックリマンチョコである。ウエハースチョコを買い、袋を開け、どのシールが入っているかを見る瞬間まで含めて「ビックリマン」という遊びだった。現在、1989年前後の商品が残っていても食品として食べる対象ではなく、パッケージや販促物を含むコレクション資料として扱うべきである。

オークション・フリマで探す場合のポイント

現在のオークションやフリマでは「新ビックリマン」という名前だけで検索すると、後年の商品や別シリーズの商品まで混在することがある。映像なら「新ビックリマン DVD-COLLECTION」、音楽なら「新・ビックリマン ヒット曲集」、書籍なら「新ビックリマン テレビ絵本」、シールなら「ピア・マルコ 当時物」のように具体的に検索する方が探しやすい。また出品価格は実際に売買された価格とは限らないため、販売中商品だけでなく売却済み商品や中古専門店の価格も比較することが重要である。

価値が上がりやすいのは「完品・美品・当時物」

DVDならBOXと解説書まで揃った全巻セット、CDなら帯と歌詞カード、書籍なら落書きや破れのない美品、シールなら角折れや傷が少ない当時物、玩具や文房具なら未使用・未開封品が評価されやすい。30年以上という年月を考えると、紙やシールの商品が美しい状態で残っているだけでも希少性がある。

これから集めるなら目的を決めると楽しみやすい

アニメ本編が好きならDVD-COLLECTION、楽曲が好きなら「ビックリマン大全集」や1989年版ヒット曲集、シールが好きなら第20弾以降やマルコ周辺のキャラクターから始める方法が分かりやすい。放送当時の商品を徹底して集める場合は、テレビ絵本、玩具、文具、販促物、菓子パッケージなどが最終的な難関になるだろう。

関連商品を振り返って――商品そのものが1989年の記憶を残している

『新ビックリマン』の関連商品が面白いのは、一つひとつの商品が作品だけでなく、当時の子ども文化そのものを記録しているところである。ビックリマンチョコを買ってシールを集め、日曜朝にはアニメを見て、テレビ絵本を読み、主題歌やキャラクターソングを聴き、お気に入りのキャラクターの文房具を使う。それらすべてが一続きの「ビックリマン体験」だった。現在では、当時何気なく持っていた一枚のシールや一冊の本が、その時代へ戻るタイムカプセルのような存在になっている。DVDを見ればマルコたちの声がよみがえり、CDを聴けば冒険の空気が戻り、シールを眺めれば菓子袋を開けた瞬間の記憶まで思い出せる。『新ビックリマン』はテレビ放送が終了して終わった作品ではなく、映像、音楽、書籍、ゲーム、そして数多く残されたシールによって、現在もコレクションという形でその世界が続いているのである。

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