『アサシン クリード ヴァルハラ』(プレイステーション5)

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【発売】:ユービーアイソフト
【開発】:ユービーアイソフト
【発売日】:2020年11月12日
【ジャンル】:アクションロールプレイングゲーム

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■ 概要・詳しい説明

ヴァイキング時代を題材にした、PS5初期を代表する大作アクションRPG

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、2020年11月12日にユービーアイソフトから発売されたPlayStation 5用のオープンワールド型アクションRPGです。日本ではPS5本体の発売時期と重なる形で登場し、新世代機の映像表現やロード時間の短縮を体感しやすい大型タイトルのひとつとして注目されました。PS4版からPS5版への追加費用なしアップグレードにも対応していたため、PS4で先に始めたプレイヤーが後からPS5環境へ移行しやすい作品でもありました。通常版のほか、シーズンパスや追加アイテムを含む上位エディションも用意され、発売当初から長く遊ぶことを前提にした構成が取られていました。

シリーズの流れの中での位置づけ

本作は『アサシン クリード』シリーズの本編級タイトルのひとつであり、『アサシン クリード オリジンズ』『アサシン クリード オデッセイ』で強まったRPG路線をさらに発展させた作品です。従来のシリーズが持っていた暗殺、潜入、歴史探索、古代文明の謎といった要素を残しつつ、本作では「定住地の発展」「装備ビルド」「同盟づくり」「選択による物語の変化」などが前面に押し出されています。主人公が単独で都市を駆け抜けるだけではなく、一族を率いる指導者として新天地に根を下ろし、勢力争いの中で生き残っていく物語になっている点が特徴です。つまり本作は、暗殺者の物語であると同時に、ヴァイキングの共同体を築き上げるサーガでもあります。

物語の舞台は9世紀の北欧とイングランド

物語の中心となる時代は、ヴァイキングの活動がヨーロッパ各地へ広がっていた9世紀です。プレイヤーはノルウェーの厳しい自然と抗争の中で生きてきた戦士エイヴォルとなり、仲間たちと共に北海を越えてイングランドへ向かいます。当時のイングランドは統一国家ではなく、複数の王国や領主、教会勢力、デーン人の入植者たちが複雑に絡み合う不安定な土地として描かれます。豊かな農地、霧のかかった湿地、古代ローマの遺構、修道院、要塞都市、荒れた戦場など、地域ごとに異なる景色が広がり、単なる広大なマップではなく「奪い、築き、守る土地」として感じられるように設計されています。戦闘、定住地開拓、暗黒時代のイングランド探索が大きな柱になっているため、冒険の一つ一つに生活と戦争の重みが加わっています。

主人公エイヴォルの魅力

主人公エイヴォルは、ヴァイキングの戦士団を導く存在です。性別はプレイヤーの好みに合わせて選べる仕様で、外見や髪型、タトゥー、装備などを通じて自分だけの戦士像を作ることができます。エイヴォルの魅力は、単なる荒々しい戦士では終わらないところにあります。戦場では斧を振るい、敵の拠点を襲撃し、仲間のために血路を開く一方で、仲間の生活を支えるために政治的判断を迫られ、同盟相手を選び、時に裏切りや犠牲と向き合います。力だけで解決する英雄ではなく、部族の未来を背負った人物として描かれるため、プレイヤーは戦闘の爽快感だけでなく、指導者としての重みも味わうことになります。

定住地レイヴンズソープという“帰る場所”

本作の大きな特徴が、イングランドに築く定住地レイヴンズソープです。多くのオープンワールドゲームでは、プレイヤーは各地を移動しながらクエストをこなしていきますが、本作では冒険の拠点となる村が少しずつ発展していきます。鍛冶屋、兵舎、刺青店、交易所、釣り小屋、狩人小屋などを建てることで、新しい機能や依頼が解放され、村人たちの暮らしにも変化が生まれます。レイヴンズソープは単なるメニュー画面ではなく、戦いで得た資源を使って仲間の生活を豊かにしていく象徴です。敵地を襲撃する理由も、ただ略奪するためではなく、仲間が生きる場所を作るためという動機づけがあるため、ゲーム全体に「新天地を築く」という一本の軸が通っています。

戦闘は重く荒々しいヴァイキング流

戦闘面では、斧、剣、槍、盾、弓、短剣などを使い分けながら戦います。両手に武器を持つ二刀流、盾を攻撃に利用する立ち回り、遠距離からの狙撃、背後からの暗殺など、プレイヤーの好みに合わせた戦い方が可能です。『アサシン クリード』らしいステルス暗殺も残されていますが、本作では正面から敵陣に突入し、激しい近接戦で敵を圧倒する遊びも強く押し出されています。敵の攻撃を受け流し、弱点を狙い、アビリティを発動して一気に形勢を変える戦闘は、過去作よりも荒々しく、重量感があります。特に襲撃では、仲間のヴァイキングたちと共に修道院や砦へ攻め込み、扉を破り、財宝を奪い、戦利品を持ち帰る流れが本作ならではの高揚感を生んでいます。

選択が物語と人間関係に影響する構成

本作では、会話の返答や同盟の結び方、特定人物への対応など、プレイヤーの選択が物語の印象に関わってきます。全てが大きく分岐するわけではありませんが、誰を信じるのか、誰を許すのか、どの地域と手を結ぶのかといった判断によって、エイヴォルという人物の性格や部族の行く末が少しずつ形作られます。この仕組みにより、物語は単に用意された一本道を追うだけではなく、プレイヤー自身がエイヴォルの人生を選んでいる感覚に近づきます。ヴァイキングとして名誉を重んじるのか、冷静な政治判断を優先するのか、仲間への情を貫くのかという選択が、ゲーム内のドラマをより濃くしています。

北欧神話とアサシン教団の物語が重なる世界観

タイトルに使われている「ヴァルハラ」は、北欧神話において勇敢に戦った者が死後に迎えられる場所として知られています。本作では、北欧の神々、予言、夢、死生観が物語の背景に深く関わり、ヴァイキングたちの価値観を支える重要な要素になっています。一方で、『アサシン クリード』シリーズらしく、古代文明イスの謎、アサシン教団の前身にあたる「隠れし者」、対立組織「古き結社」なども登場します。そのため、表面上はヴァイキングの征服と定住の物語でありながら、裏側ではシリーズ全体に連なる秘密の歴史が進行しています。歴史劇、神話、SF的な古代文明設定が重なり合う点は、本作の独特な味わいです。

PS5版ならではの体験

PS5版では、広大なオープンワールドをより滑らかに楽しめることが大きな魅力です。4K HDR表示や60FPS、SSDによるロード時間短縮といった要素により、長距離移動やファストトラベル、戦闘時の動きの見やすさに恩恵があります。特に本作はマップが広く、ノルウェー、イングランド、神話世界などを行き来するため、ロードの短さは遊びやすさに直結します。木々の揺れ、雪原の冷たさ、夕陽に染まる川、燃え上がる集落などの映像表現も、PS5初期作品として新世代機らしさを感じさせる部分でした。

ゲーム内容の幅広さ

本作はメインストーリーを追うだけでなく、各地の探索、財宝集め、謎解き、狩猟、釣り、酒飲み勝負、口論詩、伝説の動物討伐、古代遺跡探索、装備収集、拠点強化など、非常に多くの遊びが用意されています。目的地へ向かう途中で別の出来事に出会い、気づけば数時間寄り道してしまうタイプの作品です。従来のサブクエストというより、短い事件や土地の小話が各地に散りばめられているため、地域ごとの文化や人々の暮らしに触れながら進められます。暗い戦乱の時代を描きながらも、時にはユーモラスな会話や奇妙な人物との出会いもあり、重厚さと遊び心の両方を持った作品になっています。

販売面での存在感

発売後の『アサシン クリード ヴァルハラ』は、シリーズの中でも商業的に大きな成果を残した作品として知られています。シリーズ史上最大規模のローンチを記録したことや、発売初週の販売、PC版の販売面でも好調だったことが話題になりました。また、『アサシン クリード』ブランド全体の収益にも大きく貢献した作品であり、本編の販売だけでなく、追加コンテンツ、シーズンパス、長期アップデート、複数エディション展開などが組み合わさった結果、長期的な人気を維持しました。

総合的に見た作品の個性

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、暗殺を主軸にした旧来のシリーズ像だけを期待すると、かなり大きく感じられる作品です。広大な土地を巡り、同盟を結び、戦い、村を育て、神話と歴史の謎に迫っていくため、内容は濃く、遊びごたえも非常に大きいです。一方で、その大きさこそが本作の魅力でもあります。ヴァイキングとしての荒々しい戦い、部族を導く責任、イングランドの勢力争い、北欧神話の壮大さ、シリーズ特有の秘密結社の物語がひとつにまとまり、PS5初期の大作らしいスケールを形作っています。じっくり長く遊ぶオープンワールドRPGを求める人にとって、本作は単なる歴史アクションではなく、自分だけのヴァイキング伝説を築いていく大型冒険作品だといえます。

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■ ゲームの魅力・攻略・好きなキャラクター

巨大な戦場と生活拠点を行き来する、遊びの密度が高いオープンワールド

『アサシン クリード ヴァルハラ』の魅力は、単に広いマップを歩き回れることだけではありません。ノルウェーの寒々しい山岳地帯から、イングランドの緑豊かな丘陵、湿地、森、河川、修道院、城塞都市まで、地域ごとに景色と空気が大きく変わり、プレイヤーは「旅をしている」というより「時代の中へ入り込んでいる」感覚を味わえます。従来のオープンワールド作品のように、目的地へ向かって移動するだけでも、財宝、謎、収集品、敵拠点、ミニイベントが自然に目に入り、寄り道を続けるうちに装備や素材が増え、気づけばエイヴォル自身も強くなっている設計です。特にイングランドは、ただの冒険の舞台ではなく、ヴァイキングの一族が生きる土地を探し、同盟を築き、定住地を成長させるための場所として描かれています。そのため、探索で得たものが物語や拠点発展につながりやすく、ゲーム全体に「奪う」「築く」「守る」という流れが生まれています。

本作の面白さは“ヴァイキングとして生きる感覚”にある

本作をプレイして強く印象に残るのは、暗殺者として裏から歴史を動かす感覚だけではなく、ヴァイキングの指導者として仲間を率いる感覚です。敵地へ乗り込み、川沿いの修道院を襲撃し、仲間と共に大扉をこじ開け、財宝を奪い、村へ持ち帰って建物を増やす。この一連の流れは、単なる戦闘ミッションではなく、エイヴォルたちが新天地で暮らしを立て直していく過程そのものになっています。戦いは荒々しく、斧や槍を振り回して敵を叩き伏せる爽快感がありますが、その裏には一族の生活がかかっています。そこが本作の大きな魅力です。プレイヤーが手に入れた資源は、鍛冶屋、兵舎、刺青店、交易所、狩人小屋、釣り小屋などの建設に使われ、レイヴンズソープは少しずつ賑やかになります。戦闘、探索、拠点運営が別々の要素ではなく、ひとつの生活圏として結びついているところが、長時間遊び続けたくなる理由です。

戦闘の魅力は、重さと自由度の両立

『アサシン クリード ヴァルハラ』の戦闘は、過去作と比べてもかなり力強い印象です。軽やかに敵を倒していくというより、武器の重み、盾の衝突、斧を振り下ろす手応え、敵を吹き飛ばす荒々しさが重視されています。片手斧と盾、二本斧、槍と盾、大剣、短剣二刀流など、装備の組み合わせによって立ち回りは変わります。正面から敵を崩す戦い方もできれば、弓で弱点を射抜いてから接近する戦い方もでき、敵の背後に回って暗殺を狙うこともできます。シリーズらしいステルスも残っていますが、本作では「見つかったら終わり」ではなく、見つかってもヴァイキングらしく正面突破できる懐の広さがあります。暗殺者らしく静かに進むか、戦士らしく大声で攻め込むかを状況に応じて選べるため、プレイヤーごとの性格が自然に出ます。

おすすめの戦い方と序盤攻略の考え方

序盤で大切なのは、無理に高難度地域へ踏み込まず、自分の戦闘力に合った地域を順番に攻略していくことです。本作にはパワーという成長の目安があり、敵や地域にも推奨パワーがあります。推奨値を大きく下回る状態で突撃すると、通常兵にも苦戦し、強敵には一撃で倒されることがあります。そのため、まずはメインストーリーを進めながら、近場の財宝や謎を回収し、スキルポイントを増やしていくのが安定します。戦闘では、回避だけに頼るよりも、敵の攻撃をよく見てパリィを狙うことが重要です。盾持ちの敵や大型の敵は正面から斬るだけでは時間がかかるため、弓で弱点を撃ち、ひるませてから近接攻撃へつなげると戦いやすくなります。また、食料袋の強化はかなり重要です。回復手段が限られる場面も多いため、物資に余裕ができたら矢筒だけでなく食料袋も早めに強化しておくと、ボス戦や襲撃で粘りやすくなります。

スキルツリーは迷いすぎず、まず使いやすさを優先する

本作のスキルツリーは広く、最初はどこへ伸ばせばよいか迷いやすい作りです。大きく分けると、近接戦闘向き、遠距離攻撃向き、暗殺・ステルス向きの方向性がありますが、序盤から完璧なビルドを作る必要はありません。まずは体力、近接ダメージ、回避、弓の威力、暗殺ダメージなど、どの場面でも役立つ能力を優先すると安定します。慣れてきたら、自分がよく使う武器に合わせて伸ばすのがおすすめです。正面戦闘が好きなら近接強化、弓を多用するなら遠距離系、敵拠点を静かに処理したいなら暗殺系を伸ばすと、プレイ感覚が分かりやすく変化します。スキルは振り直しも可能なので、最初から失敗を恐れる必要はありません。むしろ、いろいろ試しながら自分のエイヴォル像を作っていくことが、本作の楽しみ方のひとつです。

装備攻略は“数よりも強化”が重要

『アサシン クリード ヴァルハラ』では、装備品が大量に落ちるタイプのハクスラ要素は比較的控えめです。その代わり、手に入れた武器や防具を強化し、長く使っていく設計になっています。つまり、序盤に入手した装備でも、素材を使って鍛えれば終盤まで活躍できます。おすすめは、自分の戦い方に合った武器を早めに決めて、それを重点的に強化することです。攻撃速度を重視するなら短剣や片手武器、リーチを重視するなら槍、重い一撃を好むなら大剣や大斧が向いています。防具はセット効果も大切で、同じ系統の装備をそろえると追加効果を得られる場合があります。ただし、防御力だけを見て選ぶよりも、自分がよく使う戦法と効果が合っているかを見たほうが実戦では役立ちます。見た目の好みも重要なので、性能と雰囲気の両方を考えながら装備を整えると愛着が湧きます。

襲撃は本作を象徴する最大のアピールポイント

本作の代表的な遊びといえば、やはり襲撃です。ロングシップで川を進み、修道院や敵拠点へ近づき、角笛を鳴らして仲間と共に突入する流れは、ヴァイキングを題材にした本作ならではの迫力があります。襲撃では、通常の戦闘とは違い、仲間が共に戦い、重い扉や宝箱を協力して開ける場面もあります。自分ひとりで敵を全滅させるのではなく、戦士団として敵地を制圧していく感覚が強く、拠点強化に必要な物資もここで手に入ります。攻略のコツは、先に周囲の敵をある程度減らしておくことです。いきなり襲撃を始めると乱戦になりやすいため、弓やステルスで見張りを処理してから開始すると楽になります。特に強い敵がいる場所では、無計画に突っ込むより、敵の配置を確認してから襲撃したほうが安全です。

探索の楽しみ方は、地図を埋めるより“発見を味わう”こと

本作の探索要素は非常に多いため、すべてを完璧に回収しようとするとかなりの時間がかかります。効率だけを考えるなら、シンクロポイントを優先して解放し、各地の財宝や謎の位置を把握してから動くと便利です。しかし、本作の本当の面白さは、地図上のアイコンを機械的に消すことだけではありません。森の奥で奇妙な人物に出会ったり、廃墟の地下に隠された装備を見つけたり、古代ローマの遺構を調べて歴史の層を感じたりするところにあります。特にワールドイベントは、短いながらも印象的なものが多く、重い戦乱の物語の合間に笑える出来事や不思議な話が挟まれます。攻略を急ぎすぎず、気になった場所へ寄ってみることが、本作を一番楽しむ方法です。

クリア条件とエンディングへ向かう流れ

本作のクリアは、単純にひとつの最終ステージを突破すれば終わりという形ではありません。大きな流れとしては、イングランド各地で同盟を結び、レイヴンズソープを発展させながら、エイヴォルとシグルドを中心とした物語を進めていくことになります。地域ごとの同盟クエストを達成していくと物語が大きく動き、やがてエイヴォルの出生、シグルドとの関係、北欧神話に関わる謎、古き結社との対立などが絡み合って終盤へ向かいます。エンディングに関しては、プレイヤーの選択がシグルドとの関係に影響し、最終的な印象を左右します。特定の選択を積み重ねることで、より納得しやすい結末に近づけるため、仲間との会話や重要な判断は慎重に選ぶのがおすすめです。単なる戦闘力だけでなく、エイヴォルがどのような人物として振る舞うかも、物語上の攻略ポイントになります。

難易度は調整しやすく、遊び方に合わせて変えられる

本作は、アクションが得意な人だけに向けた作品ではありません。戦闘、ステルス、探索に関する難易度を個別に調整できるため、物語や世界観を楽しみたい人も、厳しい戦闘を味わいたい人も、自分に合った形で遊べます。アクションに慣れていない場合は、まず低めの難易度で進め、パリィや回避、弓の使い方に慣れてから上げるとよいでしょう。一方で、戦闘の緊張感を求める場合は難易度を上げることで、敵の攻撃を読む必要が増し、装備やスキル構成の重要性も高まります。ステルス難易度を上げると敵に発見されやすくなるため、旧来の『アサシン クリード』らしい潜入感を重視したい人にも向いています。自分の遊び方に合わせて調整できる点は、長大な作品を最後まで続けやすくする大きな利点です。

攻略で意識したい必勝法

本作で安定して進めるための必勝法は、いくつかの基本を徹底することです。第一に、シンクロポイントを見つけたら優先的に解放すること。これにより移動が楽になり、周辺の探索も進めやすくなります。第二に、装備強化と食料袋強化を後回しにしないこと。攻撃力だけでなく、回復回数が増えることは生存率に直結します。第三に、強敵相手には弱点射撃を活用すること。敵の黄色く光る部位を弓で撃つとスタンを狙いやすく、強引な近接戦より安全に戦えます。第四に、集団戦では敵に囲まれないこと。正面の敵だけを見ていると横から攻撃されるため、回避で位置を変え、弓兵や槍兵を先に倒すと戦いやすくなります。第五に、地域の推奨パワーを守ること。背伸び攻略も可能ですが、効率よく進めるなら、無理な高レベル地域に挑むより、適正地域で経験値と装備を整えたほうが結果的に早く進みます。

裏技というより、知っていると得をする小技

本作には昔ながらのコマンド入力式の裏技というより、知っていると攻略が楽になる小技が多くあります。たとえば、敵拠点は正面から突入する前に、高所から鳥を使って確認し、弓兵や警鐘の位置を把握しておくと被害を減らせます。警鐘を鳴らされると増援が来る場合があるため、先に壊したり、見張りを処理したりするだけで難易度が下がります。また、扉が内側から塞がれている建物は、裏窓や屋根、壊せる壁、油壺を使う仕掛けがある場合が多く、力任せに入口を探すより周囲をよく観察することが大切です。水中にも財宝や素材が隠れているため、川や湖を見つけたら潜ってみる価値があります。さらに、強敵に勝てない時は、難易度を下げるより先に、アビリティの入手状況を見直すのも有効です。強力な近接アビリティや弓アビリティを持っているだけで、ボス戦の展開が大きく変わります。

登場キャラクターの特徴

本作には、エイヴォルを中心に多くの印象的な人物が登場します。シグルドはエイヴォルの義兄であり、物語の重要な軸となる人物です。彼は一族の未来を切り開こうとする野心を持ちながら、やがて自身の運命や特別な使命に引き寄せられていきます。ランヴィは同盟地図を管理し、レイヴンズソープの政治的な方向性を支える存在で、冷静さと優しさを兼ね備えたキャラクターです。バシムは「隠れし者」として登場し、アサシン教団につながる物語を本作へ持ち込む重要人物です。ヘイサムも同じく隠れし者の一員で、エイヴォルに古き結社との戦いを導く役割を担います。イーヴァルやウバといった荒々しい戦士たちは、ヴァイキングらしい苛烈さや名誉観を強く表し、アルフレッド王は政治と宗教、王権の複雑さを感じさせる存在として立ちはだかります。それぞれの人物が単純な善悪で描かれず、時代の価値観の中で生きているため、物語に厚みがあります。

好きなキャラクターとして挙げたいランヴィの魅力

本作で特に好きなキャラクターを挙げるなら、ランヴィは非常に印象的です。彼女は戦場で派手に斧を振るうタイプではありませんが、レイヴンズソープの中心で同盟関係を整理し、一族の進むべき道を冷静に見つめています。エイヴォルが各地へ遠征し、戦い、交渉し、同盟を結ぶ裏側には、ランヴィのように拠点を支える存在がいます。彼女の魅力は、単なる補佐役に収まらないところです。エイヴォルとの会話では、責任を背負う者同士の距離感や、個人としての悩みが見え、戦いだけでは描けない人間味を感じさせます。ヴァイキングの物語というと、どうしても剛腕の戦士や荒々しい英雄に目が行きがちですが、ランヴィは「国を作る」「仲間をまとめる」「帰る場所を守る」という本作のもうひとつのテーマを象徴している人物です。その静かな存在感が、長い物語の中で強く残ります。

バシムとシグルドが物語にもたらす緊張感

ランヴィが拠点の安定を象徴する人物だとすれば、バシムとシグルドは物語に不穏さと神秘性を持ち込む存在です。シグルドはエイヴォルにとって家族であり、同時に一族の指導者でもあります。しかし物語が進むにつれ、彼はただの戦士ではない運命に巻き込まれ、エイヴォルとの関係にも揺らぎが生まれます。この関係性があるからこそ、プレイヤーは単に敵を倒すだけでなく、仲間との絆や信頼について考えさせられます。一方のバシムは、穏やかで知的な雰囲気を持ちながら、どこか底の見えない人物です。彼が登場することで、ヴァイキングの征服物語はアサシン教団と古代文明の謎へ接続され、シリーズ全体の大きな流れが見えてきます。バシムは本作の中でも特に、初見とクリア後で印象が変わるキャラクターです。

評判につながった長所

本作が高く評価された点として、まず世界の作り込みが挙げられます。9世紀イングランドを題材にしながら、単に歴史を再現するのではなく、ヴァイキングから見た新天地、キリスト教勢力との衝突、王国間の駆け引き、北欧神話の死生観を重ね、シリーズらしいフィクションとして成立させています。また、PS5版では動作の滑らかさやロードの短さも好意的に受け止められました。戦闘の重み、襲撃の迫力、レイヴンズソープの成長、装備を長く使えるシステムなども、本作ならではの長所です。過去作のように都市を飛び回る暗殺中心の作品を期待した人には好みが分かれますが、広大なオープンワールドRPGとして見ると、探索、戦闘、育成、物語が非常に大きなボリュームでまとまっています。

楽しみ方は“完璧主義になりすぎない”こと

『アサシン クリード ヴァルハラ』は非常に大きな作品なので、最初から全要素を完全回収しようとすると疲れやすくなります。おすすめの楽しみ方は、まずメインの同盟ストーリーを軸に進め、気になる地域や装備だけを寄り道しながら回収することです。レイヴンズソープへ戻って建物を増やし、仲間の会話を聞き、また別の地域へ向かう。この周期を意識すると、本作の流れが自然に楽しめます。戦闘が好きな人は襲撃や強敵討伐を中心に、探索が好きな人は財宝や謎を追い、物語重視の人は同盟クエストを優先すればよいでしょう。遊び方を強制されにくい作品なので、自分のペースで進めることが大切です。広大な世界に圧倒されるのではなく、エイヴォルの旅路を少しずつ積み重ねていく感覚で遊ぶと、本作の魅力はより深く伝わってきます。

総合すると、攻略するほど味が増す長編サーガ

この章で見たように、『アサシン クリード ヴァルハラ』の魅力は、戦闘の爽快感、探索の自由度、拠点発展の達成感、キャラクター同士のドラマ、北欧神話とシリーズ設定の融合にあります。攻略面では、推奨パワーを意識し、装備と食料袋を強化し、パリィや弓の弱点射撃を覚え、無理な地域へ突っ込みすぎないことが重要です。キャラクター面では、エイヴォル、シグルド、ランヴィ、バシム、ヘイサム、アルフレッド王などがそれぞれ異なる役割を持ち、物語に厚みを与えています。とりわけランヴィのように拠点を支える人物がいることで、本作は単なる略奪と戦闘のゲームではなく、居場所を作る物語としても成立しています。長時間プレイするほど、イングランドの各地に記憶が積み重なり、自分だけのヴァイキング年代記が完成していく。それこそが、本作最大の面白さだといえるでしょう。

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■ 感想・評判・口コミ

発売当時の第一印象は「PS5で遊ぶ大作らしい重厚な一本」

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、発売当時から「新世代機で遊ぶ大型オープンワールド作品」として強い存在感を放っていました。PS5の発売初期に登場したこともあり、プレイヤーの多くはまず映像の美しさ、ロードの短さ、広大な世界の迫力に注目しました。ノルウェーの雪山、イングランドの湿地や森、川沿いの修道院、荒れた戦場、古代ローマの遺跡など、ひとつのゲームの中で多彩な風景を見せてくれるため、最初に触れた時の印象はかなり豪華です。特に、ロングシップで川を進み、仲間と共に敵地へ攻め込む襲撃場面は、本作の題材であるヴァイキングの荒々しさを分かりやすく体感できる要素として受け止められました。戦闘、物語、定住地要素、シリーズらしい探索の融合が、本作を大作として印象づけています。

好評だったのは、世界観の作り込みと“旅をしている感覚”

好意的な感想でよく挙げられるのは、やはり世界観の厚みです。『アサシン クリード』シリーズはもともと歴史を題材にした作品ですが、本作では9世紀の北欧とイングランドを舞台に、ヴァイキングの生活、信仰、戦い、移住、同盟づくりが描かれます。プレイヤーは単に目的地へ向かうだけでなく、各地の小さな事件に関わり、財宝を探し、拠点へ戻り、仲間のために建物を増やしていきます。この流れがあるため、ゲーム内の行動に生活感が生まれます。戦闘で奪った物資が村の発展につながり、村の発展が新しい機能や会話につながるので、探索と物語が切り離されにくい構成です。口コミでも、広大なマップをただ埋めるだけではなく、地域ごとの雰囲気を味わいながら少しずつ進める楽しさを評価する声が目立ちます。

戦闘面の感想は「重くて豪快」という評価が多い

戦闘については、過去のシリーズと比べてかなり荒々しく、武器の衝突感が強いという感想が多く見られます。二刀流で斧を振るう、盾で受け止める、弓で弱点を撃つ、敵をひるませて大技につなげるといったアクションは、ヴァイキングを主人公にした作品らしい豪快さがあります。暗殺を中心に静かに進める旧来のシリーズ像とは少し違い、本作では見つかっても正面から戦える力強さがあります。そのため、アクションRPGとして遊びたい人には好評で、特に襲撃や砦攻略では仲間と一緒に戦う高揚感がありました。一方で、ステルス重視の『アサシン クリード』を求める人からは、暗殺者らしさが薄く感じられるという意見もあります。この点は本作の評価が分かれる大きな理由です。

レイヴンズソープの拠点づくりは、じわじわ愛着が湧く要素

プレイヤーから好評だった要素のひとつが、定住地レイヴンズソープの発展です。敵地を襲撃して資源を集め、鍛冶屋、兵舎、交易所、刺青店、狩人小屋、釣り小屋などを建てていくことで、拠点は少しずつ生活感を持ち始めます。最初は質素だった村に人が増え、機能が増え、会話が増えていく流れは、長編RPGらしい達成感があります。感想としても、レイヴンズソープに帰るたびに「自分の居場所が育っている」と感じられる点を評価する声があります。広大なオープンワールドは、時に目的を見失いやすいものですが、本作では拠点という帰る場所があるため、探索や戦闘の成果が目に見える形で戻ってきます。この仕組みが、長時間プレイを支える大きな魅力になっています。

キャラクター評価は、エイヴォルと周辺人物の人間関係に集中する

キャラクター面では、主人公エイヴォルの存在感が評価されています。エイヴォルは荒々しい戦士でありながら、単なる略奪者ではなく、一族の未来を背負う人物として描かれます。シグルドとの関係、ランヴィとの会話、バシムやヘイサムとの接触、各地の王や領主との交渉を通じて、戦士としてだけでなく指導者としての顔が見えてきます。プレイヤーの選択によって、エイヴォルの印象がやや変わる点も、物語への没入感につながっています。口コミでは、エイヴォルの堂々とした振る舞いや、仲間への情の深さを好む意見がある一方、物語が非常に長いため、途中で人物関係を追うのが大変だったという感想もあります。本作は登場人物が多く、地域ごとのストーリーも豊富なため、じっくり物語を追う人ほど評価しやすい作品です。

物語への評価は「壮大だが長い」という二面性

本作の物語は、イングランド各地で同盟を結びながら進む構成です。地域ごとに独立した章のような話があり、戦争、裏切り、家族、信仰、王権、復讐など、さまざまなテーマが描かれます。この作りは、長編ドラマのように少しずつ世界を広げていく魅力がありますが、同時にテンポがゆっくりだと感じる人もいます。好意的なプレイヤーは、各地域を巡ることでエイヴォルの伝説が積み上がる感覚を楽しみます。反対に、早く核心へ進みたい人にとっては、同盟クエストが長く感じられることがあります。つまり本作の物語は、短く濃いストーリーを求める人よりも、大河ドラマのように時間をかけて時代や土地を味わいたい人に向いています。

ミニゲームや寄り道要素への反応

本作には、釣り、狩猟、酒飲み勝負、口論詩、オーログ、伝説の動物、謎解き、収集品探しなど、メインストーリー以外の遊びが大量に用意されています。こうした寄り道要素については、「世界を歩く理由が増える」と好意的に受け止める人がいる一方、「要素が多すぎて散漫に感じる」と見る人もいます。特に口論詩は、ヴァイキングらしい言葉の勝負として独特で、硬派な戦闘だけではない遊び心を感じさせます。オーログも単なるおまけに留まらず、つい何度も遊びたくなるミニゲームとして印象に残りやすい要素です。戦闘と探索の合間にこうした小さな遊びがあることで、長い旅に緩急が生まれています。

グラフィックと音響への口コミ

映像面では、自然の表現や光の使い方に対する評価が高いです。雪に覆われたノルウェーの冷たい空気、イングランドの湿った草原、朝霧に包まれた川、夕暮れの修道院、燃え上がる襲撃現場など、場面ごとの絵作りはかなり力が入っています。PS5版では動作の滑らかさもあり、広大な景色を見渡す瞬間に新世代機らしい迫力を感じたプレイヤーも多かったといえます。音響面でも、戦闘時の金属音、船上での歌、集落の生活音、神秘的な場面の音楽などが世界観を支えています。特にロングシップで川を進む場面は、ただ移動しているだけでも雰囲気があり、旅の記憶として残りやすい部分です。派手な演出だけでなく、静かな自然音や会話の積み重ねが、長い冒険の空気を作っています。

不満点として挙がりやすいのは、ボリュームの大きさ

一方で、否定的な感想としてもっとも多いのは、ゲーム全体の長さです。メインストーリーだけでもかなりの時間が必要で、各地の財宝や謎、収集品、拠点発展、追加コンテンツまで含めると、遊び尽くすには相当な時間がかかります。この大ボリュームは魅力でもありますが、忙しいプレイヤーにとっては負担にもなります。最初は新鮮だった襲撃や探索が、後半になると同じ作業の繰り返しに感じられるという意見もあります。特に、地図上のアイコンをすべて埋めたいタイプの人ほど、途中で疲れやすい作品です。本作を楽しむには、完璧主義になりすぎず、メインストーリーや気に入った地域を中心に進める姿勢が合っています。

シリーズファンの間では賛否が分かれた作品

シリーズファンからの評価は、かなり分かれています。『アサシン クリードII』や『ブラザーフッド』のような、都市型の暗殺アクションを好む人にとって、本作はRPG色が強く、ステルス要素が薄まったように感じられる場合があります。一方で、『オリジンズ』や『オデッセイ』から入ったプレイヤー、または広大なRPGを好むプレイヤーにとっては、戦闘、探索、装備育成、拠点づくりが充実した遊びやすい作品として評価されやすいです。つまり本作は、「アサシンらしさ」を重視するか、「歴史オープンワールドRPGとしての完成度」を重視するかで印象が変わります。タイトルに『アサシン クリード』と付いている以上、従来の暗殺劇を期待する声があるのは当然ですが、本作はあえてヴァイキングの生き方を前面に出した作品と見ると、魅力が理解しやすくなります。

口コミで評価される“没入感”と、惜しまれる“単調さ”

多くの感想を整理すると、本作の評価は「没入感」と「単調さ」のせめぎ合いに集約できます。良い面としては、世界が広く美しく、戦闘が豪快で、拠点が育ち、物語が壮大で、長く遊べる点が挙げられます。悪い面としては、同じような探索や戦闘が続きやすく、後半に作業感が出ること、物語のテンポがゆっくりであること、シリーズ伝統の暗殺要素が薄く感じられることが挙げられます。この二面性は、大作オープンワールドRPGではよく起こる問題でもあります。本作は内容量が非常に多いため、ハマる人には何十時間、何百時間も遊べる作品になりますが、合わない人には序盤から重く感じられる可能性があります。

販売面の成功が示す人気の大きさ

評価が分かれた一方で、商業的には非常に大きな成功を収めた作品です。シリーズ史上最大規模のローンチを記録したことや、発売から1年以内にユービーアイソフト史上でも上位の収益を生む作品になったことが話題になりました。これは、単に本編が売れたというだけでなく、追加コンテンツ、複数エディション、長期アップデート、ライブサービス的な展開がうまく機能した結果でもあります。口コミでは賛否があっても、多くのプレイヤーが実際に手に取り、長く遊んだタイトルであることは間違いありません。

プレイ後の感想として残るもの

実際にプレイを終えた後に残る感想は、「長かった」という疲労感と、「大きな旅をした」という満足感の両方です。エイヴォルとして各地を巡り、同盟を結び、敵と戦い、村へ戻り、また新たな土地へ向かう。その繰り返しは確かに長大ですが、積み重ねるほど自分だけの年代記のように記憶に残ります。特に、レイヴンズソープが発展していく過程や、シグルドとの関係、バシムがもたらすシリーズ全体への接続、北欧神話に関わる展開は、クリア後に振り返ると大きな流れとして印象深く感じられます。本作は、短時間で強烈な体験を与える作品というより、長い時間をかけて世界に浸り、少しずつ自分の物語を積み上げていく作品です。

総合的な評判は“大作としては高評価、シリーズ作としては好みが分かれる”

総合すると、『アサシン クリード ヴァルハラ』の評判は、大作オープンワールドRPGとして見るならかなり充実した内容を持ち、PS5初期の一本としても存在感のある作品です。戦闘の迫力、探索の広さ、拠点づくり、北欧神話、歴史劇、シリーズ設定が合わさり、遊びごたえは非常に大きいです。一方で、従来の暗殺アクションを強く求める人、短くまとまった物語を好む人、作業感の少ないゲームを求める人には、やや重く感じられる可能性があります。口コミをまとめるなら、「圧倒的なボリュームと雰囲気を楽しめる人には名作級」「シリーズの原点に近い暗殺劇を求める人には賛否あり」という評価がふさわしいでしょう。ヴァイキングとして生き、戦い、築き、失い、また進む。その長い旅路を受け入れられる人にとって、本作は強く記憶に残る一本になります。

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■ 当時の宣伝・現在の中古市場など

PS5本体発売期と重なった、話題性の大きいローンチ展開

『アサシン クリード ヴァルハラ』のPlayStation 5版は、日本では2020年11月12日に発売されました。この日はPS5本体の国内発売日でもあり、本作は新世代機の立ち上げ期を彩る大型タイトルのひとつとして受け止められました。ユービーアイソフトにとっても、単なるシリーズ最新作という位置づけではなく、PS5、Xbox Series X|S、PS4、Xbox One、PCなど複数の環境へ展開する大規模なクロスジェネレーション作品でした。発売時の宣伝では、ヴァイキングの戦士エイヴォルがイングランドへ渡り、自らの定住地を築き、同盟を結び、敵地を襲撃していくという本作の特徴が強く押し出されました。PS5版の発売開始とローンチトレーラー公開によって、主人公エイヴォルのダイナミックなアクションや美しい自然表現が見どころとして広く紹介されました。

宣伝の中心にあったのは“自分だけのヴァイキング伝説”

発売当時の宣伝文句で特に印象的だったのは、プレイヤー自身がエイヴォルとして運命を切り開き、壊れたイングランドを発見し、征服し、自分だけのヴァイキング伝説を作るという方向性です。これは単に「敵を倒すアクションゲーム」として売り込むのではなく、「歴史の大きなうねりの中で、自分の一族の未来を築いていくゲーム」として本作を見せる方法でした。この宣伝方針は、本作の内容とよく合っていました。なぜなら、本作は暗殺や戦闘だけでなく、同盟相手の選択、定住地の発展、装具の強化、会話の判断、襲撃による資源獲得など、プレイヤーの選択と行動がエイヴォルの歩みに反映される作りになっているからです。

映像広告では、荒々しさと美しさの対比が強調された

『アサシン クリード ヴァルハラ』の宣伝映像では、斧を手にしたエイヴォル、ロングシップで川を進むヴァイキングたち、燃え上がる修道院、雪に閉ざされたノルウェー、霧に包まれたイングランドの田園風景などが印象的に使われました。激しい戦闘や略奪の場面だけでなく、広大な自然や神話的な雰囲気も合わせて見せることで、単なる野蛮な戦士の物語ではなく、死生観や信仰、家族、土地への執着を含んだ大作として印象づけていました。ヴァイキングという題材は、戦闘の迫力を前面に出しやすい一方で、荒々しさだけに寄せすぎると単調になりやすいものです。本作の宣伝では、戦う者の力強さと、まだ見ぬ土地へ向かう冒険感を並べて見せることで、歴史アクションRPGとしてのスケールを伝えていました。

ゲームメディア・ニュースサイトでの紹介方法

発売時期のゲームメディアでは、PS5版の発売情報、ローンチトレーラー、ゲーム概要、エディション情報、アップグレード対応、次世代機での動作などが記事化されました。特にPS5発売初期のタイトルであったため、「PS5で何を遊ぶか」という文脈の中で名前が挙がりやすかった作品です。メディア紹介では、ヴァイキングの侵攻が活発だった9世紀ヨーロッパ、イングランドの複数王国、主人公エイヴォル、定住地の発展、襲撃、戦闘スタイル、選択による物語体験などが分かりやすく整理されました。また、シリーズファン向けには『オリジンズ』『オデッセイ』から続くRPG路線の新作として紹介され、初めて触れる人向けには「ヴァイキングになって広大な世界を冒険する大作」として訴求されました。つまり宣伝の入口は広く、シリーズファン、歴史好き、PS5購入者、オープンワールドRPGファンのそれぞれに届くような構成だったといえます。

販売方法は通常版・上位版・追加コンテンツを組み合わせた長期型

本作の販売方法は、発売日にパッケージ版とダウンロード版を売り切るだけの短期型ではありませんでした。通常版を入口にしながら、上位エディション、シーズンパス、後発の大型拡張コンテンツ、追加装備、各種アップデートを組み合わせ、発売後も長く収益を生む形が取られました。スタンダードエディション、ラグナロクエディション、コンプリートエディションなど、時期によって複数の商品構成が用意され、後から始めるユーザーは本編だけを選ぶことも、拡張込みの内容を選ぶこともできました。大作オープンワールドRPGとして、発売後に長く遊ばせる設計と販売戦略が一体化していた点は、本作の大きな特徴です。

シーズンパスと追加コンテンツによる宣伝の継続

発売後の展開では、シーズンパスや大型拡張コンテンツが宣伝の中心になりました。拡張コンテンツ第1弾「ドルイドの怒り」、第2弾「パリ包囲戦」、さらに神話要素を強めた「ラグナロクの始まり」などが展開され、イングランド本編を遊び終えたプレイヤーに新しい土地や物語を提供しました。特に「ラグナロクの始まり」は、北欧神話色をさらに強めた大型拡張として、通常の歴史劇とは異なる壮大な方向へ作品の世界を広げています。こうした継続的な展開により、本作は発売直後だけで終わるタイトルではなく、複数年にわたって遊ばれるシリーズ作品として位置づけられました。

販売実績はシリーズの中でも非常に大きな成功

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、商業面でも非常に強い成果を残しました。本作はシリーズ史上最大規模のローンチを記録し、発売初週販売本数でもシリーズの過去作を上回ったことが話題になりました。また、PC版についても発売初週の販売が好調だったとされ、発売から1年以内にユービーアイソフト史上でも上位の利益を生む作品になったことも知られています。これは本編単体の売上だけでなく、追加コンテンツ、デジタル販売、上位エディション、継続的なアップデートなどを含めた総合的な収益力の高さを示しています。

シリーズ全体の収益記録にも影響した存在

本作の成功は、『アサシン クリード』シリーズ全体の業績にも大きく関わりました。シリーズ収益が過去の記録を大きく上回った時期において、『ヴァルハラ』は中心的な役割を果たしたタイトルのひとつでした。この点から見ても、本作は単なる一作ではなく、ユービーアイソフトの主力ブランドを再び大きく押し上げたタイトルだったといえます。賛否がある作品ではありますが、商業的なインパクトは非常に大きく、シリーズのRPG路線を代表する成功例として語られることが多いです。

発売当時のパッケージ価格と流通

PS5パッケージ版の新品時メーカー希望小売価格は、通常版で9,240円前後の価格帯で案内されていました。当時のPS5ソフトとしては標準的な価格帯に近く、AAA級の大型タイトルとしての位置づけに合った価格でした。パッケージ版はゲームショップ、家電量販店、通販サイト、オンラインストアなどで販売され、同時にダウンロード版も展開されました。PS5本体の供給が発売当初は限られていたこともあり、PS5版だけでなくPS4版を購入し、後からPS5で遊ぶユーザーもいたと考えられます。

現在の中古市場は、入手しやすい定番中古ソフトへ移行

2026年時点で見ると、PS5版『アサシン クリード ヴァルハラ』の通常版は、希少プレミア品というより、比較的入手しやすい中古ソフトになっています。中古ショップでは通常版が1,000円台後半から3,000円前後で見られることが多く、店舗や状態によって価格に差があります。大型タイトルとして多く流通したため、通常パッケージ版の希少性はそれほど高くありません。遊ぶ目的であれば、かなり手頃な価格で入手できる作品になっています。

フリマアプリでは、状態や版によって価格差が出る

フリマアプリでは、ショップ中古よりも価格の幅がやや広くなります。通常版、ラグナロクエディション、アルティメットエディションなどが混在し、送料込みかどうか、ディスクの状態、ケースやジャケットの傷み、特典コードの有無、出品者の評価、まとめ売りか単品かによって価格が変わります。特に本作のようにDLCコードや上位エディションが絡む商品は、パッケージ名だけで判断せず、コードが使用済みか未使用かを確認することが重要です。中古ではプロダクトコードが使えない場合も多いため、拡張コンテンツ目当てで買う場合は注意が必要です。

通販モールでの中古流通

通販モールでも、中古品や関連商品が複数見つかります。検索結果では、PS5版やPS4版、アルティメットエディション、攻略本や関連書籍、ショップごとの中古品が混在することがあります。通販モールで購入する場合は、商品名にPS5版と明記されているか、PS4版や関連書籍と間違えていないか、送料込みの総額はいくらかを確認する必要があります。検索結果上では安く見えても、送料を含めると実店舗系ショップの価格と変わらないこともあります。

価格推移の傾向は“発売直後の高値から通常中古価格へ下落”

本作の中古価格推移を大まかに見ると、発売直後は新品価格に近い水準で動き、その後は流通量の増加、セール、ダウンロード版値引き、上位エディションや完全版の登場、後続作の発売などによって、中古価格は徐々に下がっていったと考えられます。現在では、通常版は1,000円台から2,000円台で見つかることが多く、アルティメットエディションやラグナロクエディションも、特典コードの価値が中古では限定的になるため、定価に対してかなり安く流通しています。ただし、未開封品、特典完品、限定版、店舗特典付きなどは、通常中古とは別枠で価格が上がる可能性があります。

過去最高価格を考えるなら、通常版より限定性のある商品が中心

一般的なPS5通常版については、現在プレミア価格化しているとは言いにくく、過去最高価格を明確に語るなら発売直後の新品価格、あるいは品薄時の未開封品や上位エディションの価格を見る必要があります。通常版の新品時価格が9,240円前後であったことを考えると、現在の中古価格はその数分の一まで落ちています。一方、アルティメットエディション、コレクターズ関連、特典付き未開封品、外箱や付属物が完全に残った商品は、一般中古とは異なる評価を受ける場合があります。ただし、本作は大規模に流通した人気作であり、通常パッケージ自体の希少性は高くありません。そのため、ゲームソフト単体としての価格上昇を期待するより、遊ぶために安く買いやすいタイトルとして見るほうが現実的です。

中古購入時に注意したいポイント

中古で本作を購入する場合、まず確認したいのはエディションの違いです。通常版、アルティメットエディション、ラグナロクエディション、コンプリートエディションなどがあり、商品名だけを見ると内容が分かりにくい場合があります。特に中古の上位版は、パッケージに特典コード同梱と書かれていても、前の所有者がコードを使用済みである可能性があります。その場合、実際に遊べるのはディスク収録の本編のみで、追加コンテンツは別途購入が必要になります。次に、PS5版とPS4版の取り違えにも注意が必要です。本作はPS4版からPS5版へのアップグレード対応が話題になった作品ですが、中古で物理ディスクを買う場合、自分の本体環境やプレイしたい版に合っているかを確認したほうが安心です。最後に、CERO Z相当の18歳以上対象作品であるため、店舗や通販では年齢確認や購入制限が関わる場合があります。

中古市場での評価は“安価で大作を遊べる高コスパ枠”

現在の中古市場における『アサシン クリード ヴァルハラ』の立ち位置は、コレクター向けの高額ソフトというより、安価で膨大なボリュームを楽しめる高コストパフォーマンス作品です。新品発売時にはPS5初期の大型タイトルとして高価格帯で販売されましたが、時間の経過とともに中古価格が下がり、今では数千円以下で入手できる機会が増えています。内容量を考えると、メインストーリーだけでも長く遊べ、探索や拠点発展、追加コンテンツまで含めれば非常に長時間楽しめます。そのため、「安く買って長く遊びたい」「PS5で重厚なオープンワールドRPGを体験したい」「シリーズ未経験だがヴァイキング題材に興味がある」という人にとって、中古版はかなり手を出しやすい選択肢になっています。

販売・宣伝・中古市場を総合して見た本作の価値

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、発売当時はPS5初期の目玉級タイトルとして宣伝され、ヴァイキングという強い題材、広大なオープンワールド、次世代機らしい映像表現、シリーズのRPG路線の完成度を前面に出して販売されました。発売後は、シーズンパスや大型拡張コンテンツによって長期的に話題を維持し、商業的にもシリーズ史上有数の成功作となりました。一方、現在の中古市場では、通常版はかなり手頃な価格帯に落ち着き、プレミア品というより遊びやすい定番中古ソフトになっています。新品時の話題性、発売後の収益力、現在の入手しやすさを合わせて考えると、本作は「発売時には大作として売れ、現在は安価で楽しめる大型RPG」として非常に分かりやすい価値を持っています。コレクション目的なら特典付き未開封品や上位版を探す楽しみがあり、純粋に遊ぶ目的なら通常中古版でも十分に満足できる一本です。

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■ 総合的なまとめ

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、ヴァイキングの生き方を大作RPGとして描いた一本

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、2020年11月12日にユービーアイソフトから発売されたPlayStation 5用タイトルとして、シリーズの中でも特に大きなスケールを持った作品です。単に歴史上の暗殺者を操作するゲームではなく、ノルウェーからイングランドへ渡ったヴァイキングの戦士エイヴォルとなり、一族のために新しい土地を切り開き、同盟を結び、戦い、拠点を育てていく壮大な物語になっています。従来の『アサシン クリード』が持っていた暗殺、潜入、歴史探索、古代文明の謎といった要素を受け継ぎながら、本作ではそこにヴァイキングの価値観、北欧神話、定住地運営、武力による襲撃、政治的な駆け引きが加わりました。そのため、シリーズの中でも「暗殺者の物語」というより、「ひとつの民族と一族が生き残るための長編サーガ」としての印象が強い作品です。

最大の魅力は、戦いと生活が結びついていること

本作の魅力をひとことで表すなら、戦闘、探索、拠点づくり、物語が一本の流れとしてつながっている点です。敵地を襲撃して物資を手に入れる行動は、ただの戦闘ミッションではありません。その物資はレイヴンズソープの発展に使われ、村に新しい施設が生まれ、仲間たちの生活が豊かになり、さらに新しい機能や物語が開いていきます。つまり、プレイヤーが戦う理由が明確に存在しています。敵を倒して経験値を得るだけではなく、一族の暮らしを守るために戦い、帰る場所を育てていく感覚があるからこそ、長時間のプレイにも意味が生まれます。大作オープンワールドでは、寄り道が作業のように感じられることもありますが、本作では探索や襲撃の成果が拠点に戻ってくるため、自分の行動が世界に少しずつ影響しているように感じられます。

エイヴォルという主人公が作品全体を支えている

主人公エイヴォルは、本作を語るうえで欠かせない存在です。エイヴォルは、ただ暴れるだけの戦士ではありません。仲間を守るために戦う勇猛さ、同盟相手を見極める判断力、家族や義兄シグルドへの複雑な思い、異国の文化や信仰と向き合う柔軟さを持っています。プレイヤーの選択によって、その人物像は少しずつ変わります。情に厚い指導者として振る舞うこともできれば、名誉や現実的な判断を優先する戦士として進むこともできます。エイヴォルが魅力的なのは、完璧な英雄ではなく、迷いながらも一族のために進む人物として描かれているところです。広大なイングランドを歩き、数多くの人物と出会い、戦いの中で決断を重ねることで、プレイヤー自身の中にも「自分のエイヴォル像」が作られていきます。

PS5初期タイトルとしての見応え

PlayStation 5版の『アサシン クリード ヴァルハラ』は、PS5初期に登場した大作として、映像面と快適性の両方で存在感がありました。広大な自然、光の表現、雪山や草原、川、修道院、要塞、古代遺跡などの景色は、旅の気分を強く盛り上げます。ロングシップで川を進む場面や、高所から大地を見渡す瞬間、燃え上がる敵拠点へ仲間と突入する場面などは、PS5で大作を遊んでいるという満足感を与えてくれます。また、ロード時間の短縮や滑らかな動作は、広い世界を移動する本作と相性がよく、ファストトラベルや地域移動のストレスを軽くしています。PS5の性能を極端に見せつけるだけの作品というより、長時間遊ぶオープンワールドを快適に楽しませる方向で、次世代機らしさを感じさせる一本です。

シリーズとしては変化が大きく、好みが分かれる作品

一方で、本作はシリーズファンの間で好みが分かれる作品でもあります。初期の『アサシン クリード』シリーズは、都市を舞台にした暗殺、屋根の上を駆け抜けるパルクール、ターゲットへ静かに近づく緊張感が大きな魅力でした。しかし『ヴァルハラ』では、暗殺よりも戦闘、探索、成長、同盟、拠点発展の比重が高くなっています。もちろんステルスや隠れし者の物語も存在しますが、全体の手触りは歴史アクションRPGに近いです。そのため、昔ながらの暗殺劇を期待する人には、やや方向性が違うと感じられるかもしれません。反対に、『オリジンズ』や『オデッセイ』のような広大なRPG路線を好む人、じっくり世界を歩きたい人、歴史と神話を混ぜた大作を楽しみたい人には、非常に遊びごたえのある作品です。

ボリュームの大きさは長所であり短所でもある

『アサシン クリード ヴァルハラ』を評価するうえで避けて通れないのが、圧倒的なボリュームです。メインストーリーだけでもかなり長く、各地域の同盟クエスト、財宝集め、謎解き、装備収集、ワールドイベント、拠点発展、古き結社の追跡、神話世界の物語、追加コンテンツまで含めると、遊べる量は非常に多いです。この多さは、長く楽しみたい人にとって大きな魅力です。数千円の中古価格で手に入れた場合でも、かなり長時間遊べるため、コストパフォーマンスは高い作品といえます。しかし、すべてを遊び尽くそうとすると疲れやすく、途中で作業感を覚える人もいます。本作を楽しむコツは、完璧に地図を埋めようとしすぎないことです。メインの物語を軸にしながら、気になる場所だけ寄り道するくらいの気持ちで進めると、長所を味わいやすくなります。

北欧神話と歴史劇の融合が独自の味を生んでいる

本作の世界観は、単なる歴史再現ではありません。9世紀のイングランドを舞台にしながら、北欧神話、ヴァイキングの死生観、オーディンやヴァルハラへの信仰、古代文明イスの謎、アサシン教団の前身である隠れし者、古き結社との戦いが重なっています。現実の歴史を題材にしながら、神話的で幻想的な展開も含まれているため、物語には独特の奥行きがあります。特に、エイヴォルの人生と神話的な運命が交差していく部分は、シリーズ全体を知っている人ほど深く楽しめます。一方、シリーズ未経験者でも、ヴァイキングの物語として追うことは十分可能です。歴史、神話、SF的設定が混ざる点は『アサシン クリード』らしさであり、本作ではそれが北欧世界の荒々しさとよく噛み合っています。

キャラクターの人間関係が長い物語に重みを与える

本作は、戦いや探索だけでなく、人物同士の関係性も見どころです。エイヴォルとシグルドの絆とすれ違い、ランヴィが支えるレイヴンズソープの政治、バシムが持ち込む謎、ヘイサムとの関係、各地の王や領主との同盟、裏切りや復讐の連鎖など、長い物語の中で多くの人間ドラマが描かれます。特にシグルドとの関係は、エイヴォルの選択に重みを与えます。プレイヤーがどう振る舞うかによって、義兄弟の絆に対する印象も変わり、単なる任務達成型のゲームではなく、人生の分岐を選んでいるような感覚が生まれます。ランヴィのように戦場で目立つわけではない人物も、拠点と仲間を支える存在として強く印象に残ります。こうした人物たちがいるからこそ、レイヴンズソープはただの施設群ではなく、エイヴォルにとっての帰る場所として機能しています。

攻略面では自由度が高く、自分なりの戦士像を作れる

攻略面で見ると、本作はプレイヤーの好みに合わせて戦い方を変えられる作品です。斧と盾で堅実に戦う、二刀流で攻める、槍で距離を取る、弓で弱点を狙う、暗殺で敵を減らしてから突入するなど、同じ拠点でも複数の攻略方法があります。スキルツリーや装備強化によって、自分のプレイスタイルを少しずつ形にできる点も魅力です。難易度設定も調整できるため、アクションが得意な人は厳しい戦闘を、物語を楽しみたい人は遊びやすい難易度を選べます。昔ながらの裏技で一気に攻略する作品ではありませんが、推奨パワーを守る、食料袋を強化する、弱点射撃を活用する、シンクロポイントを解放する、装備を一点集中で鍛えるといった基本を押さえれば、安定して進められます。難しい場面を少しずつ突破していく達成感も、本作の面白さです。

現在から見ると、非常に手に取りやすい大作

発売当時の『アサシン クリード ヴァルハラ』は、PS5初期の大型ソフトとして定価も高く、話題性も大きい作品でした。しかし現在では、中古市場で比較的安価に入手しやすい定番タイトルになっています。これは、作品の価値が落ちたというより、大量に流通した人気作が時間の経過とともに買いやすくなった結果です。むしろ現在から見ると、安い価格で膨大なボリュームのオープンワールドRPGを楽しめるため、非常にコストパフォーマンスのよい作品といえます。PS5を購入してから大作RPGを探している人、シリーズ未経験でも歴史ものやヴァイキング題材が好きな人、長く遊べるゲームを求める人には、今からでも十分おすすめできます。ただし、追加コンテンツ目当てで中古の上位エディションを買う場合は、コードが使用済みの可能性があるため注意が必要です。

総評としては、欠点も含めて記憶に残る大作

『アサシン クリード ヴァルハラ』は、完璧な作品というより、長所も短所も非常に大きい作品です。広大な世界、豪快な戦闘、拠点発展、魅力的なキャラクター、北欧神話と歴史劇の融合、長期的な追加コンテンツ展開など、魅力は多くあります。一方で、物語が長い、探索量が多い、後半に作業感が出やすい、従来の暗殺者らしさが薄いと感じる人がいる、という弱点もあります。しかし、その欠点を含めても、本作がPS5初期を代表する大作のひとつであることは間違いありません。小さくまとまった優等生タイプの作品ではなく、広大な世界を用意し、長い時間をかけてプレイヤーをヴァイキングの人生へ引き込む大型作品です。合う人にとっては、何十時間も没頭できる濃厚な冒険になります。

最後にまとめると、エイヴォルの旅は“奪う物語”ではなく“築く物語”である

本作を表面的に見ると、ヴァイキングが敵地を襲撃し、戦利品を奪い、武器を振るって勝利するゲームに見えるかもしれません。しかし、実際に遊んでいくと、その中心にあるのは「築く」というテーマです。エイヴォルは土地を築き、同盟を築き、仲間との絆を築き、自分の伝説を築いていきます。戦闘や略奪はその過程の一部であり、目的そのものではありません。だからこそ、レイヴンズソープへ戻った時の安心感や、仲間たちが少しずつ増えていく感覚が強く残ります。『アサシン クリード ヴァルハラ』は、ヴァイキングの荒々しさと、居場所を求める人間の切実さを同時に描いた作品です。シリーズの中でも大きく方向性を広げた一本であり、PS5で重厚な歴史オープンワールドRPGを遊びたい人にとって、今なお十分に価値のあるタイトルだといえるでしょう。

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