『レインボー戦隊ロビン』(1966年)(テレビアニメ)

レインボー戦隊ロビン DVD-BOX 1 [ 里見京子 ]

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17,793 円 (税込) 送料込
里見京子 新道乃里子 中村恵子【VDCP_700】【NEW_VD】 レインボーセンタイロビン ディーブイディー ボックス 1 サトミキョウコ シンドウノリコ ナカムラケイコ 発売日:2015年08月05日 ベストフィールド DSZSー7844 JAN:4988101185054 【シリーズ解説】 滅亡の危機に瀕した..
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【原作】:スタジオ・ゼロ
【アニメの放送期間】:1966年4月23日~1967年3月24日
【放送話数】:全48話
【放送局】:NETテレビ系列
【関連会社】:東映動画

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■ 概要

1966年の春、日本のテレビアニメ史にまたひとつ新たな風が吹いた――それが、東映動画が制作を手がけ、NET(現・テレビ朝日)系列で全国放送されたSFアニメ『レインボー戦隊ロビン』である。全48話で構成される本作は、1966年4月23日から1967年3月24日まで放送され、当時としては斬新な「少年×ロボット×宇宙SF」という要素を融合させた意欲作だった。

本作の特徴は、ストーリー構成やキャラクターデザインにおいて、当時の漫画界を代表する天才たち――石森章太郎(のちの石ノ森章太郎)、藤子不二雄(藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐ)、つのだじろう、鈴木伸一らが所属していた「スタジオ・ゼロ」が原案に関与していた点にある。つまり、本作は“日本SFアニメの草創期における作家陣の共同創作の結晶”ともいえる作品であった。

設定としては、地球侵略を目論む異星人・パルタ星人の脅威に立ち向かう少年・ロビンと、彼を支える6体の多機能ロボットによる「レインボー戦隊」の活躍を描いたもので、当時流行していた特撮のヒーローチームものや冒険活劇の要素を色濃く含んでいる。実際、制作においても『七人の侍』や『キャプテン・フューチャー』、さらには古典文学『里見八犬伝』などのエッセンスが取り入れられており、文学的かつダイナミックな世界観が醸成された。

アニメーションはモノクロでの制作であったが、その限られた表現手段の中で、緻密な作画と工夫された演出によって、キャラクターの感情や宇宙的スケール感を余すところなく伝えていた。当時の子どもたちにとって、「地球を守るために戦う少年とロボットたちの物語」は夢と憧れの象徴であり、毎週の放送を楽しみにしていた視聴者も多かった。

レインボー戦隊の各ロボットは、単なるメカではなく、それぞれが独立した個性や役割を持ち、ストーリーに深みを与えていた点も注目すべき特徴である。ロビンという主人公を中心に、人間とロボット、そして宇宙人という異なる存在がチームとして結束し、共に危機に立ち向かう姿は、今なお色あせることのないヒューマニズムに満ちている。

また、シリーズ構成においても、前半26話ではパルタ星人との大規模な戦争が描かれ、後半は一話完結型のエピソードが中心となり、コメディやサスペンスといったジャンルの振れ幅を持たせることで、多様な視聴者層の支持を得た。この構成の転換は、視聴者に飽きさせない工夫であると同時に、アニメ制作における新たな挑戦ともいえる。

放送から約半世紀を経た2015年には、待望の『レインボー戦隊ロビン DVD-BOX』が東映ビデオより発売された。デジタルリマスターによって美しく蘇った映像に加え、封入特典としてのブックレットや設定資料も話題を呼び、往年のファンだけでなく新たな世代のアニメファンにも本作の魅力が再認識される契機となった。

“レインボー”という名の通り、色とりどりの個性を持ったキャラクターたちが織りなす本作は、日本アニメ史において重要な転換点を示す存在であり、ヒーローアニメやSFアニメの源流として再評価されるべき作品である。『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』に次ぐ、戦後日本アニメの発展を担った名作として、今後も語り継がれていくだろう。

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■ あらすじ・ストーリー

『レインボー戦隊ロビン』の物語は、地球から遥か彼方に存在する惑星・パルタ星が滅亡の危機に直面するところから始まる。パルタ星は、銀河系の彼方、逆銀河系と呼ばれる空間に位置していたが、恒星の異常活動によって星そのものが崩壊に向かっていた。その事実を知ったパルタ皇帝は、自らの民を救うためという名目のもと、新たな居住地として地球を選び、武力による侵略計画を密かに進行させていく。

この計画の先遣隊として送り込まれたのが、優秀な科学者であるポルト博士だった。彼は地球での情報収集の任務を帯びていたが、ある出来事をきっかけに人生の方向を大きく変える。スパイとしての行動中に負傷した彼は、日本のある町で心優しい女性・すみ子に助けられ、人間の温かさに触れる。彼女との交流の中で、ポルト博士は自らの使命に疑念を抱き、やがて侵略者としての立場を捨て、すみ子と共に地球に生きる決意をする。

二人の間に生まれたのが、本作の主人公・ロビンである。しかし平穏は長く続かず、パルタ星の追っ手によって両親は連行され、ロビンは彼らが残した6体のロボットによって密かに育てられることとなる。ロビンを育てる役目を担ったのは、ポルト博士が設計したそれぞれ異なる機能と個性を持つロボットたち。中でもロビンの育ての母ともいえる看護ロボット・リリは、母すみ子の温かさを再現する存在として、深い愛情を注ぎ続けた。

物語が動き出すのは、ロビンが12歳になったとき。自らの出自と使命を知った彼は、地球を守るために立ち上がる。パルタ星の全面的な侵攻が刻一刻と迫る中、ロビンは6体のロボットたちと共に「レインボー戦隊」を結成。少年ながらも強い正義感と不屈の精神を胸に、地球の未来をかけた戦いに挑むことになる。

前半26話では、主にパルタ星の地球侵略計画を阻止する戦いが描かれる。各話ごとに送り込まれるパルタの刺客や破壊兵器とのバトル、地球防衛軍との協力、そして市民の混乱と希望が交錯しながら、物語は着実にクライマックスへと向かっていく。第26話「パルタ星最後の日」では、パルタ星自体が崩壊し、ロビンたちの勇気と知恵によって皇帝の暴政が終焉を迎える。

ここで物語が完結するかに思えたが、シリーズはさらに続いていく。第27話以降の後半22話では、一話完結型のエピソードが中心となり、コメディ色やサスペンス要素、さらには哲学的な問いを含んだ内容が展開されていく。地球に残ったパルタ人の中には新たなトラブルメーカーもおり、また宇宙空間から襲来する未知の勢力、地球内部に潜む犯罪組織など、ロビンたちは次々と発生する事件に対応していく。

この後半部の構成は、子ども向けの娯楽作品でありながら、戦いを終えた後のヒーローたちの日常や、新たな社会問題への対応といったテーマを盛り込んでおり、当時としては非常に先進的な作劇だった。単なる戦闘アニメにとどまらず、「平和を守るとは何か」「異文化との共存とは」などのメッセージが込められていた点は、視聴者の心に深く訴えかけるものであった。

また、ロビン自身の精神的な成長も大きな見どころである。初登場時の彼はまだ少年であり、使命感に突き動かされて戦いに身を投じていたが、経験を重ねる中で迷いや葛藤を抱くようになる。時に仲間との衝突、無力感、そして命を賭した決断に直面しながらも、彼は真のリーダーへと変貌していく。

物語の終盤では、地球と宇宙の平和を守るため、レインボー戦隊が新たな脅威と対峙する姿が描かれる。それは単なる敵との戦闘ではなく、思想や信念の違いによる衝突であり、視聴者に「正義とは何か?」という問いを投げかけていた。

そして最終話に向けて、ロビンとレインボー戦隊は自分たちが本当に守るべきもの――地球という星、人間の心、そして共に生きる仲間たちの存在――を再認識することになる。ラストでは、宇宙の果てで再び起きるかもしれない危機を予感しつつも、前を向いて歩き出すレインボー戦隊の姿が描かれ、物語は余韻を残したまま幕を閉じる。

『レインボー戦隊ロビン』のストーリーは、時代の限界に挑みながら、壮大な宇宙SFと繊細な人間ドラマを融合させた作品である。視聴者の年齢や立場によって異なる印象を残す深みを持ち、50年以上経った今なお、再放送やパッケージメディアによって語り継がれていることも、その完成度の高さと普遍性を示す証と言えるだろう。

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■ 登場キャラクターについて

『レインボー戦隊ロビン』に登場するキャラクターたちは、それぞれが個性的な背景と役割を持ち、単なる脇役にとどまらず、物語全体の構成を支える存在として機能しています。主人公のロビンを中心に、多彩なロボット戦士たちが彼の成長を助けながらも、それぞれが自らの意思と存在意義を抱えて行動していることが、本作の魅力のひとつです。

まず主人公・ロビン。彼は異星人の父・ポルト博士と、地球人の母・すみ子の間に生まれた少年であり、その出自から地球とパルタ星、2つの文明の架け橋となる存在です。年齢は物語当初12歳。しかし年齢以上の知性と勇気、そして芯の強さを持ち、時に悩みながらも大人顔負けのリーダーシップを発揮します。ロビンは武器としてレーザーガンを使うだけでなく、戦略家としての側面も持ち、仲間を無駄に戦わせることを避ける冷静さも見せるのです。

育ての親代わりであるリリは、ロビンと母・すみ子をつなぐ象徴的存在です。彼女は医療技術に特化した看護型ロボットであり、傷を癒す「復元光線」を持ちます。ロビンに対しては母性のような深い愛情を抱いており、時には過保護すぎる一面や、他の女性型キャラへの嫉妬すらも描かれるほど人間らしい感情を見せる存在でもあります。その温かみのある性格は、戦隊の精神的な支柱となっています。

レインボー戦隊の行動を支えるメカには、それぞれ固有の機能と個性があります。ペガサスは、ロビンの専用機として設計された多目的戦闘ロボットであり、戦闘時には飛行形態から陸戦・海戦へと自在に変形可能です。このロボットは単なる移動手段以上に、ロビンとの信頼関係が描かれる場面もあり、まるで意思を持っているかのような描写もなされています。

ベルは猫型のレーダーロボット。高感度の感覚器官を持ち、索敵能力に長けているものの、その性格は非常に短気かつそそっかしい。戦闘中でもドジを踏むことが多く、ギャグパートを担うことが多いキャラですが、その反面、予期せぬ場面で重要な発見をするなど、結果的に戦局を救う場面も少なくありません。

戦隊の頭脳を担うのが、教授と呼ばれる小型の老人型ロボットです。彼はあらゆる理論や計算を即座に処理できる超高性能AIを搭載しており、作戦立案や敵の分析などで大きく貢献します。ただし性格的には非常におっちょこちょいで、ベルとともにギャグシーンを盛り上げるコンビとしても活躍します。

ウルフは、いわば戦隊の戦闘要員であり、ニヒルな一匹狼的存在。感情を持たないという設定ではあるものの、実際にはロビンへの忠誠や仲間への心配など、強い情の持ち主であることが随所で描かれます。変身能力を持っており、敵陣への潜入やスパイ活動にも対応するなど、まさに万能型のロボット戦士です。

ベンケイは、戦隊のパワー担当。屈強な肉体と怪力を誇るが、実は非常に繊細で傷つきやすい性格をしているギャップのあるキャラクターです。戦いの中で仲間に助けられ、自信をつけていくエピソードは、子どもたちに「力だけではなく心も大切」というメッセージを届けるものとなっています。

ロビンの父・ポルト博士は、パルタ星の科学者として地球に潜入したものの、地球人の優しさに触れて考えを改めた人物です。レインボー戦隊の設計者であり、知識と技術の象徴的存在ですが、侵略者としての過去や、自身の罪を悔いる姿も描かれ、単なる天才科学者ではなく、苦悩する父親としての側面も強く描かれています。

すみ子は、母としての慈愛を体現するキャラクターであり、ロビンだけでなく敵であるシーザーの心にも変化をもたらす人物です。物語の中では目立ちすぎない存在ながら、その影響力は計り知れず、彼女の愛情こそが物語の鍵を握っているとも言えるでしょう。

地球側の組織である地球防衛軍も、本作の世界観を支える重要なファクターです。軍の長官は、レインボー戦隊に絶対的な信頼を寄せる一方で、地球人としての自立も意識しており、ロビンたちへの依存を良しとしない姿勢も見られます。そのバランス感覚が、現実のリーダー像を反映しているといえるかもしれません。

地球防衛軍のパイロット・タイガーは、ロビンと時に衝突しながらも、やがて信頼を寄せていく成長型のキャラクターです。彼の登場によって、ロビンの成熟と共に、人間同士の信頼関係の築き方にも焦点が当てられるようになります。

そして敵対する勢力・パルタ星人のキャラクターたちにも注目です。パルタ皇帝は、冷酷無比な独裁者として描かれ、物語の前半における最大の敵となります。しかしその行動原理には、星を救うためという側面もあり、一概に“悪”として断じきれない描写がなされているのが興味深いところです。

彼の息子・シーザーは、クローンによって造られた存在ながら、人間らしい感情を持ち、すみ子との邂逅によって大きな内面の変化を遂げます。彼は登場話数こそ少ないものの、強烈な印象を残すキャラクターであり、「敵にも心がある」ことを象徴する存在です。

また、女性士官のベラは、パルタ軍の中で唯一、ロビンたちと共闘する立場へと変化する人物です。彼女は冷酷な命令に疑問を抱き、市民の命を守るためにレインボー戦隊に協力します。こうしたキャラクターの多様性は、当時のアニメとしては非常に先進的な試みでした。

このように、『レインボー戦隊ロビン』のキャラクターたちは、単なる戦闘要員や敵味方という分類では捉えきれない奥深さを持ち、それぞれの背景や思いが物語の中でしっかりと描かれています。彼らの姿は、今見ても古びることのない“人間らしさ”にあふれ、視聴者の心に強く残る存在として、作品全体の質を支えているのです。

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■ 主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

アニメ作品において音楽は、単なる“飾り”ではありません。それは視聴者の感情を導き、物語の世界観を彩り、キャラクターの心情を深く伝える“もう一人の登場人物”とも言える存在です。『レインボー戦隊ロビン』も例外ではなく、作品を印象づける要素として、主題歌・挿入歌・キャラソンなど音楽の果たした役割はきわめて大きいものでした。

放送初期(第1話〜第26話)の**オープニングテーマ「レインボー戦隊ロビン」**は、まず何より作品の顔ともいえる曲でした。飯島敬による歌詞は、勇敢な少年ロビンと6体のロボットたちが力を合わせ、地球を守るというストレートなテーマが強く反映されており、耳に残るフレーズが多く、子どもたちの間では放送当時よく口ずさまれていたといいます。

この楽曲の作曲は服部公一が手がけ、演奏と歌唱は「レインボーハーモニー」という合唱グループによってなされました。勇壮でありながら、どこか切なさも帯びた旋律は、物語が単なる勧善懲悪にとどまらない奥行きを持っていることを、無言のうちに語っていたように思えます。

中盤以降、物語の構成が一話完結型に移行した第27話から最終話までは、オープニング曲が**「進め!ロビン」**へと変化します。この曲は、上高田少年合唱団による清らかな歌声が印象的で、少年ヒーローとしてのロビンの成長や新たな旅立ちを象徴するような楽曲でした。歌詞には、「迷いながらでも進むことの尊さ」「正義のために歩む者の強さ」といったテーマが込められており、作品に込められた“成長の物語”という側面を強調する構成となっています。

エンディングテーマもまた、時期によって2曲が使用されています。前半のエンディングは**「ロビンの宇宙旅行」**。こちらもレインボーハーモニーが歌唱しており、まるで子どもの夢のような歌詞とメロディで、“宇宙”という大きな舞台を自由に旅するロビンの冒険心や希望を感じさせます。優しさと軽快さが共存したこの曲は、ハードな戦闘描写のある本編を観終わった視聴者の心を、柔らかく包み込むような役割を果たしていたとも言えるでしょう。

一方、後半のエンディングである**「すてきなリリ」**は、看護ロボット・リリを主題に据えたキャラクターソング的な一曲で、前川陽子がしっとりと歌い上げています。これは一見ラブソングにも聞こえる旋律と歌詞構成となっており、女性キャラクターにスポットを当てたアニメ主題歌としては、当時としてはかなり珍しい試みだったといえるでしょう。作品全体においても“母性”の象徴であるリリの存在感がこの楽曲によってより強調され、エンディングテーマとしての機能以上に、キャラクター性の深化にも貢献していました。

また、これらの主題歌・エンディングのほかにも、劇中で使用された挿入歌やBGMは多岐に渡っており、それぞれのシーンに感情を与える大切な要素でした。特に、ロビンが苦悩しながらも決意を固める場面で使われる管弦の重奏は、音楽によってキャラクターの内面が語られる代表的な場面です。

『レインボー戦隊ロビン』がユニークだったのは、当時としてはまだ一般的でなかった“キャラクターソング”に近い楽曲が存在したことです。「すてきなリリ」はその最たる例ですが、実際の番組内では流れなかったにも関わらず、設定上キャラクターを意識して作られた曲が複数存在しており、のちにドラマレコードやファンアルバムの中で発表されています。

当時の音源はEPレコードとして市販されており、ジャケットにはアニメ絵が使用され、ファンアイテムとしても人気を博しました。1980年代後半にはLPやカセットテープでも復刻され、さらに2000年代以降はCDでの再リリース、さらにはデジタル配信でも聴けるようになり、アニメ音楽史の中でも息の長い存在となっています。

また、視聴者の記憶に残るのは、音楽そのものだけではありません。オープニングやエンディングで映し出される映像との組み合わせも重要なポイントです。例えば、オープニングではレインボー戦隊が一列に並び、宇宙を背に飛び立つシーンや、ロビンが胸のエンブレムから光を放つ瞬間など、音楽と映像が一体となって“ヒーローアニメ”の王道的高揚感を生み出していました。これらの映像美とサウンドの融合は、当時の子どもたちに強烈な印象を残したに違いありません。

さらに興味深いのは、楽曲のテーマ性と物語内容との密接なリンクです。主題歌の歌詞は単なる応援ソングではなく、ロビンたちの使命感、仲間との絆、戦いの中での優しさといった要素が巧みに盛り込まれており、リスナーは音楽を通して登場人物たちの内面や作品のメッセージを自然と受け取ることができる構造になっているのです。

総じて、『レインボー戦隊ロビン』の音楽は、その完成度と意図の明確さにおいて、1960年代アニメ音楽の中でも群を抜く存在と言えるでしょう。ヒーローアニメにおける音楽のあり方を定義づけ、後のロボットアニメや戦隊シリーズにも少なからぬ影響を与えたことは想像に難くありません。

今なおファンによって語り継がれ、カラオケで歌われ、イベントで演奏されるこれらの楽曲は、作品の記憶と一体化した“音の記憶”として生き続けています。

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■ 声優について

アニメ作品において、キャラクターたちの“魂”を宿らせる存在――それが声優です。視覚情報だけでは伝えきれない感情の揺れや内面の葛藤、ユーモアや決意までも、声の表現力ひとつで視聴者に届ける。その意味で、1966年に放送された『レインボー戦隊ロビン』は、声優の演技によってキャラクターの奥行きが大きく広がった作品でもあります。

主人公・ロビンの声を担当したのは、里見京子。当時のアニメでは少年役を女性声優が演じることが一般的でしたが、彼女の演技は、幼さと大人びた落ち着き、そして高い精神性を絶妙にブレンドした表現力で、多くの視聴者の心に残りました。特に印象的だったのは、ロビンが仲間や地球の運命に悩みながらも、自分の信じる正義に従って立ち上がる場面での演技。その声からは、12歳の少年らしい揺らぎと、ヒーローとしての使命感の両方が感じられました。

リリ役の新道乃里子もまた、女性声優として高い評価を受けたひとりです。リリは看護ロボットという設定ながら、母性や優しさ、さらには恋愛感情に似た感情表現も求められる複雑なキャラクターでした。新道の演技は、時に温かく、時に嫉妬深く、そして時に強く――その変化を見事に演じ分け、ロビンとの“親子以上恋人未満”とも言える微妙な関係性に奥行きを与えていました。

また、ロビンの乗機であるロケット型ロボット・ペガサスの声を担当したのは関根信昭。ロボットでありながら感情を持っているかのような描写がなされるキャラであり、その静かな低音ボイスは、ロビンの相棒という立場にふさわしい信頼感を与えるものでした。ペガサスのセリフはそれほど多くありませんが、一言一言に重みがあり、少ない言葉でキャラクター性を伝える技術が光りました。

中村恵子が演じたベルは、ギャグパート担当ともいえる猫型ロボット。彼女のコミカルな演技は、物語における緊張と緩和のバランスを取る上で不可欠でした。せっかちでドジなベルのキャラが、視聴者にとって“かわいくて憎めない存在”として愛された背景には、中村のテンポの良いセリフ回しと、柔らかく高めのトーンの演技がありました。

一方、戦隊のブレーンである教授を演じた八木光生は、年配のロボットながら軽妙なやり取りが得意なキャラクターを、絶妙な抑揚と間で表現しました。小柄ながら知恵者というギャップのあるキャラに対し、知性とユーモアを備えた演技で応え、ベルとの掛け合いでは“お笑いコンビ”的な側面も発揮。ベテラン声優としての存在感を見せつけた形です。

そして忘れてはならないのが、クールな戦闘ロボット・ウルフを演じた桜井英一の存在です。基本的には感情を表に出さないロボットでありながら、ロビンが危機に陥った時だけ激情をにじませる演技が求められ、そのギャップにファンは胸を打たれました。とくに、淡々とした台詞の中にごくわずかに“怒り”や“悲しみ”を感じさせる芝居には、抑制の効いた表現力が光ります。

篠田節夫は、『ロビン』の中で最も多くの役を演じ分けた声優といえるでしょう。彼は心優しい怪力ロボット・ベンケイの声を担当する一方で、ロビンの父・ポルト博士、そして冷酷なパルタ皇帝までをも一手に引き受けました。ベンケイでは朴訥で気弱な声、ポルトでは知的で優しさに満ちたトーン、そして皇帝では威圧感のある低音と、3役をそれぞれ全く違う人物として印象付ける演技の振れ幅には驚かされます。

敵側の声優たちも手を抜かれてはいません。シーザーの登場回では、彼の“生まれながらにして感情を持たない存在”という宿命と、その中で芽生える人間的な苦悩を、繊細な演技で浮かび上がらせました。台詞の量は多くありませんが、その一言一言が強烈なインパクトを残します。

また、地球防衛軍のエースパイロット・タイガーの声を演じた三田松五郎は、当初の嫌味な性格から徐々に心を開き、ロビンに対して敬意を抱いていく変化を、声のトーンとテンションの微妙な移行で巧みに表現しました。演技の中に成長のプロセスを組み込む手法は、今でこそ一般的ですが、当時のアニメでは先駆的だったといえるでしょう。

全体として、『レインボー戦隊ロビン』はキャストの数こそ限られていましたが、その分一人ひとりの役割が大きく、声優たちは複数役をこなしながらも、それぞれのキャラクターに明確な輪郭を与えていました。限られた制作リソースの中でも“キャラクターを立てる”ための工夫が凝らされており、声優の力量が大いに発揮された作品といえるでしょう。

当時はまだ声優という職業が現在ほど世間的に注目されていなかった時代でしたが、『レインボー戦隊ロビン』に出演した声優たちの演技は、その後のアニメ声優文化の礎を築く存在となりました。現在もイベントや再放送などで名前が挙がることもあり、その実力と存在感がいかに強かったかを示す証となっています。

声優の表現力によって命を吹き込まれたキャラクターたちは、アニメ放送から半世紀以上経った今も、色あせることなく人々の記憶に残り続けているのです。

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■ 視聴者の感想

『レインボー戦隊ロビン』が初めて放送された1966年当時、日本のテレビアニメはまだ黎明期にありました。そんな中で、ロボットや宇宙戦争、異星人といったSF要素を前面に押し出した本作は、子どもたちにとってはまさに“未知の世界”への扉でした。放送開始と同時に多くの少年少女がテレビに釘付けとなり、週に一度の放送を心待ちにしていたという声が各所で語られています。

特に多く挙がったのは、「ロビンに自分を重ねて見ていた」という感想です。視聴者の多くが小中学生という年代だったため、同じ少年でありながらも地球を守るという大きな使命を背負うロビンの姿に、強い憧れと共感を覚えていたようです。「あの年齢であんなに立派になれるなんてすごい」「ロビンのように、正しいことのために勇気を出したいと思った」という感想は、当時の子ども雑誌の投稿欄や、のちの回顧インタビューでもよく見られます。

一方、女性視聴者からはリリに対する親しみの声が多く寄せられました。ロボットでありながら“母性”と“女性らしさ”を兼ね備えたキャラクターとして、リリはまさに「もうひとりのお母さん」のような存在だったのです。「リリがロビンを包み込むように守る姿に涙が出た」「お母さんが怒る時と、リリが叱る時の声が似ていてドキッとした」というエピソードもあり、彼女の存在は感情的な安らぎを提供していたといえるでしょう。

また、レインボー戦隊のロボットたちに対しては「憧れと親しみ」が同居した感想が多く見られます。それぞれ個性的で役割がはっきりしていたため、「自分はウルフみたいに冷静になりたい」とか「ベンケイのように不器用だけど優しいのが理想」といった“自己投影”がしやすかったという点も、本作の魅力を深める要因でした。

当時の視聴者の中には、戦隊のギャグ担当であるベルと教授のやり取りを楽しみにしていたという人も多く、「重い話が続いても、ベルが登場するとホッとできた」「教授の慌てる声を真似して遊んでいた」といった、子どもならではの反応も記録に残っています。ロビンたちのシリアスな戦いの合間に挟まれる軽妙なやり取りが、作品全体のバランスを取っていたことは、多くの視聴者が無意識に感じ取っていたようです。

時代が下るにつれて、ビデオソフトやDVDで再視聴したファンの感想も増えていきます。特に2000年代以降、「昔見た記憶はあるけど、こんなに深い作品だったとは思わなかった」と驚きを交えた感想が多く見られるようになりました。当時は理解できなかった物語の背景、敵キャラクターの葛藤、異文化との対立と共存のテーマなどが、大人になってからの視聴で初めて腑に落ちたという声が多かったのです。

ロビンと父・ポルト博士の再会シーンに涙したという大人の視聴者も少なくありません。「自分が親になって初めて、ポルトの気持ちが分かった」「ロビンの孤独が痛いほど伝わってきた」といった感想には、時間を経て作品への理解が深まった“再発見”の喜びがにじみ出ています。

また、作品全体を通して多く寄せられるのが「音楽が忘れられない」という声です。オープニングテーマやエンディングソングをきっかけに、何十年も前の記憶が蘇ったという人もおり、「あの曲を聞くと、毎週テレビの前で正座してた自分を思い出す」「今でも自然に口ずさめる」という感想は、音楽と記憶の強い結びつきを物語っています。

さらに、視聴者の中には「『レインボー戦隊ロビン』がきっかけで科学や宇宙に興味を持った」という人も少なからず存在します。子ども向けアニメでありながらも、地球外生命体や惑星崩壊、倫理的ジレンマといったSF設定をしっかり描いていた本作は、将来の研究者や技術者の心にも火をつける原動力となったようです。

「敵であるはずのシーザーに感情移入してしまった」「ベラが敵から味方になる展開が胸に刺さった」など、敵キャラクターへの共感の声も多く、単純な“正義と悪”の対立ではない構造に気づいていた視聴者も少なくなかったことがうかがえます。

総じて、『レインボー戦隊ロビン』の視聴者感想は、放送当時の子どもたちの“憧れ”や“感動”から始まり、年月を経て“再評価”や“発見”へと変化しています。その感想の幅の広さこそが、作品の持つ深さと普遍性を証明しているのです。

時代や世代を超えてもなお、視聴者の心に残り続けるロビンとその仲間たち。『レインボー戦隊ロビン』はただの懐かしいアニメではなく、人生の大切なことをそっと教えてくれる“記憶の先生”なのかもしれません。

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■ 関連商品のまとめ

『レインボー戦隊ロビン』は1966年から翌年にかけて放送されたモノクロ作品でありながら、その人気と影響力は放送終了後も長く続き、多くの関連商品が生み出されてきました。当時のテレビアニメとしては非常に珍しく、映像・書籍・音楽・ホビー・雑貨といった複数のジャンルで商品展開がなされており、本作がメディアミックスの先駆けであったことがうかがえます。

■ 映像メディア

本作が初めて家庭用メディアとして一般流通したのは、1980年代後半に発売されたVHS版でした。当時はテレビ録画が難しかったこともあり、コレクターや熱心なファンを中心に購入され、特に第1話やクライマックス回を収録した巻は高い人気を誇っていました。その後、1990年代にはレーザーディスク(LD)としても一部エピソードが再収録され、パッケージイラストには石ノ森章太郎の原画風のものが使用されるなど、視覚的な魅力も意識された作りとなっていました。

そして本格的に全話が収録されたのが、2015年に東映ビデオから発売された**「レインボー戦隊ロビン DVD-BOX」**でした。このBOXは前後編に分かれた2種構成で、全48話を完全収録。映像はデジタルリマスターによって鮮明に蘇り、モノクロ作品とは思えないほどのクオリティで往年のファンを驚かせました。特典として、解説ブックレットや当時の設定資料、ノンクレジットOP・ED映像などが収録され、作品への理解をさらに深めるアイテムとなっています。

■ 書籍・コミック

本作にはテレビアニメと並行して展開されたコミカライズも存在します。特に注目すべきは、スタジオ・ゼロの一員であった石森章太郎による漫画版。これはテレビとは異なる独自のストーリー展開やデザインを取り入れており、ファンにとっては“もう一つのロビン”として位置づけられる存在です。雑誌掲載されたものに加え、後年には単行本として復刻され、プレミア的な価値を持つこととなりました。

また、アニメ雑誌やムックでもたびたび特集が組まれています。特に『アニメージュ』や『OUT』といった70〜80年代のアニメファン向けメディアでは、「昭和アニメ特集」や「東映アニメ傑作選」の中で紹介され、各キャラクターのデザイン画や制作秘話、当時の放送枠の状況なども併せて掲載されることがありました。近年ではアーカイブ型のムック本として『昭和アニメ大全』などにも収録されることがあり、再評価の動きが高まっています。

■ 音楽・レコード

主題歌「レインボー戦隊ロビン」や「進め!ロビン」、エンディングの「ロビンの宇宙旅行」「すてきなリリ」は、当時EPレコード(ドーナツ盤)として発売され、子どもたちの間で大ヒットとなりました。歌詞カードにはキャラクターのイラストが描かれ、放送中だけでなく学校や家庭でも口ずさまれるほどでした。

1980年代にはLPアルバムとして、主題歌やBGMを収録したサウンドトラック盤が限定発売され、こちらはアニメ音楽コレクターの間で今なお根強い人気があります。さらに2000年代以降にはCD再販も行われ、一部はAmazonやタワーレコードなどの通販サイトでも取り扱いがあります。最近では配信サービスでも配信されており、SpotifyやApple Musicなどでも視聴可能となっており、次世代のファンにもアクセスしやすくなっています。

■ ホビー・フィギュア・模型

ロビンやレインボー戦隊のロボットたちは、放送当時からキャラクター玩具としても展開されていました。特にペガサスのプラモデルは人気商品となり、関節が動くギミックやシールを貼る仕様など、当時の技術としてはかなり凝った作りがなされていました。ベンケイのソフビ人形や、ベルのゼンマイ人形、変形するウルフの可動フィギュアなど、各ロボットごとに異なる遊び方が用意されていたのも特徴です。

また、カプセルトイ(ガチャガチャ)としても、ミニフィギュアシリーズが販売され、コレクション性の高さから熱心な収集家を生んでいます。2000年代以降には、リアルなディテールで再現された精密フィギュアも登場し、東映アニメフェアなどのイベントで限定販売されたモデルも存在します。

■ 文房具・日用品・食玩

『レインボー戦隊ロビン』は、キャラクター文具の分野でも幅広く展開されました。下敷き、鉛筆、消しゴム、カンペンケース、自由帳などは、当時の小学生の筆箱に必ずと言っていいほど入っていた定番グッズです。特にリリやロビンが描かれたピンク色の文具シリーズは、女の子からも支持されていました。

食玩分野では、キャラクターシールやカードがおまけについたチューインガムやウエハースが発売されており、いずれも短期間ながら高い人気を記録しました。また、駄菓子屋で販売されていた「レインボーキャンディー」や「ミニガムセット」なども確認されており、当時の子どもたちの身近な日常に深く溶け込んでいたことが分かります。

■ ゲーム・ボードゲーム

ビデオゲームが普及する以前の時代であったため、当時の主力はすごろく形式のボードゲームでした。レインボー戦隊のメンバーを駒にして進める形式で、途中に登場する敵キャラやイベントマスが子どもたちの創造力を刺激する内容となっていました。ルーレット式のものからサイコロ式、さらには仕掛け付きの大型ボードまで、多様なバリエーションが存在しました。

そのほか、紙製のカードゲームやシール遊び帳、ジグソーパズルなども展開され、アニメと同様に“集団行動”や“協力”の精神を養う教材的な側面も評価されていました。

■ 現在の流通と再評価

現代ではこれらのアイテムの多くが中古市場で再び注目を集めています。特に状態の良いVHSやLD、CD、フィギュアなどはプレミア価格で取引されることも珍しくありません。フリマアプリやオークションサイトでは「昭和レトロアニメ」の一角として紹介されることが増え、復刻デザインのグッズが限定販売されるケースもあります。

また、近年の“昭和アニメ”回顧ブームの流れもあり、ロビンたちのグッズを取り扱った展示会やPOP-UPイベントが開催されるなど、かつての視聴者層のみならず、新たなアニメファン層にもアピールする存在となっています。

『レインボー戦隊ロビン』は、映像作品としてだけでなく、さまざまな形で人々の生活に彩りを与えてきたマルチメディア作品でもありました。多彩な商品展開を通じて、キャラクターたちはテレビ画面を飛び出し、子どもたちの手の中、学び舎、遊び場、そして思い出の引き出しの中にまで入り込んでいたのです。

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■ オークション・フリマなどの中古市場

『レインボー戦隊ロビン』は、1960年代に放送された白黒アニメでありながら、根強いファン層の支持を受けている作品です。そのため、オークションサイトやフリマアプリを通じて、関連商品の取引は現在も一定の活発さを保っています。特に状態の良いものや初版アイテム、当時の販促品などは希少価値が高く、マニアの間で高額落札されるケースも多々見られます。ここでは、カテゴリごとに市場傾向を詳しく見ていきましょう。

■ 映像ソフトの中古価格帯

映像メディアの中でも人気が高いのは、2015年に発売された「DVD-BOX 1・2」です。これらは既に新品市場では完売状態となっており、中古市場では1巻あたり1万円以上、2巻セットで2万〜3万円前後での取引が一般的です。未開封品やブックレット完備品、外箱に傷みのない美品などはさらにプレミアが付き、4万円以上で出品されているケースも見られます。

それ以前に発売されたVHSやLDも需要がありますが、こちらは保存状態が価格に大きく影響します。VHSは1本あたり1500〜4000円、LDは3000〜6000円が相場ですが、初期巻やパッケージに希少なイラストが使われたものは1万円近い値がつくこともあります。

■ 書籍・コミック・ムック類

マンガ版『レインボー戦隊ロビン』の復刻版や、当時の掲載誌(『少年ブック』『小学三年生』など)の付録付き号は現在でもコレクターに人気です。原案に関わった石ノ森章太郎や藤子不二雄の名前がクレジットされていることもあり、彼らのファンにとっても価値の高いアイテムとなっています。雑誌の綴じ込み付録や記事掲載号は1冊2000〜5000円で取引され、付録が揃っていれば1万円以上のケースも確認されています。

また、アニメ関連のムック本やファンブックも、中古市場では常に需要があり、特にアニメ50周年記念に制作されたビジュアル資料集は4000〜8000円で落札されることが多いです。

■ 音楽関連商品

当時発売されたドーナツ盤(EPレコード)は、保存状態によって価格が大きく異なります。盤のキズが少なく、ジャケットが美品であれば3000〜6000円が一般的な落札価格帯ですが、帯付きやサイン入り、販促ステッカー付きのレア仕様は1万円超えも珍しくありません。

CD再発盤は比較的安価で、状態良好なものであれば1000〜2500円前後が相場です。ただし、初回限定のブックレット付き、ボーナストラック収録盤などは、ファンの注目を集めやすく、常に即売傾向にあります。

■ フィギュア・玩具系

玩具系は中でもソフビフィギュアの人気が高く、特に戦隊メンバー6体をセットで揃えると、状態にもよりますが1万〜2万5000円前後で落札される例があります。パーツ欠品や日焼けがある場合は大幅に値下がりするものの、それでも1体3000円前後の相場を維持しています。

また、プラモデルやスタンプセット、カプセルトイ系のミニフィギュアも一定数流通しており、未開封なら1個あたり1500〜3000円ほど。特に初期のバンダイ製品には根強い人気があり、箱や説明書まで揃っているものは高評価となります。

■ ボードゲーム・紙製ゲーム

当時のすごろくやカードゲーム、ボード型アクションゲームなども、紙製で劣化しやすいため美品が少なく、コレクター間では高値で取引されています。完品状態(サイコロ・駒・盤面・箱あり)であれば6000〜1万2000円といった高額での落札が目立ち、欠品があっても3000円台で取引されることが多いです。

■ 文房具・食玩・日用品など

下敷き、ノート、鉛筆セットなどの当時の文房具は、昭和レトロブームの影響で再評価が進んでいます。とくに使用済みでない未開封品はセットで5000円超えになることもあります。キャラクター入りの筆箱やペンケースも、箱付きのまま残っている場合は希少で、8000円近い価格で出品されているケースも確認されています。

また、食玩のおまけやステッカー、消しゴムなどは単体での価値はそれほど高くはないものの、まとめ売りでは2000〜5000円台で取引されることが多いです。

■ 傾向とまとめ

『レインボー戦隊ロビン』の中古市場は、作品の知名度や放送からの年月を考慮すると、非常に堅調かつ安定した動きを見せています。近年のレトロアニメブーム、石ノ森作品への再注目、昭和カルチャーの再評価など、複数の要因が重なり、今後もしばらくは人気と市場価値が持続していくと予想されます。

とくにコレクターが狙うのは、「初期版」「完品」「未開封」などの条件を満たす商品であり、そういった品は出品からすぐに落札されてしまう傾向にあります。逆に、状態が悪い商品であっても、“思い出を形にしておきたい”というライト層の需要が存在するため、相場よりやや安価にすれば十分に売買が成立する市場でもあります。

以上が、『レインボー戦隊ロビン』に関連する中古市場の全体像です。このように、アニメの放送から半世紀以上が経過した今もなお、商品たちは新しい持ち主のもとへと受け継がれ続けています。

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