アニメ(テレビアニメ・OVA・劇場版アニメなど)の独自の人気ランキングです!
インターネット情報、SNS情報などを参考に独自の順位です。
人気の理由や関連商品の紹介もあります♪
- ■ 1位 けものフレンズ
- ■ 2位 メイドインアビス
- ■ 3位 宝石の国
- ■ 4位 この素晴らしい世界に祝福を!2
- ■ 5位 僕のヒーローアカデミア 第2期
- ■ 6位 進撃の巨人 Season 2
- ■ 7位 小林さんちのメイドラゴン
- ■ 8位 魔法使いの嫁
- ■ 9位 幼女戦記
- ■ 10位 少女終末旅行
- ■ 11位 月がきれい
- ■ 12位 リトルウィッチアカデミア
- ■ 13位 3月のライオン 第2シリーズ
- ■ 14位 昭和元禄落語心中 -助六再び篇-
- ■ 15位 エロマンガ先生
- ■ 16位 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
- ■ 17位 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower
- ■ 18位 ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
- ■ 19位 名探偵コナン から紅の恋歌
- ■ 20位 血界戦線 & BEYOND
- ■ 21位 Re:CREATORS
- ■ 22位 終物語 第二期
- ■ 23位 Fate/Apocrypha
- ■ 24位 プリンセス・プリンシパル
- ■ 25位 賭ケグルイ
- ■ 26位 NEW GAME!!
- ■ 27位 冴えない彼女の育てかた♭
- ■ 28位 ブレンド・S
- ■ 29位 ボールルームへようこそ
- ■ 30位 アイドルマスター SideM
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■ 1位 けものフレンズ
予想をはるかに超える口コミ型ヒットとなった2017年最大級の話題作
2017年を象徴するアニメを一作品だけ挙げるのであれば、『けものフレンズ』は外すことのできない存在でしょう。放送開始前には大作として派手に注目されていたわけではありませんが、第1話から少しずつ視聴者が増え、「独特なのに妙に続きが気になる」「何度も見たくなる」と口コミが拡散。やがてSNSや動画サイトを中心に爆発的なブームを巻き起こしました。物語の舞台は、さまざまな動物が人間の少女の姿をした「フレンズ」として暮らしているジャパリパーク。記憶を失った「かばん」とサーバルが旅を続けながら、かばんが何の動物なのかを探していきます。表面的には明るくのんびりした動物キャラクターアニメに見えますが、無人化した施設や謎めいた遺物、セルリアンの存在などが少しずつ示され、かわいらしい雰囲気の奥に「この世界では以前何が起きたのか」という考察要素が隠されていました。この「子どもでも楽しめる分かりやすさ」と「大人が考察したくなる世界観」の両立こそ、大ヒットの大きな理由でしょう。
また、「すごーい!」「たーのしー!」といった耳に残る言葉、サーバルやかばんをはじめとする覚えやすいキャラクター、毎週ネット上で感想や考察を共有しやすい構造も時代と非常に相性が良く、単純な視聴率だけでは測れない社会現象的な広がりを見せました。最終回へ向けて仲間たちが集結していく展開は、それまでの小さな交流を積み重ねてきたからこそ強い感動を生み、放送終了後にも繰り返し語られる場面になっています。
関連商品も「作品をもっと知りたい」という需要から一気に拡大
関連商品では、映像とガイドブックを組み合わせた商品をはじめ、サーバル、かばん、フェネック、アライグマなどのフィギュア、ねんどろいど、ぬいぐるみ、アクリルスタンド、キーホルダー、缶バッジなどキャラクターグッズが多数展開されました。動物園とのコラボレーションとの相性も良く、各フレンズの元になった動物を知りたくなるという点から、一般的なキャラクター商品とは少し異なる広がり方をしたのも面白いところです。主題歌「ようこそジャパリパークへ」関連CDやサウンドトラックも人気が高く、作品を見た記憶を音楽から振り返れるアイテムとして楽しめます。2017年当時の熱狂、ネット文化、考察、キャラクター人気まで含めて考えると、独自ランキング第1位に最もふさわしい作品です。
■ 2位 メイドインアビス
かわいらしいキャラクターと苛酷な冒険世界を融合させた傑作
『メイドインアビス』は、2017年のアニメを作品そのものの完成度で語る際、必ず上位候補として名前が挙がる一本です。巨大な縦穴「アビス」を舞台に、探窟家を目指す少女リコと、人間そっくりの少年型ロボット・レグが深層を目指して旅をする物語。キャラクターデザインだけを見ると絵本のように愛らしいのですが、アビスの内部には未知の生物、特殊な生態系、帰還時に身体へ襲い掛かる「上昇負荷」など恐ろしい危険が存在します。そのため物語が進むほど冒険の美しさと残酷さが同時に増していき、「未知の世界へ行ってみたい」という好奇心と「これ以上進んで大丈夫なのか」という恐怖が絶妙なバランスで視聴者を引き込みました。
背景美術の美しさも圧倒的で、アビスの各階層が単なる背景ではなく、一つの生態系として感じられるほど作り込まれています。さらにケビン・ペンキンによる音楽が世界観と非常によく調和し、壮大な景色を見せる場面では冒険心を、過酷な場面では言葉にならない寂しさを引き出しました。ナナチが登場してからの物語ではさらに感情的な重さが増し、ミーティとのエピソードなどは2017年アニメ屈指の印象的な場面として語られています。単にショッキングな作品なのではなく、「それでも未知を知りたい」という探究心を描いたところに大きな魅力があります。
原作・映像・音楽・立体物のすべてを集めたくなる作品
関連商品ではBlu-ray・DVDや原作コミックスはもちろん、設定資料、イラスト関連書籍、サウンドトラックなど世界観そのものを味わえる商品が人気です。ナナチ、リコ、レグ、ボンドルドなどは立体化との相性も良く、ねんどろいどやスケールフィギュアなど数多くの商品が展開されています。特にナナチはキャラクター単独でも非常に強い人気があり、ぬいぐるみ、マスコット、アクリル商品などの種類も豊富。作品世界の細部まで確認したい人には原作や設定資料、感動をもう一度味わいたい人には映像商品と音楽、キャラクターを身近に置きたい人にはフィギュアと、ファンの好みに合わせて選択肢が広いシリーズです。
■ 3位 宝石の国
3DCGアニメに対するイメージを変えた映像表現
市川春子の漫画を原作とする『宝石の国』は、2017年秋に大きな衝撃を与えた作品です。人間とは異なる宝石の身体を持つ存在たちが暮らす遠い未来を舞台に、主人公フォスフォフィライトの成長と変化を描きます。本作最大の特徴は、宝石という題材を3DCGで表現したこと。髪や身体が光を反射する独特の質感、戦闘時の立体的なカメラワーク、砕け散る身体など、従来の2Dアニメでは表現が難しかった美しさをCGの長所へ置き換えました。特にフォス、ダイヤモンド、ボルツ、シンシャなど、それぞれ硬度や色が異なる宝石たちの存在感は映像になったことで一段と強まりました。
物語も単純な戦闘アニメではありません。最初のフォスは明るく軽率で、自分にも役割が欲しいと願う未熟な存在でした。しかし身体の一部を失い、新しい素材と交換し、仲間との別れや世界への疑問を経験するたび、見た目だけでなく内面まで少しずつ変質していきます。主人公が成長して強くなるというより、「経験を積むことで以前の自分ではなくなっていく」という切なさが物語の中心にあり、独特の余韻を残しました。SNSでは宝石の質感や戦闘作画、フォスの変化を巡る感想が活発に交わされ、放送後に原作へ進んだ視聴者も非常に多い作品です。
キャラクターグッズから原作まで収集性が高い
関連商品としてはBlu-ray・DVD、原作コミックス、サウンドトラック、各種設定資料やイラスト関連商品が定番です。宝石たちはビジュアルそのものに個性があるため、アクリルスタンド、クリアファイル、ポスターなど「透明感」を生かした商品との相性が抜群。またフォス、ダイヤモンド、アンタークチサイトなどのフィギュアも人気があります。原作コミックスはアニメの先に広がる物語を確認できるため、アニメ視聴後にそろえたくなる代表的商品です。映像技術、物語性、デザインの三つが高いレベルで融合した2017年屈指の作品として第3位としました。
■ 4位 この素晴らしい世界に祝福を!2
「異世界なのに格好良くない」ことを徹底した爆笑ファンタジー
2016年の第1期で人気を獲得した『この素晴らしい世界に祝福を!』は、2017年放送の第2期で作品としての個性を完全に確立しました。異世界転生ものといえば主人公が強大な能力を手にし、美少女たちに囲まれて英雄になる展開も多い中、本作の主人公カズマを待っているのは借金、裁判、トラブル、役に立ちそうで役に立たない仲間たちです。アクアは高い能力を持ちながら問題を拡大し、めぐみんは一日一発しか撃てない爆裂魔法にすべてを賭け、ダクネスは防御力こそ高いものの攻撃がほとんど当たりません。この「スペックだけ見ると強そうなのに、パーティーとして見ると残念」という構造が笑いを生みます。
第2期ではキャラクター同士の関係性が完成しているため、第1話から遠慮のない掛け合いが連続します。作画も整った美しさだけを目指すのではなく、ギャグ場面ではあえて顔や身体を大きく崩すことで勢いを優先。その結果、静止画だけでは説明しにくい独特の面白さが生まれました。温泉街アルカンレティアを舞台としたエピソードなども強烈で、アクシズ教徒の勧誘を使った笑いはシリーズを象徴する展開の一つ。キャラクター人気、ネットミーム、繰り返し見たくなるテンポの良さまで含め、2017年のコメディアニメを代表する作品でしょう。
フィギュアや原作など関連商品が非常に豊富
関連商品では原作ライトノベル、コミカライズ、Blu-ray・DVDのほか、アクア、めぐみん、ダクネスのフィギュアが非常に充実しています。中でもめぐみんは爆裂魔法のポーズや衣装を再現した立体商品が多く、ねんどろいど、スケールフィギュア、プライズ、ぬいぐるみなど選択肢が豊富。キャラクターソング、ドラマCD、ゲーム、アクリルスタンド、タペストリー、Tシャツなどもあり、シリーズを長く追いかけたいファンにも向いています。笑いだけでなくキャラクターへの愛着が商品人気へ直結した好例です。
■ 5位 僕のヒーローアカデミア 第2期
シリーズ人気を一段上へ押し上げた雄英体育祭編
『僕のヒーローアカデミア』第2期は、シリーズが国内外の大人気作品へ成長する決定的なきっかけになったシーズンです。デク、爆豪、轟を中心とした雄英体育祭では、一人ひとりの「個性」を単なる特殊能力ではなく、その人物の生き方や家庭環境まで反映する要素として描いたことが大きな魅力。特にデクと轟の対決は、勝敗以上に「自分自身の力を認められるか」を巡る感情のぶつかり合いとなり、シリーズを代表する名勝負になりました。
後半のヒーロー殺し・ステイン編では物語の雰囲気が変わり、「ヒーローとは何をもってヒーローなのか」というテーマが強く提示されます。明るい学校生活から社会の矛盾へと舞台を広げたことで、単なる能力バトル作品ではない奥行きが生まれました。ボンズによるスピード感のあるアクション、キャラクターの感情を爆発させる作画、米津玄師による主題歌「ピースサイン」も非常に印象的。国内だけでなく海外のアニメファン層を大きく拡大させたシーズンとして、2017年の重要作です。
少年漫画系アニメの中でも屈指の商品展開
原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラックに加え、デク、爆豪、轟、オールマイトを中心にフィギュアの種類が極めて豊富です。一番くじ、プライズ、ねんどろいど、可動フィギュア、アクリルスタンド、缶バッジ、制服やヒーローコスチュームをモチーフにした衣類・雑貨など、コレクター向けから日常使いできる商品まで幅広いのが特徴。体育祭編で人気を大きく伸ばした轟の商品も多く、第2期から本格的にシリーズへ入った人が関連商品を集める楽しみも非常に大きい作品です。
■ 6位 進撃の巨人 Season 2
巨人との戦いから「世界の謎」へ踏み込んだ重要シーズン
第1期から約4年を経て放送された『進撃の巨人 Season 2』は、待ち続けたファンの期待に応えると同時に、作品そのものの方向性を大きく変化させたシーズンです。獣の巨人の登場、壁の中から姿を現す巨人、そしてライナーとベルトルトを巡る衝撃的な展開など、それまで散りばめられていた謎が次々と新しい疑問へつながります。特に重大な正体が驚くほど自然な会話の中で明かされる場面は、派手な演出に頼らず視聴者へ巨大な衝撃を与えた名シーンとして有名です。
戦闘だけでなく、ユミルとヒストリア、ライナーたちの葛藤など人物ドラマが濃く描かれた点も重要。誰が敵で誰が味方なのかという単純な構図が崩れ始め、登場人物それぞれに事情があることが明らかになります。立体機動装置を使ったWIT STUDIOのアクションや澤野弘之の音楽も健在で、12話という比較的短い構成ながら密度の高いシーズンとなりました。世界的な『進撃の巨人』人気を再加速させた2017年春の大作です。
立体物からコミックスまで長く集められる巨大シリーズ
映像商品、原作コミックス、設定資料集、サウンドトラックをはじめ、エレン、ミカサ、リヴァイ、ライナーなどのフィギュア、アクリルスタンド、衣類、調査兵団の紋章を使用したバッグやアクセサリーなど関連商品は膨大です。立体機動装置を再現したフィギュアはディスプレイ映えが良く、作品のアクション性を楽しみたいコレクターに人気。Season 2をきっかけに物語の伏線を最初から確認したくなった人には原作全巻や映像シリーズのまとめ買いも魅力的です。
■ 7位 小林さんちのメイドラゴン
ドラゴンと会社員の日常を優しく描いた京都アニメーション作品
『小林さんちのメイドラゴン』は、異世界からやって来たドラゴンと普通の会社員が一緒に暮らすという奇抜な設定を、非常に温かな日常アニメへ仕上げた作品です。主人公の小林さんのもとへドラゴンのトールがメイド姿で押しかけ、さらにカンナ、エルマ、ルコア、ファフニールなど個性的なドラゴンたちが人間社会へ集まってきます。最大の魅力は、派手な設定を持ちながら物語の中心が「一緒に食事をする」「学校へ行く」「仕事から帰ってくる」といった日常に置かれていることです。
京都アニメーションらしい細かな仕草や表情の演技も見どころで、カンナが遊んでいるだけの場面でも非常に生き生きとした動きが見られます。一方、ドラゴン同士が本気で力を使う場面では突然劇場作品のようなダイナミックなアクションになり、その振れ幅も人気の理由でした。トールと小林さんの関係は単純な恋愛だけでは説明できず、「異なる種族でも家族になれるのか」という作品全体のテーマへつながっています。笑えて、かわいく、最後には少し泣ける。2017年の日常系アニメを代表する一本です。
カンナやトールを中心にキャラクター商品が充実
Blu-ray・DVD、原作コミックス、サウンドトラックのほか、トールやカンナのフィギュア、ねんどろいど、ぬいぐるみ、アクリルスタンドなどの商品が豊富です。特にカンナは非常に高いキャラクター人気を誇り、ランドセル姿や私服などさまざまな仕様の商品があります。作品の柔らかな世界観を日常でも楽しみたい人にはマグカップ、タオル、クッションなどの雑貨類も相性が良く、映像ファンからキャラクターグッズ収集派まで幅広く楽しめるシリーズです。
■ 8位 魔法使いの嫁
美しくも少し怖い英国幻想世界と孤独な少女の物語
『魔法使いの嫁』は、華やかな魔法ファンタジーではなく、古い伝承や妖精譚が持つ美しさと不気味さを丁寧に映像化した作品です。自分自身の価値を見失っていた羽鳥チセが、人ならざる魔法使いエリアス・エインズワースに引き取られ、新しい世界で生きる方法を探していきます。二人の関係は「師弟」「家族」「夫婦候補」と単純に分類できない複雑さがあり、互いに人との付き合い方を知らない者同士が少しずつ理解し合う過程が大きな見どころです。
妖精、竜、教会、魔術師などが登場する世界は非常に幻想的ですが、そこに存在するものが必ずしも人間に優しいとは限りません。この美しさと危険さが同居する感覚が作品独自の魅力です。チセが自分の生命を少しずつ大切に考えられるようになる過程も丁寧で、派手な展開より心理描写をじっくり味わいたい視聴者から高い支持を得ました。
幻想的なデザインを生かした商品が魅力
原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラックに加え、チセとエリアスを描いたアクリルスタンド、タペストリー、イラストグッズなどが充実しています。エリアスの頭部を象徴するデザインは作品を知らない人にも強い印象を残し、フィギュアや雑貨との相性も良好。幻想的な背景や衣装を堪能したい人にはアートブックや設定資料系の商品もおすすめしやすく、物語だけでなく美術面からも集めがいのあるシリーズです。
■ 9位 幼女戦記
異世界転生と軍事ドラマを融合した異色の人気作
『幼女戦記』は、タイトルや主人公の外見から想像する内容と、実際の作品の雰囲気が大きく異なることでも話題になりました。合理主義を徹底する元サラリーマンが、神を名乗る存在によって戦争中の異世界へ転生させられ、幼い少女ターニャ・デグレチャフとして軍人生活を送る物語です。ターニャ自身は安全な後方勤務を望んでいるにもかかわらず、優秀すぎる能力と合理的すぎる判断によって前線で高く評価され、ますます危険な場所へ送り込まれてしまいます。この皮肉な構造が非常に面白く、戦争ものの緊張感とブラックコメディが同居しています。
ターニャの強烈なキャラクター性も人気を牽引しました。幼い少女の姿でありながら思考は冷徹なエリート会社員そのもの。敵を容赦なく撃破しながら、本人は法規や組織論を真面目に考えているというギャップが魅力です。航空魔導師による高速戦闘、軍の作戦、兵站、政治的判断なども盛り込まれ、一般的な異世界作品とはまったく異なる味わいを持っています。
ターニャを中心に個性的な関連商品が展開
原作ライトノベル、コミカライズ、Blu-ray・DVD、サウンドトラックのほか、軍服姿のターニャを再現したフィギュアやねんどろいどが人気です。帽子、軍章風デザイン、部隊章などを利用したグッズも作品の軍事的世界観と相性が良く、アクリル商品やタペストリーだけでなく衣類・雑貨も選びやすいシリーズです。アニメから原作へ進めば戦略や政治の描写をさらに細かく楽しめるため、映像だけで終わらず関連作品へ広がりやすいタイトルでもあります。
■ 10位 少女終末旅行
文明が滅びた世界を二人の少女がのんびり旅する独特の作品
『少女終末旅行』は、巨大文明が崩壊した後の世界という重い舞台設定と、チトとユーリによる穏やかな会話を組み合わせた作品です。二人はケッテンクラートに乗り、食料や燃料を探しながら巨大都市の上層へ向かって旅を続けます。周囲にはほとんど人がおらず、かつて何万人もの人々が暮らしたと思われる建物や兵器だけが残されている。それでも二人は落ち込んでばかりではなく、缶詰を見つけて喜び、雨音を音楽として楽しみ、ときには喧嘩をします。この「終末なのに日常」という矛盾した空気感こそ、本作最大の魅力です。
物語を通して戦争、文明、生命、記憶、幸福といった大きなテーマが提示されますが、難しい説明を長々と行うのではなく、二人の会話から自然に考えさせる構成になっています。背景に広がる巨大建造物の寂しさ、静かな音楽、かわいらしいキャラクターデザインが合わさり、他作品では味わいにくい独自の余韻を残しました。
作品の静かな雰囲気を手元で楽しめる商品
Blu-ray・DVD、原作コミックス、サウンドトラックのほか、チトとユーリのフィギュア、ねんどろいど、アクリルスタンド、キーホルダーなどがあります。二人とケッテンクラートを組み合わせた立体物は作品世界を一目で再現でき、ディスプレイ商品として特に魅力的です。主題歌や劇伴も作品の空気を構成する重要な要素なので、音楽商品との相性も非常に良い作品です。
■ 11位 月がきれい
中学生の恋愛を驚くほど丁寧に描いた青春アニメ
『月がきれい』は、大事件や派手な設定を使わず、「誰かを好きになったときの中学生はどのように行動するのか」を真正面から描いた青春作品です。小説家を目指す安曇小太郎と陸上部の水野茜が出会い、少しずつ距離を縮めていく物語。会話が途切れる気まずさ、スマートフォンでメッセージを打っては消す動作、返信が来るまで何度も画面を見る仕草など、現代の少年少女の恋愛が非常に繊細に表現されています。
二人の恋は決してドラマチックな出来事だけで進むわけではなく、学校行事や進路、部活動、家族、友人関係といった日常の延長線上で変化していきます。そのため視聴者自身の学生時代を思い出させる力が強く、放送当時も「見ているこちらまで緊張する」という反応が多く見られました。最終回まで見たときの満足感も高く、恋愛アニメの名作として現在でも名前が挙がりやすい一作です。
派手さより作品そのものを保存したくなるタイトル
関連商品は大型キャラクターフランチャイズほど多くありませんが、Blu-ray BOXやサウンドトラックなど、作品そのものを手元に残したい人に向いた商品が中心です。印象的な楽曲や場面を振り返れる映像・音楽商品との相性が特に良く、放送当時を懐かしみたい視聴者にも価値があります。関連商品数の多さではなく、作品への愛着の強さで長く支持されるタイプのアニメです。
■ 12位 リトルウィッチアカデミア
「憧れを信じ続ける力」を描いた王道魔法アニメ
TRIGGER制作の『リトルウィッチアカデミア』は、魔女シャイニィシャリオに憧れる少女アッコが魔法学校ルーナノヴァへ入り、一人前の魔女を目指す物語です。才能に恵まれた主人公ではなく、むしろ魔法が苦手なアッコが失敗を繰り返しながら前へ進む点が特徴。ロッテ、スーシィ、ダイアナなど個性豊かな仲間との友情を通して少しずつ成長していきます。
動きの楽しさを前面に押し出したアニメーションも大きな魅力で、キャラクターが走る、驚く、転ぶといった何気ない動作にもTRIGGERらしい勢いがあります。後半では伝統と現代技術、夢を信じることと現実を見ることなどテーマも広がり、アッコとダイアナの対照的な成長が作品に深みを加えました。世代や国籍を問わず理解しやすい王道のストーリーで、海外人気も高い作品です。
魔法アイテムやキャラクターデザインを生かした商品
Blu-ray・DVD、サウンドトラック、設定資料、アートブックのほか、アッコ、スーシィ、ロッテ、ダイアナのフィギュアやアクリルグッズなどが展開されています。シャイニィロッドなど魔法アイテムをモチーフにした商品も作品との相性が良く、アニメーション制作に興味がある人には設定画や原画関連の商品も魅力。映像表現そのものを好きになった人ほど関連資料を集めたくなるタイプの作品です。
■ 13位 3月のライオン 第2シリーズ
いじめ、家族、棋士の苦悩を描き切った人間ドラマ
『3月のライオン 第2シリーズ』は、プロ棋士・桐山零の成長を中心にしながら、周囲の人々が抱える痛みまで丁寧に描いた作品です。特に川本ひなたを中心とする学校のいじめ問題は、第2シリーズを語る上で欠かせません。誰かを助けるために行動すること、それによって自分が標的になる恐怖、周囲の大人がどのように向き合うかなどを誠実に描き、単なる青春アニメの範囲を超えた強いドラマを生みました。
零自身も、以前は人との距離を置きがちだった青年でしたが、川本家や棋士たちとの交流を通して、自分から誰かを支えようと変わっていきます。将棋の対局場面も勝ち負けだけではなく、棋士が人生を賭けて盤面へ向かう心理劇として描かれます。SHAFTらしい色彩や象徴的な映像演出も効果的で、重い場面と川本家の温かな日常の対比が視聴者の心を強く動かしました。
原作と映像を往復して楽しめる関連商品
原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラックなどが中心で、将棋を題材としていることから作品をきっかけに将棋へ興味を持つ人も少なくありません。キャラクターグッズは零、ひなた、あかり、モモなど川本家周辺のものが多く、作品の優しいイラストを使用した雑貨も魅力。長い物語をじっくり楽しみたい人には原作コミックスと映像シリーズを併せてそろえる楽しみがあります。
■ 14位 昭和元禄落語心中 -助六再び篇-
落語と人生を重ねた大人向けアニメドラマの到達点
『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』は、落語家たちの人生、芸への執念、師弟関係を描いた作品の完結編です。第1期で描かれた菊比古と助六の時代を受け継ぎ、与太郎が三代目助六として成長していく姿を中心に物語が展開。落語という伝統芸能を題材にしていますが、専門知識がなくても人物ドラマとして理解できる点が大きな強みです。
最大の魅力は声優の演技。落語の高座では一人の演者が複数人物を演じ分けなければならず、その技術そのものがアニメの見せ場になります。会話劇だけで画面を持たせる演出力、時代の変化とともに芸能が生き残る難しさ、過去に囚われ続ける八雲の人生など、非常に密度の高い物語が描かれました。派手なSNSブーム型作品ではありませんが、作品評価という観点では2017年の最高峰に位置します。
映像作品として保存したい価値が高い
関連商品はBlu-ray・DVD、原作コミックス、音楽商品などが中心。キャラクターフィギュアを大量に展開するタイプではありませんが、演技と演出を何度も見返す作品なので映像商品の価値が高いのが特徴です。原作を読むことでアニメとの演出の違いを比較する楽しみもあり、落語へ興味を持った人なら実際の落語音源や関連書籍へ興味を広げられるという独特の魅力があります。
■ 15位 エロマンガ先生
2017年春を代表するライトノベル原作アニメ
『エロマンガ先生』は、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』でも知られる伏見つかさ原作のライトノベルをアニメ化した作品です。高校生ライトノベル作家の和泉正宗と、部屋へ引きこもっている義妹・紗霧を中心に、作家やイラストレーターたちの日常をラブコメとして描きます。正宗が長く仕事をしていた謎のイラストレーター「エロマンガ先生」の正体が紗霧だったという設定から始まり、山田エルフや千寿ムラマサなど個性的な作家が加わることで賑やかな展開になっていきます。
人気の大きな要因はキャラクターの強さです。紗霧のかわいらしい仕草、山田エルフの自信満々な性格、ムラマサの独特な距離感など、視聴者がそれぞれお気に入りを見つけやすい構成でした。またライトノベル作家という職業を扱うことで、作品作りや締め切り、売上、作家同士の競争といった要素をラブコメへ自然に組み込んでいるのも特徴。当時の国内ファン投票でも非常に強い支持を示した2017年の代表的キャラクターアニメです。
紗霧を中心にグッズの種類が非常に豊富
原作ライトノベル、コミックス、Blu-ray・DVD、キャラクターソングに加え、和泉紗霧や山田エルフを中心としたフィギュアが多数発売されています。紗霧はさまざまな衣装やポーズで立体化され、タペストリー、抱き枕カバー、アクリルスタンド、クリアファイルなどイラストを楽しむ商品も豊富です。作品自体がキャラクターデザインの魅力を前面に押し出しているため、グッズを集める楽しさという点では2017年作品の中でも上位に位置します。
■ 16位 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
SAO人気を劇場へ拡大した完全新作ストーリー
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は、シリーズ初の本格的な劇場版として2017年に公開され、大きな注目を集めました。VRではなくAR技術を利用する新型デバイス「オーグマー」とゲーム「オーディナル・スケール」を軸に、キリトやアスナたちが新たな事件へ巻き込まれていきます。テレビシリーズを見てきたファンにとっては、キャラクターたちが劇場の大画面で動くこと自体が大きな魅力でした。
特に終盤の大規模戦闘は、映画だからこそ実現できた作画と音響の迫力が詰め込まれています。一方でキリトとアスナの関係もしっかり描き、単なるファンサービス映画ではなく二人の物語として成立している点が高評価。ユナなど劇場版オリジナルキャラクターや劇中歌も人気となり、その後のSAOシリーズへつながる重要作品になりました。
映画限定キャラクターを含め商品展開が多彩
Blu-ray・DVD、サウンドトラック、パンフレット、設定資料など映画商品に加え、キリト、アスナ、ユナなどのフィギュアやアクリル商品も豊富です。劇場公開時の限定グッズや特典類はコレクション対象としても魅力があり、パンフレットや入場者特典を探す楽しみもあります。SAO全体では原作、ゲーム、フィギュア、衣類、アクセサリーまで極めて商品数が多く、シリーズ収集の入口としても楽しめます。
■ 17位 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower
Fate/stay night最大の暗部へ踏み込んだ劇場三部作の第一章
『Fate/stay night』第三のルート「Heaven’s Feel」を劇場三部作として映像化した第一章です。衛宮士郎と間桐桜の関係を中心に、それまでのFateシリーズとは異なる重苦しい聖杯戦争が描かれます。ufotableによる緻密な映像表現、美しい光と影、重量感のある戦闘描写は劇場作品ならではの完成度。これまでテレビアニメでFateシリーズを見てきたファンにも、「同じ世界なのに雰囲気がまったく違う」と強い印象を与えました。
特に桜の日常的な表情を積み重ねることで、その後訪れる不穏な出来事をより重く感じさせる構成が特徴です。聖杯戦争そのものより、登場人物の秘密や家族関係、過去の傷へ焦点を当てることで、シリーズの別の側面を映し出しました。三部作の導入編でありながら映画一本としても密度が高く、その後の第二章・第三章への期待を大きく高めた作品です。
Fateならではの圧倒的なコレクション性
Blu-ray・DVD、サウンドトラック、劇場パンフレット、設定資料、原画集などに加え、間桐桜、セイバー、遠坂凛、アーチャーなどのフィギュアやアクリル商品が大量に存在します。ufotable描き下ろしイラストを使用した店舗特典や劇場グッズなどもコレクター人気が高く、シリーズ全体を集め始めると非常に奥が深いジャンルです。映像美を楽しむなら高品質な映像商品、キャラクターを楽しむならフィギュア類と、どちらの方向でも充実しています。
■ 18位 ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
本編の遥か昔に起きた悲劇を描く劇場版
『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』は、テレビシリーズの主人公である空と白ではなく、本編世界が成立する遥か以前の大戦を描いた劇場作品です。人類が強大な種族同士の戦争に巻き込まれ、滅亡寸前へ追い込まれている時代。人間の青年リクと機凱種の少女シュヴィの出会いを中心に、「ゲームで決着する平和な世界」がなぜ生まれたのかへつながっていきます。
テレビ版が派手な頭脳戦とコメディを得意としていたのに対し、本作はかなりシリアス。戦争の中で弱い人類が生き残るために知恵を使う姿と、感情を理解できなかったシュヴィがリクとの交流を通して変化する過程が描かれます。終盤の展開はシリーズを知らない視聴者にも強い感動を与え、原作ファンからも評価の高い劇場版となりました。
シュヴィを中心とした立体商品が人気
Blu-ray・DVD、原作ライトノベル、サウンドトラック、劇場パンフレットに加え、シュヴィのフィギュアが特に人気です。本編の白、ジブリール、ステファニーなどシリーズ全体のフィギュアも非常に多く、鮮やかな色彩を再現した立体物は存在感があります。ゼロ単独の商品とテレビシリーズの商品を一緒に並べることで、異なる時代の物語をコレクションとして楽しめるのも魅力です。
■ 19位 名探偵コナン から紅の恋歌
服部平次と遠山和葉を中心にした劇場版人気作
劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』は、大阪・京都を舞台に百人一首と殺人事件、そして服部平次と遠山和葉の恋愛模様を組み合わせた作品です。コナンと蘭だけでなく、平次と和葉という人気コンビを物語の中心へ据えたことで、シリーズファンから大きな注目を集めました。百人一首の競技「競技かるた」をストーリーへ取り入れた和風の雰囲気も特徴で、紅葉の景色とアクションを組み合わせた映像は劇場作品らしい華やかさがあります。
平次の婚約者を名乗る大岡紅葉の登場によって和葉との恋愛関係にも新しい動きが生まれ、事件の謎だけでなくキャラクター同士の感情も楽しめる構成になっています。長期シリーズでありながら劇場版ごとに異なる題材を取り入れる『コナン』の強さがよく表れた一本です。
映画グッズから平次・和葉商品まで選択肢が豊富
Blu-ray・DVD、劇場版サウンドトラック、パンフレットのほか、コナン、平次、和葉、紅葉などのアクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、ぬいぐるみなどがあります。劇場公開時の限定商品や入場者向けアイテムは中古市場でも探す楽しみがあり、シリーズ全体ではコミックス、フィギュア、腕時計、バッグ、文房具など商品ジャンルも非常に多彩です。
■ 20位 血界戦線 & BEYOND
ヘルサレムズ・ロットの日常と非日常をさらに楽しめる第2期
異世界と現世が交差する街ヘルサレムズ・ロットを舞台に、秘密結社ライブラの活躍を描く『血界戦線』の第2シリーズです。クラウス、レオナルド、ザップ、チェインなど第1期で人気を得たメンバーに改めて焦点を当て、それぞれの日常や過去を掘り下げたことでキャラクター作品としての魅力が増しました。街では巨大怪物や異界人が普通に生活し、世界滅亡級の事件さえ日常の一部として扱われる独特のテンションが健在です。
ボンズらしいアクション作画、アメリカンコミックのようなデザイン、ジャズやファンクを取り入れた音楽が混ざり合い、他作品にはない都会的な雰囲気を作り出しています。個々のエピソードを楽しみながら街全体へ愛着が湧いてくる構成も魅力で、2017年のネット投票でも高い存在感を示しました。
音楽とキャラクターの両方から楽しめる関連商品
原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラックのほか、レオ、クラウス、ザップ、スティーブンなどのアクリルスタンドや缶バッジ、フィギュア類があります。特に本シリーズは音楽の評価が高いため、サウンドトラックを単独で楽しめるのも大きな魅力。作品のスタイリッシュなロゴを使用したアパレルや雑貨なども似合うシリーズです。
■ 21位 Re:CREATORS
アニメや漫画の登場人物が現実世界へ現れる逆転発想
『Re:CREATORS』は、物語世界のキャラクターが現実へ召喚されたらどうなるのかという発想から始まるオリジナルアニメです。ロボットアニメの主人公、魔法少女、ゲームの騎士、伝奇作品のキャラクターなど、本来なら同じ世界に存在しないはずの人物たちが現代日本へ出現。さらに彼らは、自分たちの運命を書いた「作者」がこの世界に存在することを知ります。
非常に面白いのは、「作者なら登場人物を好きなように変えられるのか」という創作そのものの問題をテーマにしたことです。キャラクターからすれば、自分が苦しんだ人生も作者によって作られたもの。その事実を知ったとき作者を許せるのかという問いが生まれます。アルタイルを中心とした物語はネット時代の二次創作やファン文化まで題材にし、2017年らしいメタフィクション作品となりました。澤野弘之による音楽も迫力があり、戦闘場面を大きく盛り上げます。
オリジナルアニメならではの設定資料も魅力
Blu-ray・DVD、サウンドトラック、設定資料集などに加え、アルタイル、セレジア、メテオラなどのフィギュアやアクリルグッズがあります。特にアルタイルの複雑な軍服風デザインは立体物として映え、キャラクター商品でも強い存在感があります。劇伴を担当した澤野弘之の音楽目当てでサウンドトラックを集める楽しみもあり、作品世界の制作背景を知る設定資料もおすすめです。
■ 22位 終物語 第二期
阿良々木暦の物語へ大きな区切りをつけたシリーズ重要作
西尾維新の〈物語〉シリーズを追い続けてきた視聴者にとって、『終物語 第二期』は非常に重要な作品です。「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」を通して、阿良々木暦が抱えてきた問題や忍野扇の正体へ決着をつけていきます。長期間積み重ねられてきた伏線や人間関係が前提となるため初心者向けとは言いにくいものの、シリーズファンにとっては大きな満足感を得られる内容です。
独特の会話、文字演出、画面構成、現実と抽象世界を行き来するSHAFTの映像表現は健在。阿良々木と戦場ヶ原のデートを描く穏やかな場面から、シリーズの根幹へ関わる真相まで振れ幅が大きく、長い物語を見続けてきたからこその感慨があります。ネット上でもシリーズ完結に近い節目として高く評価された作品です。
シリーズ全体で膨大な関連商品を楽しめる
Blu-ray・DVD、原作小説、サウンドトラック、キャラクターソングに加え、戦場ヶ原ひたぎ、忍野忍、八九寺真宵、羽川翼などのフィギュアが多数存在します。〈物語〉シリーズはジャケットイラストやキャラクターソングにもファンが多いため、映像商品を巻ごとに集める楽しみも大きいのが特徴です。シリーズ全体をそろえれば十年以上にわたる物語の変化を一つのコレクションとして味わえます。
■ 23位 Fate/Apocrypha
十四騎のサーヴァントが激突する大規模聖杯戦争
『Fate/Apocrypha』は、本来七騎で行われる聖杯戦争を「赤」と「黒」の二陣営に分け、合計十四騎ものサーヴァントが戦うという大規模な設定が魅力です。ジーク、ルーラーとして召喚されたジャンヌ・ダルク、赤のセイバー・モードレッド、黒のライダー・アストルフォなど、人気キャラクターを多数生み出しました。
登場人物が非常に多いため複雑な作品ですが、その分だけ「どの陣営を応援するか」「どのサーヴァントが好きか」という楽しみ方があります。特に後半の戦闘は大きな魔力をぶつけ合う派手なものが多く、アニメーションならではの勢いが際立ちました。Fate本編とは別の世界線で展開するため、シリーズの設定がどれほど広く応用できるのかを示した作品でもあります。
ジャンヌ、モードレッド、アストルフォなど人気キャラ商品が豊富
Blu-ray BOX、原作小説、コミカライズ、サウンドトラックのほか、ジャンヌ・ダルク、モードレッド、アストルフォ、セミラミスなどのフィギュアが多数存在します。特にFateシリーズはキャラクターの立体化が盛んなため、衣装や宝具を細かく再現したスケールフィギュアから手軽なデフォルメ商品まで選択肢が豊富。Fate/Grand Orderなど別作品でキャラクターを知った人が本作へ戻ってくる流れもあり、長く商品需要が続きやすいタイトルです。
■ 24位 プリンセス・プリンシパル
少女たちによるスパイアクションと友情を融合
『プリンセス・プリンシパル』は、東西に分断された架空のロンドンを舞台に、女子高校生として生活しながらスパイ活動を行う少女たちを描いたオリジナルアニメです。アンジェ、プリンセス、ドロシー、ベアトリス、ちせという五人は、それぞれ異なる能力と過去を持ち、潜入、変装、情報戦、戦闘などさまざまな任務へ挑みます。
特徴的なのが、テレビ放送の話数順と物語内の時系列が一致していない構成です。視聴を進めることで各人物の関係が少しずつ分かり、特にアンジェとプリンセスの過去を知ったとき、それまでの行動の意味が変わって見えてきます。スチームパンク風のロンドン、美術、メカニック、音楽なども雰囲気があり、少女キャラクター中心の作品でありながら本格的なスパイドラマとして楽しめました。
衣装デザインを生かしたグッズが魅力
Blu-ray・DVD、サウンドトラック、設定資料のほか、アンジェやプリンセスを中心としたフィギュア、アクリルスタンド、タペストリーなどがあります。黒を基調とした制服やスパイ装備は商品映えし、作品の英国風デザインを楽しめるアイテムが多いのも特徴。その後の劇場シリーズまで含めて集めれば、長期間楽しめる作品です。
■ 25位 賭ケグルイ
ギャンブルの狂気を顔芸と演技で極端に表現
『賭ケグルイ』は、ギャンブルによって生徒同士の地位まで決まる私立百花王学園を舞台にした作品です。主人公・蛇喰夢子は一見すると上品な少女ですが、金銭や勝利そのものより「危険な賭け」を心から楽しむ人物。相手のイカサマを見抜いた後でさえ安全策を選ばず、さらに危険な勝負へ踏み込むため、一般的な頭脳戦主人公とはまったく違う緊張感があります。
人気を押し上げたのは、狂気を表現する極端な表情と声優陣の熱演です。美しいキャラクターデザインが一瞬で崩れ、興奮、恐怖、絶望を誇張した顔へ変化する演出はSNSでも大きな話題となりました。早乙女芽亜里、生志摩妄、桃喰綺羅莉など個性的な女性キャラクターも多く、誰が登場しても画面の圧力が落ちない作品です。
夢子を中心にビジュアル系商品が充実
原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラックのほか、蛇喰夢子や芽亜里のフィギュア、アクリルスタンド、ポスター、タペストリーなどがあります。赤と黒を基調とした制服デザインはグッズへ落とし込みやすく、作品ロゴを使った雑貨も特徴的。キャラクターの強い表情を使った商品は本作らしさがあり、一般的な美少女アニメとは違ったコレクションを楽しめます。
■ 26位 NEW GAME!!
ゲーム制作現場と社会人としての成長を深めた第2期
ゲーム会社イーグルジャンプで働く涼風青葉たちの日常を描いた『NEW GAME!』の第2期です。第1期では新人だった青葉も仕事へ慣れ、第2期ではキャラクターデザインを巡る競争や後輩の登場など、より社会人らしい悩みへ直面します。かわいいキャラクターたちの日常を楽しめる作品である一方、「好きな仕事だから何でも楽しいわけではない」という現実的な部分にも踏み込んだ点が第2期の魅力です。
八神コウと青葉の関係も大きく変化し、憧れの先輩を追いかけるだけだった青葉がクリエイターとして自分の立場を意識するようになります。新加入の望月紅葉や鳴海ツバメも加わり、職場内の競争と友情がさらに複雑化。仕事アニメとしてもキャラクターアニメとしてもバランスの良い続編となりました。
キャラクターグッズ収集の楽しさが大きいシリーズ
Blu-ray・DVD、原作コミックス、キャラクターソングのほか、青葉、ひふみ、コウ、りんなどのフィギュアやねんどろいど、アクリルスタンド、タペストリー、抱き枕カバーなど豊富な商品があります。「今日も一日がんばるぞい!」に代表される作品イメージを使ったグッズも人気。ゲーム制作を題材にしているため、デスク周辺へ飾るキャラクター商品との相性も良いタイトルです。
■ 27位 冴えない彼女の育てかた♭
創作サークルの人間関係をより深く描いた第2期
『冴えない彼女の育てかた♭』は、安芸倫也を中心にゲーム制作を行う同人サークル「blessing software」のメンバーを描いたシリーズ第2期です。第1期ではラブコメ色が強かったのに対し、第2期ではクリエイターとしての夢や才能、仲間と一緒に活動を続ける難しさがより強く描かれます。霞ヶ丘詩羽、澤村・スペンサー・英梨々、加藤恵というヒロインたちの立場も変化し、単純な恋愛競争では説明できない人間関係になりました。
特に加藤恵の存在感が大きく増したシーズンとして知られています。目立たないヒロインという設定から始まった彼女が、倫也に対して怒りや失望を見せることで、逆に一人の人物として強い魅力を発揮。創作と恋愛が切り離せない物語だからこそ、夢を優先した選択が人間関係を壊す苦さも描かれました。
人気ヒロイン三人のフィギュアが非常に豊富
原作ライトノベル、Blu-ray・DVD、音楽商品はもちろん、加藤恵、英梨々、詩羽のフィギュアは非常に種類が多く、制服、水着、ドレスなどさまざまな衣装で商品化されています。アクリルスタンド、タペストリー、抱き枕カバーなどイラスト系商品も豊富。後の劇場版まで含めてシリーズをそろえられるため、キャラクター商品を集めたいファンには特に楽しみの大きい作品です。
■ 28位 ブレンド・S
属性喫茶という設定から生まれたテンポの良いコメディ
『ブレンド・S』は、店員がそれぞれ「ツンデレ」「妹」「お姉さん」などの属性を演じて接客する喫茶店スティーレを舞台にしたコメディです。主人公の桜ノ宮苺香は笑顔になると目つきが怖くなってしまうため、店長ディーノから「ドS」担当として採用されます。本人は非常に優しく真面目なのに、接客では客を冷たく扱わなければならないというギャップが笑いにつながりました。
日向夏帆、星川麻冬、天野美雨、神崎ひでりなど、分かりやすい個性を持ったキャラクターが次々と登場し、一話から入りやすいのが特徴です。主題歌のフレーズやダンスもSNSで広まり、アニメ本編を見ていない人にも作品名が知られるほど話題になりました。2017年秋を象徴する「見ているだけで楽しい」タイプの作品です。
かわいらしいキャラクター商品と相性抜群
Blu-ray・DVD、原作コミックス、主題歌CD、キャラクターソングに加え、苺香を中心としたフィギュア、アクリルスタンド、缶バッジ、タペストリーなどがあります。スティーレの制服は作品を象徴するデザインなので、キャラクターグッズとしても分かりやすく、複数キャラクターを並べて集める楽しみがあります。音楽から作品を知った人にもCD類は魅力的です。
■ 29位 ボールルームへようこそ
社交ダンスを「スポーツの戦い」として描いた熱血作品
『ボールルームへようこそ』は、何をしたいのか分からず過ごしていた中学生・富士田多々良が社交ダンスと出会い、競技ダンサーとして成長していく物語です。「社交ダンス」という題材だけを聞くと優雅で静かなイメージを持つ人もいますが、本作で描かれる競技ダンスは驚くほど激しいスポーツ。パートナーと身体を合わせながら観客や審査員へ存在感を示す必要があり、技術だけでなく精神力も要求されます。
多々良は最初から才能を自覚している主人公ではありません。仙石要、花岡雫、兵藤清春、赤城賀寿、緋山千夏など個性的なダンサーと出会い、自分に何ができるのかを探していきます。Production I.Gによる躍動感のある演出もあり、身体の動きを大きく見せる独特の作画は強烈な印象を残しました。スポーツアニメが好きな人にも、青春ものが好きな人にも入りやすい作品です。
原作コミックスと映像商品を中心に楽しめる
関連商品では原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、アクリルスタンドなどが中心です。競技ダンスという題材から、キャラクターの衣装やポーズを生かしたイラスト商品も見栄えがあります。アニメを見て社交ダンスそのものに興味を持った人なら、競技ダンス関連書籍や映像へ関心を広げられる点も他作品にはない魅力です。
■ 30位 アイドルマスター SideM
男性アイドルたちの「理由あって、アイドル!」を描いた人気作
『アイドルマスター SideM』は、さまざまな職業や経歴を持つ男性たちが315プロダクションへ集まり、アイドルとして新しい人生へ挑戦する物語です。元弁護士、元医師、元パイロット、元教師など、「なぜこの人物がアイドルを目指したのか」という背景が一人ひとりに用意されていることがシリーズ最大の特徴。単にステージで歌うだけではなく、それまで歩いてきた人生と現在の夢が結び付いています。
DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiterなど多数のユニットが登場し、それぞれ音楽性やキャラクターの方向性も異なります。そのため視聴者が自分の好きなユニットや人物を見つけやすく、ゲームからの既存ファンだけでなくアニメから入った新規層にも広がりました。男性アイドル作品が数多く存在した2010年代後半の中でも、キャラクターの「以前の人生」まで物語へ組み込んだ個性が強い作品です。
CD・ライブ映像・キャラクター商品が圧倒的に豊富
SideMの関連商品で特に充実しているのが音楽です。ユニットCD、ソロ曲、ドラマパートを収録したCDなど種類が多く、アニメ終了後も楽曲からキャラクターを追い続けられます。ライブBlu-ray・DVDも重要商品で、声優によるステージパフォーマンスまで含めて作品を楽しめるのがアイドルシリーズならでは。アクリルスタンド、缶バッジ、ぬいぐるみ、カード、衣類などキャラクター商品も非常に豊富で、好きな担当アイドルを中心に集める楽しみがあります。2017年の国内ネット投票でも強い存在感を示したことを踏まえ、BEST30の最後を飾る作品としました。
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