『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(ゲームキューブ)

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【発売】:任天堂
【開発】:任天堂、ハル研究所
【発売日】:2001年11月21日
【ジャンル】:アクションゲーム

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■ 概要

開発背景とシリーズの転換点

2001年11月21日、任天堂が新ハード「ニンテンドー ゲームキューブ」の立ち上げ期に送り出したタイトルが『大乱闘スマッシュブラザーズDX』である。本作はハル研究所が開発を担当し、前作『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』(NINTENDO64用)に続くシリーズ第2作目となった。初代は「任天堂キャラクター総出演」というアイデアがどの程度受け入れられるか未知数だったため、最低限のキャラクターとシンプルなモードでまとめられていた。しかし予想を超える反響を得たことで、続編では「任天堂のゲームの歴史を凝縮したお祭りソフト」という方向性が強調されることになる。

開発チームは短期間で多くの要素を詰め込み、シリーズの基盤を決定づけた。結果として『DX』は、ただの対戦アクションにとどまらず、任天堂キャラクターや作品群を網羅する百科事典的な価値を持つソフトへと進化した。

ゲームシステムの核心

スマブラシリーズの特徴は「相手を倒す=体力を削り切る」ではなく、「ふっとばしダメージ」を蓄積させて場外へ吹き飛ばすというルールにある。『DX』ではこの基本ルールがさらに洗練され、操作レスポンスやゲームスピードが大幅に向上した。

特筆すべきは必殺ワザ体系の拡張だ。前作までは3種類だった必殺ワザに「横必殺ワザ」が追加され、各キャラがより多彩な戦術を取れるようになった。また、空中回避やジャストシールドといった新アクションも導入され、防御面での駆け引きが格段に深まった。

さらに、Cスティックによる即スマッシュ攻撃や「ふっとびベクトル変更」など、後のシリーズにも影響を与えるシステムが数多く導入されたことで、操作の自由度は飛躍的に増した。これらの新要素は、初心者が直感的に遊べる敷居の低さを保ちつつ、熟練者が奥深い技術を追求できる設計を実現している。

収録モードと遊びの幅

『DX』は一人用モードと多人数対戦の両面で大幅にパワーアップしている。シンプルモードは前作の延長に位置するが、今回は難易度や進行パターンが豊富になり、プレイヤーの熟練度に合わせた挑戦が可能となった。

新たに加わった「アドベンチャーモード」では、横スクロール型のステージ探索や原作を彷彿とさせる演出が盛り込まれ、従来の格闘アクションにはない冒険感を味わえる。また「オールスターモード」では全キャラとの総力戦が用意され、体力管理を含む戦略性の高いモードとなっている。

一方、ミニゲームとして「百人組み手」「ターゲットを壊せ!」が継続収録され、新たに「ホームランコンテスト」が追加。短時間で繰り返し挑戦できる遊びとして、やり込み要素や友人同士のスコア競争を刺激した。

参戦キャラクターの充実

キャラクター数は前作の倍以上となる25人+隠し枠が用意された。マリオ、リンク、サムスといった任天堂の看板キャラに加え、アイスクライマーやMr.ゲーム&ウォッチ、さらには『ファイアーエムブレム』からマルスとロイが参戦したことは大きな話題を呼んだ。

当時『ファイアーエムブレム 封印の剣』はまだ発売前だったため、ロイの参戦はシリーズファンにとって衝撃であり、逆にスマブラを通して原作シリーズを知った層も少なくない。これによりスマブラは「任天堂の歴史を知る窓口」としての役割を確立した。

フィギュアコレクションの意義

本作の新要素で特に注目されたのが「フィギュア収集」である。任天堂の長い歴史からキャラクター、アイテム、ハードに至るまで膨大なラインナップが3Dモデル化され、解説文付きで鑑賞できる。総数は実に290種類以上。

プレイヤーはバトルやミニゲームで手に入るコインを使って「ガチャ」を回し、フィギュアを集める仕組みだ。この要素により、アクションゲームでありながら「資料集」としての楽しみが追加され、任天堂ファンのコレクション欲を大いに刺激した。

販売実績と社会的反響

発売初週の販売本数は約35万本とされ、当時のゲームキューブ本体の普及台数を上回るという異例の現象が起きた。最終的には国内累計で150万本以上を売り上げ、ゲームキューブ唯一のミリオンセラーとなる。これは単なるゲームソフトの成功にとどまらず、ハード普及の起爆剤としての役割を果たした証でもある。

また、ゲーム雑誌やテレビ番組などメディアでも大きく取り上げられ、対戦プレイが学園祭や地域イベントの催しとして使われるケースも見られた。特に大学サークルやゲームショップの店頭イベントでは「スマブラ大会」が盛んに開かれ、対戦文化の土壌を作ることに繋がった。

シリーズ史における位置づけ

『DX』はシリーズの中でも特に“やり込み型”の作品として知られている。ゲームスピードの速さ、操作テクニックの豊富さから「プレイヤースキルが勝敗を大きく左右する」バランスとなり、後年にはeスポーツ的な競技シーンでも人気を集めた。

同時に、開発ディレクターの桜井政博氏は「本来のスマブラの理念=初心者から上級者まで誰でも楽しめるパーティゲーム」が一部損なわれたのではないかと振り返っている。この自己批評は、次作『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降の設計思想に反映され、より幅広いユーザー層へのアプローチが再検討される契機となった。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は、前作の基盤を踏まえつつ、遊びの幅と深さを大幅に拡張した決定版とも言える作品である。格闘ゲームとしての奥深さと、任天堂作品を総覧できる資料性を兼ね備え、ゲームキューブの象徴的タイトルとして長らく語り継がれている。

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■ ゲームの魅力とは?

スピード感と操作の自由度

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の最大の魅力のひとつは、シリーズ随一とも言われるゲームスピードと操作レスポンスにある。キャラクターは全体的に軽快に動き、攻撃の発生も素早く、試合展開はまさに一瞬先が読めない緊張感に満ちている。ジャンプ、回避、スマッシュ攻撃などが直感的に繋がることで、プレイヤーは思いついた戦術を即座に行動に移せるのだ。

特に「絶空」と呼ばれるテクニックやベクトル変更など、熟練者が駆使する高度な動きが数多く発見され、キャラクター操作の自由度は飛躍的に高まった。これにより「自分だけの戦い方」を作り出せる感覚が生まれ、プレイヤーごとに異なるスタイルが確立していく。シンプルに遊ぶ初心者から、フレーム単位で精密に動かす上級者まで、同じゲームでも全く異なる体験ができるのは大きな魅力である。

対戦設計の妙味

『DX』の対戦は、ただ殴り合うだけでなく、ステージや復帰の駆け引きが絡み合う奥深さを持つ。崖際での攻防は特に熾烈で、相手を落とすための追撃、逆にしがみついての復帰、フェイントを織り交ぜた心理戦が展開される。

また、ステージごとに仕掛けられたギミックや、アイテムの存在が試合に劇的な変化をもたらす。「レインボークルーズ」の強制スクロールや、「神殿」の広大なフィールドはプレイヤーの立ち回りに多彩なバリエーションを生む。真剣勝負としての読み合いを楽しむか、パーティゲームとしてドタバタを楽しむか、そのどちらにも対応できる柔軟さが評価を集めた。

さらに「スペシャル乱闘」によってルールそのものを自由に変えられる点もユニークだ。体力制や超サドンデスといった極端な設定は、単なる真剣勝負を超えた“お祭りゲーム”としての側面を際立たせている。

一人用モードの奥深さ

対戦が主軸でありながら、一人用モードの充実も本作の強みだ。「シンプル」では王道の連戦を楽しめ、「アドベンチャー」では横スクロール型の冒険を体験できる。原作を彷彿とさせる演出や敵キャラが登場し、プレイヤーは「任天堂の歴史を旅する」感覚を味わえる。

「オールスターモード」は体力管理を求められる高難度コンテンツで、プレイヤーの実力が試される。加えて「イベント戦」では特定条件のバトルが用意されており、「巨大なドンキーコングを倒す」「特定キャラと共闘する」といったユニークなお題が並ぶ。これらは単なる腕試しに留まらず、攻略法を編み出す楽しさを提供した。

また、ミニゲーム的要素である「百人組み手」や「ホームランコンテスト」は、短時間で挑戦できるうえにスコアを競う要素があり、プレイヤーを飽きさせない。とりわけ「ホームランコンテスト」は、各キャラの特性を理解しなければ高記録が出せず、研究心をかき立てる名物モードとなった。

音楽・演出の迫力

オープニングムービーは全キャラをCGで描き出した豪華な映像で、プレイヤーを一気に作品世界へ引き込む。桜井政博ディレクター自らが絵コンテを手掛け、各キャラの個性を活かした場面が次々と映し出される構成は、まさに「任天堂の歴史の総集編」と言えるものだった。

BGMも大幅に強化され、オーケストラ風の重厚なアレンジから、原作を忠実に再現した懐かしのメロディまで幅広い。『星のカービィ 夢の泉』の音楽がアレンジされ後の作品に逆輸入された例もあるように、その完成度は非常に高い。ステージごとのBGMが試合の緊張感を盛り上げ、時にはノスタルジックな感情を呼び起こすのも魅力のひとつだ。

効果音もまた洗練され、相手を強く吹っ飛ばしたときに鳴る独特の音はプレイヤーに爽快感を与えた。攻撃の一撃一撃が手に伝わるような演出は、対戦の臨場感を格段に高めている。

フィギュアコレクションの楽しみ

本作独自の大きな特徴が、フィギュア収集である。マリオやリンクといった主要キャラはもちろん、アーケード作品『シェリフ』やゲームキューブ本体といった意外な題材まで立体化され、解説文つきで楽しめる。

コインを投入してガチャを回し、少しずつコレクションを埋めていく過程は、単なるおまけを超えた魅力を持っていた。フィギュアを眺めるだけで任天堂の歴史を学べるようになっており、ゲームファンにとって資料的価値も高い要素である。

コンプリートには時間と労力を要するが、その分達成感も格別だ。説明文の中にはまだ発売前だった作品に関する情報が含まれていたこともあり、プレイヤーが未来の新作を想像して胸を膨らませるきっかけにもなった。

コミュニティと大会文化

『DX』は発売から年月が経っても多くのプレイヤーに愛され続けた。その理由のひとつが、対戦の奥深さから生まれたコミュニティの活発化である。地域ごとに大会が開催され、やがて世界規模の大会シーンへと発展していった。

「メジャーリーグゲーミング(MLG)」など海外の大会では、『DX』(海外版:Melee)がeスポーツとして注目を浴び、プロプレイヤーと呼ばれる存在が誕生した。これにより、本作は単なる家庭用ゲームの枠を超え、競技としてのスマブラ文化の礎を築いたと言える。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の魅力は、直感的で誰でも楽しめる操作性と、やり込むほど奥深さを見せる対戦設計の両立にある。さらに一人用モードやフィギュアコレクションといった副次的要素が、プレイヤーを長期間惹きつける要因となった。任天堂のオールスターが集結するお祭り感に加え、競技性の高さが同居することで、世代や地域を超えて多くの人々に愛され続ける作品となったのである。

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■ ゲームの攻略など

基本操作と立ち回りの基礎

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』を攻略する上でまず大切なのは、各キャラクターの基本操作に慣れることだ。ジャンプ、攻撃、必殺ワザ、防御、回避といった行動はシンプルに見えるが、組み合わせ次第で戦術の幅が大きく変わる。 特に重要なのはシールドと回避の使い方。ジャストシールドに成功すれば反撃のチャンスが生まれるし、空中回避を活用すれば復帰阻止から逃れることができる。初心者はまず「攻撃だけでなく防御を挟む」感覚を身につけることが、安定して勝てるようになる第一歩だ。

また、Cスティックによるスマッシュ攻撃の即発動は、素早いフィニッシュ手段として非常に便利。対戦中にとっさに相手を撃墜する場面では特に威力を発揮するため、序盤から使い慣れておきたい。

一人用モードの攻略ポイント

シンプルモードはランダムに決まる対戦相手を突破していく形式であり、難易度によってはラストでクレイジーハンドが出現する。ここでは「掴み攻撃を避けつつ、弱点である指先や拳部分を狙う」ことが攻略の基本になる。 アドベンチャーモードは、横スクロールアクションとしての要素が強く、敵を倒しながらゴールを目指す。キノコ王国のように仕掛けが多いステージでは不用意に突っ込まず、敵配置やギミックのパターンを覚えることが重要。後半には巨大ボス「ギガクッパ」が待ち構えているため、残機を温存して挑むのが定石だ。

オールスターモードは体力管理がカギ。3つのハートの器を使うタイミングを見極め、後半の強敵に備える必要がある。序盤の弱キャラ戦はノーダメージを目指し、中盤以降に回復アイテムを使うことで安定してクリアに近づける。

イベント戦の突破法

イベント戦は条件付きの特殊バトルが並び、通常の立ち回りでは通用しない場面が多い。例えば「巨大なドンキーコングと戦う」イベントでは、真正面から挑むのではなくステージ端を利用して崖外に追い込む戦術が有効だ。 また「伝説の三剣士」のように強敵が連続して登場するイベントでは、キャラクター選択の時点で勝負が決まることもある。機動力の高いキャラを選び、敵の隙を突いて的確に反撃する立ち回りが推奨される。

攻略のコツは「イベントごとに勝てるキャラを決め打ちする」こと。全キャラで挑む必要はないため、自分が得意なキャラを選び、ステージギミックやアイテムを活用して突破を目指そう。

ミニゲームの記録を伸ばす方法

「百人組み手」では、CPU相手にテンポよく攻撃を当て続けることが重要。複数の敵を巻き込める広範囲攻撃を持つキャラ(例:リンクの回転斬り、ドンキーのハンドスラップ)が有利だ。 「ホームランコンテスト」では10秒以内にサンドバッグくんへダメージを溜め、最後にバットで吹き飛ばす。大切なのは“ダメージ効率”。攻撃モーションが短く、連打で高ダメージを与えられるキャラを選ぶと記録を伸ばしやすい。ネスのPKファイヤーやヨッシーの空中攻撃などは定番テクニックだ。

また、ターゲットを壊せ!はキャラごとに専用ステージが用意されており、それぞれに最適ルートが存在する。短時間クリアを目指す場合は「ジャンプ距離」「飛び道具の射程」を考えながら動きを組み立てる必要がある。

対戦モードでの戦い方

対戦では「相手をどのように場外へ追い出すか」が鍵になる。序盤はコンボでダメージを稼ぎ、中盤以降はスマッシュ攻撃や空中攻撃でフィニッシュを狙う。 アイテムが出現する設定では、状況に応じた使い分けが勝敗を左右する。ボム兵やホームランバットのような一撃必殺級のアイテムはもちろん、回復アイテムをいつ取るかも重要な判断だ。

ステージごとの地形を把握することも対戦攻略には不可欠。「神殿」のような広いステージでは耐久力勝負になりやすく、「終点」のように足場がシンプルな場所では純粋な読み合いが展開される。ステージの特徴を理解しておけば、相手にとって不利な状況を作りやすい。

隠しキャラ・ステージ解禁のコツ

本作の楽しみの一つが隠し要素の解禁である。ルイージやファルコなどの隠しキャラは「一定回数対戦する」「特定の条件を満たす」といった方法で登場し、乱入バトルに勝利することで使用可能になる。苦手な条件がある場合でも、対戦回数を重ねればいずれ必ず出現するため、諦めずに挑戦し続けることが大切だ。

ステージの解禁はやや難易度が高く、「ホームランコンテストで400m以上飛ばす」「15分間組み手を完走する」といった実力が求められるものもある。攻略の近道は「得意キャラを決め、繰り返し練習する」こと。特にホームランコンテストはコンボ研究が必須であり、コミュニティで共有された方法を真似るのも有効だ。

上級テクニックと応用

『DX』には、プレイヤーが研究の末に発見した高度なテクニックが数多く存在する。代表的なのは「絶空」で、空中回避を着地寸前に行うことで地面を滑るように移動できる。この動きを応用すれば、相手との距離を一気に詰めたり、奇襲的にスマッシュ攻撃を叩き込んだりすることが可能だ。

また、フォックスやファルコの「リフレクターキャンセル」、リンク系キャラの「ワイヤー復帰」など、キャラ固有の高度テクニックも存在する。これらは大会シーンでは必須スキルとされることもあり、練習すれば戦術の幅が格段に広がる。

裏技や小ネタ

攻略の一環として知られるのが、ちょっとした裏技や小ネタだ。たとえば特定の操作でマスターハンドを使用できるバグ、キャラの色変えをステージロード画面で決定できるコマンドなど、遊び心に満ちた要素が数多く発見されている。 また、アイテムを空中でキャッチして連続使用する小技や、CPUの挙動を逆手に取って楽に勝てる方法も存在する。こうした小ネタは本作を語る上で外せない魅力の一つであり、攻略情報としてコミュニティで共有されてきた。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の攻略は、単にボタン操作を覚えるだけでなく、キャラごとの特性を理解し、ステージやルールに応じた戦術を練ることに尽きる。初心者は基本操作と防御を意識することから始め、慣れてきたらイベント戦や隠し要素に挑戦するとよい。上級者は高度なテクニックを磨き、対戦での駆け引きを極めていく。 このように本作は、遊び方に応じて段階的に深みを増していく構造を持っており、長くプレイヤーを惹きつける理由となっている。

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■ 感想や評判

発売当時の衝撃と話題性

2001年11月21日に『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が発売された直後、多くのゲームファンにとって大きな驚きと興奮を与えた。当時、ゲームキューブ自体の普及台数はまだ伸び悩んでいたが、本作はその状況を一変させるほどの勢いを持っていた。発売初週の売上が本体普及台数を上回るという異例の現象は、ファンがどれだけ待ち望んでいたかを如実に示している。 雑誌やテレビCMでも大々的に宣伝され、任天堂オールスターが一堂に会して戦うゲーム性は「夢の共演」として広く受け入れられた。多くのプレイヤーが「ゲームキューブを買う理由」として本作を挙げ、実際にこのソフトがキラータイトルとなった。

プレイヤーの口コミと感想

プレイヤーの間で最も多く語られたのは「対戦の爽快感」と「キャラクターの豊富さ」だ。前作『64』から倍以上に増えた25体のキャラは、それぞれが原作に基づいた特徴を持ち、ファンの心を掴んだ。とりわけMr.ゲーム&ウォッチのような意外すぎる参戦キャラは「任天堂らしい遊び心」として驚きを持って迎えられた。

また、口コミでは「友達や家族と夜通し遊んだ」「気づけば何百試合もしていた」といったエピソードが多く見られる。パーティゲームとしての側面は健在で、誰もが簡単に楽しめるルールと、極めれば奥深さが増す設計が絶妙なバランスを保っていた。

メディアや専門誌の評価

当時のゲーム雑誌やレビュー媒体では、『DX』は高評価を獲得した。特にグラフィックの進化、操作性の快適さ、BGMの充実が「ゲームキューブの実力を示すタイトル」と評された。 一方で、一部の専門誌では「初心者と上級者の実力差が開きやすい」という指摘もなされていた。しかし、それを欠点として捉えるより「対戦格闘ゲームとしての奥深さ」と評価する声の方が多かった。

ゲーム批評誌では「任天堂の歴史を総覧できる資料的価値がある」とフィギュアコレクションの意義を強調する論評も見られた。単なるアクションゲームにとどまらず、任天堂ファンにとっての“記念碑的タイトル”としての評価が広がっていったのである。

大会シーンでの評判

本作が特に注目を集めたのは、発売後数年を経ても衰えなかった大会シーンである。国内外のコミュニティが自主的に大会を開催し、その中で「絶空」や「リフレクターキャンセル」といった上級者テクニックが共有され、対戦シーンはどんどん進化した。

海外ではMLG(メジャーリーグゲーミング)などのeスポーツイベントで正式競技として採用され、プロプレイヤーと呼ばれる存在が登場した。大会の模様は動画配信やDVD化を通じて広まり、やがて「スマブラDXは単なる家庭用ゲームではなく競技タイトルである」という認識が定着した。
このように、発売から10年以上経っても大会シーンで現役を維持している点は、他のゲームと比べても異例であり、その評価を決定づけている。

良い評判と称賛ポイント

多くのプレイヤーから称賛された点は以下の通りだ。

直感的で爽快な操作感:ボタンを押すだけでキャラが生き生きと動き、相手を吹っ飛ばす爽快感が強烈だった。

参戦キャラの幅広さ:マリオやリンクといった定番キャラに加え、ファイアーエムブレム勢やアイスクライマーなど、予想外の人選も含まれていた。

音楽と演出の迫力:オーケストラアレンジや豪華ムービーは、シリーズを象徴する存在となった。

やり込み要素の豊富さ:フィギュア収集、イベント戦、隠しキャラ解禁など、遊び尽くせないほどのボリュームがある。

これらは発売当時だけでなく、今なお語り継がれる評価ポイントである。

批判や課題としての声

一方で、批判や残念に思われた点も存在する。特に多かったのは「初心者には難しすぎる」という声だ。テクニックの習得が必須になる上級者環境では、差が開きすぎて「勝てない」「楽しめない」と感じるプレイヤーも少なくなかった。 また、キャラクターバランスにおいても「フォックスが強すぎる」「クッパやカービィが弱すぎる」といった不満があった。こうした点は後の続編『X』や『for』で調整されるきっかけとなった。

さらに「モデル替えキャラ」の存在も議論の的となった。ガノンドロフやドクターマリオなどは人気だったが、「オリジナルの動きをもっと増やしてほしかった」という意見も根強かった。

長期的な評価とレガシー

発売から20年以上が経過した今でも、『DX』は「シリーズ最高傑作」と評価する声が根強い。特に競技性を重視するプレイヤーにとっては、自由度の高さとシステムの奥深さが比類なき魅力となっている。 同時に「難易度が高すぎる」「万人向けではない」という批判も忘れられていない。結果として本作は「スマブラ史上最も尖ったタイトル」として位置づけられている。

後のシリーズ作品は、DXの反省を踏まえて「誰でも楽しめる間口の広さ」を重視する方向に舵を切った。しかし、だからこそ『DX』は一部プレイヤーにとって特別な存在になり、「唯一無二の競技スマブラ」として今も熱い支持を集めている。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は、発売当時から口コミ・メディア・大会シーンに至るまで、多方面で高い評価を得たタイトルだった。その一方で、実力差やキャラ性能の偏りといった課題も抱えており、賛否両論を生んだ作品でもある。 だが、だからこそ議論され続け、コミュニティが長く存続しているとも言える。任天堂のオールスターを用いた“夢の対戦”はもちろん、ゲーム史における対戦格闘のひとつの到達点として、今なお語り継がれる存在である。

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■ 良かったところ

圧倒的なボリュームとやり込み要素

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の魅力の一つは、前作から大幅に拡張された圧倒的なボリュームだ。プレイヤーキャラクターは25体、ステージは29種類、さらにはイベント戦やフィギュア収集といった要素まで盛り込まれており、発売当時のユーザーから「遊んでも遊んでも終わらない」と評された。 特にフィギュアコレクションは任天堂ファンを唸らせる仕掛けで、マリオやリンクといった定番キャラだけでなく、知る人ぞ知るマイナー作品のキャラやアイテムまで網羅されていた。その数は約300種類に及び、単なるおまけにとどまらず「任天堂博物館」とも言える価値を持っていた。

操作性の快適さと直感性

ゲームキューブコントローラに最適化された操作感は、多くのプレイヤーから高い評価を受けた。ボタン配置が絶妙で、初心者でも直感的に技を繰り出せる一方、上級者は複雑なテクニックを駆使できる。この「シンプルさと奥深さの両立」が評価され続けている。 また、Cスティックによるスマッシュ即発動やシールド回避など、シリーズの基本システムを確立した点も「快適で遊びやすい」と絶賛された。特に「友達と遊ぶときに説明が要らないほど直感的」という感想は多く、パーティゲームとしての側面を強化していた。

多彩なゲームモード

「シンプル」「アドベンチャー」「オールスター」といった一人用モードはもちろん、「百人組み手」や「ホームランコンテスト」などの競技場モードも好評だった。特にホームランコンテストは、誰もが記録更新を目指して挑戦し、友人同士でスコアを競い合う遊びが自然と広まった。 また、特殊ルールで遊べる「スペシャル乱闘」や、自由度の高い「カメラモード」も話題を集め、従来の対戦格闘ゲームにはなかった独自性を打ち出していた。「対戦以外の遊び方がこんなにあるのか」と驚かれたことも本作ならではの魅力である。

グラフィックと演出の進化

当時のプレイヤーを圧倒したのが、美麗なグラフィックと演出の数々だった。前作『64』から大幅に進化し、キャラモデルは滑らかで細部まで丁寧に作り込まれ、背景のステージも臨場感あふれるものに刷新された。 特にオープニングムービーは「劇場版アニメを見ているようだ」と絶賛され、ファンの記憶に強烈に残っている。各キャラの原作を意識した演出は、単なる紹介映像を超え「任天堂の歴史を凝縮した短編映画」として語られることも多い。

BGMとサウンドの豪華さ

音楽面でも大きな進化を遂げ、ステージごとにアレンジされた名曲が流れる仕様はプレイヤーの没入感を高めた。マリオやゼルダ、カービィなど各シリーズの名曲をオーケストラ風にアレンジした楽曲は、ファンの心を震わせた。 さらに、サウンドエフェクトも「吹っ飛ばす爽快感」を演出する大事な要素だった。相手を強烈に弾き飛ばした際の爆発音や風切り音は、プレイヤーの脳裏に焼き付くほど印象的であり「当てるだけで気持ちいい」と語られた。

初心者から上級者まで楽しめる設計

「誰でも遊べるが、極めると底なしに奥深い」――これはDXの最大の魅力として語られる。初心者はアイテムを使ってワイワイ楽しむことができ、上級者はテクニックを駆使して熾烈な読み合いを繰り広げられる。 この両立は他の格闘ゲームではなかなか実現できなかった要素であり、DXを特別な存在にしている。プレイヤーの技量や遊び方に応じて、無限の楽しみ方が生まれるのだ。

大会シーンとコミュニティの盛り上がり

DXは、家庭用ゲームでありながら大会シーンを生み出した稀有な作品だ。特にアメリカではプロシーンが形成され、10年以上経っても競技タイトルとして現役を維持している。 日本でも大学のサークルや地域イベントで大会が盛んに行われ、プレイヤー同士の交流を活発にした。「ゲームを超えてコミュニティを作り上げた」という点で、多くの人にとって思い出深いタイトルになっている。

隠し要素を探す楽しみ

隠しキャラやステージの存在は、プレイヤーの探究心を刺激した。インターネットが今ほど普及していなかった当時、友達同士で情報を持ち寄り「どうやってルイージを出すのか」「ミュウツーを出した人がいる」などと盛り上がった。 この「隠し要素を見つける喜び」こそがDXの大きな魅力であり、プレイヤーに「もっと遊びたい」と思わせる強力なモチベーションになっていた。

任天堂ファン向けの究極の一本

『DX』は単なる格闘ゲームにとどまらず、任天堂ファンにとっては「お祭りソフト」として機能していた。あらゆるシリーズのキャラや音楽、アイテムが詰め込まれ、遊んでいるだけで任天堂の歴史に触れられる。 特に「ファイアーエムブレム」シリーズの海外初紹介となったマルスやロイの登場は、後の人気拡大の大きなきっかけとなった。ゲームを超えてシリーズの未来に影響を与えた点は、DXならではの功績と言える。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の良かった点は、操作性やゲーム性の高さにとどまらず、任天堂の歴史を体感できる圧倒的なボリューム、隠し要素の探求、コミュニティ形成まで多岐にわたる。プレイヤーに「このゲームを持っていてよかった」と思わせるほどの完成度であり、今なおシリーズ屈指の傑作として語り継がれている。

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■ 悪かったところ

初心者にとって敷居が高い操作性

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は、上級者にとってはテクニックの幅が広がり戦略性が増した一方で、初心者にとっては「やることが多すぎる」と感じさせる側面があった。特に「絶空」や「メテオ返し」といった高度な操作は、実際に大会で勝ち抜くためには必須テクニックと化し、ライト層を置き去りにしてしまった印象がある。 「友達と遊ぶだけなら楽しいが、少し上手な人に当たると何もできずに負ける」という体験談は珍しくなく、初心者が離れてしまう要因にもなった。

キャラクターバランスの偏り

キャラ数が25体に増えたのは大きな魅力だったが、その反面でバランスの粗さも浮き彫りになった。特にフォックスの圧倒的なスピードと万能さは「最強キャラ」として知られ、対戦シーンでは使用率が極端に高かった。 一方で、カービィやクッパは「最弱キャラ」と呼ばれ、どんなに操作技術を磨いても勝ちにくいと評価された。これにより「キャラ選びで勝敗がほぼ決まってしまう」と感じるプレイヤーも多かった。格闘ゲームにおけるキャラ性能の差はある程度仕方ないが、DXはその差が大きすぎたという声が強い。

モデル替えキャラへの不満

新キャラクターが多数追加された一方で、「モデル替えキャラ」と呼ばれる既存キャラの動きを流用したファイターが多かった。ドクターマリオやガノンドロフ、こどもリンクなどは一定の人気を得たが、「もっと独自性を持たせてほしかった」「水増し感がある」という批判も目立った。 特にガノンドロフは、原作『ゼルダの伝説』シリーズでは魔法を使うイメージが強いにもかかわらず、近距離格闘主体のファルコン流用キャラとして登場したため「キャラ像と合っていない」と指摘された。

一部モードの難易度が高すぎる

「イベント戦」や「オールスター」などの一部モードは、初心者にとって極めて難しかった。特にイベント戦の一部では固定キャラで挑まされる上に、相手が極端に強い設定になっており、「理不尽」と感じるプレイヤーも少なくなかった。 また、隠しステージやキャラを解禁する条件も厳しいものがあり、特にミュウツーの「対戦時間20時間以上」という条件は「普通に遊ぶだけでは到達できない」と不満の声を招いた。

CPUの挙動の不自然さ

対戦相手として登場するCPUは、難易度を上げても必ずしも強いとは限らず、妙な挙動をすることが多かった。たとえば、ルイージが復帰で上Bを使わなかったり、ネスがPKサンダーを使わないまま自滅するなど、「作り込みが甘い」と感じさせる場面が目立った。 また、強制スクロールステージではCPUが頻繁に落下して自滅するため、「難易度の意味がない」と言われることもあった。

テンポ優先で削られた演出

前作ではキャラごとに独自の登場演出があり、ファンを喜ばせていたが、DXでは「フィギュアから実体化する」という統一演出に変更されてしまった。理由は読み込み時間の短縮とされるが、プレイヤーからは「味気ない」「キャラらしさが薄れた」と惜しまれる声が多かった。 また、前作で人気だった「ボーナスゲーム・台を乗り継いでいけ!」が削除されてしまった点も残念がられた。キャラ操作の練習に役立つモードだっただけに、「なぜ消したのか」と不満が集まった。

バグや不具合の多さ

DXは開発スケジュールが非常に厳しかったためか、発売時には多くのバグが残っていた。代表的なものに「マスターハンドを操作できてしまうバグ」や「組み手の記録が別キャラに書き換わるバグ」があり、笑えるものから深刻なものまで幅広かった。 特にホームランコンテストでは距離が一定以上になると測定不能になる不具合があり、「せっかく頑張ったのに記録されない」と嘆くプレイヤーも少なくなかった。

一部の必殺ワザの壊れ性能

フォックスとファルコの「リフレクター(通称:リフ)」は、対戦シーンを大きく変えてしまった技だった。無敵判定が早すぎて切り返し・コンボ始動・復帰阻止など万能すぎる性能を誇り、「格闘ゲームとしてあり得ないレベルの壊れ技」とまで言われた。 この技を使いこなせるかどうかで勝敗が大きく変わるため、「ゲームバランスを崩壊させている」との批判が集まった。

初心者と上級者の差が極端に開く環境

DXは「操作の自由度が高すぎるがゆえに、上級者が圧倒的に有利」という特徴を持っていた。例えば、プロ級のプレイヤーはフレーム単位で技をキャンセルし、絶空やコンボルートを自在に操るが、初心者はそれらを理解する前に一方的に倒されてしまう。 「パーティゲームとしての楽しさ」と「競技ゲームとしての厳しさ」が両立していた反面、そのギャップは初心者には辛く、「自分には向いていない」と感じてしまう人も多かった。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は数々の革新的な魅力を持ちながらも、初心者に厳しい難易度、キャラ性能の偏り、演出削除やバグの多さといった課題を抱えていた。これらは一部のプレイヤーには大きな不満点となり、賛否両論を生む要因となった。 しかし、これらの「悪かったところ」もまた本作を語る上で欠かせない要素であり、後のシリーズ作品が改善を重ねるきっかけともなった。DXは完璧なゲームではなかったが、その不完全さゆえに強烈な個性を放ち、今なおファンの記憶に残り続けている。

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■ 好きなキャラクター

マリオ ― バランスの象徴

シリーズの顔であるマリオは、やはり多くのプレイヤーから「安心して選べるキャラ」として人気が高かった。攻守のバランスが取れており、初心者が最初に手に取るキャラクターとして理想的だ。新要素として加わった「スーパーマント」は飛び道具を跳ね返す特性を持ち、原作の個性を反映した技としてファンに喜ばれた。 「万能で癖がないから、友達と遊ぶときはまずマリオで試す」という声が多く、DXにおけるスタンダードキャラクターの立ち位置を確立している。

フォックス ― 最強かつ爽快な操作性

フォックスはDXにおける「最強キャラ」の一角として、競技シーンで圧倒的な人気を誇った。超高速の移動スピードと豊富なテクニック、そしてリフレクターの壊れ性能は、多くのプレイヤーを虜にした。 「操作が難しいけど、そのぶん使いこなしたときの快感が段違い」という意見が多く、プロプレイヤーが好んで使うキャラとしても知られている。初心者には扱いづらいが、上級者にとっては「自分の成長を実感できるキャラ」として愛された。

ピカチュウとピチュー ― 可愛さとギャップ

『ポケモン』シリーズからの参戦キャラであるピカチュウは、その愛らしさと素早さで人気が高い。電撃を活かした攻撃は爽快で、アイテム戦でも存在感を発揮する。 一方で「最弱キャラ」と名高いピチューも、意外と多くのファンから「可愛さで選ぶ」と愛されていた。自分の技でダメージを受けてしまうというデメリットも「愛嬌」として受け入れられ、「勝ち負けよりも癒やされたいときに使う」というプレイヤーも多かった。

アイスクライマー ― 独特の二人一組操作

ポポとナナのコンビで戦うアイスクライマーは、本作で初登場した新キャラの中でも特に印象深い存在だった。「二人で一人」という特異な操作感は、最初は戸惑うものの、慣れると他のキャラにはない戦術が可能になる。 「ナナがやられると一気に不利になるスリルが逆に楽しい」という声や、「ポポとナナをうまく連携させてコンボを決めたときの爽快感は格別」という意見も多く、キャラデザインの愛らしさと操作の難しさが絶妙に組み合わさった人気キャラだった。

ゼルダ/シーク ― 二つのスタイルを切り替える魅力

ゼルダとシークを自由に切り替えられるキャラクターは、「一粒で二度おいしい」と評された。魔法攻撃主体のゼルダと、スピードとコンボに優れたシークを状況によって使い分けるのは戦術的にも楽しく、「キャラ選びの幅が広がる」と絶賛された。 特にシークのスピーディーな戦い方はプレイヤーに強い爽快感を与え、女性キャラでありながら大会でも高い使用率を誇った点も印象的だ。

ロイとマルス ― ファイアーエムブレムを広めた功労者

海外ではまだ『ファイアーエムブレム』が知られていなかった時代に、マルスとロイの参戦はシリーズを広めるきっかけとなった。特にマルスは「剣先で当てると威力が増す」という独特の仕様がプレイヤーを魅了し、テクニカルな戦い方が好まれた。 一方ロイは、発売前の作品から先行登場するという異例の扱いで注目を集め、「未知のキャラを使えるワクワク感」がファンに強く印象づけられた。二人の登場によって、『ファイアーエムブレム』ファンが一気に拡大したと言っても過言ではない。

Mr.ゲーム&ウォッチ ― 意外性の塊

レトロな液晶ゲームから参戦したMr.ゲーム&ウォッチは、異色キャラとして根強い人気を誇った。モーションがすべて「ゲーム&ウォッチ」の動きを再現しており、そのシンプルさとユーモアがファンに支持された。 「出てきたときは冗談かと思ったけど、実際に使ってみるとクセになる」との声もあり、意外性と個性が強烈なキャラクターとして愛された。

クッパ ― ボスキャラの存在感

性能面では不遇とされがちなクッパだが、その圧倒的な存在感と迫力から「好きなキャラ」に挙げるプレイヤーも多かった。巨大な体格と力強い技は「使っていて楽しい」と感じる要素であり、アドベンチャーモードでのボスとしての登場もファンの心を掴んだ。 「勝てなくてもいい、クッパを選んで場を盛り上げたい」という声もあり、勝敗を超えて愛されたキャラだった。

まとめ

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に登場するキャラクターは、それぞれが個性的で、プレイヤーによって「好きな理由」がまったく異なる。性能の強さ、操作の爽快感、見た目の可愛さ、原作への愛着――そのどれもが「お気に入りキャラ」を選ぶ基準となり、プレイヤーの思い出に強く刻まれている。DXは単なる格闘ゲームではなく、「キャラクターを愛でる楽しみ」を提供する作品だったと言えるだろう。

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■ 中古市場での現状

ヤフオク!での取引状況

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は発売から20年以上経過しているにもかかわらず、ヤフオク!では現在も継続的に取引が行われている。出品価格は状態によって大きく変動し、ディスクのキズやケースの劣化がある場合は1,500円前後から取引が始まることが多い。一方で、ケースや説明書が良好な状態で揃っている品は即決価格2,500〜3,500円程度で出されることが多く、安定した需要を保っている。 また、未開封品や初回版といった希少価値のあるものは4,000円以上で落札されるケースもあり、コレクター層からの人気の高さがうかがえる。ヤフオク!ではオークション形式の性質上、終了間際に入札が集中することもあり、「思った以上に価格が上がってしまった」という購入者の声も見られる。

メルカリでの販売傾向

フリマアプリ「メルカリ」では、即決価格によるスピーディーな取引が主流となっている。出品数は比較的多く、毎日のように複数件が出品されているため、購入希望者が探しやすい環境だ。価格帯は2,000〜3,000円前後が中心で、特に「箱・説明書付き」「動作確認済」と記載されているものは人気が高く、出品から数時間で売れてしまうこともある。 一方で、ディスクに細かい傷があるものやケースが破損しているものは値下げ交渉が入りやすく、1,500円程度で取引されることもある。「即購入可」「送料無料」の表記がある出品は特に購入者の関心を集めやすく、フリマ特有の交渉文化も影響して価格変動が大きいのが特徴だ。

Amazonマーケットプレイスの相場

Amazonのマーケットプレイスでは、ヤフオクやメルカリに比べて価格がやや高めに設定される傾向がある。中古品の価格帯は2,800〜4,000円前後で、コンディション「良い」「非常に良い」とされるものは3,500円以上になることも少なくない。Amazon倉庫からの発送に対応している商品は安心感が高く、多少割高でも購入されるケースが多い。 また、Amazonでは海外からの出品も確認できるため、国内市場では珍しいバージョンや状態の良い品が並ぶこともあり、コレクターにとっては注目すべき取引の場となっている。

楽天市場での取り扱い

楽天市場では、中古ゲーム専門店やショップが中心となって『スマブラDX』を出品している。価格帯は3,000〜4,500円前後とやや高めだが、店舗保証が付くケースが多く、安心して購入したい層から支持を集めている。 また、楽天ポイントが利用できるため、実質的に割引価格で購入できる点も魅力の一つだ。中古ゲームは状態が重要だが、楽天市場では「ディスク研磨済み」「動作確認済」と明記されている商品が多く、一定の品質を担保している印象が強い。

駿河屋での価格推移

中古販売大手の駿河屋でも『スマブラDX』は根強い人気を誇っている。販売価格は2,500〜3,200円程度が中心で、時期によっては在庫切れとなることも少なくない。特に美品や初回版はすぐに売り切れることが多く、入荷待ちリストに登録しているユーザーも多い。 駿河屋の特徴は「買取価格が比較的高めに設定されている」点で、状態が良いものであれば1,000円以上で買い取られることもある。コレクターやファンが手放さない傾向が強いタイトルであるため、流通量が減り、価格が安定しやすいという側面もある。

保存状態による価格差

中古市場全体で共通して言えるのは、「状態の良し悪しで大きな価格差が生じる」という点だ。ディスク面に傷が少なく、ケースや説明書が揃っているものは高値で取引される一方、ディスク傷やケース欠品があると1,000円以上価格が下がることもある。特にゲームキューブのソフトはケースが独特のサイズであるため、ケース欠品は価値に大きく影響する。 さらに、未開封品や限定販促版などの特殊なバージョンはコレクター需要が強く、通常品の倍以上の値が付くこともある。

海外市場での価値

海外では『Super Smash Bros. Melee』として発売され、現在も競技シーンで現役の人気タイトルである。そのため北米や欧州では日本以上に高い需要があり、中古価格も上昇している。特に北米版は大会シーンで需要が集中するため、状態が良いものであれば50〜100ドル程度で取引されることもある。 日本国内の中古市場でも、海外版を逆輸入して出品するケースが見られ、英語版や北米版を欲しがるユーザーも少なくない。

総合的な評価

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は単なる中古ゲームソフトの枠を超え、20年以上にわたって価値を維持している特別なタイトルだ。これはシリーズの中でもDXが特に競技性の高さで評価され続け、今なお大会で使用される現役タイトルであることが大きい。 そのため、今後も一定以上の中古価格を維持する可能性が高く、「安定して価値があるゲーム」としてコレクターやファンから支持され続けるだろう。

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