2010年のアニメの人気ランキングベスト30

『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
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『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
『名探偵コナン』(1996年)
『ドラゴンボール』(1986年)
『ドラゴンボールZ』(1989年)
『ドラゴンボールGT』(1996年)
『SLAM DUNK(スラムダンク)』(1993年)
『機動戦士ガンダム』(1979年)
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)
『機動戦士ガンダムΖΖ』(1986年)
『機動戦士Vガンダム』(1993年)
『機動武闘伝Gガンダム』(1994年)
『新機動戦記ガンダムW』(1995年)
『機動新世紀ガンダムX』(1996年)
『美少女戦士セーラームーン』(1992年)
『美少女戦士セーラームーンR』(1993年)
『美少女戦士セーラームーンS』(1994年)
『美少女戦士セーラームーンセーラースターズ』(1996年)
『ポケットモンスター』(1997年)
『魔神英雄伝ワタル』(1988年)
『魔神英雄伝ワタル2』(1990年)
『超魔神英雄伝ワタル』(1997年)
『魔動王グランゾート』(1989年)
『スレイヤーズ』(1995年)
『スレイヤーズNEXT』(1996年)
『スレイヤーズTRY』(1997年)
『スレイヤーズREVOLUTION』(2008年)
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』(1991年)
『装甲騎兵ボトムズ』(1983年)
『聖戦士ダンバイン』(1983年)
『超獣機神ダンクーガ』(1985年)
『鎧伝サムライトルーパー』(1988年)
『天空戦記シュラト』(1989年)
『超音戦士ボーグマン』(1988年)
『機動警察パトレイバー』(1989年)
『シティーハンター』(1987年)
『シティーハンター2』(1988年)
『シティーハンター3』(1989年)
『北斗の拳』(1984年)
『聖闘士星矢』(1986年)
『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』(1996年)
『少女革命ウテナ』(1997年)
『サザエさん』(1969年)
『ちびまる子ちゃん』(1990年)
『クレヨンしんちゃん』(1992年)
『めぞん一刻』(1986年)
『らんま1/2』(1989年)
『タッチ』(1985年)
『きまぐれオレンジ★ロード』(1987年)
『爆れつハンター』(1995年)
『魔法騎士レイアース』(1994年)
『機動戦艦ナデシコ』(1996年)
『YAWARA!』(1989年)
『ダーティペア』(1985年)
『ハイスクール!奇面組』(1985年)
『ふしぎ遊戯』(1995年)
『NINKU -忍空-』(1995年)
『赤ちゃんと僕』(1996年)
『ふしぎの海のナディア』(1990年)
『キャプテン翼』(1983年)を振り返りましょう
『キャプテン翼J』(1994年)
『ドラゴンクエスト』(1989年)
『ママレード・ボーイ』(1994年)
『まじかる☆タルるートくん』(1990年)
『ビックリマン』(1987年)
『横山光輝 三国志』(1991年)
『鉄腕アトム』(1963年)(テレビアニメ)
『鉄人28号』(1963年)(テレビアニメ)
『ジャングル大帝』(1965年)
『オバケのQ太郎』(1965年)
『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)
『宇宙戦艦ヤマト2』(1978年)
『銀河鉄道999』(1978年)
『タイムボカン』(1975年)
『ヤッターマン』(1977年)
『タイムパトロール隊オタスケマン』(1980年)
『マジンガーZ』(1972年)
『グレートマジンガー』(1974年)
『ゲッターロボ』(1974年)
『勇者ライディーン』(1975年)
『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976年)
『超電磁マシーン ボルテスV』(1977年)
『無敵超人ザンボット3』(1977年)を振り返りましょう
『アルプスの少女ハイジ』(1974年)
『ロミオの青い空』(1995年)
『ルパン三世(第1シリーズ)』(1971年)
『ルパン三世(TV第2シリーズ)』(1977年)
『ルパン三世 PARTIII』(1984年)
『美味しんぼ』(1988年)
『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)
『科学忍者隊ガッチャマンII』(1978年)
『科学忍者隊ガッチャマンF』(1979年)
『あしたのジョー』(1970年)(テレビアニメ)
『ど根性ガエル』(1972年)
『キューティーハニー』(1973年)
『エースをねらえ!』(1973年)
『妖怪人間ベム』(1968年)
『デビルマン』(1972年)
『ゲゲゲの鬼太郎(第1作)』(1968年)(テレビアニメ)
『ゲゲゲの鬼太郎(第2作)』(1971年)
『プラレス3四郎』(1983年)
『太陽の勇者ファイバード』(1991年)
『伝説の勇者ダ・ガーン』(1992年)
『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992年)
『天空のエスカフローネ』(1996年)
『キャンディ・キャンディ』(1976年)
『ドカベン』(1976年)
『未来少年コナン』(1978年)
『ベルサイユのばら』(1979年)
『ドラえもん』(1979年)
『赤毛のアン』(1979年)
『伝説巨神イデオン』(1980年)
『無敵ロボ トライダーG7』(1980年)
『釣りキチ三平』(1980年)
『トム・ソーヤーの冒険』(1980年)
『とんでも戦士ムテキング』(1980年)
『宇宙大帝ゴッドシグマ』(1980年)
『宇宙戦士バルディオス』(1980年)
『怪物くん(第2作)』(1980年)
『鉄腕アトム(第2作)』(1980年)
『がんばれ元気』(1980年)
『おじゃまんが山田くん』(1980年)
『太陽の使者 鉄人28号』(1980年)
『魔法少女ララベル』(1980年)
『まいっちんぐマチコ先生』(1981年)
『ふしぎな島のフローネ』(1981年)
『最強ロボ ダイオージャ』(1981年)
『ヤットデタマン』(1981年)
『うる星やつら』(1981年)
『Dr.スランプ アラレちゃん』(1981年)
『太陽の牙ダグラム』(1981年)
『銀河旋風ブライガー』(1981年)
『忍者ハットリくん』(1981年)
『じゃりン子チエ』(1981年)
『ゴールドライタン』(1981年)
『六神合体ゴッドマーズ』(1981年)
『新・ど根性ガエル』(1981年)
『新竹取物語 1000年女王』(1981年)
『百獣王ゴライオン』(1981年)
『戦国魔神ゴーショーグン』(1981年)
『ダッシュ勝平』(1981年)
『おはよう!スパンク』(1981年)
『タイガーマスク二世』(1981年)
『まんが 水戸黄門』(1981年)
『名犬ジョリィ』(1981年)
『ワンワン三銃士』(1981年)
『超時空要塞マクロス』(1982年)
『スペースコブラ』(1982年)
『The かぼちゃワイン』(1982年)
『さすがの猿飛』(1982年)
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)
『ゲームセンターあらし』(1982年)
『パタリロ!』(1982年)
『ときめきトゥナイト』(1982年)
『銀河烈風バクシンガー』(1982年)
『魔境伝説アクロバンチ』(1982年)
『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』(1982年)
『太陽の子エステバン』(1982年)
『機甲艦隊ダイラガーXV』(1982年)
『フクちゃん』(1982年)
『おちゃめ神物語 コロコロポロン』(1982年)
『科学救助隊テクノボイジャー』(1982年)
『トンデラハウスの大冒険』(1982年)
『愛の戦士レインボーマン』(1982年)
『サイボットロボッチ』(1982年)
『忍者マン一平』(1982年)
『アニメ 野生のさけび』(1982年)
『一ッ星家のウルトラ婆さん』(1982年)
『とんでモン・ペ』(1982年)
『手塚治虫のドン・ドラキュラ』(1982年)
『新みつばちマーヤの冒険』(1982年)
『キン肉マン』(1983年)
『CAT'S EYE』(1983年)を振り返りましょう
『ナイン 完結編』(1984年)
『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)
『超時空世紀オーガス』(1983年)
『銀河漂流バイファム』(1983年)
『パーマン(第2作)』(1983年)
『機甲創世記モスピーダ』(1983年)を振り返りましょう
『特装機兵ドルバック』(1983年)を振り返りましょう
『光速電神アルベガス』(1983年)
『亜空大作戦スラングル』(1983年)
『銀河疾風サスライガー』(1983年)
『愛してナイト』(1983年)
『スプーンおばさん』(1983年)
『サイコアーマー ゴーバリアン』(1983年)を振り返りましょう
『伊賀野カバ丸』(1983年)を振り返りましょう
『ななこSOS』(1983年)
『ストップ!! ひばりくん!』(1983年)
『イタダキマン』(1983年)
『レディジョージィ』(1983年)
『ミームいろいろ夢の旅』(1983年)
『ふしぎの国のアリス』(1983年)を振り返りましょう
『まんが日本史』(1983年)
『パソコントラベル探偵団』(1983年)
『イーグルサム』(1983年)
『ベムベムハンターこてんぐテン丸』(1983年)
『ピュア島の仲間たち』(1983年)を振り返りましょう
『まんがイソップ物語』(1983年)を振り返りましょう
『子鹿物語』(1983年)を振り返りましょう
『よろしくメカドック』(1984年)
『機甲界ガリアン』(1984年)
『巨神ゴーグ』(1984年)
『魔法の妖精ペルシャ』(1984年)
『超力ロボ ガラット』(1984年)
『Gu-Guガンモ』(1984年)
『とんがり帽子のメモル』(1984年)
『らんぽう』(1984年)
『ガラスの仮面』(1984年)
『超時空騎団サザンクロス』(1984年)
『星銃士ビスマルク』(1984年)
『オヨネコぶーにゃん』(1984年)
『ゴッドマジンガー』(1984年)
『アタッカーYOU!』(1984年)
『GALACTIC PATROL レンズマン』(1984年)
『まんがどうして物語』(1984年)
『ふたり鷹』(1984年)
『リトル・エル・シドの冒険』(1984年)
『宗谷物語』(1984年)
『チックンタックン』(1984年)
『ふしぎなコアラブリンキー』(1984年)
『銀河パトロールPJ』(1984年)
『コアラボーイ コッキィ』(1984年)
『あした天気になあれ』(1984年)
『ビデオ戦士レザリオン』(1984年)
『森のトントたち』(1984年)
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)
『タッチ』(1985年)
『ハイスクール!奇面組』(1985年)
『ダーティペア』(1985年)
『超獣機神ダンクーガ』(1985年)
『忍者戦士飛影』(1985年)
『小公女セーラ』(1984年)
『魔法のスターマジカルエミ』(1985年)
『はーいステップジュン』(1985年)
『蒼き流星SPTレイズナー』(1985年)
『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』(1985年)
『オバケのQ太郎(第3作)』(1985年)
『プロゴルファー猿』(1985年)
『六三四の剣』(1985年)
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1985年)
『昭和アホ草紙あかぬけ一番!』(1985年)
『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』(1985年)
『おねがい!サミアどん』(1985年)
『コンポラキッド』(1985年)
『夢の星のボタンノーズ』(1985年)
『へーい!ブンブー』(1985年)
『ドラゴンボール』(1986年)
『機動戦士ガンダムΖΖ』(1986年)
『聖闘士星矢』(1986年)
『めぞん一刻』(1986年)
『愛少女ポリアンナ物語』(1986年)
『ロボタン(第2作)』(1986年)
『宇宙船サジタリウス』(1986年)
『魔法のアイドルパステルユーミ』(1986年)
『メイプルタウン物語』(1986年)
『銀牙 -流れ星 銀-』(1986年)
『マシンロボ クロノスの大逆襲』(1986年)(テレビアニメ)
『Bugってハニー』(1986年)
『あんみつ姫』(1986年)
『ドテラマン』(1986年)
『光の伝説』(1986年)
『ハートカクテル』(1986年)
『青春アニメ全集』(1986年)
『剛Q超児イッキマン』(1986年)
『まんがなるほど物語』(1986年)
『ワンダービートS』(1986年)
『ボスコアドベンチャー』(1986年)
『オズの魔法使い』(1986年)
『がんばれ!キッカーズ』(1986年)
『ドリモグだァ!!』(1986年)
『ウルトラマンキッズのことわざ物語』(1986年)
『Oh!ファミリー』(1986年)
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』(1986年)
『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』(1986年)
『シティーハンター』(1987年)
『きまぐれオレンジ★ロード』(1987年)
『機甲戦記ドラグナー』(1987年)
『愛の若草物語』(1987年)
『新メイプルタウン物語 パームタウン編』(1987年)
『ビックリマン』(1987年)
『北斗の拳2』(1987年)
『陽あたり良好!』(1987年)
『赤い光弾ジリオン』(1987年)
『ついでにとんちんかん』(1987年)
『ミスター味っ子』(1987年)
『グリム名作劇場』(1987年)
『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』(1987年)
『エスパー魔美』(1987年)
『アニメ三銃士』(1987年)
『のらくろクン』(1987年)
『仮面の忍者 赤影』(1987年)
『レディレディ!!』(1987年)
『ウルトラB』(1987年)
『くりいむレモン レモンエンジェル』(1987年)
『マンガ日本経済入門』(1987年)
『げらげらブース物語』(1987年)
『おらぁグズラだど(第2作)』(1987年)
『アニメ80日間世界一周』(1987年)
『それいけ!アンパンマン』(1988年)
『キテレツ大百科』(1988年)
『おそ松くん(第2作)』(1988年)
『魁!!男塾』(1988年)
『つるピカハゲ丸くん』(1988年)
『F-エフ』(1988年)
『燃える!お兄さん』(1988年)
『にこにこぷん』(1988年)
『鉄拳チンミ』(1988年)
『ホワッツマイケル』(1988年)
『トッポ・ジージョ』(1988年)
『ハーイあっこです』(1988年)
『ひみつのアッコちゃん(第2作)』(1988年)
『ビリ犬』(1988年)
『ドクター秩父山』(1988年)
『ハロー!レディリン』(1988年)
『どんどんドメルとロン』(1988年)
『いきなりダゴン』(1988年)
『ダッシュ!四駆郎』(1989年)
『獣神ライガー』(1989年)
『新ビックリマン』(1989年)
『悪魔くん』(1989年)
『ミラクルジャイアンツ童夢くん』(1989年)
『GO!レスラー軍団』(1989年)
『アイドル伝説えり子』(1989年)
『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』(1989年)
『レスラー軍団〈銀河編〉 聖戦士ロビンJr.』(1989年)
『チンプイ』(1989年)
『青いブリンク』(1989年)
『まじかるハット』(1989年)
『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』(1989年)
『魔法使いサリー(第2作)』(1989年)
『昆虫物語 みなしごハッチ(第2作)』(1989年)
『ジャングル大帝(1989年版)』(1989年)
『ジャングルブック・少年モーグリ』(1989年)
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アニメ(テレビアニメ・OVA・劇場版アニメなど)の独自の人気ランキングです!
インターネット情報、SNS情報などを参考に独自の順位です。
人気の理由や関連商品の紹介もあります♪

■ 1位 けいおん!!

人気の詳しい理由――2010年を代表する「日常系」の頂点

2010年を振り返ったとき、テレビアニメという枠を越えて大きな存在感を放った作品として、まず外せないのが『けいおん!!』である。2009年放送の第1期によって一気に知名度を高めた軽音部の5人を、第2期では2クールという長さを生かしてより丁寧に描き、単なる「女子高生がバンドをする作品」から「高校生活そのものを愛おしく振り返る青春物語」へとスケールアップしたことが人気の大きな理由である。平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬、中野梓という5人は性格も立ち位置も明確であり、誰を中心に見ても楽しめるバランスの良いキャラクター構成になっている。大事件が次々起こる作品ではないにもかかわらず、放課後の部室、文化祭、修学旅行、進路、夏休み、学園祭といった高校生活の断片を積み重ねることで、視聴者自身の学生時代の記憶まで刺激する構成が秀逸だった。特に物語後半では卒業が徐々に近づき、それまで笑って見ていた何気ない日常が「もう戻らない時間」へ変わっていく。この感情の変化こそ、本作が長く語り継がれている最大の強みといえる。 また、劇中で使用される楽器や音楽へのこだわりも大きかった。唯のギター、澪のベースなど実在モデルを意識した描写は、アニメファン以外の楽器愛好家にも注目され、作品をきっかけにギターやベースを始めたという層まで生み出した。放課後ティータイム名義の楽曲は劇中設定だけの飾りではなく、実際に音楽商品として成立する完成度を備えている。「GO! GO! MANIAC」「Listen!!」「Utauyo!!MIRACLE」「NO,Thank You!」など、作品を知らない人にもタイトルが浸透した楽曲が複数生まれたことは非常に大きい。キャラクター人気、音楽人気、日常アニメとしての完成度、卒業物語としての感動をすべて兼ね備えたことで、2010年を象徴する作品になった。

関連商品――映像・音楽から楽器、フィギュア、生活雑貨まで圧倒的な広がり

関連商品の充実度は2010年作品の中でも最高クラスである。基本となるBlu-ray・DVDは各巻仕様に加え、後年にはまとめて楽しめるBOXやコンパクト商品なども登場し、コレクター向けと新規視聴者向けの双方に選択肢がある。音楽商品ではオープニング・エンディングCDだけではなく、放課後ティータイムのアルバム、劇中歌、キャラクターイメージソング、サウンドトラック、ライブ関連映像などまで非常に多彩である。音楽作品として単独でコレクションできるほどタイトル数が多いため、「アニメグッズを集める」というより「架空の人気バンドのディスコグラフィーをそろえる」感覚に近い。 フィギュアではスケールフィギュア、ねんどろいど、デフォルメ商品、可動タイプ、プライズなど、多数のメーカーから5人が立体化された。制服姿だけでなくステージ衣装や私服を題材にした商品もあり、同じキャラクターでも雰囲気の異なる商品を選べる。さらにギターピック、ストラップ、Tシャツ、タオル、マグカップ、クリアファイル、ポスター、タペストリー、文房具、バッグ、キーホルダー、ぬいぐるみなど、日常的に使える商品も豊富である。劇中楽器をイメージしたミニチュアや楽器関連アイテムも本作らしいカテゴリーであり、一般的なキャラクターグッズとは違った収集の楽しさがある。

現在まで人気が続く理由

放送終了後も作品の価値が落ちにくいのは、「2010年当時の流行」だけに依存していないからだろう。スマートフォンやSNSなど時代を強く限定する要素が前面に出ず、友達と集まり、お菓子を食べ、音楽を演奏し、卒業を迎えるという普遍的な青春が中心にある。そのため初見の若い視聴者にも受け入れられやすい。中古市場でも映像ソフト、CD、フィギュア、限定グッズは現在まで数多く流通し、初回特典やイベント限定品、古いフィギュアなどにはコレクション需要も存在する。作品そのものの完成度、音楽の強さ、商品展開の豊富さ、後世への影響を総合すると、2010年独自ランキング第1位に最もふさわしい作品である。

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■ 2位 Angel Beats!

人気の詳しい理由――笑い、バトル、青春、死生観を1クールへ凝縮

『Angel Beats!』は、2010年のオリジナルテレビアニメを語るうえで欠かせない作品である。舞台となるのは死後の世界に存在する学校。主人公・音無は記憶を失った状態で目覚め、仲村ゆりが率いる「死んだ世界戦線」と出会い、天使と呼ばれる少女・立華かなでを相手に戦うことになる。この設定だけを見ると重苦しい物語を想像させるが、実際には序盤から派手なギャグ、銃撃戦、ライブ、学園生活が入り混じる非常にテンポの速い作品であり、その明るさと切なさの落差が大きな魅力になった。 人気を決定づけたのは、登場人物それぞれが生前に果たせなかった思いや後悔を抱えているという構造である。ギャグ要員に見えた人物が突然深刻な過去を語り始めたり、にぎやかな学園風景の裏から「なぜ彼らはここにいるのか」という問いが浮かび上がったりする。特に岩沢、ユイ、日向、音無、かなでをめぐるエピソードは感情的な振れ幅が大きく、放送終了後も印象的な場面として語られてきた。立華かなでは寡黙で感情が読みにくい人物として登場するが、物語が進むにつれて印象が大きく変化し、2010年代を代表する人気ヒロインの一人になった。 そして『Angel Beats!』を特別な作品にしたもう一つの要素が音楽である。作中バンド「Girls Dead Monster」は設定上のバンドにとどまらず、現実世界でもCDが展開され、「Crow Song」「Alchemy」「My Song」などが作品人気と結びついた。主題歌「My Soul, Your Beats!」と「Brave Song」も物語の余韻を強く補強している。映像、ストーリー、声優、音楽が同時に話題になったため、わずか1クールの作品とは思えないほど巨大なファン層を形成した。

関連商品――ガルデモCDからフィギュア、ゲームまで長期展開

Blu-ray・DVDは本編を所有するための中心的商品で、限定版には特典CDや冊子などコレクター向け要素が盛り込まれた。音楽関連では主題歌シングル、Girls Dead Monster名義の楽曲、アルバム、サウンドトラックなどが非常に人気で、映像作品以上に音楽商品を収集するファンも少なくない。LiSAが歌唱を担当したユイ楽曲が後の彼女の活動を知るファンから再注目されることもあり、アニメ史だけでなくアニソン史の面からも重要な商品群となっている。 立華かなで、ゆり、ユイなどはスケールフィギュアやねんどろいど系商品、プライズ、アクリルスタンド、キーホルダー、タペストリーなどさまざまな形で商品化された。特にかなでは白い髪と天使を思わせるイメージ、ハンドソニックなど視覚的に特徴のある要素が多く、立体化との相性が良い。さらにコミック、関連書籍、設定資料系商品、アンソロジー、後年のPCゲーム『Angel Beats! -1st beat-』など、放送終了後にも世界を補完する商品が増えていった。

現在まで人気が続く理由

全13話という限られた尺に大量の人物と設定を詰め込んだため、描写不足を指摘されることもある。しかし逆にいえば、その「もっと見たかった」という感覚が長期人気につながった作品でもある。キャラクターの過去、死後世界の仕組み、もし彼らが普通に学生生活を送れていたらという想像の余地が大きく、二次創作やファンの考察とも相性が良かった。笑えるのに最後には切ない、派手なのにテーマは人生の受容という独特のバランスは現在見ても個性的であり、2010年を象徴するオリジナルアニメとして第2位に置きたい。

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■ 3位 涼宮ハルヒの消失

人気の詳しい理由――シリーズの評価を劇場作品でさらに押し上げた傑作

『涼宮ハルヒの消失』は、『涼宮ハルヒの憂鬱』をテレビシリーズで追い続けたファンにとって一種の到達点と呼べる劇場版である。物語は冬の学校を舞台に始まる。いつものようにSOS団の活動へ向かうキョンだったが、突然、涼宮ハルヒが学校から存在しなくなり、朝比奈みくるは彼を知らず、古泉一樹も見当たらない。そして長門有希だけが、宇宙人としてではなく普通の内気な文芸部員として存在している別世界に入り込む。 テレビ版のにぎやかなハルヒ像とは対照的に、劇場版ではキョンと長門の心理へ深く踏み込む。特に「元の世界へ戻るのか、それとも穏やかな別世界を受け入れるのか」という選択は、シリーズ全体を見続けてきた視聴者へ向けられた問いでもある。ハルヒに振り回され続けて文句ばかり言っていたキョンが、本当はその非日常を楽しんでいたことを自覚していく過程は非常に説得力があり、主人公としての成長を強く感じさせる。 長門有希の人気を決定的なものにした作品でもある。テレビ版では無表情で万能な宇宙人として描かれる場面が多かった長門が、本作では普通の少女として見せる仕草や感情によってまったく別の魅力を見せた。冬の空気を感じさせる静かな映像、長尺だからこそ可能な間の演出、映画館で映える画面設計なども高く評価され、深夜アニメ発の劇場作品が大きな商業的存在になっていく流れを象徴する一作となった。

関連商品――長門有希を中心にコレクション性が非常に高い

劇場版Blu-ray・DVDは通常版だけでなく特典を重視した仕様も人気が高く、シリーズをまとめて所有したいファンにはテレビ版Blu-ray BOXなどと組み合わせた収集需要がある。サウンドトラック、テーマ曲CD、パンフレット、劇場グッズ、公式ガイド、原作ライトノベルも定番である。映画を鑑賞した後に原作「涼宮ハルヒの消失」を読み、アニメ版との演出の違いを比較する楽しみ方もできる。 フィギュア市場では長門有希の人気が特に強く、制服姿、冬服、眼鏡姿など複数のイメージで立体化されている。ハルヒ、みくる、キョンらを含めたねんどろいど、スケールフィギュア、プライズ商品、トレーディングフィギュアなども数多い。クリアファイル、ポスター、タペストリー、ストラップ、ブックカバー、マグカップなど小物も豊富で、2000年代後半から続くハルヒ商品群全体を含めれば非常に巨大なコレクションジャンルになる。

現在の評価と商品価値

テレビシリーズを見ていなければ魅力を完全には理解しにくいというハードルはあるものの、シリーズファンからの評価は非常に高い。特に「消失の長門」を好むファンは現在も多く、限定フィギュアや古い劇場グッズなどは中古市場でも探されることがある。2000年代後半に一大ブームとなったハルヒシリーズが、単なる流行ではなく物語として高い完成度を持っていたことを証明した作品であり、劇場アニメを含めた2010年ランキングなら最上位へ置くべき一本である。

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■ 4位 機動戦士ガンダムUC

人気の詳しい理由――宇宙世紀ファンと新世代をつないだ大型OVA

『機動戦士ガンダムUC』はOVAという販売形態でありながら、2010年代のガンダムを代表する巨大タイトルへ成長した作品である。物語の舞台は宇宙世紀0096年。普通の学生として暮らしていたバナージ・リンクスが、「ラプラスの箱」をめぐる争いへ巻き込まれ、純白のモビルスーツ「ユニコーンガンダム」と出会う。ヒロインのオードリー・バーン、仮面の男フル・フロンタルなどを通して、初代『機動戦士ガンダム』から続く宇宙世紀の歴史へ再び焦点を当てた。 最大の魅力は、歴代シリーズの設定や歴史を尊重しつつ、2010年当時の最高水準でモビルスーツ戦を映像化した点だろう。ユニコーンガンダムがデストロイモードへ変形する瞬間、クシャトリヤのファンネル戦、旧型モビルスーツが入り乱れる戦闘など、メカニックファンの記憶に残るシーンが次々登場する。CGを活用しながらも重量感や兵器らしさを失わない作画は、OVAならではの制作密度を感じさせた。 また澤野弘之による音楽も作品人気へ大きく貢献した。壮大なオーケストラと電子音を組み合わせた劇伴は、ユニコーンの変身や戦闘シーンを一段上のドラマへ引き上げる。OVA公開と劇場イベント上映、映像ソフト販売を連動させる方式も話題を集め、ガンダム作品の新しい展開モデルを示した。

関連商品――ガンプラだけでも巨大なジャンル

『ガンダムUC』の商品展開で中心となるのは、何といってもガンプラである。ユニコーンガンダム、バンシィ、シナンジュ、クシャトリヤ、ジェスタ、デルタプラスなど、多数の機体がHGUCを中心に立体化され、その後MG、RG、PGなどさまざまなグレードへ広がった。通常のユニコーンモードとデストロイモード、発光を意識したサイコフレーム、フルアーマー仕様など、一つの機体だけでも複数の商品を楽しめる。 完成品フィギュアではROBOT魂などの可動モデル、ハイエンド完成品、食玩、トレーディング系商品があり、プラモデルを組み立てない層にも選択肢が豊富である。Blu-ray・DVD、サウンドトラック、原作小説、設定資料集、メカニック解説書、コミック、ゲームへの参戦商品なども多い。ユニコーンガンダムそのものが後年までガンダムブランドを代表する人気機体になったため、2010年放送作品でありながら関連商品が途切れにくい。

現在まで支持される理由

初代ガンダムを知らなくてもバナージの物語として楽しめる一方、宇宙世紀シリーズを知っているほど過去作品とのつながりを深く味わえる二重構造が強い。世代を越えてファンが集まりやすく、ガンプラ市場とも強固に結びついている。アニメ、音楽、メカデザイン、商品展開のすべてが高いレベルでまとまったOVAであり、2010年アニメ史を代表する存在として第4位とした。

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■ 5位 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

人気の詳しい理由――オタク文化そのものを物語へ取り込んだ時代の象徴

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は、2010年代前半のライトノベル原作アニメを語るうえで非常に重要な作品である。主人公・高坂京介が、容姿端麗で成績優秀、スポーツも得意な妹・桐乃の秘密を偶然知ってしまうところから物語が始まる。その秘密とは、桐乃が妹もののアニメや美少女ゲームを愛好する重度のオタクだったこと。そこから兄が妹の「人生相談」に付き合い、趣味を理解する友人探しや家族との衝突などへ巻き込まれていく。 当時の秋葉原文化、同人イベント、ネット通販、美少女ゲーム、オフ会など、2000年代末から2010年代初頭のオタク文化が物語の中心に置かれているため、その時代の空気を記録した作品としても興味深い。単にオタク趣味を笑いの題材にするのではなく、「好きなものを周囲へどう伝えるか」「家族に趣味を理解してもらえるのか」という現実的なテーマを扱ったことで、多くの視聴者が自分自身を重ねることができた。 桐乃だけではなく黒猫、新垣あやせ、沙織・バジーナなど脇役の人気も非常に強い。とりわけ黒猫は毒舌、中二病的趣味、繊細な性格という組み合わせによって一気に人気キャラクターとなり、桐乃派と黒猫派の議論がネット上で盛り上がったことも作品人気を象徴している。

関連商品――ライトノベル原作作品らしい非常に幅広い展開

原作ライトノベルはもちろん、コミカライズ、スピンオフ、公式ガイドなど書籍商品が多い。Blu-ray・DVDでは本編に加え映像特典や音声特典などが用意され、各キャラクターを前面に出したパッケージも収集意欲を刺激した。音楽商品では主題歌、エンディング楽曲、キャラクター関連CD、サウンドトラックなどが存在する。 ゲームでは携帯ゲーム機向け作品が発売され、原作やテレビアニメとは違うキャラクタールートを楽しめることからファンアイテムとして人気を集めた。フィギュアは桐乃と黒猫を中心に非常に多く、スケールフィギュア、ねんどろいど、プライズ、デフォルメなど選択肢が豊富。あやせや沙織などサブヒロインの商品も存在する。さらに抱き枕カバー、タペストリー、クリアファイル、Tシャツ、マグカップ、キーホルダーなど、ライトノベル系アニメらしいキャラクター商品が多数展開された。

後年への影響

長いタイトルを持つライトノベル作品がアニメ市場で存在感を増していく時代において、本作の成功は大きな象徴となった。また「オタク趣味を持つ美少女」「兄妹関係」「ネット文化」といった題材を一般的なラブコメの中へ自然に組み込んだ点も後続作品へ影響を与えている。最終的な物語展開については賛否が大きく分かれたものの、それだけ多くの視聴者がキャラクターの行方へ感情移入した証拠でもある。2010年のネット文化を代表する一本として第5位とした。

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■ 6位 デュラララ!!

人気の詳しい理由――池袋全体を主人公にしたような群像劇

『デュラララ!!』は、池袋という実在の街を舞台に、普通の高校生、都市伝説、情報屋、怪力の男、闇医者、カラーギャングなど一見接点のない人物たちが複雑に交差していく群像劇である。中心の一人となる竜ヶ峰帝人は非日常に憧れて池袋へやって来るが、そこで首なしライダーのセルティ・ストゥルルソンをはじめとした異常な人物たちと出会い、やがて自身も街の裏側へ深く入り込んでいく。 人気の大きな理由は、明確な主人公一人へ依存しないところにある。ある話では帝人が中心になり、別の話ではセルティ、紀田正臣、園原杏里、折原臨也、平和島静雄へ焦点が移る。序盤で何気なく登場した人物や出来事が別視点から描かれ、後半で一本につながっていく構成が面白く、繰り返して見るほど新しい発見がある。 キャラクター人気では臨也と静雄の存在が特に大きかった。人間観察を趣味とする情報屋・折原臨也と、圧倒的な怪力を持つ平和島静雄の対立は強烈な個性を生み、女性ファンを含む大規模なキャラクター人気につながった。一方で首なしライダーでありながら人間味あふれるセルティは作品の象徴となり、黒いライダースーツと黄色いヘルメットというデザインも非常に記憶に残りやすい。

関連商品――キャラクターグッズの収集が楽しい作品

原作ライトノベル、コミカライズ、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌CDなど基本商品が豊富。シリーズのストーリーをより深く知りたい場合は原作小説を読み進めることで、テレビ版で描かれなかった細かな心理や設定まで楽しめる。 キャラクターグッズでは臨也、静雄、セルティを中心に、フィギュア、デフォルメフィギュア、ラバーストラップ、缶バッジ、クリアファイル、ポスター、カード、アクリル商品などが多数登場した。池袋を舞台にしていることを生かしたイベントやコラボレーションとも相性が良く、「作品の舞台を実際に歩く」という楽しみも商品やキャンペーンと結びついた。

長期人気を生んだもの

登場人物が多いため序盤は関係を理解するのが難しいものの、点が線へ変わる瞬間の快感が強い。ネット掲示板やチャットを物語の仕掛けとして利用する構成も2010年前後の時代感をよく表している。後年には続編アニメも制作され、シリーズ全体を追いかける楽しみが増えた。個性的な登場人物、実在都市を利用した世界観、何度も見返せる構成の三拍子がそろった作品として第6位である。

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■ 7位 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇

人気の詳しい理由――テレビシリーズ屈指の名編を映画品質へ再構築

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』は、テレビアニメ『銀魂』で高い人気を誇った紅桜篇を劇場版として再構成した作品である。万事屋の坂田銀時、志村新八、神楽を中心に、桂小太郎、高杉晋助ら攘夷戦争時代から続く因縁を描き、普段のギャグ中心の『銀魂』とは異なるシリアスな魅力を前面に押し出した。 『銀魂』が強いのは、普段ふざけている人物が本気になったときの格好良さが何倍にも感じられる点だ。銀時が木刀を持って戦う場面、高杉が危険な思想をのぞかせる場面、桂と銀時の旧友としての関係など、キャラクターの背景が戦闘の重みへ直結する。映画版では映像やアクションを強化しながら、テレビ版を知る視聴者にも新しい見どころを用意したため、単なる再編集作品で終わらなかった。 さらに『銀魂』らしくシリアスだけに偏らず、映画という形式そのものをネタにするような笑いも盛り込まれている。この自由さが既存ファンの期待に応え、新規客にもシリーズの魅力を伝えることに成功した。

関連商品――映像ソフトと原作、キャラクター商品が強力

劇場版Blu-ray・DVDは映画を手元に残す中心商品で、限定仕様、特典映像、パンフレットなどとあわせて収集する楽しみがある。原作漫画では紅桜篇に該当するエピソードを読み返し、テレビ版・劇場版との演出差を比較できる。 銀時、高杉、桂、神楽、土方十四郎、沖田総悟ら人気キャラクターが多いため、フィギュア、アクリルスタンド、ラバーストラップ、缶バッジ、クリアファイル、タオル、ぬいぐるみなどの商品数は非常に多い。劇場版公開時の限定商品や前売券特典、イベント商品などは当時ならではのコレクターズアイテムとなっている。

シリーズ全体で考えた強さ

映画単体だけでなく『銀魂』というシリーズがその後も長く続き、劇場版やイベント、新商品が繰り返し登場したことが大きい。2010年作品を後年の知名度まで含めて評価すると非常に強く、特にジャンプアニメの劇場作品として大きな存在感を持つ。テレビシリーズのファンにとっても「銀魂の映画はここから始まった」と感じられる重要作として第7位とした。

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■ 8位 WORKING!!

人気の詳しい理由――ファミレスという小さな舞台から生まれる抜群の掛け合い

北海道のファミリーレストラン「ワグナリア」を舞台にした『WORKING!!』は、2010年を代表する職場コメディの一つである。小さいものが大好きな高校生・小鳥遊宗太が、背の低い先輩・種島ぽぷらに誘われてワグナリアで働き始めるところから物語が始まる。しかし職場には男性恐怖症で男性を見ると殴ってしまう伊波まひる、日本刀を持ち歩く轟八千代、自由奔放な店長・白藤杏子、無表情な佐藤潤、情報通の相馬博臣など、普通とは言い難い従業員が集まっている。 人気の中心はキャラクター同士の会話である。同じ店内を舞台にしながら、組み合わせを変えるだけで異なる笑いが生まれる。小鳥遊と伊波の距離が少しずつ縮まっていくラブコメ要素、佐藤の八千代への報われにくい恋心、ぽぷらのかわいらしさなど、日常ギャグだけでなく関係性を追いかける楽しさがある。 働くアニメではあるものの仕事のリアルさを前面に押し出すのではなく、ファミレスという閉じた空間をキャラクター劇の舞台として徹底的に活用している。その結果、一話から入りやすく、何度でも気軽に見返せる作品となった。

関連商品――キャラクターソングとデフォルメ商品が充実

原作漫画、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌・キャラクター関連CDなどが基本商品となる。「SOMEONE ELSE」など明るく覚えやすい楽曲は作品イメージとの相性が良く、音楽面でも人気を支えた。 ぽぷら、まひるなど女性キャラクターを中心にフィギュアやデフォルメ商品が発売され、ラバーストラップ、キーホルダー、クリアファイル、タペストリーなども展開された。ワグナリアの店員制服はキャラクター商品にしやすく、複数人物を並べたときの統一感もある。

シリーズ化によってさらに高まった評価

第1期だけで終わらず続編が制作され、キャラクター同士の恋愛や家族関係も少しずつ進展していったことで、一発のギャグアニメではなく長く付き合えるシリーズになった。現在でも「疲れたときに気軽に見られる日常コメディ」として薦めやすく、2010年当時の円盤人気と現在の知名度の双方を考慮して第8位とした。

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■ 9位 四畳半神話大系

人気の詳しい理由――映像表現そのものが作品の個性になった異色作

『四畳半神話大系』は、ほかの2010年作品とは明らかに異なる方向から高い評価を獲得したアニメである。京都の大学へ通う主人公「私」が、「あのサークルではなく別のサークルを選んでいれば薔薇色のキャンパスライフを送れたのではないか」と考えながら、異なる可能性の大学生活を繰り返していく。 一番最初に視聴者を驚かせるのは、主人公の非常に速いモノローグと独特の画面だろう。大量の言葉が洪水のように流れ、デフォルメされた人物や京都の街並みが目まぐるしく動く。一般的なアニメの美しい作画とは違うが、湯浅政明監督らしい大胆な動きと色使いによって、一度見れば忘れられない視覚体験になっている。 物語では主人公が「別の選択をしていれば人生は良くなったはずだ」と何度も考える。しかし繰り返される世界を見るうちに、重要なのは理想的な選択肢を探し続けることではなく、すでに目の前にある人間関係や機会に気づくことだと分かってくる。このテーマは大学生だけでなく、人生の選択を後悔した経験のある多くの視聴者に響く。

関連商品――量より作品世界を深く味わうタイプ

Blu-ray・DVD、後年のBOX商品、原作小説、サウンドトラック、主題歌CDなどが中心である。森見登美彦の原作小説を読むとアニメ版とは違う文章表現を楽しめ、アニメ特有の高速モノローグがどのように映像化されたのか比較できる。 キャラクターフィギュアを大量に収集するタイプの作品ではないが、ポスター、クリアファイル、書籍、イベント商品など作品ビジュアルを生かしたグッズには独特の魅力がある。後年、『夜は短し歩けよ乙女』や『四畳半タイムマシンブルース』など関連性を感じさせる作品へ関心を広げられることも大きい。

2010年作品としての歴史的価値

商業的な大ヒットだけを基準にすれば順位は下がるが、アニメ表現の独創性と後世の評価を加えると上位へ置くべき作品である。大学生活の後悔をパラレルワールド構造で描き、最後にそれらを一本へ収束させる構成は現在見ても鮮烈だ。「アニメだからこそできる表現」を追求した2010年屈指の作品として第9位とした。

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■ 10位 ハートキャッチプリキュア!

人気の詳しい理由――子ども向けの枠を越えて支持されたプリキュア

『ハートキャッチプリキュア!』はシリーズ作品でありながら、単独タイトルとしても非常に高い人気を持つ。主人公・花咲つぼみは引っ込み思案で、自分を変えたいと思っている少女。対照的に明るく行動的な来海えりかと出会い、キュアブロッサム、キュアマリンとして戦うようになる。のちに明堂院いつき、月影ゆりも加わり、四人のプリキュアそれぞれが異なる悩みと成長を見せる。 馬越嘉彦による親しみやすく表情豊かなキャラクターデザイン、コミカルな日常、迫力あるアクションの組み合わせが大きな魅力である。特にキュアマリンの豊かな表情はネット上でも長く親しまれ、シリーズを知らないアニメファンにも浸透した。 一方で物語は決して軽いだけではない。人の心にある弱さや悩みを「こころの花」として扱い、家族、友情、自信、喪失など幅広いテーマを描く。キュアムーンライトをめぐる物語などには重い要素も含まれ、子どもと一緒に見ていた大人が夢中になる理由にもなった。

関連商品――変身玩具を中心とした巨大な商品世界

プリキュアシリーズは玩具展開と強く連動しているため、商品カテゴリーが非常に幅広い。変身アイテムを再現した玩具、こころの種を使ったアイテム、シャイニータンバリンなど劇中装備を再現した商品は当時の子どもたちの人気商品だった。人形、ぬいぐるみ、食玩、カード、文房具、衣類、バッグ、靴、ランチ用品など子ども向け生活商品も多数展開された。 大人のコレクター向けには後年、高品質フィギュアや可動フィギュア、復刻・記念商品などが登場し、放送当時の視聴者が成長してから再び購入できる市場が生まれている。Blu-ray・DVD、CD、サウンドトラック、映画関連商品もあり、シリーズを映像と音楽の両面から収集できる。

現在のシリーズ人気への影響

プリキュア初心者へ「まず一本見るなら」と薦められる作品として名前が挙がりやすいのが強みである。子ども向けアニメとして分かりやすく、それでいて大人が見ても人物の成長や演出を楽しめる。キャラクター人気、玩具展開、作品評価のすべてが強く、ファミリー向け作品を含めた2010年ランキングで第10位とした。

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■ 11位 借りぐらしのアリエッティ

人気の詳しい理由――小さな世界を巨大な冒険へ変えたスタジオジブリ作品

『借りぐらしのアリエッティ』は、人間の家の床下で暮らす小人の一家を描いた劇場アニメである。主人公アリエッティは、人間の生活用品を少しだけ「借り」ながら暮らしており、病気療養のため屋敷へやって来た少年・翔と出会う。本作最大の魅力は、人間には何でもない日常空間を小人の目線から巨大な冒険世界へ変換した点にある。角砂糖一個、ティッシュ一枚、待ち針一本さえ、小人にとっては大きな生活用品となる。 アリエッティが初めて「借り」へ出かける場面では、壁の中を移動し、巨大な家具を越え、人間に見つからないよう物を持ち帰る。日常的な家がまるで巨大遺跡のように見える視点の変化は、アニメーションとの相性が非常に良い。さらに庭の草花、水滴、虫なども小人視点では大きく描かれ、美しい背景美術を味わえる。 華やかな冒険活劇というより、異なる世界に生きる二人の短い交流を静かに描く作品であり、その余韻のある結末も長く記憶に残る。

関連商品――ジブリブランドならではの安定した品ぞろえ

Blu-ray・DVDをはじめ、映画パンフレット、フィルムコミック、絵コンテ集、美術関連書籍、設定資料、サウンドトラックなど、制作背景まで掘り下げられる商品が豊富である。ジブリ作品は背景や小道具の魅力が大きいため、アートブックや絵コンテを読む楽しさも大きい。 キャラクターグッズではアリエッティを題材にしたぬいぐるみ、小物、文房具、ポストカード、クリアファイルなどがあり、スタジオジブリ関連ショップなどを通じて長期的に扱われる商品もある。派手な萌えフィギュア中心の作品とは異なり、インテリアや雑貨として置きやすいデザインの商品が多いことも特徴である。

一般層への強さを評価

深夜アニメ中心のネットランキングでは順位が低くなりやすい一方、一般知名度、映画としての観客層、家庭用映像ソフト、ジブリブランドの持続力まで考えれば2010年を代表するアニメから外せない。家族で視聴でき、世代を越えて見直される強さを評価して第11位とした。

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■ 12位 とある魔術の禁書目録II

人気の詳しい理由――巨大化する「とある」シリーズの中心作品

第1期と『とある科学の超電磁砲』を経て放送された『とある魔術の禁書目録II』は、シリーズ人気が本格的に拡大していた時期の作品である。学園都市の超能力と魔術サイドの宗教・組織が交差し、上条当麻、インデックス、御坂美琴、一方通行など多数の人気キャラクターが活躍する。 第2期では物語の規模がさらに拡大し、科学側だけでなくローマ正教をはじめとした魔術勢力の動きも大きくなる。上条の「幻想殺し」を使った肉弾戦、一方通行の圧倒的な能力、御坂美琴とのラブコメ的やり取りなど、シリアスとキャラクター人気を両立している。 シリーズ全体として登場人物と専門用語が多く、初見には複雑な部分もある。しかし一度世界観を理解すると、小説、漫画、外伝、ゲームまで横断して追いかけられる巨大なコンテンツへ変わることが魅力である。

関連商品――ライトノベルからフィギュアまで長期展開

原作ライトノベルはシリーズ最大の柱であり、旧約、新約など長大な物語を追うことができる。コミック版、『超電磁砲』などの外伝作品もあり、書籍だけでも非常に大きなコレクションになる。Blu-ray・DVD、主題歌CD、サウンドトラック、ドラマCDなど映像・音楽商品も充実している。 フィギュアでは御坂美琴、一方通行、インデックスを中心に多数の商品が存在し、スケール、ねんどろいど、プライズなど価格帯も幅広い。Tシャツ、タオル、ストラップ、クリアファイル、アクセサリー、ゲーム関連商品なども多く、シリーズ全体を含めれば2010年代屈指の商品規模を持つ。

シリーズ人気を含めた評価

単独作品としてだけでなく、『超電磁砲』や後続シリーズへ視聴者をつなぐ役割が大きい。御坂美琴や一方通行といったキャラクターが後年まで非常に高い人気を維持している点も強い。2010年時点ですでに一大メディアミックスへ成長していたことから第12位とした。

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■ 13位 薄桜鬼

人気の詳しい理由――新選組と乙女ゲームを融合した女性向けヒット作

『薄桜鬼』は新選組を題材にした乙女ゲームを原作とし、幕末の歴史、恋愛、剣戟、伝奇要素を組み合わせた作品である。主人公・雪村千鶴が行方不明となった父を探して京都へ向かい、土方歳三、沖田総司、斎藤一、藤堂平助、原田左之助ら新選組隊士と出会う。 単なる美男子キャラクターを並べた作品ではなく、新選組がたどる歴史的な悲劇を物語の土台にしている点が強い。視聴者はキャラクターへ愛着を持つほど、史実に沿って状況が悪化していく切なさを強く感じる。和装から洋装へ変化する隊士たちのビジュアルも人気を集め、特に土方、沖田、斎藤らは女性向けアニメを代表する人気キャラクターとなった。

関連商品――乙女ゲーム作品ならではのCD・イベント商品が豊富

原作ゲームは移植や派生作品が非常に多く、本編以外にもファンディスクなどを通じてキャラクターとの物語を楽しめる。アニメBlu-ray・DVD、主題歌、サウンドトラックに加え、ドラマCD、キャラクターCDなど「声」を楽しむ商品が豊富なのも特徴である。 缶バッジ、アクリルスタンド、ブロマイド、クリアファイル、タペストリー、扇子、和風小物などキャラクターグッズも多い。イベントDVDや舞台関連商品など、アニメだけに限定されない展開を追いかけられる点もファンには魅力である。

女性向けコンテンツとしての長寿

ゲーム、アニメ、舞台、イベントが長期間続いたことによって、2010年当時の視聴者だけでなく後年のファンも入りやすいシリーズになった。女性向けアニメが大きな市場を形成していく時代を象徴するタイトルとして第13位に位置づけたい。

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■ 14位 ストライクウィッチーズ2

人気の詳しい理由――美少女キャラクターと本格ミリタリーの独自融合

『ストライクウィッチーズ2』は、異形の敵ネウロイと戦う少女たちを描くシリーズ第2期である。魔法力を持つウィッチが脚部に「ストライカーユニット」を装着し、空を飛びながら戦うという設定は一見奇抜だが、実在の戦闘機や軍人をモチーフにした要素が細部へ盛り込まれ、ミリタリーファンにも楽しめる作りになっている。 宮藤芳佳、坂本美緒、リネット・ビショップ、ペリーヌ、エイラ、サーニャなど、国籍や性格が異なる11人のメンバーが共同生活を送りながら戦うため、戦闘だけでなく日常回の人気も高い。お気に入りのキャラクターや組み合わせを見つけやすいことがシリーズの強みである。 第2期は第1期で確立した魅力をさらに安定させ、空戦シーンの迫力、仲間同士の絆、キャラクターコメディをバランス良く展開した。

関連商品――フィギュアと模型系商品の相性が抜群

Blu-ray・DVD、CD、サウンドトラック、コミック、小説、設定資料集などに加え、フィギュア展開が非常に豊富である。スケールフィギュア、figma系可動商品、ねんどろいど、プライズなど、各ウィッチを立体化した商品をそろえる楽しみがある。 ストライカーユニットや実在兵器モチーフを生かした模型・メカ関連商品も作品ならでは。キャラクターだけでなく航空機やミリタリーの知識へ興味を広げられる。タペストリー、抱き枕カバー、クリアファイル、ストラップなど定番商品も多数存在する。

シリーズとしての持続力

後年も劇場版や続編、派生シリーズが制作され、世界観は大きく拡張した。2010年の第2期はその長期展開を確かなものにした重要作品であり、キャラクター人気と商品展開を評価して第14位とした。

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■ 15位 バクマン。

人気の詳しい理由――漫画家を目指す過程そのものをエンターテインメント化

『バクマン。』は、『DEATH NOTE』の大場つぐみ・小畑健コンビによる漫画を原作とし、中学生の真城最高と高木秋人がプロ漫画家を目指していく物語である。派手な超能力もバトルもないが、漫画のネームを作り、編集者へ持ち込み、読者アンケートを競い、連載会議を突破する過程をまるでスポーツ作品の試合のように描いている。 「週刊少年漫画がどのように作られるのか」という裏側を物語へ取り込んだ点が新鮮で、漫画好きほど楽しめる。主人公たちには連載獲得という明確な目標があり、ライバルの新妻エイジをはじめ個性的な漫画家も登場するため、努力・友情・勝負という少年漫画らしい面白さもある。 最高と亜豆美保の「夢を叶えたら結婚する」という約束が物語の長期的な柱になっており、仕事物だけでなく青春恋愛物としても追いかけられる。

関連商品――原作漫画そのものが最大の商品

原作コミックスはアニメを見た後に最も手を伸ばしやすい商品で、全体を通して読むことで二人が漫画家として成長していく長期的な流れを楽しめる。アニメDVD、主題歌CD、設定関連書籍などもある。 キャラクターフィギュア中心の作品ではないため立体商品は比較的限定的だが、クリアファイル、カード、文具、イベント関連グッズなどが存在する。また漫画制作というテーマそのものから、原稿用紙や画材に興味を持つきっかけになった視聴者も多い。

幅広い層へ薦められる強さ

オタク向け作品が多かった2010年の中で、少年漫画読者、仕事物が好きな大人、創作に興味のある人など幅広い層へ届いた点が大きい。後に第3シリーズまで制作され物語をしっかり描き切ったことも評価し、第15位とした。

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■ 16位 侵略!イカ娘

人気の詳しい理由――「~でゲソ」がネットへ広がったキャラクター型コメディ

海を汚す人類を侵略するため地上へやって来たイカ娘が、海の家「れもん」の壁を壊してしまい、修理代を払うため働かされるという導入から始まるコメディ作品である。侵略者を名乗っているにもかかわらず、本人は純粋で世間知らず。結局、人間社会を侵略するどころか海の家の看板娘のようになっていくギャップが最大の面白さである。 イカ娘の特徴的な語尾、青い髪、イカの触手を思わせる髪型などキャラクターデザインの分かりやすさが抜群で、アニメ本編を詳しく知らなくてもキャラクターだけは知っているという層が生まれた。短いエピソードを複数組み合わせた構成で見やすく、日常系ギャグとして繰り返し視聴しやすいことも人気を支えた。

関連商品――イカ娘そのものが商品化に強い

原作漫画、Blu-ray・DVD、CD、サウンドトラックなど基本商品に加え、フィギュア、ねんどろいど、プライズ、ぬいぐるみ、ストラップ、キーホルダー、Tシャツ、タオル、マグカップなどが多数展開された。 作品名やキャラクター設定を生かした食品・店舗コラボなども相性が良く、イカをモチーフにしたユーモラスな商品が作りやすい。限定グッズを集める楽しさの強い作品である。

ネット時代との相性

特徴的な口調や表情が短い文章や画像だけでも伝わるため、掲示板やSNSとの相性が非常に良かった。キャラクター一人の力で作品全体の知名度を大きく押し上げた例として2010年を象徴する存在であり、第16位とした。

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■ 17位 ヨスガノソラ

人気の詳しい理由――美しい田園風景と大胆な恋愛描写で強烈な記憶を残した作品

『ヨスガノソラ』は、両親を亡くした春日野悠と双子の妹・穹が、かつて訪れた田舎町へ移り住むところから始まる恋愛作品である。田園、神社、古い家屋など静かな風景と、どこか寂しさを含んだ音楽によって独特の空気感が作られている。 本作の特徴はヒロインごとに物語を分岐させるゲーム的な構成をアニメへ持ち込んだこと。天女目瑛、渚一葉、依媛奈緒、春日野穹など、それぞれ異なる関係を一定地点から描き直すため、単純な一本の恋愛物語とは異なる感覚で見られる。 中でも穹ルートは非常に強い賛否を呼び、作品名そのものが長くネット上で語られる原因になった。題材は万人向けとは言い難い一方、美しい映像や音楽、穹のキャラクター人気によって時間が経っても知名度が落ちにくい。

関連商品――春日野穹のキャラクター人気が圧倒的

原作PCゲーム、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌CD、設定関連書籍などが中心。ゲーム版をプレイすると各ヒロインとの関係をより詳しく知ることができる。 フィギュアでは春日野穹の商品数が際立って多く、制服、私服、さまざまな衣装のスケールフィギュアやプライズなどが継続的に登場している。タペストリー、抱き枕カバー、アクリルスタンド、クリアファイルなどキャラクターのビジュアルを前面に出した商品も豊富である。

賛否そのものが長期知名度へつながった

内容について好みははっきり分かれる。しかし2010年放送から長い年月が経過してもタイトルがネット上で通じ、穹のフィギュアが繰り返し商品化されるほどキャラクター人気が残っているのは特筆すべきである。話題性、映像美、商品展開を考慮して第17位とした。

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■ 18位 荒川アンダー ザ ブリッジ

人気の詳しい理由――常識人が非常識な住人に囲まれる不条理コメディ

エリート青年・市ノ宮行は「他人に借りを作るな」という家訓を守って生きてきたが、荒川河川敷で自称金星人の少女ニノに命を救われ、借りを返すため彼女の恋人になる。そこから河童を名乗る村長、星形のマスクをかぶった星、シスター姿の元傭兵など、常識では理解しにくい住人との生活が始まる。 主人公が比較的常識的だからこそ、周囲の異常さが際立つ構造が面白い。新房昭之監督らしいテンポや独特の画面作りも作品に合っており、会話中心のギャグに強い個性を与えている。一方でニノとの関係など、ふとした瞬間に見せる静かな感情描写も魅力である。

関連商品――原作と映像、個性的なキャラグッズ

原作漫画、Blu-ray・DVD、主題歌・サウンドトラック、公式関連書籍などが中心。ニノ、星、村長など見た目だけでも強いキャラクターが多く、フィギュア、ストラップ、クリアファイル、Tシャツなどユーモラスなグッズが展開された。 後に実写化も行われたため、アニメだけでなく作品全体のメディアミックスを追う楽しみがある。

今見ても独特のテンポが強い

ギャグの好みは分かれるが、他作品と似にくい世界観を持っていることが大きな強みである。2010年前後のシャフト作品を好む視聴者には特に印象深い一本として第18位。

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■ 19位 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

人気の詳しい理由――本格ゾンビサバイバルをテレビアニメで展開

平穏な学校へ突然「奴ら」と呼ばれる死者が押し寄せ、世界が崩壊していく。小室孝、宮本麗、毒島冴子、高城沙耶、平野コータら生徒が学校を脱出し、生存者を探しながら移動していくサバイバル作品である。 当時の深夜アニメでは珍しかった本格的なゾンビパニック、銃器や車両を使ったアクション、血しぶきの多い激しい演出によって強いインパクトを残した。毒島冴子をはじめ女性キャラクターの人気も高く、緊迫した状況と大胆なサービス描写を同時に盛り込む独特の作風が話題になった。 海外でゾンビ作品が盛り上がっていた時期とも重なり、日本だけでなく海外ファンにも知られるタイトルとなった。

関連商品――原作漫画とキャラクターフィギュアが中心

原作コミックス、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌関連CD、設定資料などが主な商品。特に毒島冴子、宮本麗、高城沙耶らのスケールフィギュアやプライズ系商品は、キャラクター人気を反映して複数展開された。 ポスター、タペストリー、Tシャツ、クリアファイルなど作品のハードなビジュアルを生かした商品も存在する。

続編を望む声まで含めて記憶に残る

原作事情などからアニメ続編が実現しにくい状況となったため、現在でも「続きが見たかった2010年代アニメ」として名前が挙がりやすい。1クールながら作品の個性は非常に強く、第19位とした。

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■ 20位 アマガミSS

人気の詳しい理由――一人を選ぶたび世界をリセットする恋愛アニメ

恋愛シミュレーションゲーム『アマガミ』を原作とする『アマガミSS』は、一人の主人公が複数のヒロインと同時に曖昧な関係を続ける一般的なハーレムアニメとは違い、ヒロインごとに物語を区切る「オムニバス方式」を採用した。 森島はるか、棚町薫、中多紗江、七咲逢、桜井梨穂子、絢辻詞それぞれに数話を使い、一つの恋愛を成立させる。その後時間を戻して別ヒロインの物語へ進むため、どのヒロインを好きな視聴者でも満足しやすい。 特に七咲逢や絢辻詞などは強い人気を獲得し、現在でも恋愛アニメの人気ヒロインとして名前が挙がる。クリスマスへ向かう冬の空気や高校生活の雰囲気も心地よく、何度も見返したくなる作品となった。

関連商品――ゲーム、CD、フィギュアの三本柱

原作ゲームとその関連版、Blu-ray・DVD、コミカライズ、アンソロジー、ファンブックなど書籍商品が豊富。ヒロインごとのキャラクターソング、エンディング曲、サウンドトラックもあり、好きなキャラクターに絞って商品を集められる。 フィギュア、プライズ、タペストリー、抱き枕カバー、クリアファイル、ストラップなども各ヒロイン向けに展開され、現在でもキャラクター人気によって中古市場で探される商品がある。

恋愛アニメの定番として定着

複数ヒロイン形式のゲーム原作をアニメ化すると「誰を選ぶのか」という問題が起きやすいが、それを構造そのものによって解決した点が優秀だった。後に続編も制作され、各カップルのその後を見る楽しみも加わった。第20位。

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■ 21位 刀語

人気の詳しい理由――月1話・約50分という異例の構成で描いた十二本の刀探し

西尾維新の小説を原作とする『刀語』は、刀を使わない剣術「虚刀流」の七花と奇策士とがめが、十二本の完成形変体刀を集める旅へ出る物語である。毎月1話、通常テレビアニメより長い尺で放送するという珍しい形式が取られ、一年間かけて十二本の刀を巡る旅を描いた。 特徴的なのは平面的で大胆なキャラクターデザインと、会話量の多さ。戦闘だけでなく七花ととがめの掛け合いそのものが作品の中心であり、二人の距離が少しずつ近づいていく過程を一年かけて追うことで終盤の展開が大きな感情へつながる。 「チェリオ!」をはじめ印象的な言葉も多く、西尾維新作品らしい言葉遊びと予想を裏切る展開が人気となった。

関連商品――映像と原作を美しくそろえたいシリーズ

原作小説全12巻、Blu-ray・DVD全巻、サウンドトラック、主題歌CDなどが主力。各巻を順番に並べることで作品の一年間の旅をそのままコレクションできる設計が魅力である。 七花、とがめを題材にしたフィギュアやグッズも存在し、ポスター、クリアファイル、ストラップなど特徴的なキャラクターデザインを楽しめる。

結末まで含めて評価される作品

序盤だけでは本作の真価を判断しにくく、最後まで見たときに旅の意味が大きく変わるタイプの作品である。現在でも「完走すると印象が変わる作品」として高評価を受けやすく、第21位とした。

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■ 22位 屍鬼

人気の詳しい理由――人間と怪物の境界を揺さぶる閉鎖村ホラー

小野不由美の小説を原作とする『屍鬼』は、人口の少ない外場村で原因不明の死者が相次ぐところから始まる。医師・尾崎敏夫らが調査を進めるうち、人間を襲って生きる「屍鬼」の存在が明らかになる。 前半はゆっくりした怪奇ミステリーだが、後半になると人間側と屍鬼側の立場が逆転するような展開を見せる。屍鬼は人を襲わなければ生存できず、一方の人間は彼らを怪物として狩る。どちらが正義なのか簡単に断定できない構造があり、単純な吸血鬼退治では終わらない。 独特な髪型や目の表現を使ったキャラクターデザインも強烈で、夜の村や古い家屋の不気味さと組み合わさり、ほかのホラーアニメとは違う印象を残した。

関連商品――原作小説と漫画版を読み比べる面白さ

原作小説、藤崎竜による漫画版、Blu-ray・DVD、サウンドトラックなどが中心商品となる。同じ物語でも小説、漫画、アニメで雰囲気が異なるため、媒体ごとに比較して楽しめる。 グッズは萌え系作品ほど多くないが、ポスター、クリアファイルなどがあり、作品自体を所有するなら書籍と映像ソフトが中心となる。

ホラー作品としての再評価

一気見すると前半の伏線と後半の崩壊がつながりやすく、放送当時より配信時代の視聴スタイルと相性が良い。人間の残酷さまで描く重い作品として、現在でもホラーアニメ推薦で名前が挙がりやすい。第22位。

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■ 23位 神のみぞ知るセカイ

人気の詳しい理由――ギャルゲー攻略理論を現実の恋愛へ持ち込む

主人公・桂木桂馬は現実の女性には興味を示さず、恋愛ゲームのヒロイン攻略に圧倒的な自信を持つ少年。「落とし神」と呼ばれる彼が悪魔エルシィと契約してしまい、少女の心の隙間へ入り込んだ「駆け魂」を捕まえるため、現実の少女を恋へ落とすことになる。 ゲームの攻略パターンを現実へ当てはめようとする発想自体が面白く、桂馬が普段は冷めているのに攻略モードへ入ると完璧な行動を見せるギャップが魅力である。また攻略対象の少女は毎回タイプが違い、アイドル、図書委員、お嬢様など王道属性を使いながら、それぞれが抱える悩みを物語へ組み込んでいる。 後に大きな物語へつながっていく伏線もあり、単純な一話完結ラブコメではないことがシリーズを追う面白さにつながった。

関連商品――ヒロインごとの音楽商品が特に強い

原作漫画、Blu-ray・DVD、サウンドトラック、キャラクターCDなどが豊富。中川かのんをはじめ音楽と結びついたキャラクターがいるため、作中アイドルのCDを現実の商品として楽しむ感覚がある。 桂馬、エルシィ、ハクア、かのんなどのフィギュア、ねんどろいど系商品、タペストリー、抱き枕カバー、クリアファイル、ストラップなどキャラクター商品も多数展開された。

シリーズを最後まで追う価値

1期だけでは攻略型ラブコメという印象が強いが、シリーズが進むと物語のスケールが変化していく。原作漫画まで読むことで伏線と恋愛関係の着地点を確認でき、長期シリーズとして楽しめる。第23位。

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■ 24位 会長はメイド様!

人気の詳しい理由――強気な生徒会長と完璧男子の王道少女漫画ラブコメ

元男子校で男子生徒の多い星華高校。その生徒会長・鮎沢美咲は男子に厳しいことで知られるが、家庭を支えるためメイド喫茶でアルバイトをしている。その秘密を学校一の人気男子・碓氷拓海に知られてしまうところから恋愛が動き始める。 美咲は守られるだけのヒロインではなく、勉強、運動、生徒会活動を全力でこなす努力型。そこへ何でもできて余裕のある碓氷が近づき、美咲をからかいながら助けるという関係が少女漫画らしい胸の高鳴りを生む。 メイド喫茶という当時のオタク文化を象徴する舞台と、王道少女漫画の恋愛を組み合わせたことで幅広い人気を得た。

関連商品――原作漫画を最後まで読みたくなる作品

原作コミックス、DVD、ドラマCD、主題歌CD、ファンブックなどが中心。アニメは原作の途中までなので、二人の関係の続きや最終的な結末を知りたい視聴者にとって原作漫画は特に価値が高い。 キャラクターグッズとしてクリアファイル、ブロマイド、ストラップ、缶バッジなどが展開され、美咲と碓氷を二人で描いた商品も人気を集める。

海外を含む根強い支持

少女漫画らしい分かりやすい恋愛と強い女性主人公は海外アニメファンにも受け入れられやすく、現在もロマンスアニメの定番として挙げられる。第24位とした。

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■ 25位 STAR DRIVER 輝きのタクト

人気の詳しい理由――「颯爽登場!」で押し切る華やかなロボット青春劇

南十字島へやって来たツナシ・タクトが、島の地下に眠る巨大ロボット「サイバディ」をめぐる戦いへ巻き込まれるオリジナルアニメ。タクト、アゲマキ・ワコ、シンドウ・スガタを中心とした青春と、「綺羅星十字団」との戦いが展開する。 本作の魅力は、とにかく演出が華やかなこと。「颯爽登場!銀河美少年!」という名乗りからタウバーンが登場し、派手な必殺技で戦う一連の流れは、真面目なのか冗談なのか分からない独特の熱量を持つ。綺羅星十字団のポーズや「綺羅星!」という挨拶もネット上で広まり、作品を象徴するネタになった。 一方で学園青春物としては複雑な恋愛関係があり、明るいロボットアニメに見えて人物の選択や島の秘密など意外に重い物語を抱えている。

関連商品――タウバーンの立体物が魅力

Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌CD、設定資料、コミックなどが展開された。ロボット作品らしくタウバーンを中心としたROBOT魂などの立体商品があり、独特の細身で装飾的なデザインを手元で楽しめる。 キャラクターのフィギュア、クリアファイル、ストラップ、ポスターなども販売され、綺羅星十字団のマークを使ったグッズは作品らしい。

オリジナルアニメとしての記憶力

設定を完全に忘れても「銀河美少年」「綺羅星」という言葉は覚えているという視聴者がいるほど、フレーズと演出の強さがある。2010年のオリジナルロボットアニメとして第25位。

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■ 26位 バカとテストと召喚獣

人気の詳しい理由――学力をバトルへ変換した学園ギャグ

文月学園ではテストの点数によって設備の異なるクラスへ分けられ、さらに試験召喚獣を使った「試召戦争」によって上位クラスの設備を奪うことができる。最低クラスのFクラスへ入れられた吉井明久たちが、上位クラスへ戦いを挑むという設定が本作の基本である。 設定だけなら頭脳戦中心の作品にもできるが、本作では徹底してギャグへ寄せている。明久の極端な馬鹿ぶり、坂本雄二との掛け合い、木下秀吉をめぐる性別ネタ、姫路瑞希と島田美波の恋愛など、キャラクター同士の騒動が中心。 SD化された召喚獣のバトルがテンポを変える役割も果たし、普通の学園ラブコメとは異なる視覚的な面白さを持っていた。

関連商品――ライトノベル・アニメ・キャラクターグッズ

原作ライトノベル、漫画版、Blu-ray・DVD、ドラマCD、サウンドトラック、主題歌関連商品などが豊富。秀吉、美波、瑞希など人気キャラクターのフィギュア、プライズ、抱き枕カバー、タペストリー、クリアファイルなども展開された。 後年にはゲーム化も行われ、テレビアニメだけでなく複数メディアでキャラクターを楽しめる。

2010年代学園ラブコメの入り口

難しい設定を覚えなくてもギャグだけで楽しめる気軽さがあり、それでいてキャラクター人気も強い。ライトノベルアニメが大量に制作されていく時代の中でも個性が明確だったため第26位とした。

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■ 27位 生徒会役員共

人気の詳しい理由――下ネタを高速会話へ変えた独特の学園コメディ

女子校から共学化した桜才学園へ入学した津田タカトシが、生徒会長・天草シノ、書記・七条アリア、会計・萩村スズらと生徒会活動をするギャグ作品。一見すると典型的な学園日常ものだが、シノとアリアが次々と下ネタを口にし、それを津田が即座に突っ込む高速会話が作品の核である。 露骨な題材を扱いながら、映像で過激さを見せるというより言葉の勘違いや間の取り方で笑わせることが多い。そのため独特のリズムがあり、数話見るとキャラクターが口を開く前から何を言いそうか分かるようになる。その予定調和そのものが心地よくなるタイプのコメディである。

関連商品――長期シリーズ化で映像商品が充実

原作漫画、Blu-ray・DVD、OAD付きコミックス、主題歌CD、イベント関連商品などがある。テレビシリーズだけでなくOVA・OADが長期間制作されたため、映像作品を順番に集める楽しみが非常に大きい。 フィギュア、アクリル商品、ストラップ、クリアファイル、タペストリーなどキャラクター商品もあり、シノやスズを中心に人気がある。

息の長さを評価

放送開始時には一発ネタ的に見えた作品が、結果として何年にもわたり新作映像を作り続け、劇場版まで展開した。固定ファンの強さを示す好例として第27位に置いた。

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■ 28位 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

人気の詳しい理由――テレビシリーズの「対話」というテーマを宇宙規模へ拡大

テレビ版『機動戦士ガンダム00』の完結編にあたる劇場作品。刹那・F・セイエイたちソレスタルビーイングの戦いは、地球人同士の紛争から地球外生命体ELSとの遭遇へ発展する。 ガンダムシリーズで本格的に未知の地球外生命体を物語の中心へ据えた点は非常に大胆だった。従来の戦争作品としてのガンダム像を期待した視聴者からは賛否もあったが、テレビ版が掲げ続けた「人は分かり合えるのか」というテーマへ最終回答を出した作品として見ると一貫している。 ダブルオークアンタをはじめ新型モビルスーツの戦闘、膨大なELSとの宇宙戦など劇場版ならではの物量も魅力である。

関連商品――ガンプラ人気が長く続く

Blu-ray・DVD、サウンドトラック、設定資料などに加え、HG、MGなどのガンプラが商品展開の中心。ダブルオークアンタ、ガンダムサバーニャ、ガンダムハルート、ラファエルガンダムなど劇場版機体を立体化できる。 完成品フィギュア、カード、ゲーム参戦商品なども多く、特にクアンタは後年もさまざまな形で商品化されている。

完結編としての価値

テレビシリーズだけで終えるのと映画まで見るのとでは、刹那という人物の最終的な意味が大きく変わる。シリーズ完結編としての重要性、ガンプラ人気を評価して第28位。

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■ 29位 劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS

人気の詳しい理由――Fate人気拡大期を支えた劇場版

PCゲーム『Fate/stay night』の「Unlimited Blade Works」ルートを劇場アニメ化した作品。衛宮士郎、遠坂凛、アーチャーを中心に聖杯戦争を描き、特に士郎とアーチャーの関係を物語の中心へ据えている。 長い原作ルートを一本の映画へまとめているため、展開がかなり速く、原作を知らない視聴者には情報量が多い。しかしFateファンにとっては人気ルートを劇場スクリーンで映像化したこと自体が大きなイベントだった。 「Unlimited Blade Works」という固有結界、アーチャーの戦闘スタイル、遠坂凛の人気など、後のFateシリーズでも重要となる要素を改めて広い層へ印象づけた。

関連商品――Fate全体へ広がる巨大な収集ジャンル

劇場版Blu-ray・DVD、原作ゲーム、サウンドトラック、公式ガイド、パンフレットなどが基本商品。士郎、凛、アーチャー、セイバーなどのフィギュア、ねんどろいど、figma、プライズ、タペストリー、アパレルなど商品群は非常に大きい。 後年Fateブランドそのものがさらに巨大化したため、本作のキャラクター商品を探すと新旧さまざまな世代の商品へつながっていく。

後年版と比較する楽しみ

のちにテレビシリーズとして同ルートがより長い尺で再アニメ化されたため、現在では二つの映像化を比較できる。2010年版ならではの演出やテンポを楽しむ歴史的価値もあり、第29位とした。

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■ 30位 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st

人気の詳しい理由――テレビ第1期を劇場品質で再構築したファン待望作

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』は、テレビシリーズ第1期を基礎に、物語を劇場版として再構成した作品である。高町なのはが魔法の力を得て、ジュエルシードを集める過程でフェイト・テスタロッサと出会う。 本作の魅力は、なのはとフェイトの関係を大きなスクリーンで改めて描いたことにある。単なる魔法少女同士の戦闘ではなく、孤独なフェイトへなのはが何度でも言葉を届けようとする姿が物語の核。「話を聞いてほしい」というシリーズを象徴する姿勢が、激しい魔法戦と結びついている。 テレビ版より映像が大幅に強化され、魔法砲撃や空中戦の迫力が増したことで、「魔法少女アニメ」と「SFバトルアニメ」の両方を楽しめるシリーズの特徴がより明確になった。

関連商品――なのは・フェイトのフィギュアが非常に豊富

Blu-ray・DVD、サウンドトラック、主題歌CD、パンフレット、設定資料などに加え、フィギュア市場が非常に強い。なのはとフェイトはスケールフィギュア、figma、ねんどろいど、プライズなど多数の商品が発売され、バリアジャケットやデバイスを含む複雑な姿を立体で楽しめる。 レイジングハートやバルディッシュを意識したアクセサリー、タペストリー、抱き枕カバー、カード、アクリル商品などもあり、シリーズ全体では膨大なグッズが存在する。

2010年ベスト30を締めくくるにふさわしい長寿シリーズ

『なのは』は2000年代から続くシリーズだが、劇場版によってテレビ放送を知らない新しいファンが入りやすくなった。水樹奈々による主題歌を含む音楽面、フェイトの圧倒的な人気、フィギュアを中心とした商品力も非常に強い。『黒執事II』『それでも町は廻っている』『たまゆら』『みつどもえ』『ぬらりひょんの孫』『GIANT KILLING』『カラフル』など30位圏内に入っても不思議ではない作品が多数ある激戦の2010年だが、劇場作品としての完成度、現在まで続くブランド力、関連商品の豊富さを総合して第30位とした。

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