様々なゲーム関連の独自の人気ランキングです!
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あなたの思い出のゲームを振り返りませんか?
【ゲーム名】:PlayStation Vita
【メーカー】:ソニー・コンピュータエンタテインメント
【発売日】:ソニー・コンピュータエンタテインメント
【発売時の価格】:24,980円(Wi-Fiモデル)
【ゲームのタイトル数】:約834タイトル
【国内累計販売台数】:約586万台
【最も売れたゲーム】:Minecraft: PlayStation Vita Edition
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- ■ 1位 ペルソナ4 ザ・ゴールデン
- ■ 2位 GRAVITY DAZE/重力的眩暈
- ■ 3位 Minecraft: PlayStation Vita Edition
- ■ 4位 Tearaway ~はがれた世界の大冒険~
- ■ 5位 SOUL SACRIFICE DELTA
- ■ 6位 ドラゴンズクラウン
- ■ 7位 オーディンスフィア レイヴスラシル
- ■ 8位 イースVIII -Lacrimosa of DANA-
- ■ 9位 フリーダムウォーズ
- ■ 10位 KILLZONE: MERCENARY
- ■ 11位 アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-
- ■ 12位 ダンガンロンパ1・2 Reload
- ■ 13位 FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster TWIN PACK
- ■ 14位 デジモンストーリー サイバースルゥース
- ■ 15位 イース セルセタの樹海
- ■ 16位 GOD EATER 2 RAGE BURST
- ■ 17位 ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
- ■ 18位 リトルビッグプラネット PlayStation Vita
- ■ 19位 朧村正
- ■ 20位 テイルズ オブ ハーツ R
- ■ 21位 英雄伝説 閃の軌跡
- ■ 22位 英雄伝説 閃の軌跡II
- ■ 23位 初音ミク -Project DIVA- F 2nd
- ■ 24位 WipEout 2048
- ■ 25位 レイマン レジェンド
- ■ 26位 ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド
- ■ 27位 魔界戦記ディスガイア4 Return
- ■ 28位 ワールド オブ ファイナルファンタジー
- ■ 29位 東亰ザナドゥ
- ■ 30位 みんなのGOLF 6
- ■ まとめ
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■ 1位 ペルソナ4 ザ・ゴールデン
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
発売日は2012年6月14日。発売・開発はアトラス。当時の価格はパッケージ版7,329円(税込)、ダウンロード版5,980円(税込)だった。PlayStation 2で発売された『ペルソナ4』を基礎に、新キャラクターのマリー、新たなコミュ、季節イベント、バイク、家庭菜園、新規アニメーション、新曲など多数の追加要素を収録し、単なる携帯機移植を大きく超えた内容へ進化した作品である。
人気が高い詳しい理由
本作がPS Vitaを代表するRPGとして長く支持される理由は、殺人事件を追うミステリーと高校生としての日常生活が一つのカレンダーの中で自然に結びついている点にある。主人公は都会から地方都市・稲羽市へ転校し、八十神高校へ通いながら不可解な連続殺人事件を追う。しかし毎日が事件一色になるわけではなく、授業、試験、部活動、アルバイト、友人との外出、家族との時間など、ごく普通の日常も同じくらい重要に描かれる。そのためプレイヤーは「事件を解決する主人公」になるだけではなく、「一年間この町で暮らした高校生」になったような感覚を得られる。
キャラクターと物語の魅力
花村陽介、里中千枝、天城雪子、巽完二、久慈川りせ、白鐘直斗など主要人物は、それぞれ他人には見せたくない不安や劣等感を抱えている。テレビ世界に現れるシャドウは、彼ら自身が認めたくない感情を象徴しており、戦いを通して自分自身を受け入れる過程が丁寧に描かれる。さらに堂島遼太郎や堂島菜々子との家庭生活が物語へ温かさを加え、事件の緊張感が高まるほど何気ない食卓や休日が大切に感じられる。
戦闘・育成・コミュシステムの完成度
戦闘は敵の弱点属性を突いて転倒させ、総攻撃へ持ち込むテンポの良いターン制。主人公だけは複数のペルソナを使い分けることができ、敵に応じて火炎、氷結、電撃、疾風などを切り替える戦略性がある。ペルソナ合体ではスキル継承を考えながら自分好みの能力構成を作れるため、育成だけでも長時間楽しめる。また日常で人間関係を深めるコミュがペルソナの成長へ直接影響するため、学校生活とダンジョン攻略が別々の要素になっていない。
PS Vitaで遊ぶことの魅力
長編RPGとPS Vitaのスリープ機能の相性は非常に良く、授業イベントだけ進める、放課後のコミュだけ見る、ダンジョンの一階層だけ攻略するなど、短時間でも確実に物語を進められる。毎日少しずつ遊ぶほど一年間の生活感が強くなり、最終的に稲羽市を離れる場面では「ゲームを終えた」というより「友人たちと別れる」ような寂しさが残る。
他のゲームにはない良いところ
事件、青春、恋愛、友情、家族、日常、育成、推理という多くの要素を一つの作品へ自然にまとめていることが最大の魅力である。後に他機種でも遊べるようになったが、長年「この一本のためにPS Vitaを買う価値がある」と語られた存在感は非常に大きい。PS Vitaを象徴する総合力という意味で、独自ランキング第1位に選びたい。
[game-rank-1]■ 2位 GRAVITY DAZE/重力的眩暈
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2012年2月9日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメント、開発はSCE JAPANスタジオ。当時の価格はPS Vitaカード版5,980円、ダウンロード版4,900円(税込)。PS Vitaという新しいハードの特徴をゲームデザインそのものへ取り込んだ代表作である。
重力を操るという圧倒的な独自性
本作最大の特徴は、プレイヤー自身が重力の働く方向を変更できることにある。一般的なアクションゲームでは地面が絶対的な基準となるが、『GRAVITY DAZE』では壁も天井も新しい地面として利用できる。空を飛んでいるように見えても、実際には指定した方向へ落ち続けているため、移動には独特の不安定さと浮遊感がある。最初は方向感覚を失いやすいが、慣れてくると高層建築の間を一直線に移動し、巨大な空間を自由に横切ること自体が大きな楽しみになる。
キトゥンという主人公の魅力
主人公キトゥンは記憶を失った少女で、黒猫のような存在ダスティと出会うことで重力を操る能力を手に入れる。強大な力を持ちながら完璧な英雄ではなく、住む場所に困り、人々へ振り回され、失敗し、ときには情けない姿も見せる。その一方で困っている人を放っておけない優しさを持ち、街の人々のために行動していく。圧倒的能力と庶民的性格のギャップが、長く愛される理由の一つである。
ヘキサヴィルの世界観と演出
舞台となる空中都市ヘキサヴィルは、ヨーロッパを思わせる古い街並みと巨大な浮遊構造物が組み合わさった幻想的な都市である。コミックのコマをめくるようなイベント演出や独特の言語表現、田中公平による音楽も合わさり、他作品では味わいにくい不思議な雰囲気を作り出している。街が単なる背景ではなく、重力操作によって立体的に探索する巨大なステージとして機能している点も秀逸である。
PS Vitaとの一体感
ジャイロセンサーを使って照準や方向を調整する操作は、本体を傾ける現実の動作とゲーム世界の重力変化を結びつけている。タッチやセンサーを無理に付け足したのではなく、作品テーマと一致させたことで、ハード固有機能がゲーム体験へ自然に溶け込んだ。
他のゲームにはない良いところ
「飛ぶ」のではなく「好きな方向へ落ちる」という発想が最大の個性であり、移動するだけでも他作品にはない感覚を味わえる。PS Vitaの性能だけでなく機能そのものを使って新しいゲームを作ったという意味で、歴史的にも価値の高い作品である。
[game-rank-2]■ 3位 Minecraft: PlayStation Vita Edition
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
ダウンロード版は2014年10月29日、PS Vitaカード版は2015年3月19日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメント。原作開発はMojangを中心とするチーム。当時の価格はダウンロード版2,057円(税込)、カード版2,400円+税だった。
自由に目的を作れる人気の理由
『Minecraft』最大の魅力は、プレイヤーへ細かな目的を強制しないことである。木を切り、土を掘り、石を集め、簡単な家を建てるところから始めてもよいし、巨大な城や街、鉄道、農場、地下施設を作ってもよい。遊ぶ人によって冒険ゲーム、建築ゲーム、生活ゲーム、探索ゲーム、創作ツールへ姿を変えるため、一つの完成された攻略法に縛られない。
サバイバルモードの面白さ
サバイバルモードでは夜になるとゾンビやスケルトンが現れるため、最初の日が暮れる前に安全な場所を作る必要がある。最初は土の小屋しか作れなかったプレイヤーが、資源を集めて石造りの家を作り、鉄装備を揃え、地下鉱山を広げていく。成長はレベルだけでなく世界そのものへ残り、数十時間後に最初の拠点へ戻ると自分がどれほど進歩したか一目で分かる。
クリエイティブモードと建築の奥深さ
クリエイティブモードでは素材不足や敵を気にせず建築へ集中できるため、現実の建物を再現したり、巨大なテーマパークを作ったりできる。レッドストーンを利用すれば自動ドアや回路装置も作成でき、建築ゲームを超えて簡易的な工学遊びへ発展する。
PS Vita版ならではの魅力
PS Vita版では自分の世界そのものを持ち歩ける感覚が強かった。寝る前に畑だけ整え、移動中に鉱石を集め、休日に大きな建築を進めるなど、短時間の作業が少しずつ積み重なる。スリープ機能とも非常に相性が良く、「あと少しだけ」が何度も続くゲームだった。
他のゲームにはない良いところ
エンディングを迎えたら終わるのではなく、プレイヤーの想像力が続く限り遊び続けられる点が最大の特徴である。Vita独占ではないが、携帯機と『Minecraft』の相性は抜群であり、長時間遊べる一本として上位に選びたい。
[game-rank-3]■ 4位 Tearaway ~はがれた世界の大冒険~
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年12月5日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメント、開発はMedia Molecule。当時の価格は4,980円前後。PS Vitaの機能を最も創造的に使った作品の一つである。
紙で作られた世界の魅力
本作の世界は木、山、雲、動物、建物まで紙工作のようなデザインで統一されている。高性能をリアルな質感へ使うのではなく、紙の折り目、切れ目、揺れ、重なりまで丁寧に表現することで独特の温かさを生み出した。見ているだけで実際にハサミとのりを使って作れそうな感覚がある。
背面タッチを生かした驚き
PS Vitaの背面タッチパッドを押すと、プレイヤーの指がゲーム世界の地面を突き破るように現れる。この演出は単なる操作方法ではなく、画面の外にいるプレイヤー自身が紙世界へ干渉しているという設定へ直結している。前面タッチやカメラも作品世界へ自然に取り込まれ、ハード機能を触ること自体が遊びになっている。
ストーリーとプレイヤーの関係
主人公イオタまたはアトイは、大切なメッセージをプレイヤーへ届けるため旅をする。ゲームが進むほどプレイヤー自身の存在が物語へ組み込まれ、画面の中と外の境界が意識的に曖昧になる。この仕掛けによって、一般的なアクションゲームとは違った温かい一体感を味わえる。
遊びやすさと創作性
難易度は極端に高くなく、戦闘よりも探索、仕掛け、世界の発見を重視している。写真や色をゲームへ取り込み、紙のパーツを自分でデザインする要素もあり、遊びながら工作をしているような感覚が強い。
他のゲームにはない良いところ
PS Vitaというハード自体をゲーム世界への入口として扱ったことが最大の魅力である。他機種で同じストーリーを再現することはできても、背面タッチを通じて「自分の指が世界へ入る」感覚はオリジナルVita版ならではである。
[game-rank-4]■ 5位 SOUL SACRIFICE DELTA
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2014年3月6日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア。開発にはcomcept、マーベラスAQLなどが参加。当時の価格はパッケージ版4,980円、ダウンロード版3,900円(税込)。
人気を支えた暗黒世界
本作では巨大モンスターを倒すだけでなく、「なぜその魔物が生まれたのか」という悲劇へ焦点が当てられている。元は人間だった者が強欲、嫉妬、愛情、孤独などの感情によって怪物化しているため、単なる討伐対象として割り切れない。怪物図鑑を読むだけでも短編悲劇を集めた物語集のようであり、世界設定の濃さが他の共闘ゲームとの大きな違いになっている。
救済と犠牲というゲームシステム
倒した相手を救済するか犠牲にするかによって能力成長が変わる。さらに強力な禁術を使う場合には、自分自身へ大きな代償を支払う必要がある。「力には代償が必要」という物語上のテーマが実際の操作へ組み込まれているため、設定とシステムの一体感が非常に高い。
供物による自由な戦闘
一般的な武器固定型ではなく、近距離攻撃、遠距離攻撃、回復、防御、設置、召喚などさまざまな「供物」を組み合わせて戦う。プレイヤーによって構成が大きく変わり、共闘時には攻撃役、回復役など自然な役割分担が生まれる。
DELTAで増した完成度
前作へ新勢力、新魔物、新ストーリーなど多数の要素が加えられ、救済・犠牲・運命という異なる考え方がより明確になった。単純な正義と悪では分けられないため、どの勢力へ共感するかによって作品の見え方も変化する。
他のゲームにはない良いところ
共闘アクションでありながら、世界観と物語が非常に強い。暗く残酷な内容は人を選ぶが、その代わり他作品では代用できない強烈な印象を残す。PS Vita独自IPを代表する一本である。
[game-rank-5]■ 6位 ドラゴンズクラウン
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年7月25日発売。発売はアトラス、開発はヴァニラウェア。当時の定価は8,190円(税込)。ベルトスクロールアクション、RPG、ハック&スラッシュを融合した作品である。
6職で大きく変わるゲーム性
ファイター、アマゾン、ドワーフ、エルフ、ウィザード、ソーサレスという6クラスが用意され、見た目だけでなく操作方法まで大きく異なる。ファイターは堅実な近接、防御を得意とし、アマゾンは高速連続攻撃、ドワーフは敵を投げる豪快な戦闘、エルフは弓矢と蹴り、魔法職は強力な広範囲攻撃を使う。一度クリアしても別キャラクターへ変えれば新鮮な感覚で遊び直せる。
圧倒的な2Dアート
ヴァニラウェアらしい細密な2Dグラフィックは大きな魅力で、背景、モンスター、食べ物、装備品まで非常に濃密に描かれている。巨大ボスとの戦闘では一枚のファンタジー絵画がそのまま動き出したような迫力があり、PS Vitaの画面で近距離から見ると描き込みの細かさをより強く感じられる。
装備収集とハック&スラッシュ
ダンジョン攻略後には大量の装備品を入手でき、それぞれ性能が異なる。より強い武器を求めて何度もダンジョンへ潜る循環が非常に強く、「あと一周だけ」と繰り返したくなる中毒性がある。レベル上げだけではなく装備更新が成長の中心になるため、長期間遊び続けられる。
協力プレイの楽しさ
複数人での協力プレイでは、画面内へ大量の敵と魔法エフェクトが入り乱れ、昔のゲームセンターで友人とベルトスクロールアクションを遊ぶような賑やかさがある。各クラスの役割が異なるため、仲間の組み合わせによって戦い方も変わる。
他のゲームにはない良いところ
古典的な横スクロールアクションを現代的な長時間RPGへ進化させた点が最大の魅力である。美術鑑賞、装備収集、協力プレイを一作品で楽しめる完成度の高いタイトルである。
[game-rank-6]■ 7位 オーディンスフィア レイヴスラシル
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2016年1月14日発売。発売はアトラス、開発はヴァニラウェア。当時の定価は7,980円+税。PS2版『オーディンスフィア』を基礎に、グラフィックだけでなく戦闘や育成まで大きく作り直した作品である。
5人の主人公が交差する物語
グウェンドリン、コルネリウス、メルセデス、オズワルド、ベルベットという5人の主人公がそれぞれ独立した物語を持ち、進行するほど一つの大きな歴史へつながっていく。同じ事件を別の人物から見ることで、ある章では敵だった人物の事情が後から理解できるなど、複数視点ならではの面白さがある。
大幅に改善されたアクション
原作から戦闘テンポが大きく向上し、空中コンボ、スキル連携、高速移動など爽快なアクションを楽しめる。主人公ごとに武器や攻撃方法が違うため、章が変わるたびに操作感も変化し、長編でも単調になりにくい。
料理と育成の楽しみ
冒険で入手した素材を料理へ使い、それを食べることで経験値を得る仕組みがある。ヴァニラウェア作品らしく料理の描写が非常に細かく、キャラクターが食べる動作まで丁寧にアニメーションする。攻略上必要な育成行為そのものが視覚的な楽しみになる。
物語の美しさと重さ
画面は絵本のように美しいが、扱われるテーマは戦争、愛情、嫉妬、運命、裏切りなど重い。美しい見た目と悲劇的なドラマの対比によって強い印象を残す。
他のゲームにはない良いところ
リメイクでありながら「昔の作品をきれいにした」だけではなく、現代的なアクションRPGとして再構築した点が優れている。PS Vitaの2D作品として最高水準の一本である。
[game-rank-7]■ 8位 イースVIII -Lacrimosa of DANA-
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2016年7月21日発売。発売・開発は日本ファルコム。当時の定価は6,800円+税。PS Vita版が先行して発売された、シリーズ屈指の人気作である。
未知の島を探索する楽しさ
客船の沈没によってセイレン島へ漂着したアドルが、生存者を探しながら島の地図を完成させる。最初は白紙だったマップが探索するほど埋まり、新しい道、洞窟、遺跡、宝箱、景勝地を発見するたびに冒険の成果が目に見える形で残る。探索率が数字で表示されるため、隅々まで歩きたくなる。
漂流村が育つ達成感
島で遭難者を発見すると拠点となる漂流村へ仲間が増え、店や施設が発展していく。最初は最低限の生活しかできなかった場所が、少しずつ安全で便利な拠点へ変化することで、探索と復興が直接つながる。
高速アクション戦闘
通常攻撃とスキルをテンポよく組み合わせ、仲間を瞬時に切り替えて敵の弱点へ対応する。敵の攻撃直前に回避するフラッシュムーブ、正確なタイミングで防御するフラッシュガードを成功させると大きなチャンスが生まれ、上達すれば強敵を華麗に倒せる。
ダーナを中心とした壮大な物語
アドルが夢の中で見る少女ダーナと、現在のセイレン島の謎が徐々につながっていく。前半は漂流生活と島探索が中心だが、後半になるほど古代文明、種族、運命へ物語が広がり、最後には大きな感動へつながる。
他のゲームにはない良いところ
探索、戦闘、拠点発展、仲間、ストーリーを非常にバランスよくまとめており、どれか一つではなく全体の完成度が高い。シリーズ初心者にも薦めやすいVita後期の代表的RPGである。
[game-rank-8]■ 9位 フリーダムウォーズ
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2014年6月26日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア、開発はシフトとディンプス。当時の定価は5,800円+税。
「懲役100万年」という忘れにくい設定
資源が枯渇した未来では、人間が生きているだけで国家へ資源を消費する罪人とみなされ、主人公にも懲役100万年が課せられる。自由に歩く、横になる、他人と会話するといった普通の行為さえ許可制となり、任務へ参加して権利を少しずつ買い戻す必要がある。この設定が単なる背景ではなく実際のゲーム進行へ組み込まれている点が非常に面白い。
荊を使った立体機動
ワイヤー状装備「荊」を建物や敵へ撃ち込み、高速で接近したり高所へ飛び上がったりできる。巨大アブダクターへ直接取り付き、装甲や武装を切り落とすアクションは非常に爽快で、地上中心の共闘ゲームとは違った立体的な戦いを楽しめる。
アクセサリへの愛着
プレイヤーには監視役のアンドロイド「アクセサリ」が付き、戦闘でも相棒として同行する。外見や装備を変更できるため、自分専用のパートナーとして愛着が生まれやすい。厳しい管理社会で監視役だった存在が、長く遊ぶほど頼れる仲間へ変わっていく感覚も面白い。
共闘ゲームとしての魅力
大型兵器と複数人で戦い、仲間を救助し、部位破壊を狙うなど協力プレイとの相性が良い。荊を使えば倒れた仲間へ素早く接近できるため、移動手段と協力要素が自然につながっている。
他のゲームにはない良いところ
ディストピア世界、刑期、権利購入、荊、アクセサリという複数の独自要素が組み合わさっている。評価が分かれた部分もあるが、「もっと続編を遊びたかった」と感じさせる強烈な個性を持つVitaオリジナル作品である。
[game-rank-9]■ 10位 KILLZONE: MERCENARY
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年9月5日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメント、開発はGuerrilla Cambridge。当時の価格はカード版4,980円、ダウンロード版3,900円(税込)。
携帯機FPSとしての完成度
PS Vitaは左右2本のアナログスティックを備えており、その特徴を最も分かりやすく生かした作品が本作である。左スティックで移動、右スティックで照準という据置FPSと同じ基本操作を実現し、携帯ゲーム機で本格的な一人称シューティングを成立させた。
驚異的なグラフィック
銃器の質感、光源、煙、爆発、敵兵、建物などが非常に細かく描かれ、PS Vitaの性能を見せるショーケースとして大きな役割を果たした。小さな画面で『KILLZONE』らしい重厚な戦場が動くこと自体に強いインパクトがあった。
傭兵という独自の立場
主人公は正規軍ではなく、報酬で仕事を請け負う傭兵。敵を倒す、ヘッドショットを決める、特殊な方法で任務を達成するなどの行動が金銭へ変換され、その資金で武器や装備を購入する。物語設定とゲーム内経済が自然につながっている。
繰り返し遊べるミッション
同じ任務でも隠密重視、正面突破、高得点狙いなど異なる方法で挑戦できるため、一度クリアして終わりになりにくい。携帯機向けに短時間でも遊びやすい構成となっている。
他のゲームにはない良いところ
携帯機だからと内容を大幅に簡略化せず、本格FPSを真正面から成立させた点が最大の魅力。PS Vitaの3D性能を体験したい人には今でも印象的な一本である。
[game-rank-10]■ 11位 アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2011年12月17日発売。発売はソニー・コンピュータエンタテインメント、開発はBend Studio。当時のカード版価格は5,980円、ダウンロード版は4,900円(税込)。PS Vita本体と同日に発売されたローンチタイトルである。
携帯機で映画的冒険を楽しめた衝撃
断崖を登り、ジャングルを進み、古代遺跡を調査し、敵との銃撃戦へ突入する『アンチャーテッド』らしい流れを携帯ゲーム機で体験できた。本体発売日に「Vitaではここまでのゲームが動く」と示した意味は非常に大きい。
ネイサン・ドレイクの魅力
危険な状況でも軽口を忘れないドレイクの性格は本作でも健在。冒険映画的なテンポとユーモアを持ち、重すぎない雰囲気で遺跡探索を楽しめる。
Vita機能を利用した仕掛け
タッチ操作で崖の移動ルートを指定したり、遺物の汚れを指でこすったり、ジャイロで照準を調整したりするなど、当時の新機能を積極的に利用している。好みは分かれるものの、ローンチ作品としてハードの機能をまとめて体験できる。
グラフィックと演出
ジャングルの遠景、遺跡、水辺、キャラクター表情などが細かく描かれ、携帯機でも映画的演出が成立することを証明した。PS Vitaを初めて手にしたユーザーにとって、画面の美しさ自体が大きな驚きだった。
他のゲームにはない良いところ
現在でも他機種へ広く移植されていないため、Vita本体で遊ぶ意味が特に大きい。PS Vitaの歴史を語るうえで欠かせないローンチ作品である。
[game-rank-11]■ 12位 ダンガンロンパ1・2 Reload
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年10月10日発売。発売・開発はスパイク・チュンソフト。当時の定価は4,980円+税。シリーズ初期の二作品をまとめて楽しめる非常に内容の濃い一本である。
学級裁判という独自ジャンル
殺人事件が起きると現場を捜査し、証言や証拠を集め、その後全員参加の学級裁判へ進む。高速で流れる発言の中から矛盾を見つけ、証拠である「言弾」を撃ち込むノンストップ議論は、普通の推理アドベンチャーにはない緊張感を生む。
キャラクター人気の強さ
登場人物は全員「超高校級」の才能を持ち、性格も外見も非常に個性的。日常パートで親しくなった人物が被害者や犯人になる可能性があるため、交流へ時間を使うほど事件の衝撃が大きくなる。
モノクマと独特の世界観
モノクマはコミカルなマスコットの姿をしながら、残酷なルールを楽しむ悪意ある存在。カラフルな画面と殺人事件という内容の落差が作品全体へ独特の空気を与えている。
二作品を連続して遊ぶ意味
『1』と『2』は単なる別作品ではなく、シリーズ全体の謎やテーマがつながっている。二本を続けて遊べるReload版では、物語の関連性を忘れずに体験できるため没入感が高い。
他のゲームにはない良いところ
推理、アクション、キャラクター物、デスゲーム、ブラックユーモアを一つへまとめた非常に個性的なシリーズであり、Vitaのアドベンチャーゲーム人気を支えた重要な一本である。
[game-rank-12]■ 13位 FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster TWIN PACK
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年12月26日発売。発売はスクウェア・エニックス。当時のTWIN PACK価格は7,140円(税込)。PS2時代を代表する二作品を携帯機で楽しめる豪華なセットだった。
『FINAL FANTASY X』の物語
異世界スピラへ飛ばされたティーダと召喚士ユウナの旅を中心に、巨大な存在シン、究極召喚、ザナルカンドの謎が少しずつ明らかになる。旅を続けるほどユウナが背負っている使命の重さが分かり、後半へ向かうほど物語の切なさが増していく。
CTB戦闘の戦略性
行動順を確認しながら戦えるため、敵に合わせて仲間を入れ替えることが重要。素早い敵にはティーダ、飛行敵にはワッカ、硬い敵にはアーロンというように、それぞれに役割がある。全員を戦闘で使う理由が自然に生まれるシステムである。
『FINAL FANTASY X-2』の違った魅力
ユウナ、リュック、パインを中心にした続編で、戦闘中にドレスフィアを変更することでジョブを切り替える。『X』とは雰囲気が大きく異なるが、バトルテンポの良さはシリーズ屈指であり、戦闘システムを好むファンも多い。
携帯機で長編RPGを遊ぶ価値
『FFX』だけでも非常に長い作品なので、レベル上げやスフィア盤成長を移動時間へ進められるVitaとの相性は抜群だった。テレビの前へ長時間座らなくても大作RPGを最後まで進めやすい。
他のゲームにはない良いところ
名作RPG二本を手のひらへ収められることそのものが大きな価値だった。PS2時代の大型タイトルを携帯するというVitaの魅力を分かりやすく示した一本である。
[game-rank-13]■ 14位 デジモンストーリー サイバースルゥース
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2015年3月12日発売。発売はバンダイナムコゲームス、開発はメディア・ビジョン。当時の定価は6,640円+税。
大人も楽しめるデジモンRPG
現実の東京と巨大な仮想空間EDENを行き来しながら事件を解決するサイバーパンク作品で、子どものころデジモンへ親しんだ世代が成長したことを意識した雰囲気を持つ。ハッキング、個人情報、都市伝説、ネット社会など現代的な題材が数多く登場する。
進化と退化を繰り返す育成
デジモンは単純に一方向へ進化するだけでなく、退化させて別ルートへ進むこともできる。複数の系統を経験させることで能力を高め、自分の好きなデジモンを理想の強さへ近づける。この育成の自由さが長時間プレイを支えている。
キャラクターデザインと世界観
ヤスダスズヒトによるスタイリッシュな人物デザインと、ネオンカラーを多用した電脳空間がよく合っている。従来のデジモンゲームとはかなり違う都会的な雰囲気を持つ。
ターン制バトルと収集の魅力
最大3体を前線へ出して戦うターン制で、属性や種族の相性を考える必要がある。お気に入りだけでなく複数タイプを育てたくなるため、自然に収集と育成が広がる。
他のゲームにはない良いところ
デジモン育成の楽しさと大人向けサイバーミステリーを両立したことが最大の長所。後のシリーズ路線を作った重要作品でもある。
[game-rank-14]■ 15位 イース セルセタの樹海
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2012年9月27日発売。発売・開発は日本ファルコム。当時の通常版価格は7,140円(税込)、ダウンロード版は6,200円(税込)。
地図を埋める楽しさ
記憶を失ったアドルが、巨大なセルセタの樹海を探索しながら地図を完成させる。最初は空白ばかりの地図が歩いた場所だけ少しずつ埋まっていくため、新しい道を発見するだけでも達成感がある。
パーティー制高速アクション
仲間ごとに斬撃、打撃、射撃など得意属性があり、敵に合わせて瞬時に操作キャラクターを変更する。フラッシュガードやフラッシュムーブを使えば強敵の攻撃を逆にチャンスへ変えられる。
記憶と探索の結びつき
新しい場所へ進むことが、アドル自身の失われた記憶を取り戻すことにつながる。そのため地図を広げる行為が単なる収集要素ではなく、物語の核心へ近づく手段にもなっている。
PS Vita初期の重要RPG
本体発売からまだ時間が経っていない時期に登場した本格アクションRPGとして存在感が大きかった。高速戦闘と長時間の冒険を携帯できることは、当時のVitaユーザーにとって大きな魅力だった。
他のゲームにはない良いところ
地図探索と高速戦闘を組み合わせ、後の『イースVIII』へつながるシリーズの現代的スタイルを確立した重要な一本である。
[game-rank-15]■ 16位 GOD EATER 2 RAGE BURST
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2015年2月19日発売。発売はバンダイナムコゲームス、開発はシフト。当時のPS Vita版定価は5,690円+税。
神機による高速ハンティング
剣、銃、捕喰形態へ変形する「神機」を使い、巨大生命体アラガミと戦う。近距離攻撃と遠距離攻撃を一つの武器で切り替えられるためテンポが良く、敵へ接近して攻撃し、離れた瞬間に射撃へ切り替えるなど流れるような戦闘が可能。
ブラッドレイジの爽快感
自分で達成条件を設定し、それを戦闘中に成功させることで一定時間大幅に強化される。単なる必殺技ではなく「条件を達成できるか」という緊張感があり、成功後に一気に敵を追い詰める爽快感が高い。
バレットエディットの奥深さ
銃弾の軌道や性質を自分で組み合わせられるため、戦闘外でも研究する楽しみがある。直線弾だけでなく、分裂、曲射、特定部位狙いなど多彩な弾を作れる。
キャラクターと物語
終末世界を舞台にしながら、部隊の仲間との人間関係をしっかり描いている。共闘型アクションでありながら、一人でストーリーだけを追っても十分楽しめる点が強い。
他のゲームにはない良いところ
アニメ的キャラクター、高速戦闘、変形武器、物語性によって他のハンティングゲームと明確に差別化している。Vita共闘文化を代表する一本である。
[game-rank-16]■ 17位 ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2016年1月28日発売。発売・開発はスクウェア・エニックス。当時のPS Vita版定価は5,980円+税。
建築とRPGを組み合わせた分かりやすさ
ブロックを自由に配置する建築ゲームへ、モンスターとの戦闘、武器防具作成、町の住人からの依頼といった『ドラゴンクエスト』らしい要素を組み合わせている。自由度が高すぎて何をすればいいか迷う人でも、依頼に従えば自然に建築方法を覚えられる。
町を復興する喜び
最初は何もない場所へ寝室、食堂、工房などを作ると住人が実際に利用する。自分が配置したブロックによって人々の生活が便利になり、町が発展していくため、建築へ明確な意味が生まれる。
素材集めと冒険の循環
新しい建物を作るために町の外へ素材を探しに行き、モンスターを倒して装備を整え、さらに遠くへ進む。この冒険と建築の循環が非常に分かりやすく、どちらか一方だけにならない。
初代ドラゴンクエストとの関係
物語は初代『ドラゴンクエスト』の世界を別の可能性から描いており、シリーズ経験者なら思わず反応したくなる設定が多い。懐かしいモンスターや土地を自分の手で復興できることも大きな魅力。
他のゲームにはない良いところ
完全自由型サンドボックスへRPGの目的意識を与えたことで、建築ゲーム初心者でも遊びやすくした。短時間の素材集めが成果として残るため、PS Vitaとの相性も非常に良い。
[game-rank-17]■ 18位 リトルビッグプラネット PlayStation Vita
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2012年9月20日発売。発売はソニー・コンピュータエンタインメント、開発はTarsier Studios、Double Elevenなど。当時のカード版価格は3,980円、ダウンロード版は3,200円(税込)。
手作り感のあるアクション
布、段ボール、スポンジなどを使った工作風世界をリビッツが冒険する。物理演算を利用した仕掛けが多く、オブジェクトの重さや勢いを利用して進むため、普通の横スクロールアクションより予想外の動きが起こりやすい。
PS Vita独自のタッチ操作
前面タッチで物体を動かし、背面タッチパッドを押して奥から仕掛けを突き出すなど、Vita特有の操作がステージへ組み込まれている。キャラクターを操作しながら世界そのものへ手を加える感覚が面白い。
クリエイトモードの圧倒的自由度
素材、背景、スイッチ、センサー、モーターなどを組み合わせて自分だけのステージを制作できる。工夫を重ねれば横スクロールアクションに限らず、レース、パズル、ミニゲームのような作品まで作成できる。
「遊ぶ」から「作る」へ
普通のゲームでは開発者が用意したステージを攻略して終わるが、本作ではプレイヤー自身が開発者側へ回れる。クリエイトに興味を持った人にとっては、ストーリークリア後こそ本番になる。
他のゲームにはない良いところ
携帯ゲーム機で本格的なステージ制作を楽しめる作品は非常に珍しい。PS Vitaのタッチ機能とも相性が良く、クリエイティブ系ゲームとして重要な一本である。
[game-rank-18]■ 19位 朧村正
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年3月28日発売。発売はマーベラスAQL、開発はヴァニラウェア。当時の価格は4,980円(税込)。
日本的世界観の美しさ
夕暮れの田園、雪山、竹林、城下町、温泉、妖怪世界などが手描き風2Dグラフィックで描かれる。浮世絵や昔話を思わせる色彩と構図が非常に美しく、横スクロール画面を移動しているだけでも絵巻物を見ているような気分になる。
百姫と鬼助の二つの物語
主人公は百姫と鬼助の二人で、それぞれ違う事情を抱えながら妖刀を巡る旅へ出る。一人の物語を終えただけでは全体像が分からず、両方を遊ぶことで世界の見え方が広がる。
三本の刀を切り替えるアクション
刀には耐久力があり、攻撃を受け止め続けると折れて一時的に使えなくなる。そのため三本を状況に応じて切り替えながら戦う必要がある。空中連撃や奥義を組み合わせると非常に爽快な剣戟を楽しめる。
食事描写のこだわり
寿司、そば、鍋、団子などが非常においしそうに描かれ、食べるたびに料理が少しずつ減っていく。攻略へ直接必要な要素以上に丁寧に作り込まれており、作品世界への没入感を高めている。
他のゲームにはない良いところ
和風美術、妖怪、剣戟、食文化まで一つの方向性へ統一されていることが最大の魅力。追加シナリオも含め、Vitaで遊ぶ価値の高い2Dアクションである。
[game-rank-19]■ 20位 テイルズ オブ ハーツ R
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年3月7日発売。発売はバンダイナムコゲームス。当時のPS Vitaカード版定価は6,480円、ダウンロード版は5,830円(税込)。ニンテンドーDS版を大幅に作り直したリメイク作品である。
「心」を中心としたストーリー
人間の心を意味する「スピリア」が重要な設定となり、主人公シングは砕かれたヒロイン・コハクの心を取り戻す旅へ出る。感情をテーマにしているため、仲間との関係や成長が物語の中心へ自然に組み込まれている。
リアルタイム戦闘の爽快感
敵へ接近して通常攻撃と術技をつなぎ、空中へ打ち上げながら長いコンボを狙える。携帯ゲーム機ながら据置シリーズに近いスピード感を楽しめる。
スキットの楽しさ
『テイルズ』シリーズらしく仲間同士の会話であるスキットが豊富で、真面目な相談から食べ物の話、冗談まで幅広い。メインストーリーだけでは分からない性格や人間関係が見えてくる。
リメイクならではの追加要素
新規キャラクターやイベントが追加され、原作経験者でも新しい感覚で遊べる。単なる高解像度化ではなくゲーム全体を再構築している点が大きい。
他のゲームにはない良いところ
アニメ調のキャラクター、リアルタイム戦闘、大量の会話イベントという『テイルズ』らしさをVitaへまとめた貴重な作品である。
[game-rank-20]■ 21位 英雄伝説 閃の軌跡
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2013年9月26日発売。発売・開発は日本ファルコム。当時のPS Vita版定価は7,140円(税込)。
エレボニア帝国という巨大な舞台
貴族派と革新派の政治対立、鉄道、軍隊、地方文化、身分制度など国家そのものが細かく作り込まれている。主人公リィンはトールズ士官学院へ入り、特科クラスVIIの仲間と各地の実習へ向かうことで帝国の実情を知っていく。
クラスVIIの人間関係
貴族、平民、軍人一家、外国出身者など価値観の異なる学生が一つのクラスへ集められる。最初は対立する人物も多いが、実習や戦闘を通じて少しずつ理解し合う。何十時間も一緒に過ごすことで、プレイヤー自身にもクラスの一員のような感覚が生まれる。
戦術リンクによるバトル
仲間同士をリンクさせることで追撃や支援が発生し、人間関係の深まりが戦闘へ影響する。ターン制ながら位置取り、攻撃範囲、行動順を考える必要があり、戦略性は高い。
街とNPCの作り込み
一般住民の会話も物語の進行に合わせて細かく変化するため、町を訪れるたびに生活が動いていることを感じられる。主要キャラクターだけではなく世界全体が物語を持っている。
他のゲームにはない良いところ
数十時間単位で一つの国へ滞在する感覚を作るほど、世界設定が細かい。長編RPGを少しずつ遊ぶPS Vitaとの相性が非常に良い作品だった。
[game-rank-21]■ 22位 英雄伝説 閃の軌跡II
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2014年9月25日発売。発売・開発は日本ファルコム。当時のPS Vita通常版価格は6,800円+税。
学院生活から内戦へ
前作では学生生活と地方実習が中心だったが、本作ではエレボニア帝国が内戦へ突入する。主人公リィンは離れ離れになった仲間を探しながら各地を旅し、戦争へ巻き込まれた人々と再会する。
仲間との再会が持つ感情
前作で長い時間を共に過ごしたクラスVIIの仲間が各地へ散らばっているため、一人ずつ再会するだけでも大きなイベントになる。単なるパーティーメンバー追加ではなく、「ようやく会えた」という感情が生まれる点は続編ならでは。
変化した帝国を歩く面白さ
前作で訪れた平和な町が戦争によって変化し、住民や軍人たちの立場も変わっている。同じ場所を再訪することで時間経過と社会の変化を実感できる。
戦闘と騎神戦の強化
オーバーライズなど新しい連携要素が増え、巨大な騎神を使った戦闘も本格化する。通常バトルとは違う読み合いが加わり、戦いの規模が大きくなった。
他のゲームにはない良いところ
前作で積み上げた数十時間の人間関係そのものを続編の感動へ使っている。長編シリーズだからこそ可能な構成が魅力である。
[game-rank-22]■ 23位 初音ミク -Project DIVA- F 2nd
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2014年3月27日発売。発売はセガ。当時のPS Vitaカード版定価は7,000円+税。
リズムゲームとしての完成度
音楽へ合わせてボタンやスクラッチを入力する基本ルールは分かりやすいが、高難度になるほど譜面が複雑になり、反射神経とリズム感が要求される。初心者でも始めやすく、上級者はフルコンボや高得点を長く狙える。
PVとゲームの一体感
初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、KAITO、MEIKOたちが曲に合わせて歌い踊る映像が背景で流れ、譜面の配置も演出へ合わせて作られている。音楽ゲームを遊びながらミュージックビデオを鑑賞する楽しみがある。
RE・クリエイト楽曲
過去シリーズの人気曲を新しい映像や譜面で作り直した楽曲も収録され、シリーズ経験者には懐かしさと新鮮さの両方がある。
モジュールと収集
多数の衣装を収集でき、同じ曲でもモジュールを変更するだけで映像の印象が変わる。お気に入り衣装を探すこと自体が長く遊ぶ動機になる。
他のゲームにはない良いところ
一曲数分で完結するためPS Vitaとの相性が抜群。長編ゲームとは正反対の短時間型タイトルとしてハードの遊び方を広げた。
[game-rank-23]■ 24位 WipEout 2048
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2012年1月19日発売。発売はソニー・コンピュータエンタインメント、開発はStudio Liverpool。当時のカード版定価は4,980円、ダウンロード版は3,900円(税込)。
反重力マシンの独特な操作
普通の車ではなく路面から浮いた反重力マシンを操作するため、カーブでは独特の慣性が発生する。最初は壁へぶつかりやすいが、エアブレーキを使いこなせるようになると高速のまま滑るようにコーナーを抜けられる。
圧倒的スピード感
未来都市、高速道路、巨大建造物の間を猛烈な速度で走るため、上位クラスでは一瞬の判断ミスが大きな差になる。背景が流れる速度自体がゲームの魅力になっている。
武器を使うアクション性
コース上ではミサイルや妨害装置などを入手でき、ライバルを攻撃できる。純粋なレースだけではなく、アイテム使用のタイミングも勝敗へ影響する。
電子音楽と未来デザイン
BGM、UI、マシン、コースすべてが近未来的な方向へ統一されており、シリーズ特有のクールな雰囲気を持つ。
他のゲームにはない良いところ
PS Vita初期に「携帯機でもこの速度で3Dレースが動く」と示した技術的な存在感が大きい。RPG中心になりがちなVitaライブラリの中でも異彩を放つ一本である。
[game-rank-24]■ 25位 レイマン レジェンド
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2014年4月24日発売。発売はユービーアイソフト、開発はUbisoft Montpellierを中心としたチーム。当時の定価は4,800円+税。
横スクロールアクションとしての完成度
基本は走る、ジャンプ、攻撃という分かりやすい操作だが、壁走り、ロープ、滑空、追跡イベントなど新しい仕掛けが次々と登場する。ステージごとのテンポが良く、同じ遊びを繰り返している感覚が少ない。
失敗してもすぐ挑戦できる設計
難しい場面でも復帰地点が近く、再挑戦までが早い。何度も失敗しながら少しずつタイミングを覚え、最後に一気に駆け抜けられたときの達成感が大きい。
音楽ステージの傑出した面白さ
曲のリズムへ敵やジャンプ地点が同期し、正しい操作を続けることでプレイヤー自身が演奏へ参加しているような感覚になる。視覚、音楽、操作が一体化した本作を象徴するステージである。
美しい2Dアニメーション
キャラクターと背景は滑らかに動き、手描きアニメーションを操作しているような印象を与える。Vitaの画面とも相性が良い。
他のゲームにはない良いところ
初心者でも楽しめる分かりやすさと、完全攻略を目指す上級者向けの難しさを両立している。純粋な2Dアクションゲームとして非常に完成度が高い。
[game-rank-25]■ 26位 ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2012年11月15日発売。発売はエレクトロニック・アーツ、開発はCriterion Games。当時の定価は5,980円(税込)。
オープンワールドを自由に走る魅力
Fairhavenの街を自由に走りながらレース、車両、ジャンプ台、速度計測ポイントなどを発見する。決められたレースへ参加しなくても、街を高速で走り回るだけで遊びになる。
車を発見する楽しさ
高性能車は街の各地へ置かれており、見つければその場で乗り換えられる。レースで資金を貯めて購入するだけではなく、「探索して車を探す」というオープンワールドらしい楽しさがある。
警察とのカーチェイス
危険運転によって警察へ追われると、パトカーの包囲を突破し、裏道や高速道路を使って逃げ続ける必要がある。一般的なサーキットレースにはない映画的な緊張感がある。
Criterion Gamesらしい豪快さ
リアルなシミュレーターよりも、高性能車を思い切り走らせる爽快感を重視している。多少荒っぽい運転でも楽しめるため、気軽に速度感を味わえる。
他のゲームにはない良いところ
大規模オープンワールドレースを携帯機へ高い水準で移植したことに価値がある。PS Vitaで本格自動車ゲームを求める人には貴重な一本だった。
[game-rank-26]■ 27位 魔界戦記ディスガイア4 Return
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2014年1月30日発売。発売・開発は日本一ソフトウェア。当時のパッケージ版価格は6,279円、ダウンロード版は5,000円(税込)。
桁外れの育成システム
レベル9999、転生、巨大ダメージなど、一般的なRPGの常識を意図的に壊すような成長が楽しめる。ストーリークリア後にも大量の育成要素が残り、本編終了がやり込みの開始地点になるほど内容が深い。
独自のシミュレーション戦闘
仲間を持ち上げて投げる、高所へ移動する、ジオパネルの連鎖効果を利用するなど、他のシミュレーションRPGにはない戦い方が多い。力押しだけでなく地形を利用したパズル的攻略も可能。
ヴァルバトーゼのキャラクター
主人公ヴァルバトーゼは元暴君の吸血鬼だが、現在はプリニー教育係として働き、イワシへ異常なこだわりを持つ。政治や革命を扱いながらギャグも多く、シリアスになりすぎない。
Return版の豪華さ
PS3版で配信された追加要素や新シナリオを多数収録し、携帯版完全版に近い内容となった。一本だけでも非常に長く遊べる。
他のゲームにはない良いところ
終わりのない育成作業をスリープしながら少しずつ進められるため、PS Vitaとの相性が極めて良い。数値を伸ばすこと自体が好きな人には何百時間でも遊べる一本である。
[game-rank-27]■ 28位 ワールド オブ ファイナルファンタジー
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2016年10月27日発売。発売はスクウェア・エニックス。当時の定価は5,800円+税。
ミラージュ収集の楽しさ
チョコボ、サボテンダー、ベヒーモスなど歴代『FINAL FANTASY』でおなじみのモンスターを「ミラージュ」として仲間にできる。捕まえて終わりではなく、育成や変身によって異なる形へ成長させられる。
ノセノセシステムの独自性
小型、中型、大型のキャラクターを縦に積み重ねて戦う独特のシステムを採用。見た目はコミカルだが、組み合わせによって能力値や使用できる技が変わるため、編成を考える奥深さがある。
歴代FFキャラクターとの共演
クラウド、ライトニング、ティーダ、ユウナなど人気キャラクターが登場し、シリーズファン向けのお祭り要素を楽しめる。ただし主人公は本作独自のラァンとレェンなので、過去作品を知らなくても遊べる。
かわいさとシリアスの両立
デフォルメされたキャラクターが多く明るい作品に見えるが、進行するほど重い設定も見えてくる。この見た目と内容の落差も印象的。
他のゲームにはない良いところ
FF版モンスター育成RPGとして成立しており、シリーズファンと育成ゲームファンの双方が楽しめる。Vita後期の大型RPGとして存在感がある。
[game-rank-28]■ 29位 東亰ザナドゥ
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2015年9月30日発売。発売・開発は日本ファルコム。当時の通常版定価は6,480円+税。
学園生活と異界の組み合わせ
東京郊外を思わせる杜宮市で高校生活を送りながら、現実の裏側に存在する異界へ挑む。普段は学校、商店街、公園を歩いている人物が、突然怪物のいる世界へ入ることで都市伝奇らしい魅力が生まれる。
街とNPCの細かな描写
ファルコム作品らしく一般住民の会話も章ごとに変化し、主要キャラクター以外にも小さな物語が存在する。毎章同じ町を歩いても新しい情報があり、街全体が生活しているように感じられる。
リアルタイムアクション
異界ではキャラクターを切り替え、近距離攻撃、射撃、特殊技を使い分ける。敵の属性へ合わせてメンバーを変更する必要があり、単純なボタン連打ではなくパーティー編成も重要。
高ランクを狙うやり込み
クリアタイムや被ダメージなどによって評価が付くため、ストーリーを進めるだけでなく効率良くステージを攻略する遊びもある。
他のゲームにはない良いところ
現代学園もの、都市伝奇、ファルコムらしい長編RPGを一つへまとめたPS Vita発のオリジナル作品である。
[game-rank-29]■ 30位 みんなのGOLF 6
発売日・発売会社・開発会社・当時の定価
2011年12月17日発売。発売はソニー・コンピュータエンタインメント、開発はクラップハンズ。当時のPS Vitaカード版価格は4,980円、ダウンロード版は3,900円(税込)。本体と同日に登場したローンチタイトルである。
初心者でもすぐ遊べる分かりやすさ
方向、パワー、タイミングを決めてショットする基本操作が分かりやすく、実際のゴルフを知らなくてもすぐ始められる。かわいらしいキャラクターと明るい雰囲気のおかげでスポーツゲーム特有の堅さが少ない。
上級者ほど見えてくる奥深さ
高いスコアを狙うには風向き、高低差、芝の傾斜、クラブ選択、スピンなど多くの要素を考える必要がある。同じコースでも条件によって攻略方法が変わり、経験を積むほど判断の幅が広がる。
キャラクターと収集要素
キャラクターや衣装を集められるため、純粋なスポーツゲームより継続して遊ぶ動機が多い。性能の違うキャラクターを使い分ける楽しみもある。
携帯機との相性
一ホールだけ、数ホールだけと短時間で遊べるため、長編RPGのように物語を覚えておく必要がない。久しぶりに起動してもすぐ楽しめるのは大きな長所。
他のゲームにはない良いところ
PS Vita発売日に「とりあえず安心して遊べる定番作品」が用意されていたこと自体に意味があった。短時間型スポーツゲームとして完成度が高く、ランキング最後の一本として選びたい。
[game-rank-30]■ まとめ
PlayStation Vitaのソフトラインナップ全体の魅力
PlayStation Vitaの人気作品を30本並べて振り返ると、このハードが単純に「PSPより性能が高い携帯ゲーム機」ではなかったことがよく分かる。発売直後には『アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-』『WipEout 2048』など高品質な3Dゲームが並び、携帯ゲーム機でここまでの映像が動くという驚きを与えた。その後は『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』『イース』シリーズ、『英雄伝説 閃の軌跡』など長編RPGが増え、さらに『SOUL SACRIFICE DELTA』『フリーダムウォーズ』『GOD EATER 2 RAGE BURST』のような共闘型ゲームがVita独自の文化を形作っていった。
RPGと携帯機の相性の良さ
PS Vitaを語るうえで特に大きいのがRPGとの相性である。『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』『イースVIII』『FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster』『デジモンストーリー サイバースルゥース』『閃の軌跡』など、数十時間から100時間規模で遊べる作品が非常に多い。こうした長編ゲームは据置機ではテレビの前へ長時間座る必要があるが、Vitaならスリープ状態からすぐ復帰し、移動時間や寝る前に少しずつ進められる。経験値稼ぎや素材集めのような繰り返し作業も隙間時間へ回せるため、「大作RPGを最後まで遊びやすいハード」として独特の強みを持っていた。
PS Vita独自IPが残した個性
『GRAVITY DAZE』『Tearaway』『フリーダムウォーズ』『SOUL SACRIFICE』などを見ると、PS Vitaというハードを前提に生まれた作品の個性が非常に強い。『GRAVITY DAZE』はジャイロと重力操作、『Tearaway』は前面・背面タッチとカメラ、『フリーダムウォーズ』は荊による立体機動、『SOUL SACRIFICE』は犠牲というテーマを中心に、それぞれ他作品では簡単に代替できないゲーム性を持っていた。販売規模だけでは測れない価値が、こうした独自IPには存在する。
共闘ゲームが作った時代
2013年から2015年頃のPS Vitaでは「共闘」が非常に重要なキーワードだった。友人と携帯機を持ち寄り、巨大な敵へ挑む遊び方が強く意識されていた。『GOD EATER』は高速戦闘、『SOUL SACRIFICE』は魔法と犠牲、『フリーダムウォーズ』は荊と巨大兵器というように、同じ共闘型でも作品ごとに大きく個性が違う。この多様性こそ当時のVita市場の面白さだった。
美しい2Dゲームとの相性
『ドラゴンズクラウン』『オーディンスフィア レイヴスラシル』『朧村正』を代表に、PS Vitaは美しい2Dゲームとも非常に相性が良かった。細かなキャラクターアニメーションや背景を手元の画面でじっくり眺められ、特に初期型の有機ELモデルでは色彩の鮮やかさが印象的だった。携帯ゲーム機だからグラフィックを簡略化するのではなく、2Dだからこそ高密度な表現を見せる作品が多かったことも特徴である。
短時間型ゲームの遊びやすさ
長編RPGだけでなく、『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』なら一曲、『みんなのGOLF 6』なら数ホール、『レイマン レジェンド』なら一ステージだけと、数分単位で完結するゲームも充実していた。一方、『Minecraft』『ドラゴンクエストビルダーズ』では数分の素材集めが長期的な建築へ積み重なる。このように短時間型ゲームと長時間型ゲームの両方を自然に遊べるのが携帯ゲーム機の大きな利点だった。
後のゲーム市場へ広がったVita作品
PS Vitaで評価されたタイトルの中には、後に他ハードやPCへ展開され、さらに広いユーザー層へ届いた作品も多い。『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』『イースVIII』『ドラゴンズクラウン』『オーディンスフィア レイヴスラシル』『デジモンストーリー サイバースルゥース』などはその代表例である。これはVita版の価値が失われたというより、Vitaで育った作品や再評価された作品が次の時代へ受け継がれたと見ることができる。
現在でもVitaで遊ぶ意味が残る作品
一方で『アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-』のように現在でもVita本体で遊ぶ意味が大きい作品や、『Tearaway』のようにハード機能と深く結びついているため、そのままでは他機種へ再現しにくいタイトルも存在する。こうした作品を見ると、ゲームはソフト単体だけではなく、どのハードで、どの操作方法で遊んだかも体験の一部だと分かる。
総評
今回のランキングは単純な売上順ではなく、発売当時の注目度、長期的なファン人気、ゲームとしての完成度、PS Vitaとの相性、独自性、シリーズ史での重要性などを総合して作成した独自順位である。そのためRPGファンなら『イースVIII』や『閃の軌跡』をさらに上位へ置くかもしれないし、共闘ゲームを中心に遊んだ人なら『SOUL SACRIFICE DELTA』『フリーダムウォーズ』『GOD EATER 2 RAGE BURST』が自分にとっての最高傑作になるだろう。音楽ゲームを好む人なら『Project DIVA』、アクション重視なら『KILLZONE: MERCENARY』『ドラゴンズクラウン』『朧村正』が強く記憶へ残っているはずである。
つまりPS Vitaの魅力は「誰もが同じ一本を最高傑作として選ぶこと」ではなく、人によって思い出のゲームが大きく違うほど多様なソフトが揃っていたことにある。2011年に登場した一台の携帯ゲーム機には、映画的な3Dアクション、数百時間遊べるRPG、美しい2Dアクション、リズムゲーム、共闘ゲーム、建築ゲーム、推理アドベンチャー、スポーツ、レースまで幅広い作品が集まった。現在では新作が発売される現役ハードではないものの、ソフトラインナップを振り返れば今なお遊ぶ価値のある作品は多く、2010年代の日本ゲーム文化を象徴する独特の存在感を持った携帯ゲーム機だったと言える。
[game-11]

























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