
【中古】[PCE] 上海(SHANGHAI) (Huカード) ハドソン (19871030)
【発売】:ハドソン
【開発】:アルファ・システム
【発売日】:1987年10月30日
【ジャンル】:パズルゲーム
■ 概要
1987年10月30日、ハドソンはPCエンジン本体と同時に数本のソフトを市場へ送り出しました。そのなかで、アクションやシューティングといった当時の主流ジャンルとは一線を画す存在として注目を集めたのが、この『上海』です。本作は、実際の麻雀の対局とはまったく異なるルールで遊ぶパズルゲームであり、画面上に積み上げられた麻雀牌を特定の条件に従って取り除いていき、最終的にすべての牌を消すことを目的としています。そのルールやゲーム性のシンプルさと奥深さが、発売当時のゲーマーはもちろん、普段ゲームをあまり遊ばない層にまで広く受け入れられました。
『上海』の舞台となるのは、整然と並べられた144枚の麻雀牌です。牌の種類は一般的な麻雀牌に加え、「季節牌」や「花牌」と呼ばれる特別な牌も含まれています。プレイヤーは画面を見渡し、同じ柄の牌を二枚選択することで、それらを盤面から取り除くことができます。ただし、どの牌でも自由に取れるわけではありません。消去できる牌は「左右のどちらかが空いていて、かつ上に別の牌が重なっていない」ものに限られます。この条件がゲーム全体の戦略性を生み出す要であり、ルール自体は簡単でも、牌の並びや残り方によって難易度は大きく変わります。
プレイヤーは、積み上げられた牌の「山」を少しずつ崩していきますが、盤面の中には下の層に隠れている牌も多く、それらは上の牌を取り除くまで見えません。つまり、常に「見えていない牌は何か」という予測を立てつつ、先を読んで行動する必要があります。この読みと戦略がうまくはまれば、スムーズに山が崩れていきますが、逆に流れを誤ると消せる牌がなくなってしまい、「手詰まり」と呼ばれる状態に陥ります。この場合、その時点でゲームオーバーです。
本作の最大の特徴は、反射神経や素早い操作がほぼ不要であるという点です。必要なのは、視覚的なパターン認識力と論理的な推測力。じっくり考えながら進められるため、アクションゲームに苦手意識を持つ人でも安心して遊べます。そのため、発売当時はゲーム初心者や年配層にも人気が広がり、「家族みんなで遊べるPCエンジンソフト」という評価も受けていました。
PCエンジン版『上海』には、プレイヤーをサポートする便利な機能も搭載されています。例えば「取れる牌を教えてくれるヘルプ機能」があり、次に動ける手を迷ったときにヒントを得られるため、初めて遊ぶ人でも詰まりにくくなっています。さらに、当時のアーケード版では制限時間付きのルールが多く採用されていましたが、家庭用の本作では時間制限を緩やかにする、あるいは完全に廃する設定も可能で、落ち着いてプレイを楽しむことができました。
盤面の配置パターンも多彩で、単に牌が高く積まれているだけでなく、特殊な形状やレイアウトが用意されています。これにより、同じルールでも毎回違った解き方や難しさを味わうことができ、リプレイ性が非常に高いのも魅力の一つです。また、牌のグラフィックは視認性が高く、当時のPCエンジンの発色性能を活かした色彩で描かれており、長時間遊んでも目が疲れにくい配慮がなされています。
この『上海』は、パズルゲームとしては珍しく、その後も多機種に移植され、長く愛されるシリーズの原点となりました。PCエンジン版は特に家庭用初期の代表作のひとつとして、機種のラインナップを支える存在でもありました。単純明快なルールとじっくり考える奥深さの両立が、多くのプレイヤーの記憶に刻まれています。
■■■■ ゲームの魅力とは?
PCエンジン版『上海』の魅力は、一見すると単純に見えるルールの奥底に潜む、緻密で中毒性の高いゲーム性にあります。遊び方は非常に分かりやすく、説明書をじっくり読まなくても感覚的に理解できるほど。しかし、実際にプレイしてみると、ただ同じ絵柄の牌を見つけて消すだけではクリアできないことに気づかされます。盤面の構造や牌の配置は計算され尽くしており、「今消すべきか、後回しにすべきか」という判断が常に求められるため、プレイヤーの思考を刺激し続けるのです。
特筆すべきは、その間口の広さ。アクションゲームのような俊敏な操作は必要ないため、小さな子どもから年配の方まで幅広く楽しめます。集中してじっくり考える時間は、まるでクロスワードパズルや将棋のような感覚をもたらし、ゲームを超えて「頭の体操」としても機能します。そのため当時はゲームに興味のなかった層にも受け入れられ、リビングのテレビを囲んで家族みんなで遊ぶ光景が珍しくありませんでした。
また、PCエンジンの性能を活かしたグラフィックと操作性も、当時としては魅力的なポイントです。牌の模様は非常に鮮明で、見分けやすいコントラストと配色が施されており、長時間のプレイでも視認性を損ないません。さらに、コントローラー操作によるカーソルの動きが滑らかで、ストレスなく狙った牌を選択できる設計も好評でした。
本作にはヒント機能が搭載されており、取れる牌が分からない場合は表示で示してくれます。このおかげで、初心者でも「詰んでしまった」と諦めずに続けられる点が、当時のパズルゲームとしては非常に親切な仕様でした。一方で、ヒント機能に頼りすぎるとクリア後の達成感が薄れるため、「できるだけ自力で解く」というプレイスタイルを貫く人も多かったようです。
盤面のバリエーションもプレイヤーを飽きさせない要因の一つです。標準的な山型配置から、複雑な立体構造を持つレイアウトまで多彩に用意されており、同じパターンでも取り除く順番次第で展開が変わります。毎回異なる局面が生まれるため、「あと一手の読み間違いで手詰まりになる」という緊張感と、「すべての牌を取り切ったときの爽快感」の落差が、このゲームならではの魅力です。
さらに、ゲーム全体の雰囲気も独特です。BGMや効果音はシンプルながら耳に残りやすく、牌を取り除くときの効果音はプレイヤーの達成感を高める重要な要素となっています。無駄に派手すぎない演出が、かえって集中力を持続させる効果を発揮しており、長時間遊び続けても疲れにくい設計といえるでしょう。
こうした要素の積み重ねが、『上海』をただのローンチタイトルにとどまらせず、PCエンジンを代表する一本として記憶に残る存在に押し上げました。遊びやすさと頭脳戦のバランスの良さは、パズルゲームの理想形の一つとも評されるほどです。
■■■■ ゲームの攻略など
『上海』をスムーズにクリアするためには、単に同じ牌を見つけて消すだけでは不十分です。表面上は運に左右される部分もありますが、実際には局面ごとの判断力や先を読む力が大きく成否を分けます。ここでは、PCエンジン版『上海』をプレイする際に役立つ攻略の考え方や、難局を切り抜けるためのテクニックを整理してみます。
まず基本となるのは、「常に先の手を意識して動く」ことです。取れる牌が複数見えている場合、その場で消しやすい組み合わせを選ぶのではなく、後々の展開を有利にする組み合わせを選択するのが重要です。例えば、同じ牌が4枚場に出ているとき、その全てがすぐ取れる状態でも、2枚だけを先に消し、残りの2枚をあとで使うことで別の牌の開放につなげられるケースがあります。このような調整を行うことで、手詰まりになるリスクを減らせます。
次に意識すべきは、「上層の牌を優先的に減らす」ことです。『上海』では、上に他の牌が重なっている牌は取れないため、まずは高い位置にある牌を崩して視界を広げることが鉄則です。特に中央付近の高い塔のように積まれた部分は、序盤から計画的に崩さないと終盤で大きな障害となりがちです。
また、牌の左右の「端」にある牌にも注意が必要です。左右どちらかが空いている牌は取れる条件を満たしているため、端の牌をうまく利用して局面を動かすことが可能です。ただし、端の牌を不用意に消してしまうと、その下にある重要な牌が取りづらくなる場合があるので、見える情報だけで判断せず、下層の形を予測する癖をつけることがポイントです。
本作では、詰まりそうになったときに活用できる「ヘルプ機能」がありますが、これを多用すると戦略的な練習にならず、実力が伸びにくくなります。特に中級者以上を目指す場合は、あえてヘルプを封印して自力で打開策を見つける練習をすると、予測力と配置パターンの記憶力が格段に向上します。
PCエンジン版特有の攻略法としては、配置パターンごとの傾向を覚えることも有効です。決まった形で牌が並ぶため、「この形のときは序盤に右上の塔を崩す」「左端の縦列から手をつける」といったセオリーが存在します。慣れてくると、初手を見た段階でおおよその攻略ルートを頭に描けるようになり、プレイが安定します。
さらに、アーケード版や他機種版と違い、PCエンジン版では制限時間の設定を変更できる場合があります。制限時間を長めに設定すれば、じっくり考えながらプレイ可能で、練習にも向いています。反対に、短く設定してタイムアタック風に遊べば、判断力やスピード感を鍛えることができ、また違った緊張感を味わえます。
最後に、上級者向けのテクニックとして「意図的に局面を複雑化する」という方法もあります。これは、すぐに消せる牌をあえて残し、盤面の選択肢を増やすことで、次の手を複数確保して手詰まりを回避する戦法です。ただし、判断を誤ると逆に手が狭まり詰むリスクもあるため、盤面全体の把握力が求められます。
『上海』は、運要素よりも読みと判断力が勝敗を左右するパズルです。焦らず、牌を一つ取るごとに全体を見直す習慣を身につければ、クリア率は格段に向上します。
■■■■ 感想や評判
PCエンジン版『上海』は、発売当時から多くのプレイヤーに強い印象を残しました。特に評価されたのは、「誰でも理解できるシンプルなルール」と「じっくり考えることが楽しい」という二つの要素のバランスです。当時のゲーム雑誌やレビュー記事では、「アクションやシューティング全盛期において、異彩を放つ知的パズル」として紹介されることが多く、ローンチタイトルの中でも異色ながら重要なポジションを占めていました。
プレイヤーから寄せられた感想の中には、「気がつくと何時間も遊んでしまう」という声が多く見られます。これは、本作が持つ中毒性の高さを物語っています。1局ごとに明確な勝ち負けやスコアの派手さがあるわけではないにもかかわらず、「あともう1回だけやってみよう」という気持ちにさせる不思議な魅力があるのです。
また、ゲームに慣れていない家族や友人と一緒に遊べるという点も好評でした。当時の家庭用ゲーム機では、対戦や協力プレイといえばアクションやスポーツが主流で、ゲーム経験が浅い人には敷居が高いことも少なくありませんでした。そんな中、『上海』は操作が直感的で反射神経も不要なため、誰でも気軽に参加できる「コミュニケーションツール」としても機能しました。
メディアからは、「完成度の高い移植」という点でも高評価を得ています。アーケード版の魅力を家庭用に忠実に再現しつつ、制限時間の緩和やヘルプ機能など、家庭用ならではの配慮がなされていることが評価ポイントとして挙げられました。特に当時のレビューでは、「ヘルプ機能は初心者救済として非常に有用」「視認性の高い牌デザインがプレイを快適にしている」というコメントが目立ちます。
一方で、「見た目や内容が地味」という意見もありました。派手なグラフィックやアクション演出を求める層には物足りなく感じられる場合もあったようです。しかし、その「地味さ」を逆に好意的に受け止める人も多く、落ち着いた雰囲気で淡々と集中できる点を魅力として挙げる声も少なくありませんでした。
総じて、『上海』は当時のPCエンジンユーザーの中で「長く遊べる一本」として定着しました。短時間でサクッと遊ぶことも、時間をかけてじっくり攻略することもできる柔軟さが、多様なプレイスタイルに対応していたのです。そのため、発売から何年も経った後も中古市場やゲームショップで見かける機会が多く、「定番パズル」として根強い支持を集め続けました。
■■■■ 良かったところ
PCエンジン版『上海』の「良かったところ」は、遊びやすさと奥深さを絶妙に両立している点に集約されます。まず特筆すべきは、ルールの明快さです。遊び方は「同じ柄の牌を選んで取り除く」というシンプルなものですが、そのシンプルさがすぐに理解できる安心感を生み、ゲーム初心者でも戸惑うことなく始められます。
次に評価されたのが、テンポの良い進行です。牌を選んで消す動作は軽快で、操作レスポンスも優れており、選択から消去までの流れにストレスを感じません。さらに、牌が消えるときの効果音や軽快なBGMが達成感を引き立て、ゲームに没入しやすくなっています。特に「牌が消える音が気持ちいい」という意見は、当時のプレイヤーから多く寄せられました。
視認性の高さも見逃せないポイントです。PCエンジンの発色性能を活かした鮮明な牌グラフィックは、長時間プレイしても疲れにくく、模様の判別も容易です。これは特に、当時まだブラウン管テレビでの表示が主流だった時代において、大きなメリットとなりました。
また、家庭用ならではの遊びやすさも魅力でした。アーケード版では時間制限がプレッシャーとなることもありましたが、PCエンジン版では制限時間を緩めたり無くしたりできるため、自分のペースでじっくり取り組めます。この自由度は、短時間プレイにも長時間プレイにも対応できる柔軟性を生み出しました。
さらに、ヘルプ機能の存在も高評価ポイントです。取れる牌が分からなくなったときにヒントを表示してくれるため、完全に行き詰まる前に軌道修正でき、特に初心者には心強いサポートとなります。これにより、ゲームの途中で「どうしようもなくなった」というストレスを軽減できました。
最後に、多くのプレイヤーが挙げるのがリプレイ性の高さです。牌の配置パターンが豊富で、同じ局面がほとんど再現されないため、何度遊んでも新鮮さがあります。「もう一回挑戦したら今度はクリアできるかも」という気持ちが自然と湧き、つい連続プレイしてしまう——この中毒性こそが、『上海』が長く愛された理由のひとつです。
■■■■ 悪かったところ
PCエンジン版『上海』は高い評価を受けた作品ですが、すべてのプレイヤーにとって完璧だったわけではありません。まず指摘されたのは、ゲーム全体の見た目や演出が地味だという点です。当時のPCエンジン市場では、派手なグラフィックやアクション性の高いゲームが注目されやすく、その中で『上海』は非常に落ち着いた雰囲気を持っていました。そのため、動きの少ない画面に物足りなさを感じる人も少なくなかったようです。
次に、運要素の影響です。配置によっては、どれだけ慎重に進めても途中で手詰まりになることがあります。もちろん戦略次第で回避できる場面もありますが、初期配置によってはほぼ詰みが決まってしまう場合もあり、その点に不満を覚えるプレイヤーもいました。特に初心者は、「最後の方でどうしても進めなくなる」経験を何度も繰り返し、ストレスを感じることがあったようです。
また、長時間プレイ時の単調さも弱点として挙げられます。ルールが単純であるため、長時間連続で遊ぶとどうしても同じ作業を繰り返している感覚に陥りがちです。集中力を保ち続けられる人にとっては問題ありませんが、テンポの変化やイベント的な要素を求める人にとっては飽きやすいと感じられました。
二人プレイや対戦要素がないことも、当時の家庭用ゲームとしては物足りない点とされました。家族や友人と一緒に楽しむには交代制でプレイするしかなく、リアルタイムで競い合えるモードがあればもっと盛り上がったのではないかという意見もあります。
さらに、BGMや効果音のバリエーションの少なさも指摘されています。落ち着いた音作りは集中しやすい反面、長く遊ぶと単調に感じられ、もう少し曲や効果音に変化が欲しいという声もありました。
とはいえ、これらの「悪かったところ」は多くの場合、ゲームのコンセプトと引き換えに生まれたものであり、本質的な欠陥というよりは好みの問題に近いものでした。つまり、『上海』が持つ静かで知的な魅力を好むプレイヤーにとっては、むしろこれらの要素が心地よいと感じられる場合もあったのです。
[game-6]
■ 好きなキャラクター
『上海』はストーリー仕立てのゲームではないため、RPGやアクションのような固有のキャラクターは登場しません。しかし、プレイヤーの間では、盤面に並ぶ麻雀牌そのものが“キャラクター”として愛着を持たれる存在となっていました。特にPCエンジン版では牌のグラフィックが非常に鮮明で、模様の美しさや個性が際立っていたため、特定の牌に好みや思い入れを持つ人も少なくありません。
たとえば、「春・夏・秋・冬」を描いた季節牌は、その華やかなデザインから人気が高く、「見つけた瞬間にテンションが上がる」という声もありました。通常の数牌や字牌と比べて特別感があり、ゲーム中ではペアを作るために優先的に探してしまうというプレイヤーも多かったようです。
また、花をモチーフにした花牌も人気でした。美しい色使いと装飾的な絵柄は、他の牌と並んだときにひときわ目を引き、「盤面のアクセント」として存在感を放っていました。こうした特殊牌はゲームの雰囲気を華やかにし、単調な画面になりがちなパズルに彩りを与えてくれます。
一方で、数字や風牌(東・南・西・北)、三元牌(白・發・中)などの一般的な麻雀牌にも根強いファンがいました。特に「中(赤い牌)」は視認性が高く、見つけたときの喜びや、ペアを揃えたときの爽快感が印象に残るという意見が多くあります。
つまり、『上海』における「好きなキャラクター」とは、物語の登場人物ではなく、自分が特に気に入っている牌の種類を指すのです。プレイヤーによって好みはさまざまで、ある人は華やかな牌に惹かれ、ある人は見やすくて実用的な牌を愛好します。この“推し牌”を持つ感覚が、本作の奥深い楽しみ方の一つになっていました。
[game-7]
■ 中古市場での現状
発売から30年以上が経過した現在でも、PCエンジン版『上海』は中古市場で安定した流通が見られます。パズルゲームとしての普遍的な魅力と、PCエンジンのローンチタイトルという歴史的価値が相まって、コレクターや懐かしさから手に取るプレイヤーが一定数存在するためです。
**ヤフオク!**では、状態によって価格が大きく変動します。ケースやラベルに多少の擦れや色あせがある品は1,000〜1,500円程度から出品されることが多く、説明書欠品の場合はさらに安価になる傾向があります。一方、良好な状態の完品(ケース・説明書付き、ラベル美品)は2,000〜2,800円程度で取引される例が多く、入札が集中すると3,000円近くまで上がることもあります。未開封品や極美品は希少で、4,000円前後で即決出品されるケースも確認されています。
メルカリでは、出品から販売までの回転が比較的速いソフトのひとつです。動作確認済み・箱説明書付きの良品は1,800〜2,300円が売れ筋で、「送料無料」「即購入可」の条件があると短期間で成約する傾向があります。状態に難がある品や説明書なしのカートリッジ単品は1,000〜1,400円ほどで出品され、値下げ交渉の対象となることが多いです。未使用品や極美品は希少ですが、2,800〜3,200円前後で売買される例が見られます。
Amazonマーケットプレイスではやや高めの価格設定が一般的です。中古品は2,500〜3,500円程度での出品が多く、特にAmazon倉庫発送かつプライム対応の商品は3,000円台前半でも売れていきます。状態説明が丁寧で写真が豊富な出品ほど価格が安定しており、コレクター向けとしての需要も高めです。
楽天市場では、ゲームショップや中古専門店が出品しており、価格帯は2,600〜3,500円ほどで推移しています。ポイント還元や送料無料サービスと組み合わせて購入するケースも多く、ネットショップ経由で確実に入手したいユーザーには好まれています。
駿河屋などの大手中古ショップでは、在庫状況によって価格が変動しますが、おおむね2,200〜2,980円程度で安定しています。特に状態が良いものは店頭・通販ともにすぐに売り切れることが多く、定期的にチェックしているコレクターも少なくありません。
総じて、PCエンジン版『上海』はプレミア価格化するほどの希少性はないものの、安定して需要があり、良好な状態の完品は確実に買い手がつくソフトです。遊ぶ目的であれば比較的手ごろな価格で入手できますが、コレクションとしては状態にこだわるほど入手難度が上がるため、購入タイミングと出品状況の見極めが重要といえるでしょう。
[game-8]