『VOEZ』（Nintendo Switch）

【発売】：フライハイワークス
【開発】：エスカドラ
【発売日】：2017年3月3日
【ジャンル】：音楽ゲーム

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■ 概要

2017年3月3日、Nintendo Switch本体の発売と同時にフライハイワークスからリリースされた音楽ゲーム『VOEZ（ヴォイズ）』は、従来の音ゲーの枠を超えて“視覚的に揺さぶられる”体験をもたらすタイトルとして高く評価されている。本作を開発したのは、台湾に拠点を構えるRayark（レイアーク）というスタジオで、彼らは既に『Cytus』『DEEMO』といった音楽ゲームを世界的に成功させていたことで知られていた。『VOEZ』はその流れを汲む第3の作品であり、スマートフォン市場で配信開始されたのち、Switchという据え置きと携帯の両面を持つハードに移植されたことで、さらに幅広いユーザー層に受け入れられるようになった。

舞台となるのは台湾・宜蘭県をモデルとした架空の街「蘭空町」。ここでは音楽活動に情熱を燃やす高校生たちの青春群像劇が描かれ、プレイヤーは楽曲プレイを通して、彼らの物語に触れていく仕組みとなっている。前作『Cytus』がSF的な未来世界を背景に、また『DEEMO』がピアノをモチーフとしたファンタジックな世界観を提示していたのに対し、『VOEZ』は等身大の若者の日常と夢を軸に据えた、より親しみやすい舞台設定を採用しているのが特徴だ。

ゲームシステムは、一般的な音楽ゲームに共通する「ノーツ（譜面上のマーカー）をリズムに合わせてタイミングよくタッチする」という基盤の上に、独自のダイナミックな演出が加えられている。具体的には、プレイ中にノーツが流れるレーンそのものが音楽に合わせて左右に動いたり、突然数が増減したり、色が変化したりする。これにより、プレイヤーはただ譜面を“なぞる”のではなく、音と視覚の一体感を身体で受け止めながら操作を行うことになる。従来の固定的なレーン配置に慣れているプレイヤーにとっては新鮮かつ挑戦的であり、まさに「楽曲を目で追い、指で奏で、心で感じる」体験を生み出しているといえるだろう。

収録楽曲は、台湾・日本をはじめとする多国籍のアーティストたちが提供しており、ジャンルもEDM、ポップス、ロック、クラシック調のアレンジまで幅広い。さらに、Rayarkの他作品である『Cytus』や『DEEMO』からの楽曲も一部収録されており、シリーズファンにとっては懐かしさと新鮮さが同居するラインナップとなっている。Switch版では初回起動後のチュートリアルを終えれば、基本的に全ての楽曲を課金なしで解放できる設計が取られているのも大きな魅力で、アップデートで追加される楽曲も無料で入手可能だ。これによって、スマートフォン版で見られた“スタミナ制”や“楽曲課金”の煩わしさを排し、純粋にゲームプレイに没頭できる環境が整えられている。

さらに、Nintendo Switchのパッケージ版には特典としてキャラクターが描かれたICカード用ステッカーが付属し、コレクションアイテムとしても人気を博した。これらの周辺要素も、単なる音ゲーの枠を越えて『VOEZ』という世界観をより身近に感じられる仕掛けとなっている。

総じて『VOEZ』は、リリース当時のSwitch市場において“音楽ゲームというジャンルの新しい見せ方”を体現した作品だったといえる。音楽と映像が一体となって流れる美しいビジュアル、そして若者の等身大の物語が重なることで、音楽ゲームに慣れ親しんだ層だけでなく、物語性を重視するプレイヤーにも訴求することに成功した。その結果、スマホ発の作品でありながらも、Switchのローンチタイトルの中で確かな存在感を放ち、現在に至るまでファンに愛され続けている。

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■ ゲームの魅力とは？

『VOEZ』の最大の魅力は、「音楽ゲーム」というジャンルにおいて従来の枠を大きく広げ、視覚と聴覚を同時に刺激する独自の演出にある。多くの音ゲーは、譜面のレーンが固定されていることで“パターン認識と反射神経の勝負”という構図に落ち着くことが多い。しかし『VOEZ』では、レーンそのものが音楽のリズムや曲調に呼応して動く。これによって、プレイヤーは音を“聴く”だけでなく、音楽の動きを“見る”ことを強いられ、まるで自分自身が演奏空間の中に取り込まれているかのような没入感を得られるのだ。

たとえば、穏やかなピアノ曲ではレーンがゆったりと波打つように動き、心地よい視覚的な余韻を残す。一方、激しいEDMやロック曲ではレーンが鋭く揺れたり、突然分裂したりして、プレイヤーの指の追随力を試してくる。この視覚的変化は単なるギミックではなく、曲の雰囲気やテンションを身体感覚として伝える役割を持っている。結果的に、プレイヤーは譜面を追うことに必死になりながらも、その裏で「曲が持つ世界観」を視覚的に浴び続けることになる。これが『VOEZ』特有の“プレイそのものが音楽鑑賞になる”体験を成立させている。

キャラクターと物語の存在

また、『VOEZ』には明確なキャラクタードラマが用意されているのも大きな特徴だ。音ゲーの中には純粋にスコアアタックだけを追求するタイプも多いが、本作では蘭空町を舞台に、高校生の主人公たちがバンドを結成し、音楽活動を通じて友情や葛藤、成長を経験していくストーリーが展開される。各楽曲をプレイすることで少しずつエピソードが解放され、まるでビジュアルノベルのように彼らの青春が描かれるのだ。

この“音楽と物語の融合”は、プレイヤーのモチベーションに大きな影響を与える。単に「難しい譜面をクリアする」ことが目的ではなく、「彼らの物語の続きを見たいから曲を攻略する」という目的が加わることで、ゲーム体験に深みが増すのである。特に音ゲー初心者にとっては、ストーリーがあることでプレイを続けやすくなるという効果もある。

グラフィックとデザイン性

『VOEZ』のビジュアルデザインは非常に洗練されている。背景には淡い色彩のイラストや抽象的なアートが配置され、キャラクターのイメージや曲の雰囲気に合わせて変化していく。操作を妨げない絶妙な配色と、レーンの動きに同期する光の演出が相まって、プレイ中に「流れる映像を見ている」感覚が強まる。特に大画面のNintendo Switchで遊ぶと、スマホ版では味わえない迫力を感じられる。

また、UI（ユーザーインターフェース）も極めてシンプルで、スタイリッシュなデザインが施されている。余計な情報を省き、音楽と譜面に集中できる作りになっているため、直感的に操作しやすい。加えて、タッチスクリーン操作に完全対応しているので、まるでスマホを扱う感覚で気軽に遊べる点も魅力だ。

楽曲の豊富さと多様性

音ゲーにおいて“楽曲の魅力”は言うまでもなく重要である。『VOEZ』には100曲を超える楽曲が収録されており、そのジャンルは実に多岐にわたる。エレクトロニカ、J-POP風、クラシカル、バラード、さらにはメタル調の楽曲まで、プレイヤーの嗜好に合わせた選択が可能だ。

この多様性を支えているのは、Rayarkが世界中のアーティストと協力している点にある。台湾や日本だけでなく、欧米のクリエイターが参加していることで、グローバルな音楽シーンを凝縮したようなラインナップとなっている。また、自社の過去作『Cytus』『DEEMO』からの楽曲も含まれており、ファンにとっては“過去作との繋がり”を感じられる嬉しい要素となっている。

Switch版ならではの魅力

スマホ版からSwitch版へ移植された際の大きな違いは、課金要素の撤廃にある。スマートフォン版ではスタミナ制や楽曲ごとの課金が存在し、長時間の連続プレイや全曲開放には制限があった。しかしSwitch版では、一度ソフトを購入すれば最初から全曲を解禁できる。さらに、アップデートによって新曲が無料で追加され続けるため、継続的に新鮮な体験を得られるのだ。

この点は、特に「音楽ゲームは曲数が命」と考えるファンにとって大きな魅力となった。スマホでは小刻みに課金を迫られることに抵抗があるプレイヤーでも、Switch版では安心してプレイに集中できる。

上級者にも初心者にも優しい設計

『VOEZ』は難易度設計のバランスが非常に良い。各楽曲には複数の難易度が用意されており、初心者でも無理なくクリアできる“EASY”から、音ゲーマニアを唸らせる“SPECIAL”まで、幅広くカバーしている。これにより、音ゲーに初めて触れる人でも物語を追いながらプレイを続けられ、同時にスコアアタックを極めたい熟練者にとってもやり込み要素が十分に存在する。

また、リザルト画面での詳細なスコア分析やランキング機能によって、自分の成長を確認したり、他のプレイヤーと競い合ったりする楽しみも提供されている。単に“クリアする”だけではなく、“精度を高める”“コンボをつなぐ”といった目標が自然と生まれる点も長く遊べる理由だ。

総合的な魅力

まとめると、『VOEZ』の魅力は以下の要素に集約される。

レーンが動くという斬新な演出が生む没入感

青春群像劇というストーリー性がプレイの動機付けになる

多彩な楽曲と国際色豊かなアーティスト陣

Switch版では全曲無料解放＆追加楽曲も無料という安心設計

初心者から上級者まで楽しめる難易度バランス

これらが合わさることで、『VOEZ』は単なるリズムゲームの枠を超えた「音楽体験」として成立している。音を楽しみ、映像を浴び、物語を追体験する。まさに“総合芸術”とも言える完成度が、今なお多くのプレイヤーに支持され続けている理由なのだ。

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■ ゲームの攻略など

『VOEZ』を攻略していく上で重要なのは、単純な反射神経だけではなく、“動くレーンに対する認識力”や“リズム感の柔軟性”を養うことにある。従来型の音楽ゲームは「一定の位置に落ちてくるノーツをタイミングよく叩く」というシンプルな構造に収まっていたため、慣れれば視線の移動を最小限に抑えて攻略できた。しかし『VOEZ』では、ノーツが流れるレーン自体が上下左右に動くため、視覚的な情報処理が攻略のカギとなる。以下では、初心者から上級者までのステップに分けて具体的な攻略法を解説していこう。

初心者向け：まずは視覚とリズムに慣れる

初心者が最初につまずきやすいのは、“レーンが動く”という独自の仕様だ。固定されていないため、ノーツの位置が常に変化しており、つい焦ってしまうことが多い。この段階で意識したいのは、すべてのノーツを追いかけようとしないこと。まずは「リズムを感じ取る」ことを優先し、画面全体を大まかに見る意識を持つとよい。

EASY譜面を選ぶ：難易度が低い曲ではレーンの動きも穏やかなので、視覚的な混乱が少ない。

曲を聴き込む：事前に楽曲を何度も聴いておくと、リズムの流れを予測でき、ノーツの入力タイミングが安定する。

大振りでタッチ：細かい指の動きよりも、大きく指を滑らせる方が安定する。特にスライド操作では意識してみよう。

慣れてくると「動くレーンに惑わされず、音楽に合わせて自然に指が動く」感覚が得られる。この段階を乗り越えることで、次のステップに進むことができる。

中級者向け：スコアアップを意識した攻略

ある程度プレイに慣れてきたら、次は精度を意識してスコアアップを狙う段階に入る。『VOEZ』では判定が細かく設定されており、タッチのタイミングがわずかにずれるだけでスコアに差が出る。コンボを切らさずに最後まで繋げることが高得点の鍵になる。

視線を一点に固定しない：譜面全体を広く視野に入れ、動くレーンを俯瞰するイメージを持つ。

両手をバランス良く使う：片手だけに頼ると反応が遅れる。左右の手を均等に動かすことで処理速度が向上する。

ロングノーツの保持：長押し系ノーツは、リズムに合わせて離すタイミングも重要。特にレーンが動くときは最後まで正確に保持する意識が必要。

また、難易度NORMALやHARDの譜面では、曲調の変化に応じてレーンの動きが激しくなるため、譜面ごとの“癖”を理解しておくことも重要だ。繰り返し挑戦することで、視覚的トリックに惑わされにくくなる。

上級者向け：高難度譜面攻略のテクニック

『VOEZ』の真髄は、やはり高難度譜面にある。レーンが絶え間なく動き、ノーツが複雑に絡み合うこれらの譜面では、ただの反射神経では追いつけない。必要なのは「譜面のパターン認識」と「リズム先読み力」だ。

譜面の研究：初見ではクリアが難しい譜面も、繰り返すうちにパターンを体に刻み込むことができる。動画リプレイを見て手の動きを研究するのも有効。

リズムを先取りする：難しい曲では、ノーツが視覚的に追えないほど速く流れることがある。この場合は、曲のリズムを頭で刻み込み、“音を頼りにタッチする”感覚を身につけることが重要。

両手クロスの習得：左右の指が交差する配置も多いため、手のクロスを自然に行える柔軟性を養う必要がある。

高難度攻略に挑むことで、自分の限界を突破したときの達成感は非常に大きい。特にコンボを最後まで繋いだときの爽快感は、『VOEZ』の魅力を最大限に体感できる瞬間だ。

やり込み要素と長期的攻略

『VOEZ』は、ただ楽曲をクリアするだけでは終わらない。スコアを伸ばすランキング競争や、各曲の隠し要素を解放するなど、長期的に楽しめる要素が揃っている。

グローバルランキング：世界中のプレイヤーとスコアを競い合えるため、腕を磨き続ける動機になる。

全曲フルコンボチャレンジ：難易度ごとに全曲でコンボを繋げる挑戦は、最高峰のやり込み要素といえる。

物語解放：キャラクターたちの物語を最後まで読むには、楽曲プレイを重ねる必要がある。攻略は単なるスコア稼ぎではなく、物語を進める鍵にもなる。

このように『VOEZ』は、プレイヤーのレベルに応じて多層的な攻略法を用意しており、初心者から音ゲー上級者まで幅広く楽しめる作品として完成されている。

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■ 感想や評判

『VOEZ』はリリース当初から国内外で話題となり、プレイヤーやメディアからさまざまな評価が寄せられた。ここでは、実際にプレイしたユーザーの声や、ゲーム誌・レビューサイトなどでの評価を多角的に整理し、本作がどのように受け止められたのかを見ていこう。

プレイヤーからの感想

まず、多くのプレイヤーが口を揃えて評価するのが、「視覚と聴覚を同時に揺さぶる新感覚のゲーム体験」だ。レーンが動くという斬新な仕組みは、初めてプレイした人に強烈な印象を残す。

「最初はレーンの動きに翻弄されて難しいと思ったけど、慣れると音楽に合わせて視覚が揺れる感覚が気持ちいい」

「従来の音ゲーと違って、ただ叩くだけじゃなく、曲そのものに体を預ける感覚があって没入できる」

こうした声はSNSやレビュー投稿で多く見られ、従来の“譜面を攻略する音ゲー”から“音楽を全身で感じる体験”へと変化していることがうかがえる。

また、Switch版では課金なしで全曲を遊べる点も好評を博した。スマホ版を遊んでいた人からは「Switch版こそが完全版」という評価もあり、課金に抵抗があった層にとって魅力的なポイントとなった。

キャラクターとストーリーへの評価

プレイヤーの中には「音ゲーなのにキャラクタードラマがしっかりしているのが意外に良かった」という意見も目立った。高校生たちの夢や友情を描いた物語は、ゲームを進めるごとに少しずつ解放される形式で提供されるため、次のストーリーを見たい一心でプレイを続けるモチベーションになったという。

「キャラクター同士のやり取りが自然で、音ゲーの合間に読むノベルとしても楽しめる」

「ストーリーがあるおかげで、自分が音楽活動に参加している気分になれる」

音ゲーに物語性を求めない層からは「余計」と感じられることもあったが、多くのユーザーはプラス要素として受け止めていた。特に若いプレイヤー層には共感しやすい内容だったため、ファンアートや二次創作が盛んに行われるほどの人気を集めた。

メディアやレビューサイトでの評価

海外のレビューサイトでは、『VOEZ』の革新的なプレイ体験が高く評価されている。例えば欧米のメディアでは「従来の音楽ゲームに飽きた人にこそ触れてほしい」と評され、Switchローンチ時のおすすめタイトルの一つとして紹介された。

日本国内のゲーム誌やWebレビューでは、以下のような観点が取り上げられている。

グラフィックとデザイン性：シンプルでスタイリッシュ、背景とレーンの動きが美しく、ビジュアル体験として優れている。

楽曲の豊富さ：100曲以上という収録数は音ゲーとして非常に満足度が高い。ジャンルの多様性がプレイヤーを飽きさせない。

操作性：タッチスクリーンに最適化されており、直感的で快適。ただし、TVモードでは物理ボタン操作に対応していない点が賛否を呼んだ。

総合的には「Switchにおける音楽ゲームの代表格」として位置づけられることが多く、Rayarkのブランド力をさらに高める結果となった。

批判的な意見

もちろん、すべてが絶賛されたわけではない。いくつかの改善点や不満もユーザーから指摘されている。

難易度の高さ：「NORMALまでは良いが、HARD以上になるとレーンの動きが激しすぎて初心者には厳しい」という意見。

物理ボタン非対応：TVモードで遊ぶ際、Joy-ConやProコントローラーでは操作できず、テーブルモードや携帯モードに限られる点が不満として挙げられた。

ストーリー進行のテンポ：物語の解放条件がやや作業的で、音ゲーを楽しみたい人には煩わしいと感じられることもあった。

これらの意見はゲーム自体の根本を否定するものではなく、むしろ「もっと幅広い遊び方ができたらさらに良いのに」という期待の裏返しであった。

コミュニティでの盛り上がり

『VOEZ』はSNSや動画配信でも人気を集めた。特に高難易度譜面のフルコンボ動画は再生数が伸びやすく、プレイヤー同士で攻略法を共有する文化が形成された。さらに、収録曲の多様さから「お気に入り曲ランキング」や「推しキャラクター考察」といったファン交流も盛んに行われ、単なるゲームの枠を超えたコミュニティを築いている。

総合的な評判

まとめると、『VOEZ』は「革新的な音ゲー体験」と「青春群像劇の物語」を両立させた稀有な作品として広く受け入れられた。評価のポイントは以下の通りだ。

斬新な動くレーン演出が新鮮で高評価

課金要素を廃したSwitch版は“完全版”と呼ばれるほど好評

キャラクターと物語が音ゲーに新しい動機付けを与えた

難易度の高さや操作方法の制限に一部不満もあったが、全体としては支持が圧倒的

その結果、『VOEZ』は単なるローンチタイトルにとどまらず、Nintendo Switchの初期を支えた重要な作品の一つとして記憶される存在になった。

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■ 良かったところ

『VOEZ』を実際に遊んだプレイヤーから寄せられる肯定的な意見は多岐にわたるが、特に大きく分けると「ゲームシステムの完成度」「楽曲と演出の融合」「ストーリーとキャラクターの魅力」「Switch版ならではの利便性」という4つの軸に集約される。それぞれの観点から、どのようにプレイヤーの心を掴んだのかを整理してみよう。

1. 動くレーンによる唯一無二のゲーム体験

多くの音ゲー経験者が「VOEZの最大の良さ」として挙げるのが、譜面が流れるレーンそのものが楽曲に合わせて動くという仕組みだ。固定されたレーンで淡々とノーツを処理する従来のゲームに比べ、視覚的なダイナミズムが加わることで、まるで演奏空間全体が音楽と呼応しているかのような臨場感を味わえる。

「ただ叩くだけでなく、曲の流れに体が引き込まれるような感覚」「目で音楽を追いながら指で奏でる新鮮さ」など、プレイヤーの感想は一様にこのシステムを称賛している。ゲームとしての難しさも増すが、それを乗り越えたときの達成感は格別で、「遊んでいて気持ちいい」という感覚を強く残す要素となっている。

2. 多彩で高品質な楽曲ラインナップ

『VOEZ』の良さを語る上で欠かせないのが、収録楽曲の豊富さとその完成度だ。100曲を超えるラインナップは、音ゲーとしては非常に充実しており、しかもジャンルが幅広い。

ポップス調のキャッチーな楽曲から、エレクトロニカの複雑なリズム、クラシカルなピアノ曲、さらにはメタルやロック調まで揃っており、「自分好みの曲を必ず見つけられる」という安心感がある。また、台湾や日本のクリエイターだけでなく海外のアーティストも参加しているため、国際色豊かな音楽シーンを体験できるのもユニークな点だ。

さらに、Rayarkの過去作『Cytus』『DEEMO』からの楽曲も収録されているため、シリーズファンにとっては“懐かしさ”と“新鮮さ”が同居する体験となり、単なる音ゲー以上の愛着を生む。

3. 視覚演出と音楽のシンクロ

音楽ゲームにおいては“ノーツを正確に叩けるか”が本質だが、『VOEZ』では視覚的な演出がプレイヤーの感情体験を豊かにしている。

背景の色彩やアニメーションが曲の雰囲気に合わせて変化し、レーンの動きも曲調とリンクして揺れるため、音と映像が一体となった“ライブ演奏空間”のような没入感が生まれる。特にヘッドホンを装着してプレイすると、音楽に包み込まれる感覚と画面の動きが完全に同期し、プレイヤーは「ただのゲーム」ではなく「音楽と一緒に呼吸する体験」をしているかのように感じられる。

4. キャラクターとストーリーの魅力

『VOEZ』のもう一つの良かった点として挙げられるのが、音ゲーでありながら青春群像劇を描いた物語が組み込まれていることだ。蘭空町に暮らす高校生たちが音楽活動を通じて成長していくストーリーは、プレイヤーに「彼らと一緒に音楽を作り上げている」という共感を生む。

プレイを重ねることで少しずつ解放されていくエピソードは、音ゲーとしての挑戦を続ける動機付けになり、単なるスコアアタックを超えた楽しみを提供している。「次の話が読みたいから曲を攻略する」という流れが自然に生まれ、物語がプレイ意欲を持続させてくれるのだ。

また、キャラクターそれぞれに個性があり、ファンアートやSNSでの二次創作も盛んに行われるほど支持を集めた。特に青春時代特有の不安や希望が丁寧に描かれており、「自分の学生時代と重ねてしまった」という感想も少なくない。

5. Switch版ならではの快適さ

スマホ版との大きな違いであり、プレイヤーが「良かった」と評価する要素が、Switch版での課金要素撤廃だ。

スマホ版ではスタミナ制や楽曲課金があり、連続プレイや全曲解放には制限があった。しかしSwitch版では最初から全曲を自由に遊べ、さらに追加楽曲も無料で提供された。この仕組みにより「遊びたいときに好きなだけプレイできる」という理想的な環境が整い、音楽ゲームに求められる“没頭感”が最大限に発揮できるようになった。

また、Switch本体の大画面や携帯モードの両方に対応している点も好評だ。特に携帯モードでタッチ操作を行うと、スマホ版と同じ直感的な操作感を維持しつつ、より広い画面で迫力ある演出を楽しめる。「寝転びながらでも気軽に遊べる」「外出先でイヤホンを使って没入できる」など、プレイシーンの自由度が高いのも魅力だ。

6. ゲームデザイン全体の洗練

UIや操作感のデザインも、多くのプレイヤーが「洗練されていて気持ちいい」と評価するポイントだ。画面はシンプルながら美しく、不要な要素が排除されているため、視覚的に集中を妨げられない。操作レスポンスも良好で、指の動きに合わせてノーツがしっかり反応するため、演奏している感覚が強調される。

こうした“気持ちよさ”の積み重ねが、結果として「また遊びたい」というリピート意欲に繋がっている。

総合的に見た良かった点

まとめると、『VOEZ』の良かったところは次の通りだ。

レーンが動く革新的なシステムによる新体験

多彩で高品質な楽曲群

音楽と視覚演出がシンクロする没入感

青春群像劇がプレイの動機付けになるストーリー

Switch版ならではの課金フリー環境と快適な操作性

洗練されたUIとレスポンスの良さ

これらが合わさることで、プレイヤーは単なるゲーム以上の“音楽と青春の融合体験”を得られる。音ゲーとしての完成度はもちろん、総合的なエンターテインメントとして高く評価されているのが、『VOEZ』の大きな魅力であり「良かったところ」として語られる部分である。

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■ 悪かったところ

どんなに完成度の高い作品であっても、プレイヤーから見れば改善してほしい点や不満点が存在する。『VOEZ』も例外ではなく、多くの支持を得た一方で「ここはもう少し工夫してほしかった」という声がいくつか挙がっている。本章では、それらを整理し、ゲーム体験をより深めるうえでの課題として紹介していこう。

1. 難易度設計の壁

『VOEZ』の最大の特徴である“動くレーン”は、新鮮で面白い仕組みであると同時に、多くの初心者にとっては大きな障壁にもなった。

EASYやNORMALではまだ遊びやすいが、HARDやSPECIALに挑戦すると途端に譜面が複雑化し、レーンの動きも激しくなる。これにより「曲のリズムは取れるのに、視覚的に混乱して指が追いつかない」という不満が寄せられることが多かった。

特に音楽ゲームに慣れていない層からは「いきなり難易度の壁にぶつかってしまった」「ストーリーを進めたいのに譜面が難しくて進められない」という声があり、ゲーム体験がストレスになってしまうケースもあった。

つまり、ゲームとしての魅力でもある仕組みが、逆に「プレイヤーを選んでしまう要因」にもなっていたのだ。

2. TVモードでの操作制限

Switch版ならではの快適さが好評を博した一方で、「TVモードで遊べないのが残念」という声も目立った。

『VOEZ』はタッチ操作を前提に設計されているため、Joy-ConやProコントローラーでのボタン操作には対応していない。そのため、携帯モードやテーブルモードでしか遊べず、大画面のTVでプレイする楽しみが制限されているのだ。

音楽ゲームをリビングで大画面とスピーカーに繋いで楽しみたい層にとって、これは大きなマイナスポイントであり、「せっかく据え置きでも遊べるSwitchなのに活かせていない」という意見に繋がっている。

3. ストーリー解放のテンポ

物語が用意されている点は多くの人から好評だったが、その解放条件に不満を持つユーザーも少なくなかった。

ストーリーは楽曲プレイを重ねることで少しずつ進む仕組みになっているが、「見たいシナリオにたどり着くまでに何曲もプレイしないといけない」「同じ曲を繰り返さないと進行しないことがある」といった煩雑さがあった。音ゲー部分を純粋に楽しみたい人にとっては「作業感が強い」と感じられ、逆に物語を重視したい人にとっては「早く先が知りたいのに進みが遅い」と不満になる構造だったのだ。

4. 初心者への不親切さ

チュートリアルは用意されているものの、ゲームシステムが独特なため、初心者にとっては十分とは言えなかった。特に「どうすればスコアが伸びるのか」「コンボを繋げるコツ」などの細かい解説が不足しており、初めて音ゲーを遊ぶ人には敷居が高かったという意見がある。

そのため「見た目が綺麗で興味を持って買ったけど、難しくて投げ出してしまった」という声も一定数見受けられた。難易度設計とチュートリアル不足の組み合わせが、初心者定着を妨げていたとも言える。

5. 演出の物足りなさを指摘する声

『VOEZ』は美しいデザインで評価される一方、「背景演出や物語パートにもっとバリエーションが欲しかった」という意見もある。

プレイ中のビジュアルは曲調に応じて変化するが、基本的には抽象的な演出に留まっており、「もっと派手に演出が欲しい」「キャラクターが演奏している姿などを見たかった」という期待を持つユーザーもいた。

また、ストーリー部分についても「ボイスがないため臨場感に欠ける」「イベントシーンの表現が淡白」という指摘があり、せっかくキャラクターが魅力的なのに表現方法が限定的であることを惜しむ声も多かった。

6. スマホ版との差異による混乱

Switch版では課金なしで全曲を解放できることが魅力だが、逆に「スマホ版との違いが分かりにくい」という声も挙がった。スマホ版から移行してきたユーザーは「データを引き継ぎたかった」「Switch版でもスマホのように短時間で気軽に遊べるUIが欲しかった」といった意見を持つこともあった。

つまり、「完全版」として歓迎された一方で、スマホ版と比較して「別物」と感じるユーザーもいたのである。

総合的な課題点

まとめると、『VOEZ』の悪かった点は以下のように整理できる。

動くレーンが初心者にとっては難しすぎる

TVモードで遊べない（ボタン操作非対応）

ストーリー解放のテンポが遅く作業感がある

初心者へのサポートが不足している

演出・シナリオ表現がやや物足りない

スマホ版との差異に戸惑うユーザーもいた

これらはゲーム自体の根幹を否定するものではなく、「より多くの人に楽しんでもらうために改善してほしい」という期待の裏返しとも言える。事実、『VOEZ』の基本的な体験は高く評価されており、こうした課題が解決されればさらに幅広い層に受け入れられる可能性を秘めている。

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■ 好きなキャラクター

『VOEZ』は音楽ゲームでありながら、キャラクターたちの青春群像劇が丁寧に描かれていることから、プレイヤーが“推しキャラ”を見つけて応援する楽しみ方が広がった作品でもある。本章では、登場人物たちの個性や背景を振り返りつつ、プレイヤーから人気を集めたキャラクターたちを中心に掘り下げていこう。

1. チェルシー（主人公的存在）

蘭空町に暮らす高校生で、物語の中心人物のひとり。音楽活動に真剣に取り組む姿勢や、仲間を大切にする優しさが印象的で、多くのプレイヤーから「共感しやすい」と支持されたキャラクターだ。

彼女は仲間たちとともにバンドを結成し、音楽を通じて夢を追いかける。プレイヤーにとってはストーリーを追うなかで最も感情移入しやすい存在であり、「自分が学生の頃にこういう友人がいたら楽しかっただろうな」と感じさせるキャラクター像として描かれている。

ファンからは「努力家で前向きな姿が励みになる」「音楽を信じて突き進む純粋さに胸を打たれた」という声が多く寄せられ、物語の象徴的なキャラクターとして人気を博している。

2. ジェシー（ムードメーカー）

グループの中で場を明るくする役割を担っているのがジェシーだ。陽気でお調子者に見えるが、仲間を思いやる気持ちは強く、時には誰よりも熱い心を見せる。

プレイヤーからは「彼がいるとストーリーが軽やかになる」「明るいだけでなく芯の強さがあるところが好き」という感想が多く見られる。音楽活動における緊張感を和らげる存在としても描かれており、ゲーム全体の空気感を柔らかくしている。

特にSNS上では「ジェシー推し」と公言するファンも多く、彼のユーモアや不器用さを愛する人が目立った。

3. そのほかの仲間たち

『VOEZ』には他にも複数のキャラクターが登場し、それぞれが物語の中で個性を発揮している。

ニール：冷静で知的なタイプ。分析力に長け、バンド活動を客観的に支える存在。クールな外見と内面の熱さのギャップに惹かれるプレイヤーが多い。

ラン：内向的だが音楽に対して強いこだわりを持つキャラクター。控えめな性格ながら演奏では誰よりも輝く姿に共感する人が多い。

ユカ：明るく元気な女性キャラで、グループの癒し的存在。同性のプレイヤーから特に人気が高い。

こうした多様なキャラクターが揃っているため、プレイヤーは自分の性格や価値観に近いキャラクターを“推し”として応援できる。

4. プレイヤーの推しキャラ傾向

ファンの間で特に人気が高いのは、主人公的存在のチェルシーと、明るいムードメーカーのジェシー。この2人は対照的な性格でありながら、物語の推進力を担っている点が共通しており、支持を二分する形になっている。

一方で、クール系や内向的なキャラを好むファン層からはニールやランの人気も根強い。SNSやイラスト投稿サイトでは、キャラクター同士の関係性を描いた二次創作も盛んで、「自分の推しキャラを通じて物語をもっと掘り下げたい」というファン心理がよく表れている。

5. キャラクターが音楽体験に与える影響

音ゲーにキャラクターが登場すること自体は珍しくないが、『VOEZ』の場合はストーリーの中でキャラクターが成長していくため、楽曲プレイに意味づけが生まれる。「この曲をクリアすると彼らの物語が進む」という仕組みが、キャラクターへの愛着をより強固にしているのだ。

「ただの音ゲーでは終わらない理由はキャラがいるから」という声も多く、彼らの存在が本作を“青春群像劇を伴った音楽ゲーム”へと昇華させている。

総合的に見たキャラクターの魅力

まとめると、『VOEZ』のキャラクターたちは次のように評価されている。

共感性：等身大の高校生として描かれ、プレイヤーの自己投影先となりやすい。

多様性：明るいキャラ、クールなキャラ、内向的なキャラなど、幅広い性格が揃っており“推し”を選びやすい。

物語性：ストーリーが段階的に進むことで、キャラの成長に立ち会う感覚を得られる。

二次創作の広がり：ファンアートや考察を通じて、ゲーム外でもキャラ人気が定着した。

このように、『VOEZ』は音楽ゲームとしての魅力に加え、キャラクターがプレイヤーの感情的な支えとなることで、作品全体の価値を大きく高めていると言える。

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■ 中古市場での現状

『VOEZ』は2017年3月3日にNintendo Switch本体のローンチタイトルとしてダウンロード版が先行配信され、翌2018年1月25日にはパッケージ版が発売された。スマホ発の音楽ゲームが据え置きハードに移植されるという珍しい事例だったこともあり、発売当初から注目を集めた。その後数年を経て、中古市場でも安定的に取引される定番タイトルとなっている。本章では、ヤフオク・メルカリ・Amazonマーケットプレイス・楽天市場・駿河屋といった代表的な中古流通経路ごとに、『VOEZ』の現状を具体的に整理していく。

1. ヤフオク！での取引傾向

オークション形式が主流のヤフオク！では、『VOEZ』のパッケージ版が定期的に出品されている。価格帯はおおよそ 1,500円〜2,800円前後 が中心だ。

状態が悪い商品（ケースにスレあり、付属ステッカー欠品など）は1,500円前後で開始されることが多く、入札が伸びずそのまま落札されるケースが多い。

状態良好品（ケース美品・付属物完備・動作確認済み）は2,300〜2,800円で即決設定される傾向がある。

未開封品は数は少ないが、3,500〜4,000円程度で落札されることもある。パッケージ特典のステッカーが未使用のまま残っている場合はコレクター需要があり、即決で落札されやすい。

ヤフオクでは“美品”と“付属の有無”で価格差が大きく出るのが特徴であり、オークション特有の競り合いによって相場より高く落札されるケースも散見される。

2. メルカリでの販売状況

フリマアプリ「メルカリ」では、『VOEZ』は比較的出品数が多く、安定した流通が見られる。取引価格帯は 1,600円〜2,400円前後 が主流だ。

「箱あり・説明書・ステッカー完備・美品」と記載された商品は2,000円前後ですぐに売れる傾向がある。

「ケースに細かなキズあり」「ステッカー欠品」など状態がやや悪いものは1,600円前後で取引される。

送料込みで2,000円以下に設定された出品は短期間で売り切れることが多く、需要の高さを示している。

また、メルカリでは「送料無料」「即購入可」といった条件が付いた出品が人気を集めており、写真の掲載枚数や説明文の丁寧さが売れ行きに直結する点も特徴だ。

3. Amazonマーケットプレイスでの価格帯

Amazonのマーケットプレイスでは、他のフリマ系サイトよりも価格が高めに設定される傾向がある。中古品の相場は 2,500円〜3,600円前後 が中心であり、Amazon倉庫発送・プライム対応の商品は3,000円台が主流となっている。

Amazonを利用するユーザーは「多少高くても安心して購入したい」という傾向が強く、出品者側もやや強気の価格設定をしている。そのため、多少割高でも購入されるケースが多いのが特徴だ。

4. 楽天市場での取り扱い状況

楽天市場では中古ショップやゲーム専門店が『VOEZ』を出品しており、販売価格は 2,600円〜3,500円前後 で推移している。新品未開封に近いコンディションの商品は3,500円以上の値付けがされることもあるが、ポイント還元やセールを利用すると実質価格は下がる場合もある。

楽天市場は「ショップによる動作保証」が付くケースが多く、安心感を重視するユーザーに向いている。ただし在庫数はメルカリほど豊富ではなく、人気が集中すると品切れになることもある。

5. 駿河屋での在庫と価格

中古ゲーム販売の大手である駿河屋でも『VOEZ』は定番的に取り扱われている。相場は 2,200円〜2,980円前後 と安定しており、状態による価格変動は比較的小さい。

駿河屋は「在庫切れ表示」が出やすいのも特徴で、特に状態が良い中古や未開封に近いものは入荷後すぐに売り切れる傾向がある。そのため、定期的にサイトをチェックしているコレクターも少なくない。

6. 相場の推移と市場の安定性

『VOEZ』は発売から数年が経過しているが、中古相場は比較的安定している。発売直後こそ3,500円前後で推移していたが、現在では 1,800〜2,500円前後 が実勢価格帯となっている。

安く買いたい人：メルカリやヤフオクで状態にこだわらなければ1,600円台で購入可能。

安心感を求める人：Amazonや楽天、駿河屋を利用すれば2,500円前後で保証付きの商品が手に入る。

コレクター層：未開封品や特典付きは希少性が高く、現在も3,500円以上で取引される。

価格の大幅な下落は見られず、今後も「安定した需要のある音楽ゲーム」として中古市場で流通し続けると考えられる。

総合的な中古市場の評価

『VOEZ』は中古市場において「手頃な価格で手に入る良質な音ゲー」として定着している。状態にこだわらなければ2,000円以下で購入できる一方、コレクター向けの美品・未開封品は依然として高値で取引されており、需要と供給のバランスが整ったタイトルだ。

特にSwitchのローンチタイトルという位置づけと、Rayark作品のファン層の厚さから、今後も一定の需要は維持されるだろう。音楽ゲームを探しているユーザーにとって、中古市場で『VOEZ』を選ぶことは「コストパフォーマンスの良い選択肢」として評価され続けている。

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