【発売】:MUTAN
【発売日】:2020年11月12日
【ジャンル】:アクションゲーム
■ 概要・詳しい説明
PS5の発売日に登場した、ぷるぷる感覚のパーティ格闘ゲーム
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』は、2020年11月12日にMUTANがPlayStation 5向けに発売したパーティ格闘アクションゲームです。PS5本体が日本で発売された日と同じタイミングで登場したタイトルであり、次世代機の新しいコントローラー機能を分かりやすく楽しめる作品として展開されました。ゲームの基本は、ぐにゃぐにゃとした身体を持つファイターたちを操作し、パンチ、キック、ガード、ジャンプなどのシンプルな操作で相手と戦うというものです。ただし、一般的な格闘ゲームのように、正確なコマンド入力や高度なコンボを競う作品ではありません。むしろ本作の面白さは、キャラクターが思い通りに動かないこと、歩いているだけでよろけること、攻撃の反動で体勢が崩れること、ステージの仕掛けに巻き込まれて予想外の結果になることにあります。プレイヤーが完璧に操作することよりも、偶然生まれる珍プレイや逆転劇、失敗そのものを笑える作りになっており、友人や家族と同じ画面を見ながら遊ぶことで魅力が大きく広がるゲームです。
“ぐにゃぐにゃ”という個性をゲームの中心に据えた作り
本作の最大の特徴は、キャラクターの身体が柔らかく、常に不安定な動きを見せることです。普通のアクションゲームであれば、プレイヤーが入力した方向へキャラクターが素早く動き、攻撃も狙った場所へ正確に出ることが重要視されます。しかし『グーニャファイター』では、その常識が意図的に崩されています。ファイターたちはまるで柔らかい人形のように揺れ、走ればよろけ、殴れば体が流れ、吹き飛ばされれば予想外の方向へ転がっていきます。この不安定さは単なる操作のしづらさではなく、ゲーム全体の笑いと盛り上がりを生むための設計です。相手を狙ったつもりが別の方向へ攻撃してしまったり、勝利目前で足場から落ちたり、初心者の偶然の一撃が上級者を吹き飛ばしたりする展開が起こりやすく、勝敗の行方が最後まで読めません。この予測不能な流れこそが本作の魅力であり、真剣に遊んでも、気楽に遊んでも、画面の中で起きる出来事そのものが楽しい作品になっています。
PS5版ならではの「ぷるぷる触感モード」
『ぷるぷる触感エディション』という副題が示すように、PS5版ではDualSenseワイヤレスコントローラーの機能を活かした触感表現が大きな売りになっています。キャラクターが歩く、攻撃する、衝突する、ステージの環境が変化する、といった場面で、手元に細かな振動や抵抗感が伝わり、画面内の柔らかい動きが指先でも感じられるようになっています。単なる振動演出ではなく、ぐにゃぐにゃした身体の頼りなさや、ぷるぷるとした世界の質感をコントローラー越しに表現している点が特徴です。重厚なアクションゲームであれば銃撃や剣撃の重さ、車の路面感などを再現するところを、本作では柔らかさ、揺れ、衝撃の軽さ、足場の違いといったコミカルな方向へ使っています。これにより、PS5の新機能を大作とは違う角度から体験できる一本となりました。画面を見るだけでなく、手元でも“グーニャ”の世界を感じられることが、PS5版ならではの価値です。
三人称視点によって、より近くでグーニャの世界を味わえる
PS5版では、ぷるぷる触感をより強く体験できるよう、カメラの見せ方にも工夫があります。従来の対戦画面ではステージ全体を見渡すことが重視されますが、ぷるぷる触感モードではキャラクターの動きや衝撃がより近く感じられる視点が採用され、ファイターの身体が揺れる様子、転倒する瞬間、攻撃を受けて吹き飛ぶ動きなどが分かりやすくなっています。この視点は、単に画面の見え方を変えるだけでなく、自分が柔らかいキャラクターを動かしているという感覚を強める役割を持っています。ステージを見下ろすだけではなく、足元の不安定さや、攻撃時の体の流れ、周囲の障害物との距離感をより近い位置で感じられるため、触感表現との相性も良くなっています。PS5版は、ただ既存作品を新ハードで動かすだけでなく、コントローラーと視点の両方から“ぷるぷる感”を楽しませる作りになっているのです。
操作はシンプルで、初心者でもすぐ参加できる
本作の基本操作は、パンチ、キック、ガード、ジャンプといった分かりやすいアクションにまとめられています。格闘ゲームにありがちな複雑な必殺技コマンドや、長いコンボを覚える必要はありません。ゲームを始めたばかりの人でも、とりあえず移動し、攻撃し、相手から逃げ、ステージ上の仕掛けに反応するだけで対戦に参加できます。この入口の広さは、パーティゲームとして非常に重要です。友人や家族が集まった場面で、説明に長い時間をかけずにすぐ遊べるため、場のテンポを壊しません。また、キャラクターの動き自体が不安定なため、経験者だけが一方的に勝ち続ける展開になりにくく、初心者にも偶然の勝利や逆転のチャンスがあります。上手い人は地形や攻撃タイミングを読んで勝ちを狙えますが、初めて遊ぶ人も勢いと運で場をかき回せる。このバランスが、本作を気軽な対戦ゲームとして成立させています。
ひとりでも遊べるアドベンチャーモード
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』には、対戦だけでなく、ひとりで遊びながら操作に慣れていけるアドベンチャーモードも用意されています。このモードでは、主人公ニャックと相棒マッシュが、敵であるアメーバ団との戦いに挑みます。物語を重厚に描く長編アクションというより、グーニャの世界を体験しながら、キャラクターの動かし方やステージギミックへの対応を学ぶためのモードです。対戦では周囲のプレイヤーとの混戦に気を取られやすいですが、アドベンチャーモードでは自分の操作に集中できるため、ジャンプの距離、攻撃の出方、転倒後の立て直し、罠の避け方などを落ち着いて確認できます。コントローラーを2つ用意すれば2人協力でも遊べるため、対戦が苦手な人でも、誰かと一緒にステージ攻略を楽しむことができます。真面目に進めているつもりでも、味方とぶつかって転んだり、助けに行ったはずが一緒に落ちたりすることがあり、協力プレイでも本作らしい笑いが生まれます。
3つのプレイルールで遊び方が大きく変わる
本作には、性質の異なる3つのルールが用意されています。相手を攻撃して勝利を目指す「バトル」、ステージ上のコインを集めたり奪ったりする「コインバトル」、ゴールや進行を競う「レース」です。バトルでは、相手を吹き飛ばす爽快感と、ステージ端や危険地帯へ追い込む立ち回りが重要になります。コインバトルでは、攻撃の強さだけでなく、どこにコインが出るか、誰がリードしているか、いつ妨害すべきかといった判断が必要です。レースでは、相手を倒すよりも安全に前へ進むことが目的になるため、無理なショートカットより安定したルート選びが勝敗を分けます。ルールが変わることで、同じキャラクター、同じステージでも遊び心地がまったく変化します。単純な殴り合いだけにとどまらず、集める、奪う、進む、逃げる、妨害するなど、さまざまな行動が勝利につながる点が、本作の繰り返し遊びを支えています。
90種類のステージが、毎回違うハプニングを生む
本作では、多数のステージが用意されており、それぞれに異なる地形やギミックが仕掛けられています。落ちる床、爆弾、火柱、マグマ、障害物、狭い足場など、ステージそのものが勝敗に大きく関わります。広い場所で正面から殴り合うだけでなく、相手を危険地帯へ誘導したり、爆弾を蹴り飛ばして巻き込んだり、落下する床の上で相手を足止めしたりすることで、少ない攻撃でも大きな成果を狙えます。ステージギミックが多いことで、対戦は毎回違う展開になりやすく、同じルールでも飽きにくい作りになっています。初心者にとっては、ギミックが思わぬ助けになることもありますし、上級者にとっては、ステージを理解することが勝率を高める重要な攻略要素になります。つまり本作では、キャラクターの操作技術だけでなく、地形をどう利用するかが非常に大切です。
登場キャラクターは、強さよりも愛嬌と動きが魅力
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』に登場するファイターたちは、一般的な格闘ゲームのような重厚な戦士ではなく、柔らかく、奇妙で、どこかかわいらしい存在として描かれています。主人公ニャックや相棒マッシュをはじめ、個性的な見た目のキャラクターたちが、ぐにゃぐにゃとした動きでステージを駆け回ります。本作では、キャラクターを性能の強さだけで選ぶというより、見た目の好み、動きの面白さ、転んだ時の姿、吹き飛ばされた時の間抜けさなどで選ぶ楽しさがあります。ファイターたちが最初から柔らかく不安定な存在として表現されているからこそ、転倒や失敗も自然に笑える要素になります。もしリアルで硬派なキャラクターが同じように動けば違和感が出るかもしれませんが、本作のキャラクターたちは、ぐにゃぐにゃした世界観にぴったり合っています。見た目と挙動が一体になっていることが、ゲーム全体の雰囲気を明るくしています。
低価格で手に取りやすいPS5初期の個性派タイトル
本作は、フルプライスの大作ソフトというより、ダウンロード販売を中心に手軽に購入できるPS5用タイトルとして展開されました。価格帯も比較的手に取りやすく、PS5を購入したばかりのユーザーが「大作以外にも何か新しい感覚を試したい」「友人や家族と軽く遊べるゲームが欲しい」と考えた時に候補に入りやすい作品でした。PS5初期のソフト群には、映像美や重厚なアクションを売りにした大作が多く並んでいましたが、本作はそれらとは違い、コントローラーの触感とパーティ的な笑いを前面に出しています。大規模なゲームではありませんが、新ハードの特徴を短時間で体験できる点では、非常に分かりやすい存在でした。PS5の高性能を“リアルな表現”ではなく“柔らかく笑える感覚”に使った、ローンチ期らしい実験的な一本だといえます。
■■■■ ゲームの魅力・攻略・好きなキャラクター
最大の魅力は、上手く動けないことがそのまま面白さになる点
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』の最大の魅力は、普通のゲームなら欠点になりそうな「操作の不安定さ」を、笑いと盛り上がりの中心にしているところです。キャラクターたちは歩くだけでも頼りなく、パンチを出せば体が流れ、キックを放てば姿勢が崩れ、相手に当たる前に自分が転んでしまうこともあります。しかし、その不器用さこそが本作の面白さです。プレイヤーは完璧な操作で勝つというより、画面上で起きる思いがけない出来事を楽しむことになります。相手を狙った一撃が偶然当たって勝利したり、勝っていたはずのプレイヤーがステージギミックで自滅したり、初心者が勢いだけで上級者を吹き飛ばしたりする展開が多く、対戦ごとに違うドラマが生まれます。勝敗よりも過程が面白く、負けても笑える。この空気を作れることが、本作のパーティゲームとしての最大の強みです。
DualSenseの触感が、PS5版ならではの特別感を生む
PS5版で特に印象的なのが、DualSenseワイヤレスコントローラーによる触感表現です。キャラクターの歩行、攻撃、衝突、ステージの環境変化などが、細かな振動や手応えとして指先に伝わります。これにより、画面の中で揺れている柔らかいファイターを、視覚だけでなく触覚でも感じられるようになっています。大作ゲームのような重厚な衝撃ではなく、ぷるぷる、ふにゃふにゃ、ぶるぶるといった軽くてコミカルな感覚を表現している点が本作らしいところです。PS5を買ったばかりの時期に、コントローラーの新機能を家族や友人へ見せるゲームとしても分かりやすく、短いプレイでも「手元の感覚が違う」と伝わりやすい作りです。ゲーム内容の軽快さと触感表現がうまく結びついており、単なる移植ではなく、PS5版としての意味を持たせる要素になっています。
操作は簡単だが、勝つためには意外と考えることが多い
本作は操作こそシンプルですが、勝とうと思うと意外に奥があります。パンチ、キック、ガード、ジャンプという基本行動だけで遊べるため、初めての人でもすぐに対戦へ参加できます。しかし、キャラクターの体勢が崩れやすいため、ボタン連打だけでは安定して勝てません。相手との距離、自分の向き、攻撃後の隙、足場の状態、ステージギミックの位置などを見ながら行動する必要があります。密着して攻撃すれば当たりやすい反面、自分も相手の攻撃や接触で転びやすくなります。ガードを使えば守れますが、守っているだけでは勝てません。ジャンプは回避や移動に便利ですが、着地の瞬間を狙われることもあります。つまり本作は、入口は非常に簡単でありながら、続けて遊ぶほど立ち回りや判断力が重要になるゲームです。見た目はゆるくても、勝ちを狙うなら冷静な観察が必要になります。
バトルモード攻略は、むやみに攻めすぎないことが基本
バトルモードでは、相手を攻撃して吹き飛ばし、勝利を目指します。初心者がやりがちな失敗は、とにかく相手へ突っ込んで攻撃を連打することです。勢いで勝てる場面もありますが、本作では攻撃の反動や接触で自分の姿勢も崩れやすいため、無理に攻めると逆に不利になります。攻略の基本は、相手の空振りや転倒、ジャンプ後の着地など、隙ができた瞬間を狙うことです。また、相手を直接倒すことだけにこだわらず、ステージ端や危険なギミックの近くへ追い込む意識も大切です。狭い足場では、強い攻撃を当てるより、相手の進路をふさいで転倒させる方が効果的な場合があります。爆弾や火柱があるステージでは、相手をギミックに巻き込むことで大きなダメージや場外を狙えます。正面から殴り合うより、地形と相手の動きをまとめて見ることが勝率を上げる近道です。
コインバトルでは、戦闘力より立ち回りが重要
コインバトルは、ステージ上に出現するコインを集め、時には相手から奪うルールです。このモードでは、相手を倒すことだけに集中していると、他のプレイヤーにコインを集められてしまいます。序盤は無理に戦わず、拾いやすいコインを確実に集めることが大切です。中盤以降は、誰がリードしているかを確認し、トップのプレイヤーを妨害するか、自分のコインを守って逃げるかを判断します。終盤でリードしている場合は、無理に戦うより安全な足場を選んで逃げ切る方が有効なこともあります。反対に負けている場合は、リードしている相手を危険な地形へ誘導したり、混戦に巻き込んだりして逆転のチャンスを作る必要があります。コインバトルは、攻撃の上手さだけでなく、状況を読む力が問われるルールです。誰を狙うべきか、いつ逃げるべきか、どの場所にいるべきかを考えることで、初心者でも勝利に近づけます。
レースでは、最短ルートより安定ルートを選ぶ
レースモードでは、相手を倒すことよりも、ステージを先へ進むことが目的になります。普通のレースゲームであれば最短距離を走ることが重要ですが、本作ではキャラクターの動きが不安定なため、無理なショートカットや危険なジャンプは失敗につながりやすくなります。攻略の基本は、速さより安定です。細い足場や危険な段差では、少し遠回りでも安全なルートを選んだ方が結果的に早く進めることがあります。また、他のプレイヤーと密集すると接触事故が起こりやすいため、あえて少し距離を置いて進むのも有効です。妨害を狙う場合は、広い場所で無理に攻撃するより、相手がジャンプする直前や狭い道に入る瞬間を狙う方が効果的です。レースでは、焦って前へ出ようとしたプレイヤーほど転倒や落下で遅れることがあります。落ち着いて進み、危険を避ける人が最後に勝ちやすいルールです。
ステージギミックを味方につけると勝率が上がる
本作で上達するために欠かせないのが、ステージギミックの理解です。爆弾、火柱、マグマ、落ちる床、狭い足場など、ステージには勝敗を左右する仕掛けが多数あります。初心者のうちは、これらを邪魔な要素として見がちですが、慣れてくると強力な武器として利用できます。爆弾を相手の近くへ蹴り飛ばす、危険な床へ相手を誘い込む、落ちる足場で相手を足止めする、火柱のタイミングに合わせて相手を押し込むなど、地形を使った戦い方は非常に有効です。上手いプレイヤーほど、ただ攻撃を当てるだけでなく、当てた後に相手がどこへ飛ぶかを考えます。広い場所で正面から戦うより、ステージ端や危険地帯の近くで戦う方が、少ない攻撃で大きな成果を出せることもあります。ステージを覚えることは、キャラクター操作を覚えることと同じくらい重要です。
アドベンチャーモードは、操作に慣れることが最優先
アドベンチャーモードでは、主人公ニャックを操作し、相棒マッシュとともにアメーバ団との戦いへ挑みます。このモードを攻略するうえで大切なのは、最初から強引に進もうとしないことです。本作のキャラクターは、一般的なアクションゲームの主人公ほど正確には動きません。ジャンプの距離感、攻撃の出方、転倒後の復帰、罠のタイミングなどを確認しながら、少しずつ進むことが重要です。敵が出てくる場面では、すぐに突っ込むのではなく、相手の動きやステージの仕掛けを観察し、安全なタイミングを見つけると攻略しやすくなります。2人協力で遊ぶ場合は、同じ場所に固まりすぎると接触して事故が起こりやすいため、少し距離を取って進むのが理想です。片方が先へ進み、もう片方が後ろから支えるように動くと、失敗しても立て直しやすくなります。アドベンチャーモードは、対戦で勝つための基礎練習にもなる重要なモードです。
必勝法は「距離感」「待ち」「地形利用」
本作で勝ちやすくなるための基本をまとめるなら、距離感、待ち、地形利用の3つです。まず距離感です。相手に近づきすぎると攻撃は当たりやすくなりますが、自分も相手の攻撃や接触で崩れやすくなります。少し離れた位置から相手の動きを見て、空振りや転倒の瞬間に近づく方が安全です。次に待ちです。本作では焦って攻めた側がミスをしやすい場面が多いため、相手が突っ込んでくるのを待ち、危険な地形へ誘い込む戦い方が有効です。最後に地形利用です。広い場所で殴り合うより、端、段差、爆弾、火柱、落下床などを絡めて戦う方が、より少ない攻撃で勝負を決められます。この3つを意識するだけで、単なるボタン連打から一歩進んだ戦い方ができます。派手なテクニックよりも、相手が嫌がる位置で戦うことが、本作の実戦的な必勝法です。
好きなキャラクターとして挙げたいのは主人公ニャック
本作で好きなキャラクターを挙げるなら、やはり主人公のニャックです。ニャックはアドベンチャーモードの中心人物であり、プレイヤーがグーニャの世界に入っていく時の案内役のような存在です。完璧で格好良いヒーローというより、転びながらも立ち上がり、失敗しながらも前へ進んでいくキャラクターとして感じられます。この少し頼りない雰囲気が、本作のテーマと非常によく合っています。『グーニャファイター』は、きれいに勝つことだけを目指すゲームではありません。転んだり、吹き飛ばされたり、予想外の形で勝ったり負けたりする過程を楽しむゲームです。その意味で、ニャックの愛嬌ある見た目とぐにゃぐにゃした動きは、作品全体の象徴といえます。初めて遊ぶ人にも勧めやすく、アドベンチャーでも対戦でも本作らしい雰囲気をしっかり味わえるキャラクターです。
総合的な攻略の結論は、真面目に遊びすぎないこと
本作を楽しみながら上達するための結論は、勝敗にこだわりすぎず、ハプニングを受け入れることです。もちろん、距離感を意識し、地形を利用し、相手の隙を狙えば勝率は上がります。しかし本作の本質は、完璧なプレイだけにあるわけではありません。思い通りに動かないキャラクターを見て笑い、偶然の勝利に驚き、失敗を含めて盛り上がることが一番おいしい部分です。真剣に勝とうとするほど、予想外の事故が面白くなります。気楽に遊ぶほど、思いがけない名場面が生まれます。PS5版ではそこに触感表現が加わり、見た目だけでなく手元でもグーニャの世界を感じられます。攻略する楽しさと、何も考えずに笑える楽しさ。その両方を持っていることが、本作の大きな魅力です。
■■■■ 感想・評判・口コミ
全体的な評判は、気軽に笑えるPS5初期のパーティゲーム
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』の感想や評判を大きくまとめると、「本格格闘ゲームとして腕前を競う作品」というより、「家族や友人と短時間で盛り上がるパーティ向けアクション」として受け止められた作品です。PS5のローンチ時期に登場したタイトルの中では、超大作のような映像美や壮大な物語で勝負するタイプではありません。むしろ、ぐにゃぐにゃしたキャラクターが思い通りに動かず、転び、吹き飛び、ステージギミックに巻き込まれる様子を見て笑うゲームです。そのため、プレイヤーの反応も「簡単に遊べて盛り上がる」「PS5コントローラーの触感が面白い」「複数人で遊ぶと楽しい」という好意的な意見がある一方で、「ひとりで長時間遊ぶタイプではない」「遊ぶ相手がいないと魅力が弱くなる」「大作を期待すると違う」といった冷静な意見も出やすい作品です。評価の中心にあるのは、ゲームとしての規模よりも、短時間で笑えるか、触って楽しいか、一緒に遊ぶ人がいるかという点です。
好意的な感想で多いのは、操作の簡単さと笑いやすさ
好意的な感想としてまず挙げられるのは、操作が非常に分かりやすいことです。パンチ、キック、ガード、ジャンプという基本行動だけで遊べるため、複雑なコマンド入力や格闘ゲームの専門知識は必要ありません。ゲームをあまり遊ばない人でも、とりあえず動かし、とりあえず攻撃し、とりあえず逃げることで対戦に参加できます。この敷居の低さは、家族や友人と遊ぶ場面で大きな長所になります。説明が長いゲームは始めるまでに時間がかかりますが、本作は実際に動かしてみた方が早く、数回転んだり吹き飛ばされたりするだけで、どういうゲームなのかが伝わります。また、失敗そのものが笑いになるため、上手くできない人も場の盛り上がりに参加しやすいです。ゲームの腕前よりも、その場のハプニングを楽しめるかどうかが重要であり、これが本作の口コミで高く評価されやすい部分です。
ぐにゃぐにゃ感は、人によって評価が分かれる重要ポイント
本作の評判で最も特徴的なのは、キャラクターのぐにゃぐにゃした動きに対する受け止め方です。これを「思い通りにならないから面白い」と感じる人にとっては、本作は非常に楽しいゲームになります。歩くだけでよろけ、攻撃が外れ、勝っていたはずが足場から落ちる展開は、普通の対戦ゲームではなかなか味わえません。特に複数人で遊ぶと、操作ミスや偶然の一撃がそのまま笑いになります。一方で、キャラクターを正確に動かしたい人や、入力に対してきびきび反応するアクションを求める人にとっては、このぐにゃぐにゃ感が合わない場合もあります。狙った攻撃が外れる、移動が安定しない、立て直しに時間がかかるといった感覚は、人によってはもどかしさになります。つまり本作は、操作の不安定さを魅力として受け入れられるかどうかで評価が大きく変わる作品です。ここが合えば強く楽しめますが、合わなければ遊びにくさとして感じられるでしょう。
PS5版ならではの触感表現は、発売当時の注目ポイント
PS5版の感想でよく語られるのが、DualSenseを活用した触感表現です。『ぷるぷる触感エディション』という名前の通り、本作はキャラクターの柔らかさやステージの感触を手元へ伝えることを大きな特徴にしています。キャラクターが動く、攻撃する、ぶつかる、環境が変わるといった場面で、コントローラーに細かな反応が返ってくるため、画面の中の不安定な世界を指先でも味わえます。この点は、PS5の新しさを体験したい人にとって分かりやすい魅力になりました。大作ゲームのような重厚な演出ではなく、柔らかい身体が跳ねる、ぷるぷる揺れる、環境ごとに感触が変わるといったコミカルな表現に使っている点がユニークです。PS5を買ったばかりの人が、コントローラーの違いを家族や友人に見せる時にも使いやすく、短時間で新機能の面白さを伝えられる作品として評価されました。
ひとりプレイの感想は、練習用としては良いが主役は対戦
アドベンチャーモードについては、「操作に慣れるためには便利」「ひとりでも触れるのはありがたい」という前向きな評価がある一方で、「本作の本命はやはり複数人対戦」と見られやすい傾向があります。アドベンチャーモードでは、主人公ニャックを操作し、相棒マッシュとともに敵や罠に挑みながら進みます。対戦に入る前に、キャラクターの動かし方や攻撃の癖、ステージギミックへの対応を覚えるには役立ちます。ただし、本作の最大の笑いは、人間同士が同じ画面で予測不能な行動を取るところにあります。ひとりで遊ぶ場合、失敗しても笑い合う相手がいないため、複数人プレイほどの盛り上がりにはなりにくい場面があります。そのため、アドベンチャーモードは本編のすべてというより、対戦をより楽しむための練習場、PS5版の触感をじっくり試す場所、短時間のソロコンテンツとして評価するのが自然です。
複数人で遊んだ時の口コミは、ハプニング性への評価が高い
本作を複数人で遊んだ場合の感想では、やはりハプニング性が高く評価されます。相手を狙った攻撃が別のプレイヤーに当たる、爆弾を蹴ったつもりが自分の近くで爆発する、コインを集めていたトップのプレイヤーが終盤で一気に崩れる、レースで先頭を走っていた人が最後の足場で落ちるなど、勝負中に話題になる出来事が次々に起こります。こうした展開は、勝敗そのものより記憶に残りやすく、対戦後の会話にもつながります。また、上手い人だけが勝つゲームではない点も、パーティゲームとして高く評価されます。経験者は確かに有利ですが、初心者にも偶然の勝利や逆転のチャンスがあり、全員が何かしらの見せ場を作りやすいです。家族や友人と遊ぶ場合、厳密な勝負よりも笑いながら遊べることが重要になります。本作はその空気を作るのが得意なゲームです。
オンライン対応は、発売後の遊び方を広げた要素
PS5版は発売後のアップデートによってオンライン対戦にも対応し、遠くのプレイヤーや友人とも遊べるようになりました。発売当初はローカルでの対戦やアドベンチャーモードの印象が強く、同じ場所に集まって遊ぶゲームとして受け止められやすい作品でした。しかしオンライン対応が加わったことで、遊び方の幅は広がりました。特に、家に人を呼びにくい時期や、遠方の友人と遊びたい場面では、オンライン対応は大きな意味を持ちます。パーティゲームは一緒に遊ぶ相手がいるかどうかで満足度が大きく変わるため、オンラインで相手を見つけられることは作品の寿命にも関わります。発売直後の印象としてはローカル向けの色が強かったものの、アップデートによってより現代的な対戦環境へ近づいた点は評価できます。
評価が伸びやすい人は、短時間で笑えるゲームを求める人
本作を高く評価しやすいのは、短時間で笑えるゲーム、説明が少なくても始められるゲーム、勝敗よりその場の盛り上がりを楽しむゲームを求めている人です。友人が家に来た時に軽く遊ぶ、家族で交代しながら対戦する、大作ゲームの合間に気分転換する、子どもやゲーム初心者と一緒に遊ぶ、といった場面では、本作の魅力が分かりやすく出ます。また、PS5のDualSense機能に興味がある人にも向いています。大作ゲームではリアルな演出として使われる触感機能を、本作ではコミカルなぷるぷる感として楽しめるため、新鮮な体験になります。ゲーム全体のボリュームや深さよりも、触った瞬間の面白さ、笑える失敗、複数人での盛り上がりを重視する人ほど、本作を好意的に受け止めやすいでしょう。
評価が伸びにくい人は、ひとりで長く遊ぶ深さを求める人
反対に、本作の評価が伸びにくいのは、ひとりでじっくり長時間遊べるゲームを求める人です。アドベンチャーモードはありますが、本作の中心はやはり対戦やパーティ的な盛り上がりです。長大なストーリー、キャラクター育成、豊富な収集要素、細かなスキルツリー、競技性の高いオンラインランク戦などを期待すると、方向性の違いを感じる可能性があります。また、操作キャラクターが正確に動くことを重視する人にも合わない場合があります。本作のぐにゃぐにゃした挙動は、意図的に不安定さを楽しむためのものですが、押したらすぐ反応する、狙った通りに動く、練習した分だけ正確に上達するという感覚を重視する人には、ストレスになることもあります。つまり本作は、万人向けの万能ゲームというより、独自のゆるさとハチャメチャ感に価値を置いた作品です。
口コミで語られやすい良い点
良い点として語られやすいのは、まず見た目と動きの分かりやすい面白さです。キャラクターが柔らかく揺れ、攻撃のたびに変な姿勢になり、吹き飛ばされる様子は、プレイしている人だけでなく見ている人にも伝わりやすい楽しさがあります。次に、操作の簡単さです。初見でも参加しやすく、ゲームに慣れていない人を誘いやすい点は大きな長所です。さらに、ルールやステージの組み合わせによる変化も評価されます。バトル、コインバトル、レースという異なる遊び方があり、ステージギミックも多いため、同じ対戦でも毎回違う展開になりやすいです。PS5版ならではの良い点としては、やはり触感表現が挙げられます。ぷるぷるしたキャラクターの感覚を、画面だけでなくコントローラーでも楽しめる点は、本作の副題にふさわしい特徴です。
口コミで語られやすい気になる点
気になる点としては、まずひとりで遊ぶ時の持続力があります。アドベンチャーモードや練習要素はありますが、やはり本作の本領は複数人での対戦です。そのため、周囲に一緒に遊ぶ相手がいない場合、魅力を十分に味わいにくい可能性があります。次に、操作の不安定さが人を選ぶ点です。ぐにゃぐにゃ感は本作最大の個性である一方、思い通りに動かせないことを面白いと感じられない人には、遊びにくさとして映ります。また、PS5のローンチ時期に登場した作品であるため、大作と同じ基準で見ると不利になりやすい面もあります。映像の豪華さや物語の濃さを求める人にとっては、小規模でカジュアルな作りに見えるかもしれません。こうした点から、本作は用途が合えば非常に楽しいパーティゲームとして評価するのが適切です。
感想としての結論は、PS5の手触りを笑いに変えた小さな良作
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』は、PS5のローンチ期において、大作とは違う存在感を持ったパーティ格闘ゲームです。圧倒的な映像美や壮大な物語で語られる作品ではありませんが、柔らかいキャラクターを動かす感覚、予測不能な対戦、DualSenseによるぷるぷるした手触りによって、短時間でも印象に残る遊びを提供しています。感想としては、がっつりやり込むメインソフトというより、人が集まった時に起動すると場が明るくなるサブソフトとして考えると魅力が分かりやすいです。評価の中心にあるのは、上手く操作できる快感ではなく、上手く操作できないことを笑える余裕です。転んでも、吹き飛んでも、負けても、それがその場の話題になる。勝敗よりも過程が楽しい。そういうゲームを求める人にとって、本作はPS5初期のラインナップの中でも個性的な一本として記憶に残るでしょう。
■■■■ 当時の宣伝・現在の中古市場など
発売当時は、PS5ローンチタイトルとして触感体験を前面に出していた
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』の発売当時の宣伝で最も重要だったのは、PlayStation 5本体の発売時期に合わせて登場したタイトルであること、そしてDualSenseの新機能を分かりやすく体験できる作品であることでした。MUTANは2020年11月12日に本作をPS5向けに発売し、価格は比較的手に取りやすいダウンロード販売価格で案内されました。宣伝では、ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーを活かし、キャラクターのぷるぷる感を手元で感じられることが強調されました。PS5発売直後は、多くのユーザーが新ハードの性能やコントローラーの違いに関心を持っていた時期です。その中で本作は、巨大な世界観や超高精細な映像ではなく、「手元に伝わる柔らかさ」と「笑えるパーティ対戦」を売りにした小粒なローンチタイトルとして存在感を出しました。
公式サイトやストアページでは、擬音を活かした分かりやすい紹介が行われた
本作の紹介では、「ぐにゃぐにゃ」「ぷるぷる」「ふにゃふにゃ」といった言葉が多く使われ、遊んだ時の感覚を直感的に伝える作りになっていました。これは本作の性格に非常によく合っています。格闘ゲームとして細かなシステムを長々と説明するより、柔らかいファイターが転び、吹き飛び、手元にもぷるぷる感が返ってくると伝えた方が、作品の魅力は分かりやすいからです。公式の紹介では、ぷるぷる触感モード、アドベンチャーモード、バーサスモード、3つのプレイルール、多数のステージギミックなどが整理され、PS5版ならではの特徴が前面に出されました。特に、DualSenseの触感とコントローラーサウンドによって、テレビ画面だけでなく手元までグーニャの世界が届くという売り方は、PS5初期らしい宣伝でした。
ゲームメディアでは、手軽なパーティ格闘として紹介された
当時のゲームメディアでは、本作はPS5初期の配信タイトルのひとつとして、ニュース記事や発売情報の形で取り上げられました。紹介の中心にあったのは、Switch版などで展開してきた『グーニャファイター』がPS5向けに進化し、DualSenseの機能に対応したという点です。つまり、完全な新作として大規模に宣伝されたというより、既存のパーティ格闘ゲームがPS5の触感機能を取り入れた特別版として案内された形です。大々的なテレビCMや大型広告で売るタイプではなく、公式サイト、PlayStation Store、ゲームニュース媒体、SNSキャンペーンなどを通じて、ゲーム好きやPS5購入者へ直接訴求する販売方法だったといえます。小規模タイトルとしては、コンセプトが一言で伝わりやすいことが強みでした。
SNSキャンペーンやコラボ情報で発売前後の話題作りを行った
発売当時には、公式Twitterを活用したキャンペーンや、他作品とのコラボ情報も話題作りに使われました。フォローやリツイートを通じて応募できる形式のキャンペーンでは、ゲーム本体や関連コード、ギフト券などが賞品として用意され、PS5版だけでなくシリーズ全体の認知拡大が狙われました。また、格闘ゲームファンに向けたコラボ情報も打ち出され、ハチャメチャなパーティ格闘ゲームでありながら、対戦アクション好きにも目に留まりやすい流れが作られました。SNSは、小規模ダウンロードタイトルにとって非常に重要な宣伝手段です。大きな広告費をかけなくても、コンセプトが分かりやすく、画像や動画で面白さが伝わる作品であれば、口コミや共有によって広がる可能性があります。本作のぐにゃぐにゃした見た目とぷるぷる触感という言葉は、SNS向きの分かりやすさを持っていました。
販売方法はダウンロード販売中心で、価格は手に取りやすい設定
本作は、パッケージ版の大作ソフトというより、ダウンロード販売を中心に展開されたタイトルです。価格もフルプライスの大作ゲームよりかなり手に取りやすく、PS5本体を購入したばかりのユーザーが追加で買いやすい設定でした。この価格帯は、本作の内容と相性が良いものです。長大なストーリーや豪華な演出を売りにする作品ではなく、短時間で対戦し、友人や家族と笑い合うゲームであるため、購入の心理的ハードルが低いことは大きな強みになります。PS5発売直後は、大作ソフトを何本も買うには負担が大きい時期でもありました。その中で、手頃な価格でDualSenseの触感を試せる本作は、ローンチ期のサブタイトルとして選びやすい存在でした。
販売実績は、Switch版の累計実績が宣伝材料になった
PS5版単体の詳細な販売本数については、大きく公表された情報は多くありません。一方で、発売当時の宣伝では、Nintendo Switch版の累計販売実績がシリーズの実績として紹介され、PS5版の安心材料として使われました。これは、完全に無名のタイトルとして見せるより、「すでに他機種で一定の人気を得ているパーティ格闘ゲームのPS5版」と伝える方が、ユーザーに届きやすいからです。特にダウンロード専用寄りのタイトルでは、作品の実績や話題性をどう見せるかが重要になります。本作の場合、Switch版で築いた知名度を土台にしながら、PS5版では触感体験と新ハードの新鮮さを加えることで、シリーズの広がりを見せていました。
アップデートとDLCによって、発売後も話題を継続した
発売後の展開として重要なのが、オンライン対戦対応やDLC配信です。発売当初はローカル対戦の印象が強かった本作ですが、後日のアップデートによってインターネットを通じた対戦が可能になり、遊び方の幅が広がりました。パーティゲームは一緒に遊ぶ相手がいるかどうかで満足度が変わるため、オンライン対応は作品の寿命を伸ばすうえで大きな意味を持ちます。また、DLC配信によって追加要素が用意されたことで、発売後にも再び注目してもらう機会が生まれました。小規模なダウンロードタイトルは、発売日に話題が集中した後、時間が経つと埋もれやすい傾向があります。そのため、アップデートや追加コンテンツで再度ニュースになることは、長期的な認知維持にとって重要です。
中古市場では、一般的なパッケージソフトとは違う扱いになる
現在の中古市場を考えるうえで大切なのは、本作がダウンロード販売中心のタイトルである点です。ダウンロード販売のゲームは、通常のディスク版ソフトのように中古ショップで売買されるものではありません。購入権はアカウントに紐づくため、ディスクやカートリッジのように手放したり、再販売したりすることが基本的にできません。そのため、本作については、一般的な中古価格、買取価格、未開封品、限定版、プレミア価格といった市場が形成されにくい作品です。同時期のPS5パッケージタイトルであれば、店頭中古やフリマアプリ、オークションで相場を追うことができますが、本作の場合は、PlayStation Storeでの通常価格やセール価格が実質的な購入目安になります。中古市場で探すゲームというより、デジタルストアで購入するタイプの作品です。
オークションやフリマでは、単体ソフトとしての流通は目立ちにくい
オークションやフリマアプリで『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』を探しても、通常のパッケージゲームのように単体ソフトが大量に並ぶ状況は期待しにくいです。これは作品の人気とは別に、そもそもダウンロード販売型のタイトルは物理的な商品として流通しにくいからです。もし関連商品が出るとしても、ゲーム本体ではなく、キャンペーン関連品、別機種版、シリーズ関連グッズ、検索ワードに引っかかっただけの商品などが中心になる可能性があります。そのため、本作の中古市場を語る場合は、「中古価格がいくらか」よりも、「中古市場そのものが成立しにくいタイプのタイトルである」と見る方が正確です。物理在庫の希少性で価格が上がるゲームではなく、ストア販売の継続状況やセールの有無によって購入しやすさが変わる作品です。
現在の購入目安は、中古価格よりもストアの通常価格・セール価格
現在本作を購入する場合、目安になるのは中古ショップではなく、PlayStation Store上の販売状況です。通常価格がもともと手頃なため、セール時にはさらに安く購入できる可能性があります。デジタル販売タイトルの場合、中古価格の推移を見るより、ストアセールの時期や割引率を見る方が実用的です。特に本作のようなパーティゲームは、「気になった時にすぐ買って、すぐ遊べる」ことが魅力のひとつでもあります。パッケージを探す手間がない一方で、コレクション用の実物を所有する楽しみは薄いです。遊びたい人にとってはストア購入が合理的で、安く買いたい人はセールを待つのが現実的な選択になります。
過去最高価格やプレミア価格は確認しにくい
中古市場でよく話題になる過去最高価格やプレミア化については、本作の場合、一般的なパッケージソフトのような形では確認しにくいです。ダウンロード販売中心のタイトルは、未開封品が高騰したり、限定版が希少化したりする市場が成立しにくいからです。もしパッケージ版や限定グッズ付きの商品が存在する場合は別ですが、PS5版『ぷるぷる触感エディション』自体はデジタル購入を前提に見た方が自然です。したがって、コレクター市場で高額化するタイプではなく、遊ぶためのデジタルタイトルとして扱うのが適切です。過去最高価格を語るよりも、通常価格とセール価格の差を見て、どのタイミングで買うのが得かを考える方が実用的です。
現在の市場価値は、レアソフトではなくPS5初期の個性派タイトルとしての価値
本作の現在の価値は、中古市場で高値を付けるレアソフトとしての価値ではなく、PS5初期に登場した個性的なローンチ期タイトルとしての価値にあります。2020年11月12日に登場し、DualSenseの触感機能をコミカルな方向へ活用した点は、今振り返っても特徴的です。PS5初期のタイトルには、映像美を見せる大作、既存作品の強化版、無料配信系タイトル、インディー寄りのダウンロード作品などがありました。その中で本作は、低価格帯かつパーティ向け、さらに触覚表現を前面に出した作品として独自の場所にいます。中古価格の高さで語られるゲームではありませんが、PS5の新機能をどのように使ったかを振り返る時には、名前を出しやすい一本です。コレクション価値より、ハード初期の実験的な遊びを体験できる価値があるゲームです。
宣伝・販売・中古市場を総合すると、セール待ちしやすいデジタルタイトル
発売当時の『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』は、PS5ローンチ時期の勢い、DualSenseの新機能、Switch版での実績、SNSキャンペーン、ゲームメディアの紹介を組み合わせて宣伝されたタイトルでした。販売価格は手に取りやすく、内容も短時間で遊べるパーティ格闘であるため、PS5購入直後のユーザーに向いた一本でした。現在の市場で見ると、通常の中古パッケージソフトとして価格を追う作品ではなく、PlayStation Storeでの販売状況やセール価格を見ながら購入するデジタルタイトルです。プレミア価格を狙うコレクター向けソフトではなく、PS5初期の個性的なパーティゲームを手軽に遊びたい人向けの作品として位置づけられます。中古市場での希少価値よりも、ローンチ期にDualSenseの触感をコミカルに活用したという個性の方が、本作の価値を語るうえで重要です。
■■■■ 総合的なまとめ
PS5の新しさを“笑い”で伝えた作品
『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』を総合的に見ると、PlayStation 5という新しいハードの魅力を、巨大な映像表現や重厚な物語ではなく、コントローラーを握った時の感覚と、画面上で起きるハチャメチャな笑いによって伝えようとした個性的なタイトルです。2020年11月12日にMUTANからPS5向けに発売された本作は、大作ローンチゲームのように圧倒的なグラフィックや長大なストーリーでプレイヤーを引き込むタイプではありません。代わりに、ぐにゃぐにゃしたファイターたちが歩くだけでよろけ、攻撃すれば体勢を崩し、吹き飛ばされれば予想外の方向へ転がっていくという、分かりやすく笑えるアクションを前面に出しています。PS5版では、そこにDualSenseの触感表現が加わり、見た目だけでなく手元でもグーニャの世界を感じられるようになりました。PS5の性能をリアルさではなく、触って楽しい不思議な感覚に使った作品といえます。
格闘ゲームでありながら、勝敗より過程の面白さを重視している
本作はパーティ格闘ゲームですが、一般的な格闘ゲームとは目指している楽しさが大きく異なります。普通の格闘ゲームでは、キャラクターを正確に動かし、相手の隙を読み、技を当て、コンボを決めることが面白さになります。しかし『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』では、完璧な操作よりも、完璧に操作できないことから生まれる偶然性が重視されています。パンチやキックは簡単に出せますが、身体が柔らかく姿勢も不安定なため、思った通りに攻撃が当たるとは限りません。上手く狙ったつもりが空振りになることもあれば、適当に出した攻撃が相手に当たって逆転することもあります。ステージギミックも勝敗を大きく揺さぶるため、最後まで何が起こるか分かりません。真剣に勝ちに行くほど思わぬ失敗が笑いになり、気楽に遊ぶほど偶然の勝利が盛り上がる。勝つことそのものより、勝負の途中で起こる珍場面が記憶に残るゲームです。
PS5版の価値は、単なる移植ではなく触覚体験の追加にある
『グーニャファイター』は、もともと他機種でも展開されていた作品ですが、PS5版の意味は単に対応ハードを増やしたことだけではありません。PS5版最大の特徴は、DualSenseの機能を活かし、キャラクターの柔らかさやステージの感触を指先に伝えるようにした点です。重い武器の反動やリアルな路面表現ではなく、ぷるぷるした身体、ふにゃふにゃした衝撃、足場ごとの違いといったコミカルな方向へ触感機能を使っています。この発想が非常に本作らしいところです。PS5の新機能を紹介するゲームというと、リアルで迫力のある作品を想像しがちですが、本作はあえて軽く、柔らかく、笑える感触を提示しました。これにより、PS5の性能は大作だけのものではなく、小規模で個性的なゲームにも新しい遊びを与えられることを示した一本になっています。
アドベンチャーモードは、対戦前の練習場としても世界観の入口としても機能する
本作のアドベンチャーモードは、主人公ニャックと相棒マッシュがアメーバ団に立ち向かう流れで進みます。長編ストーリーをじっくり味わうモードというより、グーニャの世界に慣れ、操作感やギミックを体験するための入口です。対戦モードだけでは、周囲のプレイヤーとの混戦に気を取られ、自分の操作がどうなっているのか分かりにくいことがあります。しかしアドベンチャーモードなら、敵や罠に向き合いながら、自分のキャラクターをどう動かすかを落ち着いて学べます。ジャンプの距離、攻撃の出し方、転倒後の立て直し、危険な足場の避け方など、本作ならではの基礎を身につけるには良いモードです。また、2人協力でも遊べるため、対戦が苦手な人でも一緒にグーニャの世界を楽しめます。ソロ用として過度なボリュームを期待すると軽く感じるかもしれませんが、対戦前の練習と作品世界への導入としては十分に意味があります。
バーサスモードは、家族や友人と遊ぶ時に最も輝く
本作の中心的な楽しさは、やはり複数人で遊ぶバーサスモードにあります。パンチ、キック、ガード、ジャンプというシンプルな操作で、最大4人のファイターがステージ上を暴れ回るため、細かい説明をしなくてもすぐに対戦を始められます。ゲームに慣れている人と初心者が一緒に遊んでも成立しやすいのは、本作の大きな長所です。もちろん慣れている人は、攻撃のタイミングやステージギミックの利用で有利に立ち回れます。しかし、キャラクターの動きが不安定で、爆弾や落下床などの予測不能な要素も多いため、初心者にも逆転のチャンスがあります。勝敗が実力だけで決まりすぎないため、場の空気が重くなりにくく、笑いながら何度も遊べます。負けた人が悔しがるよりも、変な転び方や偶然の一撃を見て笑う展開になりやすい作品です。
3つのルールと多彩なステージが、短時間プレイの繰り返しを支えている
本作には、相手を倒すバトル、コインを集めるコインバトル、ゴールや進行を競うレースという、性質の異なるルールが用意されています。これに加えて、多彩なステージギミックが組み合わさることで、同じゲームでありながら毎回違う展開が生まれます。バトルでは相手を吹き飛ばす爽快感が中心になりますが、コインバトルでは攻撃より立ち回りや逃げ切りが重要になります。レースでは、相手を倒すより安全に進む判断が求められます。ステージには爆弾、火柱、マグマ、落下する床、危険な地形などがあり、プレイヤーの行動をかき乱します。短い対戦を何度も繰り返しても、ステージやルールの組み合わせによって違う笑いが生まれるため、パーティゲームとしての繰り返し遊びに向いています。長時間じっくり没入するというより、数分単位で遊び、負けてもすぐ再挑戦できるテンポの良さが魅力です。
攻略面では、単純なボタン連打より状況判断が大切
見た目はゆるく、操作も簡単な本作ですが、勝とうと思えば意外と考えることは多いです。パンチやキックを連打するだけでも盛り上がりますが、安定して勝つには、相手との距離、ステージ端の位置、爆弾や危険床の場所、自分の体勢、相手が攻撃を空振りした瞬間などを見極める必要があります。特にキャラクターの動きが不安定なため、攻めすぎると自分が転んだり、反撃を受けたりしやすくなります。上手いプレイヤーほど、むやみに前へ出るのではなく、相手のミスを待ち、危険な地形へ誘導し、一撃の効果が大きくなる場面で攻撃します。コインバトルでは、戦うべきか逃げるべきかの判断が重要になり、レースでは速さより安定したルート選びが結果につながります。単なるおふざけゲームに見えて、実はパーティゲームらしい駆け引きが存在している点も、本作の評価できる部分です。
良かった点は、手軽さ、触感、偶然性、場の盛り上がり
本作の良かった点を整理すると、まず手軽さが挙げられます。複雑な操作説明を必要とせず、誰でもすぐに参加できるため、パーティゲームとして非常に扱いやすい作品です。次に、PS5版ならではの触感表現があります。DualSenseを使ったぷるぷる感は、本作のタイトルにふさわしい特徴であり、画面の中の柔らかい世界を指先でも味わえる点は大きな魅力です。さらに、偶然性の高さも良い点です。キャラクターの不安定な動きやステージギミックによって、勝敗が最後まで読めず、初心者にもチャンスがあります。そして何より、場が盛り上がりやすいことが本作の強みです。転ぶ、落ちる、吹き飛ぶ、巻き込まれるといった出来事が、プレイヤー同士の会話や笑いにつながります。大作ゲームのような深い没入感とは違いますが、短時間で空気を明るくする力があります。
悪かった点は、遊ぶ相手がいないと魅力が弱まりやすいこと
一方で、本作には明確な弱点もあります。最も大きいのは、遊ぶ相手がいるかどうかで満足度が大きく変わる点です。アドベンチャーモードは用意されていますが、本作の本領はやはり複数人での対戦や協力にあります。ひとりでじっくり長時間遊ぶことを期待すると、ボリュームや物語性に物足りなさを感じる可能性があります。また、キャラクターのぐにゃぐにゃした操作感は本作最大の個性である一方、人によってはストレスに感じる部分でもあります。アクションゲームに正確な操作性や気持ちよいコンボ、きびきびした移動を求める人にとっては、あえて不安定に作られた挙動が合わないかもしれません。さらに、ダウンロード販売中心のタイトルであるため、パッケージ版のような中古流通やコレクション性を期待しにくい点も、人によっては弱みになります。つまり本作は、万能型のゲームではなく、遊ぶ環境が合った時に強く輝くタイプの作品です。
PS5初期タイトルとして振り返ると、実験的で記憶に残る一本
PS5初期のタイトル群を振り返ると、『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』は最大級の話題作ではありませんでした。しかし、だからといって存在感が薄いだけの作品ではありません。むしろ、PS5の新機能を大作とは異なる形で使った、実験的で記憶に残る一本です。ローンチ期のゲームには、新ハードの性能を示す役割があります。多くの作品は映像美、ロード時間の短縮、広大な世界、リアルな表現でそれを見せます。しかし本作は、柔らかいキャラクターの動きと、手元に伝わるぷるぷるした感触によって、PS5の新しさを表現しました。ハードの性能は、必ずしもリアルな方向だけに使われるものではありません。笑い、違和感、触感、偶然性といった軽やかな遊びにも、新しい体験を与えられる。本作はそのことを示したゲームだといえます。
おすすめできる人と、あまり向かない人がはっきりしている
本作をおすすめできるのは、家族や友人と同じ画面で遊ぶ機会がある人、短時間で笑えるゲームを探している人、PS5のDualSense機能を気軽に試したい人、勝敗よりもハプニングを楽しめる人です。特に、ゲームが得意な人と初心者が混ざる環境では、本作のゆるさが良い方向に働きます。説明が少なくても始められ、偶然の逆転も多いため、全員が何かしらの見せ場を作りやすいからです。反対に、ひとりで長時間遊べる濃密なソロゲームを求めている人、正確な操作性や競技性の高い対戦を重視する人、重厚なストーリーや成長要素を期待する人には、あまり向かない可能性があります。キャラクターの不安定な動きは、本作の個性であり魅力ですが、それを楽しめない人には遊びにくさとして映ります。購入前には、自分が「上手く動かせないことを笑えるか」「一緒に遊ぶ相手がいるか」を考えると、満足度を判断しやすいでしょう。
最終評価は、気軽に遊ぶほど楽しいぷるぷる系パーティ格闘
最終的に『グーニャファイター ぷるぷる触感エディション』は、PS5用ゲームの中でもかなり独自色の強いパーティ格闘ゲームです。大作のような圧倒的な規模や、長く遊び込むための膨大な要素を期待する作品ではありません。しかし、短時間で笑える、誰でも参加しやすい、PS5の触感機能を分かりやすく体験できるという点では、しっかりと個性を持っています。キャラクターが思い通りに動かないこと、ステージギミックに翻弄されること、偶然の勝利や失敗が起こること。これらは普通のアクションゲームなら欠点になりかねない要素ですが、本作では面白さの中心になっています。真剣に勝ちを狙っても楽しく、気楽に笑いながら遊んでも楽しい。そうした幅の広さが、パーティゲームとしての魅力です。PS5のローンチ期に登場した小粒な作品でありながら、DualSenseの新しさをコミカルな方向へ引き出した点は評価できます。総合的には、大作ではないものの、遊ぶ環境が合えば強く印象に残る、手触り重視のユニークなパーティ格闘ゲームといえるでしょう。
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