『レッドスティール』(Wii)

【中古】[Wii] レッドスティール(REDSTEEL) ユービーアイソフト (20061202)

【中古】[Wii] レッドスティール(REDSTEEL) ユービーアイソフト (20061202)
405 円 (税込)
【必ずご確認ください】・こちらは内容物の状態及び動作に問題のない中古商品となります。・外箱やパッケージに経年変化による軽度な擦れや、汚れ等がある場合がございます。・ディスク/カード/カセットには使用に支障のない程度の傷がある場合がございますが、プレイ自体に..
楽天ウェブサービスセンター CS Shop

【発売】:ユービーアイソフト
【開発】:ユービーアイソフト
【発売日】:2006年12月2日
【ジャンル】:ファーストパーソン・シューティングゲーム

[game-ue]

■ 概要

Wiiローンチを支えた注目作

2006年12月2日、任天堂の新世代ゲーム機「Wii」と同時にユービーアイソフトが送り出したのが『レッドスティール』です。本作はサードパーティー製ソフトとして最初に開発が公にされたタイトルであり、ローンチラインナップの中でも特に注目を浴びました。日本国内での販売価格は6,800円(税込)。さらに日本向けのプロモーションでは俳優の松田龍平をイメージキャラクターに起用し、国内市場への浸透を強く意識した姿勢も見られました。

直感操作という革新性

『レッドスティール』の最大の特徴は、Wiiリモコンとヌンチャクを活かした「直感的操作のFPS」であることです。右手に握るWiiリモコンを銃や刀に見立て、射撃や斬撃を体感的に操作できる点が大きな魅力でした。ヌンチャクを前方に振ることで手榴弾を投げたり、ドアを開いたりするなど、従来のボタン操作を超えた身体的なアクションが求められたのです。当時はまだモーションコントロールが珍しかったため、ユーザーの期待は非常に高く、発売前からゲーム誌やイベントでも大きな話題を集めていました。

ストーリーの舞台と世界観

物語はロサンゼルスのレストランで始まります。主人公スコットは婚約者ミユとその父・佐藤と食事をしている最中、武装集団の襲撃を受け、ミユを奪われてしまいます。瀕死の佐藤から「自分は日本最大級のヤクザ組織『佐藤組』の組長である」と明かされ、スコットは日本へ渡る決意を固めます。彼の目的は、代々伝わる刀「刀霧」をめぐる抗争に巻き込まれながらも、愛する婚約者を救い出すこと。 舞台となるのは「欧米人から見た日本」という独特の世界観。現代的な街並みにヤクザ、忍者、地下遊園地などが混在し、リアルな日本というよりは映画『キル・ビル』に通じる“異国的な日本像”が展開されます。看板の文字が左右反転していたり、日本語が不自然な片言で表現されたりと、あえて誇張された文化表現が散りばめられている点もユニークです。

侍ポイントシステム

本作には「侍ポイント」と呼ばれる独自の評価システムがあります。敵を情け深く許す、弾を無駄に使わないなど、武士道精神を意識した立ち回りをすると「熟練」としてポイントが上昇し、特殊能力を得られる仕組みです。逆に、卑劣な戦い方をすると「野蛮」と評価され、ポイントが減少。単なる撃ち合いではなく、プレイヤーの戦い方そのものが物語や後の展開に影響を及ぼす仕掛けになっていました。

フリーズショット

ゲームを象徴する要素の一つが「フリーズショット」。敵を倒してゲージを溜め、発動すると時間が一時的にスローモーションになり、狙いを定めて正確に射撃できるようになります。この演出は当時のFPSにおいて斬新であり、映画的な演出を好むプレイヤーからも高く評価されました。

マルチプレイ要素

さらに、最大4人での分割画面対戦にも対応していました。家庭用ゲーム機で友人と集まって遊べるFPSは数が限られており、『ゴールデンアイ 007』以来のマルチプレイ体験を期待させる存在でした。Wiiならではの操作感と相まって、発売当時は多くの家庭で盛り上がりを見せました。

問題点と課題

一方で、発売当初から多くのバグが報告されていました。視点移動が機能しなくなる、敵が攻撃をせず静止する、ロード画面の音楽が止まらない、突然のフリーズなど、ゲーム進行を妨げる深刻な不具合が散見されました。また、刀と銃の切り替えが自由にできない、操作性が直感的であるがゆえに3D酔いを起こしやすいなど、革新性と同時に未完成さが露呈した部分もありました。 しかし、そうした荒削りさも含め、Wiiという新しいハードの可能性と限界を示した作品として語られ続けています。

■■■

■ ゲームの魅力とは?

直感操作がもたらす没入感

『レッドスティール』の最大の魅力は、Wiiリモコンとヌンチャクを駆使した直感的な操作です。プレイヤーは銃を構えて射撃する感覚をそのままリモコンに反映でき、刀を振るう際にもリモコンを動かす角度やタイミングで攻撃方向が決定します。従来のFPSでは「ボタンを押す」だけだった行動が、体全体を使った動作として置き換わることで、まるで本当に現場に立っているような臨場感を味わえる点が高い評価を受けました。特に初めて体験するユーザーにとっては、従来のゲーム操作の枠を越えた「ゲームと身体の一体感」を強く感じられたのです。

刀と銃の融合による新鮮さ

本作は単なる銃撃戦のFPSではなく、刀での一騎打ちを大きな見どころとしています。敵のボスキャラクターとの決闘では、銃が封じられ、刀同士の真剣勝負に挑むことになります。ここでは、単なる力任せではなく、相手の動きを読み取り、的確な方向にリモコンを振る必要があります。刀を振る角度やスピードが攻撃結果に直結するため、学習曲線はやや急ですが、それを克服した時の達成感は他のFPSでは味わえない特別な魅力でした。

映画的な演出と「フリーズショット」

フリーズショットの導入によって、銃撃戦にシネマティックな要素が加わりました。時間をスローモーションに変えて、精密にヘッドショットを決めたり、敵の武器を撃ち落としたりする瞬間は、まるでアクション映画の主人公になったかのような爽快感を生み出します。特に複数の敵に囲まれた場面で、このスキルを活用して一気に形勢を逆転する展開は、プレイヤーに強烈なカタルシスを与えました。

侍ポイントが生む心理的駆け引き

侍ポイントシステムは、単に敵を倒すのではなく「どのように倒すか」に意味を持たせました。降伏した敵を見逃すとポイントが上昇し、後に恩返しの形で助力を得られることもあります。一方で、命乞いを無視して撃ち殺すとポイントが減少し、評価は「野蛮」となります。この仕組みはプレイヤーに「倫理的選択」を意識させ、単なるアクションの連続ではない奥深さを与えました。人情や義理を尊ぶ侍の価値観を模したシステムは、当時の海外ユーザーにとっても新鮮で、和風アクションの魅力を引き立てる要素になっていました。

多彩なロケーションと異色の日本描写

『レッドスティール』の舞台は、欧米的解釈が色濃く反映された「架空の日本」です。現代的な都市の片隅に古風な道場が現れ、パチンコ店の地下に巨大な遊技場が広がるなど、現実ではあり得ない組み合わせがユニークな体験を提供します。忍者の軍団やコスプレ風の敵キャラなど、奇抜な演出も数多く、シリアスなストーリーの中にシュールな要素が差し込まれていました。こうした「勘違い日本」の描写は一部で批判も受けましたが、異文化エンタメとしての面白さを感じるユーザーも多く存在しました。

マルチプレイでの盛り上がり

最大4人まで同時プレイ可能な画面分割モードも、本作の大きな魅力です。家族や友人と集まってリビングで遊ぶ際に、体を使って戦う対戦は笑いや熱中を呼び込みました。特にパーティーゲーム的な感覚で遊べるFPSは当時少なく、Wiiの操作方法と相まって、新鮮な体験を提供してくれました。

「初期Wii体験」を代表する作品

発売当初のWiiソフトの中でも、『レッドスティール』は「Wiiならではのゲーム体験」を強く打ち出した存在でした。プレイヤーが画面の中の動きと現実の身体動作を直結させるというコンセプトは、後の多くのWiiタイトルにも影響を与えています。たとえ粗削りな部分が残っていたとしても、未知の遊び方を体感できる魅力は非常に大きく、「未来のゲームの可能性を感じさせるタイトル」として記憶に残ったのです。

■■■

■ ゲームの攻略など

序盤の立ち回りと基本操作の習熟

『レッドスティール』はWiiリモコンとヌンチャクを駆使するため、まずは操作に慣れることが攻略の第一歩となります。序盤では無理に刀を多用せず、銃撃戦を中心にして操作感覚を身体に馴染ませることが肝心です。照準の移動は直感的ですが、勢いよく動かすと視点が暴走することもあるため、滑らかな動作を心がけると安定します。また、ヌンチャクを振って手榴弾を投げるアクションは敵集団を一掃する際に有効ですが、慌てて乱発すると弾薬不足や誤爆の原因になるため、序盤からリズムを掴んでおきましょう。

侍ポイントを意識した戦闘

攻略の大きな鍵となるのが「侍ポイント」の運用です。敵が降参した場合に見逃してポイントを得ると、後々のシナリオで助力が期待できる場合があります。例えば、序盤に助けた敵が中盤で情報提供をしてくれるなど、選択が物語を左右するのです。効率を重視すれば倒してしまう方が楽に見える場面でも、あえて寛容さを示すことで有利になる展開が多いため、プレイスタイルを意識的に変えてみると攻略の幅が広がります。

刀による決闘のポイント

ボス戦や特定のイベントでは銃撃が封じられ、刀での一騎打ちが発生します。ここではリモコンの角度や振り方が正確さを求められるため、焦らず相手の動きを観察することが重要です。力任せに振っても攻撃は的外れになりやすく、相手の攻撃方向を読み切って受け流すと反撃の好機を得られます。特に横斬りを多用してくる相手には縦斬りで応じるなど、リモコン操作の「方向判定」を理解しておくことが勝利の近道です。

フリーズショットの効果的な活用

フリーズショットは強力な切り札であり、敵に囲まれた状況や精密な射撃を求められる場面で大きな威力を発揮します。ゲージを溜めるためには敵を連続で倒す必要があり、無駄撃ちを避けて冷静に行動することが必須です。発動の際はWiiリモコンを素早く前に突き出す動作が求められるため、慌てずタイミングを見極めると安定します。特にボス戦では敵の防御を崩す決定打になりやすく、積極的に利用すると難易度が大きく下がります。

マルチプレイでの戦略

4人分割画面での対戦では、体の動きがそのまま勝敗に直結するため、落ち着いた操作が勝利の鍵です。相手の動きを予測し、照準を滑らかに合わせる練習を積んでおくと優位に立てます。また、侍ポイントの概念は対戦には直接関係しませんが、「敵を倒すだけでなく武器を奪う」「一瞬の隙を突く」などの駆け引きが試合を盛り上げます。パーティー的に遊ぶ場合は刀の一騎打ちルールを設定すると、より盛り上がりやすいです。

中盤以降の難所と攻略法

中盤以降は敵の数が一気に増え、銃撃戦と刀戦が交互に訪れるため、プレイヤーの判断力が試されます。地下遊園地や忍者軍団との戦闘は視覚的にも派手ですが、囲まれると一気に不利になるため、手榴弾やフリーズショットを活用して戦況をコントロールする必要があります。また、AIが予測不能な挙動を示すこともあるため、正面からの戦いに固執せず、物陰に隠れて攻撃の隙をうかがう慎重さも大切です。

ラスボス戦の攻略ポイント

最終決戦では刀を折ることがグッドエンドの条件となります。しかし、リモコン操作の特性上、刀にダメージを与える動作は難易度が高く、何度も挑戦を強いられることがあります。ここでは力任せに振らず、正しい角度と方向で冷静に操作することが重要です。さらに、エンディング分岐が一度きりのセーブポイントで決定してしまうため、事前に操作を十分に練習してから挑むことが推奨されます。

隠し要素や裏技

一部のステージでは、特定の敵を倒さずに進行すると後に別のイベントが発生するなど、侍ポイント以外にも隠された仕掛けがあります。また、敵AIの挙動を逆手に取り、特定の位置で待機すると攻撃を受けずに突破できるケースも確認されています。これらは公式に用意された攻略法ではないものの、コミュニティでは「裏技」として共有され、難所を突破するための救済策として利用されました。

■■■

■ 感想や評判

発売当初の大きな期待

『レッドスティール』は、Wiiのローンチタイトルとして高い注目を浴びていました。Wiiリモコンを「銃」や「刀」に見立てた直感操作は、それまでのゲーム体験を一変させると期待され、多くのメディアでも「新時代のFPS」として紹介されました。特に海外ユーザーからは「日本文化を舞台にした西洋開発のFPS」という点が新鮮に映り、大作としての期待感は任天堂のファーストパーティー作品に匹敵するものでした。

操作性への賛否

発売後、最も話題となったのは操作性です。Wiiリモコンによる銃撃戦や刀での決闘は革新的と評価される一方で、実際の操作感は「思ったほど正確ではない」「長時間遊ぶと腕が疲れる」といった声も少なくありませんでした。特に3D酔いを訴えるプレイヤーは多く、リモコンによる視点移動が慣れるまで苦労する要因になっていました。それでも「体を使って戦う楽しさ」は従来のFPSにはない魅力として、多くのユーザーを引きつけました。

世界観の独自性と違和感

ゲーム内で描かれる「外国人から見た日本」は、ユーザーの間で賛否両論を呼びました。忍者軍団の襲撃や地下遊園地の存在など、非現実的な要素は「ユーモラスで面白い」と感じる人もいれば、「奇妙で不自然すぎる」と受け取る人もいました。日本のユーザーからは「文化的な誤解が多い」と指摘される一方、海外では「異国情緒のある舞台設定」として受け入れられるケースが多く、このゲームならではの個性として語られる要素になりました。

侍ポイントへの評価

「侍ポイント」システムは一部のプレイヤーに高く評価されました。敵を助けるかどうかで後の展開に影響が出る点や、武士道を意識させるデザインは独自性がありました。ただし、ゲーム進行に必須ではなかったため、「やり込み要素としては面白いが、ゲームバランスに直結しない」という意見も多く、実際の活用度には個人差が大きく出ました。

不具合や完成度への批判

発売当初から多くの不具合が指摘され、評判を落とす大きな要因となりました。敵AIが固まる、ロード中のBGMが止まらない、突然のフリーズなどは頻繁に報告され、致命的なケースもありました。特に「ラスボス戦での刀操作が困難」という点は多くのプレイヤーの不満を招きました。このため、一部の雑誌レビューでは「革新性はあるが完成度が追いついていない」と総評されることもありました。

マルチプレイの評価

分割画面での4人対戦は、家族や友人と盛り上がる要素として評価されました。パーティー的な遊び方を求めていたWiiユーザーにとって、FPSを皆でワイワイ楽しめる点は斬新でした。ただし、マップやルールのバリエーションが少なく、長く遊ぶには物足りないという意見も出ています。それでも「Wii初期のマルチプレイFPS」という位置づけとしては貴重な存在でした。

海外メディアでのレビュー

欧米のゲーム誌やレビューサイトでは、平均的に「中程度の評価」にとどまりました。グラフィックの質感や操作の新鮮さは高評価を受けた一方、ストーリーのご都合主義や操作性の不安定さが減点対象となり、メタスコアでも60点前後という結果に落ち着きました。ただし、一部のメディアは「今後のWiiタイトルに大きな影響を与える実験作」として前向きに捉えており、挑戦的な精神は評価されました。

ユーザーの総合的な印象

総じてユーザーの意見は「惜しいゲーム」という表現に集約されます。Wiiリモコンを活かした革新性や日本を舞台にした独自の世界観は魅力的であった一方、操作性の難しさや不具合の多さが大きな減点となり、満足度は人によって大きく分かれました。それでも「Wiiというハードの可能性を体感させてくれた記念碑的な一本」として、当時を知るプレイヤーに強く印象を残したことは間違いありません。

■■■

■ 良かったところ

革新的な操作体験

『レッドスティール』の最大の魅力は、Wiiリモコンを活用した直感的な操作そのものにありました。銃を構える動作や刀を振る動作を、実際に腕や手首を動かして再現する体験は、従来のコントローラーでは味わえなかった新鮮さをプレイヤーに提供しました。発売当時はまだモーション操作に慣れていない人が多く、「自分がゲームの中に入り込んでいる感覚がする」という声が多く寄せられました。こうした“体感型FPS”としての先駆けは、後のWiiソフトに大きな影響を与えることになったのです。

刀と銃の二刀流アクション

通常のFPSでは銃撃戦のみがメインとなることが多い中、本作では刀による一騎打ちが組み込まれていました。敵ボスとの真剣勝負は緊張感が高く、銃撃戦とは全く異なるリズムを体験させてくれます。特に「相手の動きを読む」ことが攻略の鍵になるため、アクションゲームや格闘ゲームが好きなプレイヤーにも魅力的でした。プレイヤーの多くが「刀戦が一番印象に残った」と語るほど、この要素は記憶に残るポイントでした。

フリーズショットによる爽快感

時間を止めて狙撃する「フリーズショット」は、ゲーム全体のテンポにアクセントを与えました。スローモーションの演出は映画的で、複数の敵を一気に倒すシーンは非常にスタイリッシュ。特に窮地を脱する瞬間のカタルシスは強烈で、プレイヤーに「決め技を持つ主人公」になったような満足感を与えました。この要素があったからこそ、単なるFPSにとどまらず“シネマティック・アクション”と呼ぶにふさわしい仕上がりになっていたのです。

侍ポイントによるゲーム性の広がり

「敵を倒すか助けるか」という選択がゲームに戦略性を与えていました。単純な撃ち合いではなく、戦い方そのものが評価に反映されるため、プレイヤーはより慎重に行動するようになります。敵を見逃して後に助けられる展開は、プレイヤーに達成感を与え、「自分の選択がゲーム世界に影響を与えた」という手応えを感じさせました。こうした要素は他のFPSにはあまり見られなかったため、新鮮な魅力として受け止められました。

多彩で奇抜な舞台設定

地下遊園地や忍者軍団、ヤクザの道場など、現実には存在しない奇抜なロケーションは、多くのプレイヤーの記憶に残りました。日本を舞台にしながらも、外国人の視点で再構築された“勘違い日本”は、一種のエンタメとして楽しめるものでした。「荒唐無稽だけど面白い」「映画を見ているようだった」という感想が見られるように、舞台設定のインパクトは強烈で、物語を一層ドラマチックにしていました。

マルチプレイの盛り上がり

友人や家族と一緒に遊べる4人対戦は、本作の大きな長所の一つでした。対戦中はリモコンを振り回す姿が自然と笑いを誘い、遊んでいる側だけでなく見ている側も楽しめるパーティー的な要素がありました。FPSに慣れていない人でも「体を動かす」という直感操作で参加できたため、幅広い層に受け入れられたのです。

挑戦的な意欲作としての評価

不具合や粗削りな部分はあったものの、「新しいことに挑戦した意欲作」として多くのユーザーに記憶されています。既存のFPSの枠を超えて「日本を舞台にした物語」「侍精神を取り入れた評価システム」「体感的操作の導入」という挑戦をした点は、2006年当時としては非常に大胆でした。そのため、「完成度は低くても、挑戦した姿勢は評価に値する」という声も根強く残っています。

■■■

■ 悪かったところ

操作性の不安定さ

『レッドスティール』で最も多く指摘されたのは操作性の問題でした。Wiiリモコンによる照準移動は革新的でしたが、感度が安定せず、思った通りに狙えないことが頻発しました。特に視点操作は「画面外にカーソルを持っていくと視点が動く」という仕様だったため、慣れないうちは思わぬ方向にカメラが暴走し、プレイヤーが混乱する場面が多々ありました。その結果、長時間プレイすると疲労感や3D酔いを訴える人が少なくなかったのです。

刀アクションの不自由さ

銃と刀の二刀流をうたってはいたものの、実際には自由に切り替えられるわけではなく、特定の場面でしか刀を使用できませんでした。さらに刀の操作も単純ではなく、ただリモコンを振るだけでは反応せず、「角度」「速度」「方向」の条件を満たさないと攻撃が成立しないため、思うように戦えないことがありました。これが「期待していたほど爽快感がない」という不満につながってしまいました。

頻発するバグや不具合

発売直後から多数の不具合が報告されました。敵AIがその場で停止して攻撃しなくなる、手を広げたまま固まる、ロード中のBGMが止まらずに流れ続ける、ゲームが突然フリーズするなど、進行を妨げる深刻なバグも少なくありませんでした。特にフリーズはプレイ意欲を大きく削ぎ、多くのユーザーから「作り込み不足」との批判を受けました。

ストーリーのご都合主義

物語は恋人を救うという王道で分かりやすい反面、「ヤクザの抗争」「忍者軍団の襲撃」「地下遊園地」など、あまりに荒唐無稽な展開が多く、シリアスさとギャグの境界が曖昧になっていました。海外ユーザーには異国情緒として受け入れられる部分もありましたが、日本のプレイヤーからは「文化描写が不自然すぎる」と指摘されることが少なくありませんでした。

マルチプレイの物足りなさ

4人対戦が可能だったこと自体は好評でしたが、マップ数やルールのバリエーションが少なく、長時間遊ぶとすぐに飽きてしまう点が問題でした。また、操作の不安定さが対戦時にも影響し、実力よりも「操作の慣れ」に左右されやすい点が不満として挙げられました。

エンディング分岐の難点

ラスボス戦で刀を折ることがグッドエンド条件でしたが、この動作がリモコンの仕様上非常に出しにくく、多くのプレイヤーが苦戦しました。しかもエンディング前に一度しかセーブポイントがないため、失敗すると最初からやり直さなければならず、不満が集中しました。「せっかく最後まで進めたのに理不尽にバッドエンドを迎える」という声もあり、ゲーム体験を損なう要因となりました。

全体的な未完成感

総じて『レッドスティール』は「アイデアは素晴らしいが完成度が低い」という評価が目立ちました。Wiiという新しいハードの特性を活かそうとした意欲は高く評価されましたが、操作性、バグ、ストーリーの不自然さなどが足を引っ張り、満足度を大きく下げてしまったのです。そのため「期待が大きかった分、失望も大きかった」と語るプレイヤーも少なくありませんでした。

[game-6]

■ 好きなキャラクター

主人公・スコット

プレイヤーが操作する主人公スコットは、多くのユーザーにとって「感情移入しやすい存在」として好評でした。特別な戦士ではなく、婚約者を救うために危険な抗争へと身を投じた一人の青年という設定は、王道ながら共感を呼びました。銃や刀を使いこなしていく過程で、プレイヤー自身も成長を実感できるため「自分と一緒に強くなっていくキャラクター」として好かれる傾向が強かったのです。

婚約者・ミユ

スコットの婚約者ミユは、ストーリーの中心的存在であり、プレイヤーの行動原理そのものです。彼女を救うために奔走する物語は分かりやすく、プレイヤーのモチベーションを高めました。また、彼女が日本文化を背負う人物でありながらも「ただの人質」ではなく、物語の中で重要な立場を担っている点も魅力でした。「ミユを守りたい」という気持ちが、プレイヤーの没入感を高める要因となっていました。

佐藤組組長・佐藤

佐藤はミユの父であり、東京最大級のヤクザ組織「佐藤組」の組長という存在感のあるキャラクターです。序盤で重傷を負いながらもスコットに真実を告げるシーンは印象的で、多くのプレイヤーが「物語の深みを生む存在」として評価しました。彼の存在が単なる救出劇ではなく、ヤクザ抗争という重厚な背景を物語に加えています。威厳と哀愁を併せ持つ人物像は、本作のキャラクターの中でも特に記憶に残りやすいものでした。

敵キャラクターの個性

本作の敵キャラクターたちは一様ではなく、それぞれに奇抜な特徴を持っていました。忍者軍団や地下遊園地で登場するコスプレ風の敵などは「ふざけているようで怖い」とプレイヤーに強烈な印象を残しました。中には「倒すのが惜しい」と感じるほどユニークなデザインもあり、敵役ながらも人気を集める要因となっていました。

情報屋キャラクター

物語を進めるうえでスコットを支える情報屋の存在も忘れられません。唯一の外国人キャラクターとして異彩を放ち、プレイヤーに指示やアドバイスを与える役割を果たしました。プレイヤーにとっては「ゲーム内でのガイド役」として安心感を与える存在であり、ストーリーを理解する手助けにもなっていました。

ボスキャラクターとの因縁

各チャプターで待ち受けるボスキャラクターは、侍ポイントや刀戦システムを最大限に体感できる相手として印象的でした。彼らを打ち倒すことで物語が進行するだけでなく、侍らしい戦い方を選ぶか否かによって展開が変化するため、「ただの敵」以上の存在感を持っていました。プレイヤーからは「ボス戦が一番面白い」「キャラが立っていて記憶に残る」といった声も多く挙がりました。

プレイヤーの心に残った要素

総じて『レッドスティール』のキャラクターは、リアルな人間像というよりは「象徴的な役割」を持つ人物が多く、プレイヤーに強い印象を与えました。スコットの成長、ミユの存在、佐藤の威厳、そして個性的な敵たち。誰を好きになるかはプレイヤーによって異なりますが、物語を彩る登場人物たちがいたからこそ、荒削りながらも忘れられないゲーム体験になったのです。

[game-7]

■ 中古市場での現状

ヤフオクでの取引状況

『レッドスティール』はWii本体と同時発売されたローンチタイトルの一つであるため、中古市場における出品数は比較的安定しています。ヤフオクでは動作品の中古ソフトが1,000円〜2,000円前後で出品されるケースが多く、入札が集中することはあまりなく、落札価格は比較的落ち着いた水準です。状態が良好で説明書やケースが揃っているものは2,000円前後で即決落札される傾向が見られます。一方、ケースや説明書が欠品しているものは1,000円程度から出品され、競り合いは少ないため相場は低めに推移しています。未開封品は希少となり、3,000〜3,500円前後で出品されることもありますが、こちらはコレクター向けとして少数の取引に限られます。

メルカリでの売買価格

フリマアプリ「メルカリ」では、取引の回転率が比較的高く、1,000円〜1,800円前後が主な販売価格帯となっています。特に「箱・説明書あり」「動作確認済み」といった表記があるものはすぐに購入されることが多く、送料込み1,500円程度の商品が最も人気を集めています。ディスクに傷があるものやケース破損品は値引き交渉を経て1,000円前後で販売される例が目立ちます。新品や未使用に近い状態のものは2,000円を超えるケースもありますが、プレミア化しているわけではなく、あくまで状態に応じた範囲内での価格上昇に留まっています。

Amazonマーケットプレイスの傾向

Amazonでは、他のプラットフォームよりやや高値での取引が確認されています。中古価格はおおよそ2,000円〜2,800円前後で、出品者が設定する在庫状況や配送条件によって価格差が生じます。特に「Amazon倉庫発送・プライム対応」の商品は信頼性が高いため、3,000円近い価格帯でも購入されやすい傾向があります。中古ながら状態が「非常に良い」とされる商品はコレクターや安心感を重視するユーザーに支持され、価格が少し高めに設定されても売れやすい点が特徴です。

楽天市場での取り扱い

楽天市場ではゲームショップや中古専門店による出品が中心で、価格帯は2,000円〜3,200円程度が相場です。特に「送料無料」や「ポイント還元」を強調した商品が売れやすく、実質価格が下がることで購入者にとってお得感が生まれています。Amazonに比べると出品数は少ないものの、一定数は常時取扱いがあるため、探せばすぐに購入できる状況です。

駿河屋での販売状況

中古ゲームの大手ショップ「駿河屋」でも『レッドスティール』は定期的に在庫が見られます。販売価格はおおよそ1,800円〜2,500円前後で安定しており、在庫切れになることもありますが、再入荷も比較的早い傾向にあります。駿河屋では状態が明確にランク付けされているため、安心して購入できるという点でユーザーから支持されています。未開封品は3,000円台で販売されることもありますが、需要は限定的です。

市場全体の評価と傾向

総合的に見て『レッドスティール』は、中古市場で高額取引されるタイトルではなく、比較的手頃な価格帯で安定しています。これは販売本数が多く、流通量が豊富だったことが理由の一つです。そのため、コレクターズアイテムというよりは「気軽に遊べるWiiのローンチ作品」として扱われています。状態の良いものを選んでも2,000円前後で入手できるため、今からでも試しやすいタイトルといえるでしょう。

コレクション的価値

プレミア価格が付いているわけではありませんが、Wiiの歴史を語る上では外せないローンチタイトルとして一定の価値があります。特に、初期のWiiで「体感型FPS」を体験できる数少ない作品であるため、Wii本体とセットでコレクションするユーザーもいます。未開封新品や販促グッズ付きのパッケージは数が少なく、そうした特別な商品はコレクターの間で高めの価格で取引されることがあります。

[game-8]

■ 現在購入可能な人気売れ筋商品です♪

【中古】[Wii] レッドスティール(REDSTEEL) ユービーアイソフト (20061202)

【中古】[Wii] レッドスティール(REDSTEEL) ユービーアイソフト (20061202)
405 円 (税込)
【必ずご確認ください】・こちらは内容物の状態及び動作に問題のない中古商品となります。・外箱やパッケージに経年変化による軽度な擦れや、汚れ等がある場合がございます。・ディスク/カード/カセットには使用に支障のない程度の傷がある場合がございますが、プレイ自体に..

【送料無料】【中古】Wii ソフト レッドスティール

【送料無料】【中古】Wii ソフト レッドスティール
1,010 円 (税込)
画像はサンプルです。セット内容と商品状態は以下をご参照ください。 セット内容:外箱、説明書あります。 商品状態:パッケージ、表紙に少々汚れあります。中古品のため商品によっては多少の汚れやキズがある場合がございます。 ※ゆうメールをご選択の場合は全国送料無料で..

新品Wii レッドスティール2 (Wiiモーションプラス同梱版) ※外箱全体に傷み有

新品Wii レッドスティール2 (Wiiモーションプラス同梱版) ※外箱全体に傷み有
5,880 円 (税込)
● 商品説明 タイトル レッドスティール2 (Wiiモーションプラス同梱版) 発売日 2010年5月27日 ジャンル アクション 機種 Wii メーカー名 UBISOFT 新品商品ですが、長期間の店頭展示により外箱全体に目立つ傷みがあります。 店頭商品になりますので、ご注文いただきました際..

【中古】レッドスティール - Wii

【中古】レッドスティール - Wii
3,280 円 (税込)
【中古】レッドスティール - Wii【メーカー名】【メーカー型番】【ブランド名】Ubisoft ゲームソフト 【商品説明】レッドスティール - WiiWiiリモコンで撃て!Wiiリモコンで斬れ!レッドスティールは、Wiiリモコンを刀と銃にみたててプレイするアクションゲームです。 コン..

【中古】【Wii】レッドスティール( 取説なし)

【中古】【Wii】レッドスティール( 取説なし)
999 円 (税込)
Wiiリモコンで撃て!Wiiリモコンで斬れ! レッドスティールは、 Wiiリモコンを刀と銃にみたてて プレイするアクションゲームです。 ※取り扱い説明書ありません。 ※写真はイメージサンプルです。モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合がございます。 

【中古】(新古品・未使用品) レッドスティール2 (Wiiモーションプラス同梱版)

【中古】(新古品・未使用品) レッドスティール2 (Wiiモーションプラス同梱版)
10,632 円 (税込) 送料込
【お届け日について】お届け日の"指定なし"で、記載の最短日より早くお届けできる場合が多いです。お品物をなるべく早くお受け取りしたい場合は、お届け日を"指定なし"にてご注文ください。お届け日をご指定頂いた場合、ご注文後の変更はできかねます。【未開封・新古品につ..

【新品未開封】Wii レッドスティール2 通常版

【新品未開封】Wii レッドスティール2 通常版
6,380 円 (税込) 送料込
当商品は自社販売と在庫を共有しているため、 在庫更新のタイミングにより取寄せや、 メーカー在庫切れの場合はやむをえず キャンセルさせていただく可能性があります。

【中古】レッドスティール - Wii

【中古】レッドスティール - Wii
4,480 円 (税込)
【中古】レッドスティール - Wii【メーカー名】ユービーアイ ソフト【メーカー型番】193670011【ブランド名】ユービーアイ ソフト商品画像はイメージです。中古という特性上、使用に影響ない程度の使用感・経年劣化(傷、汚れなど)がある場合がございます。また、中古品の..

【中古-非常に良い】 レッドスティール - Wii

【中古-非常に良い】 レッドスティール - Wii
5,980 円 (税込)
【メーカー名】ユービーアイ ソフト【メーカー型番】193670011【ブランド名】ユービーアイ ソフト掲載画像は全てイメージです。実際の商品とは色味等異なる場合がございますのでご了承ください。【 ご注文からお届けまで 】・ご注文 :ご注文は24時間受け付けております。..

【中古-非常に良い】 レッドスティール2 通常版 - Wii

【中古-非常に良い】 レッドスティール2 通常版 - Wii
5,980 円 (税込)
【メーカー名】ユービーアイ ソフト【メーカー型番】【ブランド名】ユービーアイ ソフト掲載画像は全てイメージです。実際の商品とは色味等異なる場合がございますのでご了承ください。【 ご注文からお届けまで 】・ご注文 :ご注文は24時間受け付けております。・注文確認..
楽天ウェブサービスセンター CS Shop
[game-9]

[game-sata]