アニメ(テレビアニメ・OVA・劇場版アニメなど)の独自の人気ランキングです!
インターネット情報、SNS情報などを参考に独自の順位です。
人気の理由や関連商品の紹介もあります♪
- ■ 1位 涼宮ハルヒの憂鬱
- ■ 2位 コードギアス 反逆のルルーシュ
- ■ 3位 DEATH NOTE
- ■ 4位 銀魂
- ■ 5位 ひぐらしのなく頃に
- ■ 6位 Fate/stay night
- ■ 7位 BLACK LAGOON
- ■ 8位 桜蘭高校ホスト部
- ■ 9位 時をかける少女
- ■ 10位 ARIA The NATURAL
- ■ 11位 NANA
- ■ 12位 Kanon
- ■ 13位 ゼロの使い魔
- ■ 14位 家庭教師ヒットマンREBORN!
- ■ 15位 D.Gray-man
- ■ 16位 NHKにようこそ!
- ■ 17位 うたわれるもの
- ■ 18位 xxxHOLiC
- ■ 19位 HELLSING OVA
- ■ 20位 パプリカ
- ■ 21位 ゼーガペイン
- ■ 22位 The World of GOLDEN EGGS “SEASON 2”
- ■ 23位 Ergo Proxy
- ■ 24位 彩雲国物語
- ■ 25位 地獄少女 二籠
- ■ 26位 ふたりはプリキュア Splash Star
- ■ 27位 デジモンセイバーズ
- ■ 28位 武装錬金
- ■ 29位 ゲド戦記
- ■ 30位 ウサビッチ
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■ 1位 涼宮ハルヒの憂鬱
2006年という時代そのものを象徴する爆発的な人気
2006年のアニメを振り返るうえで『涼宮ハルヒの憂鬱』を外すことは難しい。谷川流によるライトノベルを京都アニメーションがテレビアニメ化した作品で、普通の高校生活を送りたい男子高校生・キョンと、宇宙人や未来人や超能力者を探している破天荒な少女・涼宮ハルヒを中心に、日常の中へSF的な異常現象が入り込んでいく物語である。人気を大きく押し上げた要素は、単純なキャラクターのかわいさだけではない。放送順を時系列から意図的にずらした構成、キョンによる独特のモノローグ、学園コメディとSFミステリーを自在に行き来する脚本、そして京都アニメーションならではの細かな芝居や作画が組み合わさり、それまでの深夜アニメとは違ったイベント感を作り出した。特に文化祭のライブ場面は、演奏時の身体の動きから楽器の扱いまで緻密に描かれ、2000年代テレビアニメの印象的なシーンとして現在も語られている。 放送当時はインターネット動画文化が急速に広がり始めていた時期でもあり、エンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」のダンスを再現した動画やファン活動が大量に生まれた。アニメの一場面を見るだけでなく、視聴者が踊る、描く、語る、考察するという参加型の盛り上がりを作った点が非常に大きい。長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹といったSOS団のメンバーもそれぞれ明確な個性を持ち、誰を好きになるかによって作品の楽しみ方が変わるほどキャラクター人気が分散していたことも強みだった。
映像・音楽・フィギュアまで巨大な商品群へ発展
関連商品ではDVDやBlu-ray BOXがコレクションの中心となり、映像ソフトだけでも複数世代の商品が存在する。音楽分野では「冒険でしょでしょ?」「ハレ晴レユカイ」をはじめ、劇中歌やキャラクターソング、サウンドトラックなどが充実しており、作品を映像から離れて楽しめる点も特徴である。フィギュア市場では涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくるを中心に、スケールフィギュア、ねんどろいど、可動フィギュア、デフォルメ商品など数え切れないほどの商品が制作された。制服だけでなくバニーガール姿、ライブ衣装、劇中の特殊衣装などバリエーションも豊富である。原作ライトノベル、コミカライズ、公式ガイド、イラスト集、設定資料集、ゲーム、ポスター、タペストリー、アクリルスタンド、缶バッジ、キーホルダー、Tシャツなどもあり、2006年作品の中でも関連商品の種類は突出して多い。放送から長い年月が経過しても新企画や再商品化が成立しやすく、「作品そのものが2000年代オタク文化の象徴になった」という意味まで含めて第1位としたい。
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■ 2位 コードギアス 反逆のルルーシュ
毎週続きを見ずにはいられない物語構成が最大の武器
『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、2006年秋から始まり、ロボットアニメ、学園ドラマ、政治劇、復讐劇、超能力サスペンスといった複数の要素を一つの作品へ大胆にまとめたシリーズである。主人公ルルーシュ・ランペルージは、絶対遵守の力「ギアス」を手に入れ、仮面の反逆者ゼロとして巨大国家ブリタニアへ戦いを挑んでいく。主人公が正統派の英雄ではなく、目的のためなら策略や嘘も使うアンチヒーローとして描かれたことで、視聴者は「ルルーシュは次に何をするのか」という強烈な興味を抱きながら物語を追うことになった。 人気の理由として特に重要なのが、毎話の終盤に次回を見たくなる事件を置く構成である。戦況が突然逆転したり、隠されていた人物関係が明かされたり、ルルーシュ自身の計画が予想外の方向へ崩れていったりと、連続ドラマとして極めて強い引きを備えていた。枢木スザク、C.C.、カレン、ナナリー、シャーリーなど主要人物それぞれが異なる立場と信念を持ち、単純に正義と悪へ分けられないところも作品に厚みを与えている。ナイトメアフレーム同士の高速戦闘も人気が高く、知略中心の物語でありながらロボットアニメとしての爽快感もしっかり確保されている。
キャラクター商品とナイトメア関連商品が両輪
商品展開ではDVD、Blu-ray、各種BOX商品に加え、サウンドトラック、主題歌CD、ドラマCD、設定資料集、公式ガイド、コミックなど映像と出版の双方が充実している。ルルーシュとC.C.は特に立体化の機会が多く、スケールフィギュア、デフォルメフィギュア、可動商品、アクリルスタンド、缶バッジ、ポスターなど幅広い。またランスロット、紅蓮弐式、ガウェインといったナイトメアフレームはプラモデルや可動フィギュアなどメカ商品との相性がよく、キャラクターファンとロボットファンの双方が商品を集められる点が強い。チェス盤や黒の騎士団をイメージしたデザイン雑貨、衣類、バッグ、時計など日常使用を意識したコラボ商品も作られてきた。後続シリーズや劇場作品によって人気が長期間維持されたため、2006年から始まった作品でありながら商品展開が途切れにくい巨大ブランドへ成長している。
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■ 3位 DEATH NOTE
アニメファン以外まで巻き込んだ頭脳戦サスペンス
『DEATH NOTE』は名前を書かれた人物が死亡するという死神のノートを偶然拾った高校生・夜神月と、その大量死の謎を追跡する世界的名探偵Lとの頭脳戦を描いた作品である。原作漫画がすでに社会現象級の知名度を獲得していたことに加え、2006年には実写映画も大ヒットしており、その巨大な流れの中でテレビアニメ版も強い注目を集めた。アニメではマッドハウスによる重厚な映像演出と陰影の強い画面作りが特徴で、登場人物が机に座って推理しているだけの場面であっても、カメラワーク、音楽、表情、声の演技によって異様な緊張感が生み出されている。 夜神月を演じた宮野真守とLを演じた山口勝平の対決も作品の大きな魅力となった。互いに相手の正体へ近づきながら決定的な証拠をつかめない心理戦は、普通のバトルアニメとはまったく異なる興奮を与える。リュークの存在によるブラックユーモア、弥海砂を加えた複雑な人間関係、正義とは何なのかという倫理的な問いもあり、単なる犯罪サスペンスに終わらない。海外でも理解されやすい設定だったため、日本国外へ広がった2000年代アニメの代表作の一つになった点も高順位の理由である。
ノートそのものまで商品になる独自の強さ
関連商品ではDVDやBlu-rayをはじめ、原作漫画、完全版・関連書籍、サウンドトラック、フィギュア類が定番となる。夜神月、L、リューク、弥海砂は立体商品との相性がよく、デフォルメフィギュアから精密なコレクター向け商品まで幅広い。さらに本作ならではの商品がデスノートをモチーフにしたノート、手帳、文房具類である。作品世界に登場する小道具自体が強烈なアイコンとなっているため、ロゴだけでも作品が分かるという商品デザイン上の強さがある。Lのマーク、死神リューク、リンゴなどを使用したTシャツやバッグ、アクリル商品、キーホルダーなども作りやすく、現在でも新旧の商品が流通している。漫画とアニメの双方からファンが入れるため、中古市場でも映像ソフト、フィギュア、限定グッズなどコレクション対象が非常に多い作品である。
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■ 4位 銀魂
ギャグとシリアスを両立した長寿作品の出発点
2006年にテレビアニメがスタートした『銀魂』は、江戸時代のようでありながら宇宙人が支配している架空の世界を舞台に、坂田銀時、志村新八、神楽ら万事屋の面々が巻き起こす騒動を描く。最大の特徴は、ギャグアニメとして常識的な限界を軽々と越えてしまう自由さにある。時事ネタ、パロディ、メタ発言、下ネタ、出演声優を利用した遊びなど、通常であれば避けそうな題材まで笑いへ変える一方、長編に入ると人情や友情、過去の因縁を中心にした熱いドラマへ一気に変化する。その振れ幅が非常に大きい。 銀時は普段はだらしなく甘い物好きでありながら、守るべきものが危機に陥れば圧倒的な格好良さを見せる。この二面性が長期間にわたる人気を支えてきた。土方十四郎、沖田総悟、桂小太郎、高杉晋助、坂本辰馬など男性キャラクター人気が非常に強い一方、神楽、月詠、猿飛あやめなど女性キャラクターにも固定ファンがいる。多数の人物が登場してもそれぞれに分かりやすい個性があり、「好きなキャラクターを入口に何年でも楽しめる」という作品構造になっている。
長期シリーズならではの膨大なグッズ量
映像商品はテレビシリーズだけでも膨大な巻数があり、DVD、Blu-ray BOX、劇場版商品などコレクション性が高い。原作漫画、公式ファンブック、キャラクターブック、アニメ関連書籍、サウンドトラック、歴代主題歌をまとめた音楽商品も豊富である。グッズでは銀時の木刀や着物柄をデザインに利用した雑貨、新選組を題材にした商品、エリザベスや定春などマスコット系グッズが特に扱いやすい。ぬいぐるみ、フィギュア、アクリルスタンド、缶バッジ、ラバーストラップ、Tシャツ、タオル、バッグ、食品コラボまで非常に幅広い。シリーズが長いため同じキャラクターでも衣装違い、イベント限定、描き下ろしイラストなど無数のバリエーションが存在し、コレクターが特定のキャラクターだけを追いかけても大量の商品が集まる作品となっている。
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■ 5位 ひぐらしのなく頃に
かわいらしい日常から惨劇へ転落する衝撃
『ひぐらしのなく頃に』は雛見沢という山村を舞台に、前原圭一と竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花らの楽しい日常が、やがて連続怪死事件と狂気へ変化していくミステリーホラーである。原作同人ゲームの段階ですでに熱狂的な支持を集めていたが、テレビアニメ化によって知名度が急上昇した。前半では部活動や罰ゲームを中心とした明るい日常を描きながら、ある瞬間を境に登場人物の表情と空気が一変する。その落差は2006年当時の視聴者へ極めて強い印象を与えた。 さらに一つの時間軸を最初から最後まで描くのではなく、似ているようで結果の異なる世界を複数の「編」として繰り返す構造が特徴である。なぜ同じ人物が別の行動をするのか、事件の真犯人は誰なのか、雛見沢症候群とは何なのかなど、視聴者同士で考察する楽しさが強く、インターネット掲示板やファンサイト文化とも非常に相性がよかった。「嘘だッ!」など印象的な演出も数多く、ホラー作品でありながらキャラクター人気が高いという独自の位置を獲得している。
原作ゲームからフィギュアまで収集範囲が非常に広い
商品展開はDVD、Blu-ray、BOX商品だけでなく、原作ゲーム、家庭用移植版、コミカライズ、小説、アンソロジー、設定資料集、ドラマCD、音楽CDと非常に広い。レナの鉈、梨花の巫女姿、沙都子の衣装などキャラクターごとの視覚的特徴が強く、フィギュア、ぬいぐるみ、アクリルスタンド、缶バッジなどにも展開しやすい。ゲームについては原作版と家庭用版で追加シナリオやビジュアルが異なるため、作品世界を深く追いかけたい人には映像以外の商品にも価値がある。後年に新シリーズが制作されたことで旧シリーズへの注目も再燃し、2006年版の商品が「シリーズの原点」として改めて集められるケースも多い。ホラー、ミステリー、美少女作品という複数のファン層を結び付けた2006年の代表作である。
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■ 6位 Fate/stay night
巨大なFateシリーズをテレビアニメへ広げた重要作
2006年版『Fate/stay night』は、TYPE-MOONのPCゲームを原作として制作された最初のテレビアニメシリーズである。七人の魔術師が七騎のサーヴァントを召喚し、あらゆる願いをかなえるとされる聖杯を巡って戦う「聖杯戦争」という設定は、放送当時から非常に強い吸引力を持っていた。主人公・衛宮士郎とセイバーを中心に、遠坂凛、アーチャー、間桐桜、イリヤスフィール、ランサー、ギルガメッシュなど、後にシリーズ全体を代表することになるキャラクターが次々と登場する。 現在では複数のFateアニメが存在しているため後発作品と比較されることもあるが、2006年当時に「Fateという世界をテレビアニメとして見る」という体験を初めて大規模に提供した功績は大きい。セイバーの高潔な騎士像、士郎の理想主義、凛とアーチャーの関係、歴史や伝説上の英雄をサーヴァントへ置き換える世界設定など、その後のシリーズ人気を支える基礎はすでに完成していた。
セイバーを中心に圧倒的なフィギュア展開
DVD、Blu-ray、サウンドトラック、主題歌CDに加え、原作ゲームや家庭用ゲーム、コミック、設定資料集、画集など商品分野は極めて広い。特にセイバーは2000年代後半以降のフィギュア市場を代表するキャラクターとなり、甲冑姿、私服、ドレス、デフォルメ、可動モデルなど膨大な商品が作られた。凛、桜、イリヤ、アーチャーなども継続的に立体化されている。令呪や魔法陣、各サーヴァントの武器をモチーフにしたアクセサリー、バッグ、時計、衣料品なども存在し、キャラクター商品だけでなく世界観そのものをデザインに使えることがFateシリーズの強さである。現在の巨大シリーズを知った人が「最初のテレビアニメ版」を確認するため2006年版へ戻ってくる流れもあり、歴史的価値を含めて高順位とした。
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■ 7位 BLACK LAGOON
日本アニメでは珍しい荒々しい犯罪アクション
『BLACK LAGOON』は東南アジアの架空都市ロアナプラを舞台に、運び屋ラグーン商会と犯罪組織の世界を描いたガンアクション作品である。日本企業で働いていた岡島緑郎、通称ロックが事件をきっかけに裏社会へ入り、二丁拳銃を使うレヴィ、ダッチ、ベニーと行動するようになる。人気の中心にあるのは、善良な一般社会と無法地帯の価値観を対立させる物語である。ロックは銃撃戦ではほとんど役に立たないが、交渉や知識によって問題を解決する。一方のレヴィは暴力の世界で生き延びる能力に優れ、二人の会話そのものが作品のテーマを作っている。 ホテル・モスクワのバラライカ、殺し屋ロベルタ、双子など脇役にも忘れ難い人物が多い。英語圏犯罪映画を思わせる台詞回し、派手なカーアクションや銃撃、暗い過去を背負った人物たちのドラマなど、萌えアニメとは異なる方向から2006年のアニメファンを惹きつけた。
レヴィを中心とした大人向けコレクター商品
映像商品ではDVD、Blu-ray、シリーズBOX、OVA関連商品などがあり、原作漫画と合わせて集める楽しみがある。音楽面ではサウンドトラックや主題歌商品が作品のハードな雰囲気を再現する。フィギュアではレヴィの人気が特に強く、戦闘時の大胆なポーズを再現したスケール商品を中心に長期間立体化が続いている。ロベルタやバラライカなども人気が高い。商品デザインではラグーン商会のロゴ、ロアナプラ、レヴィをイメージしたアパレル、ステッカー、ポスター、アクリル商品などが使われ、落ち着いたデザインの商品であれば日常でも使いやすい。作品のファン年齢が比較的高いため、単純なキャラクターグッズだけでなく精密なフィギュアや高価格帯のコレクター商品との相性がよい点も特徴である。
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■ 8位 桜蘭高校ホスト部
少女漫画の枠を越えて支持されたテンポ抜群の学園コメディ
超富裕層の子女が通う桜蘭高校へ特待生として入学した藤岡ハルヒが、ひょんなことから男子生徒によるホスト部で働くことになる物語。少女漫画原作でありながら、恋愛だけに寄りかからず、強烈なキャラクターコメディとして完成していた点が人気の理由である。須王環の大げさな王子様ぶり、鳳鏡夜の冷静さ、常陸院光・馨の双子コンビ、埴之塚光邦と銛之塚崇という個性豊かなメンバーに囲まれても、主人公ハルヒ自身が淡々としているため作品のテンポが崩れない。 ボンズによる明るく華やかな映像、デフォルメを大量に使ったギャグ、少女漫画的な演出をあえて笑いへ転換するセンスも高く評価された。男性キャラクター中心の作品でありながら性別を問わず見やすく、海外人気も長期間続いている。
ホスト部メンバーを集めるキャラクター商品が中心
DVDや関連CD、原作コミック、公式ファンブックなどが基本商品となり、近年型のグッズではアクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、キーホルダー、ポストカードなどキャラクターを選んで集める商品との相性が抜群である。環、鏡夜、光、馨など一人ずつ推す楽しみだけでなく、ホスト部全員を並べるコレクションにも向いている。制服、薔薇、豪華な洋館といった視覚的モチーフが多いため、描き下ろしイラストのバリエーションも作りやすい。放送終了から年月が経っても新しいファンが入りやすく、原作とアニメを合わせて楽しめる作品として根強い人気を維持している。
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■ 9位 時をかける少女
口コミから大きく育った青春アニメ映画の名作
細田守監督による『時をかける少女』は、時間を遡る「タイムリープ」の力を偶然手に入れた高校生・紺野真琴の青春を描いた劇場アニメである。未来を救う巨大な戦いではなく、遅刻を防ぐ、失敗をやり直す、友人関係を調整するといった高校生らしい使い方から始まり、やがて時間を巻き戻しても消せない感情や結果に直面していく構成が見事である。真琴、千昭、功介の三人が放課後に過ごす時間には青春の開放感があり、その何気ない毎日が少しずつ変化するからこそ終盤の切なさが強くなる。 公開当初から超大規模映画として売り出されたわけではなかったが、観客からの評判が広がり上映館が増え、長期間上映される作品となった。アニメファンだけでなく普段あまりアニメを見ない観客にも届いたことは、その後の細田守作品の展開を考えるうえでも重要である。
映像ソフトだけでなく夏を感じさせる美術商品も魅力
DVD、Blu-rayなど映像商品はもちろん、サウンドトラック、絵コンテ・設定関連書籍、ポスター、アート商品などが人気商品となる。青空、入道雲、校舎、踏切といった本作を象徴する風景はビジュアル商品との相性がよく、キャラクターだけを前面に出さなくても作品らしい商品が成立する。筒井康隆の原作小説や関連書籍を合わせて読むことで、過去の映像化作品との違いを楽しむこともできる。派手なキャラクターフィギュアが大量に展開されるタイプではないが、映画そのものを大切に保存したいファンが多く、限定版映像ソフトや美術関連商品にコレクション価値を感じやすい作品である。
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■ 10位 ARIA The NATURAL
何も起こらない時間すら宝物に変える癒やしアニメ
水の惑星アクアにある観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、一人前の水先案内人ウンディーネを目指す水無灯里の日々を描く『ARIA』シリーズ。その第2期にあたる『ARIA The NATURAL』は、作品世界の魅力をさらに広げたシリーズとして現在も非常に高い評価を受けている。派手な敵も世界滅亡の危機もなく、灯里が藍華、アリス、アリシアたちと過ごす日常を中心に物語が進む。しかし、普段なら見落としてしまいそうな景色や人との出会いを丁寧に描き、「何気ない毎日の中にも素敵なものがある」と感じさせることが作品最大の魅力である。 音楽と背景美術の力も非常に大きい。水面の光、夕暮れの街並み、静かな運河など映像全体が穏やかな空気を作り、疲れたときに繰り返し見たくなる作品として長期間支持されてきた。
音楽商品と美しいビジュアル系グッズが充実
DVD、Blu-ray BOX、原作コミック完全版などの映像・出版商品に加え、サウンドトラックや主題歌CDの人気が特に高い。作品の雰囲気と音楽が密接に結び付いているため、映像を見ていない時間でもARIAの世界へ戻れる商品となっている。灯里、藍華、アリス、アリシア、晃、アテナなどのフィギュアやアクリル商品もあり、ウンディーネの制服は立体化したときにも映える。アリア社長をはじめとするマスコットキャラクターはぬいぐるみや雑貨に向いている。カレンダー、ポスター、複製イラストなど背景美術を生かした商品にも魅力があり、「キャラクターだけでなく世界観そのものを所有したい」というファン心理に応えている。
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■ 11位 NANA
恋愛と音楽と現実的な人間関係を描いた大人の青春物語
同じ「ナナ」という名前を持つ大崎ナナと小松奈々が東京へ向かう列車で出会い、偶然同居することから始まる『NANA』。一人はプロのミュージシャンを目指し、もう一人は恋愛に揺れながら自分の居場所を探している。二人の友情を軸に、恋愛、同棲、結婚、夢、嫉妬、芸能界などを描いたことで、若者の生活に近いリアリティを持ったアニメとなった。 特にBLACK STONESとTRAPNESTという二つのバンドが物語の中心に存在するため、音楽が単なる主題歌ではなく登場人物の人生そのものとして機能している。ファッション性も高く、2006年の女性アニメファンや原作読者にとって特別な作品となった。
音楽とファッションを中心に楽しめる関連商品
DVD、原作コミック、ファンブックのほか、劇中バンドをイメージした音楽CDやサウンドトラックが作品を楽しむうえで重要である。ナナのパンク系ファッションや奈々のかわいらしい服装は作品の大きな記号となり、アクセサリーやファッション雑貨との相性もよい。ポスター、イラスト商品、キャラクター雑貨などもあり、一般的なアニメ商品とは少し異なるスタイリッシュなデザインが多い。原作漫画自体もコレクション対象として強く、アニメ視聴後に原作へ進む人が多い作品である。
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■ 12位 Kanon
京都アニメーションが冬の街で描いた記憶と奇跡
2006年版『Kanon』はKeyの恋愛アドベンチャーゲームを京都アニメーションが再アニメ化した作品である。雪に覆われた北国の街へ戻ってきた相沢祐一が、月宮あゆ、水瀬名雪、沢渡真琴、美坂栞、川澄舞ら少女たちと再会・交流しながら、幼少期に忘れてしまった記憶へ近づいていく。日常コメディを積み重ねたあとに、それぞれの少女が抱えている事情を明らかにしていく構成は感情移入しやすく、冬景色と切ない物語が強く結び付いている。 京都アニメーションの丁寧なキャラクター芝居や背景美術も高く評価され、後のKey作品アニメ化へ続く重要な一本として知られる。
ゲーム・音楽・フィギュアを横断して楽しめる
DVDやBlu-ray BOXだけでなく、原作ゲーム、移植版、サウンドトラック、アレンジCD、設定資料、コミックなどが存在する。あゆの羽根付きリュックや「たい焼き」、名雪の寝ぼけた表情などキャラクターごとの象徴が分かりやすく、フィギュアやデフォルメ商品にも向いている。Key関連イベントの商品やイラスト商品を含めるとコレクション範囲はさらに広い。冬になると改めて見返したくなる季節性の強い作品であることも、長期人気につながっている。
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■ 13位 ゼロの使い魔
異世界ラブコメブームの源流の一つ
現代日本の高校生・平賀才人が異世界ハルケギニアへ召喚され、魔法学院の少女ルイズの使い魔として暮らすことになるファンタジーラブコメ。魔法が苦手で「ゼロのルイズ」と呼ばれる少女と、突然異世界へ連れてこられた才人が喧嘩を繰り返しながら距離を縮めていく物語は、ツンデレヒロインブームと異世界ものの双方を語るうえで重要である。 ルイズを演じた釘宮理恵の演技とキャラクター性の組み合わせは非常に強く、2000年代を代表するツンデレキャラクターの一人となった。学園生活、恋愛、戦争、魔法バトルが分かりやすく組み合わされ、気軽に見られる一方でシリーズを追う楽しさもある。
ルイズ関連商品を中心に長期間展開
DVD、Blu-ray BOX、原作ライトノベル、コミカライズ、ゲーム、ドラマCD、音楽商品などがある。フィギュアではルイズが圧倒的な中心で、制服姿、私服、さまざまな衣装の商品が登場した。タペストリー、抱き枕カバー、ポスター、アクリル商品などイラストを大きく楽しめる商品とも相性がよい。原作ライトノベルを全巻そろえることでアニメで描かれていない部分まで追えるため、映像から入った人の次の購入対象が明確な作品でもある。
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■ 14位 家庭教師ヒットマンREBORN!
日常ギャグから本格バトルへ進化した人気シリーズ
運動も勉強も苦手な沢田綱吉の前に、赤ん坊の姿をした家庭教師リボーンが現れ、マフィア組織ボンゴレファミリーの後継者候補として鍛えていく作品。序盤はドタバタギャグ色が強いが、仲間が増え、強敵との戦闘が本格化すると少年漫画らしいチームバトルへ発展する。その変化によって長期間視聴者を引き付けた。 獄寺隼人、山本武、雲雀恭弥、六道骸など人気男性キャラクターが多く、それぞれ異なる戦闘スタイルと人間関係を持っているためキャラクターファンが非常に強い。
ボンゴレリングなど作品固有アイテムの商品化が強い
DVD、原作漫画、キャラクターソングCD、設定資料、ゲームなどに加え、ボンゴレリングをイメージしたアクセサリーが象徴的商品となる。フィギュア、アクリルスタンド、缶バッジ、カード、ぬいぐるみ、クリアファイルなどキャラクターごとのグッズも大量に存在する。キャラクター数が多いため推しを決めて集める楽しさがあり、イベント用描き下ろしイラストの商品も人気になりやすい。2006年開始作品の中でも、現在までキャラクター人気が残る少年漫画原作アニメの代表格である。
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■ 15位 D.Gray-man
ダークな世界観と美しいキャラクターが支持された長編作品
架空の19世紀末を舞台に、エクソシストの少年アレン・ウォーカーが黒の教団の仲間たちとともに、千年伯爵が作り出す悪性兵器AKUMAと戦うダークファンタジーである。悲劇的なエピソードが多く、単純な勧善懲悪ではなく敵側にも強い個性と背景が与えられている。 神田ユウ、リナリー・リー、ラビなど主要人物の人気が高く、ゴシック調の衣装や武器を含めてビジュアル面にも強い魅力がある。長編少年漫画らしい能力バトルと謎の多い世界設定を両立しており、考察型のファンにも支持された。
キャラクターを選んで集める商品展開が豊富
DVD、原作コミック、ファンブック、公式イラスト集、サウンドトラック、主題歌CD、ゲームなどが存在する。アレン、神田、ラビ、リナリーを中心にフィギュア、アクリルスタンド、缶バッジ、カード、キーホルダーなどが展開され、黒の教団をイメージしたマークや制服もグッズ化しやすい。原作の美麗なイラストを生かした複製原画や画集など出版系商品も魅力があり、アニメファンと原作ファンの双方から収集対象となっている。
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■ 16位 NHKにようこそ!
笑ってよいのか迷うほど生々しい青春コメディ
大学を中退し、長期間ひきこもり生活を続ける佐藤達広の前に、中原岬という謎めいた少女が現れるところから始まる作品。恋愛や青春を扱いながらも、社会不安、孤独、依存、ネット文化など2000年代の若者が抱えていた問題をブラックユーモアとともに描いたことが特徴である。 佐藤と岬だけでなく、オタク趣味を持つ山崎薫との関係も重要で、美少女ゲーム制作やネット文化を通して当時の空気が濃厚に残されている。明るいだけの青春アニメではなく、痛々しさと笑いが表裏一体になっているため、視聴した年齢によって印象が変わる作品でもある。
映像・原作・音楽をそろえる楽しさ
DVD、原作小説、漫画版、サウンドトラック、主題歌CDなどが主要な関連商品である。一般的な美少女アニメほど大量のフィギュアを展開した作品ではないため、初版書籍や映像商品、音楽CDなどがコレクターにとって重要となる。岬を中心としたキャラクターグッズも存在するが、本作ではむしろ物語そのものや音楽を保存する意味で映像・出版商品の価値が高い。2000年代ネット文化の空気を記録した作品として再評価されやすい。
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■ 17位 うたわれるもの
和風ファンタジーと戦記を組み合わせた壮大な物語
記憶を失い、外すことのできない仮面を身につけた男ハクオロが、エルルゥやアルルゥたちと出会い、一つの村の争いからやがて国家規模の戦争へ巻き込まれていく物語。前半の穏やかな共同生活と後半の戦記物としての展開に大きな落差があり、かわいらしいキャラクターだけでは終わらないところが支持された。 ハクオロ自身の正体や世界の秘密へ近づくにつれてSF的要素まで見えてくるため、ファンタジーだと思って見始めた視聴者の予想を大きく裏切る構成となっている。
ゲームとアニメを往復できる豊富な商品群
DVD、Blu-ray、ゲーム各種、サウンドトラック、ドラマCD、コミック、設定資料などが存在する。エルルゥ、アルルゥ、カルラ、トウカなど女性キャラクターはフィギュアやアクリル商品でも人気が高い。後続ゲーム・アニメ作品へシリーズが拡大したため、2006年版はシリーズの基礎を知るための入口として現在も重要である。音楽面の評価も高く、主題歌や劇伴を目的にCDを集めるファンも多い。
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■ 18位 xxxHOLiC
怪異と人間の欲望を静かに描くCLAMP作品
怪異を引き寄せる体質を持つ四月一日君尋が、願いをかなえる店を営む壱原侑子と出会うことから始まる。表面的には妖怪や霊を扱う怪談作品だが、本当に恐ろしいのは人間自身の執着や思い込みであることが多い。侑子の「願いには相応の対価が必要」という考え方が作品全体を貫いており、一話ごとに寓話のような味わいがある。 独特に長い手足を持つCLAMPらしいキャラクターデザイン、静かな色彩、和風と洋風が混じる美術も強い個性となった。
CLAMP作品らしい美麗な紙商品も魅力
DVD、原作コミック、イラスト集、公式ガイド、音楽CDなどが中心となる。侑子の豪華な衣装はイラストやアクリル商品との相性がよく、ポストカード、クリアファイル、複製原画、ポスターなど「絵を楽しむ商品」に魅力がある。『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』など他のCLAMP作品との世界的なつながりもあり、複数シリーズを集める楽しみも存在する。
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■ 19位 HELLSING OVA
原作の狂気を濃密に映像化したOVAシリーズ
吸血鬼アーカードとHELLSING機関の戦いを描いた『HELLSING』のOVAシリーズは、テレビ放送の尺に縛られず、原作漫画の内容をより濃密に描いたことで高く評価された。アーカードの圧倒的な存在感、インテグラの威厳、セラスの成長、敵対組織との凄惨な戦闘など、大人向けダークアクションとして強烈な個性を放っている。 長期間をかけて制作されたシリーズだけに、一話ごとの映像密度が高く、海外でも熱心なファンが多い。
重厚なコレクター商品と相性がよい作品
DVD、Blu-ray、原作漫画、サウンドトラックなどが基本となり、アーカードやセラスを題材としたフィギュアも人気がある。作品ロゴや組織章を使ったTシャツ、ポスター、アクリル商品なども世界観との相性がよい。キャラクターの雰囲気から高級感のある立体物や大型商品にも向いており、大人のコレクターが映像ソフトとフィギュアをセットで集めたくなる作品である。
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■ 20位 パプリカ
現実と夢の境界を映像で破壊した今敏監督作品
筒井康隆の小説を今敏監督が映画化した『パプリカ』は、他人の夢へ入り込む技術が悪用されたことで、夢と現実が次第に混ざり始めるSFサスペンスである。場面と場面の境界を意図的に曖昧にし、観客自身が夢を見ているような感覚へ引き込む編集と映像表現が最大の魅力。奇妙な人形、家電、楽器などが列を作るパレードの場面は特に印象深い。 国内だけでなく海外の映画・アニメファンから長期間評価されており、今敏という映像作家を代表する一本となっている。
映画作品として保存したくなる関連商品
DVD、Blu-rayなどの映像ソフト、筒井康隆の原作小説、サウンドトラック、設定・美術関連書籍、ポスターなどが主要商品になる。平沢進による音楽は作品世界と非常に強く結び付いており、音楽単体でも人気が高い。派手なキャラクターグッズを大量展開するタイプではないが、映画ポスターやアートワークを使った商品は作品の芸術性を楽しむコレクションとして価値がある。
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■ 21位 ゼーガペイン
放送後に評価を高め続けたSFロボットアニメ
高校生ソゴル・キョウが謎の少女シズノと出会い、光装甲をまとう巨大兵器ゼーガペインで戦うことになるSF作品。序盤は学園生活とロボット戦闘を中心に進むが、世界そのものに隠された大きな秘密が明らかになるにつれて物語の意味が一変する。記憶、存在、現実とは何かというテーマを扱い、一度最後まで見たあとに最初から見直すと印象が変わる構成が高く評価されている。 放送当時以上に後年の口コミで評価が高まった作品の代表例でもあり、周年企画などを通じてファンが作品を支え続けてきた。
ロボット商品と映像BOXの収集価値
DVD、Blu-ray BOX、サウンドトラック、設定資料、関連ゲームなどがあり、ゼーガペイン各機を立体化したロボット商品も存在する。カミナギ・リョーコやミサキ・シズノなどキャラクター関連グッズも展開されている。設定の複雑なSF作品なので、公式資料を読みながら映像を見直す楽しみが大きく、映像BOXと設定資料の組み合わせが特に相性のよい作品である。
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■ 22位 The World of GOLDEN EGGS “SEASON 2”
独特すぎる会話劇で一般層まで広がった異色作
アメリカ風の架空都市を舞台にした短編CGアニメで、一般的な日本アニメとはまったく異なるデザインと会話中心の笑いが特徴。登場人物の奇妙な話し方や間の取り方、意味があるようでない会話が癖になり、口コミで人気を拡大した。 特定のストーリーを追い続けるというより、一度気に入ったエピソードを何度も見て台詞や雰囲気を楽しむタイプの作品である。2000年代半ばのDVD市場で非常に目立った存在だったことも、2006年を象徴する一本として無視できない。
DVDとキャラクター雑貨が作品人気を拡大
DVD商品が特に大きな役割を果たし、キャラクターを使ったTシャツ、ステッカー、キーホルダー、雑貨なども人気となった。独特な絵柄は一目で作品だと分かり、ファッション商品へ落とし込みやすい。一般的な美少女フィギュア中心のアニメ市場とは異なる場所まで商品が広がった点が、この作品ならではの特徴である。
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■ 23位 Ergo Proxy
難解さそのものが魅力になったディストピアSF
閉鎖都市ロムドを舞台に、人間とオートレイヴと呼ばれるアンドロイド、そして謎の存在Proxyをめぐる物語を描く。リル・メイヤーとヴィンセント・ロウを中心に進む物語は説明を極力減らしており、視聴者自身が世界の歴史や登場人物の正体を考える必要がある。 暗い映像、美術、哲学的な題材、宗教や神話を想起させる名称などが独特の雰囲気を作り、明快な娯楽作品とは違う魅力を求めるSFファンから支持された。海外人気も比較的強い作品である。
映像・音楽・設定資料を重視したい作品
DVD、Blu-ray系映像商品、サウンドトラック、設定関連書籍などが主な収集対象となる。大量のキャラクター商品が作られたタイプではないため、初期映像商品や紙資料の価値が相対的に高い。リルの特徴的なメイクや衣装を使ったビジュアル商品、ポスター類も作品の世界観を楽しむうえで魅力的である。
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■ 24位 彩雲国物語
中華風宮廷世界で描く女性主人公の成長物語
名家に生まれながら貧しい生活を送る紅秀麗が、ある事情から国王・紫劉輝の教育係となり、やがて自分自身の夢へ進んでいく物語。恋愛要素を持ちながら、秀麗が政治や官僚社会の中で自分の能力を証明していく成長物語としての色が強い。 美形男性キャラクターを多数登場させつつ、主人公が誰かに救われるだけではなく自ら働き道を切り開く点が支持された。宮廷政治や一族同士の関係も物語に厚みを与えている。
原作小説とドラマ・音楽商品が豊富
DVD、原作ライトノベル、コミック、ドラマCD、サウンドトラック、キャラクター関連書籍などが中心となる。人物関係が広いためキャラクターグッズを集める楽しみがあり、秀麗、劉輝、静蘭など人気人物を使ったイラスト商品も多い。物語をより深く理解するには原作小説との相性がよく、アニメを入口に長編小説をそろえるファンも多い作品である。
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■ 25位 地獄少女 二籠
復讐の代償を描き続けたシリーズ第2期
深夜0時にだけアクセスできる地獄通信へ憎い相手の名前を書き込むと、地獄少女・閻魔あいが相手を地獄へ流してくれる。ただし依頼者自身も死後に地獄へ落ちるという代償が存在する。第2期となる『二籠』では基本的な一話完結構造を維持しながら、閻魔あいと仲間たちの背景、シリーズ全体に関わる物語も深められた。 単純な復讐の爽快感ではなく、「本当に地獄へ流してよいのか」と視聴者へ問いかける話が多いところが特徴である。
和風ホラーのデザインを生かした商品
DVD、BOX商品、サウンドトラック、コミック、関連書籍などが中心。閻魔あいの黒いセーラー服や赤い瞳、着物姿は非常に象徴的で、フィギュアやアクリル商品、ポスターなどに適している。赤と黒を基調にしたロゴ・ビジュアル商品も作品らしさがあり、一般的な美少女作品とは異なる妖しく落ち着いたコレクションを作れる。
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■ 26位 ふたりはプリキュア Splash Star
自然をテーマにしたプリキュアシリーズ第3作
日向咲と美翔舞がキュアブルーム、キュアイーグレットへ変身し、精霊たちとともに世界を守る物語。前シリーズから主要人物を一新したことで放送当時は大きな挑戦となったが、現在では咲と舞の関係性、満と薫をめぐる物語、終盤の展開などを評価するファンが非常に多い。 明るい日常と激しい肉弾戦というプリキュアシリーズの基本を守りながら、花、鳥、風、月といった自然のイメージを作品全体へ取り入れたところに独自性がある。
変身玩具から周年グッズまで幅広い
DVD、映像BOX、主題歌・サウンドトラック商品に加え、放送当時の変身玩具、カード、ぬいぐるみ、玩具類が重要な関連商品である。現在ではプリキュアシリーズ全体の周年企画によって、咲や舞のアクリルスタンド、缶バッジ、衣料品など新しい商品も作られる機会がある。放送当時の玩具は中古コレクションとしても興味深く、新商品と旧商品を両方楽しめるシリーズとなっている。
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■ 27位 デジモンセイバーズ
従来シリーズとは違う熱血主人公が生んだ新鮮さ
デジモンシリーズのテレビアニメとして久しぶりに登場した『デジモンセイバーズ』は、大門大とアグモンを中心にDATSのメンバーがデジモン事件へ立ち向かう作品。主人公がデジモンに指示を出すだけでなく、自ら相手へ拳を叩き込むほどの熱血型であることが大きな特徴だった。 シリーズ後半では人間世界とデジタルワールドの関係が大きく揺れ、少年向け作品ながらスケールの大きなドラマへ発展する。アグモンを新しい世代へ紹介したシリーズとしても重要である。
デジヴァイス・カード・フィギュアが強い
DVD、音楽CDに加え、デジヴァイスを再現した玩具、デジモンカード、ゲーム、フィギュア、ぬいぐるみなどシリーズ共通の商品群が存在する。アグモンからジオグレイモン、ライズグレイモン、シャイングレイモンへ続く進化形態を並べて楽しめる点もコレクターには魅力。デジモンシリーズ全体の商品展開が続いているため、セイバーズ世代のデジモンが新しい商品で再登場する機会もある。
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■ 28位 武装錬金
王道少年漫画として気持ちよく楽しめる熱血作品
『るろうに剣心』の和月伸宏による漫画を原作とし、主人公・武藤カズキが錬金戦団の少女・津村斗貴子とともにホムンクルスと戦う物語。核鉄から生み出される武装錬金という能力設定が分かりやすく、少年漫画らしい成長、友情、戦闘を素直に楽しめる。 何より強烈なのがパピヨンこと蝶野攻爵で、敵味方という枠では説明し切れない圧倒的な存在感によって作品を象徴するキャラクターとなった。カズキの真っ直ぐな性格と斗貴子の凛々しさも人気が高い。
原作とアニメをまとめて楽しみたいシリーズ
DVD、原作コミック、サウンドトラック、主題歌CD、ゲーム、キャラクター商品などが存在する。斗貴子やパピヨンはフィギュア・アクリル商品などでも個性を出しやすい。原作漫画は比較的まとめて読みやすい巻数で完結しているため、アニメを見たあとにコミックをそろえ、両者の違いを楽しむ方法もおすすめしやすい。主題歌の熱さも含め、2006年らしい少年向けバトルアニメとして記憶に残る作品である。
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■ 29位 ゲド戦記
2006年の劇場アニメを語るなら外せない大型作品
スタジオジブリ制作、宮崎吾朗監督による劇場アニメ。アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズなどをもとに、世界の均衡が崩れつつある中で旅を続けるハイタカと、国を捨てた王子アレンの物語を描く。作品への評価については公開当時からさまざまな意見があり、現在も議論の多い一本だが、2006年の邦画市場で非常に大きな興行規模を記録したことを考えれば、知名度と社会的注目度は極めて高かった。 荒涼とした世界、アレンとテルーの交流、ハイタカの落ち着いた存在感など、静かなファンタジーとして印象に残る部分も多い。「テルーの唄」を含む音楽面も広く知られた。
ジブリ作品らしい映像・音楽・美術商品
DVD、Blu-ray、サウンドトラック、主題歌CD、絵コンテ全集、関連書籍などが商品群の中心。スタジオジブリ作品は背景美術や設定画そのものに魅力があるため、ポスター、ポストカード、クリアファイル、カレンダーなど紙・美術系商品とも相性がよい。キャラクターグッズだけでなく「一本の映画作品として保存する」需要が強く、映像ソフトと絵コンテ・美術書を合わせて集める楽しみがある。
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■ 30位 ウサビッチ
短編CGアニメから巨大なキャラクター人気へ発展
監獄生活を送る二匹のウサギ、プーチンとキレネンコを中心にした短編CGアニメ。ほとんど台詞を使わず、表情、動作、効果音、音楽だけで笑いを作るため、言語を問わず楽しめることが大きな強みとなった。通常時は気の弱いプーチンと、怒らせると手がつけられないキレネンコという組み合わせも非常に分かりやすい。 一話が短く、何度も繰り返して楽しみやすかったことからDVD視聴との相性がよく、テレビアニメの長編シリーズとは異なる形で爆発的に知名度を伸ばした。シュールで少し毒のある笑いも2000年代後半のキャラクター文化と見事に一致していた。
ぬいぐるみや雑貨へ広がった強力なキャラクタービジネス
映像DVDだけでなく、プーチンやキレネンコのぬいぐるみ、マスコット、キーホルダー、ストラップ、ステッカー、クリアファイル、Tシャツ、バッグ、文房具、スマートフォン関連雑貨など、非常に多くのキャラクター商品が展開された。細長い耳と特徴的な表情だけで作品を認識できるデザインは商品化との相性が抜群である。アニメを詳しく知らない人でもキャラクターを見たことがあるというほど一般層へ浸透した時期があり、「映像作品の人気がキャラクター商品へ大きく広がった」という点では2006年開始作品の中でも特異な成功例だった。2006年は『涼宮ハルヒの憂鬱』『コードギアス』『DEATH NOTE』のような現在まで語り継がれる大型作品だけでなく、『ARIA』『ゼーガペイン』のように時間をかけて評価を高めた作品、『時をかける少女』『パプリカ』のような劇場作品、そして『ウサビッチ』のようにキャラクタービジネスへ広がった短編作品までが同時に誕生した非常に層の厚い一年だったのである。
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