1997年のアニメの人気ランキングベスト30

『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
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『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
『名探偵コナン』(1996年)
『ドラゴンボール』(1986年)
『ドラゴンボールZ』(1989年)
『ドラゴンボールGT』(1996年)
『SLAM DUNK(スラムダンク)』(1993年)
『機動戦士ガンダム』(1979年)
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)
『機動戦士ガンダムΖΖ』(1986年)
『機動戦士Vガンダム』(1993年)
『機動武闘伝Gガンダム』(1994年)
『新機動戦記ガンダムW』(1995年)
『機動新世紀ガンダムX』(1996年)
『美少女戦士セーラームーン』(1992年)
『美少女戦士セーラームーンR』(1993年)
『美少女戦士セーラームーンS』(1994年)
『美少女戦士セーラームーンセーラースターズ』(1996年)
『ポケットモンスター』(1997年)
『魔神英雄伝ワタル』(1988年)
『魔神英雄伝ワタル2』(1990年)
『超魔神英雄伝ワタル』(1997年)
『魔動王グランゾート』(1989年)
『スレイヤーズ』(1995年)
『スレイヤーズNEXT』(1996年)
『スレイヤーズTRY』(1997年)
『スレイヤーズREVOLUTION』(2008年)
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』(1991年)
『装甲騎兵ボトムズ』(1983年)
『聖戦士ダンバイン』(1983年)
『超獣機神ダンクーガ』(1985年)
『鎧伝サムライトルーパー』(1988年)
『天空戦記シュラト』(1989年)
『超音戦士ボーグマン』(1988年)
『機動警察パトレイバー』(1989年)
『シティーハンター』(1987年)
『シティーハンター2』(1988年)
『シティーハンター3』(1989年)
『北斗の拳』(1984年)
『聖闘士星矢』(1986年)
『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』(1996年)
『少女革命ウテナ』(1997年)
『サザエさん』(1969年)
『ちびまる子ちゃん』(1990年)
『クレヨンしんちゃん』(1992年)
『めぞん一刻』(1986年)
『らんま1/2』(1989年)
『タッチ』(1985年)
『きまぐれオレンジ★ロード』(1987年)
『爆れつハンター』(1995年)
『魔法騎士レイアース』(1994年)
『機動戦艦ナデシコ』(1996年)
『YAWARA!』(1989年)
『ダーティペア』(1985年)
『ハイスクール!奇面組』(1985年)
『ふしぎ遊戯』(1995年)
『NINKU -忍空-』(1995年)
『赤ちゃんと僕』(1996年)
『ふしぎの海のナディア』(1990年)
『キャプテン翼』(1983年)を振り返りましょう
『キャプテン翼J』(1994年)
『ドラゴンクエスト』(1989年)
『ママレード・ボーイ』(1994年)
『まじかる☆タルるートくん』(1990年)
『ビックリマン』(1987年)
『横山光輝 三国志』(1991年)
『鉄腕アトム』(1963年)(テレビアニメ)
『鉄人28号』(1963年)(テレビアニメ)
『ジャングル大帝』(1965年)
『オバケのQ太郎』(1965年)
『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)
『宇宙戦艦ヤマト2』(1978年)
『銀河鉄道999』(1978年)
『タイムボカン』(1975年)
『ヤッターマン』(1977年)
『タイムパトロール隊オタスケマン』(1980年)
『マジンガーZ』(1972年)
『グレートマジンガー』(1974年)
『ゲッターロボ』(1974年)
『勇者ライディーン』(1975年)
『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976年)
『超電磁マシーン ボルテスV』(1977年)
『無敵超人ザンボット3』(1977年)を振り返りましょう
『アルプスの少女ハイジ』(1974年)
『ロミオの青い空』(1995年)
『ルパン三世(第1シリーズ)』(1971年)
『ルパン三世(TV第2シリーズ)』(1977年)
『ルパン三世 PARTIII』(1984年)
『美味しんぼ』(1988年)
『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)
『科学忍者隊ガッチャマンII』(1978年)
『科学忍者隊ガッチャマンF』(1979年)
『あしたのジョー』(1970年)(テレビアニメ)
『ど根性ガエル』(1972年)
『キューティーハニー』(1973年)
『エースをねらえ!』(1973年)
『妖怪人間ベム』(1968年)
『デビルマン』(1972年)
『ゲゲゲの鬼太郎(第1作)』(1968年)(テレビアニメ)
『ゲゲゲの鬼太郎(第2作)』(1971年)
『プラレス3四郎』(1983年)
『太陽の勇者ファイバード』(1991年)
『伝説の勇者ダ・ガーン』(1992年)
『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992年)
『天空のエスカフローネ』(1996年)
『キャンディ・キャンディ』(1976年)
『ドカベン』(1976年)
『未来少年コナン』(1978年)
『ベルサイユのばら』(1979年)
『ドラえもん』(1979年)
『赤毛のアン』(1979年)
『伝説巨神イデオン』(1980年)
『無敵ロボ トライダーG7』(1980年)
『釣りキチ三平』(1980年)
『トム・ソーヤーの冒険』(1980年)
『とんでも戦士ムテキング』(1980年)
『宇宙大帝ゴッドシグマ』(1980年)
『宇宙戦士バルディオス』(1980年)
『怪物くん(第2作)』(1980年)
『鉄腕アトム(第2作)』(1980年)
『がんばれ元気』(1980年)
『おじゃまんが山田くん』(1980年)
『太陽の使者 鉄人28号』(1980年)
『魔法少女ララベル』(1980年)
『まいっちんぐマチコ先生』(1981年)
『ふしぎな島のフローネ』(1981年)
『最強ロボ ダイオージャ』(1981年)
『ヤットデタマン』(1981年)
『うる星やつら』(1981年)
『Dr.スランプ アラレちゃん』(1981年)
『太陽の牙ダグラム』(1981年)
『銀河旋風ブライガー』(1981年)
『忍者ハットリくん』(1981年)
『じゃりン子チエ』(1981年)
『ゴールドライタン』(1981年)
『六神合体ゴッドマーズ』(1981年)
『新・ど根性ガエル』(1981年)
『新竹取物語 1000年女王』(1981年)
『百獣王ゴライオン』(1981年)
『戦国魔神ゴーショーグン』(1981年)
『ダッシュ勝平』(1981年)
『おはよう!スパンク』(1981年)
『タイガーマスク二世』(1981年)
『まんが 水戸黄門』(1981年)
『名犬ジョリィ』(1981年)
『ワンワン三銃士』(1981年)
『超時空要塞マクロス』(1982年)
『スペースコブラ』(1982年)
『The かぼちゃワイン』(1982年)
『さすがの猿飛』(1982年)
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)
『ゲームセンターあらし』(1982年)
『パタリロ!』(1982年)
『ときめきトゥナイト』(1982年)
『銀河烈風バクシンガー』(1982年)
『魔境伝説アクロバンチ』(1982年)
『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』(1982年)
『太陽の子エステバン』(1982年)
『機甲艦隊ダイラガーXV』(1982年)
『フクちゃん』(1982年)
『おちゃめ神物語 コロコロポロン』(1982年)
『科学救助隊テクノボイジャー』(1982年)
『トンデラハウスの大冒険』(1982年)
『愛の戦士レインボーマン』(1982年)
『サイボットロボッチ』(1982年)
『忍者マン一平』(1982年)
『アニメ 野生のさけび』(1982年)
『一ッ星家のウルトラ婆さん』(1982年)
『とんでモン・ペ』(1982年)
『手塚治虫のドン・ドラキュラ』(1982年)
『新みつばちマーヤの冒険』(1982年)
『キン肉マン』(1983年)
『CAT'S EYE』(1983年)を振り返りましょう
『ナイン 完結編』(1984年)
『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)
『超時空世紀オーガス』(1983年)
『銀河漂流バイファム』(1983年)
『パーマン(第2作)』(1983年)
『機甲創世記モスピーダ』(1983年)を振り返りましょう
『特装機兵ドルバック』(1983年)を振り返りましょう
『光速電神アルベガス』(1983年)
『亜空大作戦スラングル』(1983年)
『銀河疾風サスライガー』(1983年)
『愛してナイト』(1983年)
『スプーンおばさん』(1983年)
『サイコアーマー ゴーバリアン』(1983年)を振り返りましょう
『伊賀野カバ丸』(1983年)を振り返りましょう
『ななこSOS』(1983年)
『ストップ!! ひばりくん!』(1983年)
『イタダキマン』(1983年)
『レディジョージィ』(1983年)
『ミームいろいろ夢の旅』(1983年)
『ふしぎの国のアリス』(1983年)を振り返りましょう
『まんが日本史』(1983年)
『パソコントラベル探偵団』(1983年)
『イーグルサム』(1983年)
『ベムベムハンターこてんぐテン丸』(1983年)
『ピュア島の仲間たち』(1983年)を振り返りましょう
『まんがイソップ物語』(1983年)を振り返りましょう
『子鹿物語』(1983年)を振り返りましょう
『よろしくメカドック』(1984年)
『機甲界ガリアン』(1984年)
『巨神ゴーグ』(1984年)
『魔法の妖精ペルシャ』(1984年)
『超力ロボ ガラット』(1984年)
『Gu-Guガンモ』(1984年)
『とんがり帽子のメモル』(1984年)
『らんぽう』(1984年)
『ガラスの仮面』(1984年)
『超時空騎団サザンクロス』(1984年)
『星銃士ビスマルク』(1984年)
『オヨネコぶーにゃん』(1984年)
『ゴッドマジンガー』(1984年)
『アタッカーYOU!』(1984年)
『GALACTIC PATROL レンズマン』(1984年)
『まんがどうして物語』(1984年)
『ふたり鷹』(1984年)
『リトル・エル・シドの冒険』(1984年)
『宗谷物語』(1984年)
『チックンタックン』(1984年)
『ふしぎなコアラブリンキー』(1984年)
『銀河パトロールPJ』(1984年)
『コアラボーイ コッキィ』(1984年)
『あした天気になあれ』(1984年)
『ビデオ戦士レザリオン』(1984年)
『森のトントたち』(1984年)
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)
『タッチ』(1985年)
『ハイスクール!奇面組』(1985年)
『ダーティペア』(1985年)
『超獣機神ダンクーガ』(1985年)
『忍者戦士飛影』(1985年)
『小公女セーラ』(1984年)
『魔法のスターマジカルエミ』(1985年)
『はーいステップジュン』(1985年)
『蒼き流星SPTレイズナー』(1985年)
『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』(1985年)
『オバケのQ太郎(第3作)』(1985年)
『プロゴルファー猿』(1985年)
『六三四の剣』(1985年)
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1985年)
『昭和アホ草紙あかぬけ一番!』(1985年)
『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』(1985年)
『おねがい!サミアどん』(1985年)
『コンポラキッド』(1985年)
『夢の星のボタンノーズ』(1985年)
『へーい!ブンブー』(1985年)
『ドラゴンボール』(1986年)
『機動戦士ガンダムΖΖ』(1986年)
『聖闘士星矢』(1986年)
『めぞん一刻』(1986年)
『愛少女ポリアンナ物語』(1986年)
『ロボタン(第2作)』(1986年)
『宇宙船サジタリウス』(1986年)
『魔法のアイドルパステルユーミ』(1986年)
『メイプルタウン物語』(1986年)
『銀牙 -流れ星 銀-』(1986年)
『マシンロボ クロノスの大逆襲』(1986年)(テレビアニメ)
『Bugってハニー』(1986年)
『あんみつ姫』(1986年)
『ドテラマン』(1986年)
『光の伝説』(1986年)
『ハートカクテル』(1986年)
『青春アニメ全集』(1986年)
『剛Q超児イッキマン』(1986年)
『まんがなるほど物語』(1986年)
『ワンダービートS』(1986年)
『ボスコアドベンチャー』(1986年)
『オズの魔法使い』(1986年)
『がんばれ!キッカーズ』(1986年)
『ドリモグだァ!!』(1986年)
『ウルトラマンキッズのことわざ物語』(1986年)
『Oh!ファミリー』(1986年)
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』(1986年)
『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』(1986年)
『シティーハンター』(1987年)
『きまぐれオレンジ★ロード』(1987年)
『機甲戦記ドラグナー』(1987年)
『愛の若草物語』(1987年)
『新メイプルタウン物語 パームタウン編』(1987年)
『ビックリマン』(1987年)
『北斗の拳2』(1987年)
『陽あたり良好!』(1987年)
『赤い光弾ジリオン』(1987年)
『ついでにとんちんかん』(1987年)
『ミスター味っ子』(1987年)
『グリム名作劇場』(1987年)
『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』(1987年)
『エスパー魔美』(1987年)
『アニメ三銃士』(1987年)
『のらくろクン』(1987年)
『仮面の忍者 赤影』(1987年)
『レディレディ!!』(1987年)
『ウルトラB』(1987年)
『くりいむレモン レモンエンジェル』(1987年)
『マンガ日本経済入門』(1987年)
『げらげらブース物語』(1987年)
『おらぁグズラだど(第2作)』(1987年)
『アニメ80日間世界一周』(1987年)
『それいけ!アンパンマン』(1988年)
『キテレツ大百科』(1988年)
『おそ松くん(第2作)』(1988年)
『魁!!男塾』(1988年)
『つるピカハゲ丸くん』(1988年)
『F-エフ』(1988年)
『燃える!お兄さん』(1988年)
『にこにこぷん』(1988年)
『鉄拳チンミ』(1988年)
『ホワッツマイケル』(1988年)
『トッポ・ジージョ』(1988年)
『ハーイあっこです』(1988年)
『ひみつのアッコちゃん(第2作)』(1988年)
『ビリ犬』(1988年)
『ドクター秩父山』(1988年)
『ハロー!レディリン』(1988年)
『どんどんドメルとロン』(1988年)
『いきなりダゴン』(1988年)
『ダッシュ!四駆郎』(1989年)
『獣神ライガー』(1989年)
『新ビックリマン』(1989年)
『悪魔くん』(1989年)
『ミラクルジャイアンツ童夢くん』(1989年)
『GO!レスラー軍団』(1989年)
『アイドル伝説えり子』(1989年)
『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』(1989年)
『レスラー軍団〈銀河編〉 聖戦士ロビンJr.』(1989年)
『チンプイ』(1989年)
『青いブリンク』(1989年)
『まじかるハット』(1989年)
『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』(1989年)
『魔法使いサリー(第2作)』(1989年)
『昆虫物語 みなしごハッチ(第2作)』(1989年)
『ジャングル大帝(1989年版)』(1989年)
『ジャングルブック・少年モーグリ』(1989年)
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アニメ(テレビアニメ・OVA・劇場版アニメなど)の独自の人気ランキングです!
インターネット情報、SNS情報などを参考に独自の順位です。
人気の理由や関連商品の紹介もあります♪

■ 1位 ポケットモンスター

1997年から始まった巨大コンテンツ――アニメ史そのものを変えた国民的シリーズ

1997年のアニメを振り返ったとき、最上位に置きたい作品が『ポケットモンスター』です。もともとはゲームボーイ用ソフトとして人気を拡大していたシリーズですが、テレビアニメ化によってその知名度はさらに大きく広がり、ゲームを遊んでいなかった子どもや家族層まで巻き込む巨大コンテンツへ成長しました。主人公サトシが故郷のマサラタウンを旅立ち、相棒となるピカチュウとともにポケモンマスターを目指すという物語は非常に分かりやすく、それでいて各話ごとに異なるポケモンとの出会い、友情、別れ、勝負、失敗が描かれるため、毎週見ても飽きにくい構造になっています。特に初期シリーズでは、サトシとピカチュウが最初から理想的なコンビだったわけではなく、少しずつ信頼関係を作っていく過程が丁寧に描かれました。最初は指示を聞こうとしなかったピカチュウが、危機を乗り越える中でサトシを相棒として認めていく流れは、後の長いシリーズの原点となっています。またカスミ、タケシといった旅仲間も個性が明確で、単に主人公へ同行するだけではなく、それぞれが目標や価値観を持っています。カスミの勝ち気な性格、タケシの落ち着いた兄貴分らしさ、そして三人の軽妙な掛け合いが、冒険に日常的な親しみやすさを加えていました。さらにムサシ、コジロウ、ニャースからなるロケット団は、本来なら敵役でありながら、毎回どこか憎めない失敗を繰り返すことで視聴者から愛される存在になりました。ポケモンを奪おうとして失敗し、最後には空の彼方へ飛ばされる一連のパターンは、作品を象徴するお約束の一つです。

子ども向けに見えて、実は旅・成長・別れを繰り返す王道冒険物語

初期『ポケットモンスター』には明るく楽しい回だけでなく、ポケモンとの別れや、自然の厳しさ、トレーナーとポケモンの関係など、少し切ない題材を扱ったエピソードも数多く存在します。子どもの頃には単純に「新しいポケモンが出てくるアニメ」として楽しめても、大人になって見返すと、サトシが失敗しながら成長していく過程や、人間とポケモンがどう共存しているのかという世界観が意外に丁寧に作られていることに気づきます。各地を旅するロードムービー的な構造も強く、新しい町へ着くたびに未知の風景と新しい人物、新種のポケモンが登場するため、「次はどんな場所へ行くのだろう」という期待が途切れませんでした。またポケモンは単なる戦闘道具として描かれるのではなく、それぞれに性格や感情が与えられています。臆病な個体、誇り高い個体、甘えん坊、負けず嫌いなど、同じ種類のポケモンでも性格が異なることがアニメでは特に強調されました。この「一匹一匹がキャラクターである」という描き方が、ポケモンという存在への愛着を飛躍的に高めたと考えられます。1997年から始まったシリーズが長期間支持されたのは、単なるゲームの宣伝番組ではなく、視聴者がサトシたちと一緒に旅をしているような感覚を作り出せたからでしょう。

関連商品の種類は1997年作品の中でも圧倒的――集め方そのものが一つの趣味になる

関連商品の豊富さは1997年作品の中でも別格です。中心となるのはゲームソフトとポケモンカードゲームですが、その周辺にはぬいぐるみ、フィギュア、モンコレ、食玩、カプセルトイ、文房具、衣類、バッグ、帽子、食器、タオル、寝具、時計、菓子、シール、カードダス、玩具、書籍など、数え切れないほどのジャンルがあります。特にポケモンカードは遊戯用のカードであると同時にコレクション商品でもあり、初期カード、プロモーションカード、限定配布カードなどは現在でも高い注目を集めます。カードの状態、初版かどうか、限定配布品かどうかなどによって中古市場での評価が大きく変わるため、収集そのものが奥深い趣味になっています。ぬいぐるみも非常に種類が多く、ピカチュウだけを見ても年代やメーカーによって顔つきや体形が異なります。初期の少し丸みのあるピカチュウを好むファンもおり、1990年代の商品には現行商品とは違う魅力があります。映像商品ではVHS時代からDVD、各種映像パッケージへと展開され、テレビ放送当時を知る世代にはパッケージそのものが懐かしいアイテムです。音楽ではオープニング・エンディング主題歌、キャラクターソング、企画アルバムなどが多数発売されました。楽曲を聴くだけで放送当時の記憶がよみがえる人も多く、音楽商品は単なる付属物ではなく重要な思い出の一部です。現在の商品を集めるだけでも膨大ですが、「初期151匹だけ」「ピカチュウだけ」「ロケット団だけ」「1997年前後の当時物だけ」とテーマを絞ると、さらに個性的なコレクションを作れます。作品、ゲーム、カード、玩具、音楽のすべてが相互につながりながら一大文化を形成した点まで含めれば、1997年を代表するアニメとして1位に置くにふさわしい存在です。

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■ 2位 もののけ姫

日本アニメ映画史に残る大作――自然と人間を単純な善悪で割り切らない物語

『もののけ姫』は1997年を代表する劇場アニメの一つであり、現在でもスタジオジブリ作品の中で特に重厚な一本として高い評価を受けています。主人公アシタカが村を襲ったタタリ神を倒したことで呪いを受け、その原因を探るため西へ旅立つところから物語は始まります。旅の先で彼が目にするのは、森の神々と、鉄を作りながら生きる人間たちの対立です。ここで作品が非常に優れているのは、「自然を守る側が完全な正義で、人間側が悪」という単純な構図にしなかったことです。山犬に育てられたサンは森を守ろうとしますが、人間そのものに対して激しい憎悪を抱いています。一方のエボシ御前は森を切り開く存在であるものの、社会の中で弱い立場に置かれてきた人々を受け入れ、彼らに仕事と居場所を与えています。どちらの側にも守りたいものがあり、それぞれの正しさが衝突することで悲劇が生まれるため、視聴者は簡単に一方へ肩入れすることができません。この複雑さこそ、大人になってから見返したときに印象が変わる最大の理由です。

映像、音楽、世界観のすべてが劇場作品として高水準

アニメーション面でも圧倒的な見応えがあります。森の湿った空気、木々を抜ける光、獣の毛並み、タタラ場の炎、戦場の泥臭さなど、背景と人物の動きが一体となり、物語の世界に厚みを与えています。山犬や猪の群れが動く場面には生き物の重量感があり、シシ神が現れる場面では自然への畏怖そのものが映像化されています。また戦闘描写は非常に激しく、アシタカが弓を放つ場面や侍たちとの戦いでは、静かな自然描写とは対照的な速度感があります。久石譲による音楽も作品の大きな魅力で、壮大さだけでなく哀しさや神秘性を含んだ旋律が、アシタカたちの旅と非常によく合っています。映画館の大画面で見た観客にとっては、映像と音楽が一体となった体験そのものが強烈な記憶として残りました。

映像ソフト、美術資料、音楽、立体物など商品にも作品世界の格調がある

関連商品ではDVDやBlu-rayなどの映像ソフトが基本となりますが、『もののけ姫』は美術資料系商品との相性が非常に良い作品です。背景美術、絵コンテ、設定資料、フィルムコミックなどを見れば、一本の映画がどのように組み立てられたかをより深く理解できます。久石譲によるサウンドトラックやイメージアルバムも人気が高く、映像を離れて音楽だけで世界観に浸ることができます。キャラクター商品ではサン、アシタカ、ヤックル、モロ、コダマ、シシ神などが題材となり、特にコダマは小型フィギュアや置物、雑貨として人気です。ヤックルも根強い人気を持つキャラクターで、ぬいぐるみや立体物は作品ファンに好まれます。公開当時のパンフレット、劇場ポスター、チラシ、テレホンカードなどは、中古市場で1997年当時の雰囲気を感じられる商品です。またスタジオジブリ作品全体を集めている人にとっては、『もののけ姫』を中心にDVD、書籍、音楽、グッズをそろえていく楽しみもあります。キャラクター人気だけで商品が成立しているのではなく、「映画作品そのものの美術的価値」を所有する感覚で集められるところが本作の商品展開の特徴です。

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■ 3位 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

1990年代アニメ文化を象徴する劇場作品――テレビシリーズの熱狂が極限へ

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は、1997年のアニメを語る際に極めて重要な一本です。テレビシリーズ終了後も続いていた社会的な注目とファンの熱気の中で公開され、碇シンジ、惣流・アスカ・ラングレー、綾波レイ、葛城ミサトら主要人物の物語と人類補完計画が大きく動きます。『エヴァンゲリオン』は巨大ロボットアニメの外見を持ちながら、実際には登場人物の心理、不安、孤独、他者との距離感を中心に描いた作品でした。劇場版ではその特徴がさらに先鋭化し、巨大兵器同士の戦闘と、極めて内面的な心理描写が同じ作品の中で激しくぶつかり合います。そのため初見で全てを理解するのは簡単ではありませんが、「何を意味していたのか」を考えたくなる強い余韻が残ります。公開当時から意見が大きく分かれた作品ですが、その賛否自体が作品の存在感をさらに強めました。

弐号機の戦闘をはじめ、今なお語られる映像表現

特に印象的なのがアスカと弐号機の戦闘です。巨大兵器が実際に地面を踏みしめ、重量のある武器を振るっているような感覚があり、スピード感だけではなく「重さ」が表現されています。戦闘の爽快感と同時に、時間制限や敵の圧倒的な数による絶望感も描かれ、視聴者に強烈な緊張を与えます。一方、後半では現実と心象風景の境界が崩れていき、アニメーション、実写的な表現、抽象的な映像などが交錯します。単純な娯楽映画とは異なるため、見る人によって受け取り方が変わり、それが何十年にもわたる考察と再評価へつながりました。後年の新劇場版シリーズを見た後に1997年版へ戻ると、同じ人物やテーマがどのように違う形で描かれていたのかを比較できるのも面白いところです。

フィギュアとプラモデルだけでも一大ジャンル――エヴァ関連商品は極めて幅広い

関連商品は1997年作品の中でも圧倒的な規模です。エヴァ初号機、零号機、弐号機、量産機などのプラモデルや完成品フィギュアは長年にわたって発売され、同じ機体でもメーカーやシリーズによって解釈が異なります。可動性を重視した商品、劇中プロポーションを再現した商品、合金素材を使用した高級品などがあり、メカ好きだけでも膨大な収集対象があります。人物フィギュアではレイとアスカが特に多く、制服、プラグスーツ、各種オリジナル衣装など数え切れないほどのバリエーションがあります。映像商品ではVHS、LD、DVD、Blu-rayなど媒体の変遷を追うことができ、1990年代当時のパッケージはコレクターにとって興味深い存在です。音楽CD、サウンドトラック、主題歌、関連アルバムも多く、作品の音楽的な魅力を掘り下げられます。書籍では絵コンテ、設定資料集、原画集、フィルムブック、考察本、ムックなど非常に多く、映像だけでは分からない制作の裏側まで楽しめます。テレホンカード、トレーディングカード、ポスター、雑誌付録など1990年代特有の商品も中古市場で人気があります。現在の商品と当時物の双方に価値があり、どの時代から集めても奥深いのがエヴァンゲリオン関連商品の最大の魅力です。

[anime-rank-3]

■ 4位 少女革命ウテナ

一度見ただけでは語り尽くせない――象徴と演出の迷宮

『少女革命ウテナ』は、1997年のテレビアニメの中でも特に独創性の高い作品です。幼いころに王子様と出会った経験から、自分自身が「王子様のような存在」になろうとする天上ウテナが、鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる姫宮アンシーと出会い、決闘ゲームへ巻き込まれていきます。物語だけを簡単に説明すると学園ファンタジーですが、実際の作品はもっと複雑です。薔薇、棺、階段、城、決闘場、指輪、影絵など象徴的なモチーフが繰り返し登場し、それぞれに複数の意味を読み取ることができます。視聴者へ明確な答えを示さず、「この場面は何を表しているのか」と考えさせる演出が多いため、一度見終わった後に最初から見直したくなる作品です。

キャラクター同士の関係性が深く、年齢を重ねるほど印象が変わる

ウテナは格好良く真っすぐな主人公ですが、彼女自身も完全な存在ではありません。アンシーを救おうとする一方で、アンシーの本心を十分に理解できていない部分があります。アンシーは穏やかに見えながら、物語の中で極めて複雑な立場に置かれています。西園寺莢一、桐生冬芽、有栖川樹璃、薫幹など生徒会メンバーもそれぞれ欲望や執着を抱えており、単純なライバルではありません。物語が進むほど人物の弱さや歪みが明らかになり、序盤の印象とはまったく違って見えるようになります。幾原邦彦監督らによる大胆な演出も魅力で、毎回決闘場へ向かう階段の場面を繰り返しながら、細部を変化させることで物語の進行を感じさせます。J・A・シーザーによる決闘曲も非常に個性的で、意味深な歌詞と激しい合唱が戦闘場面を単なる剣戟とは違うものにしています。

音楽・映像・美術系商品が特に魅力的

『少女革命ウテナ』の商品で重要なのは音楽関連です。決闘曲、劇伴、主題歌などは作品世界そのものと強く結びついており、サウンドトラックを聴くだけでも映像が思い浮かびます。DVDやBlu-rayなど映像商品では全話を繰り返し見やすく、細かな伏線や演出を確認する楽しみがあります。設定資料集、画集、ムック、絵コンテ、関連書籍も人気で、象徴表現を深く読み解きたい人にとって重要です。キャラクター商品ではウテナとアンシーを中心に、アクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル、アクセサリー、複製イラストなどが展開されます。薔薇の紋章や決闘者の指輪、ディオスの剣といった作品固有の意匠はデザイン性が高く、日用品というより装飾品として所有したくなる魅力があります。1997年当時のCD、LD、VHS、ポスター、テレホンカード、雑誌付録なども中古市場で根強い人気があります。大量の玩具を集める作品ではありませんが、一つ一つのアイテムに世界観が反映されやすく、作品を「美術作品のように集める」楽しさがあります。

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■ 5位 剣風伝奇ベルセルク

ガッツとグリフィスの友情と破局――重厚な人間ドラマが最大の魅力

『剣風伝奇ベルセルク』は、三浦建太郎の漫画『ベルセルク』を原作に、傭兵ガッツと鷹の団の物語を描いたテレビアニメです。本作の最大の魅力は、単なる剣と魔法のダークファンタジーではなく、ガッツとグリフィスという二人の人物の関係を軸にした濃密な人間ドラマにあります。ガッツは幼少期から過酷な環境に置かれ、戦うことだけを頼りに生きてきた孤独な戦士です。対するグリフィスは、自分の国を手に入れるという巨大な夢を掲げ、そのために多くの人々を惹きつける圧倒的なカリスマを持っています。二人は戦場で出会い、当初は支配する者とされる者の関係に近いところから始まりますが、やがて互いにかけがえのない存在になっていきます。ところがガッツが自分自身の人生を求めて鷹の団を去ろうとしたことを境に、その関係は大きく崩れ始めます。この友情と依存、尊敬と執着が入り交じった関係こそ、本作を何度見ても飽きさせない最大の要因です。

戦場の現実感と幻想的な恐怖が一つにつながっていく構成

物語前半では中世ヨーロッパを思わせる傭兵戦争が中心で、ガッツたちは城攻めや騎兵戦などに参加します。派手な魔法よりも剣や槍による戦争が中心なので、物語に現実的な重さがあります。しかし物語が進むにつれて、ベヘリットや使徒といった超常的な存在が徐々に姿を現し、最後には人間同士の争いでは説明できない領域へ到達します。この「現実的な戦記ものが、いつの間にか巨大な悪夢へ変わっていく」流れが非常に強烈です。キャスカをはじめ鷹の団の仲間たちも丁寧に描かれ、彼らと過ごす穏やかな時間を知っているからこそ、後半の展開がより重く感じられます。平沢進による音楽も作品の独自性を高めており、中世風の世界に電子的で幻想的な音楽を重ねることで、どこにもない『ベルセルク』だけの雰囲気を作り出しています。

原作コミック、ガッツの立体物、ベヘリット関連商品はコレクター人気が高い

関連商品では原作コミックが最重要です。1997年アニメを見た後に原作を読むと、さらに広大な世界とその後のガッツの物語が描かれているため、アニメから漫画へ進む人が非常に多い作品です。映像商品ではテレビシリーズのDVDなどがあり、後年の別アニメ版との演出比較も楽しめます。立体物ではガッツが圧倒的な人気を持ちます。巨大な剣、黒い鎧、義手など立体映えする要素が多いため、可動フィギュアから大型スタチューまでさまざまな商品があります。グリフィス、キャスカ、髑髏の騎士なども人気で、世界観を再現するジオラマ型の商品も魅力です。ベヘリットをモチーフにしたアクセサリーや置物も『ベルセルク』ならではの商品です。音楽CD、画集、設定資料集、複製原画、ポスターなども人気が高く、1997年版VHSやLD、雑誌付録などは当時物として中古市場で探す楽しみがあります。

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■ 6位 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

劇場版コナンの歴史を始めた記念碑――推理とサスペンスの完成度

『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』は、1997年に公開された『名探偵コナン』初の劇場版です。現在では毎年の映画公開が大きなイベントとなっているシリーズですが、その原点が本作にあります。物語は江戸川コナンの周囲で発生する連続爆破事件を中心に進みます。単に犯人を当てる推理作品ではなく、爆弾が爆発するまでの制限時間という要素が加わることで、映画として強い緊張感が生まれています。「犯人は誰なのか」「次の爆弾はどこなのか」「時間内に解除できるのか」という複数の問題が同時に進むため、最後まで集中して見られる構成です。また工藤新一と毛利蘭の関係を感情面の中心に置いたことで、事件の解決だけではない余韻も残します。新一はコナンの姿になっているため、自分の正体を簡単に明かせません。その状態で蘭を救わなければならないため、シリーズ特有の切なさが劇場版らしいスケールで描かれています。

後年の大作映画とは違う「推理中心」の味わいが再評価される

後年の劇場版では派手なアクションや人気キャラクターの共演が増えましたが、第1作は比較的コンパクトな登場人物で、事件と推理を中心に物語が作られています。そのため昔からのミステリーファンには初期劇場版を好む人も少なくありません。犯人の動機や建築に対するこだわりなども物語と密接に関係し、爆破事件そのものがキャラクターの思想から生まれている点も印象的です。シリーズ映画が長く続いた現在から振り返ると、劇場版の基本となる「大規模事件+推理+新一と蘭のドラマ」という形を最初からかなり完成された状態で提示した作品だったことが分かります。

歴代劇場版を集める楽しみと、第1作ならではの当時物

関連商品ではDVDやBlu-rayなど映像ソフトが中心です。劇場版を公開順に並べていくと、作画、演出、キャラクター、アクションの変化が見えてきます。第1作はシリーズの出発点という意味で、コレクションの最初に置きたい一本です。サウンドトラックでは大野克夫による音楽を楽しめ、緊迫した事件場面だけでなく、コナンらしい軽妙な曲も味わえます。原作コミック、劇場版フィルムコミック、ガイド本なども関連商品として人気です。キャラクターグッズではコナン、新一、蘭を中心にフィギュア、アクリルスタンド、ぬいぐるみ、文具など膨大な種類があります。1997年公開当時のパンフレット、映画チラシ、ポスター、テレホンカードなどは中古市場で初期劇場版を象徴する商品として価値があります。

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■ 7位 PERFECT BLUE

現実と虚構の境界を壊す心理サスペンス――今敏監督の強烈な長編デビュー作

『PERFECT BLUE』は、1997年のアニメ映画の中でも異質な存在です。主人公の霧越未麻はアイドルグループを卒業し、女優として新たな道を歩み始めます。しかし仕事の方向性が変わるにつれて、彼女は「かつてのアイドルとしての自分」と「現在の自分」の間で揺れ始めます。さらにストーカー的な人物の存在や、未麻本人が書いているように見えるウェブサイトなどが絡み、現実と幻想の区別が徐々につかなくなっていきます。本作が現在まで高く評価される理由は、観客自身を主人公と同じ混乱へ巻き込む編集にあります。場面が切り替わったと思った瞬間、それがドラマ撮影だったと分かったり、夢だと思った場面が現実につながったりするため、視聴者は常に「今見ているものは本当に現実なのか」と疑わざるを得ません。

SNS時代になったことで、むしろテーマの現代性が増した作品

作品が描いているのは、芸能界の怖さだけではありません。「他人から見られている自分」と「自分が思っている自分」が食い違う苦しさが重要なテーマです。1997年当時はインターネットが今ほど生活へ浸透していませんでしたが、現在ではSNS上に自分のイメージを作り、他人から評価されることが日常になりました。そのため本作で描かれる「ネット上に存在するもう一人の自分」という恐怖は、現代の視聴者にとってさらに身近に感じられます。また熱心なファンがアイドルを自分の理想通りであってほしいと願い、そのイメージから外れた本人を受け入れられなくなる構造も、現在のファン文化と重なる部分があります。時代が作品へ追いついてきたとも言えるため、公開後長い時間を経てさらに再評価されている作品です。

映像ソフト、絵コンテ、ポスターなど「映画を研究する」商品が魅力

大型キャラクター作品のように玩具が大量に発売されるタイプではありませんが、映画ファン向けの商品は非常に魅力的です。DVDやBlu-rayは当然ながら重要で、何度も見返して編集や演出を確認したい作品だからこそ、高画質映像商品との相性が抜群です。劇場ポスター、パンフレット、復刻ビジュアル商品なども人気があります。また今敏監督の絵コンテや原画、制作資料を収録した書籍は、アニメーションを作る側に興味がある人にも価値の高い商品です。『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』など後の今敏作品と合わせて映像ソフトや資料集をそろえれば、監督の演出がどのように発展していったかを追うことができます。VHSやLDなど公開当時に近い媒体も中古市場で見つかることがあり、1997年の映画文化そのものを集める楽しみがあります。

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■ 8位 勇者王ガオガイガー

「勇気」をこれほど真正面から描いたロボットアニメは珍しい

『勇者王ガオガイガー』は1997年を代表するスーパーロボットアニメです。主人公・獅子王凱はサイボーグとして巨大ロボット・ガオガイガーを操り、GGGの仲間たちとともにゾンダーと戦います。本作が今も熱心なファンを持つ理由は、子ども向けロボットアニメの王道を徹底的に突き詰めながら、大人が見ても熱くなれるドラマを作ったことです。合体、変形、必殺技、勇気、仲間との信頼という古典的な要素を恥ずかしがらず全力で描いており、その迷いのなさが作品の強さになっています。ファイナルフュージョンの合体シーンは毎回ほぼ同じ手順で描かれますが、だからこそ「この瞬間を待っていた」と感じられる儀式的な高揚感があります。さらにヘル・アンド・ヘブンやゴルディオンハンマーなど必殺技の演出も大げさなほど迫力があり、技名を叫ぶことそのものが作品の魅力になっています。

科学者や整備スタッフまで活躍する「組織もの」としても面白い

ガオガイガーが特徴的なのは、巨大ロボットだけが強ければ勝てる作品ではないことです。GGGの科学者、オペレーター、整備スタッフなど多くの人物が協力して作戦を成功させます。戦闘前に分析し、作戦を立て、機体を整備し、危険な承認を下すという過程が描かれるため、大人になってから見ると「組織で戦う物語」としても楽しめます。獅子王凱の豪快さ、天海護の優しさ、命や大河長官をはじめとするメンバーの信頼関係も魅力です。序盤は分かりやすい敵との戦いが中心ですが、次第に宇宙規模のSF設定が明らかになり、作品のスケールが広がっていく構成も見事です。

DX玩具から高級完成品まで、メカ関連商品は圧倒的な楽しさ

関連商品で特に人気なのはロボット立体物です。放送当時には子ども向けのDX玩具が展開され、ガイガー、ドリルガオー、ライナーガオー、ステルスガオーが合体するギミックを実際に遊べました。後年には大人向けの超合金系商品、高精度完成品、プラモデルなどが多数発売され、より劇中に近いプロポーションや可動を楽しめます。ガオガイガーだけでなく、超竜神、撃龍神、ゴルディーマーグなど仲間のメカも立体化されており、GGGロボットを並べるだけでも壮観です。DVDやBlu-rayなど映像商品、主題歌CD、サウンドトラック、設定資料集、ムック、カードなども豊富です。放送当時のDX玩具は箱、説明書、付属パーツが残っているものほどコレクション性が高く、中古玩具店やオークションで探す楽しみがあります。

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■ 9位 金田一少年の事件簿

夕方のテレビで本格殺人ミステリーを楽しめた特別な作品

1997年から放送された『金田一少年の事件簿』は、金田一一が数々の難事件を解決していく本格推理アニメです。最大の魅力は、子どもから若者まで見やすいテレビアニメでありながら、事件の内容をかなり本格的に描いたところにあります。孤島、雪山、学校、山荘、劇場など逃げ場の少ない場所を舞台に、複数話を使って連続殺人事件を描くことが多く、視聴者は毎週「犯人は誰なのか」「どうやって犯行を行ったのか」を考えながら見ることができました。事件現場の雰囲気はかなり怖く、仮面や怪人名を使った犯人の演出も印象的です。子どもの頃に見て「怖かったけれど続きが気になった」という記憶を持つ人が多いのも、本作ならではでしょう。

犯人にも物語があるから、解決後に苦い余韻が残る

『金田一少年の事件簿』では、犯人が単純な悪人として描かれない場合が多くあります。復讐や過去の悲劇、人間関係のもつれなどが動機となり、真相が判明した後に犯人側の事情が明らかになります。そのため「事件が解決して良かった」という爽快感だけでは終わらず、悲しさややるせなさが残ります。普段の金田一は少しだらしなく、七瀬美雪から呆れられることも多い人物ですが、事件が起きると祖父譲りの推理力を発揮します。この普段とのギャップが主人公としての魅力です。剣持警部や明智警視など周辺人物も個性的で、事件以外の人間関係にも楽しみがあります。

原作コミックは今でも最大の関連商品――事件単位で読み返せる

関連商品では原作コミックが中心です。アニメで見た事件を原作で読み返し、トリックや人物描写の違いを比較する楽しみがあります。映像商品ではDVDなどでテレビシリーズをまとめて視聴できます。主題歌やサウンドトラックなど音楽商品も、1990年代のテレビアニメらしい空気を感じられるアイテムです。公式ガイド、謎解き本、ムックなどもあり、ミステリーファン向けの商品も豊富でした。当時のカード、下敷き、ポスター、テレホンカード、雑誌付録などは中古市場で見つかることがあり、1990年代のアニメグッズを集めている人には面白い存在です。

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■ 10位 スレイヤーズTRY

リナ=インバースたちの冒険がさらに大きな世界へ

『スレイヤーズTRY』は、『スレイヤーズ』『スレイヤーズNEXT』に続くテレビシリーズ第3作です。リナ=インバース、ガウリイ、アメリア、ゼルガディスという人気メンバーに加え、新キャラクターのフィリアが物語へ参加し、新たな冒険が展開されます。シリーズ人気の中心にあるのは、ギャグとシリアスの切り替えの巧さです。普段は食事を奪い合ったり、リナが短気を起こして魔法を放ったりと賑やかなコメディーが続きますが、世界の危機に関わる場面では一気に真剣な雰囲気になります。この振れ幅が大きいため、長編でも飽きずに見続けられます。リナは非常に強力な魔法使いですが、完璧な英雄ではありません。お金や食べ物に弱く、時には自分が原因で騒動を大きくしてしまいます。その人間臭さが親しみやすさにつながりました。

90年代ライトノベルアニメ文化を象徴する存在

『スレイヤーズ』は後のライトノベル原作アニメへ大きな影響を与えたシリーズの一つです。ファンタジー世界、個性的な仲間、強力な魔法、軽妙な会話、長編ストーリーを組み合わせるスタイルは、現在ではおなじみですが、1990年代には非常に新鮮でした。『TRY』ではテレビアニメ独自の展開も多く、原作だけでは見られない物語として楽しめます。フィリアとゼロスの掛け合いなど新しい人間関係も人気で、既存キャラクターの魅力を残しながらマンネリ化を防いでいました。

CD、映像、原作小説、当時グッズの豊富さもシリーズの魅力

原作ライトノベルは長く続いており、アニメから作品世界をさらに広げる入口になります。映像商品ではVHS、LD、DVDなど複数世代の媒体があり、当時のパッケージイラストを含めて楽しめます。林原めぐみが歌う主題歌を中心に音楽人気も非常に高く、シングルCD、アルバム、サウンドトラック、キャラクターソングなど多数の商品があります。1990年代にはトレーディングカード、ポスター、下敷き、テレホンカード、アニメ雑誌付録なども数多く作られました。近年はアクリルスタンドや新規描き下ろしグッズも登場し、当時からのファンと新しいファンの両方が集めやすいシリーズです。

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■ 11位 烈火の炎

忍者、炎、魔導具――少年漫画らしい魅力を詰め込んだ熱血バトルアニメ

『烈火の炎』は、忍者に憧れる高校生・花菱烈火が、自らに秘められた力と出生の秘密を知り、仲間とともに戦いへ身を投じていく作品です。人気の中心となったのは、それぞれ異なる特殊能力を持つ仲間たちによるチームバトルです。烈火は炎を操り、霧沢風子は風神、石島土門は土星の輪、小金井薫は鋼金暗器を使います。能力がキャラクターの個性と強く結びついているため、「誰が一番強いか」「どの魔導具が欲しいか」といった話題で盛り上がりやすい作品でした。少年漫画らしく、強敵と戦うたびに主人公たちが成長し、新しい能力や戦術を身につけていく構成も分かりやすい魅力です。

紅麗をはじめ、敵側にも強烈な人気キャラクターが多い

特に紅麗は単純な悪役ではなく、烈火との深い因縁を持つ人物として描かれます。敵側にも事情や信念があり、戦いを重ねるほど関係性が複雑になっていくため、単純な勧善懲悪に終わりません。裏武闘殺陣編のようなトーナメント形式は少年漫画との相性がよく、一戦ごとに異なる能力や戦い方を見ることができます。現在見返すと、セル画時代らしい力強い線や色彩、1990年代独特の演出も魅力に感じられます。

原作コミックを最後まで読めることが最大の強み

関連商品では原作コミックが最重要です。アニメで物語に興味を持った人は、その先の展開を原作で追うことができ、作品全体の魅力を深く味わえます。DVDなど映像商品、主題歌CD、サウンドトラックもあります。当時はトレーディングカード、カードダス、ポスター、文房具、ゲーム関連商品なども展開されました。中古市場では1990年代当時のカードやテレホンカードなどを探す楽しみがあります。近年の復刻・新規商品ではアクリルスタンドや缶バッジなどキャラクターグッズと相性がよく、烈火、風子、柳、紅麗など好きな人物ごとに集めることもできます。

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■ 12位 中華一番!

料理を少年漫画の必殺技へ変えた豪快なグルメアニメ

『中華一番!』は、中国を舞台に天才的な料理の才能を持つ少年マオが各地を旅しながら料理人として成長していく物語です。料理アニメでありながら、料理完成時には光が放たれ、食べた人が驚愕し、対戦相手と命がけの勝負をすることさえあるため、実質的には少年バトルアニメのような熱さがあります。包丁さばきや火力、食材選びといった料理技術が必殺技のように演出されることで、料理に詳しくない子どもでも楽しめました。同時に、炒飯、餃子、麺、肉料理など実際に食べたくなる料理が次々登場するため、視覚的な楽しさも大きな魅力です。

マオの成長物語としても王道で分かりやすい

主人公マオは才能だけに頼るのではなく、新しい土地へ行くたびに未知の料理や料理人と出会い、そこから学んでいきます。勝敗そのものより「食べる人を喜ばせる」という料理人としての基本が繰り返し描かれるため、作品全体に温かさがあります。料理勝負では派手な演出が目立ちますが、その根底には家族、仲間、師弟関係など人間ドラマもあり、長期シリーズとして見応えがあります。

コミック、映像、音楽のほか、実際の料理へ興味を広げられる

関連商品では原作コミックが中心です。漫画版では料理の勢いや登場人物の表情が強調され、アニメとは違う迫力があります。DVDなど映像商品、オープニング・エンディング曲を収録したCD、サウンドトラックも人気です。当時のカード、ポスター、文房具、雑誌付録などは中古市場で見つけることがあります。また作品そのものが料理を題材にしているため、商品を購入するだけでなく「作中料理を実際に作ってみる」という楽しみ方もできます。後年の新アニメ版と1997年版を比較して見ることもでき、世代を越えて楽しめる作品です。

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■ 13位 サクラ大戦 ~桜華絢爛~

ゲーム世界をアニメとしてさらに膨らませたファン必見OVA

『サクラ大戦 ~桜華絢爛~』は、セガサターン用ゲームとして大人気となった『サクラ大戦』をアニメ化したOVAシリーズです。架空の「太正」時代を舞台に、帝都を守る秘密部隊・帝国華撃団と、その表の顔である帝国歌劇団を描きます。大正浪漫を思わせる建築や衣装、蒸気機関を発展させたメカ、舞台女優と戦士を兼任するヒロインたちという組み合わせは極めて独創的です。真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ、アイリス、李紅蘭、桐島カンナなど、それぞれ性格も出身も違う少女たちが共同生活を送るため、戦闘以外の日常場面も大きな魅力です。

キャラクターを知っているほど楽しめる「補完作品」としての面白さ

ゲームではプレイヤーが大神一郎となってヒロインたちと交流しますが、OVAではアニメ作品としてキャラクター同士の関係をじっくり描けます。ゲームで気に入った人物がどのように動き、他のメンバーと会話するのかを見るだけでも大きな満足があります。歌劇団という設定を生かして音楽要素も強く、シリーズ全体が舞台、音楽、ゲーム、アニメへ広がる大規模なメディアミックスとなりました。

ゲーム、CD、設定資料、フィギュア――1990年代メディアミックスの宝庫

関連商品は非常に豊富です。セガサターン版ゲームソフトそのものが現在ではレトロゲームとして人気があり、限定版や付属品付きの商品もコレクター向けです。OVAはVHS、LD、DVDなど複数媒体で発売され、ジャケットイラストも商品価値の一部になっています。音楽CDは主題歌、キャラクターソング、ドラマCD、舞台関連アルバムなど非常に充実しています。フィギュア、光武のプラモデルや完成品、トレーディングカード、テレホンカード、ポスター、攻略本、設定資料集、画集なども多く、1990年代の人気シリーズらしい圧倒的な商品量があります。キャラクターごとにテーマカラーや衣装が異なるため、推しキャラクターだけを集める楽しみもあります。

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■ 14位 超魔神英雄伝ワタル

ワタル復活――初期ファンと新しい子ども世代をつないだシリーズ

『超魔神英雄伝ワタル』は、人気ロボットファンタジー『魔神英雄伝ワタル』シリーズを1990年代後半に復活させた作品です。戦部ワタル、忍部ヒミコ、剣部シバラクというおなじみの人物が再登場し、龍神丸とともに新しい世界を冒険します。初代シリーズを知る視聴者にとっては懐かしい再会であり、1997年の子どもたちにとっては新作アニメとして楽しめる構成でした。魔神と呼ばれるロボットは頭身が低く、かわいらしいデザインですが、戦闘時には非常に格好良く描かれます。この「かわいい」と「格好いい」を同時に成立させたデザインはワタルシリーズの大きな魅力です。

ギャグ、友情、冒険を繰り返しながら成長していく王道感

ヒミコの自由奔放な言動やシバラクのコミカルな場面が多く、子どもでも楽しく見られる一方で、ワタルが困難へ立ち向かう場面ではしっかり熱さがあります。龍神丸がさまざまな姿へ変化する要素は、ストーリーの盛り上がりと玩具展開の両方に直結しました。各形態に違う魅力があるため、「どの龍神丸が一番好きか」という楽しみ方もできます。

魔神の立体物が最大の人気商品

関連商品では龍神丸を中心としたプラモデルや玩具が人気です。放送当時の子ども向け商品はもちろん、後年には大人のファン向けに造形や可動を強化した高品質商品も発売されました。歴代龍神丸を並べるコレクションは非常に見栄えがよく、シリーズファンに人気があります。映像商品、音楽CD、設定資料集、カード、ポスター、文具などもあり、当時の玩具は中古市場で箱付き品や未使用品が注目されます。

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■ 15位 キューティーハニーF

キューティーハニーを90年代少女アニメへ大胆に再構築

『キューティーハニーF』は、永井豪が生み出した人気ヒロイン・如月ハニーを、1990年代の少女向けテレビアニメとして新たに描いた作品です。従来の『キューティーハニー』が持つ変身ヒロイン、アクション、セクシーさを残しつつ、恋愛、学園生活、友情など少女アニメらしい要素を強化しました。華やかな変身シーンや美しいキャラクターデザインは、当時『美少女戦士セーラームーン』などを楽しんでいた視聴者にもなじみやすく、新世代のハニー像を作りました。

強くて明るいヒロイン像が今見ても魅力的

ハニーは敵に守られるだけの人物ではなく、自ら戦い、自ら決断します。その一方で恋や友情に悩む普通の少女らしい面も描かれ、強さと親しみやすさが両立しています。パンサークローとの戦いは毎回分かりやすい見せ場となり、変身後の華やかな姿とアクションが作品の大きな魅力です。旧シリーズを知っている人が「どう変わったか」を比較する楽しみもあり、シリーズ史の中でも独自の立ち位置を持っています。

変身グッズ、カード、映像、フィギュアなど収集範囲は広い

当時は変身アイテムを意識した玩具、文房具、ぬりえ、シール、カードなど女児向け商品が展開されました。DVDなど映像商品、主題歌CD、サウンドトラックもあります。ハニーは衣装そのものに象徴性があるためフィギュアとの相性もよく、歴代ハニーを並べてデザインの違いを楽しむこともできます。1997年当時の商品は中古市場で見つけにくくなっているものもあり、状態のよい玩具や紙物はコレクターにとって魅力的です。

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■ 16位 ルパン三世 ワルサーP38

テレビスペシャルの中でも特にハード――大人向けのルパン

『ルパン三世 ワルサーP38』は、1997年に放送されたテレビスペシャルで、歴代スペシャルの中でも特にシリアスで重い雰囲気を持つ作品として知られます。ルパンがかつて所有していたワルサーP38と、それにまつわる過去を軸に、暗殺組織との戦いが描かれます。いつものような軽快な泥棒活劇だけではなく、裏切り、死、過去の因縁といったテーマが強く、ルパン自身もいつも以上に真剣な表情を見せます。この普段とは違うハードさが、シリーズファンに強い印象を残しました。

ルパン、次元、五ェ門がそれぞれ格好良く見えるアクション

孤島という閉ざされた舞台を使うことで逃げ場のない緊張感が生まれ、敵組織との戦いはスパイ映画やガンアクションのような雰囲気があります。ルパンだけでなく、次元の射撃や五ェ門の剣技も見せ場が多く、シリーズ主要キャラクターの格好良さをしっかり楽しめます。不二子や銭形も物語へ絡み、テレビスペシャルらしいオールスター感があります。コミカルなルパンだけを知っている視聴者にとっては、シリーズの別の魅力を知る入口になる作品です。

映像、フィギュア、ミニカー、音楽などルパンシリーズ全体の商品が楽しめる

DVDやBlu-rayなど映像商品では歴代テレビスペシャルを並べて集める楽しみがあります。ルパン、次元、五ェ門、不二子、銭形のフィギュアも豊富で、衣装違いや作品別デザインを集められます。ルパン愛用車を題材にしたミニカー、サウンドトラック、ポスターなども人気です。『ワルサーP38』放送当時の雑誌、テレホンカード、販促物などは中古市場で当時物として楽しめます。

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■ 17位 ドラゴンボールGT 悟空外伝!勇気の証しは四星球

「最強」ではない主人公が勇気を身につける異色のドラゴンボール

『ドラゴンボールGT 悟空外伝!勇気の証しは四星球』は、孫悟空の子孫である悟空Jr.を主人公にした特別編です。普段の『ドラゴンボール』では悟空やベジータといった超人的な戦士が宇宙規模の敵と戦いますが、本作の悟空Jr.は非常に臆病で、最初から強い少年ではありません。曾祖母パンを助けるため四星球を探す旅へ出た彼が、恐怖を乗り越えながら少しずつ勇気を身につけていく姿が物語の中心です。この構成は初期『ドラゴンボール』の小さな冒険を思わせる部分もあり、GT本編とは違った温かい味わいがあります。

悟空という存在の大きさを、子孫の視点から改めて感じられる

悟空Jr.は悟空と同じ顔をしていても、性格や強さはまったく違います。そのため「血筋だけでは英雄になれない」という点が物語上の面白さになっています。彼が自分自身で勇気を見つけることで、悟空の名を受け継ぐ意味が生まれます。ドラゴンボールを使えば何でも解決するのではなく、自分の力で行動することの大切さを描いている点も印象的です。

GT関連フィギュア、カード、映像商品と一緒に楽しみたい

単独の商品は本編ほど多くありませんが、『ドラゴンボールGT』シリーズとして見れば関連商品は非常に豊富です。DVDなど映像商品、GTキャラクターのフィギュア、カード、ゲーム、ポスター、文房具などがあります。超サイヤ人4悟空やベジータ、パンなどの立体物は現在でも人気が高く、GT関連だけで一つのコレクションを作れます。1990年代後半のカードダス、食玩、シール、玩具などを集めると、放送当時のドラゴンボール文化を再現できます。

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■ 18位 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡

笑いながら最後は家族の強さを感じる――初期映画の人気作

『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』は、劇場版シリーズ初期の中でも人気の高い一本です。野原しんのすけだけでなく、ひろし、みさえ、ひまわりまで家族全員が事件へ巻き込まれるため、「野原一家の映画」という色が非常に強くなっています。作品前半ではしんのすけらしい下品なギャグやドタバタが続きますが、ひまわりを守るため家族が必死になる場面では自然に熱くなります。この笑いと家族愛の切り替えは、後の劇場版『クレヨンしんちゃん』へ受け継がれていく大きな特徴です。

敵役まで個性的だから、何度見ても飽きにくい

劇場版しんちゃんの魅力の一つは、一作限りのゲストキャラクターに強烈な個性があることです。本作も敵側、味方側ともに濃い人物が多く、しんのすけとの掛け合いだけで笑えます。アクション場面も多く、単なるテレビシリーズの延長ではなく、映画としてのスケールを感じさせます。大人になって見返すと、ひろしとみさえの親としての必死さに感情移入できるなど、子どもの頃とは違う楽しみがあります。

歴代映画ソフトとキャラクターグッズをまとめて集められる

DVDなど劇場版映像商品は非常に多く、公開順に並べてシリーズの変化を楽しめます。しんのすけ、シロ、ぶりぶりざえもんなどのぬいぐるみ、フィギュア、文具、食器、衣類、生活雑貨も豊富です。1997年公開当時のパンフレット、ポスター、映画チラシ、劇場グッズなどは中古市場で初期映画ファンに人気があります。長寿作品だからこそ、古い商品ほど当時の絵柄やデザインを楽しめるところが魅力です。

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■ 19位 ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記

自分たちだけの町を作るワクワク感――大長編らしい夢のある設定

『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』は、ドラえもんとのび太たちが不思議な星でおもちゃたちの町を作るところから始まります。自分の好きなおもちゃを持ち込み、それが動き出して一つの町を作っていく設定は、子どもにとって非常に夢があります。「もし自分のおもちゃが本当に生きていたら」という想像をそのまま映画にしたような楽しさがあり、前半は秘密基地遊びの延長のような雰囲気があります。しかし物語が進むと大きな事件へ発展し、のび太たちは町と仲間を守るために行動します。

いつもの五人がそれぞれ活躍する安心感

ドラえもん映画の魅力は、のび太だけではなく、しずか、ジャイアン、スネ夫にも役割があることです。テレビシリーズでは乱暴者に見えるジャイアンが、映画では仲間のため勇敢に行動するという「映画版ジャイアン」の魅力も健在です。のび太も普段の頼りなさを乗り越え、危機の中で勇気を見せます。1990年代ドラえもん映画特有の温かな色彩や背景、少し寂しさのある音楽も現在では懐かしい魅力です。

大長編コミック、映画DVD、ドラえもんグッズを幅広く楽しめる

関連商品ではDVDなど映像ソフトのほか、大長編ドラえもんのコミックが人気です。映画と原作漫画の違いを比較すると、新しい発見があります。ドラえもんそのものの商品はぬいぐるみ、フィギュア、文房具、食器、時計、衣類など極めて豊富で、映画限定デザインの商品も存在します。公開当時のパンフレット、映画チラシ、ポスター、劇場グッズは中古市場で1990年代ドラえもんを象徴するアイテムです。

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■ 20位 マクロス ダイナマイト7

熱気バサラらしさをさらに突き詰めた音楽SFアニメ

『マクロス ダイナマイト7』は、『マクロス7』で強烈な存在感を放った熱気バサラを中心に描くOVAです。バサラは敵を倒すために歌うのではなく、敵味方を問わず「自分の歌を聴かせる」ことを目的に行動します。その姿勢はテレビシリーズでも一貫していましたが、本作ではさらにその信念を突き詰めています。宇宙を舞台にしながら、巨大生物や自然、生命と歌の関係を描くため、一般的なロボット戦争作品とはまったく違う味わいがあります。

FIRE BOMBERの音楽が作品そのものを支える

『マクロス7』シリーズは音楽人気が非常に高く、FIRE BOMBERの曲を目当てに作品へ入ったファンも少なくありません。バサラが歌う場面は戦闘シーンと同じくらい重要で、「歌が世界を変える」というマクロスシリーズのテーマを最も極端な形で表しています。OVAならではの映像クオリティも魅力で、宇宙、惑星、巨大生物、可変戦闘機が同じ画面に存在する独特のスケール感があります。

CD、VF系模型、設定資料などマクロスらしい商品構成

関連商品ではFIRE BOMBERのCDが非常に重要です。アルバム、シングル、関連企画盤などを集めるだけでも大きなコレクションになります。映像ソフト、設定資料集、ムックも人気です。またマクロスシリーズといえば可変戦闘機の模型や完成品が大きな魅力で、VFシリーズを変形させながら楽しめます。バサラのギターや衣装をモチーフにした商品もあり、音楽ファンとメカファンが同じ作品で異なる楽しみ方をできる点が強みです。

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■ 21位 CLAMP学園探偵団

華麗で優雅な少年たちが事件を解決――CLAMPらしさ満載の学園アニメ

『CLAMP学園探偵団』は、巨大なCLAMP学園を舞台に、妹之山残、鷹村蘇芳、伊集院玲の三人が女性たちの悩みや事件を解決していく作品です。本格的な犯罪ミステリーというより、華麗な少年たちが優雅に問題を解決する学園コメディーとしての魅力が強く、1990年代少女漫画的な雰囲気を存分に楽しめます。広大な学校、豪華な施設、非現実的なほど優雅な生徒たちなど、現実離れした舞台そのものが魅力です。

三人の異なる個性が作品のテンポを作る

残は頭脳と行動力を持つリーダー的存在、蘇芳は落ち着いた性格と高い身体能力を持ち、玲は料理も得意なかわいらしい少年です。それぞれ役割が明確で、三人が一緒に行動することで軽快な掛け合いが生まれます。CLAMP作品同士の世界観的なつながりを意識して見る楽しみもあり、他のCLAMP作品を知っている人ほど細かい発見があります。

イラスト商品、原作コミック、CDなど紙物との相性がよい

CLAMP作品は絵そのものの人気が高いため、画集、ポストカード、ポスター、下敷き、トレーディングカードなど紙系グッズに魅力があります。原作コミックは比較的読みやすい巻数でまとまっており、アニメとの違いを比較できます。DVDなど映像商品、主題歌CD、サウンドトラックもあります。1990年代のテレホンカードやアニメ雑誌付録などは現在では当時物としてコレクション価値があります。

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■ 22位 吸血姫美夕

静けさの中に恐怖が潜む――幻想的な和風ホラー

『吸血姫美夕』は、人間の世界へ紛れ込んだ神魔を闇へ戻す宿命を持つ美夕を主人公とした幻想ホラー作品です。一般的なホラーアニメのように突然驚かせる場面を連発するのではなく、静かな日常の中に少しずつ異界が入り込んでくる雰囲気が特徴です。登場する人間たちは欲望、孤独、恋愛、嫉妬など心の弱さを抱えており、そこへ神魔が入り込むことで悲劇が生まれます。そのため恐怖の原因が怪物だけではなく、人間自身の心にもあるところが作品を深くしています。

主人公・美夕が完全な正義ではないところも魅力

美夕は神魔を倒すヒロインですが、人間と同じ価値観を持っているわけではありません。時には冷淡に見える判断をし、必ずしも人間を救うとは限りません。そのため視聴者は「美夕は正しいのか」と考えさせられます。ラヴァとの静かな関係性も独特で、派手な会話が少ない分、二人の間に長い時間を共有してきたような深みがあります。

映像、漫画、音楽、イラスト商品を静かに集めたい作品

関連商品ではDVDなど映像商品、原作漫画、サウンドトラックが中心です。美夕の美しいキャラクターデザインを生かしたポスター、カード、テレホンカード、イラスト商品なども人気があります。大量の玩具を集める作品ではありませんが、一枚のイラストや一冊の画集をじっくり楽しむタイプのコレクターに向いています。旧OVA版とテレビ版を見比べることで、同じ世界観がどのように異なる雰囲気で描かれているかを楽しめます。

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■ 23位 バトルアスリーテス大運動会

美少女アニメの外見で、本気のスポ根を描いた異色作

『バトルアスリーテス大運動会』は、未来の宇宙を舞台に少女たちが最高のアスリート「コスモビューティー」を目指して競い合うSFスポーツアニメです。一見すると華やかな美少女キャラクター作品ですが、中身は努力、挫折、ライバル関係、プレッシャーなどを真剣に描くスポ根作品です。主人公の神崎あかりは最初から無敵の天才ではなく、弱気になったり、自信を失ったりしながら少しずつ成長していきます。そのため視聴者は「あかりが次の競技をどう乗り越えるのか」を応援しながら見ることができます。

仲間でありライバルでもある少女たちの関係が面白い

競技では勝者と敗者が生まれますが、単純な敵味方に分かれないのが本作の良さです。普段は同じ生活をしながら、試合では全力で競い合うため、友情とライバル意識が同時に描かれます。OVA版とテレビシリーズでは物語や人物描写に違いがあり、両方を見ることで世界をより広く楽しめます。

90年代美少女アニメらしいCD・トレカ・テレカも魅力

映像商品はOVA版とテレビ版の双方にあり、DVDなどで見比べられます。キャラクターソング、サウンドトラック、ドラマCDも豊富で、声優ファンにも人気があります。フィギュア、トレーディングカード、ポスター、テレホンカード、雑誌付録など1990年代らしい商品も多く、当時の美少女アニメ文化を集める楽しみがあります。中古市場では未開封カードセットや限定グッズなどを探す面白さがあります。

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■ 24位 天地無用!真夏のイヴ

賑やかな天地ファミリーに「家族」というテーマを加えた劇場版

『天地無用!真夏のイヴ』は、柾木天地を中心とする『天地無用!』シリーズの劇場作品です。魎呼、阿重霞、砂沙美らおなじみの人物が登場し、突然現れた謎の少女を中心に物語が展開します。シリーズはハーレムコメディーやSFアクションとして知られていますが、本作では家族や過去に関わるドラマが強く、劇場版らしい少し切ない雰囲気があります。

日常コメディーとSF設定を自然に混ぜるシリーズの強み

天地の周囲には個性的な女性たちが集まっているため、普段の生活だけでも騒動が起きます。本作でもその賑やかな日常を楽しみつつ、次第に大きな事件へ巻き込まれていきます。この「家庭的なコメディーから突然宇宙規模の話へ広がる」感覚が『天地無用!』シリーズの独特な魅力です。キャラクター同士の関係を知っているほど細かな会話が楽しく、シリーズファン向けの映画として満足度があります。

LD、VHS、CD、テレホンカードなど90年代コレクションとの相性が抜群

映像商品はVHS、LD、DVDなど複数の媒体があり、パッケージ違いを集める楽しみがあります。魎呼、阿重霞、砂沙美など人気キャラクターのフィギュア、ポスター、カード、テレホンカード、音楽CD、設定資料集も豊富です。1990年代OVA・美少女アニメ文化を代表するシリーズの一つなので、当時物の中古商品を集めるだけでも奥深いジャンルです。

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■ 25位 スレイヤーズぐれえと

リナとナーガが暴れれば、町一つでは済まない――劇場版らしい豪快さ

『スレイヤーズぐれえと』は、リナ=インバースと白蛇のナーガを中心にした劇場版シリーズの一作です。テレビ版ではガウリイやアメリア、ゼルガディスとのパーティーが中心ですが、劇場版ではリナとナーガという強烈な二人の魔法使いによる掛け合いを楽しめます。二人とも非常に強いにもかかわらず、性格にはかなり問題があり、依頼を解決するために行動しているはずが、騒動をさらに巨大化させる展開が大きな笑いにつながります。

短い時間に魔法戦、ギャグ、騒動を凝縮

テレビシリーズより短い上映時間の中で物語をまとめるため、テンポが非常に速く、次々と事件が起こります。巨大な魔法、派手な爆発、リナとナーガの口喧嘩など、スレイヤーズの魅力を凝縮したような内容です。深刻なドラマをじっくり楽しむというより、「リナたちが大暴れする姿を見たい」という気分に最適です。

劇場パンフレットやCDなど、映画単独商品を探す楽しみ

DVDなど映像ソフト、主題歌CD、サウンドトラック、映画パンフレット、ポスター、カードなどがあります。テレビシリーズのグッズと合わせて集めることもでき、リナとナーガの組み合わせが好きなファンには特に魅力的です。公開当時の劇場グッズは中古市場で見つける楽しみがあります。

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■ 26位 はいぱーぽりす

獣人と人間が暮らす未来世界――個性豊かなキャラクターが最大の魅力

『はいぱーぽりす』は、人間が少数派となり、妖怪や獣人などさまざまな種族が暮らす未来世界を舞台にしたSFアクションコメディーです。主人公の笹原夏姫は猫又で、賞金稼ぎとして犯罪者を追いかけます。現在では獣耳キャラクターは珍しくありませんが、1990年代の作品として見ると非常に印象的なデザインです。世界にはさまざまな種族が普通に暮らしており、SF設定を説明しすぎず日常の一部として見せることで独特の世界観を作っています。

アクションだけではなく恋愛や日常の掛け合いも楽しい

夏姫と桜をはじめとする登場人物たちは、犯罪者を追うだけではなく、恋愛や仕事、人間関係に悩みます。そのため一話ごとの事件を楽しみながら、キャラクター同士の関係が少しずつ変わっていくところも見どころです。1990年代アニメらしい自由な雰囲気と、少し大人向けの軽妙な会話が作品の味になっています。

原作漫画と当時物グッズを探すコレクション向き

関連商品では原作漫画、映像商品、音楽CDが中心です。カード、ポスター、テレホンカード、雑誌付録などもあり、現在では中古市場で探すことが多い作品です。商品量が巨大作品ほど多くないため、当時物を見つけたときの喜びが大きく、1990年代アニメを幅広く集める人には面白い存在です。

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■ 27位 MAZE☆爆熱時空

異世界、ロボット、魔法、ラブコメ――90年代メディアミックスの勢いを感じる作品

『MAZE☆爆熱時空』は、異世界へ飛ばされた主人公メイズを中心に、魔法や巨大兵器が入り乱れる冒険を描いた作品です。最大の特徴は、ファンタジーだけでなくSF、ロボット、ラブコメ、ギャグ、パロディーなど多くの要素を一つの作品へ詰め込んだところにあります。現在の視点ではかなり自由な作風に見えますが、この「ジャンルを一つに決めない勢い」は1990年代ライトノベルやOVA文化の魅力でもあります。

メイズ自身の特殊な設定がストーリーとギャグの両方を生む

主人公の設定そのものが物語の重要な要素となり、登場人物との関係や騒動へつながります。シリアスな戦闘が始まったと思えばすぐにギャグへ戻ることもあり、展開を予測しにくい面白さがあります。細かな整合性よりも「勢いで楽しむ」タイプのアニメとして強い個性があります。

小説、LD、VHS、CDなど当時のメディアを集めたい

原作小説、映像ソフト、サウンドトラック、ドラマCD、キャラクターグッズなどが主な関連商品です。VHSやLD、テレホンカード、ポスター、アニメ雑誌付録など1990年代らしいアイテムは現在では中古市場中心です。作品自体を知らない世代にとっては、90年代アニメ文化を掘り起こすような感覚で商品を探せる作品です。

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■ 28位 夢のクレヨン王国

かわいいだけではない――旅を通じて成長するシルバー王女

『夢のクレヨン王国』は、童話のような世界を舞台にシルバー王女が旅をしながら成長していく少女向けファンタジーです。柔らかい色彩、かわいらしいキャラクター、楽しげな世界観が第一印象ですが、主人公シルバー王女には多くの欠点があり、それを旅の中で少しずつ克服していくというしっかりした成長物語になっています。最初から何でもできる完璧なお姫様ではないため、子どもの視聴者も親しみやすく、「失敗しても少しずつ成長すればいい」というメッセージが自然に伝わります。

十二人の野菜の精たちなど、忘れにくいキャラクターが多い

本作には十二人の野菜の精をはじめ、見た目も性格もユニークなキャラクターが多数登場します。少し不思議で、少しのんびりした世界観が作品全体を包んでおり、激しい戦闘がなくても飽きずに見られます。1990年代後半の女児向けアニメとして現在再評価されることも多く、当時見ていた世代にとっては非常に懐かしい一本です。

玩具、文房具、絵本、シールなど女児向け商品の懐かしさ

放送当時には玩具、文房具、ぬりえ、シール、絵本、衣類など子ども向け商品が展開されました。映像商品や音楽CDもあり、当時の世界観を再び楽しめます。昔の玩具や雑誌付録は現在では中古市場で見つけることが多く、当時遊んでいた商品を探し直す楽しみがあります。カラフルでかわいらしいデザインは現代のアクリルグッズや雑貨とも相性がよく、新商品化されれば再び注目されやすい作品です。

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■ 29位 Dr.スランプ

アラレちゃんが1997年に新しく復活――世代をつないだリメイクアニメ

1997年版『Dr.スランプ』は、鳥山明の名作ギャグ漫画を新しい世代へ向けて再アニメ化した作品です。則巻アラレ、則巻千兵衛、ガッちゃん、ニコチャン大王などおなじみの人物が登場し、ペンギン村で毎回とんでもない騒動を起こします。1980年代の『Dr.スランプ アラレちゃん』を知っている親世代には懐かしく、1997年当時の子どもにとっては新作として楽しめるという、世代をつなぐ役割を持っていました。

鳥山明らしいメカとナンセンスギャグは時代が変わっても強い

アラレは非常に強いロボットですが、本人に英雄としての自覚はほとんどなく、純粋な好奇心のまま行動します。その結果、大事件が起きても深刻になりすぎず、笑いへ変わります。千兵衛の発明品も毎回とんでもない問題を起こし、鳥山明らしいメカデザインを見る楽しみもあります。『ドラゴンボール』とは違った明るいギャグ世界を楽しめる作品として、現在でも独自の魅力があります。

アラレちゃんフィギュア、原作コミック、食玩など立体商品が楽しい

関連商品では原作コミック、映像ソフト、フィギュア、食玩、カプセルトイなどが人気です。アラレは眼鏡、帽子、オーバーオールなど特徴が多く、フィギュアにしたとき非常に分かりやすいキャラクターです。ガッちゃん、ニコチャン大王など脇役も立体映えします。鳥山明作品をまとめて集めている人にとっては、『ドラゴンボール』とは違う明るい世界観の商品を楽しめます。旧アニメ版と1997年版の商品を並べ、キャラクターデザインの変化を見るのも面白い収集方法です。

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■ 30位 グランダー武蔵

「釣り」を少年バトルへ変えた異色のホビーアニメ

『グランダー武蔵』は、釣りという一見すると静かな趣味を、少年漫画らしい熱い勝負へ変えた作品です。主人公・風間武蔵がルアーフィッシングの魅力に目覚め、さまざまなライバルや巨大な魚へ挑んでいきます。魚との駆け引き、ルアーの選択、キャスティングなど、本来は実際の釣りで必要となる技術を、必殺技のように格好良く演出したところが人気の理由です。釣り経験のない子どもでも「自分もやってみたい」と思えるように描かれ、アニメから実際のフィッシングへ興味を持った人もいました。

ホビーアニメとして「現実に真似できる」ことが大きな強み

ロボットアニメの巨大ロボットやファンタジー作品の魔法は現実では使えませんが、釣りは実際に体験できます。そのため作品に登場するルアーや釣り方を見て、現実の川や湖へ出かけることができました。このアニメとリアルの遊びが直結する感覚は、ミニ四駆、カードゲーム、ヨーヨーなど1990年代ホビー作品に共通する魅力です。魚が大げさなほど巨大に描かれたり、勝負がスポーツバトルのように演出されたりすることで、釣りを知らない視聴者にも迫力が伝わりました。

ルアー、ゲーム、コミックなど「実際に遊べる商品」が最大の特徴

関連商品で最も特徴的なのは釣り道具との連動です。作品に影響を受けたルアーや釣り関連商品は、単に飾るだけではなく実際に使えるため、他のアニメグッズとは異なる楽しみがあります。原作コミックではアニメとは違うテンポで熱い釣り勝負を楽しめます。ゲームソフト、カード、文房具、玩具などもあり、1990年代ホビーアニメらしい商品展開が行われました。現在では当時の商品は中古市場で探すものが多く、パッケージや販促資料まで含めて集めれば、1997年前後のホビーブームそのものを振り返るコレクションになります。

1997年というアニメ年度の幅広さを象徴する30位

1997年には『ポケットモンスター』のような世界規模の作品、『もののけ姫』のような劇場大作、『少女革命ウテナ』のような実験的作品、『勇者王ガオガイガー』のような熱血ロボットアニメ、そして『グランダー武蔵』のようなホビーアニメまで、非常に幅広い作品が同時に存在していました。ジャンルの違いを超えて多くの作品が現在まで語られていることこそ、この年のアニメが今でも面白い理由です。単純にヒット作が多かっただけではなく、後のアニメ文化へつながる作品、現在再評価される作品、当時の子どもたちの記憶に強く残る作品がそろっていました。1997年のアニメを振り返ることは、90年代アニメ文化が最も多様化していた時期の一つを振り返ることでもあるのです。

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