
【8/4(月)20時〜全品ポイント10倍!要エントリー!】エポック社 EPOCH スーパーカセットビジョン ドラえもん 【中古】
【発売】:エポック社
【発売日】:1984年7月
【ジャンル】:シューティングゲーム
■ 概要
1984年7月、エポック社から登場した『アストロウォーズII バトルインギャラクシー』は、スーパーカセットビジョン向けに設計された本格宇宙戦闘シューティングゲームです。本作は、同社からリリースされた『アストロウォーズ』の続編にあたるタイトルであり、シリーズとしての世界観をさらに拡張させながら、システムやビジュアル、ゲーム体験に磨きをかけた内容となっています。
プレイヤーは、銀河の平和を脅かす敵勢力との終わりなき戦いに身を投じ、最新鋭戦闘機「セプター」に搭乗して壮大な宇宙バトルに挑むことになります。本作の特徴は、単なる連射型シューティングではなく、戦術性の高いビームの撃ち分けや敵の行動パターンを読み解く「読み合い」の要素が組み込まれている点にあります。
全体は2つの異なるシーンによって構成されており、ステージ1では敵の小型機が母艦の周囲に隊列を組んで出現します。敵の行動は実に多彩で、単なる直進や曲線移動だけでなく、瞬間移動(ワープ)で自機の眼前に現れるタイプも存在し、プレイヤーの反射神経と観察力を問われる仕様になっています。
続くステージ2では、巨大な敵母艦「デストロイド」との一騎討ちが展開されます。この戦闘では、母艦の発射口に正確にビームを撃ち込む必要があり、制限時間内で勝利できればボーナス点が加算されます。なお、時間内に撃破できなかった場合でもゲームは進行するため、テンポが損なわれずに遊び続けられる点も本作の魅力のひとつです。
プレイヤーの使うセプター機は、一度に2発までビームを発射できる仕様で、敵のビームと相殺し合う演出も可能。これにより、従来の“当たれば即死”型とは異なる戦略的なバトルが実現されています。
■■■■ ゲームの魅力とは?
『アストロウォーズII バトルインギャラクシー』が他のシューティングゲームと一線を画していた最大の要因は、その「緊張感」と「テンポ感」にあります。ステージごとにプレイヤーの技術と判断力を試す多彩な演出が施されており、1つ1つの戦いがまるで宇宙映画のクライマックスのような迫力で展開されます。
まず注目すべきは、画面上に出現する敵キャラたちのバリエーションの豊富さです。それぞれ異なる行動アルゴリズムを持ち、突進、ビーム攻撃、ワープなどの攻撃スタイルでプレイヤーを翻弄してきます。そのため、単調にならず、常に「次に何が来るか分からない」緊張感が保たれるのです。
また、自機であるセプターが放てるビームの数が2発までと限定されている点も、ゲーム性に戦略の要素を与えています。無闇に撃ってしまうと、肝心なタイミングで攻撃できず、逆に不利になることもあるため、射撃のタイミングを見極めるプレイが要求されます。
さらにステージ2で登場する敵母艦「デストロイド」は、前作の敵とは異なり、流星のようにゆっくりかつ確実に迫ってくる“プラズマスキャン”というビーム兵器を搭載しており、これがまた非常に厄介。撃ち込む場所も限定されており、ただ連打すれば勝てるというわけではないのです。制限時間内にいかに集中して命中を狙えるかが、スコアの伸びにも大きく影響します。
このような多層的なゲーム設計によって、本作は単なるアクションゲームではなく、シューティングという枠を超えて「宇宙戦術体験」とも言える奥深いプレイ感覚を提供しています。
■■■■ ゲームの攻略など
『アストロウォーズII バトルインギャラクシー』の攻略は、一見シンプルなシューティングに見える構成の裏に、綿密な戦術が求められる点が特徴です。特に各シーンでの立ち回りと敵のパターン把握がスコアアップと生存率の鍵を握ります。
シーン1攻略:敵編隊の行動を見極めろ
シーン1では、敵機が5種類、計32機登場します。母艦を守るように配置されており、整列した隊列が徐々に崩れて攻撃を仕掛けてくる仕組みです。
ここで重要なのは、「敵の行動パターンを早期に認識する」ことです。
ここでのスコアアップのコツは、「ミスをせずに短時間で敵全滅を狙う」ことです。全機を撃破すると、そのままシーン2へ移行するため、リズムよくゲームを進められるようになります。
シーン2攻略:デストロイド戦の勝利条件を知る
シーン2は一転してボスバトルとなり、巨大母艦「デストロイド」が登場します。この戦いでは、プレイヤーの集中力が問われるポイントです。
デストロイドは「プラズマスキャン」と呼ばれる長いビームを放ち、それがゆっくり自機に近づいてくるため、逃げ場を失わないような機体操作が求められます。このビームに正面から向き合うのではなく、左右に動いて回避しながら母艦の発射口に向けてビームを撃ち込む必要があります。
■■■■ 感想や評判
『アストロウォーズII バトルインギャラクシー』は、スーパーカセットビジョンという比較的マイナーなハード向けに作られた作品ながら、その完成度と中毒性の高さから、当時のプレイヤーに強烈な印象を与えました。今もなお、「名作シューティング」として記憶するファンも少なくありません。
ユーザーからの反応
リリース当初、家庭用ゲーム機向けのソフトとしては珍しく「緊張感の持続性」が評価され、「何度でも遊びたくなる」という声が多く寄せられました。特に、以下のような声が記録に残っています。
「敵の出方が毎回違っていて飽きない」
「攻撃をかわすだけじゃなくて、戦略を練るのが面白い」
「最初は難しく感じたけど、パターンを覚えてくると急に楽しくなった」
また、前作『アストロウォーズ』をプレイしていたユーザーからは、「前作の正統進化版」として高い評価を受け、「これこそ真の続編だ」と絶賛されるケースも多かったようです。
メディアでの取り扱い
当時のゲーム専門誌や雑誌でも、本作は取り上げられることがありました。特に注目されたのは「ビームの相殺システム」や「個性的な敵キャラの設計」など、シューティングとしての完成度に関する評価です。
一部のメディアでは、「スーパーカセットビジョンの限界に挑戦した作品」として取り上げられ、ハードのグラフィック性能や音声演出を巧みに使った作例として紹介されています。
現代のレトロゲーマーからの再評価
近年、レトロゲームブームの中で本作を再プレイする人が増えており、SNSや動画配信サービスを通じてその魅力が再発見されつつあります。懐かしさだけでなく、純粋なゲームデザインの良さが再注目されており、「今やっても面白いシューティング」として高く評価されています。
■ 中古市場での現状
『アストロウォーズII バトルインギャラクシー』は、スーパーカセットビジョンというレトロハード向けソフトであるため、現代では入手がやや困難な部類に入ります。そのため中古市場ではプレミア価格がつくこともあり、購入を検討しているレトロゲーマーやコレクターにとっては注意が必要です。
ヤフオク!
オークションサイト「ヤフオク!」では、本作の出品数は少ないものの、時折出品されるケースがあります。状態の悪いものであっても1,800円〜2,500円前後からスタートし、動作確認済みかつ外装がきれいなものは3,000円〜3,800円前後で落札されることもあります。未開封品や美品については、4,000円を超える即決価格が設定されていることもあり、レア度の高さをうかがわせます。
メルカリ
フリマアプリ「メルカリ」では、出品される頻度は低めですが、稀に良品が出てきます。価格帯としては、箱なし・説明書なしで2,000円前後、完品で3,000円台前半が相場です。人気の高いタイミング(レトロゲーム特集がTVで取り上げられた直後など)にはすぐに売れてしまうこともあります。
Amazonマーケットプレイス
Amazonでは、出品数自体が限られており、価格はやや高めに設定されがちです。2,500円〜4,000円前後が中心価格帯で、特にプライム対応商品の場合は、配送の速さや保証面から価格が高くなりやすい傾向があります。
楽天市場・駿河屋
楽天市場ではゲーム専門店による出品が多く、状態に応じて2,800円〜4,200円程度で販売されている例が見られます。駿河屋においては、在庫の回転が早いため入荷してもすぐ売り切れる傾向にあり、価格は2,600円〜3,500円前後で推移しています。
このように、『アストロウォーズII バトルインギャラクシー』は、内容の濃さだけでなくコレクターズアイテムとしての価値も持ち合わせているタイトルです。現在も色あせることなく、多くのファンに支持され続けています。
■■■